JP5951440B2 - 水冷式変速機オイル熱交換器試験システム - Google Patents

水冷式変速機オイル熱交換器試験システム Download PDF

Info

Publication number
JP5951440B2
JP5951440B2 JP2012228530A JP2012228530A JP5951440B2 JP 5951440 B2 JP5951440 B2 JP 5951440B2 JP 2012228530 A JP2012228530 A JP 2012228530A JP 2012228530 A JP2012228530 A JP 2012228530A JP 5951440 B2 JP5951440 B2 JP 5951440B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
oil
water
heat exchanger
flow rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012228530A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014081251A (ja
Inventor
光貴 小栗
光貴 小栗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanki Engineering Co Ltd filed Critical Sanki Engineering Co Ltd
Priority to JP2012228530A priority Critical patent/JP5951440B2/ja
Publication of JP2014081251A publication Critical patent/JP2014081251A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5951440B2 publication Critical patent/JP5951440B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Engines (AREA)

Description

本発明は、自動車などに搭載され、原動機からの駆動系の一部を受け持つオートマチックトランスミッション等の変速機に供されるオートマチックトランスミッションフルード等の変速機オイル(以降、ATFともいう。)を、エンジン等の冷却のためのラジエータの冷却水を利用して冷却する水冷式変速機オイル熱交換器の性能試験を行うための水冷式変速機オイル熱交換器試験システムに関するものである。
従来、エンジンあるいはハイブリッド方式や電気自動車なら電動機(以降、まとめて原動機という。)を、車両に搭載する前の形で試験室の試験台に載せて、原動機の性能を試験することが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、かかる原動機に、地面に駆動力を伝える車輪への伝達系の一部の変速機を駆動系の一部として接続し、原動機や変速機等の試験を行う際、水冷式変速機オイル熱交換器の性能についても試験する場合がある。ちなみに、この変速機オイルは、現状普及しているオートマチックトランスミッションに使われるオートマチックトランスミッションフルード(ATF)と呼ばれるものであるが、マニュアルトランスミッションに用いられるオイルも同様である。
この水冷式変速機オイル熱交換器は、内燃機関であるエンジンのエンジン冷却水の外気との熱交換器であるラジエータと一体に横付けされた形式が実際の車載形式として多い(例えば、特許文献2参照。)が、近年のハイブリッド原動機や電気自動車の普及と共に別体形式のものも出てきている。
特開平9−257653号公報 特開2007−16651号公報
しかしながら、水冷式変速機オイル熱交換器の性能のみを試験できれば十分な状況であっても、原動機及び変速機を用意して駆動させるとともに、エンジンから排出される排気ガスを排出したりするための各種設備を用意するのでは、手間とコストが掛かり過ぎてしまうことが懸念される。
また、試験室を備える試験施設では、他用途の原動機ベンチ試験室や、シャシダイナモ試験室などが備わっている場合があり、それらの室で冷却水として必要な工水冷却水が、中央機械室に設置された大きな冷凍機で冷却され提供されており、この冷却水を用いる冷却系は利用しやすい。
そして、水冷式変速機オイル熱交換器は、ATFなどの効率の良い駆動力伝達や、オイル劣化防止のため、始動時に最適にATFを冷却水側からの加熱で温め、原動機からの高負荷駆動力伝達時のATF高温化による劣化防止や駆動伝達効率低下防止のため、冷却しなければならないが、これを試験台において、工水冷却水を利用して各種条件で精度よく試験する試験システムは無かった。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、水冷式変速機オイル熱交換器の性能試験を比較的容易に実施することのできる水冷式変速機オイル熱交換器試験システムを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.原動機の軸回転力を地面への車両駆動力へ伝達する駆動系の一部をなす変速機に使用される変速機オイルを冷却可能な水冷式変速機オイル熱交換器と、
前記水冷式変速機オイル熱交換器の一次側へ冷却水を循環供給可能な試験室付帯の冷却水循環装置と、
前記水冷式変速機オイル熱交換器の二次側へ変速機オイルを循環供給可能な試験室付帯のオイル循環装置とを備え、
前記水冷式変速機オイル熱交換器の性能試験を行う水冷式変速機オイル熱交換器試験システムにおいて、
前記冷却水循環装置は、
冷却水を循環させるための冷却水側ポンプと、
冷却水の温度を計測可能な冷却水温度計と、
冷却水を冷却可能な冷却水側冷却手段と、
冷却水を加熱可能な冷却水側加熱手段とを備え、
前記オイル循環装置は、
変速機オイルを循環させるためのオイル側ポンプと、
変速機オイルの温度を計測可能なオイル温度計と、
変速機オイルを冷却可能なオイル側冷却手段と、
変速機オイルを加熱可能なオイル側加熱手段とを備えていることを特徴とする水冷式変速機オイル熱交換器試験システム。
手段1によれば、冷却水循環装置で冷却水の試験条件(温度条件)を作り、オイル循環装置で変速機オイルの試験条件(温度条件)を作ることのできる水冷式変速機オイル熱交換器試験システムによって、水冷式変速機オイル熱交換器の単体の試験を行うことが可能となる。このため、原動機、変速機、原動機や変速機を設置するための設備、エンジンが原動機の場合の排気ガスを排出するための設備、原動機を駆動させるための燃料や電気サプライ等を用意する必要がなくなり、比較的スムースかつ簡素に水冷式変速機オイル熱交換器の性能試験を行うことができる。従って、水冷式変速機オイル熱交換器の性能試験に要する手間とコストを抑制することができる上、手間やコストの懸念から水冷式変速機オイル熱交換器の性能試験の機会が控えられ、開発がスムースに進まなくなってしまうといった事態を抑制することができる。また、実際に原動機等を動かして変速機オイルの温度や流量を所望とする試験条件となるように調節する場合に比べ、かかる調節を比較的素早くかつ正確に行うことができ、試験効率及び試験精度の向上を図ることができる。
手段2.前記冷却水循環装置は、
前記冷却水側ポンプと、前記冷却水温度計と、前記冷却水側冷却手段と、前記冷却水側加熱手段と、冷却水側熱交換器とを、供試体である水冷式変速機オイル熱交換器の冷却水側との接続カップリングを介して、接続する配管途中にそれぞれ設けてなり、
