JPS60157534A - 係留器具用運動補償器 - Google Patents

係留器具用運動補償器

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JPS60157534A
JPS60157534A JP59282073A JP28207384A JPS60157534A JP S60157534 A JPS60157534 A JP S60157534A JP 59282073 A JP59282073 A JP 59282073A JP 28207384 A JP28207384 A JP 28207384A JP S60157534 A JPS60157534 A JP S60157534A
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piston
cylinder
chamber
reservoir
compensator
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JP59282073A
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ロバート・ウオルター・ブレワートン
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
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    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B22/00Buoys
    • B63B22/02Buoys specially adapted for mooring a vessel
    • B63B22/021Buoys specially adapted for mooring a vessel and for transferring fluids, e.g. liquids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/50Anchoring arrangements or methods for special vessels, e.g. for floating drilling platforms or dredgers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/50Anchoring arrangements or methods for special vessels, e.g. for floating drilling platforms or dredgers
    • B63B2021/501Anchoring arrangements or methods for special vessels, e.g. for floating drilling platforms or dredgers by means of articulated towers, i.e. slender substantially vertically arranged structures articulated near the sea bed

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  • Compressor (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Actuator (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Vending Machines For Individual Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、一定距離だけ離間させた2つの相対可動物
体間の接続体に弾性をもたせて該相対運動を調節し、ま
た特に該割物体間の力を制御し、はぼ一定の力を印加す
る補償器に関する。本補償器は特に、浮遊している船を
海錨に繋ぐケーブル、浮遊している船と固定構造物との
間で荷重を伝達するケーブル、浮遊している船を固定構
造物に繋いだり、固定海錨と浮遊している船を直結して
浮遊している船を沖合で係留するためのフレキシブル 
ホース、などの荷重支持ラインの緊張力の調節用に適用
されるが、本補償器の用途はこれだけに限られることは
ない。
(従来の技術とその問題点) 荷重支持ラインの緊張力の調節は、色々な状況の下で必
要であるが、その調節方法は各々の状況に応じて変わる
。接続体が伸びるにしたがって緊張力が漸増するこ七が
望ましい場合が少なくない。
このような調節パターンを確保できる方法はすでにいく
つか開発されている。例えば、重懸垂ラインは、伸びる
にしたがって次第に緊張力が増大し、ついには棒のよう
に硬くなる。同じように緊張力を漸増させる空気バネ装
置が既知である。例えばドイツ特許第54186号には
、錨チェーンに接続された船舶に取付けるシリンダとピ
ストンを備え、シリンダがリザーバに流体接続されてい
る装置が開示されている。シリンダと、リザーバの一部
には液体が充填されており、リザーバの残りの部分には
加圧気体が充填されており、船舶か錨から離れるにした
がって加圧気体が徐々に圧縮される。この装置の場合は
、船舶が係留点から遠ざかるにしたがって緊張力が増大
する。
オランダ特許第7312778号、オランダ特許第78
08618号、欧州特許第0045652号にも同じよ
うな装置が開示されている。
しかしまた、ラインで接続した物体の離間距離に応じて
緊張力を色々なパターンで変化きせることか望ましい状
況も数多くある。例えば、深海投錨の場合は、ドイツ特
許第54186号に開示されているようなタイプの重懸
垂ラインや空気圧式装置を使用すれば、好ましくない結
果になることが確1iJ 3れている。特に、ラインに
かかる常時荷重が大きく、実際に必要とされる平均荷重
を大きく越える。
さらに、ラインにかかる荷重は、最大離間距離によって
大きく左右され、この離間距離の計算を間違えば、ライ
ンに想像以上の極めて大きな荷重がかかり、その結果ラ
インが切れたり、錨を引摺ったりするなどのトラブルが
生じる。
苫らに、在来式係留システムを使用すれば、複数懸垂ラ
イン係留方式では錨までの距離を長くする必要があり、
そのため、海底設備などの海底障害物などを考えれば、
錨の位置の面で制約を受けるなどの不利を生じる。係留
緊張力調節手段としてスプリング ブイを使用する場合
は、強力なパイ・力を確保するために必要なスプリング
 ブイの浮力が時には非常に大きくなり、そのためブイ
が発生する追加浮揚力を処理するために大型海底構造物
を設置する必要があり、さらに、所望の浮力を確保する
ためには大型浮遊構造物が必要になり、この浮遊構造物
が、水中に沈んだ時に波力を引付け、この波力が係留構
造物自体が印加する力に加わることになる。
したがって、在来の装置に比べて離間距離の変化に応じ
た緊張力の変化が異なり、緊張力調節手段として大型浮
遊構造物を使用しなくてずむ、係留ラインなどのライン
の緊張力を調節する装置を実現することが望まれる。
さらにまた別の状況においては、装置を使用する状況に
応じて、離間距離に応じて緊張力の変化パターンを変え
られるようにすることが望ましい。
英国特許第849887号には、係留プラットフォーム
の離間距離を重りに接続したラインで調節し、そのため
、プラットフォームの離間距離に関係なくラインにかか
る力が一定である係留システムが開示されており、また
このシステムの別の実施態様においては、ラインは、定
圧に逆らって動作するエヤ シリンダに接続し、したが
ってラインの緊張力はやはり一定に維持される。しかし
、同特許に開示されている装置は、図示の特定タイプの
構造以外の状況では使用に適さない。特に、2つの相対
可動物体を接続するラインの中間部での使用には適さな
い。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、2つの相対可動物体間のラインの緊張力の調
節を目的として使用し、在来の装置とは異なる動作原理
で作動する装置を提供しようとするものである。
また本発明は、第1物体と、第′1物体との関係におい
