JP2002147847A - 給湯器 - Google Patents

給湯器

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JP2002147847A
JP2002147847A JP2000340285A JP2000340285A JP2002147847A JP 2002147847 A JP2002147847 A JP 2002147847A JP 2000340285 A JP2000340285 A JP 2000340285A JP 2000340285 A JP2000340285 A JP 2000340285A JP 2002147847 A JP2002147847 A JP 2002147847A
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water
heat exchanger
combustion
leak
water level
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JP2000340285A
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English (en)
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Shunji Okada
俊二 岡田
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副熱交換器において水漏れが発生した場合、
この水漏れを確実に検知することができる熱交換器を提
供すること。 【解決手段】 燃焼室4の下部に配設された燃焼バーナ
8と、燃焼バーナ8からの燃焼排気ガスを利用して水を
加熱するための熱交換器14と、熱交換器14に水を供
給するための給水流路22と、熱交換器14からの温水
を出湯するための出湯流路26とを具備する給湯器。燃
焼室4内には熱交換器14の副熱交換器部20にて凝縮
した凝縮水を捕集するためのドレンパン16が配設さ
れ、ドレンパン16には凝縮水を排出するためのドレン
手段30が設けられ、またドレンパン16又はドレン手
段30に関連して水位検知センサ60と水漏れ判断手段
70とを備えた水漏れ検知手段42が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼排気ガスと熱
交換して温水を得る給湯器、特に燃焼排気ガスの排気潜
熱までも回収するようにした給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】給湯器の一例として、燃焼排気ガスの排
気潜熱を利用したものが提案されている。この給湯器
は、燃焼室の下部に配設された燃焼バーナと、燃焼バー
ナの上方に配設された熱交換器と、熱交換器の流入側に
接続された給水流路と、熱交換器の流出側に接続された
出湯流路とを具備している。燃焼室内にはドレンパンが
配設され、熱交換器の主熱交換器部がドレンパンの下側
(燃焼バーナ側)に位置し、その副熱交換器部がドレン
パンの上側(燃焼バーナと反対側)に位置している。
【0003】この給湯器においては、加熱すべき水は給
水流路を通して熱交換器の副熱交換器部に供給される。
燃焼バーナからの燃焼排気ガスは燃焼室内を上方に流れ
て外部に排出され、熱交換器の副熱交換器部及び主熱交
換器部を通して流れる水は、燃焼排気ガスとの熱交換に
よって暖められて温水となり、温水が主熱交換器部から
出湯流路を通して下流側に送給される。この温水生成
時、副熱交換器部において燃焼排気ガスが過冷却される
傾向にあり、過冷却されると、燃焼排気ガス中の水蒸気
が凝縮して副熱交換器部に付着し、これが滴下してドレ
ンパンに捕集され、捕集された凝縮水はドレン流路を通
して排出される。ドレン流路には中和器が設けられてお
り、凝縮水は中和器にて中和された後に外部に排出され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような給湯器にお
いては、凝縮水は強い酸性を呈しているため、この凝縮
水によって熱交換器の副熱交換器部に腐食が発生するお
それがある。万一、凝縮水によって副熱交換器部の腐食
