JPS6015671B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPS6015671B2
JPS6015671B2 JP14266773A JP14266773A JPS6015671B2 JP S6015671 B2 JPS6015671 B2 JP S6015671B2 JP 14266773 A JP14266773 A JP 14266773A JP 14266773 A JP14266773 A JP 14266773A JP S6015671 B2 JPS6015671 B2 JP S6015671B2
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JP
Japan
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liquid crystal
display device
crystal composition
nematic liquid
nematic
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JP14266773A
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JPS5092872A (ja
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功 渡辺
貞男 神戸
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Suwa Seikosha KK
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Suwa Seikosha KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なネマチック液晶組成物を用いた表示装
置に関する。
さらに詳しくは、一般式が(但し、R,は炭素数5また
は6の直鎖アルキル基を示し、R2は炭素数5または7
の直鏡ァルキル基を示す。)で表わされる新規ネマチッ
ク液晶性化合物イーnーアルキルー4一(P一n−アル
キルベンゾイルオキシ)−2ークロルアゾベンゼンを少
なくとも含むネマチック液晶組成物を用いた液晶表示菱
贋に関する。
液晶性化合物とは、ある温度範囲で、液体の持つ流動性
と、結晶の持つ複屈折性を併せ持つ特異な化合物である
この液晶性化合物をいくつか混合した液晶組成物を用い
た表示装置が考えられており、その低駆動電圧、低消費
電力故に注目を集めている。現在、液晶組成物を用いた
表示装置は、数多く発表されているが、これまでの表示
装置は使用可能な温度範囲と応答時間を満足させるため
に、主にシッフ塩基である液晶化合物を主成分とする液
晶組成物を用いているため、表示装置の寿命が数ケ月と
短く、実用化されるまでには至ってし、なかつた。
本発明の目的は、上述の欠点を解決し、安定でネマチッ
ク液晶温度範囲が非常に広い新規な液晶化合物を提供し
、長寿命の液晶表示袋直を実現させることにある。
現在、液晶組成物を用いた表示装置は、数多く発表され
ているが、その信頼性と、寿命の点で発展がお〈れてい
る。
本発明は上述の欠点を一掃し、安定で諸特性の勝れた新
規で安定なネマチック液晶組成物を用いた液晶表示装置
を提供することにある。
現在、ネマチック液晶組成物を用いた表示袋贋の表示原
理は、大別して次の2つがある。
I DSM方式 光散乱型表示であり、これはネマチツ
ク液晶組成物の薄層に電界を印加することにより、層内
にイオン走行が起り、液晶層が細かいドメィンに蝿乱さ
れ、そのドメィンの境界の後屈折により光散乱が起る。
この現象を利用した表示方式である。2 FF方式 電
界効果型表示であり、ネマチック液晶組成物の複屈折性
の電界制御よりなる。
前者、DSM方式に利用するネマチツク液晶組成物は、
誘電異方性が負の性質を有さなければならない。一方、
後者のFF方式は、正のネマチツク液晶組成物を用いる
が一般的である。ネマチック液晶性化合物は、よく知ら
れているように、細長い棒状の分子構造を有し、ドメィ
ン内の分子群は、規則正しく配列しており、単縞晶と同
じ光学的性質を有する。
このネマチック液晶性化合物は、分子長軸方向の誘電率
ごllと、分子短軸方向の誘電率ご↓との差(△ご=ご
ll−ご↓)の正負により、正の誘電異方性を有するも
のと、負の誘電異方性を有するものに分けられる。ネマ
チック液晶組成物においては、これら正・負の性質を有
する成分の混合割合を変えることにより調節でき、正の
ネマチック液晶組成物、負のネマチック液晶組成物も任
意調合できるご本発明の液晶表示装置に用いられるネマ
チック液晶組成物の成分である4′ーnーアルキル−4
一(p−nーアルキルベンゾイルオキシ)−2ークロル
アゾベンゼンは負の誘電異方性を示すネマチック液晶性
化合物であり、室温付近から100qo以上とネマチッ
ク液晶温度範囲が広いため、イオン性化合物を混合すれ
ば、DSM用液晶組成物として、正の誘電異万性を有す
るネマチック液晶化合物を混合すればFE用液晶組成物
として使用できるため、誠に有用なものである。
本発明の液晶表示装置は、このような有用な化合物を少
なくとも含むネマチック液晶組成物をもちいたもので、
DSM方式とFE方式の両方に関するものである。
以下において、実際の表示原理を説明する。