て可動である第2物体との間の接続体に弾性をもたせる
ことを目的とし、第1物体と第2物体との間に一対の伸
縮動作部材で構成される補償器を接続して割物体間の相
対運動を調節することを内容とする方法であって、該接
続体を伸ばす該両部拐の伸縮運動に、気体充填スペース
を膨張させることによって発生させる復元力を対抗させ
、圧力に逆らって流体を逆方向に変位させるこ七を特徴
とする方法を提供しようとするものである。
好まL〈は、該流体は液体とする。
好ましくは、第1物体は水中に位置はせ、第2物体は水
面または水面近くに位置させる。
好ましくは、補償器は水中に位置させる。
水面あるいは水面近くに位置する物体は、流体移送用可
撓コンジットで補償器に接続してよい。
補償器は、少なくともほぼ完全に水中にあるガス充填容
器を形成する複数の手段を備え、該容器を、シリンダと
、該シリンダ内を封止状態を維持しつつ運動するピスト
ンとで構成し、該容器の容積(スペース)を、該シリン
ダ内の該ピストンを動かせる該接続体を長ぐすることに
よって増大させ、該ピストンに水圧を作用させて該容器
の容積を縮小し、ピストンとシリンダの相対位置を変化
させる力に、少なくとも部分的に、ピストンに作用する
水圧を対抗させることができる。
ピストンは、該両管体の一方に接続し、シリンダは、該
両管体の他方に接続できる。
補償器には、気体充填容器を形成する複数の手段を備え
、該容器を、シリンダと、該シリンダ内を封止状態を維
持しつつ運動するピストンとで構成し、該容器の容積を
、該シリンダ内の該ピストンを動かせる該接続体を長く
することによって増大させ、該シリンダと該ピストンに
よって液体充填チャンバを形成し、補償器に、気体を充
填したリザーバを備え、該リザーバ内の気体を同じく該
リザーバに充填されている液体と境界を接しせしめ、該
チャンバの容積の変化に応じて液体を流すための、該チ
ャンバと該リザーバとの間の流路を形成する手段を備え
、該チャンバ、コンジットならびにリザーバ中の液体の
総量の和をほぼ一定とすることができる。
好ましくは、リザーバは、少なくともシリンダの一部を
囲ませる。
容器は密閉型とすることができる。
リザーバには、はぼ一定の量の気体を充填できる。
ピストンによってシリンダを、容積が逆比例変化する第
1チヤンバと第2チヤンバの2つのチャンバに分は隔て
、第2チヤンバを、流路を介して閉じている第2リザー
バに接続し、第2チヤンバと第2リザーバとの間で流体
を流すことができる。
第2リザーバに一定量の気体を充填し、該気体を同じく
該リザーバに充填されている液体と境界を接しせしめ、
該第2チヤンバ、該第2リザーバならびに該流路中の液
体の総量をほぼ一定にすることができる。
第2チヤンバに一定量の気体を充填することができる。
補償器は下記の諸要素で構成できるニ ー 該2つの相互可動物体の中の一方に取付けるシリン
ダ; −該割物体の中の他方に取付け、該シリンダ内に摺動自
在に収納されて、該シリンダを、容積が逆比例変化する
第1、第2チヤンバの2つのチャンバに流体密状態を維
持しつつ分は隔てるピストン; −ここで、該ピストンと該シリンダが液体を含んで離れ
る時に該第1チヤンバの容積が増大する;−ここで、該
第2チヤンバには液体か充填されている; −容積が一定で、動作時に一定量の気体が充填され、該
気体が、同じく自己の中に充填されている液体と境界を
接している第1リザーバ;−第1チヤンバとリザーバと
の間に接続された第1流体流路を形成する手段; −ここで、該第1チヤンバ、リザーバならびに流体流路
中の液体の総量はほぼ一定である;−容積が一定で、動
作時に一定量の気体が充填され、該気体が、同じく自己
の中に充填されている液体と境界を接している第2リザ
ーバ;−第1チヤンバと第2リザーバとの間に接続され
た第2流体流路を形成する手段; −ここで、該第2チヤンバ、第2リザーバならびに第2
流体流路中の液体の総量はほぼ一定である; − ここで、ピストンとシリンダを離す引張り力変化を
、少なくとも部分的に、各チャンバ内の流体がピストン
に印加する力で相殺する。
補償器は下記の諸要素で構成できるニ ー 該2つの相互可動物体の中の一方に取付けるシリン
ダ; −該割物体の中の他方に数句け、該シリンダ内に摺動自
在に収納されて、該シリンダを、容積が逆比例変化する
第1、第2チヤンバの2つのチャンバに流体密状態を維
持しつつ分は隔てるピストン; −ピストンとシリンダが空気を含んで離れる時に容積が
増大する第1チャンバ; − ことで、該第2チヤンバには水が充填されている; −該第1チヤンバに連通し、一定量の空気が充填されて
いるリザーバ; −該第2チヤンバに至るまでの水流路を形成する手段; −ここで、ピストンとシリンダを離す引張り力の変化を
、少なくとも部分的に、ピストンに作用する水圧で相殺
する。
リザーバ内の空気の量を一定にすることができる。
多くの場合、補償器は水中で浮遊させることが好ましい
水中で使用する場合は、補償器には、好ましくは、シリ
ンダ内に押込まれた水を押出す手段を備え、該手段を、
好1しくは、シリンダ内のピストンの運動によって動作
させる。
本発明は、水面下にある物体と水面あるいはまた水面近
くにある物体との間の接続体に弾性をもたせることを目
的とし、一方が浮遊部材であり、他方が型部材である一
対の相互摺動部材で構成される補償器を、該両部材の中
の一方を下側にして該割物体間に接続する方法を提供す
る。
該部材は、ピストンとシリンダとし、ピストンを該シリ
ンダ内で摺動させることができる。
補償器の復元力を一定にするか、あるいはまた接続体の
伸びに応じて増大させることができる。
本発明は、一対の伸縮部材を備え、自己を介して接続し
た2つの物体間の相互運動を調節する補償器にて、該接
続体を伸ばす該両部材の伸縮運動に、気体充填スペース
を膨張させることによって発生させる復元力を対抗させ
、圧力に逆らって流体を逆方向に変位させることを特徴
とする補償器を提供する。
本発明の補償器の好ましい特徴を上に紹介した。
本発明の特に好ましい実施態様の補償器は、ガス充填容
器を形成する複数の手段を備えており、該容器が、シリ
ンダと、該シリンダ内を封止状態を維持しつつ運動する
ピストンとを備えて成り、該容器の容積を、該シリンダ
内の該ピストンを動かせる該接続体を長くすることによ
って増大はせ、該シリンダと該ピストンが液体充填チャ
ンバを形JOしており、補償器が、気体を充填したリザ
ーバを備えており、該リザーバ内の気体か同じ〈該リザ
ーバに充填されている液体と境界を接しており、該チャ
ンバの容積の変化に応じて液体を流すための、該チャン
バと該リザーバとの間の流路を形成する手段が備えられ
ており、該チャンバ、コンジットならびにリザーバ中の
液体の総量がほぼ一定である。
リザーバには、一定量の気体(通常は空気)を充填し、
該気体を、同じくリザーバに充填した液体(通常は水)
と境界を接しめることができる。
一般的には、リザーバは、第1チャンバ接続体を除いて
は流体密構造とする。しかし場合によっては、補償器を
例えば30mないしそれ以上の水面下で使用する場合は
、周囲流体(例えば海水)に連通させることができる。
このような場合には、荷重支持ラインの荷重は専ら、ピ
ストン、チャンバならびにリザーバの重量、浮力ならび
に傾きによって決まる。好ましくは、リザーバはチャン
バを囲み、チャンバよりも容積を大きくする。リザーバ
内の気体圧力によってチャンバ内の流体カビストンに印
加する力が決まり、したがって補償器が維持する力が決
まる。好ましくは、気体/液体供給コンジットを備えて
リザーバならびに流路中の気体/液体の量を調節し、こ
れによって補償器か保存するエネルギーを調節する。
好ましくは、シリンダが補償器本体の一部を形成してお
り、シリンダに沿ってピストンが摺動するが、場合によ
っては、ピストンを本体に固定し、シリンダを摺動きせ
ることが好ましいことがある。
一般的には、シリンダに、一対の相互可動物体の一方に
接続するラインに、あるいはまた該一方の物体に直に取
付ける穴(eye)などの位置決め手段を備える。ピス
トンは、使用時に、例えば該一対の物体の他方の物体に
接続するラインで直に、あるいはまた間接的に取付ける
好ましくは、ピストン ヘッドは、シリンダの周壁に封
止接触し、ピストンとシリンダの間の相互運動時に少な
くともほぼ完全な流体密シールを維持し、そのためピス
トンと、該他方の相互可動物体との接続が容易化される
