JP4597144B2 - 鋼管の処理設備 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば角形鋼管や丸形鋼管など、各種の鋼管の処理設備に関するものである。
従来、たとえば冷間成形機で冷間成形された角形鋼管は、先端切断装置、後端切断装置、洗浄装置、防塵装置へと搬送され、それぞれで処理されたのち、製品としてストレージされている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平11−169947号公報(第3頁、図3)
しかし、先端切断や後端切断を行ったのち、その切断端面に対して開先加工を行う場合、上記した従来構成における先端切断装置や後端切断装置の後方位置、すなわち角形鋼管の搬送経路の延長線上における別箇所に開先加工装置が配設されるものであり、これによると、製造ラインが長くなって占有面積が拡大されることになり、さらに切断装置用の鋼管クランプ手段の他に、開先加工装置用の鋼管クランプ手段が必要になるなど、設備の大型化、高価格化を招くことになる。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、1箇所において、鋼管に対する切断と開先加工とを行え、しかも切断時や開先加工時に生じた過負荷を自動的に緩衝し得る鋼管の処理設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の鋼管の処理設備は、鋼管を長さ方向に搬送する搬送経路の部分に、鋼管のクランプ手段と、搬送経路を挟んで左右一対の処理手段とが設けられ、これら処理手段は、搬送経路に対して接近離間方向に横移動自在として本体側に設けられた横移動体と、これら本体側と横移動体との間に設けられた横移動装置と、前記横移動体に対して昇降動自在に設けられた縦移動体と、これら横移動体と縦移動体との間に設けられた昇降動装置と、前記縦移動体に対して搬送経路に沿った前後方向軸心の周りに回転自在に設けられた刃保持体と、それぞれ前後方向軸心に沿った駆動軸を介して刃保持体側に回転自在に設けられた切断用刃体ならびに開先加工用刃体と、これら切断用刃体ならびに開先加工用刃体の駆動軸に連動した回転駆動部とからなり、前記横移動装置には、横移動体の横移動時における過負荷を緩衝する過負荷緩衝手段が設けられていることを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、鋼管を受け入れる前には、クランプ手段を非クランプ姿勢とし、そして両処理手段においては、横移動体を搬送経路に対して離間動させるとともに、刃保持体の回転により切断用刃体を搬送経路側に向けており、さらに、いずれかの処理手段においては切断用刃体を下降させるとともに、別の処理手段においては切断用刃体を上昇させている。この状態で鋼管を搬送経路上で長さ方向に搬送し、所定の位置で停止させる。次いで、クランプ手段により鋼管を所定位置に固定した状態で、処理手段を作動させて鋼管の切断を行う。すなわち、回転駆動部の駆動により駆動軸を介して切断用刃体を駆動回転させた状態で、両切断用刃体の横移動と昇降動とを行うことにより、回転駆動している一対の切断用刃体を、鋼管の周りで同方向に移動させて順次切断し得、以て鋼管の先端や後端や中間の切断を行え、そして切断した先端部分や後端部分は除去し得る。
次いで、鋼管の切断端面に対して開先加工を行う。すなわち、まず、刃保持体を前後方向軸心の周りに回転させ、切断用刃体と開先加工用刃体とを入れ換えて、開先加工用刃体を切断端面側に向ける。次いで開先加工用刃体の横移動と昇降動とを行うことにより、回転駆動している一対の開先加工用刃体を、鋼管の周りで同方向に移動させて切断端面を順次開先加工し得、以て鋼管の端部分に開先を形成し得る。
これにより、1箇所において、切断用刃体により鋼管の切断を行って切断端面を形成したのち、開先加工用刃体により切断端面に対して開先の加工を行えることになる。そして横移動体の横移動によって、切断用刃体による鋼管の切断や、開先加工用刃体による開先加工を行う際に過負荷が生じたとき、過負荷緩衝手段の緩衝作用によって過負荷を吸収し得る。
また本発明の請求項2記載の鋼管の処理設備は、上記した請求項1記載の構成において、横移動装置は、接近離間方向に沿った方向として本体側に回転自在に設けられた螺子体と、この螺子体に連動して本体側に設けられた正逆回転駆動部と、螺子体に螺合するナット体が設けられた可動体とからなり、この可動体は、横移動体側に対して接近離間方向に移動自在に設けられるとともに、可動体と横移動体との間に過負荷緩衝手段が設けられていることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、横移動装置の正逆回転駆動部を駆動して螺子体を回転させ、ナット体を介して可動体を移動させることで、過負荷緩衝手段を介して横移動体を一体状に横移動し得る。そして切断時や開先加工時に過負荷が生じたとき、可動体と横移動体との間に設けた過負荷緩衝手段により過負荷を吸収し得る。
そして本発明の請求項3記載の鋼管の処理設備は、上記した請求項2記載の構成において、過負荷緩衝手段は、可動体を中にして接近離間方向に振り分けた状態で、可動体と横移動体との間に設けられた一対の中立維持用油圧シリンダー装置と、一方の中立維持用油圧シリンダー装置に平行状として、可動体と横移動体との間に設けられた緩衝用油圧シリンダー装置とからなり、中立維持用油圧シリンダー装置が過負荷状態から中立状態に戻り作用する際に、緩衝用油圧シリンダー装置が緩衝作用するように構成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、横移動装置の正逆回転駆動部を駆動して螺子体を回転させ、可動体や過負荷緩衝手段を介して横移動体を横移動させることで、回転駆動している切断用刃体により切断し得、または回転駆動している開先加工用刃体により切断端面を開先加工し得る。このような切断時や開先加工時において、両中立維持用油圧シリンダー装置は中立状態にあり、また緩衝用油圧シリンダー装置も中立状態にある。
このような切断時や開先加工時に過負荷が生じたとき、可動体の移動方向に位置している中立維持用油圧シリンダー装置を圧縮する(縮む)ことになって過負荷を吸収し得、このとき、中立維持用油圧シリンダー装置の圧縮に伴って緩衝用油圧シリンダー装置が伸縮している。そして、過負荷が開放されたとき、圧縮していた中立維持用油圧シリンダー装置が伸展して中立状態に戻り作用し、この中立維持用油圧シリンダー装置の伸展に伴って伸縮動する緩衝用油圧シリンダー装置の緩衝作用によって、戻り速度を低速に制御し得る。