が進んだ場合、腐食部にて水漏れが生じ、漏れた水が凝
縮水とともにドレンパンに集められ、ドレン流路を通し
て排出される。つまり、副熱交換器部にて水漏れが生じ
ても、漏れた水がドレンパンに集められた凝縮水ととも
に中和されてドレン流路を介して排出されるため、使用
者は副熱交換器部において発生した水漏れを知ることが
できない。しかも、副熱交換器部での腐食が更に進行し
て水漏れの量が多くなると、ドレンパンに捕集される水
量が多くなって、凝縮水を含む水がドレンパンから溢
れ、排気路閉塞の原因となり、燃焼バーナにおける燃焼
状態が悪化するおそれがある。また、ドレンパンに溜ま
った水は強い酸性を呈する故に、他の部品に悪影響を与
え、これら部品が腐食し易くなる。
【0005】本発明の目的は、前記給湯器の副熱交換器
において水漏れが発生した場合、水漏れ量が少なくても
この水漏れを確実に検知することのできる給湯器を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃焼室に配設
された燃焼バーナの燃焼排気ガスを利用して水を加熱す
るための熱交換器と、この熱交換器に加熱すべき水を供
給するための給水流路と、前記熱交換器にて加熱された
水を出湯するための出湯流路とを具備する給湯器であっ
て、前記熱交換器は、燃焼排気ガスの流れ方向上流側に
位置する主熱交換器部と、この燃焼排気ガスの流れ方向
下流側に位置する副熱交換器部とを有しており、前記燃
焼室内には前記副熱交換器部にて生じた凝縮水を受け止
めるためのドレンパンが配設されており、前記ドレンパ
ンには凝縮水を排出するためのドレン手段が設けられ、
前記ドレンパン又は前記ドレン手段に関連して、水漏れ
を検知するための水漏れ検知手段が設けられており、前
記水漏れ検知手段は、通過水量を制限する流量制限部を
有する溜めハウジングと、前記溜めハウジング内に溜ま
った水の水位を検知する水位検知センサと、水漏れを判
断する水漏れ判断手段とを備えており、前記溜めハウジ
ング内の前記流量制限部は、凝縮水の量が多くなると前
記溜めハウジング内の水位が上昇するように構成され、
前記水漏れ判断手段は、前記燃焼バーナの燃焼量と前記
溜めハウジング内の凝縮水の水位との関係を利用し、前
記水位検知センサの検知水位に基づいて水漏れを判断す
ることを特徴とする。
【0007】本発明に従えば、燃焼室内に配設された熱
交換器のうち上部に位置する副熱交換器部にて発生した
凝縮水はドレンパンに捕集され、ドレン手段を介して排
出される。このドレンパン又はドレン手段に関連して、
水漏れ検知手段が配設され、この水漏れ検知手段は通過
水量を制限する流量制限部を備えた溜めハウジングと、
この流量制限部にて通過制限された溜めハウジング内の
ドレン水の水位を検知する水位検知センサとを備えてい
る。このような水漏れ検知手段が設けられているため、
前記副熱交換器部にて発生した凝縮水がドレン手段を通
して排出される際、流量制限部にて水の通過量が制限さ
れて溜めハウジング内に溜まり、凝縮水の量が多くなる
程溜めハウジング内の水位が上昇し、水位検知センサは
この水位を検知する。一般に、燃焼バーナの燃焼量と、
発生する凝縮水の量とはほぼ比例の関係にあり、燃焼量
が大きくなると凝縮水の発生量も多くなり、従って溜め
ハウジング内の水位は上昇するようになる。水漏れ検知
手段の水漏れ判断手段は、燃焼バーナの燃焼量と溜めハ
ウジング内の水位との関係を利用して水漏れを判断す
る。即ち、副熱交換器部において水漏れが発生すると、
漏れた水は凝縮水とともに溜めハウジングに流入し、溜
めハウジング内の水位が正常時(水漏れが発生していな
い時)よりも上昇し、水位検知センサがこの水位の上昇
を検知することによって、水漏れ判断手段は、水漏れの
発生を判断する。水漏れ判断手段はこのようにして水漏
れを判断するので、燃焼量が変化しても確実に水漏れを
検知することができ、またわずかな水漏れが発生してい
ても確実に水漏れを検知することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う給湯器の一実施形態について説明する。図1
は、本発明に従う給湯器の一実施形態を簡略的に示す図
であり、図2は、図1における給湯器の水漏れ検知手段
の一部を示す部分断面図であり、図3は、図1の給湯器