。好ましくは、ピストンの遠端側に、該他方の相互可動
物体に接続するラインに、あるいはまた該他方の相互可
動物体に直に取付ける穴(eye)などの位置決め手段
を備える。ピストンは、シリンダ内に摺動自在に収納す
ることもできるし、またシリンダの外部に摺動自在には
めることができ、後者の場合は、ビストンを中空にし、
その中にシリンダを収納する。
流路を流れる液体の流れは絞らないが、減衰(damp
ing)が必要な場合は絞る。
流路を流れる液体の流量の調節手段として弁を備えるこ
とができる。チャンバとリザーバの壁を共有壁にする場
合は、流路は単に、この壁に設けた開口とすることがで
きる。
好ましくは、チャンバに、流路の衝撃ならびに破損を防
止するための一定量の気体(通常は空気)も併せて充填
する。通常は、リザーバ内の気体の量はチャンバ内の気
体の量よりも多い。
1つの好ましい実施態様においては、ピストンによって
補償器を、容積が逆比例変化する第1チヤンバと、第2
チヤンバの2つのチャンバに分は隔てる。第2チヤンバ
には、液体(通常は水)あるいは気体、あるいはまたそ
の両方を充填する。
第2チヤンバは通常は、フンジットを介してゞ第2′リ
ザーバに接続し1該コンジツトを介して第2チヤンバと
第2リザーバとの間で流体を流すが、第2チヤンバは、
該流体が周囲流体と同じである場合は、該周囲流体に連
通ずることができる。好ましくは、第2リザーバは、第
2チヤンノくに接続するコンジットを除いては流体密構
造とする0好ましくは、第2リザーバの容積は第2チヤ
ンノくの容積よりも大きくする。
補償器の構造の違いに応じて、第2チヤンノく内の圧力
は第1チヤンバ内の圧力に比べて著しく高く、あるいは
低くなる。
第2チヤンバに液体を充填する場合は、一般にコンジッ
トなどの流路を第2チヤンバに接続して、ピストンの運
動に応じて第2チヤンバ内の液体の量を加減する。この
コンジットは、取付ける場合は、第2チヤンバと第2リ
ザーバを接続するコンジットとすることができる。
好ましくは、第2リザーバに一定量の気体を充填し、該
気体を、同じく第2リザーバに充填した液体と境界を接
しせしめ、第2リザーバと第2チヤンバを接続するコン
ジットを介して第2チヤンバと第2リザーバとの間で液
体を流し、該チャンバ、リザーバならびにコンジット中
の液体の総量をほぼ一定にする。
好1しくは、第2チヤンバに一定量の気体(通常は空気
)を併せて充填し、これによってコンジットの衝撃なら
びに破損を防止する。一般的には、第2リザーバ内の気
体の量は第2チヤンバ内の気体の量よりも多い。
場合によっては、補償器は、可変浮力式とし、補償器が
正浮力を有する状態と負浮力を有する状態との間で浮力
を加減する手段を備える。
本発明は、水面下の物体と水面あるいはまた水面近くの
物体との間の接続体に弾性をもたせることを目的とL、
一方が浮遊部材で他方が重部利である一対の相互摺動部
材を備えて成り、該一対の相互摺動部材の中の浮遊部材
の方を下にして該割物体の間に接続する補償器を提供す
る。
好1しくは、該相互摺動部材はピストンとシリンダとし
、シリンダに沿ってピストンを摺動させる0 本発明は、前記補償器を接続体に備えることによって、
接続した2つの相互可動物体の間の相互運動を調節する
方法を提供する。
本発明は、船との間で流体を往復させ、同じく流体移送
用に使用するホースによって船を係留することを内容と
する船の係留方法を提供する。好ましくは、係留ホース
は、本書に説明するごとく船と運動補償器との間に張設
する。
本発明は、船との間で流体を往復させることを目的とし
、本発明の運動補償器を備えたラインによって船を係留
し、船と該係留具との間に張設したホースを介して該流
体を移送することを内容とする船の係留方法を開示する
本発明はさらに、船を係留ずべき可変浮力式ブイと、ブ
イを沈めて波、氷、他の船による損傷を防止するための
手段とを備えている船の係留具を提供する。好ましくは
、ブイに本発明の補償器を備える。
(実施例) 以下添附図面を参照しながら本発明のいくつかの実施例
について説明する。
第1.2図を参照すると、補償器100は、−対の同軸
円形シリンダl、2を備えている。内部シリンダ2は、
上端が閉切られており、ここに上向き取付は穴21があ
る。ピストン3が流体密シール4を介して下側からシリ
ンダ2の中に摺動進入し、ピストン ヘッドには、シリ
ンダ2を、流体密状態を維持しつつ下側(第2)チャン
バ6と上側(II)チャンバ7の2つのチャンバに分は
隔てるシールがある。該チャンバ6.7には各々一定量
の気体(通常は空気)14.15が充填されており、そ
の下に一定量の液体(通常は水)6a、、7aが充填さ
れている。気体14.15はなくてもよいが、先に説明
した液体コンジットの衝撃ならびに閉塞を防止するため
充填した方が良い。
外部シリンダ1は、両端が閉め切られており、固定環状
隔壁1aによって下側(第2)リザーバ8と上側(第1
)リザーバ9に分は隔てられている。該リザーバ8.9
には各々一定量の気体(通常は空気)8b、9bが充填
されており、その下に一定量の液体(通常は水)8a、
9aが充填されている。
弁11.13を備えているコンジット10.12がチャ
ンバ6.7内の液体6a、7aを周囲のリザーバ8.9
内の液体8a、9aに接続している。リザーバ8.9内
の気体の量は制御弁24.25で制御する空気供給コン
ジット16.17を介して気体を出し入れして調節でき
る。リザーバ8.9内ならびにチャンバ6.7内の流体
の量は、流体供給コンジット1B、ポンプ20ならびに
ブランチ コンジット19a、19bを介して流体を出
し入れして調節できる。この流体コンジットは、ブラン
チ コンジットのポンプ20と弁26で制御し、またチ
ャンバ6.7内の気体14.15の量を調節したい場合
は、該チャンバ6.7間の液体移送用にも使用できる。
補償器100は、使用時には、弁11.13を開いて各
々の対チャンバ/リザーバ間に流体を流してチャンバ6
.7とリザーバ8.9に液体ならびに空気を出し入れし
て緊張力を調節する。内部シリンダ2の穴21ならびに
ピストン3の下端から下向きに突出している穴22にラ
イン23を取イ」ける。ライン23は続いて2つの相互
可動物体間に張設する。補償器100の使用距離範囲内
において、ラインの緊張力は、ピストン3の運動に応し
て徐々に上昇する。ピストン3の運動によって、コンジ
ット10.12を介してチャンバ6.7とリザーバ8.
9の間に液体が流れ、気体14.15の量(総量は一定
)が変化する。弁11.13が開けば、液体の流れはほ
とんど妨げられず、補償器のバネ剛度(spring 
5tifness )は極めて低い。ただし、ピストン
ならびにシリンダの相互運動に対する抵抗を大きくした
い場合は、弁11.13を半閉または全閉し、流体の流
れを絞る、あるいは遮断することができる。該弁調節に
よってシステムに粘性減衰(viscous damp
ing )が生し、チャンバとリザーバとの間に流量に
よって左右される差圧が発生する。
一般的には、チャンバ6とリザーバ8の圧力は大気圧に
比べて著しく高く、チャンノく7とリザーバ9の圧力は
大気圧に比べてごくわずかだけ高い(9〜2バール)。
補償器を水中で使用する場合は、チャンバ7.9の圧力
は周囲圧よりも低くしてよい。
リザーバ8.9にはスプレィ アタッチメント(図示し
ない)を取付け、コンジット10.12に液体を流して
空気8b、9bを冷却することができる。
接続した物体間の離間距離に応じて緊張力が変化するメ
カニズムは、設定した気体圧力と、相対気体量に応じて
変わる。
今度は第3図を参照すると、係留器具300は、円筒形
本体301を備えており、その上端には、スイベル30
に取付けられた自在継手29が備えられている。環状壁
302が本体301を上側(第1)リザーバ9と下側リ
ザーバ8の2つのリザーバに分は隔てている。中空ピス
トン3が該環状壁から垂下しており、その底部には、シ
リンダ303内に流体密状態を維持しつつ滑りばめされ
ている円形シール5が備えられている。該シールは、オ
イル リザーバ37から管36を介して供給される粘性
オイルで保持される。ピストン3の頂部にはシール4が
備えられている。シリンダ303の下端は閉切られてお
り、そこから下向きに自在継手32が突出している。シ
リンダ303の上端は、中空ピストン3のシャンク(5
hank )の周囲に流体密状態を維持しつつ滑りばめ
されている。