さらに上記した本発明の請求項4記載の鋼管の処理設備は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、横移動体側に刃保持体の回転動装置が設けられ、刃保持体に対して切断用刃体と開先加工用刃体とが、前後方向軸心に対して180度状に変位した位置で振り分けて配設されていることを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、クランプ手段により鋼管を所定位置に固定した状態で、横移動装置を駆動することで横移動体を横移動させ、また昇降動装置を駆動することで縦移動体を昇降動させる。これらの組み合わせ動作により、回転駆動している一対の切断用刃体を鋼管の周りで同方向に移動させて、鋼管の先端や後端や中間の切断を行える。また、回転動装置を作動して刃保持体を前後方向軸心の周りに180度状で回転させ、切断用刃体と開先加工用刃体とを入れ換えて、開先加工用刃体を切断端面側に向けたのち、横移動装置を駆動することで横移動体を横移動させ、また昇降動装置を駆動することで縦移動体を昇降動させる。これらの組み合わせ動作により、回転駆動している一対の開先加工用刃体を同方向に移動させて、切断端面を順次開先加工し得、以て鋼管の端部分に開先を形成し得る。
上記した本発明の請求項1によると、鋼管を搬送経路上で長さ方向に搬送して所定の位置で停止させ、クランプ手段により鋼管を所定位置に固定した状態で、処理手段を作動させて鋼管の切断を行うことができる。すなわち、回転駆動部の駆動により駆動軸を介して切断用刃体を駆動回転させた状態で、両切断用刃体の横移動と昇降動とを行うことにより、回転駆動している一対の切断用刃体を、鋼管の周りで同方向に移動させて順次切断でき、以て鋼管の先端や後端や中間の切断を行うことができる。次いで、刃保持体を前後方向軸心の周りに回転させ、切断用刃体と開先加工用刃体とを入れ換えて、開先加工用刃体を切断端面側に向けた状態で、開先加工用刃体の横移動と昇降動とを行うことにより、回転駆動している一対の開先加工用刃体を、鋼管の周りで同方向に移動させて切断端面を順次開先加工でき、以て鋼管の端部分に開先を形成できる。
このようにして、処理手段を配設した1箇所において、切断用刃体により鋼管の切断を行って切断端面を形成したのち、開先加工用刃体により切断端面に対して開先の加工を行うことができ、これにより、製造ラインを短くできて占有面積を縮小でき、さらに処理手段に対応したクランプ手段のみでよいことなど、設備の小型化、低価格化を期待できることになる。そして横移動体の横移動によって、切断用刃体による鋼管の切断や、開先加工用刃体による開先加工を行う際に過負荷が生じたとき、過負荷緩衝手段の緩衝作用によって過負荷を吸収することができ、以て横移動装置や切断用刃体や開先加工用刃体などの損傷を防止できる。
また上記した本発明の請求項2によると、横移動装置の正逆回転駆動部を駆動して螺子体を回転させ、ナット体を介して可動体を移動させることで、過負荷緩衝手段を介して横移動体を一体状に横移動できる。そして切断時や開先加工時に過負荷が生じたとき、可動体と横移動体との間に設けた過負荷緩衝手段により過負荷を吸収できる。
そして上記した本発明の請求項3によると、横移動装置の正逆回転駆動部を駆動して螺子体を回転させ、可動体や過負荷緩衝手段を介して横移動体を横移動させることで、回転駆動している切断用刃体により切断でき、または回転駆動している開先加工用刃体により切断端面を開先加工できる。このような切断時や開先加工時において、両中立維持用油圧シリンダー装置は中立状態にあり、また緩衝用油圧シリンダー装置も中立状態にあり、以て通常の横移動は常にバランス良く円滑に行うことができる。
このような切断時や開先加工時に過負荷が生じたとき、可動体の移動方向に位置している中立維持用油圧シリンダー装置を圧縮する(縮む)ことになって過負荷を吸収でき、このとき、中立維持用油圧シリンダー装置の圧縮に伴って緩衝用油圧シリンダー装置を伸縮できる。そして、過負荷が開放されたとき、圧縮していた中立維持用油圧シリンダー装置が伸展して中立状態に戻り作用し、この中立維持用油圧シリンダー装置の伸展に伴って伸縮動する緩衝用油圧シリンダー装置の緩衝作用によって、戻り速度を低速に制御でき、以て横移動体の中立状態への戻り移動を緩衝して穏やかに行うことができる。
さらに上記した本発明の請求項4によると、クランプ手段により鋼管を所定位置に固定した状態で、横移動装置を駆動することで横移動体を横移動でき、また昇降動装置を駆動することで縦移動体を昇降動できる。これらの組み合わせ動作により、回転駆動している一対の切断用刃体を鋼管の周りで同方向に移動させて、鋼管の先端や後端や中間の切断を行うことができる。また、回転動装置を作動して刃保持体を前後方向軸心の周りに180度状で回転させ、切断用刃体と開先加工用刃体とを入れ換えて、開先加工用刃体を切断端面側に向けたのち、横移動装置を駆動することで横移動体を横移動でき、また昇降動装置を駆動することで縦移動体を昇降動できる。これらの組み合わせ動作により、回転駆動している一対の開先加工用刃体を同方向に移動させて、切断端面を順次開先加工でき、以て鋼管の端部分に開先を形成できる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、角形鋼管の処理に採用した状態として、図1〜図18に基づいて説明する。
図1〜図3において、たとえば各種成形機から連続されて角形鋼管(鋼管の一例)1を長さ方向に搬送する搬送経路5は、ローラコンベア6により形成されている。そして搬送経路5の部分には、角形鋼管1のクランプ手段111A,111Bと、搬送経路5を挟んで左右一対の処理手段21A,21Bとが設けられている。なお角形鋼管1は、4つの辺部1aと4箇所の隅部(R状コーナー部)1bとにより四角形状に形成され、一つの辺部1aには突き合せ溶接部(シーム溶接部)1cが形成されている。
前記クランプ手段111A,111Bや処理手段21A,21Bを配設するための本体10は、前後方向(搬送方向)で一対のベース枠部10aと、これらベース枠部10a上に配設された左右一対の縦枠部10bと、これら縦枠部10bの左右方向の上部間に設けられた横枠部10cと、ベース枠部10aの外端部間に設けられた下部前後枠部10dなどにより枠組状に構成されている。そして本体10の中央部分には、ベース枠部10aと両縦枠部10bと横枠部10cとによって、前記搬送経路5が挿通される貫通部10eが形成されている。