の水漏れ検知手段とそれに関連する構成を示すブロック
図であり、図4は、図1における給湯器の制御の一部を
示すフローチャートである。
【0009】図1において、図示の給湯器は、給湯ハウ
ジング2を有し、この給湯ハウジング2内に燃焼室4が
形成されている。燃焼室4の上端部には横方向(図1に
おいて左方)に延びる排気流路6が形成され、燃焼室4
の下部には燃焼バーナ8が配設されている。燃焼バーナ
8にはガス供給流路10が接続され、このガス供給流路
10にはガス開閉弁12が設けられている。従って、ガ
ス開閉弁12が開状態になると、ガス供給流路10を通
して燃料用ガスが燃焼バーナ8に供給され、燃焼バーナ
8にて燃焼して燃焼排気ガスが生成され、生成された燃
焼排気ガスは燃焼室4内を上方に流れ、排気流路6を通
して外部に排出される。
【0010】燃焼室4内の燃焼バーナ8の上方には熱交
換器14及びドレンパン16が配設されている。このド
レンパン16は傾斜板状であり、熱交換器14の上下方
向中間部に配置され、熱交換器14は、このドレンパン
16の下側(燃焼バーナ8側)に位置する主熱交換器部
18と、ドレンパン16の上側(燃焼バーナ8と反対
側)に位置する副熱交換器部20から構成されている。
熱交換器14の流入側、すなわち、この実施形態では副
熱交換器部20の上端部に、例えば給水パイプから構成
される給水流路22が接続され、この給水流路22に流
入側開閉弁24が配設され、その下流側に流量センサ2
3と第1温度センサ25が設けられている。また、熱交
換器14の流出側、すなわち、この実施形態では主熱交
換器部18の下端部に、例えば出湯パイプから構成され
る出湯流路26が接続され、この出湯流路26に第2温
度センサ27が配設され、この出湯流路26の第2温度
センサ27の配設部位より下流側と前記給湯流路22の
流入側開閉弁24の配設部位より上流側との間にバイパ
ス流路28が接続され、このバイパス流路28に水流ス
イッチ29が設けられている。従って、流入側開閉弁2
4が開放されると、水道管の如き給水源(図示せず)か
らの水は、給水流路22を通して熱交換器14の副熱交
換器部20に供給され、副熱交換器部20を通して流れ
る間に燃焼排気ガスの潜熱を吸収し、また主熱交換器部
18を通して流れる間に燃焼排気ガスの顕熱を吸収して
温水となり、暖められた温水が出湯流路26を通して温
水機器、例えば床暖房装置、浴槽等に供給される。ま
た、給水流路22を流れる水の一部はバイパス流路28
を通って流れ、出湯流路26を通して流出する温水に混
合され、温水機器に供給される温水の温度が調整され
る。
【0011】ドレンパン16には、凝縮水を排出するた
めのドレン手段30が設けられている。ドレン手段30
は例えばドレンパイプ32(図2参照)から構成される
ドレン流路34を備え、このドレン流路34に中和器3
6が配設されている。ドレンパン16は一角部に向けて
下方に傾斜しており、ドレン流路34はドレンパン16
のこの一角部下面に接続されている。中和器36は箱状
の本体ハウジング38を備え、この本体ハウジング38
内に炭化カルシウム(CaCO3)等の中和剤が収容さ
れている。
【0012】この給湯器においては、燃焼バーナからの
燃焼排気ガスは燃焼室4内を排気流路6に向けて上方に
流れるが、給水流路22を通して供給された水は上方か
ら下方に副熱交換器部20及び主熱交換器部18を通し
て流れる。それ故に、主熱交換器部18にて熱交換され
た燃焼排気ガスの温度は例えば200℃程度であるが、
副熱交換器部20にて熱交換された燃焼排気ガスの温度
は例えば70℃程度となり、このようなことから、燃焼
室4の上部(副熱交換器部20が配置される空間)にて
水蒸気が凝縮し、副熱交換器部20の表面に結露するこ
とがある。このような凝縮水は、図1から理解されるよ
うに、ドレンパン16に捕集され、ドレンパン16から
ドレン流路34を通して中和器36に導かれ、中和器3
6内の中和剤によって中和された後ドレン流路34を通
して外部に排出される。
【0013】この給湯器では、流入側開閉弁24及びガ
ス開閉弁12が、例えばマイクロコンピュータから構成
される制御手段40によって後述する如く作動制御され
る。また、この実施形態では、ドレン手段30のドレン