ピストン3下のシリンダ303のスペースか補償器のゞ
第1″チャンバ7となっており、ピストン3とシリンダ
303の上端上の間の環状スペースがゞ第2′/チャン
バ6になっている。′第2′リザーバ8は、シリンダ3
03と環状壁302七の間のスペースと、該シリンダと
本体301の周壁との間のスペースとを合せたスペース
である。
したがってリザーバ8の容積は、本体301とシリンダ
303の相対位置に応じて変化することと、リザーバ8
の下端が解放していることに注目する必要がある。
弁11を備えているコンジット10がシリンダ303の
上端壁から突出しており、チャンバ6とリザーバ8との
間で液体を流す働きをする。該チャンバ6、リザーバ8
には共に一定量の気体6b。
8bが充填されており、その下に液体6a、8aが充填
されており、コンジット10は、両液相を接続するに足
るだけの長さである。
チャンバ7とリザーバ9は、本体301の上端のエヤ 
ベント34を介して大気に解放されている0 補償器は、水面から、例えば100m程度の海底まで達
している。しfc75Zっで、ピストン3の頂部に作用
する水圧が第2チヤンバ7内の大気圧に比べてはるかに
高くなることが考えられる。使用時には、海底に埋込ん
だベース33に継手32を固定し、船27の船首28に
継手29を固定する。
必要に応じて、船27から海底まで達するオイル゛ライ
ン35を回転継手31を介して本体301に取付けるこ
とができる。弁11が開けば、船27の運動に連れて動
く本体301の運動に応答してチャンバ6とリザーバ8
との間に水が自由に流れ、本係留具は、緊張力がほぼ一
定で、剛性のほとんどあるいは全くない直錨(stra
ight anchor)となる。弁11を調節してコ
ンジッ)10を流れる液体の流量を加減することによっ
て減衰させることかできる。
シール5を通過した水を排出するためのポンプ38がチ
ャンバ7内に備えられている。
政治不安、海底構造などの関係から固定製造設備が不適
当であると考えられる場合には、船27に生産/貯蔵設
備を備え、係留状態において浮遊生産施設とすることが
できる。
本発明の係留具は、係留した船の運動に関係なく一定の
緊張力を維持し、したがって異常荷重がかかる恐れがな
い。
今度は第4図を参照すると、係留具400は、外部シリ
ンダ401を備えており、該シリンダ401の下端は閉
切られており、そこから取付は穴402が垂下している
。外部シリンダ401の下端から同軸にその上端まで内
部シリンダ403が達している。内部シリンダ403と
外部シリンダ401との間の環状スペースの上端は環状
頂部壁404で閉切られている。内部シリンダ403と
に蝋’i I+ ’/ h’ A n + )−のF’
−’+ rr r、+ 樗壮r M、 a n +、 
JCあり、該隔壁405によって該環状スペースが上側
チャンバ406に下側チャンバ407の2つのチャンバ
に分は隔てられている。上側チャンバ406は流体密構
造であり、浮力をもたせるための空気が充填されている
。内部シリンダ403の壁には、チャンバ407から内
部シリンダ403内へ流体を送込むための開口が内部シ
リンダ403の底に向けて設けられている。 − 外部シリンダ401の底には浮き409がチェーン41
0で固定されている。該浮き409は内部シリンダ40
3内にあって、内部シリンダ4゜3の壁から少し離間し
ている。浮き409には、流体を流す孔411が貫通し
ている。破線で示すロジック システムがチェーン41
0の弛緩を感知し、下側チャンバ407に接続している
管414を流れる流体の流量を制御する弁413を閉め
る。骸骨には、チャンバ407から流体を排出する逆止
弁415が弁413とチャンバ407の間に備えられて
いる。
内部シリンダ403内にピストン4]6が摺ω1自在に
収納されており、ピストン ヘッド417がシリンダ壁
に封止状態を維持しつつ接触している。ピストンには、
シリンダ403から上方に延び、取(qけ穴419aを
備えている回り継手419で終端しているピストン ロ
ッド418がある。
ピストン案内輪420が上端壁404から延びているブ
ラケット420aに取付けられており、ピストン ロッ
ド418に係合してこれを案内する。
ピストン ヘッド417と浮き409の間の内部シリン
ダ部分421は係留具の第1チヤンバを形成しており、
浮き409の下の内部シリンダ部分422は、下側チャ
ンバ407と相まって第1リザーバを形成している。孔
411と、浮き409と内部シリンダ403との間の環
状間隙とが第1チヤンバと第1リザーバを接続する流路
を形成している。ピストン ロッド418の周囲の内部
シリンダ環状部分423が、上端が解放している第2チ
ヤンバを形成している。
チャンバ407には、水または他の液体と空気または他
の気体が充填されており、両者の間には気/液境界42
4があり、ピストン ヘッド417下の内部シリンダ部
分には液体が充填されている。チャンバ407内の圧力
によって、シリンダ内の液柱がピストンに及ぼす力が設
定される。使用時には、例えばラインあるいは自在継手
によって穴402を海底基礎に固定し、穴419aを例
えばラインまたはブイ ライザ(buoy riser
 )によって船その他の構造体に固定する。チャンバ4
07内の気体圧力は、荷重がかかっていない状態で、チ
ェーン410がほぼ完全に緊張し、ピストン(負浮力)
が浮きの上に座着するように調節される。チャンバ40
7内の余剰液体は管414を介して排出される。ピスト
ン416がシリンダ403から引出されると、ピストン
の上向き運動によって、第1チヤンバ421の容積が増
大して液体が該チャンバ421内へ流れ込む。そしてチ
ャンバ407内の気体の体積が増大し、気体の量が一定
であるためにその圧力が低下する。
ピストンの上昇運動によって、ピストンと(f[物体(
例えば船)との間の接続体に異常荷重がかかるのが防止
される。ただし、チャンバ407内の気体圧力が低下す
るため、接続体の緊張力が徐々に増大する。
第2チヤンバ423は海水に連通しており、深さに応じ
て、たたしピストン416の位置には関係なく、一定圧
の海水が充填される。
ピストン418は、その負浮力の働きで、使用時にピス
トン ヘッド417や弁15を通過した水を排出する。
またこの負圧を利用して、チャンバ407に気体を過充
填し、弁413をfjllけたままにして、システムを
初期セツティングする際にチャンバ407内の気体と液
体の量を調節することができる。
今度は第5図を参照すると、係留具500の構造は第4
図の係留具400のそれとほぼ同じである。両図の係留
具の同部材は同番号で示す。係留具500のピストン5
16のヘッドは拡大ヘッドではなく、内部シリンダ40
3の拡大上部に備えられた担持体(carrier )
 520に取付けられたf−D11’41Gb#−R9
Fl −Fl 9 Rlこ上 つて肉M S/ II 
ン 々“403との間の流体密封止が確保されている。
担持体520は、流体密状態を維持しつつシリンダ40
3内に固定されており、係留具500のゞ第1′チャン
バは、ピストン516と浮き409との間のスペース5
21と、ピストン516と下側軸受526下の内部シリ
ンダ部分との間の環状スペースとによって形成されてい
る。ピストン516の上端周囲には、軸受525を損傷
したり、ピストン516とシリンダ401との間の相互
運動を妨げる恐れのある海洋生物その他の異物がピスト
ンに付着するのを防止するための可撓スリーブ527が
備えられている。
係留具500の動作原理は係留具400のそれとほぼ同
じである。
今度は第6図を参照すると、可動船との間で荷重を伝達
する補償器を番号600で示す。同補償器600は、外
部シリンダ601、同軸中間シリンダ602ならびに同
軸内部シリンダ603で構成されている。外部シリンダ
601と中間シリンダ602は同じ長ざであり、両者の
上端は、上方に延びている内部シリンダ603の周囲に
流体密状態を維持して設けられている環状上端壁604
によって閉切られている。外部シリンダならびに中間シ
リンダの下端は、可動ピストン606を摺動自在に受入
れる内周に沿ってシールを備えている環状下端壁605
によって閉切られている。上端壁604から上方に突出
している出張部608には、クレーン フック609か
ら垂下したチェーンまたはローブを取付けるための穴が
設けられている。
ピストン606は、ピストン ヘッド610部で流体密