前記冷却水側熱交換器は、前記冷却水循環装置を循環する冷却水と、建物側の冷熱源により冷却される工業用水との間で熱交換される熱交換器であり、
前記冷却水循環装置は、密閉系である配管内圧の調整のため、低温時の冷却水循環用膨張系とは異なる、高温冷却水の場合の高温用密閉式膨張タンクをさらに備え、
高温冷却水の場合、前記高温用密閉式膨張タンクに切り替えることで、100℃以上の高温水を循環可能としていることを特徴とする手段1に記載の水冷式変速機オイル熱交換器試験システム。
手段2によれば、実際の車載の場合、高負荷の場合の冷却確保として、原動機の燃焼室や電力デバイスなどの高温固体の冷却、及び補器のオイル系の冷却の確保として、冷却水系の沸騰による冷却不全を避けるため、高温水としての冷却水を循環する仕組みが確保されている。
しかし、試験室における冷却水の場合、通常の用途では開放式膨張タンクによる膨張系をポンプ吸込み側の基準点に接続するが、膨張タンクの高さも低く、大気圧に近い冷却水配管内では100℃近い水温となると沸騰を始めて水蒸気により気液混相流となり、ポンプがガスを噛んで搬送不能となる。通常の冷却水循環系では、このように高温水対応をすることはない。
この点、手段2の仕組みが備わっていると、車載の冷却水系で行われる実際の冷却条件を、膨張タンクへの噴出や、密閉系となる冷却水配管の破裂、冷却不全による試験装置や供試体の破損など危険な状態にならず再現できる。
手段3.前記冷却水側冷却手段は、
前記冷却水側熱交換器の一次側へ供給される工業用水の流量を調節する第一工業用水流量調節装置と、
前記冷却水側熱交換器の二次側へ供給される冷却水の流量を調節する冷却水流量調節装置とを備え、
前記オイル側冷却手段は、
前記オイル循環装置を循環する変速機オイルと、工業用水との間で熱交換するオイル側熱交換器と、
前記オイル側熱交換器の一次側へ供給される工業用水の流量を調節する第二工業用水流量調節装置と、
前記オイル側熱交換器の二次側へ供給される変速機オイルの流量を調節するオイル流量調節装置とを備えていることを特徴とする手段2に記載の水冷式変速機オイル熱交換器試験システム。
手段3によれば、冷却水側熱交換器(オイル側熱交換器)の一次側である工業用水側、及び、二次側である冷却水側(変速機オイル側)のどちらでも、冷却水(変速機オイル)を工業用水によってどの程度冷却するのかの調節、ひいては、冷却水(変速機オイル)の温度調節を行うことができるように構成されている。このため、冷却水や変速機オイルの温度が、高温水(常圧では配管内で沸騰するおそれがある水温)に相当する90℃以上などの比較的高い場合には、冷却水流量調節装置やオイル流量調節装置で温度調節を行う(冷却水側熱交換器やオイル側熱交換器へ流入する冷却水や変速機オイルの流量を調節する)こととし、冷却水側熱交換器やオイル側熱交換器に対して工業用水を最大限定量で流入させることができる。この場合、冷却水側熱交換器やオイル側熱交換器の一次側における工業用水が流量調節により滞留することなく、冷熱を常に供給しながら入れ替わることとなり、二次側となる冷却水側やオイル側の高温水(常圧では配管内で沸騰するおそれがある水温)に相当する高温に限りなく近く工業用水が加熱され、特に高温水の膨張圧対策を施していない工業用水系での、冷却水や変速機オイルとの熱交換によって沸騰してしまうといった事態を回避することができる。
その一方で、冷却水や変速機オイルの温度が例えば80℃以下程度の比較的低い場合には、冷却水側熱交換器やオイル側熱交換器へ流入する工業用水の流量を調節することで、冷却水や変速機オイルの温度調整を行うこととする。この場合、大気との熱交換を行う冷却塔や、温度によっては冷凍機を用いる工業用水の冷却装置と、本装置の冷却水側冷却手段やオイル側冷却手段との工業用水の循環搬送手段である工業用水ポンプの流量、つまりポンプ動力を削減することができ、さらに流量を減じて入口出口の工業用水の温度差を大きくできるので、熱交換機や冷却塔による冷却ではアプローチ温度を大きく、冷凍機による冷却の場合は、凝縮器の温度を高くでき、冷却に要するエネルギーを小さくできる。従って、省エネルギー化等を図ることができる。
手段4.前記冷却水循環装置は、
冷却水側流量コントローラを備え、
前記冷却水側流量コントローラでは、
前記第一工業用水流量調節装置に対する操作量を演算し出力し、且つ前記冷却水流量調節装置に対する操作量を演算し出力するとともに、
前記冷却水温度計の計測値を入力され、前記冷却側流量コントローラに設定される運転選択設定温度と前記冷却水温度計の計測値とを比較して前記運転選択設定温度を閾値とした判断信号を出し、
該判断信号に基づいて、前記第一工業用水流量制御装置または前記冷却水流量制御装置の一方には、計測値入力信号と試験用に設定される冷却水温度設定温度との偏差に基づいて演算した出力信号により、流量調整装置を比例制御動作させ、他方には、流量調整装置の弁開度を定量調整することで、全量を冷却水側熱交換器へ流すように構成され、
前記オイル循環装置は、
オイル側流量コントローラを備え、
前記オイル側流量コントローラでは、
前記第二工業用水流量調節装置に対する操作量を演算し出力し、且つ前記オイル流量調節装置に対する操作量を演算し出力するとともに、
前記オイル温度計の計測値を入力され、前記オイル側流量コントローラに設定される運転選択設定温度と前記オイル温度計の計測値とを比較して前記運転選択設定温度を閾値とした判断信号を出し、
該判断信号に基づいて、前記第二工業用水流量制御装置または前記オイル流量制御装置の一方には、計測値入力信号と試験用に設定されるオイル温度設定温度との偏差に基づいて演算した出力信号により、流量調整装置を比例制御動作させ、他方には、流量調整装置の弁開度を定量調整することで、全量をオイル側熱交換器へ流すように構成され、
前記冷却水側流量コントローラ及び前記オイル側流量コントローラには、前記工業用水配管内での冷却水沸騰によるキャビテーションを防止するための運転選択設定温度がそれぞれ設定されていて、
前記冷却水温度計で計測された冷却水の温度が前記運転選択設定温度未満の場合には、前記冷却水側流量コントローラは、前記水冷式変速機オイル熱交換器から排出された冷却水が最大限定量で前記冷却水側熱交換器に流入するように前記冷却水流量調整装置を定位置に調整するとともに、前記第一工業用水流量調節装置による工業用水の流量を比例制御調整することによって、冷却水の温度調整が行われ、
前記冷却水温度計で計測された冷却水の温度が前記運転選択設定温度以上の場合には、前記冷却水側流量コントローラは、工業用水が最大限定量で前記冷却水側熱交換器に流入するように前記第一工業用水流量調整装置を定位置に調整するとともに、前記冷却水流量調節装置による前記冷却水側熱交換器への冷却水の流量を比例制御調整することによって、冷却水の温度調整が行われ、
前記オイル温度計で計測された変速機オイルの温度が前記運転選択設定温度未満の場合には、前記オイル側流量コントローラは、前記変速機オイルが最大限定量で前記オイル側熱交換器に流入するように前記オイル流量調整装置を定位置に調整するとともに、前記第二工業用水流量調節装置による工業用水の流量を比例制御調整することによって、変速機オイルの温度調整が行われ、
前記オイル温度計で計測された変速機オイルの温度が前記運転選択設定温度以上の場合には、前記オイル側流量コントローラは、工業用水が最大限定量で前記オイル側熱交換器に流入するように前記第二工業用水流量調整装置を定位置に調整するとともに、前記オイル流量調節装置による前記オイル側熱交換器への変速機オイルの流量を比例制御調整することによって、変速機オイルの温度調整が行われることを特徴とする手段3に記載の水冷式変速機オイル熱交換器試験システム。
