JPS60149582A - トコフエロ−ルの精製方法 - Google Patents
トコフエロ−ルの精製方法Info
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- JPS60149582A JPS60149582A JP548484A JP548484A JPS60149582A JP S60149582 A JPS60149582 A JP S60149582A JP 548484 A JP548484 A JP 548484A JP 548484 A JP548484 A JP 548484A JP S60149582 A JPS60149582 A JP S60149582A
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- Japan
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- tocopherol
- extraction
- supercritical
- fractions
- extracted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、トコフェロールの精製方法に関する。
更に詳しくは、天然物などのトコフェロール含有物質か
らトコフェロールを分離させるだめの精製方法に関する
。
らトコフェロールを分離させるだめの精製方法に関する
。
天然物などのトコフェロール含有物質からトコフェロー
ルを分離し、精製する方法としては、水蒸気蒸留法、分
子蒸留法、吸着法またはこれらの方法の適当な組合せな
どが従来から知られている。
ルを分離し、精製する方法としては、水蒸気蒸留法、分
子蒸留法、吸着法またはこれらの方法の適当な組合せな
どが従来から知られている。
しかしながら、水蒸気蒸留と分子蒸留とを組合せて実施
しても、その精製効果は格別に向上する訳ではなく、例
えばトコフェロール含有率約10〜15%の大豆スカム
についてこの組合せ法を適用しても、その含有率を約2
0〜30%程度迄増加させるにすぎず、また吸着法の操
作は複雑であって、大量の処理には困難性を伴なうなど
の難点がある。
しても、その精製効果は格別に向上する訳ではなく、例
えばトコフェロール含有率約10〜15%の大豆スカム
についてこの組合せ法を適用しても、その含有率を約2
0〜30%程度迄増加させるにすぎず、また吸着法の操
作は複雑であって、大量の処理には困難性を伴なうなど
の難点がある。
しかるに、トコフェロール含有物質を超臨界溶媒と接触
させることにより、これらの難点を伴なうことなく、ト
コフェロールの含有率を高め得ることが見出された。従
って、本発明は、このようにして行われるトコフェロー
ルの精製方法に関する。
させることにより、これらの難点を伴なうことなく、ト
コフェロールの含有率を高め得ることが見出された。従
って、本発明は、このようにして行われるトコフェロー
ルの精製方法に関する。
トコフェロールは、別名ビタミンEと呼ばれ、主として
α−1β−1r−およびδ−の4種の異性体からなって
いるのが通常であるが、本発明においては、これらの各
異性体を相互に分離することに限るものではなく、トコ
フェロールが他の成分と共存する場合には、トコフェロ
ール異性体混合物(以下混合トコフェロールと略称する
ことがある)のままで、これを他の成分から分離または
濃縮することを包含する。従って、トコフェロール含有
物質は、混合トコフェロールを抽出可能な水準以上に含
有1−るものであれば、それが植物性でもあるいは動物
性でもよく、例えば大豆スカム、米ぬか、麦ぬか、とう
もろこし油、麦芽、動物の内kjなどにも本発明方法は
適用される。
α−1β−1r−およびδ−の4種の異性体からなって
いるのが通常であるが、本発明においては、これらの各
異性体を相互に分離することに限るものではなく、トコ
フェロールが他の成分と共存する場合には、トコフェロ
ール異性体混合物(以下混合トコフェロールと略称する
ことがある)のままで、これを他の成分から分離または