I DSM方式この方式は、2枚のモザイク状や、数字
セグメントとした透明電極の間に、ネマチック液晶組成
物を封入する際、そのネマチック液晶組成物に、イオン
性物質、たとえば(但し、Xは−N=N−、 Rはア ルキル基をそれぞれ示す。
)を0.1〜2の重量パーセント添加することにより、
液晶組成物中にイオン走行能力を持たせることができ、
ネマチック液晶組成物に電圧を印加することにより、光
散乱現象を引き起こすことができる。これがDSM方式
の原理である。
2 FE方式 この方式は、正の誘電異方性を有するネマチック液晶組
成物を、モザイク状や数字セグメントとした透明電極間
に封入したものであり、このとき透明電極付基盤はガー
ゼ、木綿等で摩擦されており、かつ2枚の基盤の摩擦方
向は互に直交している。
このような構成よりなる液晶セル内においては、液晶分
子に摩擦方向に配列する性質があるため、液晶分子は連
続的に9ぴねじれた構造をとる。この結果、9ぴの旋光
能を持つようになる。この90oの旋光能を持つ液晶セ
ルを2枚の偏光フィルターで上下に挟んでみると、偏光
フィルターが互いに直交しているときは、間に挟まれた
液晶層の旋光能により光は透過する。
逆に平行に偏光フィルターを設置すると、光は遮断され
る。ここで液晶セルの上下電極に電界を印加すると、間
に封入されている液晶分子は長醗方向を電界に平行に配
列させられるため、複屈折性を失う。したがって、等万
性の液体と同じようになり、旋光能を失う。即ち、電界
の印加された領域は偏光フィルターが直交している場合
は光が遮断され、電気光学表示が可能である。これを利
用したものがFE方式である。このFE方式に用いられ
る正の誘電異方性を示す液晶組成物は、前記ネマチツク
液晶性化合物、4′ーnーアルキル−4−(p−n−ア
ルキルベンゾイルオキシ)一2ークロルアゾベンゼンに
、強い正の譲霧異方性を有するネマチック液晶性化合物
、たとえば(但し、R はアルキル基、アルコキシ基を示し、Xは−N等を示す
)を数量量パーセント以上添加することにより、作成で
きる。
第1表に、本発明の液晶表示装置に用いられる新規な液
晶性化合物の具体的な構造式とそれらの特性を示す。表
において、Aは固体ーネマチック相転移温度であり、B
はネマチック相一等方性液体相転移温度である。第1表 第2表にDSM方式に用いられる液晶組成物の一例を上
げ、第3表にFE方式に用いられる液晶組成物の一例を
上げる。
A、Bについては上述の意味と同じであり、液晶組成物
の転移点である。第2表第3表 このように、新規ネマチック液晶性化合物に(但し、×
は−N=N一、を示し、Rはアルキル基を示 す。
)なるイオン性物質を0.1重量パーセントから2の重
量パーセント添加することにより、DSM方式に用いら
れるネマチツク液晶組成物ができる。また、(但 し、Rはアルキル基、アルコキシ基を示し、Xはを示す
)なお構造式を有す、正の誘電異方性付与物質を添加す
ることにより、FE方式に用いられるネマチック液晶組
成物を作製できる。
新規液晶性化合物 (但し、R,は炭素数5または6の直鏡アルキル基を示
し、R2は炭素数5または7の直鎖アルキル基を示す。
)は室温で固相であるが、これらの化合物どおし混合す
るか、上記のイオン性物質や正の誘電異万性付与物質を
混合することにより、大きな融点豚釜下を起こし、室温
でネマチック相になり、実用が可能である。また従釆の
ネマチツク液晶性化合物のネマチツク相一等方性液体相
転移温度は、60〜80℃と低温であったが、本発明に
用いられる新規液晶性化合物は110こ0〜130午○
と非常に高く、従来のものと比較した場合、耐高温性、
信頼性共に優れており、きわめて有用なものである。
又、ネマチツク相温度範囲が広いため、シッフ塩基のよ
うな不安定な化合物を混合する場合、少な目,‘こ添加
することもできるので、従来よりは安定になった。なお
、液晶表示装置の寿命は、ほとんど液晶組成物の安定性
に依存し、安定な液晶化合物を多く含む液晶組成物を用
いると寿命は長くなる。
したがって従来の不安定な液晶化合物をわずかしか含ま
ない、本発明の液晶組成物を用いることにより、液晶表
示装置の寿命を長くすることができる。本発明に用いら
れる新規ネマチック液晶性化合物は、パラアルキルアニ
リンとメタクロルフェ/ールから合成される中間体と、
パラアルキルベンゾィルクロラィドとのェステル化反応
により、容易に得られる。
なお、具体例を、 について説明する。
まずnーヘブチルアニリン18.7夕を塩酸溶液(水:
25机、Conc.HCI:25の上)に溶かし、氷冷
する。
この溶液に亜硝酸ソーダ溶液(亜硝酸ソ−ダ:7.6夕
、水:20の【)を加え、ジアゾニウム塩を作る。これ
とは別に、メタクロルフェノール13夕を10%苛性ソ
ーダ溶液15帆【に溶かした溶液を作り、氷冷しながら
上記ジアゾニウム塩溶液を加え、カップリング反応させ
る。反応後、塩酸酸性にして結晶を析出させ、櫨過製取
した。この化合物を乾燥して得られた中間体3.2夕と
、n−アミルベンゾイルクロリド2.1夕をピリジン2
0泌中に溶解し、一夜放置する。放置後、ピリジン溶液
を塩酸溶液中に加え、結晶を析出させた。この結晶を櫨
過製取し、エタノール、ヘキサン等の溶媒を用いて再結
晶をくり返し、転移点が一定になるまで精製した。転移
点は、常法によりクロスニコル付きの融点測定装置で、
昇温時の値を測定した。確認は赤外線吸収スペクトルに
より行なった。尚、前記第1表、第2表、第3表の転移
点も同様な方法により測定した。次に本発明の表示装置