手段4によれば、冷却水(変速機オイル)の温度調節を、第一工業用水流量調節装置(第二工業用水流量調節装置)、又は、冷却水流量調節装置(オイル流量調節装置)のどちらで行うのか等を少なくとも判断信号として示し、切り換えた後、自動制御で制御が行える。従って、オペレータによる作業の簡素化が図られるとともに、冷却水や変速機オイルの、運転選択設定温度(冷却水や工業用水の一部が高温水になる可能性のある温度)を跨ぐ、冷却水や変速機オイルの温度変化に対応する措置が行われず冷却不全による装置の破損などの事態を回避することができる上、冷却水や変速機オイルの温度変化に応じて的確な対応を信号に基づいて行うことができる。
手段5.前記冷却水側加熱手段及び前記オイル側加熱手段はそれぞれ電気ヒータによって構成され、
前記冷却水側加熱手段の最大加熱能力は、前記オイル側加熱手段の最大加熱能力の30%〜60%であることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の水冷式変速機オイル熱交換器試験システム。
手段5によれば、冷却水側加熱手段の小型化及び低コスト化等を図りつつ、エンジン始動時等の様々な試験条件にも確実かつスムースに対応することができる。
水冷式変速機オイル熱交換器試験システムの概略構成を示す説明図である。 各種条件下における制御弁の状態を示す説明図である。
以下、一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、水冷式変速機オイル熱交換器試験システム1は、変速機としてのオートマチックトランスミッション(以下、「AT」と称する)に使用される変速機オイルとしてのオートマチックトランスミッションフルード(以下、「ATF」と称する)を、ラジエータの冷却水であるロングライフクーラント(以下、「LLC」と称する)を利用して冷却する水冷式変速機オイル熱交換器2の性能試験を行うためのシステムである。すなわち、水冷式変速機オイル熱交換器試験システム1は、試験室側に水冷式変速機オイル熱交換器2の一次側へLLCを循環供給可能な冷却水循環装置3と、水冷式変速機オイル熱交換器2の二次側へATFを循環供給可能なオイル循環装置4とをそれぞれ室に固定された配管群で形成し、タッピング及び可撓管等で仮設的に水冷式変速機オイル熱交換器2の一次側及び二次側にそれぞれ接続され、冷却水循環装置3でLLCの試験条件(温度条件)を作り、オイル循環装置4でATFの試験条件(温度条件)を作ることができるように構成されている。
冷却水循環装置3は、LLCを循環させるための冷却水側ポンプ11と、LLCの温度を計測可能な冷却水温度計12と、LLCを冷却可能な冷却水側冷却手段としての冷却水側冷却機構13と、LLCを加熱可能な冷却水側加熱手段としての冷却水側電気ヒータ14と、水冷式変速機オイル熱交換器2の一次側と接続するための二つのタッピング(カップリング)とが循環可能となるように配管で接続されている。また、冷却水側ポンプ11の吸込み口上流の配管から分岐した膨張管の上端には、冷却水側開放式膨張タンク15と、前記膨張管の途中から分岐して分岐膨張管に接続される高温用密閉式膨張タンク16と、分岐膨張管の膨張管分岐下流側に冷却水膨張切替えボール弁24aとが設けられている。
冷却水側冷却機構13は、冷却水循環装置3を循環するLLCと、工業用水との間で熱交換する冷却水側熱交換器17と、冷却水側熱交換器17の一次側へ供給される工業用水の流量を調節する第一工業用水流量調節装置としての第一工業用水制御弁18と、冷却水側熱交換器17の二次側へ供給されるLLCの流量を調節する冷却水流量調節装置としての第一冷却水制御弁19及び第二冷却水制御弁20とを備えている。すなわち、冷却水側冷却機構13は、冷却水側熱交換器17を備えることで、ラジエータの冷却能力と同等以上の冷却機能を有している。さらに、第一工業用水制御弁18や、第一冷却水制御弁19及び第二冷却水制御弁20を備えることで、冷却水側熱交換器17によってLLCをどの程度冷却するかの設定(ひいては、LLCの温度調節)を行うことができ、ラジエータの冷却具合(速度)を模倣したり、試験初期状態等のLLCの温度を適宜設定したりすることができる。
また、冷却水循環装置3が冷却水側電気ヒータ14を備えることで、水冷式変速機オイル熱交換器2を実際に車両へ搭載した場合にエンジンオイルとの熱交換でLLCが温められることを想定し、想定されるLLCの温度条件を冷却水循環装置3において実現することができるようになっている。このため、例えば、エンジンの始動時においてLLCがATFよりも先に温まる状況における水冷式変速機オイル熱交換器2の性能試験等を行うことも可能となる。加えて、冷却水側ポンプ11が駆動することでもLLC温度が上昇する。従って、冷却水側電気ヒータ14及び冷却水側ポンプ11(試験内容やLLCの温度状況によっては冷却水側電気ヒータ14を稼働させない場合もある)で加熱されるLLCを、冷却水側冷却機構13で調節しながら冷やすことで、実車を想定したLLCの温度条件を実現することができる。尚、第一工業用水制御弁18、第一冷却水制御弁19、及び第二冷却水制御弁20は、それぞれ二方弁によって構成され、特に第一冷却水制御弁19、及び第二冷却水制御弁20はお互い逆動作することで流路を切り替えながら流量制御もできるよう構成されている。
さらに、冷却水循環装置3は、冷却水側熱交換器17で冷却されたLLCを水冷式変速機オイル熱交換器2に供給する冷却水側往流パイプ21と、水冷式変速機オイル熱交換器2から排出されたLLCを冷却水側熱交換器17側に戻す冷却水側還流パイプ22とを備えている。前記冷却水側ポンプ11は、冷却水側往流パイプ21に設けられている。前記冷却水温度計12は、冷却水側往流パイプ21のうち、冷却水側ポンプ11と水冷式変速機オイル熱交換器2との間の部位に設けられている。前記冷却水側電気ヒータ14は、冷却水側還流パイプ22に設けられている。
また、冷却水側往流パイプ21のうち、冷却水側ポンプ11と冷却水側熱交換器17との間の部位と、冷却水側還流パイプ22のうち、冷却水側電気ヒータ14と冷却水側熱交換器17との間の部位とを連結する冷却水側第一バイパス通路23が設けられている。前記第一冷却水制御弁19は、冷却水側第一バイパス通路23に設けられ、前記第二冷却水制御弁20は、冷却水側往流パイプ21のうち、冷却水側第一バイパス通路23と冷却水側熱交換器17との間の部位に設けられている。
さらに、冷却水側往流パイプ21のうち、冷却水側ポンプ11と冷却水側第一バイパス通路23との間のポンプ吸込み側で配管内での絶対圧の低い部位に接続し、前記冷却水側開放式膨張タンク15とを繋ぐ冷却水側膨張パイプ24が設けられるとともに、前記高温用密閉式膨張タンク16は、該冷却水側膨張パイプ24の途中からさらに分岐する分岐膨張パイプに繋げられている。前記冷却水側膨張パイプの前記分岐膨張パイプ分岐の後流側で前記冷却水側開放式膨張タンク15との間には、冷却水膨張切り替えボール弁24aが設けられている。該冷却水膨張切り替えボール弁24aは、運転切替設定温度(例えば90℃)未満の冷却水温の場合、開放状態とされることで、冷却水側膨張パイプは大気圧及び位置ヘッドによるポンプ吸込み側で配管内での絶対圧の低い部位基準点の圧を規定して、大気圧基準で配管内の冷却水の温度による膨張収縮に対応することとなる。これにより、冷却水側開放式膨張タンク15でLLCの膨張を吸収したり、試験前や試験後の水張りにおいて冷却水側開放式膨張タンク15を介してLLCを冷却水側往流パイプ21等の循環経路に充填させたりする。
