JPS60152573A - 熱硬化性塗料 - Google Patents

熱硬化性塗料

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JPS60152573A
JPS60152573A JP966084A JP966084A JPS60152573A JP S60152573 A JPS60152573 A JP S60152573A JP 966084 A JP966084 A JP 966084A JP 966084 A JP966084 A JP 966084A JP S60152573 A JPS60152573 A JP S60152573A
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thermosetting
paint
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 木発引は、熱硬化性塗料に関し、さらに詳しくは長期−
耐久性、加工性、耐スクラッヂ件、硬度、耐食性などの
すぐれた塗膜を形成する有機溶剤を媒体とする熱硬化性
塗料を提供せんとするものである。
塗料は物体を保護し、美観性を与オるために多くの被塗
物に塗装されており、該塗料として室温で塗膜を形成せ
しめる常温乾燥性塗料と加熱により塗膜を硬化させる熱
硬化性塗料とに大別される。
木発E3A−はこれらのうち、後者の熱硬化性塗料に関
し、特にその中でも、有機溶剤を媒体とする熱硬化性塗
料の性能を改良したものである。
有機溶剤を媒体とする熱硬化性塗料(以下、単に「熱硬
化性塗料」と略称するこさもある)d1常温乾・垣′性
哲、刺に比べて強靭に塗膜を形成するの1゛、自I!i
1.lJi、プレコート銅板(いわゆる着色亜鉛鉄板)
、電気製品、lli字ノ品オCどに多く塗装さtlでい
る。近年、塗着に対する要*qi堤能が高度になり、こ
のうち、過酷々ポ)填に長期間おかれるプレコー+/R
1I枦についてみると、10年以上(好寸しくけ15年
t1士、)のν期(Cわたってすぐi+1ζ而I久性(
手=1−キングならびにエロージョンなどの発生が詔め
られ々いこと)を有し、でおり、しかも硬質マ”、かつ
加ニー個、馴スクラノグ付(而、)スリキズ性叉面、1
食性々°どのすぐれた塗膜を形成する塗料の開発が急務
とな−ている。
ところが、従来のプレコート鋼板用の熱硬化性塗料では
、これらのすべての要求を満足しておらず、]O年以上
の耐久性を有する塗膜を形成することは極めて困難であ
す、シかも@!質でかつ加工性などのすぐねた塗膜を得
・ることも困難であった。
たとえば、上記従来の熱硬化性塗料において、加工性(
塗Q/Jの柔軟性)を向上させると、硬さが低下し、そ
れに伴って耐スクラッチ性、耐食性、耐水性、耐薬品性
、耐汚染性も劣化するのである。
一方、硬質にすると、耐スクラッチ性などの向上は認め
られるが加工性が低下するのである。このように、加工
性と硬質、耐スクラッチ性とは全く相反しており、これ
らの両性能を同時に満足する熱硬化性塗料は未だ得られ
ていないのである。
そこで、本発明者は熱硬化性塗料における上記した問題
点に着目し、硬質であると同時に加工性ならびに耐スク
ラッチ性がすぐれ、しかも長期耐久性、耐食性、耐水性
、耐薬品性などの良好な塗膜を形成する熱硬化性塗料を
開発することを目的に研究を重ねたのである。その結果
、熱硬化性塗料に微粉末状のポリフッ化ビニリデンを配
合することによって上記目的が達成できることを見い出
し、不発El’iを完成17たのである。
すなわち、本発明は、有機溶剤を媒体とする熱硬化性樹
脂組成物に微粉末状ボリフーI化ビニリデンを配合して