前記クランプ手段111A,111Bは、処理手段21A,21Bを中にして搬送経路5の方向で一対配設されるもので、それぞれ本体10側に設けられた左右クランプ装置112と上下クランプ装置120とからなる。すなわち左右クランプ装置112は、そのピストンロッドを相対向させた状態で縦枠部10bに取り付けられた左右一対のシリンダー装置113と、これらシリンダー装置113のピストンロッドに連結された押し引き体114と、この押し引き体114の内端部分に連結された可動体115と、この可動体115に内端部分が連結され前記縦枠部10b側に支持案内されるガイド体116と、前記可動体115の内面側に搬送経路5の方向で摺動自在に設けられた挟持体117と、この挟持体117を摺動すべく可動体115側に設けられて摺動用シリンダー装置118などにより構成されている。また上下クランプ装置120は、ピストンロッドを下向きとした状態で横枠部10cに取り付けられたシリンダー装置121と、このシリンダー装置121のピストンロッドに連結された押さえ体122などにより構成されている。
このように構成されたクランプ手段111A,111Bによると、シリンダー装置113を伸展動させ、挟持体117を角形鋼管1の両側面に当接させることで、左右クランプ装置12によって角形鋼管1を両側からクランプし得、そしてシリンダー装置121を伸展動させ、押さえ体122を角形鋼管1の上面に当接させることで、ローラコンベア6のローラ7群と上下クランプ装置120とによって角形鋼管1を上下からクランプし得る。また摺動用シリンダー装置118により、可動体115に対して挟持体117を摺動させることで、クランプしている角形鋼管1を搬送経路5の方向に移動し得る。以上の112〜122などにより、クランプ手段111A,111Bの一例が構成される。
前記処理手段21A,21Bは、前記搬送経路5に対して接近離間方向に横移動自在として本体10側に設けられた横移動体22A,22Bと、これら本体10側と横移動体22A,22Bとの間に設けられた横移動装置24A,24Bと、前記横移動体22A,22Bに対して昇降動自在に設けられた縦移動体40A,40Bと、これら横移動体22A,22Bと縦移動体40A,40Bとの間に設けられた昇降動装置42A,42Bと、前記縦移動体40A,40Bに対して搬送経路5に沿った前後方向軸心59A,59Bの周りに回転自在に設けられた刃保持体60A,60Bと、それぞれ前後方向軸心59A,59Bに沿った駆動軸80A,80B、84A,84Bを介して刃保持体60A,60B側に回転自在に設けられた切断用刃体82A,82Bならびに開先加工用刃体86A,86Bと、これら切断用刃体82A,82Bならびに開先加工用刃体86A,86Bの駆動軸80A,80B、84A,84Bに連動した回転駆動部90A,90Bなどから構成されている。
すなわち前記処理手段21A,21Bは、左右方向に長いベース枠部10aや横枠部10cに、それぞれLMガイド23A,23Bを介して支持案内されることで、接近離間方向(左右方向)に横移動自在として設けられている。そして、本体10側と横移動体22A,22Bとの間に設けられる横移動装置24A,24Bは、本体10のベース枠部10a上に配設されたベース板体25A,25Bを有し、このベース板体25A,25B上に螺子体(ボール螺子など)26A,26Bが、その長さ方向を接近離間方向に沿った方向として配設されるとともに、両端部が軸受部材27A,27Bに支持されることでベース板体25A,25B(本体21側)に回転自在に設けられている。
図1〜図8において、前記ベース板体25A,25B(本体10側)の外端側には正逆駆動自在なモータ(正逆回転駆動部の一例で、DCモータなどからなる。)28A,28Bが設けられ、このモータ28A,28Bの出力軸と前記螺子体26A,26Bとが、巻き掛け伝動機構29A,29Bを介して連動連結されている。そして、前記螺子体26A,26Bに螺合されるナット体30A,30Bが設けられ、このナット体30A,30Bは可動体31A,31Bに取り付けられている。ここで可動体31A,31Bは、前記横移動体22A,22Bから外方へ連設した横移動部材22a,22bの外側面にLMガイド32A,32Bを介して支持案内されることで、接近離間方向に移動自在に設けられている。
前記横移動装置24A,24Bにおける可動体31A,31Bと横移動体22A,22Bとの間には、横移動体22A,22Bの横移動時における過負荷を緩衝する過負荷緩衝手段33A,33Bが設けられている。すなわち、過負荷緩衝手段33A,33Bは、可動体31A,31Bを中にして接近離間方向に振り分けた状態で、可動体31A,31Bと横移動体22A,22Bとの間に設けられた一対の中立維持用油圧シリンダー装置34A,34B、35A,35Bと、一方(外側)の中立維持用油圧シリンダー装置35A,35Bに平行状として、可動体31A,31Bと横移動体22A,22Bとの間に設けられた緩衝用油圧シリンダー装置36A,36Bとからなり、中立維持用油圧シリンダー装置34A,34B、35A,35Bが過負荷状態から中立状態に戻り作用する際に、緩衝用油圧シリンダー装置36A,36Bが緩衝作用するように構成されている。
そして、各油圧シリンダー装置34A,34B、35A,35B、36A,36Bへの油圧回路37において、緩衝用油圧シリンダー装置36A,36Bへの伸展室側給排路38A,38Bと収縮室側給排路39A,39Bとには、それぞれ絞り弁38a,38b、39a,39bが介在されている。したがって、一方(外側)の中立維持用油圧シリンダー装置35A,35Bと緩衝用油圧シリンダー装置36A,36Bとは同方向に伸縮動を行い、その際に緩衝用油圧シリンダー装置36A,36Bの伸縮動は、絞り弁38a,38b、39a,39bの絞り作用により緩衝されて穏やかに行われる。以上の34A,34B〜39A,39Bなどにより過負荷緩衝手段33A,33Bの一例が構成され、そして25A,25B〜39A,39Bなどにより横移動装置24A,24Bの一例が構成される。
