JPS60149395A - グルコシル基を有するモノマ−の製造方法 - Google Patents
グルコシル基を有するモノマ−の製造方法Info
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- JPS60149395A JPS60149395A JP416184A JP416184A JPS60149395A JP S60149395 A JPS60149395 A JP S60149395A JP 416184 A JP416184 A JP 416184A JP 416184 A JP416184 A JP 416184A JP S60149395 A JPS60149395 A JP S60149395A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はグルコシル基を有するモノマーの製造方法に関
する。さらに詳しくは1本発明は、生体適合性材料、ア
フィニティクロマトグラフイー用ゲル、分子ふるいなど
の親水性ポリマーの原料として用いられうる脂肪族不飽
和結合とグルコシル基とを有するモノマーを酵素反応に
より簡単に製造する方法に関する。
する。さらに詳しくは1本発明は、生体適合性材料、ア
フィニティクロマトグラフイー用ゲル、分子ふるいなど
の親水性ポリマーの原料として用いられうる脂肪族不飽
和結合とグルコシル基とを有するモノマーを酵素反応に
より簡単に製造する方法に関する。
従来技術
生体適合性材料、アフイニテイゲル3分子ふるいなどに
用いられる親水性ポリマーが親水性に優れていること君
よび非免疫性であることなどから医薬や化学分析などの
分野で有用である。このような親水性ポリマーは一般に
長鎖のポリマーに糖を導入することにより合成される。
用いられる親水性ポリマーが親水性に優れていること君
よび非免疫性であることなどから医薬や化学分析などの
分野で有用である。このような親水性ポリマーは一般に
長鎖のポリマーに糖を導入することにより合成される。
しかし9重合可能な脂肪族不飽和結合と糖とを有するモ
ノマーがもし存在するならば、これを重合させることに
より、より籠単に上記親水性ポリマーを合成することが
できる。このようなモノマーは不飽和結合とヒドロキシ
メチル基とを有する化合物に糖1例えばグルコースを結
合させることにより得られる。
ノマーがもし存在するならば、これを重合させることに
より、より籠単に上記親水性ポリマーを合成することが
できる。このようなモノマーは不飽和結合とヒドロキシ
メチル基とを有する化合物に糖1例えばグルコースを結
合させることにより得られる。
ところで、ヒドロキシメチル基を有する化合物への糖類
の導入には、ΔC3Symposium 5eries
39゜5ynthetic Methods for
Carbohydrates第36〜63頁(190
0)に記載された5tepban 1lanessia
n らによる方法が知られている。これは、ヒドロキシ
メチル基にアセチル化した糖を第二塩化スズの存在下で
作用させて結合させ、その後アルカリを加えて脱アセチ
ル化を行う方法である。この5tephan−Ilan
essian法を上記のような不飽和結合1例えば二重
結合、とヒドロキシメチル基とをもつ化合物に適用する
と、この二重結合は反応性が高いため種々の副反応を生
じ、二重結合が消失してしまう。そのため、この従来法
は不飽和結合とヒドロキシメチル基とをもつ化合物には
適用されえない。
の導入には、ΔC3Symposium 5eries
39゜5ynthetic Methods for
Carbohydrates第36〜63頁(190
0)に記載された5tepban 1lanessia
n らによる方法が知られている。これは、ヒドロキシ
メチル基にアセチル化した糖を第二塩化スズの存在下で
作用させて結合させ、その後アルカリを加えて脱アセチ
ル化を行う方法である。この5tephan−Ilan
essian法を上記のような不飽和結合1例えば二重
結合、とヒドロキシメチル基とをもつ化合物に適用する
と、この二重結合は反応性が高いため種々の副反応を生
じ、二重結合が消失してしまう。そのため、この従来法
は不飽和結合とヒドロキシメチル基とをもつ化合物には
適用されえない。
不飽和結合を消失させずに糊を導入するには特異的な反
応を温和な条件で行いうる酵素反応の適用が考えられう
為。
応を温和な条件で行いうる酵素反応の適用が考えられう
為。
他方、 The Journal of Biolog
ial chemistry237巻 2047頁(1
