JPS6014963B2 - 給水加熱器の水漏洩検出方法 - Google Patents

給水加熱器の水漏洩検出方法

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JPS6014963B2
JPS6014963B2 JP4037978A JP4037978A JPS6014963B2 JP S6014963 B2 JPS6014963 B2 JP S6014963B2 JP 4037978 A JP4037978 A JP 4037978A JP 4037978 A JP4037978 A JP 4037978A JP S6014963 B2 JPS6014963 B2 JP S6014963B2
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JP
Japan
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water
heater
temperature
feed water
feedwater
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JP4037978A
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誠逸 二川原
彰彦 前田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、火力または原子力発電プラントにおける給水
加熱器に係り、表面式給水加熱器の加熱管からの水の漏
洩を検出する方法に関する。
従来の水漏洩検出装置を第1図に示す。加熱室1には管
板を備える加熱管2が貴装され、蒸気管3からタービン
の柚気などの加熱蒸気がデスパーヒータ部4を通して送
り込まれ、タービンの復水器または低圧側の給水加熱器
からポンプで給水される加熱管2内の水をコンデンシン
グ部5にて加熱する。加熱室1内の蒸気は凝結してドレ
ンクーラ部6に溜り、ドレン管7、流量調整弁8を通し
て復水器または低下側給水加熱器に送られる。ここで、
加熱管の漏水には、加熱室1内のドレン水位が上昇する
ことに着目し、水位に比例して作動する流量調整弁8の
開度を検出器9およびその議込み装置10で検出し、こ
の検出信号と設定信号とを比較器11で比較し、その結
果から警報器12を動作させる。しかし、給水加熱器に
供給される加熱蒸気は、発電プラントの負荷によって変
動するため、弁8の関度のみで漏水を一義的に検出する
ことは不可能であり、弁8が全開に近い状態で運転され
ていることより漏水を検出するものであった。
従って、従来方法では、給水の漏洩は早期検出が非常に
困難であるため、高圧水が通る加熱管での漏洩水により
正常な加熱管部分までも損傷して被害が拡大されるまで
検出がなされないものであった。本発明の目的は、発電
プラントの負荷変動による給水加熱器の特性の変化を定
量的に把握しておき、この特性と水の漏洩による特性の
変化を比較することにより漏洩を早期に検出する方法を
提供するにある。本発明においては、給水加熱器のター
ミナル温度差すなわち加熱器出口における器内飽和蒸気
温度と出口給水温度との差および加熱器ドレン温度と入
口給水温度との差は熱的特性として加熱器の負荷に対し
て一定の関係があることに着目し、これら特性に対する
給水加熱器の測定値特性の差異から漏水を早期に検出す
る。
以下、本発明の漏水検出方法を原理的に説明する。
まず、給水加熱器の熱的特性として、ターミナル温度差
TD,DCがある。
第2図は発電プラントの熱サイクルにおける給水加熱器
まわりの系統を示し、給水加熱器13に送られる加熱蒸
気の温度をte、給水加熱器13の器内飽和温度をtS
、給水加熱器の出口ドレソ温度をtd給水加熱器の給水
入口温度をち、出口温度をt2とすると、給水加熱器1
3の熱交換による熱サイクル特性として第3図に示すよ
うな総図になる。この線図において、ターミナル温度差
は下記‘1)、t2〕式で示すことができる。TD=t
S−t2 ……{1}DC
=td−t, …・・・{
2}上記式で定義される出口ターミナル温度差TD、入
口ターミナル温度差DC特性は、発電プラントの負荷と
第4図に示すような関係にある。
第4図において、縦軸はTD又はDCを示し、横軸は発
電プラント負荷Lを示す。給水加熱器に第4図に示す負
荷特性があるのに対して、第5図に示す如く加熱管から
漏洩量G,が発生すると、給水加熱器の熱量交換が下記
{3}式の関係で起る。
{(GW−G,)t2−GWt,}pW =GStepe−(Gd+G,)td・pw …(
3)ここで、Gwは給水加熱器への給水流量、Gsは蒸
気流量、Gdはドレン流量であり、それぞれは(k9/
h)である。
また、pWは水の比熱、peは加熱蒸気の比熱、td,
te,t2,t,は前記の如く各部温度である。なお、
給水加熱器への供給蒸気量GSは、水の漏洩で加熱器内
部の交換熱量のバランスが変化することで変るが、漏洩
量G,が微小の場合にはその変化は無視できるほど小さ
い。次に、加熱蒸気と給水の熱量交換は、下記t4’式