なることを特徴とする熱硬化性塗料に関するものである
木発明者は、硬質でかつ加工性などのすぐねた塗料を開
発するにあたり、これまでの方策(熱硬化性樹脂の組成
、成分などの調製)では限界があるとの認識にたち、熱
硬化性樹脂組成物に対して相溶性をもたない樹脂を配合
したいわゆる不均一系塗膜について研究を行なったので
ある。すなわち、熱硬化性樹脂組成、物に対して相溶性
をもたない樹脂(以F1[非相溶性]封脂」と略称する
ことがある)として、該樹脂自体が常温(約80℃以下
)で液状であるものを配合すると塗料中で相分離し、貯
蔵安定性も劣化し、また、熱硬化性樹脂組成物とは相溶
しないが、それに含まれる有機溶剤に溶解しやすいもの
を配合すると初期粘度が高くなり、しかも上記と同様な
傾向が認められることが判明したので、常温において固
体で、かつ有機溶剤と全くもしくけ殆ど相溶しない粉末
状の樹脂を用いる必要がある。このような非相溶性樹脂
として、例えばナイロン樹脂、アクリロニトリル−ブタ
ジェンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリフッ
化ビニリデン、ABsifR脂、メ高ル酸メナルーブタ
ジェンースチレン共重合体などをあげられ、これらにつ
いて検討したところ、ポリフッ化ビニリデンを除く他の
粉末状の非相溶性樹脂US有機溶剤を媒体とする熱硬化
性樹脂組成物中に均一に分散させるこ七が極めて困難で
あって、しかもこれらを配合した混合物を用いた塗膜の
表面は平溺性が著しく劣り、実用的でなかった。
これに対し、ポリフッ化ビニリデン微粉末(以下、f−
P V D F Jと略称することがある)は、有機溶
剤を媒体とする熱硬化性樹脂組成物中に粉末が凝集する
ことなく均一に分散混合することができ(平滑性のすぐ
れた塗膜が得られる)−シかも、PVDFを配合した熱
硬化性塗料は、長期耐久性がすぐれ、硬質で、しかも加
工性、耐スクラッチ性、耐食性、耐水性、耐薬品性、耐
候性などのすぐれた塗膜を形成することができるのを見
い出し本発明の目的を達成したのである。
本発明に係る熱硬化性塗料を構成する各成分について説
明する。
本発明に係る熱硬化性塗料は、有機溶剤を媒体とする熱
硬化性樹脂組成物に微粉末状のポリ7ツイヒ ・ビニリデンを分散せしめてなるものである。
まず、熱硬化性樹脂組成物は、加熱された温度のエネル
ギーによって架橋反応し、三次元網状構造に硬化した塗
膜を形成するものであって、主と[7て基体樹脂と架橋
剤とがらなっている。基体樹脂け、被塗面に連続塗膜を
形成させるための主要成分であり、例オーば、ポリエス
テル樹脂、シリコ−:/ ’f 性ホIJエステル、油
変性ポリエステル、アクリルIMIl旨、エボ°キシを
封月旨々どがあ(げられ、これらはいずれもすでに公知
なものであって、憎独で、もしくけ2種以上混合して使
用する。
該ポリエステル樹脂は主に多塩基酸と多価アルコールと
のエステル化物であって、多塩基酸としては無水フタル
酸、イソフタル酸、テレ7クル酸、コハク酸、アジピン
酸、フマル酸、無水マレイン酸、テトラヒドロ無水7タ
ル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸などから選ばれた1種
以上の二塩基酸が主に用いられ、必要に応じて安息香酸
、クロトン酸、p=tert ブチル安息香酸などの一
塩基酸、無水トリメリフト酸、メチルシクロヘキセント
リカルボン酸、無水ピロメリーノド酸などの3価以上の
多塩基酸などが用いらね、多価アルコールトシてにエチ
レングリコー/l/、プロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、プタンジぢ一部、ネオペンチルクリコー
