JP2524276Y2 - ラジエータ試験装置 - Google Patents

ラジエータ試験装置

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JP2524276Y2
JP2524276Y2 JP1990090931U JP9093190U JP2524276Y2 JP 2524276 Y2 JP2524276 Y2 JP 2524276Y2 JP 1990090931 U JP1990090931 U JP 1990090931U JP 9093190 U JP9093190 U JP 9093190U JP 2524276 Y2 JP2524276 Y2 JP 2524276Y2
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cooling water
circulation system
radiator
temperature
atmosphere
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JP1990090931U
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輝明 鈴木
隆己 山田
福和 藤井
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TOYO. SS. CO., LTD.
Mazda Motor Corp
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TOYO. SS. CO., LTD.
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ラジエータ試験装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、ラジエータの放熱量を試験するために、冷却水
が循環する密閉構造の冷却水循環系路と、該冷却水循環
系路に配設され被試験品であるラジエータに接続するた
めのラジエータ接続部と、上記冷却水循環系路に配設さ
れ冷却水を加熱する冷却水加熱手段と、上記冷却水循環
系路より分岐連通された膨張タンクとを設けたものが知
られている。
このようなものにおいては、冷却水加熱手段として、
電気ヒータ式加熱手段のほかに、蒸気式加熱手段が知ら
れている。こうした加熱手段は、一般的に冷却水循環系
路のチューブ内を流れる冷却水をチューブ外方から加熱
するので、冷却水循環系路内を大気開放状態のままで上
記加熱を行った際には、冷却水温が約80℃以上になると
チューブ内側表面付近では100℃となり、チューブ内側
表面から気泡が発生するため、冷却水の流量制御や流量
測定、ポンプの運転が困難となる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、前述した如く冷却水循環系路は内部を循環
する冷却水温度が100℃以上にできるように密閉構造と
なっていることから、当初から密閉状態のままで加熱し
て行くと、冷却水の温度膨張により、冷却水循環系路内
の圧力がラジエータの耐圧圧力(通常は2kg/cm2程度以
下)以上になってしまう。尚、上記膨張タンクの容積を
大きくすれば、該冷却水循環系路内の圧力上昇を抑制で
きるが、コスト面からは法規(ボイラー及び圧力容器安
全規則)に則ったある一定の容積に制限する方が有利で
ある。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、冷却
水循環系路に過大な圧力が作用することでラジエータや
エジエータ接続部が破損するおそれをなくし、また気泡
の発生を防止したラジエータ試験装置を提供することを
目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案の解決手段は、冷却
水が循環する密閉構造の冷却水循環系路と、該冷却水循
環系路に配設され、被試験品であるラジエータに接続す
るためのラジエータ接続部と、上記冷却水循環系路に配
設され、冷却水を加熱する加熱手段と、上記冷却水循環
系路より分岐連通された膨張タンクと、該膨張タンクに
配設され、タンク内部を大気に連通する大気連通位置と
大気との連通を遮断する大気連通遮断位置とを取る電磁
弁と、上記冷却水循環系路を循環する冷却水の温度を検