流路34に関連して、水漏れを検知するための水漏れ検
知手段42が設けられており、更に給湯器は水漏れを警
報するための警報ブザーの如き警報手段44を備えてい
る。図2を参照して水漏れ検知手段42について説明す
ると、この水漏れ検知手段42は、溜め空間46を規定
する溜めハウジング48を備え、この溜めハウジング4
8の一端部に流入口50が形成された流入側接続部52
が設けられ、その他端部に流出口54が形成された流出
側接続部56が設けられている。流入側接続部52はド
レンパン16に接続されたドレンパイプ32(ドレン流
路34)に接続され、流出側接続部56は中和器36に
接続されたドレンパイプ32(ドレン流路34)に接続
されている。この溜めハウジング48の溜め空間46の
流出開口部には、通過水量を制限するための流量制限部
として機能する絞り手段58が設けられ、この絞り手段
58によって流出開口が絞られ、かく絞ることによって
溜め空間46から流出する水量を制限している。また、
溜めハウジング48には、溜まった水の水位を検知する
ための水位検知センサ60が設けられ、この形態では、
水検知センサ60は、溜め空間46内を水に浮いて上下
動するフロート62と、このフロート62の位置を検出
する複数個(この実施形態では5個)の検知センサ64
から構成され、複数個の検知センサ64が溜めハウジン
グ48の側壁に上下方向に間隔をおいて取り付けられて
いる。
【0014】この実施形態では、溜めハウジング48の
絞り手段58は、ドレンパン16に集まってドレン手段
30を通して排出される凝縮水が多くなる、換言すると
溜めハウジング48に流入する凝縮水が多くなると、内
部に溜まる凝縮水の水位が上昇し、流入する凝縮水の量
にほぼ比例して水位が上昇して保たれるように構成され
ている。溜めハウジング48内に流入する凝縮水の量が
多くなると、その水位が上昇するが、水位の上昇によっ
て溜めハウジング48内の凝縮水の水頭圧も大きくな
り、これによって絞り手段60を通して流れる流量も多
くなり、溜めハウジング48内の凝縮水は水位が上昇し
て平衡状態となり、その上昇した水位が保たれる。
【0015】このように構成されているので、ドレンパ
ン16からの凝縮水が多く(又は少なく)なると、溜め
空間46内の凝縮水の水位が上昇(又は下降)し、これ
によってフロート62も上昇(又は下降)する。水位検
知センサ60はこのフロート62の位置を検出すること
によって水位を検知し、水位が上昇するにつれて、より
上側の検知センサ64がフロート62の位置を検出する
ようになる。水漏れ検知手段42は、更に、水漏れ判断
手段70を含んでいる。水漏れ判断手段70は例えばマ
イクロコンピュータから構成され、メモリ72、燃焼量
演算手段74、水位比較手段76及び水漏れ信号生成手
段78を含んでいる。メモリ72には、燃焼バーナ8の
燃焼量と溜めハウジング48における凝縮水の水位との
関係が記憶され、一般に燃焼量と発生する凝縮水の量と
はほぼ比例関係にあり、また凝縮水の量と溜めハウジン
グ48内の水位とがほぼ比例関係にあるので、このよう
な関係が例えばマップ形式で記憶されている。燃焼量演
算手段74は燃焼バーナ8の燃焼量を演算する。この形
態では、流量センサ23、第1及び第2温度センサ2
5,27からの検出信号が水漏れ判断手段70に送給さ
れ、燃焼量演算手段74はこれら検出信号を利用して燃
焼量を演算する。また、水位検知センサ60からの検出
信号も水漏れ判断手段70に送給され、水位比較手段7
6は水位検知センサ60の検知水位と燃焼量演算手段7
4により演算した燃焼量に対応する水位(メモリ72に
記憶されたマップから読み出した水位)とを比較し、そ
して検知水位が燃焼量に対応する水位とほぼ一致すると
きには水漏れなしと判断し、検知水位が燃焼量に対応す
る水位より所定水位高くなると水漏れ発生と判断する。
更に、水漏れ信号生成手段78は、水位比較手段76が
水漏れ発生と判断した場合に水漏れ信号を生成し、この
水漏れ信号は制御手段40に送給される。
【0016】水漏れ信号が制御手段40に送給される
と、制御手段40は異常信号を生成し、流入側開閉弁2
4及びガス開閉弁12が閉状態になると共に警報手段4
4が作動する(警報ブザーが警報する)。尚、実施形態
においては図示していないが、適宜な表示手段を設置し