また、LLC温度が、運転切替設定温度(例えば90℃)以上となる場合、大気圧+位置ヘッドでは抑えきれない配管内の一部沸騰によるキャビテーション発生による不具合を防止するため、冷却水側開放式膨張タンク15よりも所定の圧力をさらに加圧するべくダイヤフラムでの押圧を設定した、高温用密閉式膨張タンク16の圧を与えるため、冷却水側膨張パイプ24の途中の冷却水膨張切り替えボール弁24aを閉止した後、分岐膨張管に設置した図示しない開閉弁を閉から開へ回動することで、高温用密閉式膨張タンク16の圧を冷却水循環配管に与えることができ、100℃でも沸騰しない高温水を配管内に形成できる。これにより、冷却水側膨張パイプ24が冷却水膨張切り替えボール弁24aにて閉鎖されて、LLC配管内の冷却水圧が高められるとともに、冷却水側往流パイプ21等の循環経路におけるLLCの膨張が高温用密閉式膨張タンク16で吸収されることとなる。
加えて、冷却水循環装置3には、冷却水側往流パイプ21のうち、冷却水側ポンプ11(冷却水温度計12)と水冷式変速機オイル熱交換器2との間の部位と、冷却水側還流パイプ22のうち、冷却水側電気ヒータ14と水冷式変速機オイル熱交換器2との間の部位とを連結する冷却水側第二バイパス通路25が設けられている。当該冷却水側第二バイパス通路25と、当該冷却水側第二バイパス通路25近傍の冷却水側還流パイプ22とには、それぞれ手動の冷却水側流量調整弁26が設けられている。尚、冷却水側還流パイプ22のうち、冷却水側第二バイパス通路25と水冷式変速機オイル熱交換器2との間には、LLCの流量を測定する冷却水流量計27が設けられるとともに、エア抜きのための冷却水側エア抜きパイプ28が設けられている。加えて、冷却水循環装置3には複数箇所に圧力計が設けられている。本実施形態では、LLCの流量調整や圧力調整は、冷却水側ポンプ11及び冷却水側流量調整弁26を調節することによって行われる。
また、冷却水側熱交換器17の一次側には、工業用水道から工業用水を冷却水側熱交換器17に供給する第一往流側工水パイプ31と、冷却水側熱交換器17から排出された工業用水を工業用水道に戻す第一還流側工水パイプ32とが接続されており、前記第一工業用水制御弁18は、第一還流側工水パイプ32に設けられている。
本実施形態では、図2に示すように、状況に応じて、第一工業用水制御弁18、第一冷却水制御弁19、第二冷却水制御弁20、及び、冷却水側電気ヒータ14の動作制御が行われる。より具体的には、冷却水温度計12で計測されたLLCの温度が冷却水側流量コントローラ34に設定値として入力されている運転切替設定温度(本例では、90℃)未満の場合(図2の第1温度制御の場合)には、水冷式変速機オイル熱交換器2の一次側から排出されたLLCが最大限定量で冷却水側熱交換器17に流入するよう、第一冷却水制御弁19を全閉、第二冷却水制御弁20が全開となるように、冷却水温度計12の計測信号を演算処理して定常値を出力するとともに、主として、第一工業用水制御弁18の開度については、冷却水温度計12の計測信号に基づき、冷却水側流量コントローラ34に試験の都度入力される試験用冷却水設定温度値との偏差を演算して出力される出力信号によって比例制御され、LLCの温度調整が行われるようになっている。
その一方で、冷却水温度計12で計測されたLLCの温度が90℃以上の場合(図2の第2温度制御の場合)には、まず冷却水流量コントローラ34により、運転切替設定温度と計測冷却水温度とが比較演算され、第二温度制御であることを表示し、冷却水膨張切り替えボール弁24aが自動弁の場合は、これを閉鎖する信号を出力し、図示しない分岐膨張管の開閉弁をその後開放する。冷却水膨張切り替えボール弁24aが手動弁の場合、第二温度制御であることの表示に従って作業員が、手動にて冷却水膨張切り替えボール弁24aを閉鎖し、図示しない分岐膨張管の開閉弁をその後手動で開放する。その後、水冷式変速機オイル熱交換器2の一次側から排出されたLLCが、主として、第一冷却水制御弁19と、第二冷却水制御弁20とで流量制御されながら冷却水側熱交換器17に流入するよう、第一冷却水制御弁19と、第二冷却水制御弁20とを逆動作になるように、それぞれの開度については、冷却水温度計12の計測信号に基づき、冷却水側流量コントローラ34に試験の都度入力される試験用冷却水設定温度値との偏差を演算して出力される出力信号によって比例制御される。そして、第一工業用水制御弁18の開度が全開となるように、冷却水温度計12の計測信号を演算処理して定常値を出力して、LLCの温度調整が行われるようになっている。
尚、本実施形態では、LLCの温度調節を手動で行う場合、第一工業用水制御弁18、又は、第一冷却水制御弁19及び第二冷却水制御弁20のどちらで行うのかの切替え用の入力装置(図示略)が設けられており、該入力装置をオペレータが操作することでかかる切替えが行われるようになっている。また、図示は省略するが、水冷式変速機オイル熱交換器試験システム1には、オペレータが操作可能なタッチパネルが設けられ、LLCの温度が画面に表示される上、タッチパネルでの操作により、冷却水側ポンプ11の出力等の調節を行えるようになっている。
また、本実施形態の冷却水循環装置3は、冷却水側電気ヒータ14の加熱制御を、冷却水温度計12の計測値と設定冷却水温との偏差に基づいて行う冷却水側ヒートコントローラ33も備えている。冷却水ヒートコントローラ33は、冷却水温度計12によって計測されたLLC温度信号に基づき、例えば冷却水側流量コントローラ34の設定冷却水温と同じでも、加熱側として少しずらした設定冷却水温としてもよく、その設定冷却水温とLLC計測温度との偏差に基づいて、その設定冷却水温となるように、出力信号により、電気ヒータのサイリスタや、特に制御性や接点寿命の点からソリッドステートリレー(SSR) の電力出力を制御する。
尚、冷却水循環装置3において温度調整の必要がないリーク試験を行う場合には、第一冷却水制御弁19及び第二冷却水制御弁20を50%の開度で固定するとともに、第一工業用水制御弁18を全開にして行うようになっている。さらに、試験後すぐに冷却水側ポンプ11を止めてしまうと、冷却水側電気ヒータ14の予熱でLLCの温度が上がり過ぎてしまうため、試験後に冷却水側ポンプ11を所定時間(例えば5分程)残留運転させるようになっている。
オイル循環装置4は、ATFを循環させるためのオイル側ポンプ41と、ATFの温度を計測可能なオイル温度計42と、ATFを冷却可能なオイル側冷却手段としてのオイル側冷却機構43と、ATFを加熱可能なオイル側加熱手段としてのオイル側電気ヒータ44と、オイル側開放式膨張タンク45とを備えている。
オイル側冷却機構43は、オイル循環装置4を循環するATFと、工業用水との間で熱交換するオイル側熱交換器47と、オイル側熱交換器47の一次側へ供給される工業用水の流量を調節する第二工業用水流量調節装置としての第二工業用水制御弁48と、オイル側熱交換器47の二次側へ供給されるATFの流量を調節するオイル流量調節装置としての第一オイル制御弁49及び第二オイル制御弁50とを備えている。
このように、オイル循環装置4がオイル側電気ヒータ44を備えることで、水冷式変速機オイル熱交換器2を実際に車両へ搭載した場合にATFがATを循環することで温度上昇することを想定し、想定されるATFの温度上昇をオイル循環装置4において実現することができるようになっている。尚、試験に際して車両の走行時等の状況を再現するために、オイル側電気ヒータ44は、ATFをLLCよりも高温度にまで昇温させ得る加熱能力を必要とする。このため、前記冷却水側電気ヒータ14とオイル側電気ヒータ44とを比較すると、冷却水側電気ヒータ14はオイル側電気ヒータ44よりも加熱能力が低いものを採用することができる。本実施形態では、冷却水側電気ヒータ14は、その最大加熱能力が、オイル側電気ヒータ44の最大加熱能力の約50%程度のものが使用されている。