前記横移動体22A,22Bに対して前記縦移動体40A,40Bが、LMガイド41A,41Bを介して支持案内されることで昇降自在として設けられている。そして、横移動体22A,22Bと縦移動体40A,40Bとの間に設けられる昇降動装置42A,42Bは、横移動体22A,22Bの上部に設けられた正逆駆動自在なモータ(正逆回転駆動部の一例で、DCモータなどからなる。)43A,43Bと、このモータ43A,43Bの下向き出力軸に巻き掛け伝動機構44A,44Bを介して連動連結された螺子体45A,45Bと、縦移動体40A,40Bに固定されかつ前記螺子体45A,45Bが螺合されるナット体46A,46Bなどにより構成されている。なお螺子体45A,45Bの上下端部は、軸受部材47A,47Bを介して縦移動体40A,40B側に回転自在に支持されている。以上の43A,43B〜47A,47Bなどにより、昇降動装置42A,42Bの一例が構成される。
前記昇降動装置42A,42Bに対して内側に平行される状態で昇降バランス装置50A,50Bが設けられている。すなわち、横移動体22A,22Bの上部には、保持枠体51A,51Bを介して鎖輪52A,52Bが遊転自在に設けられ、この鎖輪52A,52Bに掛けられたチェーン53A,53Bの遊端が、前記縦移動体40A,40Bに連結部材54A,54Bを介して連結されている。そしてチェーン53A,53Bの基端が、横移動体22A,22B側に設けられたバランス用シリンダー装置55A,55Bのピストンロッドに連結されている。以上の51A,51B〜55A,55Bなどにより、昇降バランス装置50A,50Bの一例が構成される。
したがって、横移動装置24A,24Bにより横移動体22A,22Bを横移動させるとともに、昇降動装置42A,42Bにより縦移動体40A,40Bを昇降動させることにより、縦移動体40A,40Bは、搬送経路5に対して接近離間方向に横移動自在でかつ昇降自在に構成される。そして昇降動装置42A,42Bの昇降動に合わせてバランス用シリンダー装置55A,55Bを作動させることで、縦移動体40A,40Bの昇降動がバランスよく行えるように構成される。
図1〜図3、図9において、前記縦移動体40A,40Bの搬送経路5側の部分に前記刃保持体60A,60Bが設けられている。すなわち刃保持体60A,60Bは、横向きの筒状の回転部61A,61Bと、この回転部61A,61Bの一側面に連結した保持部62A,62Bと、他側面に連結した連結部63A,63Bなどからなり、前記回転部61A,61Bが縦移動体40A,40B側の回転支持部材48A,48Bに嵌め込まれて、前後方向軸心59A,59Bの周りに回転自在に支持されている。そして縦移動体40A,40B側には、刃保持体60A,60Bを回転させるための回転動装置65A,65Bと、回転させた刃保持体60A,60Bを位置決めするための回転位置決め装置70A,70Bとが設けられている。
すなわち、縦移動体40A,40Bには、モータや減速機などからなる駆動部66A,66Bが設けられ、その前後方向の出力軸67A,67Bと、前記連結部63A,63Bとがチェーン伝動機構68A,68Bを介して連動連結されている。そして縦移動体40A,40Bには、そのピストンロッドを上方に向けたシリンダー装置71A,71Bが設けられ、そのピストンロッドが連結されたリンク機構72A,72Bを介して、回転支持部材48A,48B側に設けられた当接部材73A,73Bが回転部61A,61Bの外周面に圧接離間自在に構成されている。以上の66A,66B〜68A,68Bなどにより回転動装置65A,65Bの一例が構成され、そして71A,71B〜73A,73Bなどにより回転位置決め装置70A,70Bの一例が構成される。
したがって、シリンダー装置71A,71Bの収縮動により回転部61A,61Bの外周面から当接部材73A,73Bを離間させた状態で、駆動部66A,66Bによりチェーン伝動機構68A,68Bを介して連結部63A,63Bを回転させることで、刃保持体60A,60Bを前後方向軸心59A,59Bの周りに180度状で正逆に回転し得る。そして、シリンダー装置71A,71Bの伸展動により当接部材73A,73Bを回転部61A,61Bの外周面に圧接させることで、その回転位置を回転位置決め装置70A,70Bにより位置決めし得る。
前記刃保持体60A,60Bにおける保持部62A,62Bには、切断側駆動軸(駆動軸の一例)80A,80Bと開先側駆動軸(駆動軸の一例)84A,84Bとが、前後方向軸心59A,59Bに対して180度状に変位した位置として振り分けて配設されるとともに、これら切断側駆動軸80A,80Bと開先側駆動軸84A,84Bは軸受81A,81B、85A,85Bを介して回転自在に支持されている。そして切断側駆動軸80A,80Bの一端には、切断用刃体82A,82Bが取り付けられるとともに、この切断用刃体82A,82Bの両側に振り分けて習いローラ83A,83Bが遊転自在に設けられている。また開先側駆動軸84A,84Bの一端には開先加工用刃体86A,86Bが取り付けられるとともに、この開先加工用刃体86A,86Bの両側に振り分けて習いローラ87A,87Bが遊転自在に設けられている。ここで開先加工用刃体86A,86Bの外周縁は、前後の両側に傾斜刃面(研磨面)86a,86bを有する形状とされている。
前記縦移動体40A,40B側と刃保持体60A,60B側との間には、切断用刃体82A,82Bの切断側駆動軸80A,80Bと開先加工用刃体86A,86Bの開先側駆動軸84A,84Bとに連動した回転駆動部90A,90Bが設けられている。すなわち、前後方向軸心59A,59B上に位置されて伝動軸91A,91Bが設けられるとともに、この伝動軸91A,91Bは刃保持体60A,60B側に軸受部材92A,92Bを介して相対回転自在に貫通されている。
そして、縦移動体40A,40B側に設けられた駆動モータ93A,93Bの出力軸94A,94Bと、縦移動体40A,40B側に軸受部材95A,95Bを介して回転自在に設けられた中間軸96A,96Bとがベルト伝動機構97A,97Bにより連動連結されるとともに、中間軸96A,96Bと伝動軸91A,91Bの他端とがチェーン伝動機構98A,98Bにより連動連結されている。また伝動軸91A,91Bの一端に設けられた駆動歯車99A,99Bが、切断側駆動軸80A,80Bに設けられた切断側受動歯車100A,100Bと開先側駆動軸83A,83Bに設けられた開先側受動歯車101A,101Bとに常時歯合して連動されている。以上の91A,91B〜101A,101Bなどにより回転駆動部90A,90Bの一例が構成される。