962)には、 Candida起源のα−グルコシダ
ーゼが澱粉、マルトオリコイjとなどのα−グルコシル
化合物からメタノール、エタノール、エチレングリコー
ル、クリセリン、糖アルコールなどのヒドロキシメチル
基にα−クルコースを転移させる性質を有するとの記載
がある。これらの化合物のうちエチレングリコールやグ
リセリンには糖転移率が高く、メタノールやエタノール
にはわずかじか糖転移か起こらないことなども記載され
ている。転移したα−グルコースはグリコシド結合を介
して化合していることか示唆されている。しかしなから
、前記二重結合とヒドロキシメチル基とを有する化合物
にα−グルコースを転移させうろことは知られていない
。
ial chemistry237巻 2047頁(1
962)には、 Candida起源のα−グルコシダ
ーゼが澱粉、マルトオリコイjとなどのα−グルコシル
化合物からメタノール、エタノール、エチレングリコー
ル、クリセリン、糖アルコールなどのヒドロキシメチル
基にα−クルコースを転移させる性質を有するとの記載
がある。これらの化合物のうちエチレングリコールやグ
リセリンには糖転移率が高く、メタノールやエタノール
にはわずかじか糖転移か起こらないことなども記載され
ている。転移したα−グルコースはグリコシド結合を介
して化合していることか示唆されている。しかしなから
、前記二重結合とヒドロキシメチル基とを有する化合物
にα−グルコースを転移させうろことは知られていない
。
酵素の基質特異性を利用して、上記二重結合を有する化
合物に糖を導入することができれば、その反応条件が温
和であること、副反応の生じにくいこと、工程が単純で
あることなどから得られる利点ははかり知れない。
合物に糖を導入することができれば、その反応条件が温
和であること、副反応の生じにくいこと、工程が単純で
あることなどから得られる利点ははかり知れない。
発明の目的
本発明の目的は、α−グルコシダーゼを用いた酵素反応
により脂肪族不飽和結合とグルコシル基とを有するモノ
マーを簡単に製造する方法を提供することにある。本発
明の他の目的は、生体適合性材料、アフィニティゲル2
分子ふるいなどの親水性ポリマーの原料として有用な脂
肪族不飽和結合とグルコシル基とを有するモノマーの製
造方法を提供することにある。本発明のさらに他の目的
は、上記モノマーを副反応を起こすことなく、高収率で
製造しうる方法を提供することにある。
により脂肪族不飽和結合とグルコシル基とを有するモノ
マーを簡単に製造する方法を提供することにある。本発
明の他の目的は、生体適合性材料、アフィニティゲル2
分子ふるいなどの親水性ポリマーの原料として有用な脂
肪族不飽和結合とグルコシル基とを有するモノマーの製
造方法を提供することにある。本発明のさらに他の目的
は、上記モノマーを副反応を起こすことなく、高収率で
製造しうる方法を提供することにある。
発明の要旨
本発明のモノマーの製造方法は、脂肪族不飽和結合゛お
よびヒドロキシメチル基を有す2化合物と。
よびヒドロキシメチル基を有す2化合物と。
α−グルコシル化合物とを含有する水溶液に、α−グル
コシル転移酵素を作用さセることを包含する。このα−
グルコシル転移酵素を作用させると。
コシル転移酵素を作用さセることを包含する。このα−
グルコシル転移酵素を作用させると。
従来技術の項で述べたように受容体特異性が高いにもか
かわらず、クリセリンやエチレングリコールと同等の高
い糖転移活性を示すことが見い出され1本発明を達成す
ることができた。
かわらず、クリセリンやエチレングリコールと同等の高
い糖転移活性を示すことが見い出され1本発明を達成す
ることができた。
本発明において用いられるα−グルコシル転移酵素(α
−グルコシダーゼ)としては2例えば。
−グルコシダーゼ)としては2例えば。
カンディダ属に由来する転移酵素か採用される。
特に、トロピカリスやアルビカンスに由来のα−グルコ
シダーゼは活性が高い。そのうりでも、特に、トロピカ
リスは毒性がなくそれに由来のα−グルコシダーゼが高
活性であるという点て好ましい。
シダーゼは活性が高い。そのうりでも、特に、トロピカ
リスは毒性がなくそれに由来のα−グルコシダーゼが高
活性であるという点て好ましい。
本発明における酵素反応の基質となる原料モノマーには
9例えは、下記一般式、(1)および(2)に示される
アクリル糸上ツマ−やメタクリル系モノマーがある: C11□=’ C−X、CI+□(−Ctl’) 1l
CI+2011・・・+11R011 C1lz ” C(−CIL) 1lCIlzOII
・・・(2)1 Oll ここで、Rは水素もしくはメチル基。