また、オイル循環装置4がオイル側冷却機構43を備えることで、オイル側電気ヒータ44と協働してオイル循環装置4におけるATFの温度調節を行うことができ、ATFの昇温具合(速度)を模倣したり、試験初期状態等のATFの温度を適宜設定したり、試験後にATF温度を比較的早く降温させたりすることができる。さらに、オイル側ポンプ41が駆動することでもATF温度が上昇する。従って、オイル側電気ヒータ44及びオイル側ポンプ41(試験内容やATFの温度状況によってはオイル側電気ヒータ44を稼働させない場合もある)で加熱されるATFを、オイル側冷却機構43で調節しながら冷やすことで、実車を想定したATFの温度条件を実現することができる。尚、第二工業用水制御弁48、第一オイル制御弁49、及び第二オイル制御弁50は、それぞれ二方弁によって構成され、特に第一オイル制御弁49、及び第二オイル制御弁50はお互い逆動作することで流路を切り替えながら流量制御もできるよう構成されている。
さらに、オイル循環装置4は、オイル側熱交換器47で冷却されたATFを水冷式変速機オイル熱交換器2に供給するオイル側往流パイプ51と、水冷式変速機オイル熱交換器2から排出されたATFをオイル側熱交換器47側に戻すオイル側還流パイプ52とを備えている。前記オイル側ポンプ41は、オイル側往流パイプ51に設けられている。前記オイル温度計42は、オイル側往流パイプ51のうち、オイル側ポンプ41と水冷式変速機オイル熱交換器2との間の部位に設けられている。前記オイル側電気ヒータ44は、オイル側還流パイプ52に設けられている。
また、オイル側往流パイプ51のうち、オイル側ポンプ41とオイル側熱交換器47との間の部位と、オイル側還流パイプ52のうち、オイル側電気ヒータ44とオイル側熱交換器47との間の部位とを連結するオイル側第一バイパス通路53が設けられている。前記第一オイル制御弁49は、オイル側第一バイパス通路53に設けられ、前記第二オイル制御弁50は、オイル側往流パイプ51のうち、オイル側第一バイパス通路53とオイル側熱交換器47との間の部位に設けられている。
さらに、オイル側往流パイプ51のうち、オイル側ポンプ41とオイル側第一バイパス通路53との間の部位と、前記オイル側開放式膨張タンク45とを繋ぐオイル側膨張パイプ54が設けられている。オイル側膨張パイプ54に設けられたボール弁54aが開状態とされることでオイル側膨張パイプ54が開放され、オイル側開放式膨張タンク45でATFの膨張を吸収したり、試験前や試験後においてオイル側開放式膨張タンク45を介してATFをオイル側往流パイプ51等の循環経路に充填させたりする。
加えて、オイル循環装置4には、オイル側往流パイプ51のうち、オイル側ポンプ41(オイル温度計42)と水冷式変速機オイル熱交換器2との間の部位と、オイル側還流パイプ52のうち、オイル側電気ヒータ44と水冷式変速機オイル熱交換器2との間の部位とを連結するオイル側第二バイパス通路55が設けられている。当該オイル側第二バイパス通路55と、当該オイル側第二バイパス通路55近傍のオイル側還流パイプ52とには、それぞれ手動のオイル側流量調整弁56が設けられている。
尚、オイル側往流パイプ51のうち、オイル側ポンプ41よりも水冷式変速機オイル熱交換器2側の部位は、より高い油圧にも耐えることのできる高圧仕様となっている。さらに、オイル側還流パイプ52のうち、オイル側第二バイパス通路55と水冷式変速機オイル熱交換器2との間には、ATFの流量を測定するオイル流量計57が設けられるとともに、エア抜きのためのオイル側エア抜きパイプ58が設けられている。加えて、オイル循環装置4には複数箇所に圧力計が設けられている。本実施形態では、ATFの流量調整や圧力調整は、オイル側ポンプ41及びオイル側流量調整弁56を調節することによって行われる。
また、オイル側熱交換器47の一次側には、工業用水道から工業用水をオイル側熱交換器47に供給する第二往流側工水パイプ61と、オイル側熱交換器47から排出された工業用水を工業用水道に戻す第二還流側工水パイプ62とが接続されており、前記第二工業用水制御弁48は、第二還流側工水パイプ62に設けられている。
本実施形態では、図2に示すように、状況に応じて、第二工業用水制御弁48、第一オイル制御弁49、第二オイル制御弁50、及び、オイル側電気ヒータ44の動作制御が行われる。より具体的には、オイル温度計42で計測されたATFの計測温度が、オイル側流量コントローラ64に設定値として入力されている運転切替設定温度(本例では、90℃)未満の場合(図2の第1温度制御の場合)には、水冷式変速機オイル熱交換器2の二次側から排出されたATFが最大限定量でオイル側熱交換器47に流入するよう、第一オイル制御弁49を全閉、第二オイル制御弁50が全開となるように、オイル温度計42の計測信号を演算処理して定常値を出力するとともに、主として、第二工業用水制御弁48の開度については、オイル温度計42の計測信号に基づき、オイル側流量コントローラ64に試験の都度入力される試験用オイル設定温度値との偏差を演算して出力される出力信号によって比例制御され、ATFの温度調整が行われるようになっている。
その一方で、オイル温度計42で計測されたATFの温度が90℃以上の場合(図2の第2温度制御の場合)には、まずオイル側流量コントローラ64により、運転切替設定温度と計測オイル温度とが比較演算され、第二温度制御であることを表示する。その後、水冷式変速機オイル熱交換器2の二次側から排出されたATFが、主として、第一オイル制御弁49と、第二オイル制御弁50とを逆動作になるように、それぞれの開度については、オイル温度計42の計測信号に基づき、オイル側流量コントローラ64に試験の都度入力される試験用オイル設定温度値との偏差を演算して出力される出力信号によって比例制御される。そして、第二工業用水制御弁48の開度が全開となるように、オイル温度計42の計測信号を演算処理して定常値を出力して、ATFの温度調整が行われるようになっている。
尚、本実施形態では、ATFの温度調節を、第二工業用水制御弁48、又は、第一オイル制御弁49及び第二オイル制御弁50のどちらで行うのかの切替え用の入力装置(図示略)が設けられており、該入力装置をオペレータが操作することでかかる切替えが行われるようになっている。また、水冷式変速機オイル熱交換器試験システム1に設けられた図示しないタッチパネルの画面にATFの温度が表示される上、タッチパネルでの操作により、オイル側ポンプ41の出力等の調節を行えるようになっている。
また、本実施形態のオイル循環装置4は、オイル側電気ヒータ44の加熱制御を、オイル温度計42の計測値と設定オイル温との偏差に基づいて行うオイル側ヒートコントローラ63も備えている。オイル側ヒートコントローラ63は、オイル温度計42によって計測されATF温度信号に基づき、例えばオイル側流量コントローラ64の設定オイル温と同じでも、加熱側として少しずらした設定オイル温としてもよく、その設定オイル温とATF計測温度との偏差に基づいて、その設定オイル温となるように、出カ信号により、電気ヒータのサイリスタや、特に制御性や接点寿命の点からソリッドステートリレー(SSR))の電力出力を制御する。
尚、オイル循環装置4において温度調整の必要がないリーク試験を行う場合には、第一オイル制御弁49及び第二オイル制御弁50を50%の開度で固定するとともに、第二工業用水制御弁48を全開にして行うようになっている。さらに、試験後すぐにオイル側ポンプ41を止めてしまうと、オイル側電気ヒータ44の予熱でATFの温度が上がり過ぎてしまうため、試験後にオイル側ポンプ41を所定時間(例えば5分程)残留運転させるようになっている。