したがって、回転動装置65A,65Bにより刃保持体60A,60Bを前後方向軸心59A,59Bの周りに180度状で正逆に回転させるとともに、回転位置決め装置70A,70Bにより回転位置を位置決めすることで、切断用刃体82A,82Bと開先加工用刃体86A,86Bとを入れ換えて(択一的に)角形鋼管1に向け得る。そして回転駆動部90A,90Bの駆動によって、切断側駆動軸80A,80Bと開先側駆動軸84A,84Bを介して切断用刃体82A,82Bと開先加工用刃体86A,86Bとを駆動回転し得る。
以上の21A,21B〜101A,101Bなどにより処理手段20A,20Bの一例が構成される。なお、両処理手段20A,20Bの下方には、切屑などを受け止めて排出するための排出装置105が設けられ、この排出装置105はコンベア形式などにより構成されている。
以下に、上記した実施の形態1における作用を説明する。
図10(a)に示すように、左右クランプ装置112のシリンダー装置113を収縮動させて挟持体117を離間動させ、上下クランプ装置120のシリンダー装置121を収縮動させて押さえ体122を上昇動させることで、両クランプ手段111A,111Bを非クランプ姿勢とする。そして両処理手段21A,21Bにおいては、図11に示すように、横移動体22A,22Bを搬送経路5に対して離間動させるとともに、刃保持体60A,60Bの回転により切断用刃体82A,82Bを搬送経路5側に向けており、さらに、一方の処理手段21Aにおいては縦移動体40Aを下降させるとともに、他方の処理手段21Bにおいては縦移動体40Bを上昇させている。
この状態で、前工程(各種成形機)側からの角形鋼管1を、ローラコンベア6によって搬送経路5上で長さ方向に搬送し、そして先端が切断用刃体82A,82Bの部分を少し越えた所定の位置で搬送を停止させる。次いで図10(b)に示すように、クランプ手段111A,111Bによるクランプを行う。すなわち、左右クランプ装置112のシリンダー装置113を伸展動させることで、挟持体117を角形鋼管1の両側面に当接させて角形鋼管1を両側からクランプし得、また上下クランプ装置120のシリンダー装置121を伸展動させることで、押さえ体122を下降させて角形鋼管1の上面に当接させ、ローラコンベア6のローラ7群との間で角形鋼管1を上下からクランプし得る。
このようにして角形鋼管1を所定位置に固定させた状態で、処理手段21A,21Bを作動させて先端の切断除去を行う。すなわち、回転駆動部90A,90Bの駆動モータ93A,93Bを駆動することで、ベルト伝動機構97A,97Bを介して中間軸96A,96Bを回転させ、そしてチェーン伝動機構98A,98Bを介して伝動軸91A,91Bを駆動回転させている。さらに駆動歯車99A,99Bと切断側受動歯車100A,100Bとを介して切断側駆動軸80A,80Bを回転させ、以て切断用刃体82A,82Bを駆動回転させている。なお、伝動軸91A,91Bの回転は、駆動歯車99A,99Bと開先側受動歯車101A,101Bとを介して開先側駆動軸84A,84Bも回転させ、以て非作用位置にある開先加工用刃体86A,86Bも同時に駆動回転させている。
この状態で、両切断用刃体82A,82Bの横移動と昇降動とを行う。すなわち図11の状態から、まず、横移動装置24A,24Bのモータ28A,28Bを駆動して螺子体26A,26Bを回転させ、このとき、横移動体22A,22B側のナット体30A,30Bに螺子体26A,26Bが螺合されていることで、横移動体22A,22Bを搬送経路5に対して接近方向に横移動させ得る。そして図12の実線に示すように、一方の切断用刃体82Aの先端が一方の下部の隅部1bに下方から対向したときに一方の横移動装置24Aを停止させるとともに、他方の切断用刃体82Bの先端が他方の上部の隅部1bに上方から対向したときに他方の横移動装置24Bを停止させる。
次いで、昇降動装置42A,42Bのモータ43A,43Bを駆動して螺子体45A,45Bを回転させ、このとき、縦移動体40A,40B側のナット体46A,46Bに螺子体45A,45Bが螺合されていることで、縦移動体40A,40Bを昇降動させ得る。すなわち、一方の縦移動体40Aを上昇動させることで、刃保持体60Aなどとともに切断用刃体82Aを上昇動し得、これにより図12の実線から仮想線に示すように、回転駆動している切断用刃体82Aの先端が、一方の下部の隅部1bから一方の側部の辺部1aへと順次切断し得る。また、他方の縦移動体40Bを下降動させることで、刃保持体60Bなどとともに切断用刃体82Bを下降動し得、これにより図12の実線から仮想線に示すように、回転駆動している切断用刃体82Bの先端が、他方の上部の隅部1bから他方の側部の辺部1aへと順次切断し得る。
このような昇降動装置42A,42Bを作動しての昇降動による切断は、一方の切断用刃体82Aが一方の上部の隅部1bを切断し、他方の切断用刃体82Bが他方の下部の隅部1bを切断することで停止される。
次いで、横移動装置24A,24Bのモータ28A,28Bを駆動して螺子体26A,26Bを回転させ、横移動体22A,22Bを搬送経路5に対して接近方向に横移動させ得る。すなわち、一方の横移動体22Aを横移動させることで、刃保持体60Aなどとともに切断用刃体82Aを他方へ向けて横移動し得、これにより図13から図14に示すように、回転駆動している切断用刃体82Aの先端が、一方の上部の隅部1bから上部の辺部1aへと順次切断し得る。また、他方の横移動体22Bを横移動させることで、刃保持体60Bなどとともに切断用刃体82Bを一方へ向けて横移動し得、これにより図13から図14に示すように、回転駆動している切断用刃体82Bの先端が、他方の下部の隅部1bから下部の辺部1aへと順次切断し得る。
このような横移動装置24A,24Bを作動しての横移動による切断は、図14に示すように、一方の切断用刃体82Aが他方の上部の隅部1bを通過(通り抜け状)し、また他方の切断用刃体82Bが他方の下部の隅部1bを通過することで停止される。
このようにして、横移動装置24A,24Bを駆動することで横移動体22A,22Bを横移動させる動作と、昇降動装置42A,42Bを駆動することで縦移動体40A,40Bを昇降動させる動作との組み合わせ動作により、回転駆動している一対の切断用刃体82A,82Bを角形鋼管1の周りで同方向に移動させて、図1に示すように、この角形鋼管1の先端の切断を行え、そして切断した先端部分1Aは落下などにより除去し得る。なお、両切断用刃体82A,82Bを横移動や昇降動させての切断の際に、習いローラ83A,83Bが辺部1aや隅部1bの外面に当接して遊転しながら移動し、これにより切断用刃体82A,82Bによる切断位置(切断姿勢)を好適にし得るとともに、切断用刃体82A,82Bの損傷を減少し得る。