で表わされる。
Q=K・S・8m ……{4lここで
、Kは熱貫流率(Kcal/m2・h・℃)、Sは加熱
面積(枕)、Qは交換熱量(Kcal/h)、8mは対
数平均温度差(℃)である。
上記t3’式より、水の漏洩発生では、給水加熱器供給
熱量が漏れた水と給水に分配される。従って、加熱蒸気
から給水への交換熱量Q(第4式)は水の漏洩で減少す
る。また、水の漏洩量G,が小さい場合には加熱管内流
速はほぼ一定であり、熱貫流率Kは変化しないので、糊
式より水の漏洩によって対数平均温度差8mが小さくな
る。換言すれば、給水の加熱器出口側温度t2は上昇し
、熱サイクル特性は第6図に示す如く、t2からt2,
に変る。また、給水入口側とドレン内部水とのェンタル
ピにほとんど差がなく、ドレンク−ラ部6の流量が増加
するために、この分だけドレン出口温度tdはtdまで
高くなる。これにより、式{1},t21で示されるタ
ーミナル温度差TD,DC特性は、第7図に示す如く変
化する。
第7図において、特性TD,,DC,は漏水のない正常
時の温度差特性を示し、TD2,DC2は漏水が限界に
達した状態を、TD3,DC3は少ない水漏れ発生状態
を示す。従って、加熱蒸気入口側温度、ドレン温度、給
水出口および入口側温度を測定してターミナル温度差T
D,DCを算出し、この値と正常時のTD,DC値との
比較により漏洩を検出することができる。第8図は本発
明の一実施例を示すブロック図である。
同図において、20〜23はサーモカツプルであり、2
0は加熱蒸気温度を、21はドレン出口温度を、22は
給水入口温度を、23は給水出口温度をそれぞれ検出す
る。これらサーモカップル20〜23からの検出温度値
は論込み装置24に取込まれ、20と23との温度差お
よび21と22の温度差としてTD,DCが検出される
。これらTD,DCは比較器25にて負荷による特性の
変化に対応した上、下限値(第7図)と比較され、上、
下限値を越えていれば警報器12を作動・させて漏水を
報知する。なお、9〜11および比較器12は第1図に
示す従来装置と同機のものであり、ドレン流量増加によ
る流量調整弁関度の増加を検出して漏水を検出する。上
記の如く、給水加熱器の水の漏洩による負荷に応じた特
性の変化を加熱蒸気入口側及び給水出口側温度と、給水
の入口側とドレンとの温度を測定することによって検出
し、給水加熱器の正常時の負荷に応じた特性との差異を
検出することにより漏洩の早期検出ができる。
また、従来検出方法、すなわちドレン流量調整弁の開欧
の異常による漏洩検出と組合せることによりその検出を
一層確実になる。以上説明したように、本発明の検出方
法によれば、加熱管からの漏水を定量的に早期に検出で
きる効果がある。
図面の簡単な説明第1図は従来の水漏洩検出装置、第2
図は本発明による水漏洩検出方法を説明するための給水
加熱器系統図、第3図は第2図における給水加熱器の熱
サイクル特性図、第4図は第2図におけるターミナル温
度差−負荷特性図、第5図は第2図における水漏洩を説
明するための図、第6図は第5図における熱サイクル特
性変化を説明する図、第7図は第5図におけるターミナ
ル温度差−負荷特性の変化を説明するための図、第8図
は本発明の一実施例を示すブロック図である。
1・・・・・・加熱器、2・・・・・・加熱管、3・・
・・・・蒸気管、12・・・…警報器、20〜23・・
・・・・サーモカップル、24・・・・・・温度読込み
装置、25・・・・・・比較器。
第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 発電プラントの給水加熱器内の加熱管からの水漏洩
    を検出するにおいて、給水加熱器の給水入口側温度とド
    レン温度との差および給水出口側温度と加熱蒸気入口側
    温度との差を検出し、発電プラントの負荷変動に対応す
    る給水加熱器の熱的特性と上記検出温度差との比較によ
    り水漏洩を検出することを特徴とする給水加熱器の水漏
    洩検出方法。
JP4037978A 1978-04-07 1978-04-07 給水加熱器の水漏洩検出方法 Expired JPS6014963B2 (ja)

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JPS54133201A JPS54133201A (en) 1979-10-16
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US4357113A (en) * 1980-05-14 1982-11-02 Brooks Wahner E Liquid container leakage detection method and system
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CN110388751B (zh) * 2019-07-08 2021-07-13 嘉兴博创智能传感科技有限公司 一种智能热水器

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