ル、へ片ザンジオール、】、6−へキザンジオールをと
の二価アルコールが主に用いられ、さらに必要に応じて
グリセリン、トリメチロールエタン、I・リメヂロール
プロパン、ペンタエリスリト−ルなどの3価以上の多価
アルコールを併用することもある。画成4分のエステル
化反応は公知の方法で行々える。
シリコーシ変件ポリエステルは上記のポリエステル樹脂
にシリコーン中間体を反応させてなるものである。該シ
リコーン中間体としてはシロキサン結合をもつポリシロ
キサンであって、ポリエステル樹脂の水酸基などと反応
、する水酸基丑たはアルコキシ基などの官能基を有[7
、さらにメチル基、エチル基、フェニル基などの置換基
をもっているものも用いられる。これらの具体例として
、市販されている銘柄をあげると、例えば「グクコーニ
ング5H−61,88J(メトキシ基含有、分子量60
0)、「グクコーニング5H−6018J(水酸基含有
、分子41600)(これらはいずれもダウケミカル社
製商品名)、[東芝シリコーンワニスTSR−160J
(水酸基含有、分子量1300)、[東芝シリコーンワ
ニスTS、R−165J(メトキシ基含有、分子量65
0)(これらはいずれも東京芝浦電気■製商品名)など
がある。ポリエステル樹脂とシリコーン中間体上の反応
(脱水反応もしくけ脱アルコール反応)は、画成分の合
計量にもとづいて、ポリエステル樹脂95〜40重量%
、シリコーン中間体5〜60重量%の割合で、公知の方
法によって行なう。シリコーン中間体が60重量%より
多くなると硬度が低下し、ばくろ中に汚れやすくなるお
それがある。
油変性ポリエステルは上記ポリエステル樹脂に油脂肪酸
を反応せしめたものであって、油脂肪酸としては例オ、
はヤシ油脂肪酸、大豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、サフ
ラワー油脂肪酸、トール油脂肪酸、脱水ヒマシ沖脂肪酸
、ギリ油脂肪酸などがあげられ、ポリエステルm脂さ油
脂肪酸との反応も公知の方法で行々うことができ、その
油長け30%以下が好ましい。
アクリル拘脂としてはその骨格に水酸基、カルボキシル
基などの官能基を有しているものが使用で籾、これらの
官能基を有する重合性不飽和モノマーと重合可能な他の
モノマーとを共重合させること(でよって得られる。水
酸基含有不飽和上ツマ−としてはヒドロキシエチルアク
リレート、ヒドロキシエチルメタクリレ−1・、ヒドロ
キシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリ
レートなどがあり、カルボキシル基含有不飽和モノマー
としては、アクリル酸、メタクリル酸、イクコン酸、マ
レイン酸などがある。また、これらの七ツマ−と共重合
せしめるその他のモノマーとしてはアクリル酸もしくは
メタクリル酸とアルギルエステル、スチレン、ビニルト
ルエン、酢酸ビニル、アクリロニトリルなどがあげられ
る。
エポキシ樹脂としては、1分子中に2個以上のエポキシ
基をもつ樹脂であって、例えばエピクロルヒドリンとピ
スフエ/−ルAとの反応物、ノボランク型、環状脂肪族
型、非環状脂肪族型(ポリクリコールエーテル梨、クリ
コールエーテル型、エボギシ化ポリブタジェン)、エポ
キシ化天然油脂、多価カルボン酸エステル型などがあげ
らねる。
本発明において、これらの基体樹脂のうち、PVDFと
の相互作用からみて、シリコーン変性ポリエステル樹脂
、ポリエステル樹脂、油変性ポリエステル樹脂が最も好
適で、これらに比べ他の基体樹脂は長期耐久性に劣るこ
ともある。
これらの基体樹脂を加熱によって三次元に架橋硬化せし
めるのに必要な架橋剤としては、例えばアミノ樹脂、ブ
ロックポリイソシアネート化合物などがあげられる。
