JPS6015631Y2 - 移動部材の過負荷検出装置 - Google Patents

移動部材の過負荷検出装置

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JPS6015631Y2
JPS6015631Y2 JP10532980U JP10532980U JPS6015631Y2 JP S6015631 Y2 JPS6015631 Y2 JP S6015631Y2 JP 10532980 U JP10532980 U JP 10532980U JP 10532980 U JP10532980 U JP 10532980U JP S6015631 Y2 JPS6015631 Y2 JP S6015631Y2
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spring
moving member
screw
rod
diameter shaft
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JP10532980U
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JPS5728850U (ja
Inventor
員仁 安川
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株式会社三協精機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スライドテーブル等の移動部材に作用する過
負荷を機械的に検出させるようにした移動部材の過負荷
検出装置に関するものである。
従来から自動フライス盤は被加工物のパリ取り等に用い
られることがある。
このような自動フライス盤等にあっては、送り時にスラ
イドテーブルに過負荷が作用すると、故障の発生する原
因になるので、従来は、スライドテーブルに過負荷が作
用したときの駆動モータの電流変化を検知して、駆動モ
ータの電源を切ることにより、スライドテーブルを停止
させるようにしていた。
然るに、過負荷を電気的に検知しているために、過負荷
検知装置が高価になる欠点があり、しかも、駆動モータ
の電流変化とスライドテーブルの負荷との対応が明確で
ないために、実際の過負荷を確実に検出するのが難しい
という欠点があった。
本考案の目的は、スライドテーブル等の移動部材の過負
荷を機械的に検出させることにより、上記欠点を解消す
るようにした移動部材の過負荷検出装置を提供すること
にある。
本考案の移動部材の過負荷検出装置の基本的構成は、進
退移動可能な第1の移動部材及びこれと同方向に駆動さ
れる第2の移動部材を設け、該第2の移動方向に間隔を
おいて二つのバネ係止部を設け、第1の移動部材に前記
二つのバネ係止部間に位置するバネ受部を設け、該バネ
受部を前記両移動部材の移動方向に摺動自在に貫通する
ロンドを設け、該ロッドの両端部を二つのバネ係止部に
保持させると共に、該ロッドの中間部に前記バネ受部の
貫通長さと同じ長さで且つ両端部より径の大きな大径軸
部を形成して、該ロッドの大径軸部とその両端側の小径
軸部との間に肩部を形成し、前記両小径軸部に肩部に当
接可能なバネ座を摺動自在に嵌挿させ、前記各バネ座と
各バネ係止部との間に小径軸部に遊嵌したバネを介装し
た構成にある。
以下、本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
第1図は、本考案に係る装置の略半部を示したものであ
る。
図中、1は基台、2は基台1に水平に固定されたガイド
バーである。
このガイドバー2は、図では左側端部にのみ設けたが、
実際には、基台1の図示しない右側端部にも設けられて
いる。
3は基台1に配設された第1の移動部材としてのスライ
ドテーブルである。
このスライドテーブル3の左右両端下部には支持部4(
一方図示せず)が一体に突設されており、この支持部4
の下端部にはガイド孔4aが形成されている。
このガイド孔4aにはガイドバー2が摺動自在に嵌合し
ている。
これによって、スライドテーブル3はガイドバー2にそ
の長手方向に進退自在に支持されている。
スライドテーブル3の中央部下面には、バネ受部として
の保合突起5が一体に設けられている(第2図、第3図
参照)。
この保合突起5には、正方形に配列された四つのロッド
挿通孔6と、これらの中央位置に位置する送りネジ貫通
孔7が穿設されている。
このロッド挿通孔6及び送りネジ貫通孔7は、ガイドバ
ー2と平行に設けられている。
8は送りネジである。
この送りネジ8は、送りネジ貫通孔7に貫通しており、
しかも、ガイドバー2と平行に設けられている。
また、送りネジ8は基台1に回転自在に支持されている
しかも、送りネジ8は図示しない駆動モータにより回転
駆動されるようになっている。
この送りネジ8は、第3図の如くフィードナツト9が回
転自在に螺合されており、しかもこれに隣接して第2の
移動部材である駆動筒体10が摺動自在に嵌合されてい
る。
これによって駆動筒体10はスライドテーブルと同方向
に移動できる。
この駆動筒体10の一端部には段部10a及び大径部1
0bが形成されており、この大径部10bはフィードナ
ツト9に嵌合され且つ止メネジ11によってフィードナ