て、水漏れ量を表示するようにしてもよい。次に、主と
して図1及び図3と共に図4を参照して、上述した給湯
器による給湯動作について説明する。
【0017】例えば給湯栓(図示せず)を開栓すると、
バイパス流路28を通して水が流れ、この流れをバイパ
ス流路28の水流スイッチ29が探知してON(開)に
なる(ステップS−1)と、制御手段40が給湯信号を
発信し、この給湯信号によって流入側開閉弁24が開に
なり(ステップS−2)、更にガス開閉弁12が開とな
る(ステップS−3)。かくすると、加熱すべき水が給
水流路22を通して熱交換器14に供給され、熱交換器
14の副熱交換器部20及び主熱交換器部18を通して
水が流れる。また、燃料用ガスがガス供給流路10を通
して燃焼バーナ8に供給され、更に、前記給湯信号によ
ってイグナイタ等からなる点火装置(図示せず)が作動
して燃焼バーナ8に点火される。そして、燃焼バーナ8
が燃焼してその燃焼排気ガスが燃焼室4を流れて排気流
路6を通して外部に排出される。熱交換器14において
は、熱交換器の内部を流れる水と燃焼排気ガスとの間で
熱交換が行われ、加熱された温水が出湯流路26を通し
て下流側に送給される。
【0018】そして、上述した給湯中に水漏れ検出手段
42による水漏れ検知が行われる。この水漏れ検知にお
いては、まず、第1及び第2温度センサ25,27並び
に流量センサ23の検出信号を利用して燃焼量演算手段
74が燃焼バーナ8の燃焼量を演算し(ステップS−
4)、また水位検知センサ60が溜めハウジング48の
水位を検知し(ステップS−5)、水位比較手段76は
この水位検知センサ60の検知水位が所定の正常水位か
を判断する。
【0019】水漏れが発生していない正常状態では、副
熱交換器部20にて発生した凝縮水がドレン手段30を
通して流れ、凝縮水が溜めハウジング48内に流入す
る。従って、燃焼量演算手段74により演算した燃焼量
に対応する水位と水位検知センサ60の検知水位とがほ
ぼ一致し、このような場合、水位比較手段76は正常
(水漏れなし)と判断し、ステップS−6からステップ
S−7に進む。ステップS−7においては水流スイッチ
29がOFF(閉)か否か、換言すると給湯栓を閉栓し
たか否かが判断され、閉栓するまでステップS−4に戻
り、上述した水漏れ検知が行われる。そして、給湯栓を
閉栓すると、水流スイッチ29がOFF(閉)となって
制御手段40は給湯停止信号を発信する。この給湯停止
信号によって、ガス開閉弁12が閉となって燃料用ガス
の供給が停止し(ステップS−8)、また、流入側開閉
弁24が閉になり(ステップS−9)、これによって水
の供給も停止し、かくして給湯が終了する。
【0020】これに対し、水漏れが発生する異常状態で
は、副熱交換器部20にて発生した凝縮水及び副熱交換
器部20から漏れた水がドレン手段30を通して流れ、
これらの水が溜めハウジング48内に流入する。従っ
て、燃焼量演算手段74により演算した燃焼量に対応す
る水位よりも水位検知センサ60の検知水位が高くな
り、この水位差は水の漏れ量が多くなる程大きくなり、
このように検知水位が上昇した場合、水位比較手段76
は異常(水漏れ発生)と判断し、ステップS−6からス
テップS−10に移る。
【0021】ステップS−10においては、水漏れ信号
生成手段78が水漏れ信号を生成し、この水漏れ信号に
基づいて制御手段40が異常信号を生成し、この異常信
号によってガス開閉弁12が閉になって燃焼用ガスの供
給が停止する(ステップS−11)。また、流入側開閉
弁24が閉になり(ステップS−12)、これによっ
て、水漏れの生じた副熱交換器部20への水も供給も停
止する。更に、警報手段44が作動し(ステップS−1
3)、警報音によって水漏れ等の異常が発生したことを
操作者に知らせ、操作者がこの状態をリセットするまで
警報音が発せられる。このように熱交換器14の副熱交
換器部20にて水漏れが発生した場合、わずかな水漏れ
であっても水漏れ検知手段42によって確実に検知する
ことができ、これによって水漏れによる悪影響、例えば
燃焼排気ガスの排気閉塞を防止することができる。
【0022】以上、本発明に従う給湯器の一実施形態に
ついて説明したが、本発明はかかる実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々