アミノ樹脂は、メラミン、グアナミン、尿素などとホル
ムアルデヒドとの付加反応生成物(1量体もしくけ多量
体)のメヂロール基の一部もしくけ全部を炭素&1〜5
の1価アルコールから選ばれた1種もしくけ2種以上で
変性したものである。
ブロックインシアネート化合物は、イソシアネート化合
物にプ’O−/り剤を反応させ念化合物で、所定温度以
上に加熱されるとブロック剤が解離してインシアネート
基が再生するのである。インシアネート化合物としては
、例えば、トリレンジイソシアネート、4.4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシア
ネート、′メクキシリレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、4
.4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート
)、メチルシクロヘキサン2.4 (’2.,6 )ジ
イソシアネ−)、1.3−(イソシアネートメチル)シ
クロヘキサン、イソホロンジイソシアネート、トリメチ
ルへキサメチレンジイソシアネートなどがあげられ、ブ
ロック剤としてはフェノール、クレゾール、エチルフェ
ノール、チモール、ニトロフェノール、メタノール、ブ
タノール、エチレングリコール、ベンジルアルコール、
シクロヘキサノール、マロン酸ジメチル、アセト酢酸エ
チル、ブチルメルカプクン、アセトアニリド、酢酸アミ
ド、コハク酸イミド、アニリン、カルバゾール、イミダ
ゾール、尿素、オキサゾリドン、エチレンイミン、ホル
ムアルドオキシムなどが好適である。
上記した基体樹脂と架橋剤との割合は、各成分によって
異なるが、画成分の合計量にもとづいて、基体樹脂95
〜60重量%、架橋剤5〜40重量%の範囲が好適であ
る。そして、該基体樹脂および架橋剤を有機溶剤中で混
合せしめるのである。
有機溶剤1d、それ単独もしくは混合系で該画成分を溶
解するものであればよく、例えば、炭化水素M(トルエ
ン、キシレンなど)、アルコール系(メタノール、エタ
ノール、ゲタノールなト)、ケトン系(メチルエチルケ
トン、メチルイソジチルケトンなど)、エーテル系(メ
チルセロソルブ、セロソルブ、メチルセロソルブ、ブチ
ルカルピトールなど)、エステル系(酢酸エチル、酢酸
グチル、酢酸セロソルブなど)などがあげられる。上記
画成分をこれらの有機溶媒を媒体として混合溶解せしめ
るのである。
本発明において、上記の熱硬化性樹脂組成物に配合する
PVDFは、2フッ化ビニリデンの単独重合体もしくは
他のモノマーとの共重合体の微粉末である。
2フフ化ビニリデンと共重合せしめる他のモノマーとし
ては、47ソ化エチレン、六フッ化プロピレン、フッ化
アルコキシエチレンなどがあげられ、共重合体における
他のモノマーは50重量%以下が好ましい。そして、P
VDFを配合した本発明の熱硬化性塗料の塗膜を平滑に
し仕上り外観をよくすると共に前記したごとく硬質でか
つすぐれた加工性などを付与するために、該PVDFの
粒径を2μ以下、特に1μ以下の範囲に調整しておくこ
とが好ましい。との粒径に関し、上記範朋内の粒径を有
するものが約60重量%以上、特に約80重量%以上含
有していることが好捷しく、最大粒径は10μ以下であ
ることが好ましい。また、該PVDFの融点は、該熱硬
化性塗料の塗膜の焼付硬化温度よりも若干低いことが好
ましく、具体的には焼付硬化温度よりも10〜130℃
低いことが特に望ましい。なぜならば、PvDFの融点
をかかる範囲内に調整すると、塗膜の焼付硬化中におい
てPVDFが部分的に溶融もしくは軟化し7て塗膜中に
粒状で均一に分布した状態で熱硬(t’性樹脂組成物相