出する水温検出手段と、上記電磁弁に連係され、上記水
温検出手段によって検出された水温が設定温度になるま
で電磁弁が大気連通遮断位置になるのを禁止して電磁弁
を大気連通位置に保持し、設定温度以上になると電磁弁
を大気連通遮断位置にする制御手段とを備える構成とす
る。
(作用) これにより、本考案では、冷却水循環系路内での気泡
の発生のおそれがない設定温度までは、制御手段によっ
て、電磁弁が大気連通遮断位置になるのを禁止して、電
磁弁が大気連通位置とされるので、膨張タンク上部空間
の内部圧力の上昇が抑制される。更に、設定温度以上に
上昇すると、電磁弁が大気連通遮断位置とされて冷却水
循環系路は大気に対して密閉状態となるので、加熱によ
る気泡の発生が抑制され、冷却水循環系路内の圧力の過
上昇を防止しながら冷却水をラジエータの試験温度まで
加熱することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿って詳細に説明す
る。
冷却水循環系路Sの概略構成を示す第1図において、
1は被試験品となるラジエータで、その入口1A及び出口
1Bにラジエータ接続部としてのフレキシブルホース2,3
が接続され、ラジエータ1が冷却水循環系路Sの一部を
構成するようになっている。このフレキシブルホース2,
3には、冷却水循環系路Sを流れる冷却水の温度を検出
する水温センサ4,5がそれぞれ配設され、この両水温セ
ンサ4,5による水温の温度差と、流量とによってラジエ
ータ1の放熱量が測定されるようになっている。
ラジエータ1の入口1A側のフレキシブルホース2は温
水ポンプ6を介して、冷却水を加熱してその温度を高め
る加熱手段としての蒸気式加熱器7の出口側に接続され
ている。また、ラジエータ1の出口1B側のフレキシブル
ホース3は、流量制御弁8を介して蒸気式加熱器7の入
口側に接続されている。蒸気式加熱器7には、既存の設
備の配管から蒸気が取込まれるようになっている。
上記蒸気式加熱器7の出口側は、分岐通路9を介して
膨張タンク10に接続されている。膨張タンク10には、第
1電磁弁13を介装しかつ既存の設備の配管から補給水を
給水するための補給水供給路14が接続されている。第1
電磁弁13は、補給水をタンク内部に供給する給水位置
と、補給水のタンク内部への給水を遮断する給水遮断位
置とを取るようになっている。また、膨張タンク10の上
部空間には、第2電磁弁15を介装した大気開放通路16が
接続され、該電磁弁15は、タンク内部を大気に連通する
大気連通位置と、大気との連通を遮断する大気連通遮断
位置とを取るようになっている。
上記温水ポンプ6の下流側は、ラジエータ1に流れる
流量を制御するために、バイパス通路17を介して流量制
御弁8に接続されている。この流量制御弁8の制御(流
量設定)は、図示しないコントローラによって行われ
る。
第2図は制御系のシーケンス回路を示し、21は冷却水
循環系路S内を流れる冷却水の温度が80℃以上になると
ONする水温スイッチ(水温検出手段)で、該水温スイッ
チ21がONすることで、リレー22(制御手段)が励磁さ
れ、それの常閉接点22aを開き、常開接点22bを閉じるよ
うになっている。
上記リレー22の常閉接点22aが閉じている間、すなわ
ち冷却水温が80℃以下のときには、第2電磁弁15の励磁
コイル15aに電流が流れ、該電磁弁15を大気連通位置と
して大気開放通路16を開放し、膨張タンク10を大気に開
放するようになっている。
23は膨張タンク10の水位レベルが所定レベル以下に低
下するとONするレベルスイッチである。該レベルスイッ
チ23がONすると、第1電磁弁13の励磁コイル13aが励磁
されて該電磁弁13が給水位置を取り、補給水供給通路14
が開放され、膨張タンク10内に補給水が供給されるよう
になっている。
ところで、冷却水温が80℃以下のときは、上述の如く
膨張タンク10は大気開放通路16を通じて大気に開放され
ているとともに、80℃を越えるときにおいても常開接点
22bが閉じていることから、レベルスイッチ23がONする
と、第1電磁弁13の励磁コイル13aが励磁されるのと併
せて、第2電磁弁15の励磁コイル15aが励磁されて、膨
張タンク10を大気に開放した状態とするので、補給水の
補給時は冷却水温に関係なく膨張タンク10が大気開放状
態にあるため、補給水の供給が円滑に行われる。
なお、上記実施例では、ラジエータ1は、既存の試験