濃縮することを包含する。従って、トコフェロール含有
物質は、混合トコフェロールを抽出可能な水準以上に含
有1−るものであれば、それが植物性でもあるいは動物
性でもよく、例えば大豆スカム、米ぬか、麦ぬか、とう
もろこし油、麦芽、動物の内kjなどにも本発明方法は
適用される。
これらのトコフェロール含有物質と接触し、トコフェロ
ールを抽出する超臨界溶媒としては、例エハ二酸化炭素
、アンモニア、二酸化硫黄、ハロゲン化水素、亜酸化窒
素(笑気ガス)、硫化水素なとの無機物、またはメタン
、エタン、プロパン、ブタン、エチレン、プロピレンな
どの炭化水垢あるいはクロルアルカン、クロルアルケン
、フルオロアルカン、フルオロアルケンなどのハロゲン
化炭化水素などの有機物の少くとも一種が用いられ、特
に二酸化炭素が好ましい。
ールを抽出する超臨界溶媒としては、例エハ二酸化炭素
、アンモニア、二酸化硫黄、ハロゲン化水素、亜酸化窒
素(笑気ガス)、硫化水素なとの無機物、またはメタン
、エタン、プロパン、ブタン、エチレン、プロピレンな
どの炭化水垢あるいはクロルアルカン、クロルアルケン
、フルオロアルカン、フルオロアルケンなどのハロゲン
化炭化水素などの有機物の少くとも一種が用いられ、特
に二酸化炭素が好ましい。
これらの超臨界溶媒の選択に際しては、被抽出物質の化
学的および物理的性質に応じて、これらの中から適当な
ものを選ぶことが重要であり、被抽出物質と化学的に反
応するようなものを避けることは当然である。しかし、
場合により、弱い化学的結合が生ずることを利用して、
被抽出物質から目的物を選択的に抽出分離後、その結合
を破壊して目的物を所望の状態で取得することもできる
。
学的および物理的性質に応じて、これらの中から適当な
ものを選ぶことが重要であり、被抽出物質と化学的に反
応するようなものを避けることは当然である。しかし、
場合により、弱い化学的結合が生ずることを利用して、
被抽出物質から目的物を選択的に抽出分離後、その結合
を破壊して目的物を所望の状態で取得することもできる
。
図面の第1図は、本発明方法の一実施態様を示すフロー
シートである。
シートである。
抽出器1は、温度調節機構を備えだ格式接触器であり、
その内部には接触を良好ならしめる充填材2が充填され
ている。被抽出物質は、液状の形で、ライン3から抽出
塔の上段に送入され、塔内を流下しながら、塔底から上
昇してくる超臨界溶媒と向流的に接触する。超臨界溶媒
は、ボンベ4から送り込まれるが、途中液化装置5で液
化され、次いで定量ポンプ6で4圧されてから、ライン
7により′MI出洛の塔底に送入される。被抽出物質力
・らトコフェロールを抽出して含有する超臨界溶媒流は
、塔頂からライン8を経て取り出され、必要に応じて加
熱または冷却することにより一定の操作条件に維持され
たフラッシュ蒸発器9に送入されて、そこで含有されて
いたトコフェロールt[出する。放出されたトコフェロ
ールは、蒸発器の底部に溜る。一方、超臨界溶媒は、気
化して蒸留器の頂部から、ライン10を経て取り出され
る。
その内部には接触を良好ならしめる充填材2が充填され
ている。被抽出物質は、液状の形で、ライン3から抽出
塔の上段に送入され、塔内を流下しながら、塔底から上
昇してくる超臨界溶媒と向流的に接触する。超臨界溶媒
は、ボンベ4から送り込まれるが、途中液化装置5で液
化され、次いで定量ポンプ6で4圧されてから、ライン
7により′MI出洛の塔底に送入される。被抽出物質力
・らトコフェロールを抽出して含有する超臨界溶媒流は
、塔頂からライン8を経て取り出され、必要に応じて加
熱または冷却することにより一定の操作条件に維持され
たフラッシュ蒸発器9に送入されて、そこで含有されて
いたトコフェロールt[出する。放出されたトコフェロ
ールは、蒸発器の底部に溜る。一方、超臨界溶媒は、気
化して蒸留器の頂部から、ライン10を経て取り出され
る。
この超臨界溶媒は、多くの場合他の物質を微量含んでい
るので、更にフラッシュ分離に供してもよく、あるいは
そのままで超臨界溶媒ボンベ(4)または液化器(5)
の手前のラインなどへ循環させてもよい。