以上詳述したように、本実施形態では、冷却水循環装置3でLLCの試験条件を作り、オイル循環装置4でATFの試験条件を作ることのできる水冷式変速機オイル熱交換器試験システム1によって、水冷式変速機オイル熱交換器2の単体の試験を行うことが可能となる。このため、エンジン、AT、エンジンやATを設置するための設備(エンジンベンチ等)、排気ガスを排出するための設備、エンジンを駆動させるためのガソリン等を用意する必要がなくなり、比較的スムースかつ簡素に水冷式変速機オイル熱交換器2の性能試験を行うことができる。従って、水冷式変速機オイル熱交換器2の性能試験に要する手間とコストを抑制することができる上、手間やコストの懸念から水冷式変速機オイル熱交換器2の性能試験の機会が控えられ、開発がスムースに進まなくなってしまうといった事態を抑制することができる。また、実際にエンジン等を動かしてATFの温度や流量を所望とする試験条件となるように調節する場合に比べ、かかる調節を比較的素早くかつ正確に行うことができ、試験効率及び試験精度の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、冷却水側熱交換器17(オイル側熱交換器47)の一次側である工業用水側、及び、二次側であるLLC側(ATF側)のどちらでも、LLC(ATF)を工業用水によってどの程度冷却するのかの調節、ひいては、LLC(ATF)の温度調節を行うことができるように構成されている。このため、LLCやATFの温度が90℃以上の場合には、第一冷却水制御弁19及び第二冷却水制御弁20や、第一オイル制御弁49及び第二オイル制御弁50で温度調節を行う(冷却水側熱交換器17やオイル側熱交換器47へ流入するLLCやATFの流量を調節する)こととし、第一工業用水制御弁18や第二工業用水制御弁48を全開にして、冷却水側熱交換器17やオイル側熱交換器47に対して工業用水を最大限流入させる。これにより、冷却水側熱交換器17やオイル側熱交換器47における工業用水の流量が増える(流速が上がる)こととなり、冷却水側熱交換器17やオイル側熱交換器47において、工業用水が、LLCやATFとの熱交換によって沸騰してしまうといった事態を回避することができる。
その一方で、LLCやATFの温度が90℃未満の場合には、冷却水側熱交換器17やオイル側熱交換器47へ流入する工業用水の流量を調節することで、LLCやATFの温度調整を行うこととする。この場合、大気との熱交換を行う冷却塔や、温度によっては冷凍機を用いる工業用水の冷却装置と、本装置の冷却水側冷却手段やオイル側冷却手段との工業用水の循環搬送手段である工業用水ポンプの流量、つまりポンプ動力を削減することができ、さらに流量を減じて入口出口の工業用水の温度差を大きくできるので、熱交換器や冷却塔による冷却ではアプローチ温度を大きく、冷凍機による冷却の場合は、凝縮器の温度を高くでき、冷却に要するエネルギーを小さくできる。従って、省エネルギー化等を図ることができる。
加えて、冷却水側電気ヒータ14は、その最大加熱能力が、オイル側電気ヒータ44の最大加熱能力の半分程度のものが使用されている。このため、冷却水側電気ヒータ14の小型化及び低コスト化等を図りつつ、エンジン始動時等の様々な試験条件にも確実かつスムースに対応することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、LLC(ATF)の温度調節を、第一工業用水制御弁18(第二工業用水制御弁48)、又は、第一冷却水制御弁19及び第二冷却水制御弁20(第一オイル制御弁49及び第二オイル制御弁50)のどちらで行うのかの切替えをオペレータが手動で行うように構成されているが、当該切替えが冷却水温度計12(オイル温度計42)の計測値に基づいて自動で行われるように構成してもよい。この場合、オペレータによる作業の簡素化が図られるとともに、LLCやATFの90℃を跨ぐ温度変化に対応する処置が行われないといった事態を回避することができる上、LLCやATFの温度変化に応じて的確な対処を迅速に行うことができる。
(b)上記実施形態では、冷却水側熱交換器17及びオイル側熱交換器47において、工業用水を利用してLLCやATFを冷却しているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、例えば、冷却塔や冷凍機を設けるとともに、これらに冷却された冷媒によってLLCやATFを冷却するように構成してもよい。
また、上記実施形態では特に言及していないが、冷却水側電気ヒータ14及びオイル側電気ヒータ44はオン・オフの切替えだけでなく、適宜設定される所定の発熱量を維持できる機能を有するものであってもよい。さらに、上記実施形態では、冷却水側電気ヒータ14は、その最大加熱能力が、オイル側電気ヒータ44の最大加熱能力の約50%程度のものが使用されているが、特にかかる構成に限定されるものではなく、例えば、冷却水側電気ヒータ14及びオイル側電気ヒータ44が同じものであってもよい。但し、冷却水側電気ヒータ14の最大加熱能力としては、オイル側電気ヒータ44の最大加熱能力の30%〜60%もあれば十分に対応できるため、コストの抑制等を図る上では、冷却水側電気ヒータ14としてオイル側電気ヒータ44よりも最大加熱能力の低いもの、特に、必要最低限の最大加熱能力を持つものを採用することが好ましい。
(c)上記実施形態では、冷却水側熱交換器17(オイル側熱交換器47)に流れるLLC(ATF)の流量を調節(ひいては、温度調節)するために、冷却水流量調節装置(オイル流量調節装置)として、第一冷却水制御弁19及び第二冷却水制御弁20(第一オイル制御弁49及び第二オイル制御弁50)という2つの二方弁を使用しているが、これに代えて、冷却水側第一バイパス通路23(オイル側第一バイパス通路53)の分岐点に、1つの三方弁を設けることによってLLC(ATF)の流量調節を行うこととしてもよい。
(d)上記実施形態では、第一冷却水制御弁19及び第二冷却水制御弁20(第一オイル制御弁49及び第二オイル制御弁50)と、第一工業用水制御弁18(第二工業用水制御弁48)とのどちらでも、冷却水側熱交換器17(オイル側熱交換器47)における冷却の程度を調節することが可能に構成されているが、どちらか一方を備えていればよい。但し、工業用水の沸騰を回避するべく、少なくとも第一冷却水制御弁19及び第二冷却水制御弁20(第一オイル制御弁49及び第二オイル制御弁50)を具備することが望ましい。
(e)上記実施形態では、ATのATFを冷却するための水冷式変速機オイル熱交換器2を試験する水冷式変速機オイル熱交換器試験システム1について具体化されているが、例えば、無段変速機(CVT)のCVTフルードを冷却するための水冷式変速機オイル熱交換器を試験する水冷式変速機オイル熱交換器試験システムに適用することも可能である。つまり、上記実施形態の水冷式変速機オイル熱交換器2に代えて、CVTフルードを冷却するための水冷式変速機オイル熱交換器を設置して初期の接続を行うことで、かかる水冷式変速機オイル熱交換器の試験を行うことも可能である。
1…水冷式変速機オイル熱交換器試験システム1、2…水冷式変速機オイル熱交換器、3…冷却水循環装置、4…オイル循環装置、11…冷却水側ポンプ、12…冷却水温度計、13…冷却水側冷却機構、14…冷却水側電気ヒータ、17…冷却水側熱交換器、18…第一工業用水制御弁、19…第一冷却水制御弁、20…第二冷却水制御弁、33…冷却水側ヒートコントローラ、34…冷却水側流量コントローラ、41…オイル側ポンプ、42…オイル温度計、43…オイル側冷却機構、44…オイル側電気ヒータ、47…オイル側熱交換器、48…第二工業用水制御弁、49…第一オイル制御弁、50…第二オイル制御弁。

Claims (5)

  1. 原動機の軸回転力を地面への車両駆動力へ伝達する駆動系の一部をなす変速機に使用される変速機オイルを冷却可能な水冷式変速機オイル熱交換器と、
    前記水冷式変速機オイル熱交換器の一次側へ冷却水を循環供給可能な試験室付帯の冷却水循環装置と、
    前記水冷式変速機オイル熱交換器の二次側へ変速機オイルを循環供給可能な試験室付帯のオイル循環装置とを備え、