状態を維持しながら、摺動自在に内部シリンダ603内
に進入する。ピストン ヘッド610と中間シリンダ6
02の間にも流体密封止状態が維持される。ピストンの
下端にはフック611があり、同フックにはラインを取
付けるための穴612が設けられている。
内部シリンダ603の上端は、管613の接続部を除い
ては閉切られており、下端は解放しており、下端壁60
5かられずかに上方に離間している。管613は、高圧
リザーバ617に接続している出側管615または低圧
リザーバ618に接続している出側管616に管613
を選択的に接続する制御弁で終端している。両リザーバ
には、一定量の気体と液体が充填されている。弁614
は、制御シリンダ622.621に各々接続している空
気ライン619.620を通過する空気の差圧で制御さ
れる。シリンダ621.622内の圧力は各々のピスト
ンで制御され、ピストンの位置は各々の制御ライン62
3.624で制御される。ライン623は、フック61
1の取付は穴から、シリンダ621のピストンに取付け
られたブーりを通過し、シリンダが取付けられているブ
ラケット625に固定されている。ブラケット625は
外部シリンダ601に固定されている。制御ライン62
4もブラケットに取付けられており、シリンダ622の
ピストンに取付けられたプーリを通過して制御ハンドル
(図示しない)で終端している。
外部シリンダ601と中間シリンダ602は、中間シリ
ンダ602の壁の開口626を介して接続されている。
外部シリンダ601と中間シリンダ602のピストン 
ヘッド610下部分には、例えば35バールの圧力の空
気が充填されている。ピストンヘッド610から上のス
ペースは、通気管607を介して大気に連通しており、
該通気管には、減衰用の絞り弁628を備えることがで
きる。内部シリンダ603とピストン606には液体が
充填されており、同液体は管613.615.616も
充填している。弁614は、シリンダ621.622の
ピストンが同じ高さになった時に閉まる。
シリンダ622のピストンがシリンダ621のピストン
よりも上にくれば、弁614が管616を管6」3に接
続し、シリンダ621のピストンがシリンダ622のピ
ストンの下にくれば、弁614が管6」5を管613に
接続する。最初は、弁614は管613と管615を接
続し、リザーバ6】7の気体によって液体が加圧される
。この圧力によってシリンダ601とシリンダ602の
四気圧が釣合い、ピストン606が上死点に維持される
この状態で、高圧リザーバ617内の一定量の気体の体
積が増大することによって内部シリンダ603ならびに
ピストン606内の圧力を低下させるピストンの運動に
よって、ピストン606を外部シリンダ601から下方
に押す力が発生する。
外部シリンダ601と中間シリンダ602の間の環状ス
ペース内の気体の量とピストン ヘッド610下のチャ
ンバ630内の気体の量が減少し、コレラスペース内の
圧力が上昇し、システムのバネ剛性が確保される。内部
シリンダと中空ピストンとが補償器の5第1′チヤンバ
を形成し、ピストン ヘッド610下の中間シリンダス
ペースが5第2′チヤンバを形成している。
例えば海上プラットフォームに据付けたクレーンによっ
て船の甲板からロードを吊り上げて移す必要がある場合
は、ライン(好ましくは弾性ライン)を六612に取付
け、ラインをロードに取付ける位置までクレーン フッ
ク609を降ろず。
制御ライン624が緊張した状態で、ピストン606は
船と共に上下運動し、クレーン フック609にほぼ一
定の小さな力が維持される。そのため、ロードをピスト
ン フック611に保持するためのひもあるいはこれに
類する手段を容易に数句けることかできる。
一定量の制御ラインを船から繰り出して、船との関係に
おいて固定すれば、ロードは船との関係において上昇し
、シリンダ621のピストンとシIJ ンダ622のピ
ストンが同じ高さになる。この時点でロードはクレーン
 フック609との関係において静止する。続いて船と
取付けた制御ラインがフック609との関係において動
けば、弁614の働きでシリンダ621とシリンダ62
2のピストンの高さの差が最小に維持され、船に制御ラ
インが取付けられている限りは、ロードと船との間の鉛
直間隔かほぼ一定に維持される。
制御ラインを徐々に緩めれば、シリンダ622のピスト
ンがシリンダ621のピストンよりも高くなり、弁61
4がライン616をライン613に接続する。ライン6
16とライン613か接続きれれば、内部シリンダ60
3と中空ピストン606圧力が低下し、外部シリンダ6
01ならびに中間シリンダ602の空気圧に応答してピ
ストン606が上昇する。そしてロードが甲板から吊り
上げられ、クレーン フック609から自由垂下し、プ
ラットフォームへ移される。
補償器600は、ロードを船の船倉の中へ降るす場合に
も同じように操作できる。
複数の気体リザーバを第1チヤンバに接続ずれば予荷重
を確保できる。該気体リザーバの容積に差をつけておけ
ば、弾性率に変化をつけることもできる。
今度は第7図を参照すると、係留具は、隔壁708によ
って2つのチャンバに分は隔てられている円筒ハウジン
グ内に収納されたシリンダ709 ′内を運動する重い
無ヘッド円筒ピストン705で構成されている。上部は
浮きチャンバ706であシ、下部は、液体(通常は海水
)と気体(空気または窒素)が充填されているリザーバ
707である。ハウジングの下端には自在継手704か
備えられており、詔継手に錨ライン703を取付ける。
シリンダ709は内部スリーブであり、浮きチャンバか
ら限てられている内部チャンバを形成しており、この中
をピストンが運動する。内部チャンバは、シリンダ70
9を貫通する大穴710を介してリザーバの下部に直接
連通している。シリンダ709は、小径上部と、中継部
723で接合はレテいる大径下部とで構成されている。
ピストンは、通常のピストンと違ってヘッドなしである
が、全長にわたって高級機械仕上げがほどこされている
。ピストンは、上端の2つのブツシュ(軸受)711.
712で横方向に支持されている。同軸受は、外部から
内部チャンバならびにリザーバへの海水の侵入を防止す
るシールとしての機能も果たす。軸受は軸受アセンブリ
713内に装着されており、該軸受アセンブリは、内部
スリーブから取出して交換できる。軸受アセンブリの取
出しを容易化するための手段として出張りシールとして
機能する。ハウジングの上端にもシール715が備えら
れており、水中で容易に調節、交換できるように設計さ
れている。ピストンの」二端には、例えば船に繋いだラ
イン701が取付けられた自在継手702が備えられて
いる。
ピストンが不死点にくれば、軸受担持体713に取付け
られている部材716aがピストンの部$a’ 716
 bに封止当接する。716aと716bの間の界面が
さらに、ピストンが不死点にきた時に漏洩の発生(はと
んどの場合漏洩を生じる〕を最少限に抑えるように封止
を維持する。シールの上部は積層ゴム衝撃吸収体に取付
けられている。
衝撃吸収体は、ピストンが底づきする時の衝撃を吸収す
る働きをする。ビスI・ンが不死点に接近する時の運動
は、ピストンの底に備えられたダッシュポットで減速さ
れる。下側軸受のマウンティングに対する上向き衝撃力
を吸収するための手段として、第2衝撃吸収環717が
ピストンの底に備えられている。ピストンの運動はやは
り、717ろ(山継蝋799の1の白蝋ア11−ブのぺ
市lt「−でいる部分を通過する時に、ダッシュポット
効果で減速される。
監視管724がピストンの全長を貫通している。
該監視管の圧力変換器にトランスポンダ725が接続さ
れている。船からこのトランスポンダに圧力、ピストン
変位などの情報を送る。
リザーバの外部には3つの貫通部分があるニア20は逆
と弁であり、721には、第8図に詳細を示すところの
自動排出システムが収納されており、726と727は
ブロック弁であり、係留具の動作中は閉まっている。排
出システム(pumpout system ) 72
1については別の箇所で説明する。排出システムの目的
は、動作中に係留具内に侵入する水を排出することであ
る。排出システムは、リザーバ内の反復圧力変化を駆動
力とするから、動力を外部から供給してやる必要はない
ピストンが上下運動する度にリザーバ内の圧力が変化す
る。ポンプは、システムが正しい未充填圧力(prec
harge pressure )で動作する時は液体