と強固に接着するものと思われ、その結果、前記した技
術的効果を有する塗膜を形CHEMICALS社のrK
YNAR50(I Jがある。
フッ素系樹脂として、上記PVDFの他に、−〕、化ビ
ニル樹脂、三フッ化樹脂ならびに四フフ化(對脂なども
あるが、塗膜内における分布が不均一であり、塗面にプ
ソが発生して仕上がり外観が著しく低下するため、上記
した技術的効果を得ることが困難であ−た。
本発明において、熱硬化性樹脂組成物とPVDF ’と
の構成比率は、画成分の固形分の合計重量比率にもとづ
いて、熱硬化性樹脂組成物が97〜35%、好ましくは
97〜50%、さらに好ましくは95〜70%、PVD
F3〜65%、好ましくけ3〜50%、さらに好ましく
け5〜30%であることが望ましい。PVDFが3%よ
り少なくなるとPVDFの効果を発揮させることが困難
で、65%より多くなると付着性が低下するので好まし
くない。また、本発明では、PVDFの50重量%以下
の範囲で他の微粉末樹脂を配合することができる。
そして、PVDFは有機溶剤を媒体とする熱硬化性樹脂
組成物中への分散性が他の微粉末樹脂に比べてすぐれて
いるので、その配合方法に何ら制限を受けるものではな
い。例えば、攪拌中の熱硬化性樹脂組成物液にPVDF
の所定量を徐々に加エル、ロールミル、サンドミルなど
の分散機で該樹脂組成物もしくは有機溶剤の一部とPV
DFとをあらかじめペーメ暎などに混合分散しておき、
それを混合するなどの方法がある。また、これらの配合
方法において、PVDFlll−凝集させることなく熱
硬化性樹脂組成物中に均一に分散させる好ましい方法は
、シクロヘキサノン、イソホロン、酢酸セロソルブ、セ
ロソルブ、メチルイソプチルクトン、プチルセロノルプ
、プヂルアセテートなどの水緊結合性の大きいものある
いは両親媒性などの特定有機溶剤の存在下で分散させる
ことであり、アルコール、キシレン、ベンゼンなどでは
該特定有機溶剤は塗料中においてPVDF l 00重
量部あ念り50〜400重量部、なかでも9()〜25
0v量部存在させておくことが好ましい。特に本発明で
は、PVI)Fとイソホロンおよび(または)シクロヘ
キサノールとであらかじめペーストを作成しておき、こ
れを熱硬化性塗料に配合すると、均一かつ安定に分散す
ることができるのである。ペーストにおけるイソホロン
および(捷たは)シクロヘキサノールは、PVDF 1
00重量、部あたり、5()〜250重量部、好ましく
は70、〜200重給部が適している。
本発明に俳る熱硬化性塗料は、上記の有機溶剤を媒体と
する熱硬化性樹脂組酸物およびP V I) Fを必須
成分とするものであるが、さらに、体質顔料、着色顔料
、金属感顔料、および色別れ防止剤、紫外線吸収剤、増
粘剤、沈降防止剤などの塗料用添加剤を配合することが
できる。かくして得られる零発り」の熱硬化性塗料は、
通常の方法で塗装することができ、塗装機として、例え
ばローlレフ−ター、−r−7スプレー、エアし/スス
プレー、+eit塗装機、浸漬塗装様、ノく一コークー
などが使用・できる。塗装膜厚は特に制限されず、焼料
硬化膜厚にもとづいて、5〜50μが好適である。
本発明に係る実施例、比較例について説明する。
1、基体樹脂の製造例 1)油変性ポリニスデル樹脂ワニス 無水フクル酸0.71モル、アジピン酸帆24モル、ネ
メペ〉チルグリコール(1,40モル、トリフチロール
10フ20.60 (1.28モルからなる混合物を21()〜230℃に
おいて1時間反応させた後、キシレンを該混合物の5重
カン%配合し1、220℃で2時間反に夕を続け、その
後、スフゾール1500とセロソルブアセテートとを9
5;5の重俤割合で混合し穴.溶剤を加えて不揮発分6