るので、更にフラッシュ分離に供してもよく、あるいは
そのままで超臨界溶媒ボンベ(4)または液化器(5)
の手前のラインなどへ循環させてもよい。
例えばこのようにして行われる超臨界抽出操作は、抽出
溶媒の臨界温度以上でかつ臨界圧力以上の条件下で行わ
れる。溶媒の溶解能力は、臨界温度に接近するに従って
増大するが、逆に選択的溶解能力は減少するので、選択
性を重視する立場から、臨界温度より一般に約10〜5
0℃程高い温度で抽出が行われる。まだ、溶媒の溶解能
力は、臨界圧力よりも高圧側に移行するに従って増大す
るが、やはり選択的溶解能力は減少するので、臨界圧力
に近い圧力で抽出を行なうことが望ましい。
溶媒の臨界温度以上でかつ臨界圧力以上の条件下で行わ
れる。溶媒の溶解能力は、臨界温度に接近するに従って
増大するが、逆に選択的溶解能力は減少するので、選択
性を重視する立場から、臨界温度より一般に約10〜5
0℃程高い温度で抽出が行われる。まだ、溶媒の溶解能
力は、臨界圧力よりも高圧側に移行するに従って増大す
るが、やはり選択的溶解能力は減少するので、臨界圧力
に近い圧力で抽出を行なうことが望ましい。
例えば、超臨界溶媒として二酸化炭素が用いらハる場合
には、31.1℃以上の温度および75.3展以上の圧
力に操作条件を設定しなければならない。ただし、実際
の操作上からは、その温良が約300 ℃以下、また圧
力が約500シ以下であることが好咬しい。
には、31.1℃以上の温度および75.3展以上の圧
力に操作条件を設定しなければならない。ただし、実際
の操作上からは、その温良が約300 ℃以下、また圧
力が約500シ以下であることが好咬しい。
被抽出物質中にオレイン酸メチルのようにトコフェロー
ルよりも抽出され易いものが混在すると、これは抽出の
初期(低粟積抽出率期間)に劫出芒れてくるので、壕ず
この分画部分を除き、次いでトコフェロールに富む次期
抽出物の分画部分を採取する。更に、グリセリドの如く
、トコフェロールよりも抽出され難いものが混在する場
合には、トコフェロール分画部分の末期にはグリセリド
が抽出され始めるので、これ以上には抽出を行わないよ
うにすれば、高濃度のトコフェロール含有物が得られる
。
ルよりも抽出され易いものが混在すると、これは抽出の
初期(低粟積抽出率期間)に劫出芒れてくるので、壕ず
この分画部分を除き、次いでトコフェロールに富む次期
抽出物の分画部分を採取する。更に、グリセリドの如く
、トコフェロールよりも抽出され難いものが混在する場
合には、トコフェロール分画部分の末期にはグリセリド
が抽出され始めるので、これ以上には抽出を行わないよ
うにすれば、高濃度のトコフェロール含有物が得られる
。
通常は、−回の超臨界抽出法の実施によって得られた適
当な分画部分をそのままトコフェロールとして用いるこ
と〃;できるが、更に高純度のものが票まれる場合には
、このような超臨界抽出法tくり返すことによって、あ
るいは他の精製法と組合せることによって、その目的を
達成することができる。また、抽出効率を高めるために
は、多段抽出を行なうことが好ましい。即ち、第1段で
は主としてオレイン酸メチルを抽出し、第2段でトコフ
ェロールを抽出し、第1段分画部分と第2段抽出残部分
とは共に少量のトコフェロールを含有しているので、そ
れらを再度トコフェロールの回収原料とすることができ
る。その際には、それらの多艮成分であるオレイン酸メ
チルおよびグリセリドを除き、それらの含有量をトコフ
ェロ、−ル含有量とほぼ同程度の量とすることが好まし
い。
当な分画部分をそのままトコフェロールとして用いるこ
と〃;できるが、更に高純度のものが票まれる場合には
、このような超臨界抽出法tくり返すことによって、あ
るいは他の精製法と組合せることによって、その目的を
達成することができる。また、抽出効率を高めるために
は、多段抽出を行なうことが好ましい。即ち、第1段で
は主としてオレイン酸メチルを抽出し、第2段でトコフ
ェロールを抽出し、第1段分画部分と第2段抽出残部分
とは共に少量のトコフェロールを含有しているので、そ
れらを再度トコフェロールの回収原料とすることができ