がシステムから一切排出されないように設計されている
据付け、保守作業用の出張りが備えられている。
718は、据付は時の引張り用出張りである。719は
、据付は船上におけるハンドリング用のトラニオンであ
る。軸受アセンブリ、シール アセンブリならびに排出
システムはすべて持上げ用の穴を備えている。通常は、
ピストンをメンテナンス時に持上げるジヤツキ(図示し
ない)も備える。
続いて第7図に示す補償器の構造の詳細について説明す
る: 1)ピストン:ピストン(外径1’?84mm、長さ1
6m)は圧延鋼板製である。鋼板には、圧延に先立って
、爆発タラワディング法(explosiveclad
ding technique )によってモネルを被
覆する。圧延鋼板は溶接によって円筒セクションに組立
て、表面を高級仕上げする。円筒セクションをボルトで
組付けて、定直径の、所望の長官のピストンにする。バ
ラストなしの完成ピストンの重量は32トンである。ピ
ストンは、シリンダの中に入れ、固体バラストと水を充
填して十分な水中重量(sumberged weig
ht )を確保し、シールが完全に機能しない状態で、
穏やかな海洋条件で係留具が動作するようにする。
11)シリンダ:シリンダは、圧延/成形鋼板構造であ
る。総外径は5000MM、長さは2077Lである;
標準板厚はIBmmであるが、端部(disheden
d )はこれよりも厚い。
111)軸受:自動給油軸受を使用する。鉛入り青銅メ
’J 7 ン(Merriman )軸受が最適である
。この軸受は、耐摩耗性に勝れ、pv値が高く、汚れに
対して強い。内部スリーブの上半分に主シールの高さま
でオイルを入れて軸受とシールを潤滑する。
オイルには、オイル/水分離性を高めるための添加剤を
入れれば、係留具内に侵入する水が、水に比べて密度の
低いオイルの中を通過する。水は排出システムで排出す
る。係留具を機能させるためには潤滑油は必ずしも必要
ではないが、使用すればシールの寿命が長くなる。
次に、第8図を参照しながら排出システムの動作原理に
ついて説明する。
主ハウジングの貫通部分721には、円形板801で閉
切られているシリンダ800が取(=Jけられている。
板801には一対の持上げ用穴802がある。
板801の中央ニLt逆止弁803(NRVI)があり
、同逆止弁は、バネ押しされて閉められてイル(bia
ssed 5hut )が、シリンダ800がらの排出
のみを許す。板801から管804が垂下し、逆止弁8
03を囲んでいる。管801に比べて幅の広い管805
が管804と同軸に板801から垂下し、シリンダ80
0の内面かられずかだけ離間している。
中空ピストン806が管804上を摺動する。
ピストン806には、管804の外面に接触している内
向き環状シール807が備えられている。
ピストン806の中間部には環状フランジ808が備え
られている。フランジ80Bの縁の外向きシール809
が管805の内面に接触している。
計805の内端(1nboard end )に設けら
れている内向き突片810が環状フランジ808に扱触
して、ピストン806のストロークを制限するストッパ
としての機能を果たす。
ピストン806の内端は閉切られているが、逆止弁81
1(NRV2)が備えられており、同逆上弁は、バネ押
しで閉切られているが、ピストン806内への流入のみ
を許す。
フランジ808の下端の管804と管805の間の環状
スペース812には空気が充填されている0 運動補償器の主ピストン705が強制的に引かれて、リ
ザーバ内の水圧がスペース812内の空気圧よりも低く
なってNRV2(811)が開くと、排出ピストン80
6も引かれる。ピストン705の主シールが漏れなけれ
ば、主ピストンが完全に元位置に戻った時に、リザーバ
内の圧力が元の値に回復する。これだけではピストン8
06は押し下げられず、したがって排出は一切行われな
いO これに対してピストン705が引かれた時にピストン7
05のシールを通して水がリザーバの中に侵入すれば、
ピストンが戻った時にリザーバ内の圧力が高くなり、ス
ペース812内の空気圧よりも高くなれば、ピストン8
06が押し下げられ、管804と管806とで形成され
ているチャンバの内容物の一部が排出される。主ピスト
ン705の後続率運動によって排出が繰返されて、リザ
ーバの元の水量が回復される。この動作は、以下の事例
によってさらに明らかにされる。
第8図を参照して、動作パラメータを下記のとおり設定
するニ ー ピストン806スト四−クーD −リザーバ内圧力ーP1T / m2(絶対)−ポンプ
のピストン806内圧力=P2T 7m2(絶対) −ポンプのエヤ ポケット内圧力ーP3T/m2(絶対
) −外部静水圧−P4T / m2(絶対)−エヤ ポケ
ット812の環状面積=A3=0.5m2 − ピストン806の面積(内部) −=42= o、
 20ピストンに作用する力が釣合う場合は、Pl(A
2+ A3) = P2A2+P3A3圧力P3でのピ
ストン806ストロークDは、D−DmaxP3o/P
3で与えられる。
ここでP2Oは、ピストン806が下端に達してストッ
パ810に当たった時に印加されるP3の未充填値(p
recharge value )である0ここではP
 = 23 T/m2(Dmax 1.6 m )とす
る。
色々な圧力とピストン806のストロークとの関係を表
1に示す。
表1 ピストンに対する圧力T / m2(絶対)とストロー
クD(m)の関係 ■ ピストンがDmaxの下端に達している。
第7図に示す係留具を、平常時で160m、生存可能最
悪暴風雨時で80mの海底に繋ぐものとする。
−主ライン緊張力TI、=150)ン 一 有意波高さ−14,0m −有意動運動−±5m −最大動運動−±9 m (短周期) A、係留具内へ水が侵入しない場合 ピストンが完全に元の位置にある時は、Pl−45T/
m2 最大波によってピストンは8.0mまで引かれ、元位置
へ戻る。
最大ストロークで PI =22−5 T / rn2
ストロータ開始時は Pl−T2−T3−45T/m2
表1から D=0.82M 最大ストロークでは P□=P2−22.5T/m2P
3−23T/m2、D−DTnaX=1.6m、すなわ
ちピストンは下端に達するストローク中に逆止弁2(N
RV2)が開く。
ピストン705が動作している時は、T2が外部圧力1
OOT/m2(絶対)に達するまでNRV 2が閉じ、
NRV 1が閉じている。
この時だけポンプ ピストンがDma)H== i、 
6 m。
P3=23T/m2の位置から動く。
T/m2の時にそうなる。
P、は絶対に45T/m2(絶対)を越えないか呟水は
排出されない。
B、係留具内に水が侵入する場合 緊張力25トン、深さ50mで、嵐がくる前に主ピスト
ン シールから水が係留具内へ侵入する場合を考える。
水の侵入量は、60 T / m2で内圧と外圧を等し
くするような量七する。リザーバの空気量は60T/m
2で15m3である。水か侵入しない場合の圧力と量は
各々45T/m2.20m3である。したがって5M3
の水が侵入したことになる。
生存条件の下では、T1.の平均値は150T、使用深
さは90m、リザーバ圧力は53T/m2、したがって
ピストンは平均0.8m引かれ、船か波に応答する時に
この位置を中心にして上下運動する。
この場合は、ピストンのフル ストローク時のTIIか
水の侵入が始まる前に比べてわずか7トン少ないだけで
あるから、十分な余裕がある。平均係留荷重に対する上
下運動(oscillatory moti。
n)は、設計値である±17mに比べて±15mに減少
する。予想総運動(長周期プラス誘起された波)は13
mである0 最終最高許容侵入量 波14m1周期13秒とする。上下サージ運動二重振幅
は=0.55X 14=7.7m(波高に係数0.55
を掛ける)。
ピストンの平均ストロークを0.8mとすれば、dの最
大値は4.65m(ピストン面積−2,5m2)= 3
3.8T/M” Plの上下運動範囲は60〜33 T/M2であり、1
4mの波が通過すれば60 T/M2に戻る。
これよりも小さな波が通過する場合の範囲はもっと小さ
くなり、これよりも大きな波か通過する場合の範囲はも
っと大きくなる。
次のような条件の下における排出動作のメカニズムを考
える。
(1) ストローク開始時、時間1=1o、ピストン7
05が完全に元位置にある状態で、 P1= P2= P3= 60 T/M2D = 0.