について、第1図、第2図を参照しつつ、更に詳しく説
明する。
第1図において、1,2は酸化スズ等の透明電極を表面
に形成したガラス基板を示し、3は厚み10山肌のスベ
ーサを示す。
4は第2表に示したOSM用液晶組成物であり、5はリ
ード線、6は電源、7はスイッチをそれぞれ示す。
この液晶セルに1則の直流電圧を印加し、20℃の室温
で駆動したところ、黄色の背景に黄金色のきれいな表示
が得られた。なお、応答時間は100ミリ秒程度であっ
た。第2図は、FE方式の表示装置を示す概略図である
。図において、8,9は内側表面に酸化スズ等の透明電
極を形成したガラス基板で、内側表面はガーゼにより摩
擦されており、互いに摩擦方向が直交するように配置さ
れている。10は第3表に示した液晶組成物である。
この上下に偏光フィルター11,12を互いに直交する
ように設置する。電極からリード線を取り出し、電源1
3、スイッチ14に接続する。このようにして作製した
セル厚(スベーサの厚み)が10〃机の液晶表示装魔に
、室温(20qo)で3V、32HZの交流電圧を印加
したところ、充分なコントラストが得られた。また、応
答時間は300ミリ秒程度であった。ここでコントラス
トとは、電圧を印加しない状態での透過もしくは反射光
量と電圧を印加して飽和した状態での透過もしくは反射
光量との比を意味し、両者の差が肉眼で認識できるかど
うかが良否を判断した。また応答時間は、電圧印加後、
前記の比の90%まで光量が変化するのに要する時間を
測定したものである。このようにして得られた本発明の
液晶表示装置を室温に放置して寿命試験を行なったとこ
ろ、半年以上たっても何ら外観不良、電流値の異常な増
加といった問題は生ぜず、充分使用できる状態にあるこ
とがわかった。
以上述べた如く、本発明によれば使用可能な温度範囲が
非常に広く、寿命も従来に比べてきわめて長くなってお
り、充分実用に耐えるものである。
特に第2図に示すFE方式の液晶表示装置は、応答時間
は300ミリ秒程度と、第1図のDSM方式のものより
遅いが、消費電力は0.5ムW/の程度と極めて少なく
、またコントラストは低下するが、1.5Vでも駆動が
可能であり、さらにMOS−ICを始めとする半導体回
路とのマッチングがよく、様々の小型計器の表示に利用
できる。特に腕時計においては、水晶振動子とMOS−
ICとを組み合せた完全電子時計が可能となり、1.5
V小型電池で1年以上の駆動が可能である。
また、クロツク、ストップウオッチ、ポケット電卓、デ
ジタルボルトメーター、軸〆ータ一等の表示部にも効果
的に利用できる。実際の腕時計等の表示部を作成するに
あたっては、適当なフィルターを設置することにより、
紫外線をカットすることが重要である。その他、表示効
果を大きくするために、表示パネルの下部に銀、アルミ
ニウム等の反射率の大きい物質を設置することも考えら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、本発明の液晶表示装置の原理概略図
である。 1,2,8,9・・・…透明電極付基板、3…・・・ス
ベーサ、4・・・・・・負の誘電異方性を示す液晶組成
物分子、5・・・・・・リード線、6,13・・・・・
・電源、7,14・・・・・・スイッチ、10・・・・
・・正の誘電異万性を示す液晶組成物分子、11,12
…・・・偏光フィルター、15・・・・・・入射光。 をそれぞれ示す。′図茨Z図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式が ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_1は炭素数5または6の直鎖アルキル基を
    示し、R_2は炭素数5または7の直鎖アルキル基を示
    す。 )で表わされるネマチツク液晶性化合物4′−n−アル
    キル−4−(P−n−アルキルベンゾイルオキシ)−2
    −クロルアゾベンゼンを含むネマチツク液晶組成物を用
    いたことを特徴とする液晶表示装置。
JP14266773A 1973-12-19 1973-12-19 液晶表示装置 Expired JPS6015671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14266773A JPS6015671B2 (ja) 1973-12-19 1973-12-19 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14266773A JPS6015671B2 (ja) 1973-12-19 1973-12-19 液晶表示装置

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Publication Number Publication Date
JPS5092872A JPS5092872A (ja) 1975-07-24
JPS6015671B2 true JPS6015671B2 (ja) 1985-04-20

Family

ID=15320681

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JP14266773A Expired JPS6015671B2 (ja) 1973-12-19 1973-12-19 液晶表示装置

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