る。その際には、それらの多艮成分であるオレイン酸メ
チルおよびグリセリドを除き、それらの含有量をトコフ
ェロ、−ル含有量とほぼ同程度の量とすることが好まし
い。
抽出に用いられる接触装置は、略式、槽式、管式のいず
れでもよく、特に略式および管式のものが多くの利点を
備えている。これらの装置の内部には、充填材、邪魔板
、棚などを設けると、接触効率の向上にとって有益であ
る。接触方式は、回分式でも連続式でもよく、被抽出物
質が抽出条件において液状であれば、それと溶媒とを向
流式あるいは並流式のいずれで接触させてもよく、一般
には向流接触方式が好んで用いられる。
れでもよく、特に略式および管式のものが多くの利点を
備えている。これらの装置の内部には、充填材、邪魔板
、棚などを設けると、接触効率の向上にとって有益であ
る。接触方式は、回分式でも連続式でもよく、被抽出物
質が抽出条件において液状であれば、それと溶媒とを向
流式あるいは並流式のいずれで接触させてもよく、一般
には向流接触方式が好んで用いられる。
このようにして行わ九る本発明の超臨界抽出法によれば
、従来の精製方法では達成することのできなかったトコ
フェロールの高濃度化、高純度化が容易に達成されるの
で、その工業的な意包はきわめて大きいといわなければ
ならない。
、従来の精製方法では達成することのできなかったトコ
フェロールの高濃度化、高純度化が容易に達成されるの
で、その工業的な意包はきわめて大きいといわなければ
ならない。
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1
混合トコフェロール30.0%(、!、id、 以下同
シ)、オレイン酸メチル40.3%およびグリセリド2
9.7%よりなるトコフェロール含有混合物を、図示さ
れた態様に従って処理した。
シ)、オレイン酸メチル40.3%およびグリセリド2
9.7%よりなるトコフェロール含有混合物を、図示さ
れた態様に従って処理した。
即ち、上記トコフェロール含有混合物68.59を抽B
!I塔(1)内に送入し、塔内と40℃、100〜26
0〜の範囲に保ち、徐々に昇圧しながら二酸化炭緊で超
臨界抽出を行ない、得られた抽出液をフラッシュ蒸留器
(9)中に導入し、0℃、常圧下でフラッシュさせて、
下記第1表に示される7鯉の分lI!!iを採取した。
!I塔(1)内に送入し、塔内と40℃、100〜26
0〜の範囲に保ち、徐々に昇圧しながら二酸化炭緊で超
臨界抽出を行ない、得られた抽出液をフラッシュ蒸留器
(9)中に導入し、0℃、常圧下でフラッシュさせて、
下記第1表に示される7鯉の分lI!!iを採取した。
第1表
7 4.9 0.5 33.9 1.66 除外 65
.6注)実用回収率:できるだけ高濃度のトコフェロー
ルを採取するように分画を選んだ場合の採取率 以上の結果から、次のようなことがいえる。
.6注)実用回収率:できるだけ高濃度のトコフェロー
ルを採取するように分画を選んだ場合の採取率 以上の結果から、次のようなことがいえる。
(1)トコフェロールの最高含有率は、第5分画の85
.7%である。
.7%である。
(2)第4〜6分画で得られるトコフェロールの総和は
、トコフェロール含有混合物中の全トコフェロール量の
約70%であり、その最高含有率は85.7%である。
、トコフェロール含有混合物中の全トコフェロール量の
約70%であり、その最高含有率は85.7%である。
(8)残余のトコフェロールは、第1〜3分画のオレイ
ン酸メチル中および第7分画以降のグリセリド中に含有
されている。
ン酸メチル中および第7分画以降のグリセリド中に含有
されている。
実施例2
混合トコフェロール42.0%およびオレイン酸メチル
58.0%よりなるトロフェロール含H混合物48.0
gについて、実施例1と同様の処理を行・なった。た
だし、抽出塔内の圧力は100〜120〜の範囲に保た
れ、5個の分画として採取された。
58.0%よりなるトロフェロール含H混合物48.0
gについて、実施例1と同様の処理を行・なった。た
だし、抽出塔内の圧力は100〜120〜の範囲に保た
れ、5個の分画として採取された。
得られた結果は、次の第2表に示される。