61 1 = 1o〜(t、、+ 6.5秒)では、NRV2
が開き、P、=P2=P3、そしてポンプ ピストン8
06がT3の変化に反応して動く。
(it) t=(to+6.5秒)。P□=P2=P3
−33.8T/M”、 D=0.89m t=(to+6.5秒)〜(to+13秒)ピストンが
戻る; NRV 2が閉まり、NRV 1が閉まり、T
2が外部圧力100 T/M2まで上昇する。NRVI
が開き、ポンプ ピストンが動き、Dが変化する。
(iii) t=(to+13秒) P□=60T/M2 P2=100T/MD二0.84
 m t−(to+13秒)〜(to+ 19.5秒)ではピ
ストン705が出て、NRV 1が閉まり、NRV2が
閉まり、P2= Plになる(すなわちp2= P1=
 P3= 44 T/M2)。この時NRV 2が開き
、エヤ ポケット内の空気が低下圧力P□、P2 に反
応して膨張し、リザーバからポンプのピストンの中へ水
が侵入する。
(+V) t−Cto+19.5秒〕(第2波)P1=
 P2= P3= 33.877M2D=1.089m (V) t=(to+26秒)(第2波の終り)P、=
60T/M2 P2=100T/M2 P3= 44 
T/M2 D=0.84m 1波サイクルごとに排出される水の量 したがって14mの波が通過する時に排出されろ水の量
はA2 (1−0890−84) −〇−050rn3
である。
14m有意波高さの海(51gn1ficant se
a )では、14mよりも大きい波もあり、小さい波も
ある。最大の3分の1波の平均高さは14mである。残
りの波の平均高さは約9mと考えられる。
有意周期は13秒である。したがって、1/3最大波に
よって排出される水の量3×13 −4.62 m / hr 排出される水の量と波高との関係は直線的ではなく、小
波の寄与を考慮すれば、総量は約8m3/hr になる
この排出量は、主シールの完全破損と約2闘の両軸受の
摩耗を考えれば、流入量にほぼ等しい。
第7図に示す係留具を、船と海底錨との間に張設した係
留ラインに使用する場合は、例えば波に応答する船の横
揺れは、船が錨から離れる時にピストンがす1かれて差
圧が大きくなり、運動補償器か下に沈んでピストンの周
囲側の水圧が増大するために、徐々に釣合わされる( 
resist )。
したがって係留具の係留力(mooring forc
e)は、下記の可変パラメータによって決まる:1)係
留具の傾き 2)係留具の水中深さ3) ピストンの位
置 4)ピストンの水中重量(submerged w
eight )第8図に示す係留具は、海底から船ヘオ
イルなどの流体を送るシステムにも使用できる。全体的
に第7.8図に示したものと同じ型である第9図の係留
具は、必ずしも先に示したような特定の寸法にする必要
はないが、ライザ チェーン903(例えば15cmチ
ェーン)でコンクリート ベースなどの海底錨902に
繋ぐ。ただしこの係留具は、リザーバ707の下にパラ
スチング自在追加リザーバを備えている。ライザ チェ
ーンに比べて軽いカテナリ チェーン(catenar
y chain)904か係留具901の片側の出張り
を錨902から離間している錨905に接続しており、
これによって係留具901の回転が阻止される。
ホース906(例えば直径50cm、長さ65m)が係
留具901のピストン705のカップリングに取付けた
適切なスイベルとタンカー907との間に張設されてい
る。このホースは、タン力の係留手段(tether)
として機能すると同時に、流体をタン力へ送る手段とし
ての働きもする。ホースとピストンとの間の回り継手が
タン力のゞ風見′になる。ホースには浮力をもたせる浮
きを備えている。
流体供給ホース908(例えば直径50 cm )が海
底パイプライン ターミナル909を、係留具901の
ピストン トップとシリンダトップを接続している関節
連結アーム910のニルボウの継手に接続している。連
結アーム910の上部は、ハウス908をホース906
に接続しているフンジットを形成している。
加圧水供給用水−=ス911がターミナル909から関
節連結アーム910の下部のカップリングまで張設され
ている。該アーム910の下部は、ホース911をパラ
スチング自在リザーバに接続しているコンジットを形成
している。
両ホース91L90Bは、係留具とターミナル909と
の間のほぼ中間点でブイ912に垂設する。係留具90
1は、使用しない時は、パイプライン端部のマニホルド
909からホース911を介して水を排出し、パラスチ
ング自在リザーバを7ラツデイングし、その中の空気を
圧縮することによって沈めることができる。係留具の浮
力は、上側チャンバ706の定浮力、下側707の可変
浮力ならびにパラスチング自在リザーバの可変浮力の3
つの浮力が組合わされた浮力である。この3つの浮力の
割合いは、パラスチング自在リザーバをフラッディング
することによって係留具901を沈められるように設定
できる。
ホース911を通して印加される水圧を釈放すれば、リ
ザーバ707の中にトラップされている空気が膨張し、
リザーバから水が移動して正味浮力が再び発生する。
このような構成になっている係留具は、一時的に沈める
ことによって、船、氷、波などの通過による損傷を防ぐ
ことができる。
一例として、係留具901には、総重量100トン(水
中重量)、直径2.’36 m、ストローク12mのピ
ストンを備えた250トン総正味浮カスプリング ブイ
を装備する。パラスチング自在リザーバは容!400m
3の7ラツデイング自在浮力を備えており、ターミナル
から300トンの水を圧送してフラッディングすること
ができる。
タンカーをホース906で係留具901に繋げば、波の
運動と環境力によってタンカーが係留具との関係におい
て運動する。この相対運動によってピストンが引上げら
れると、リザーバ内の空気圧が徐々に低下し、ホース9
06の緊張力か徐々に増大する。
係留具の特定に水中深さに対して、ピストンが下がりに
くくなった時にリザーバと周囲水との間の差圧がゼロに
なるように設計すれば、この状態でピストン シール部
の差圧がゼロになる。
ピストン シール部の差圧は、外部圧力は深さに比例し
て増大するために、ブイの深さによっても左右される。
ピストンの軸方向のホース係留分力は、ピストン面積に
ピストン シール上下の水圧差を掛け、ピストン軸方向
のピストン水中重量を加えた値に等しい。しながって係
留具の係留力は、下記の可変パラメータによって決まる
ことになる:1)スプリング ブイの傾き 2)スプリ
ングブイの水中深さ 3)ピストンの位置 4)ピスト
ンの水中重量 荷重が小さい場合(ライン緊張力<100)ン)は、係
留力は、(ピストン自重+パラメータ2)によるゞ吸引
力′と釣合う(resist )。したがって大抵の海
の状態(有意波高さ4.5 m max :有意波高さ
とは、最大第3波の平均高さを言う)では、ピストンは
常に下がりにくい(hard down)(完全後退)
。力が100トンを越えた場合(例えばH8が4,5m
を越えた時(極めてまれ)にだけ補償運動(ピストン運
動)が生じる。ライン力が高い時はバネ剛度は非常に低
く、したがって動ピーク荷重は、剛度が荷重に比例して
漸増する在来の単点係留法に比べて低い。またスプリン
グブイの深さは、波によって生じる運動を受けないよう
な深さである。そのため、水面ブイを使用する係留具で
は必ず発生する追加動係留力成分がない0 そのため、5.0m有意波高さでの最大係留力は130
トン前後になる。
かくして前記の係留具は、弱いリンク(タンカ接続体)
が切断することなく 5.5 m maxの有意波高さ
で機能し、応力が降伏強度の75%を越えないように設
計することができる。
前記実施例においては、係留具は、海底に繋いだ浮遊シ
リンダと、シリンダ内にあって、空気圧ではなく自重だ
けでタンカーを係留する重ピストンとで構成される係留
具に代えることができる。
また別法として、この構成を逆にして、重シリンダの中
に浮遊ピストンを入れることもできる。この場合は、係
留点と船との間に繋がれた伸縮ライザ(telesco
pic riser )になる。
本発明の係留具は、上に紹介した実施例だけにとどまら
ず、その特許請求範囲内においてこれ以外にも様々な実
施態様が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施態様の緊張器の縦断面図で
ある。 第2図は、第1図のAA断面図である。 第3図は、本発明の第2実施態様の係留具の縦断面図で
ある。 第4図は、本発明の第3実施態様の係留具の縦断面図で
ある。 第5図は、本発明の第4実施態様の係留具の縦断面図で
ある。 第6図は、本発明の第4実施態様のリフティング器の縦
断面図である。 第7図は、本発明の第6実fi態様の係留具の縦断面図
である。 第8図は、第7図の係留具の排出システムの縦断面図で
ある。 第9図は、第7図の係留具を流体移送用ホースでタンカ
ーに接続する応用例を示す。 100(300,400,500,600)−・・補償
器(係留具)、1・・・外部シリンダ、 ’2−・・内
部シリンダ、3・・・ピストン、 6…第2ヂヤンバ、
7…第1チヤンバ、 6a、7a争・す液体、8…第2
リザーバ、 9・・・第1リザーバ、8 a 、 9 
a −−−気体、 10.12・11#コンジツト、1
1.13−・・弁、 14.15・◆・気体、16.1
7.18・・・コンジット、 19a、19b#・・ブランチコンジット、20・・・
ポンプ、 21.22…穴、301−円筒形本体、30
2軸・環状壁、303・−・シリンダ、 401…内部
シリンダ、403…外部シリンダ、 404・・・頂部
壁、405・−環状隔壁、 406−・串上側チャンバ