次いで、角形鋼管1の切断端面2に対して開先加工を行う。すなわち、図14の状態から刃保持体60A,60Bを少し上下に離間動させたのち、図15に示すように、まず回転位置決め装置70A,70Bを開放動させた状態で回転動装置65A,65Bを作動して、刃保持体60A,60Bを前後方向軸心59A,59Bの周りに180度状で回転させ、切断用刃体82A,82Bと開先加工用刃体86A,86Bとを入れ換えて(向きを変更して)、開先加工用刃体86A,86Bを切断端面2(搬送経路5)側に向ける。そして、刃保持体60A,60Bの回転位置を回転位置決め装置70A,70Bにより位置決めする。
次いで図16の実線に示すように、刃保持体60A,60Bを少し上下に接近動させたのち、開先加工用刃体86A,86Bの横移動と昇降動とを、上述した切断用刃体82A,82Bのときとは逆方向で行う。つまり図16の実線の状態から、横移動装置24A,24Bのモータ28A,28Bを逆駆動して螺子体26A,26Bを逆回転させ、横移動体22A,22Bを横移動させ得る。
すなわち、図16の実線から仮想線に示すように、一方の横移動体22Aを横移動させることで、刃保持体60Aなどとともに開先加工用刃体86Aを一方へ向けて横移動し得、これにより図17に示すように、回転駆動している開先加工用刃体86Aの傾斜刃面86aにより、切断端面2における他方の上部の隅部1bから上部の辺部1aへと順次開先加工し得る。また、図16の実線から仮想線に示すように、他方の横移動体22Bを横移動させることで、刃保持体60Bなどとともに開先加工用刃体86Bを他方へ向けて横移動し得、これにより図17に示すように、回転駆動している開先加工用刃体86Bの傾斜刃面86bにより、切断端面2における一方の下部の隅部1bから下部の辺部1aへと順次開先加工し得る。
このような横移動装置24A,24Bを作動しての横移動による開先加工は、図16の仮想線に示すように、一方の開先加工用刃体86Aが一方の上部の隅部1bを開先加工し、他方の開先加工用刃体86Bが他方の下部の隅部1bを開先加工することで停止される。
次いで、昇降動装置42A,42Bのモータ43A,43Bを逆駆動して螺子体45A,45Bを逆回転させ、このとき、縦移動体40A,40B側のナット体46A,46Bが螺子体45A,45Bに螺合されていることで、縦移動体40A,40Bを昇降動させ得る。すなわち、一方の縦移動体40Aを下降動させ、図16の仮想線矢印のように、刃保持体60Aなどとともに開先加工用刃体86Aを下降動し得、これにより、回転駆動している開先加工用刃体86Aの傾斜刃面86aにより、一方の上部の隅部1bから一方の側部の辺部1aへと順次開先加工し得る。また、他方の縦移動体40Bを上昇動させ、図16の仮想線矢印のように、刃保持体60Bなどとともに開先加工用刃体86Bを上昇動し得、これにより図17に示すように、回転駆動している開先加工用刃体86Bの傾斜刃面86bにより、一方の上部の隅部1bから他方の側部の辺部1aへと順次開先加工し得る。
このような昇降動装置42A,42Bを作動しての昇降動による開先加工は、一方の開先加工用刃体86Aが一方の下部の隅部1bを通過(通り抜け状)し、他方の開先加工用刃体86Bが他方の上部の隅部1bを通過することで停止される。以上のようにして角形鋼管1の切断端面2に対して開先加工を行え、以て先端部分に開先3を形成し得る。なお、両開先加工用刃体86A,86Bを横移動や昇降動させての開先加工の際に、習いローラ87A,87Bが辺部1aや隅部1bの外面に当接して遊転しながら移動し、これにより開先加工用刃体86A,86Bによる加工位置(加工姿勢)を好適にし得るとともに、開先加工用刃体86A,86Bの損傷を減少し得る。
その後に、両処理手段21A,21Bにおいて横移動体22A,22Bを元の位置(ホームポジション)に戻し、そして両クランプ手段11A,11Bを非クランプ姿勢(クランプ解除)とすることにより、開先加工を行った角形鋼管1をローラコンベア6によって搬送経路5上で搬送(搬出)し得る。
上述では、角形鋼管1の先端の切断と、切断端面2に対する開先3の加工を行っているが、同様にして、角形鋼管1の後端の切断と、切断端面2に対する開先3の加工も行えるものである。また図18に示すように、角形鋼管1の中間の切断、すなわち所定寸法の切断を行ったのち、この切断により生じた一対(前後両側)の切断端面2に対して、共通の開先加工用刃体86A,86Bによって同時に開先3の加工を行えるものである。
なお、上述したような横移動による切断時や開先加工時において、通常では図8の(a)に示されるように、両中立維持用油圧シリンダー装置34A,34B、35A,35Bは中立状態にあり、また緩衝用油圧シリンダー装置36A,36Bも中立状態にあり、以て通常の横移動は常にバランス良く円滑に行われる。
そして、このような横移動による切断時や開先加工時に、たとえば切屑などの異物が、角形鋼管1における上位の辺部1aの上面(角形鋼管1の最上面)や下位の辺部1aの下面(角形鋼管1の最下面)などに付着して(載って)いたとき、切断用刃体82A,82Bや開先加工用刃体86A,86Bとともに移動してきた習いローラ83A,83B、87A,87Bが異物に乗り上がることになる。これにより、縦移動体40A,40Bなどを介して横移動体22A,22Bの移動に過負荷(ブレーキ)が掛けられた状態になる。
このとき、横移動装置24A,24Bのモータ28A,28Bにより螺子体26A,26Bを回転させ、ナット体30A,30Bを介して可動体31A,31Bを横移動させている。したがって、仮に横移動体22A,22Bと可動体31A,31Bとが一体状であったときには、過負荷によって、螺子体26A,26Bとナット体30A,30Bとの一方または両方が損傷したり、切断用刃体82A,82Bや開先加工用刃体86A,86Bが損傷したりする恐れがある。
しかし、横移動体22A,22Bの移動に過負荷が掛けられたとき、可動体31A,31Bの移動方向に位置している中立維持用油圧シリンダー装置34Aまたは35A、中立維持用油圧シリンダー装置33Bまたは34Bが圧縮する(縮む)ことになり、以て過負荷を吸収し得る。なお、中立維持用油圧シリンダー装置34Aまたは35A、中立維持用油圧シリンダー装置33Bまたは34Bの圧縮に伴って、緩衝用油圧シリンダー装置36A,36Bが伸縮している。
