JP3060575B2 - 水位測定装置 - Google Patents

水位測定装置

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JP3060575B2
JP3060575B2 JP3090285A JP9028591A JP3060575B2 JP 3060575 B2 JP3060575 B2 JP 3060575B2 JP 3090285 A JP3090285 A JP 3090285A JP 9028591 A JP9028591 A JP 9028591A JP 3060575 B2 JP3060575 B2 JP 3060575B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は火力・原子力発電プラン
トの密閉容器の水位測定装置に係り、特に、大気圧以下
の飽和水を収容する容器の水位測定装置の測定精度向上
に好適な差圧式水位測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、特開昭62−270212号公報
に記載のように、タンクの差圧式水位測定装置は検出配
管と基準面器と差圧測定器により構成し、高圧側検出配
管と低圧側検出配管により差圧測定器にかかるタンク内
水位と基準面器水位との水位差に相当する差圧を測定す
ることによってタンク内の水位を測定するようになって
いた。
【0003】又、別の従来の装置は、特開昭53−7265号
公報に記載のように、タンクの差圧式水位測定装置は検
出配管と差圧測定器により構成し、水側検出配管と蒸気
側検出配管により差圧測定器にかかるタンク底部の圧力
とタンク内部の圧力との差圧を測定することによってタ
ンク内の水位を測定するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の検出配
管と基準面器と差圧測定器により構成する差圧式水位測
定装置を真空条件で使用した場合、検出配管が周囲温度
によって加熱され検出配管内の水が蒸発し基準面器の水
が無くなるため、又、弁、差圧測定器と配管との接続部
等より配管内にリークインした空気が気泡となり配管内
の水をタンク内に押し出し基準面器の水が無くなるた
め、差圧測定器の低圧側にタンク内圧力が正しく伝達さ
れず測定誤差が発生する問題があった。
【0005】別の従来技術の検出配管と差圧測定器によ
り構成される差圧式水位測定装置を大気圧に近い真空条
件で使用した場合、蒸気側検出配管からの放熱によって
配管内部に流入した蒸気が凝縮水となり、時間経過とと
もに凝縮水がたまるため、又、水側検出配管側の弁、差
圧測定器と配管との接続等よりリークインした空気が気
泡となり、配管内の水をタンク側に押し出すため、差圧
測定器に圧力が正しく伝達されず測定誤差が発生する問
題があった。
【0006】本発明の目的はタンク内圧力が真空条件で
も正しい水位を測定することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的の、第一の手段
は蒸気側検出配管を加熱する加熱器を設けること、第二
の手段は蒸気側検出配管に空気を積極的にリークインさ
せること、第三の手段は差圧測定器をタンクより10m
以上低い位置に据付けることによって達成される。
【0008】
【作用】蒸気側検出配管に加熱器を設けた場合、加熱器
により配管を加熱して配管内に発生した凝縮水を蒸発さ
せ、凝縮水が蒸発後は真空条件であるタンク側に効率良
く排出されることになり、配管内に凝縮水がたまること
を防ぐことができる。
【0009】蒸気側検出配管に適量な空気を積極的にリ
ークインさせた場合、配管内にリークインした空気が真
空条件であるタンク側に排出されるため、タンク側から
検出配管内に蒸気が流入してくるのを防ぐことになり、
配管内での凝縮水の発生を防ぐことができる。
【0010】差圧測定器をタンクより10m以上低い位
置(Hが10m以上)に据付けた場合、タンク内圧力と
水側検出配管内水の静水頭圧力の合計値が大気圧以上と
なるため、水側検出配管側の弁、差圧測定器と配管との
接続部等から配管内へ空気が流入してくることがなく、
配管内での気泡の発生を防ぐことができる。
【0011】この方法により、蒸気側検出配管内には凝
縮水がたまることがなく、水側検出配管内には気泡を生
じることがなくなり、差圧式水位測定装置を真空条件で
使用してもタンク内水位を正しく測定することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の蒸気側検出配管を加熱する場
合の一実施例を図1により説明する。
【0013】火力・原子力発電プラントの系統は復水器
1に貯水された復水をポンプ11でボイラあるいは原子
炉12へ送水し、ボイラあるいは原子炉12で発生した
蒸気はタービン13を回転させた後、復水器1を循環す
る冷却水により冷却され凝縮水となり復水器1に復水と
して戻る。復水器1内の圧力は凝縮水の飽和圧力(約
0.052kg/cm2A)の真空状態に保たれている。
【0014】復水器1の水位測定装置は復水器1の上側
と差圧測定器4の右ダイアフラム室4Rを接続した蒸気
側検出配管2と復水器1の下側と差圧測定器4の左ダイ
アフラム室4Lを接続した水側検出配管3と配管の途中
に設けた検出元弁5R,5L及び計器入口弁6R,6L
により構成され、復水器1の水位を測定するようになっ
ており、復水器1には復水器内圧力が真空で作動する圧
力スイッチ8を設ける。
【0015】この蒸気側検出配管2には配管2を加熱す
るための加熱器7を設けると共に配管2の温度が規定値
以上で作動する温度スイッチ9を設ける。加熱器7への
通電は圧力スイッチ8と温度スイッチ9の作動により復
水器内圧力が真空である場合、且つ、配管2の温度が規
定値以下である場合にスイッチ10を入にし、復水器内