第2表
釉蘭 21.0 15.0 85.0 17.85 8
8.5ここでの抽出残は、殆んどがトコフェロールであ
るから、第1〜4分画を除外すれば、最高濃度85%の
トコフエ四−ルが得うレる。
8.5ここでの抽出残は、殆んどがトコフェロールであ
るから、第1〜4分画を除外すれば、最高濃度85%の
トコフエ四−ルが得うレる。
実施例3
混合トコフェロール50.5%およびグリセ1ノド49
.5 %よりなるトコフェロール含有混合物38.(1
について、実施例1と同様の処理を行なった。ただし、
抽出塔内の圧力は100しに保たれ、4個の分画として
採取された。得られた結果は、次の第3表に示される。
.5 %よりなるトコフェロール含有混合物38.(1
について、実施例1と同様の処理を行なった。ただし、
抽出塔内の圧力は100しに保たれ、4個の分画として
採取された。得られた結果は、次の第3表に示される。
第3表
1 3.1 93.6 2.90 15.1 6,42
3.2 91.2 2.92 30.3 8,83
3.2 88.0 2.82 45.0 12.0址霞
) 27.5 37.5 10.31 62.5実施例
4 実施例3において、トコフェロ−ル含有混合物を39.
0り用い、抽出塔内の圧力を200りに変更し、3個の
分Ht採取した。得られた結果は、次の第4表に示され
る。
3.2 91.2 2.92 30.3 8,83
3.2 88.0 2.82 45.0 12.0址霞
) 27.5 37.5 10.31 62.5実施例
4 実施例3において、トコフェロ−ル含有混合物を39.
0り用い、抽出塔内の圧力を200りに変更し、3個の
分Ht採取した。得られた結果は、次の第4表に示され
る。
第4表
1 8.2 80.8 6.63 33.7 19.2
2 5.4 72.5 3.92 53.6 27.5
3 4.6 62.3 2.87 68.1 37.7
この抽出条件によれば、第1〜3分画を採取すれば、ト
コフェロール含有混合物中に存在した全トコフェロール
の68.1%を採取することができる0トコフエロール
の濃度(含有率)を更に高めるためには、後記の如き多
段抽出を行なえばよい。
2 5.4 72.5 3.92 53.6 27.5
3 4.6 62.3 2.87 68.1 37.7
この抽出条件によれば、第1〜3分画を採取すれば、ト
コフェロール含有混合物中に存在した全トコフェロール
の68.1%を採取することができる0トコフエロール
の濃度(含有率)を更に高めるためには、後記の如き多
段抽出を行なえばよい。
実施例5
実施例4において、トコフェロール含有混合物を20.
5g用い、抽出塔内の温度を62℃に変更し、3個の分
画を採取した。得られた結果は、次の第5表に示される
。
5g用い、抽出塔内の温度を62℃に変更し、3個の分
画を採取した。得られた結果は、次の第5表に示される
。
第5表
1 2.0 85.6 1.71 16.5 14,4
2 2.6 83.1 2.16 37.4 16,9
3 2.9 74.3.2.16 58.2 25.7
この抽出条件によnば、第1〜3分画を採取ずれば、ト
コフェロール含有混合物中に存在した全トコフェロール
の58.2%は採取できるが、残余の約42%のトコフ
ェロールは、主としてグリセリドからなる第3分画中に
含有されている。
2 2.6 83.1 2.16 37.4 16,9
3 2.9 74.3.2.16 58.2 25.7
この抽出条件によnば、第1〜3分画を採取ずれば、ト
コフェロール含有混合物中に存在した全トコフェロール
の58.2%は採取できるが、残余の約42%のトコフ
ェロールは、主としてグリセリドからなる第3分画中に
含有されている。
実施例6
実施例4で得られた第1分画8.2gについて、同実施
例と同様の超臨界抽出を再度行ない、3個の分画を採取
した。得られた結果は、次の第6表に示きれる。
例と同様の超臨界抽出を再度行ない、3個の分画を採取
した。得られた結果は、次の第6表に示きれる。
第6表
1 0.5 94.3 0.236 5.72 0.8
9.3.5 0.748 6.53 1.1 91.