の変形乃至修正が可能である。例えば、図示の実施形態
では、通過水量を制限するための流量制限部として絞り
手段58を用いているが、この絞り手段58に代えてド
レン水が透過する水透過膜体を用い、この水透過膜体に
よって通過水量を制限するようにしてもよい。尚、水透
過膜体を用いる場合、錆等の不純物による膜体への悪影
響を防止するために水透過膜体の上流側に細かいメッシ
ュ状体を設けるようにしてもよい。
【0023】また、上述した実施形態では、水位検知セ
ンサ60による水位検知にフロート62を利用している
が、水位検知はフロート62に限定されるものではな
く、電気的な手段、例えば水位の上昇によって静電容量
が変化する静電容量センサ等他の適宜な手段を用いるこ
とができる。また、上述した実施形態では、水漏れ検知
手段42をドレン手段30に関連して設けたが、この水
漏れ検知手段42はドレンパン16に関連して設けても
よく、また中和器38に関連して設けてもよい。
【0024】また、上述した実施形態では、熱交換器1
4の流入側の水の温度、その流出側の温水の温度及び熱
交換器14を流れる水の流量に基づいて燃焼バーナ8の
燃焼量を演算しているが、これに限定されず、例えば燃
焼バーナ8に供給される燃料用ガスの供給量に基づい
て、或いは排気流路6から排出される燃焼排気ガスの温
度に基づいて燃焼バーナ8の燃焼量を求めるようにして
もよい。
【0025】
【発明の効果】本発明の給湯器によれば、水漏れ検知手
段の溜めハウジング内の水位は、発生する凝縮水が多く
なるとその水位が上昇するように構成され、水漏れが発
生した場合に、その水位は更に上昇するようになる。水
位検知センサはこの水位の上昇を検知するので、わずか
な水漏れが発生していてもこれを確実に検知することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う給湯器の一実施形態を簡略的に示
す図である。
【図2】図1の給湯器の水漏れ検知手段の一部を示す部
分断面図である。
【図3】図1の給湯器における水漏れ検知手段とそれに
関連する構成を示すブロック図である。
【図4】図1の給湯器における制御手段の一部を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
2 給湯ハウジング 4 燃焼室 8 燃焼バーナ 14 熱交換器 16 ドレンパン 18 主熱交換器 20 副熱交換器 30 ドレン手段 40 制御手段 42 水漏れ検知手段 48 溜めハウジング 58 絞り手段 60 水位検知センサ 70 水漏れ判断手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室に配設された燃焼バーナの燃焼排
    気ガスを利用して水を加熱するための熱交換器と、この
    熱交換器に加熱すべき水を供給するための給水流路と、
    前記熱交換器にて加熱された水を出湯するための出湯流
    路とを具備する給湯器であって、 前記熱交換器は、燃焼排気ガスの流れ方向上流側に位置
    する主熱交換器部と、この燃焼排気ガスの流れ方向下流
    側に位置する副熱交換器部とを有しており、 前記燃焼室内には前記副熱交換器部にて生じた凝縮水を
    受け止めるためのドレンパンが配設されており、 前記ドレンパンには凝縮水を排出するためのドレン手段
    が設けられ、前記ドレンパン又は前記ドレン手段に関連
    して、水漏れを検知するための水漏れ検知手段が設けら
    れており、 前記水漏れ検知手段は、通過水量を制限する流量制限部
    を有する溜めハウジングと、前記溜めハウジング内に溜
    まった水の水位を検知する水位検知センサと、水漏れを
    判断する水漏れ判断手段とを備えており、 前記溜めハウジング内の前記流量制限部は、凝縮水の量
    が多くなると前記溜めハウジング内の水位が上昇するよ
    うに構成され、前記水漏れ判断手段は、前記燃焼バーナ
    の燃焼量と前記溜めハウジング内の凝縮水の水位との関
    係を利用し、前記水位検知センサの検知水位に基づいて
    水漏れを判断することを特徴とする給湯器。
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