    前記水冷式変速機オイル熱交換器の性能試験を行う水冷式変速機オイル熱交換器試験システムにおいて、
    前記冷却水循環装置は、
    冷却水を循環させるための冷却水側ポンプと、
    冷却水の温度を計測可能な冷却水温度計と、
    冷却水を冷却可能な冷却水側冷却手段と、
    冷却水を加熱可能な冷却水側加熱手段とを備え、
    前記オイル循環装置は、
    変速機オイルを循環させるためのオイル側ポンプと、
    変速機オイルの温度を計測可能なオイル温度計と、
    変速機オイルを冷却可能なオイル側冷却手段と、
    変速機オイルを加熱可能なオイル側加熱手段とを備えていることを特徴とする水冷式変速機オイル熱交換器試験システム。
  2. 前記冷却水循環装置は、
    前記冷却水側ポンプと、前記冷却水温度計と、前記冷却水側冷却手段と、前記冷却水側加熱手段と、冷却水側熱交換器とを、供試体である水冷式変速機オイル熱交換器の冷却水側との接続カップリングを介して、接続する配管途中にそれぞれ設けてなり、
    前記冷却水側熱交換器は、前記冷却水循環装置を循環する冷却水と、建物側の冷熱源により冷却される工業用水との間で熱交換される熱交換器であり、
    前記冷却水循環装置は、密閉系である配管内圧の調整のため、低温時の冷却水循環用膨張系とは異なる、高温冷却水の場合の高温用密閉式膨張タンクをさらに備え、
    高温冷却水の場合、前記高温用密閉式膨張タンクに切り替えることで、100℃以上の高温水を循環可能としていることを特徴とする請求項1に記載の水冷式変速機オイル熱交換器試験システム。
  3. 前記冷却水側冷却手段は、
    前記冷却水側熱交換器の一次側へ供給される工業用水の流量を調節する第一工業用水流量調節装置と、
    前記冷却水側熱交換器の二次側へ供給される冷却水の流量を調節する冷却水流量調節装置とを備え、
    前記オイル側冷却手段は、
    前記オイル循環装置を循環する変速機オイルと、工業用水との間で熱交換するオイル側熱交換器と、
    前記オイル側熱交換器の一次側へ供給される工業用水の流量を調節する第二工業用水流量調節装置と、
    前記オイル側熱交換器の二次側へ供給される変速機オイルの流量を調節するオイル流量調節装置とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の水冷式変速機オイル熱交換器試験システム。
  4. 前記冷却水循環装置は、
    冷却水側流量コントローラを備え、
    前記冷却水側流量コントローラでは、
    前記第一工業用水流量調節装置に対する操作量を演算し出力し、且つ前記冷却水流量調節装置に対する操作量を演算し出力するとともに、
    前記冷却水温度計の計測値を入力され、前記冷却側流量コントローラに設定される運転選択設定温度と前記冷却水温度計の計測値とを比較して前記運転選択設定温度を閾値とした判断信号を出し、
    該判断信号に基づいて、前記第一工業用水流量制御装置または前記冷却水流量制御装置の一方には、計測値入力信号と試験用に設定される冷却水温度設定温度との偏差に基づいて演算した出力信号により、流量調整装置を比例制御動作させ、他方には、流量調整装置の弁開度を定量調整することで、全量を冷却水側熱交換器へ流すように構成され、
    前記オイル循環装置は、
    オイル側流量コントローラを備え、
    前記オイル側流量コントローラでは、
    前記第二工業用水流量調節装置に対する操作量を演算し出力し、且つ前記オイル流量調節装置に対する操作量を演算し出力するとともに、
    前記オイル温度計の計測値を入力され、前記オイル側流量コントローラに設定される運転選択設定温度と前記オイル温度計の計測値とを比較して前記運転選択設定温度を閾値とした判断信号を出し、
    該判断信号に基づいて、前記第二工業用水流量制御装置または前記オイル流量制御装置の一方には、計測値入力信号と試験用に設定されるオイル温度設定温度との偏差に基づいて演算した出力信号により、流量調整装置を比例制御動作させ、他方には、流量調整装置の弁開度を定量調整することで、全量をオイル側熱交換器へ流すように構成され、
    前記冷却水側流量コントローラ及び前記オイル側流量コントローラには、前記工業用水配管内での冷却水沸騰によるキャビテーションを防止するための運転選択設定温度がそれぞれ設定されていて、
    前記冷却水温度計で計測された冷却水の温度が前記運転選択設定温度未満の場合には、前記冷却水側流量コントローラは、前記水冷式変速機オイル熱交換器から排出された冷却水が最大限定量で前記冷却水側熱交換器に流入するように前記冷却水流量調整装置を定位置に調整するとともに、前記第一工業用水流量調節装置による工業用水の流量を比例制御調整することによって、冷却水の温度調整が行われ、
    前記冷却水温度計で計測された冷却水の温度が前記運転選択設定温度以上の場合には、前記冷却水側流量コントローラは、工業用水が最大限定量で前記冷却水側熱交換器に流入するように前記第一工業用水流量調整装置を定位置に調整するとともに、前記冷却水流量調節装置による前記冷却水側熱交換器への冷却水の流量を比例制御調整することによって、冷却水の温度調整が行われ、
    前記オイル温度計で計測された変速機オイルの温度が前記運転選択設定温度未満の場合には、前記オイル側流量コントローラは、前記変速機オイルが最大限定量で前記オイル側熱交換器に流入するように前記オイル流量調整装置を定位置に調整するとともに、前記第二工業用水流量調節装置による工業用水の流量を比例制御調整することによって、変速機オイルの温度調整が行われ、
    前記オイル温度計で計測された変速機オイルの温度が前記運転選択設定温度以上の場合には、前記オイル側流量コントローラは、工業用水が最大限定量で前記オイル側熱交換器に流入するように前記第二工業用水流量調整装置を定位置に調整するとともに、前記オイル流量調節装置による前記オイル側熱交換器への変速機オイルの流量を比例制御調整することによって、変速機オイルの温度調整が行われることを特徴とする請求項3に記載の水冷式変速機オイル熱交換器試験システム。
  5. 前記冷却水側加熱手段及び前記オイル側加熱手段はそれぞれ電気ヒータによって構成され、
    前記冷却水側加熱手段の最大加熱能力は、前記オイル側加熱手段の最大加熱能力の30%〜60%であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の水冷式変速機オイル熱交換器試験システム。
JP2012228530A 2012-10-16 2012-10-16 水冷式変速機オイル熱交換器試験システム Active JP5951440B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012228530A JP5951440B2 (ja) 2012-10-16 2012-10-16 水冷式変速機オイル熱交換器試験システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012228530A JP5951440B2 (ja) 2012-10-16 2012-10-16 水冷式変速機オイル熱交換器試験システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014081251A JP2014081251A (ja) 2014-05-08
JP5951440B2 true JP5951440B2 (ja) 2016-07-13

Family