0 1.001 9.0このように、2段抽出を行なう
ことにより、ト:+ 7 x * −/l/ 含有混合
% 中のトコフェロールノ濃度(含有率)は、更に一段
と高めら几る。勿論、この第3分画を再度超臨界抽出に
供することができ、その場合にはトコフェロールの回収
率を更に向上させることができる。
9.3.5 0.748 6.53 1.1 91.
0 1.001 9.0このように、2段抽出を行なう
ことにより、ト:+ 7 x * −/l/ 含有混合
% 中のトコフェロールノ濃度(含有率)は、更に一段
と高めら几る。勿論、この第3分画を再度超臨界抽出に
供することができ、その場合にはトコフェロールの回収
率を更に向上させることができる。
実施例7
混合トコフェロールを11.3%含有する褐色の大豆ス
カム油を、図示された態様に従って処理した。
カム油を、図示された態様に従って処理した。
即ち、大豆スカム油71.6 gを抽出塔(1)内に送
入し、塔内を40℃、100〜260〜の範囲に保ち、
徐々に昇圧しながら、二酸化炭素で超臨界抽出を行ない
、得られた抽出液をフラッシュ蒸留器(9)中に導入し
、0℃、常圧下でフラッシュさせて、下記第7表に示さ
れる5個の分画を採取した。
入し、塔内を40℃、100〜260〜の範囲に保ち、
徐々に昇圧しながら、二酸化炭素で超臨界抽出を行ない
、得られた抽出液をフラッシュ蒸留器(9)中に導入し
、0℃、常圧下でフラッシュさせて、下記第7表に示さ
れる5個の分画を採取した。
第7表
分画番号 抽出ft(G’) トコフェロール含有率(
支))1 34.6 0.5 2 5.1 − 3 5.5 29.5 4 7.9 47.0 5’ 2.1 45.3 この結果から、第4分画および第5分画を採取すると、
最高濃度が約46%程度のトコフェロールが得られ、濃
縮が有効に行われたことか分る。
支))1 34.6 0.5 2 5.1 − 3 5.5 29.5 4 7.9 47.0 5’ 2.1 45.3 この結果から、第4分画および第5分画を採取すると、
最高濃度が約46%程度のトコフェロールが得られ、濃
縮が有効に行われたことか分る。
第1図は、本発明方法の一実施態様を示す70−シート
である。 (符号の説明) 1・・・・・・抽出塔 4・・・・・・超臨界溶媒ボンベ 5・・・・・・液化装置 9・・・・・・フラッシュ蒸発器 代理人 弁理士 吉 1)俊 夫
である。 (符号の説明) 1・・・・・・抽出塔 4・・・・・・超臨界溶媒ボンベ 5・・・・・・液化装置 9・・・・・・フラッシュ蒸発器 代理人 弁理士 吉 1)俊 夫
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1゜トコフェロール含有物質を超臨界溶媒と接触させ、
トコフェロール含有率を高めることを特徴とするトコフ
ェロールの精製方法。 2、超臨界溶媒が二酸化炭素である特許請求の範囲第1
項記載のトコフェロールの精製方法。 3、温度31.1℃以上、圧力フ5.3%以上の条件下
で二酸化炭素と接触させる特許請求の範囲第2項記載の
トコフェロールの精製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP548484A JPS60149582A (ja) | 1984-01-14 | 1984-01-14 | トコフエロ−ルの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP548484A JPS60149582A (ja) | 1984-01-14 | 1984-01-14 | トコフエロ−ルの精製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60149582A true JPS60149582A (ja) | 1985-08-07 |
Family
ID=11612515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP548484A Pending JPS60149582A (ja) | 1984-01-14 | 1984-01-14 | トコフエロ−ルの精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60149582A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0641790A1 (en) * | 1993-09-03 | 1995-03-08 | Scotia Holdings Plc | Tocopherols |
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