すなわち、たとえば図8の(a)に示される横移動体22Bの通常の横移動Xに過負荷が掛けられたとき、図8の(b)に示されるように、可動体31Bの移動方向に位置している中立維持用油圧シリンダー装置34Bが圧縮し(縮み)、他方の中立維持用油圧シリンダー装置35Bが伸展する(伸びる)ことになり、以てLMガイド32Bを介して、横移動体22Bに対して可動体31Bを中立維持用油圧シリンダー装置34B側に変位Yさせて過負荷を吸収し得る。このとき緩衝用油圧シリンダー装置36Bは、他方の中立維持用油圧シリンダー装置35Bのゆっくりとした伸展速度に連動した状態で、低速で伸展することになる。
そして、習いローラ83A,83B、87A,87Bが異物の部分を通過する(乗り越える)などして過負荷(ブレーキ)が開放された状態になったとき、圧縮していた中立維持用油圧シリンダー装置34Bが伸展し、伸展していた中立維持用油圧シリンダー装置35Bが圧縮して、中立状態に戻り作用することになる。この中立維持用油圧シリンダー装置35Bが圧縮に伴って、伸展していた緩衝用油圧シリンダー装置36Bも圧縮することになるが、このとき緩衝用油圧シリンダー装置36Bの圧縮速度を、伸展室側給排路38Bと収縮室側給排路39Bとに介在した絞り弁38b,39bによる絞り作用によって低速に制御し得、以て図8の(c)に示される横移動体22Bの中立状態への戻り移動Zを緩衝して穏やかに行える。
なお、対象とする角形鋼管1の外寸や厚さは種々であり、たとえば図2の仮想線に示すように、短外寸で薄肉の角形鋼管1Sに対しても、両切断用刃体82A,82Bや両開先加工用刃体86A,86Bにおける横移動や昇降動を制御することで、同様に切断や開先加工を行えることになる。その際に、必要に応じて、横移動体22A,22Bが接近離間方向に位置調整される。
また、たとえば切断用刃体82A,82Bによる角形鋼管1の中間の切断を行ったのち、上下クランプ装置120によるクランプを開放した状態で、摺動用シリンダー装置118により両クランプ手段111A,111Bの挟持体117を搬送経路5の方向において互いに離間動させることで、クランプ手段111A,111Bによりクランプしている角形鋼管1を互いに離間動させて、切断端面2間の隙間距離を調整し得る。これにより、上下クランプ装置120をクランプ動した状態での両切断端面2に対する開先加工用刃体86A,86Bによる同時の開先加工は、角形鋼管1や開先加工用刃体86A,86Bの厚さの変化などに対応して常に好適に行えるものである。
このようにして角形鋼管1の切断端面2に対して開先加工を行え、以て端部分に開先3を形成し得る。すなわち、処理手段21A,21Bを配設した1箇所において、角形鋼管1の切断を行って切断端面2を形成したのち、切断端面2に対して開先3の加工を行えることになり、これにより、製造ラインを短くできて占有面積を縮小でき、さらに処理手段21A,21Bに対応したクランプ手段11A,11Bのみでよいことなど、設備の小型化、低価格化を期待できることになる。さらに過負荷緩衝手段33A,33Bによる緩衝作用によって過負荷を吸収することで、螺子体26A,26Bやナット体30A,30Bの損傷、切断用刃体82A,82Bや開先加工用刃体86A,86Bの損傷を防止し得る。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2を、図19、図20に基づいて説明する。
すなわち、丸形鋼管(鋼管の一例)4に対して切断や開先加工を行うものであって、この場合に図19(a)に示すように、ローラコンベア6は鼓形ローラ7a群により形成され、またクランプ手段111A,111Bとしては、挟持体117の内側面が凹円弧状面117aに形成されるとともに、押さえ板122の下面が凹円弧状面122aに形成されている。したがって、クランプ手段111A,111Bによる丸形鋼管4のクランプは、丸形鋼管4の径の変化に関係なく、図19(b)に示すように、この丸形鋼管4を自動的に芯合わせしながら行える。
また処理手段21A,21Bによる切断や開先加工は、切断用刃体82A,82Bや開先加工用刃体86A,86Bにおける横移動や昇降動を、実施の形態1のように個別に行わず、横移動と昇降動を複合的に同時に(組み合わせ動作を)行うように制御することで、すなわち図20の(a)〜(d)に示すように、切断用刃体82A,82Bや開先加工用刃体86A,86Bを丸形鋼管4の円弧に沿って移動させることで、円滑かつ確実に行えることになる。
このような丸形鋼管4に対して切断や開先加工を行っているときでも、過負荷が生じたとき、過負荷緩衝手段の緩衝作用によって過負荷を吸収し得る。また、摺動用シリンダー装置118により両クランプ手段111A,111Bの挟持体117を搬送経路5の方向において互いに離間動させることで、クランプしている丸形鋼管4を互いに離間動させて、切断端面2間の隙間距離を調整し得る。
上記した実施の形態1では、過負荷緩衝手段33A,33Bとして油圧シリンダー装置34A,34B、35A,35B、36A,36Bを使用した形式が示されているが、これはバネシリンダーを使用した形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、過負荷緩衝手段33A,33Bとして、一方(外側)の中立維持用油圧シリンダー装置35A,35Bに平行状として緩衝用油圧シリンダー装置36A,36Bを設けた形式が示されているが、これは他方(内側)の中立維持用油圧シリンダー装置34A,34Bに平行状として緩衝用油圧シリンダー装置36A,36Bを設けた形式などであってもよく、この場合に油圧回路37が一部変更される。
上記した実施の形態1では、横移動装置24A,24Bや昇降動装置42A,42Bとして螺子体26A,26B、45A,45Bを使用した形式が示されているが、これはシリンダー装置を使用した形式や駆動チェーンを使用した形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、刃保持体60A,60Bに対して切断用刃体82A,82Bと開先加工用刃体86A,86Bとが、前後方向軸心59A,59Bに対して180度変位した位置で振り分けて配設した形式が示されているが、これは120度変位した2箇所に振り分けて配設し、残り1箇所に別の処理体を配設した形式、90度変位した4箇所のうち2箇所ずつ振り分けて配設した形式などであってもよい。なお、これらの場合、回転動装置による刃保持体60A,60Bの回転角度は好適に制御される。