ID=50785569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012228530A Active JP5951440B2 (ja) 2012-10-16 2012-10-16 水冷式変速機オイル熱交換器試験システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5951440B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106872197A (zh) * 2017-01-11 2017-06-20 广州大华德盛热管理科技股份有限公司 一种换热器性能测试装置及测试方法
CN107036833A (zh) * 2017-03-31 2017-08-11 上海蔚来汽车有限公司 散热器性能参数的标定方法及标定系统
CN110174268A (zh) * 2019-06-27 2019-08-27 贵州永红航空机械有限责任公司 一种主减滑油冷却装置测试装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104568464A (zh) * 2014-12-29 2015-04-29 广电计量检测(天津)有限公司 发动机下护板热辐射测试台架及其控制方法
CN108980324B (zh) * 2018-08-31 2023-09-26 吉测(苏州)测试系统有限公司 变速器温度控制系统
CN110243607B (zh) * 2019-07-12 2024-05-17 吉孚动力技术(中国)有限公司 一种发动机性能试验台架机油温度控制系统
KR102269918B1 (ko) * 2019-11-05 2021-06-29 현대트랜시스 주식회사 변속기 시험용 오일쿨러 장치
CN112412573A (zh) * 2020-11-28 2021-02-26 武汉东测科技有限责任公司 一种多用机油温度控制装置及其控制方法
CN113532899B (zh) * 2021-07-22 2023-06-30 中国北方车辆研究所 小功率散热性能试验进口油、水温度稳定装置
CN113899569B (zh) * 2021-08-17 2023-10-03 合肥通用机械研究院有限公司 换热器性能与寿命测试装置及应用该装置的测试方法
CN114166480B (zh) * 2021-11-04 2024-04-26 珠海格力智能装备有限公司 一种冷却机寿命测试装置及测试方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0713586B2 (ja) * 1987-02-20 1995-02-15 三機工業株式会社 自動車エンジン実験用移動油水制御装置
JP2524276Y2 (ja) * 1990-08-29 1997-01-29 株式会社東洋製作所 ラジエータ試験装置
JPH0968370A (ja) * 1995-08-30 1997-03-11 Sanyo Electric Co Ltd 熱交換器の能力試験装置
JPH09257653A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Toyo Eng Works Ltd 原動機の低温試験用冷却装置
JP2007016651A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Nissan Motor Co Ltd 油温制御装置
JP4813387B2 (ja) * 2007-01-30 2011-11-09 三機工業株式会社 高粘度流体冷却システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106872197A (zh) * 2017-01-11 2017-06-20 广州大华德盛热管理科技股份有限公司 一种换热器性能测试装置及测试方法
CN107036833A (zh) * 2017-03-31 2017-08-11 上海蔚来汽车有限公司 散热器性能参数的标定方法及标定系统
CN107036833B (zh) * 2017-03-31 2020-02-07 上海蔚来汽车有限公司 散热器性能参数的标定方法及标定系统
CN110174268A (zh) * 2019-06-27 2019-08-27 贵州永红航空机械有限责任公司 一种主减滑油冷却装置测试装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014081251A (ja) 2014-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5951440B2 (ja) 水冷式変速機オイル熱交換器試験システム
KR101765578B1 (ko) 통합된 펌프, 냉각수 흐름 제어 및 열 교환 장치
KR101534692B1 (ko) 통합된 냉각수 흐름 제어 및 열 교환 장치
CN201233315Y (zh) 发动机深度冷热冲击试验系统
US20170241324A1 (en) Thermal management system with heat recovery and method of making and using the same
US20090182473A1 (en) Active thermal management system and method for transmissions
JP4387413B2 (ja) 車両冷却システム
AU2010278454A1 (en) Coolant temperature controlling system for engine performance test
JP5484289B2 (ja) 試験用エンジン冷却水循環システム
EP3225450B1 (en) Cooling system for an internal combustion engine coupled to an automatic transmission with hydraulic retarder
RU2010111634A (ru) Устройство для обогрева кабины крана
CN102953790A (zh) 有热量回收装置的内燃机排气装置及其工作方法
GB2463969A (en) Heating a hybrid electric vehicle
JP4982547B2 (ja) 作動流体用試験台調整システム及びこの種の試験台調整システムを駆動する装置
EP3194810B1 (en) Transmission heat exchange system
CN205808715U (zh) 一种通用型冷热冲击试验装置
JP4628995B2 (ja) エンジン試験用オイル温度調整装置
CN111396227A (zh) 冷起动辅助系统、加热辅助控制方法及工程机械
US20100319902A1 (en) Auxiliary apparatus for vehicle water tank
KR101475720B1 (ko) 난방장치
CN106837652A (zh) 一种汽车燃油辅助加热系统及其控制方法
CN106468338A (zh) 变矩器温度自动控制系统
KR20150117067A (ko) 터보차저 연계형 엔진 냉각계를 갖춘 가솔린 터보차저 차량 및 이의 제어방법
CN105402114B (zh) 空压机高温性能环境模拟试验装置
JP6580909B2 (ja) 自動変速機油の温度調節装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5951440

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250