ツト9に固定されている。
この駆動筒体10は送りネジ貫通孔7を摺動自在に貫通
している。
この駆動筒体10の他端部にはナツト12.12’が螺
合されている(第2図、第3図参照)。
駆動筒体10には一対のホールド板13,13′及びス
ペーサ25が摺動画をに嵌合支持されている。
このホールド板13は係合突起5と段部10aとの間に
位置腰ホールド板13′は係合突起5とスペーサ25と
の間に位置し、スペーサ125はホールド板13′とナ
ツト12′との間に位置している。
ホールド板13.13’には、バネ係止部としての調整
ネジ14.14’が螺合されている。
この調整ネジ14.14’はスライドテーブル3の移動
方向に進退調整できるように設けられている。
この調整ネジ14.14’には、保合突起5に向けて開
口する穴14a、14’aが形成されている。
このような調整ネジ14.14’は、四つのロッド挿孔
6に対応して四個それぞれ設けられている。
15はロッドである。
このロッド15は、第4図の如く中間に設けられた大径
軸部15aと、この大径軸部15aの両側に設けられた
小径軸部15b、15b’と、この小径軸部15bと大
径軸部15aとの間に設けられた段部としての肩部15
Cを有する。
大径軸部15aは、ロッド挿通孔6と同じ長さに形成さ
れていて、このロッド挿通孔6に摺動自在に嵌合されて
いる。
また、ロッド15の両端側の小径軸部15b、15b’
は、その端部が調整ネジ14.14’の穴14a、14
aに嵌合保持されている。
この小径軸部15b、15b′にはリング状のバネ座1
6.16’が摺動自在に側合支持されており、このバネ
座16.16’と調整ネジ14.14’との間には小径
軸部15b、15b’に遊嵌した圧縮コイルバネ17,
17′が介装されている。
第1図、第2図において、ホールド板13,13′の側
部には取付板18の両端部が着脱可能に固定されている
この取付板18と係合突起5の側部との間には、スライ
ドテーブル3と駆動筒10の相対位置検出手段19が介
装されている。
この相対位置検出手段19は、係合突起5の側部に固定
されたカム板20と、取付板18に取り付けられた検出
用のリミットスイッチ21を有する。
このリミットスイッチ21のアクチェータ22はカム板
20に係合している。
カム板20は、平担部20aと、これに連なる斜面20
b、20bを有する。
リミットスイッチ21は、アクチェータ22が平担部2
0aに当接しているときに駆動モータの電源回路をオン
にし、アクチェータ22が斜面20b、20bに係合し
てカム板20側に進出したとき駆動モータの電源回路を
オフにする。
なお、スライドテーブル3に作用する負荷が普通以下の
ときは、アクチェータ22が平担部20aに係合してい
る。
次に、このような構成の移動部材の過負荷検出装置の作
動を説明する。
図示しない電源回路をオンにして駆動モータを作動させ
ることにより、送りネジ8に正・逆転力を伝達させると
、フィードナツト9には送りネジ8の長手方向への送り
力が作用する。
この送り力は、駆動筒体10、ホールド板13.13’
、ロッド15、圧縮コイルバネ17,17’を介して、
スライドテーブル3の係合突起5に伝達されている。
この状態においてスライドテーブル3に作用する負荷が
普通以下のときには、圧縮コイルバネ17.17’が第
4図の如くほとんど原状状態を保持しつづけるので、ス
ライドテーブル3と駆動筒体10の相対的ずれはない。
したがって、この場合には、アクチェータ22がカム板
20の平担部20aに当接して、駆動モータの電源回路
のオン状態を維持する。
この結果、送りネジ8が正・逆転させられて、フィード
ナツト9、駆動筒体10、ホールド板13,13’、ロ
ッド15、圧縮コイルバネ17,17’、スライドテー
ブル3等が一体的に送りネジ8の長手方向に進退させら
れる。
一方、スライドテーブル3に過負荷が作用すると、圧縮
コイルバネ17又は17′が送り力によって第5図の如
く原状状態から更に圧縮変形させられて、スライドテー
ブル3と駆動筒体10の相対位置がずれる。
これによって、アクチェータ22が斜面20bに係合し
て、駆動モータの電源回路がオフになるので、駆動モー
タが停止される。
以上説明した実施例では、駆動筒体10から係合突起5
に送り力を伝達させるのに圧縮コイルバネ17,17’
を用いたが、この送り力を皿バネやその他の弾性部材に
よって伝達させるようにしてもよい。
また、以上説明した実施例では、各調整ネジ17.17
’に単一構造のものを用いたが、第6図の如く二重構造
のものを用いてもよい。
すなわち、調整ネジを、ホールド板13.13’に螺合
された筒状の第1のネジ23と、この第1のネジ23に
螺合された第2のネジ24から構成腰この第2のネジ2
4にロッド15の小径軸部15b、15b’端を当接支
持させるようにしてもよい。
本考案は、以上説明したように、進退移動可能な第1の
移動部材及びこれと同方向に駆動される第2の移動部材
を設け、前記両移動部材をバネを介して連結し、前記円
移動部材間にこれらの移動方向への相対位置検出手段を
介装した構成としたので(すなわち、スライドテーブル
等の移動部材の過負荷を機械的に検出すせるように構成
したので)、安価に過負荷検出装置を構成することがで
きる。