0重か%の油変性ポリエステル樹脂ワニスを得た。該ワ
ニスの粘度(20℃)はガードナー気泡粘度計で×、油
長け19伜5であった。
2)シリコーン変性ポリニスデル楕脂ワニスインフクル
酸0.63モル、アジピンに2 0. 1 6モル、ト
リメチロールプロパン0.9モルおよびネオペンチルグ
リコール()、1モルからなる混合物を160℃に加熱
し、同温度から220℃に3時間を要して“昇温ぜしめ
、220℃でI 11irljl保杓した後、キシレン
を該混合物に対して5重9%添加し、220℃において
約2時間加熱してから酢酸セロソルブを加えて不揮発分
60市量%のポリエステル樹脂溶液を得た。該溶液の粘
度はガードナー気泡粘度計でW〜X(20℃)で、酸価
(r′I約lOであった。
次に、該ポリエステル樹脂溶液1 (1 0 0重量部
に、グクコーニング5H−6188を289重量部、テ
トライソプロビルチタネー) 0.2 9重石j部およ
び酢酸セロソルブ2 9 −fc< fd部を配合し、
135〜145℃で、粘度が22〜z3になるまで反射
させた後、ブタノール34@量部および酢酸セロソルブ
108重量部を配合して、不揮発分60重量%、粘度■
〜Xのシリコーン変性ポリエステル樹脂ワニスを得た。
1、実施例1〜6 実施例1 ■ 顔料ペーストAの製造 油変性ポリエステル樹脂フェス100重量部、チタン白
200重量部、ベンガラ40重量部、カーボンブラック
2重量部、セロソルブアセテート50重量部およびガラ
スピーズ(分散メジア)300重量部からなる混合物を
マヨネーズビン(900fn1.)に仕込み、ペイント
シェーカーで1時間分散を行なった(ツブゲージで測定
したところ10μ以下であった)。
■ ペース塗料Aの製造 顔料ペーストA100重量部、ニーパン205E(三井
東圧化学工業■製商品名、n−ブタノール変性メラミン
樹脂、不揮発分60重量%)26重量部および油変性ポ
リエステル樹脂フェス77重量部を均一に混合した。油
変性ポリエステル樹脂とメラミン樹脂との固形分重量比
け80:20である。
■ ポリフッ化ビニリデンペーストAの製造KYNAR
500(粒径1μ以下、融点160〜170℃)300
重量部、イソホロン300重量部およびガラスピーズ(
分散メジア)200重量部からなる混合物をマヨネーズ
ビン(900−)に入れ、ペイントシェーカーで1時間
分散した。
■ 熱硬化性塗料の製造 ペース塗料A203重量部にポリフッ化ビニリデンペー
ス) A I 5.5重量部を配合し、ディスパー撹拌
機で均一に分散した。
実施例2 ベース塗料A203重量部にポリフッ化ビニリデンベー
ス)A62重量部配合し、ディスパー攪拌機で均一に分
散した。
実施例3 ベース塗料A203重量部にポリフッ化ビニリデンペー
ス)A40重量部配合し、ディスパー攪拌機で均一に分
散した。
実施例4 ■ 顔料ペーストBの製造 シリコーン変性ポリエステル樹脂ワニス100重鰍部、
チタン白200重量部、ベンガラ40重量部、カーボン
ブラック2重量部、セロソルブアセテート50重量部お
よびアルミナピーズ(分散メジア) 300重量部から
なる混合物をマヨネーズビン(9(10m6 )に仕込
み、ペイントシェーカーで2時間分散を行なった(ツブ
ゲージで測定したところ10μ以下であった)。
■ ベース塗料Bの製造 顔料ペーストB100重量部、ニーパン2 (l S 
E(三井東圧化学工業■製商品名、n−ブタノール変性
メラミン樹脂、不揮発分60重量%)26重量部および
シリコーン変性ポリエステル樹脂フェス77重量部を均
一に混合した。シリコーン変性ポリエステル樹脂とメラ
ミン樹脂との固形分重量比は80:20である。
■ 熱硬化性塗料の製造 ベース塗料B2O3重量部にポリフッ化ビニリデンペー