上記した実施の形態1では、刃保持体60A,60Bの往移動時に切断用刃体82A,82Bによる切断を行い、そして復移動時に開先加工用刃体86A,86Bによる開先加工を行う形式が示されているが、これは切断を行ったのち一旦ホームポジションに戻したのち、同じ移動(往移動に相当)を行いながら開先加工用刃体86A,86Bによる開先加工を行う形式などであってもよい。
上記した実施の形態1において、回転駆動部90A,90Bとしては正逆駆動形式であってもよく、この場合に切断用刃体82A,82Bによる切断と開先加工用刃体86A,86Bによる開先加工とに対応して、その回転方向を変更して使い分け得る。
本発明の実施の形態1を示し、鋼管の処理設備における先端部切断時の一部切り欠き平面図である。 同鋼管の処理設備の一部切り欠き正面図である。 同鋼管の処理設備の縦断側面図である。 同鋼管の処理設備における過負荷緩衝手段部分の一部切り欠き平面図である。 同鋼管の処理設備における過負荷緩衝手段部分の一部切り欠き正面図である。 同鋼管の処理設備における過負荷緩衝手段部分で、図5のA矢視図である。 同鋼管の処理設備における過負荷緩衝手段部分で、図5のB−B矢視図である。 同鋼管の処理設備における過負荷緩衝手段部分の動作説明で、(a)は通常時、(b)は過負荷発生時、(c)は過負荷開放時である。 同鋼管の処理設備における処理手段部分の一部切り欠き平面図である。 同鋼管の処理設備のクランプ手段部分を示し、(a)は非クランプ時の正面図、(b)はクランプ時の正面図である。 同鋼管の処理設備における切断前の要部の一部切り欠き正面図である。 同鋼管の処理設備における切断開始時の要部の一部切り欠き正面図である。 同鋼管の処理設備における切断中の要部の一部切り欠き正面図である。 同鋼管の処理設備における切断終了時の要部の一部切り欠き正面図である。 同鋼管の処理設備における刃切り換え時の要部の一部切り欠き正面図である。 同鋼管の処理設備における開先加工開始時の要部の一部切り欠き正面図である。 同鋼管の処理設備における端部開先加工終了時の要部の一部切り欠き平面図である。 同鋼管の処理設備における中間部開先加工終了時の要部の一部切り欠き平面図である。 本発明の実施の形態2を示し、鋼管の処理設備のクランプ手段部分で、(a)は非クランプ時の正面図、(b)はクランプ時の正面図である。 同鋼管の処理設備における切断から開先加工を示す概略正面図である。
符号の説明
1 角形鋼管(鋼管)
1S 角形鋼管(鋼管)
3 開先
4 丸形鋼管(鋼管)
5 搬送経路
6 ローラコンベア
10 本体
21A,21B 処理手段
22A,22B 横移動体
22a,22b 横移動部材
24A,24B 横移動装置
26A,26B 螺子体
28A,28B モータ(正逆回転駆動部)
30A,30B ナット体
31A,31B 可動体
33A,33B 過負荷緩衝手段
34A,34B 中立維持用油圧シリンダー装置
35A,35B 中立維持用油圧シリンダー装置
36A,36B 緩衝用油圧シリンダー装置
37 油圧回路
38A,38B 伸展室側給排路
38a,38b 絞り弁
39A,39B 収縮室側給排路
39a,39b 絞り弁
40A,40B 縦移動体
42A,42B 昇降動装置
50A,50B 昇降バランス装置
59A,59B 前後方向軸心
60A,60B 刃保持体
65A,65B 回転動装置
70A,70B 回転位置決め装置
80A,80B 切断側駆動軸(駆動軸)
82A,82B 切断用刃体
83A,83B 習いローラ
84A,84B 開先側駆動軸(駆動軸)
86A,86B 開先加工用刃体
86a,86b 傾斜刃面(研磨面)
87A,87B 習いローラ
90A,90B 回転駆動部
99A,99B 駆動歯車
100A,100B 切断側受動歯車
101A,101B 開先側受動歯車
112 左右クランプ装置
113 シリンダー装置
117 挟持体
120 上下クランプ装置
122 押さえ体

Claims (4)

  1. 鋼管を長さ方向に搬送する搬送経路の部分に、鋼管のクランプ手段と、搬送経路を挟んで左右一対の処理手段とが設けられ、これら処理手段は、搬送経路に対して接近離間方向に横移動自在として本体側に設けられた横移動体と、これら本体側と横移動体との間に設けられた横移動装置と、前記横移動体に対して昇降動自在に設けられた縦移動体と、これら横移動体と縦移動体との間に設けられた昇降動装置と、前記縦移動体に対して搬送経路に沿った前後方向軸心の周りに回転自在に設けられた刃保持体と、それぞれ前後方向軸心に沿った駆動軸を介して刃保持体側に回転自在に設けられた切断用刃体ならびに開先加工用刃体と、これら切断用刃体ならびに開先加工用刃体の駆動軸に連動した回転駆動部とからなり、前記横移動装置には、横移動体の横移動時における過負荷を緩衝する過負荷緩衝手段が設けられていることを特徴とする鋼管の処理設備。
  2. 横移動装置は、接近離間方向に沿った方向として本体側に回転自在に設けられた螺子体と、この螺子体に連動して本体側に設けられた正逆回転駆動部と、螺子体に螺合するナット体が設けられた可動体とからなり、この可動体は、横移動体側に対して接近離間方向に移動自在に設けられるとともに、可動体と横移動体との間に過負荷緩衝手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の鋼管の処理設備。
  3. 過負荷緩衝手段は、可動体を中にして接近離間方向に振り分けた状態で、可動体と横移動体との間に設けられた一対の中立維持用油圧シリンダー装置と、一方の中立維持用油圧シリンダー装置に平行状として、可動体と横移動体との間に設けられた緩衝用油圧シリンダー装置とからなり、中立維持用油圧シリンダー装置が過負荷状態から中立状態に戻り作用する際に、緩衝用油圧シリンダー装置が緩衝作用するように構成されていることを特徴とする請求項2記載の鋼管の処理設備。
  4. 横移動体側に刃保持体の回転動装置が設けられ、刃保持体に対して切断用刃体と開先加工用刃体とが、前後方向軸心に対して180度状に変位した位置で振り分けて配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鋼管の処理設備。
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