、407・・命下側チャンバ、 409・・−浮き、4
11−・・孔、 413−’−弁、 416…ピストン、 420−・・ピストン案内輪、4
23…内部シリンダ環状部分、 516軸−ピストン、 525.526・・・球形平軸
受、601−・・外部シリンダ、 602−・・中間シ
リンダ、603−・・内部シリンダ、 606◆魯・可
動ピストン、617・・・高圧リザーバ、 61 B−
・・低圧リザーバ、621.622−・拳シリンダ、 705−・・無ヘッドピストン、 707・−〇リザーバ、 709・・・シリンダ、72
0…逆止弁、 721e・・排出システム、726.7
27−・・ブロック弁、 800−・・シリンダ、 801・・・円形板、803
・・・逆止弁、 804.805…管、806−・・中
空ピストン、 808−・・フランジ。 特許出願人 ロバート拳つォルター・ブレワートン;)
し′ 、 代理人 骨内 卓6.・・ °、′

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1物体と、第1物体との関係において可動である
    第2物体との間の接続体に弾性をもたせることを目的と
    し、第1物体と第2物体との間に一対の伸縮動作部材(
    2,3)で構成される補償器(100)を接続して置物
    体間の相対運動を調節することを内容とする方法であっ
    て、該接続体を伸ばす該両部材(2,3)の伸縮運動に
    、ガス充填スペース(96)を膨張させることによって
    発生させる復元力を対抗させ、圧力に逆らって流体(8
    a)を逆方向に変位させることを特徴とする方法。 2、第1物体が水面下にあり、第2物体が水面あるいは
    水面近くにあり、補償器が水中にあることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 q ★而もスし)!奇士面;丘ン lrネス給イ大力(
    襠l大移送用可撓コンジッ)(906)で補償器に接続
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    の方法。 4、補償器が、少なくともほぼ完全に水中にあるガス充
    填容器を形成する複数の手段を備えており、該容器が、
    シリンダ(2)と、該シリンダ内を封止状態を維持しつ
    つ運動するピストン(3)とを備えて成り、該容器の容
    積(スペース)を、該シリンダ(2)内の該ピストンを
    動かせる該接続体を長くすることによって増大させ、該
    ピストン(3)に水圧を作用させて該容器の容積を縮小
    し、ピストンとシリンダの相対位置を変化させる力に、
    少なくとも部分的に、ピストンに作用する水圧を対抗さ
    せるこkを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の方法
    。 5、補償器が、ガス充填容器を形成する複数の手段を備
    えており、該容器が、シリンダ(2)と、該シリンダ内
    を封止状態を維持しつつ運動するピストン(3)とを備
    えて成り、該容器の容積を、該シリンタ責2)内の該ピ
    ストンを動かせる該接続体を長くすることによって増大
    させることと、該シリンダ(2)と該ピストン(3)が
    液体充填チャンバ(7)を形成しており、補償器がガス
    (9b)を充填したリザーバ(9)を備えており、該リ
    ザーバ(9)内のガス(9b)が同じく該リザーバ(9
    )に充填されている液体(9a)と境界を接しており、
    該チャンバの容積の変化に応じて液体を流すための、該
    チャンバと該リザーバとの間の流路を形成する手段が備
    えられており、該チャンバ、コンジットならびにリザー
    バ中の液体の総量がほぼ一定であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項ないし第3項のうちいずれかに記載
    の方法。 6、 ピストン(3)が、シリンダ(2)を、容積が逆
    比例変化する第1チヤンバ(9)と第2チヤンバ(6)
    の2つのチャンバに分は隔てており、第2チヤンバ(6
    )が流路(10)によって閉じている第2リザーバ(8
    )に接続され、第2チヤンバ(6)と第2リザーバ(8
    )との間を流体が流れることを特徴とする特許請求の範
    囲第5項記載の方法。 7、第2リザーバ(8)に一定量のガス(8b)が充填
    されており、該ガス(8b)が同じく該リザーバ(8)
    に充填されている液体(8a)と境界を接しており、該
    第2チヤンバ、該第2リザーバならびに該流路中の液体
    の総量がほぼ一定であることを特徴とする特許請求の範
    囲第6項記載の方法。 8、水面下にある物体と、水面あるいは水面近くにある
    物体との間の接続体に弾性を持たせることを目的として
    、一方が浮遊部材(401)であり、他方が型部材(5
    06)である一対の相互摺動部材を備えていることを特
    徴とする補償器(500)を、該両部材(401)、(
    506)の中の浮遊部材の方を下にして該割物体間に接
    続することを内容とする方法。 9、補償器の復元力が一定である、あるいはまた接続体
    の伸びに応じて増大することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項ないし第8項のうちいずれかに記載の方法。 10、一対の伸縮部材(2,3)を備え、自己を介して
    接続した2つの物体間の相互運動を調節する補償器(1
    00)にて、該接続体を伸ばす該両部材(2,3)の伸
    縮運動に、ガス充填スペース(96)を膨張させること
    によって発生させる復元力を対抗させ、圧力に逆らって
    流体(8a)を逆方向に変位させることを特徴とする補
    償器。 11、下記の北要素を備えて成る特許請求の範囲第10
    項記載の補償器 −該2つの相互可動物体の中の一方に取付けるシリンダ
    (2); −該両物体の中の他方に取付け、該シリンダ(2)内に
    摺動自在に収納されて、該シリンダ(2)を、容積が逆
    比例変化する第】、第2チヤンバ(6,7)の2つのチ
    ャンバに流体密状態を維持しつつ分は隔てるピストン(
    3); −ここで、該ピストンと該シリンダが液体を含んで離れ
    る時に該第1チヤンバ(6〕の容積が増大する; 填されている; −容積が一定で、動作時に一定量のガスが充填され、該
    ガスが、同じく自己の中に充填されている液体と境界を
    接している第1リザーバ;−第1チヤンバ(6)とリザ
    ーバ(8)との間に接続された第1流体流路を形成する
    手段(10); −ここで、該第1チヤンバ、リザーバならびに流体流路
    中の液体の総量はほぼ一定である;−容積が一定で、動
    作時に一定量のガスが充填され、該ガスが、同じ〈自己
    の中に充填されている液体と境界を接している第2リザ
    ーバ;−第1チヤン/< (9)と第2リザーバ七の間
    に接続された第2流体流路を形成する手段(io>;−
    ここで、該第2チヤンバ、第2リザーバならびに第2流
    体流路中の液体の総量はほげ一定であるニ ー ここで、ピストンとシリンダを離す引張り力変化を
    、少なくとも部分的に、各チャンバ内の流12、補償器
    (303)が下記の諸要素を備えて成ることを特徴とす
    る特許請求の範囲第10項記載の補償器ニ ー 該2つの相互可動物体の中の一方に取付けるシリン
    ダ; −該割物体の中の他方に取付け、該シリンダ内に摺動自
    在に収納されて、該シリンダを、容積が逆比例変化する
    第1、第2チヤンバ(7,6)の2つのチャンバに流体
    密状態を維持しつつ分は隔てるピストン(3); −ピストン(3)とシリンダ(303)が空気を含んで
    離れる時に容積が増大する第1チヤンバ(7); −該第2チヤンバ(6)から大気に至るまでの流路を形
    成する手段; −該第1チヤンバに連通し、空気が充填されているリザ
    ーバ(9); − ここで、水中で使用する際のピストン(3)とシリ
    ンタ責303)を離す引張り力の変化を、少なくとも部
    分的に、ピストンに作用する水圧で相殺する。 13、浮力が可変であり、補償器が正浮力を有する状態
    と負浮力を有する状態との間で浮力を調節する手段を備
    えていることを特徴とする特許請求の範囲第10項ない
    し第13項のいずれかに記載の補償器。 14、水面下にある物体と水面あるいはまた水面近くに
    ある物体との間の接続体に弾性をもたせることを目的と
    し、一方が浮遊部材(401)であり、他方が型部材(
    516)である一対の相互摺動部材(516,401)
    を備え、該両部材(516,401)の中の一方を下側
    にして該割物体間に接続する補償器(500)。 15、浮遊状態において船(907)を係留すべき浮力
    可変ブイと、ブイを沈めてブイの表面損傷を防止する可
    逆作動手段とを備えていることを特徴とする船検留具。 16、特許請求の範囲第10項ないし第15項のいずれ
    かに記載したとおりの補償器を備えている特許請求の範
    囲第16項記載の係留具。 17、船を係留し、ホースを介して船との間で流体を往
    復させる方法。
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