しかも、バネのバネ力を予め設定しておくことにより、
過負荷を確実に検出できるので、過負荷による駆動モー
タ等の駆動源やその他の部分の故障や損傷の発生をより
確実に防止できる。
その上、過負荷を、これの直接作用する移動部材に近接
する位置(すなわち、駆動側の移動部材と従動側の移動
部材との間で)検出するようにしたので、過負荷の検出
誤差が少ない。
また、第1の移動部材に移動方向に間隔をおいて二つの
バネ係止部を設け、第1の移動部材に前記二つのバネ係
止部間に位置するバネ受部を設け、該バネ受部と前記二
つのバネ係止部との間にバネをそれぞれ介装したので、
移動部材の進退両方向の過負荷を検出できる。
さらに、バネ受部を移動部材の移動方向に摺動自在に貫
通するロッドを設け、該ロッドの両端部を二つのバネ係
止部に保持させると共に、該ロッドの中間部に前記バネ
受部の貫通長さと同じ長さで且つ両端部より径の大きな
大径軸部を形威して、該ロッドの大径軸部とその両端側
の小径軸部との間に肩部を形威し、前記両小径軸部に肩
部に当接可能なバネ座を摺動自在に嵌合させ、前記各バ
ネ座と各バネ係止部との間に小径軸部を遊嵌したバネを
介装した構成としたので、片側のバネに送り力が作用し
ているとき肩部の機能により他方のバネに送り力が作用
(干渉)しないので、確実に過負荷を検出することがで
きる。
さらにバネ係止部を第2の移動部材側のものにその移動
方向に進退調整可能に螺合した調整ネジとした場合には
、二つのバネのバネ力を同じ値に設定して、送り方向が
変っても同じ値の過負荷を正確に検出でき−る。
さらに、調整ネジを、第2の移動部材側のものに螺合す
る筒状の第1のネジと、該第1ネジに螺合する第2のネ
ジとから構成し、前記第2のネジにロッドを支持させた
場合には、二つのバネ力の調整を一方の調整ネジの操作
によって容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す移動部材の過負荷検
出装置の部分正面図。 第2図は、第1図の過負荷検出手段の部分の側面図。 第3図は、第1図の■−■線断面図。 第4図は、第3図の部分拡大断面図。 第5図は、第4図の異なった状態を示す部分拡大断面図
。 第6図は、本考案の他の実施例を示す部分断面図。 3・・・・・・スライドテーブル(第1の移動部材)、
5・・・・・・係合突起(バネ受部)1.10・・・・
・・駆動筒体(第2の移動部材)、14,14’・・・
・・・調整ネジ(バネ係止部)、15・・・・・田ツド
、15a・・・・・・大径軸部、15b・・・・・・小
径軸部、15c・・・・・・肩部、16.16’・・・
・・・バネ座、17,17’・・・・・・圧縮コイルバ
ネ、19・・・・・・相対位置検出手段、2o・・・・
・・カム板、21・・・・・・リミットスイッチ(位置
検出用)23・・・・・・第1のネジ、24・・・・・
・第2のネジ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)進退移動可能な第1の移動部材及びこれと同方向
    に駆動される第2の移動部材を設け、該第2の移動部材
    に移動方向に間隔をおいて二つのバネ係止部を設け、第
    1の移動部材に前記二つのバネ係止部間に位置するバネ
    受部を設け、該バネ受部を前記両移動部材の移動方向に
    摺動自在に貫通するロッドを設け、該ロッドの両端部を
    二つのハネ係止部に保持させると共に、該ロッドの中間
    部に前記バネ受部の貫通長さと同じ長さて且つ両端部よ
    り径の大きな大径軸部を形威して、該ロッドの大径軸部
    とその両端側の小径軸部との間に肩部を形威し、前記両
    小径軸部に肩部に当接可能なバネ座を摺動自在に嵌合さ
    せ、前記各バネ座と各バネ係止部との間に小径軸部に遊
    嵌したバネを介装したことを特徴とする移動部材の過負
    荷検出装置。
  2. (2)バネ係止部を第2の移動部材側のものにその移動
    方向に進退調整可能に螺合した調整ネジとしたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の移動部
    材の過負荷検出装置。
  3. (3)調整ネジを、第2の移動部材側のものに螺合する
    筒状の第1のネジと、該第1ネジに螺合する第2のネジ
    とから構威し、前記第2のネジにロッドを支持させたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項記載の移
    動部材の過負荷検出装置。
JP10532980U 1980-07-25 1980-07-25 移動部材の過負荷検出装置 Expired JPS6015631Y2 (ja)

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JPS5728850U JPS5728850U (ja) 1982-02-15
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JP4597144B2 (ja) * 2007-01-10 2010-12-15 ナカジマ鋼管株式会社 鋼管の処理設備

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