ス) A 15.5重量部を配合し、ディスパー攪拌機
で均一に分散した。
実施例5 ペース塗料B2O3重量部にポリフッ化ビニリデンベー
ス)A62重p部配合し、ディスパー攪拌機で均一に分
散した。
実施例6 ベース塗料B2O3重量部にポリフッ化ビニリデンペー
ス)A40重量部配合し、ディスパー1T拌機で均一に
分散した。
■ 比較例 比較例1 ペース塗着Aのみを用いた。
比較例2 ベース塗料Bのみを用いた。
比較例3 ニーカーで1時間分散してペーストを製造した。
該ペースト40重量部とベース塗料A203重量部とを
混合し、ティスパー撹拌機で均一に分散した。
比較例4 ベース塗料・B 203市侘部と比較例3で得たペース
ト40重量部七を混合し、ディスパー攪拌機で均一に分
散した。
■ 性能試旅結果 リン酸亜鉛処理した溶融亜鉛メンキ鋼板(厚さ0.35
咽)に、クロム酸鉛含有エポキシ樹脂系プライマーを硬
化+1’X!厚が5μになるようにバーコーターで塗装
し、2()0℃で3()秒焼付けてプライマー塗装に)
板を得た。
次に、前記実施例および比較例で得た塗料を、酢酸セロ
ソルブとスワゾル1500との等重量混合シンナーで不
揮発分が10重魚%になるように希釈し、これらを上記
プライマー塗装銅板に乾燥膜厚が20μに力るようにロ
ールコーク−で塗装した。そして、このうち、実施例1
〜3ならびに比較例1.3で得た塗料については220
℃で、その他は235℃の素材表面温度において、それ
ぞれ60秒焼付けた。
このようにして焼料けた各々の試験塗板の性能試験を行
ない、その結果は次のとおりであった。
上記試験方法は次のとおりである。
(※1)塗面状態二目視判定 (※2)硬 度:鉛筆硬度 (※3)折り曲げ性:塗■1を外側にして、前記亜鉛メ
・キ鋼板を2枚秋んで折り曲げたのち、折り曲げ部分に
粘着セロハンテープを貼浴し、それを14がしたあとの
塗Ii9.Hを観察した。
5:異常なし、4:ワレが少し認められた、3:ワレ、
ハガレが発生 (※4)付着性:ゴパン目テープテスト(残塗膜敢) (※5)耐スクラッチ性=1()円硬貨で塗賑をこすり
つけたあとの状態を見た。
5:キズはつくが、プライマーの露出は認められない、
3ニプライマーの露出が少しr’J3 a=’W≧′、
2ニプライマーのWZ mがり月らかに認めらt]た。
(※6)耐食性ニー1ユ記(※3)と同様にして折り曲
げたものをツルトスプレーに800時間入れたのちの折
り曲げ部の状態をみた。
5:異常なし、2:白さび発生が著しい。
(※7)耐候性:デユーサイクルで100’ 0時間に
わたって試験を行なった。光沢保持率は、試験前を基準
した残存光沢保持率(%:)であり、色差Iit、+a
+bの△Eである。
特許出願人 (140) 関西ペイント株式会社1、事
件の表示 昭和59年特γ[願 第 9660号 2、発明の名称 熱硬化性塗料 3、補正をする名 事件との関係 出願人 住 所 兵庫県尼崎市神崎町33番1号昭和 年 月 
日 (発送日 昭和 年 月 日) 別組の通り 補正の内容 1、明細書第16頁4行目の[ベンセンなど−Cζま]
の後にr P V D I”粉末が凝集しやすし1ので
ある。」を追加する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 有機溶剤を媒体とする熱硬化性樹脂組成物に微粉末状ポ
    リフッ化ビニリデンを配合してなることを特徴とする熱
    硬化性塗料。
JP966084A 1984-01-23 1984-01-23 熱硬化性塗料 Granted JPS60152573A (ja)

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