室25内に配設された自動車26に取付けられた状態で性能
評価試験が行われるようになっている。
上記のように構成すれば、ラジエータ1の入口1A側の
水温センサ2により検出された冷却水温が80℃以下のと
きには、水温スイッチ21がOFFすることで、リレー22が
消磁され、その常閉接点22aを閉じ、常開接点22bを開く
ようになっている。しかして、常閉接点22aが閉じてい
る間は第2電磁弁15の励磁コイル15aに電流が流れ、該
第2電磁弁15を大気連通位置として大気開放通路16を開
放し、膨張タンク10内部の上部空間を大気に開放する。
これによって、水温が80℃以下のときには冷却水循環
系路Sが膨張タンク10を通じて大気に開放され、冷却水
循環系路S内の内部圧力が高くなるのが防止され、ラジ
エータ1やフレキシブルホース2,3(ラジエータ接続
部)に大きな圧力が作用するのが回避され、それらの破
損が防止される。
一方、冷却水循環系路S内の冷却温度が80℃を越える
ときには、水温スイッチ21がONとなるので、リレー22が
励磁され、その常閉接点22aが開き、常開接点22bが閉じ
るようになっている。しかして、常閉接点22aが開いて
いる間は第2電磁弁15を大気連通遮断位置として大気開
放通路16を遮断し、膨張タンク10を密閉状態とする。
これによって、冷却水温が80℃を越えるときには冷却
水循環系路Sも密閉状態を保つので、冷却水循環系路S
内での気泡の発生を防止しながら冷却水の温度上昇が可
能となり、ラジエータ1の放熱量の試験が可能となる。
また、膨張タンク10の水位レベルが所定レベル以下に
低下すると、レベルスイッチ23がONして、第1電磁弁13
の励磁コイル13aが励磁されて該電磁弁13が給水位置を
取り、補給水供給通路14が開放され、膨張タンク10内に
補給水が供給される。なお、この補給水の補給時には、
膨張タンク10は大気開放状態にある。
(考案の効果) 本考案は、以上のように、冷却水温が設定温度になる
まで膨張タンクを大気に開放した状態で冷却水の加熱を
行い、設定温度以上では膨張タンクを密閉状態にして冷
却水の加熱を行うようにしたから、冷却水循環系路に過
大な圧力が作用することでラジエータやラジエータ接続
部が破損するのを回避することができるとともに、冷却
水循環系路での気泡の発生を防止して、冷却水の流量制
御や流量測定、温水ポンプの運転が支障なく行うことが
でき、ラジエータの放熱量の試験を良好に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はラジエータ試験
装置の回路構成図、第2図は制御系のシーケンス回路図
である。 1……ラジエータ 7……蒸気式加熱器(加熱手段) 10……膨張タンク 15……電磁弁 21……水温スイッチ(水温検出手段) 22……リレー(制御手段) S……冷却水循環系路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却水が循環する密閉構造の冷却水循環系
    路と、 該冷却水循環系路に配設され、被試験品であるラジエー
    タに接続するためのラジエータ接続部と、 上記冷却水循環系路に配設され、冷却水を加熱する加熱
    手段と、 上記冷却水循環系路より分岐連通された膨張タンクと、 該膨張タンクに配設され、タンク内部を大気に連通する
    大気連通位置と大気との連通を遮断する大気連通遮断位
    置とを取る電磁弁と、 上記冷却水循環系路を循環する冷却水の温度を検出する
    水温検出手段と、 上記電磁弁に連係され、上記水温検出手段によって検出
    された水温が設定温度になるまで電磁弁が大気連通遮断
    位置になるのを禁止して電磁弁を大気連通位置に保持
    し、設定温度以上になると電磁弁を大気連通遮断位置に
    する制御手段と を備えることを特徴するラジエータ試験装置。
JP1990090931U 1990-08-29 1990-08-29 ラジエータ試験装置 Expired - Lifetime JP2524276Y2 (ja)

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JPH0447647U JPH0447647U (ja) 1992-04-22
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