圧力が真空でない場合、あるいは、配管2の温度が規定
値以上である場合にスイッチ10を切にすることにより
通電の入り切りを行うようにする。
【0016】本実施例によれば、差圧式水位測定装置を
真空条件で使用する場合、復水器1から蒸気側検出配管
2へ流入してきた蒸気が配管からの放熱によって配管内
に発生する凝縮水が、加熱器7の加熱による配管2の温
度上昇に伴って蒸発し、復水器1側に排出されることに
なる。
【0017】このため、配管2内に凝縮水がたまること
がなく、又、配管2の温度が規定値以上か以下かを判断
して通電を行うため、配管の耐熱上の保護も考慮してお
り、真空条件で差圧式水位測定装置を使用しても正しい
水位を測定することができる。
【0018】次に、本発明の蒸気側検出配管に適量の空
気をリークインさせる場合の一実施例を図2により説明
する。
【0019】火力・原子力発電プラントの復水器水位測
定装置の構成は前述の説明と同様であるが、本発明では
蒸気側検出配管2に適量の空気を積極的にリークインさ
せるための配管14を接続し、配管14の一方は大気側
に開放し、配管14の途中には入口弁15を設ける。こ
の入口弁15は大気側から適量の空気が流入されるよう
微開する。
【0020】本実施例によれば、差圧式水位測定装置を
真空条件で使用する場合、一方を大気側に開放した配管
14から蒸気側検出配管2に適量の空気が流入し、流入
した空気は真空下である復水器1内に効率良く排出され
ることになり、蒸気側検出配管2にタービン13からの
蒸気が流入してくることがなくなる。このため配管2内
に凝縮水が発生することがなく、真空条件で差圧式水位
測定装置を使用しても正しい水位を測定することができ
る。
【0021】次に本発明の差圧測定器を密閉容器より充
分低い位置に据付ける場合の一実施例を図3により説明
する。
【0022】火力・原子力発電プラントの復水器水位測
定装置の構成は前述の説明と同様であるが、本発明では
差圧測定器4を復水器1の底部より10m以上の低い位
置に据付ける。
【0023】本実施例では、差圧式水位測定装置を真空
条件で使用する場合、差圧測定器4を復水器1底部より
10m以上の低い位置に据付けることにより、復水器1
内の圧力と水側検出配管3内水の静水頭圧力の合計値が
大気圧以上となるため、水側検出配管3内に弁5L,6
L、差圧測定器4と配管3との接続部等から空気が流入
してくることがなくなる。このため、配管3内に流入す
る空気による気泡が生じることがなく、真空条件で差圧
式水位測定装置を使用しても正しい水位を測定すること
ができる。
【0024】更に別の実施例を図4により説明する。
【0025】本実施例では、復水器1の水位測定装置は
差圧測定器4と復水器1の上側と差圧測定器4の右ダイ
アフラム室4Rを接続した蒸気側検出配管2と、復水器
1の下側と差圧測定器4の左ダイアフラム室4Lの下側
を接続した水側検出配管3により構成し、水側検出配管
3と差圧測定器4の左ダイアフラム室4Lの上側をベン
ト配管16で復水器1に接続し、配管の途中には検出元
弁5R,5L,5C、計器入口弁6R,6L、止弁17
を設ける。
【0026】本実施例によれば、差圧式水位測定装置を
真空条件で使用する場合、弁5L,6L、差圧測定器4
と水側検出配管3との接続部等からリークインする気泡
がベント配管16を通じて復水器1側に排出されること
になり、このため、水側検出配管3内に気泡が滞溜する
ことがなく、真空条件で差圧式水位測定装置を使用して
も正しい水位を測定することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、蒸気側検出配管内には
凝縮水がたまることがなく、水側検出配管内には気泡が
滞溜することがなくなり、差圧式水位測定装置の測定精
度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の水位測定装置の系統図。
【図2】本発明の第二の実施例の水位測定装置の系統
図。
【図3】本発明の第三の実施例の水位測定装置の系統
図。
【図4】本発明の第四の実施例の水位測定装置の系統
図。
【符号の説明】
1…復水器、2…蒸気側検出配管、3…水側検出配管、
4…差圧測定器、5…検出元弁、6…計器入口弁、7…
加熱器、8…圧力スイッチ、9…温度スイッチ、10…
通電用スイッチ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に気相部と液相部とを有する容器の気
    相部に連絡する気相側配管と、 前記容器の液相部に連絡する液相側配管と、 前記気相側配管と液相側配管の差圧を検出して前記液相
    の水位を測定する測定部と、 を備えた水位検出装置であって、 前記測定部は、前記容器より下方に位置し、前記気相側
    配管に加熱手段を備える、ことを特徴とする水位検出装
    置。
  2. 【請求項2】 プラントの復水器の気相部に連絡する蒸気
    側配管と、 前記復水器の液相部に連絡する水側配管と、 前記蒸気側配管と前記水側配管の差圧を検出して前記液
    相の水位を測定する測定部と、 を備えた復水器水位検出装置であって、 前記蒸気側配管を加熱する加熱手段と、 前記復水器内の圧力を測定する測定手段と、 該測定手段により所定した圧力が所定値より高い場合
    に、前記加熱手段での加熱を停止するよう制御する制御
    装置と、 を有することを特徴とする復水器水位検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の水位検出装置において、 前記測定部は、前記容器の圧力と前記液相側配管の圧力
    の合計値が大気圧以上となる位置に配置されることを特
    徴とする水位検出装置。
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