9例えは、下記一般式、(1)および(2)に示される
アクリル糸上ツマ−やメタクリル系モノマーがある: C11□=’ C−X、CI+□(−Ctl’) 1l
CI+2011・・・+11R011 C1lz ” C(−CIL) 1lCIlzOII
・・・(2)1 Oll ここで、Rは水素もしくはメチル基。
Xは−c−o−,−o−もしくは−C−Nlj−,そし
て111 0 nは0〜5の整数である。
て111 0 nは0〜5の整数である。
不発ツ農こおいて用いられるα−グルコシル化合物とし
ては、酵素反応により上記原料モノマーにグルコシル基
を提供しうるちのであればどのようなものでもよい。使
用する酵素の基質特異性によって最適な基質が異なるが
Candida var、Japonica由来のα−
グルコシダーゼの場合は、マルトース。
ては、酵素反応により上記原料モノマーにグルコシル基
を提供しうるちのであればどのようなものでもよい。使
用する酵素の基質特異性によって最適な基質が異なるが
Candida var、Japonica由来のα−
グルコシダーゼの場合は、マルトース。
フル1〜トライオース、マルトテトラオースなどのフル
1−オリゴ糖がその転移率の高さ1反応性の高さからα
−グルコシル化合物として有効である。
1−オリゴ糖がその転移率の高さ1反応性の高さからα
−グルコシル化合物として有効である。
マルトースを例にあげると酵素反応によりグルコースが
転移されると、マルトースを形成するもう一方のグルコ
ースがM RIIされる。マルトトライオース、マル]
・テトラオースのような抛重合度の高い物質であれば遊
離される糖の重合度が大きく。
転移されると、マルトースを形成するもう一方のグルコ
ースがM RIIされる。マルトトライオース、マル]
・テトラオースのような抛重合度の高い物質であれば遊
離される糖の重合度が大きく。
これら反応後の基質はさらに酵素反応基質として作用す
る。そのため、最終段階での精製を考えた場合、使用す
る糖の重合度は3以上であることが好ましい。
る。そのため、最終段階での精製を考えた場合、使用す
る糖の重合度は3以上であることが好ましい。
上記脂肪族不飽和結合とヒトロキシメヂル基とを有する
原料モノマーとα−クルコシル化合物とが水性溶媒下で
α−グルコシクーセの触媒作用により反応させられる。
原料モノマーとα−クルコシル化合物とが水性溶媒下で
α−グルコシクーセの触媒作用により反応させられる。
この原料モノマーは反応液中に0.1〜20−/−%の
割合で含まれ、α−グルコシル化合物は1〜501へ%
の割合で含まれる。
割合で含まれ、α−グルコシル化合物は1〜501へ%
の割合で含まれる。
反応液のpiおよび温度はα−グルコノシダーセが作用
しろる範囲であればよ<、1ill常、pH3〜9そし
て温度20〜70℃の範囲が適当である。このような条
件下で反応を進めるとα−グルコシル化合物から転移さ
れるべきα−グルコースの約60%が受容体の原料モノ
マーに転移し、α−グルコシルモノマーが生成してくる
。基質であるα−グルコシル化合物が酵素により分解し
た後も、さらに2反応を継続させると2合成されたα−
グルコシルモノマーも再びゆっくりと分解される。その
ため、α−グルコシル化合物はその添加昆の3〜30%
が未反応の段階で反応が停止するような反応時間や酵素
量を設定することが必要である。反応は2通常。
しろる範囲であればよ<、1ill常、pH3〜9そし
て温度20〜70℃の範囲が適当である。このような条
件下で反応を進めるとα−グルコシル化合物から転移さ
れるべきα−グルコースの約60%が受容体の原料モノ
マーに転移し、α−グルコシルモノマーが生成してくる
。基質であるα−グルコシル化合物が酵素により分解し
た後も、さらに2反応を継続させると2合成されたα−
グルコシルモノマーも再びゆっくりと分解される。その
ため、α−グルコシル化合物はその添加昆の3〜30%
が未反応の段階で反応が停止するような反応時間や酵素
量を設定することが必要である。反応は2通常。
3〜24時間の範囲で行われる。反応を停止するには2
例えば、有機溶剤などの酵素失活剤を添7JII した
り、あるいは2反応槽を80〜100°Cに加温するこ
とが行われる。
例えば、有機溶剤などの酵素失活剤を添7JII した
り、あるいは2反応槽を80〜100°Cに加温するこ
とが行われる。
反応終了後の反応液には生成した七ツマー1未反応の基
質α−グルコシル化合物、α−グルコシル化合物の分解
生成物であるグルコースなどが含まれる。目的とするα
−グルコシルモノマーは活性炭やシリカケルを充填した
カラムクロマトクラフィーにかげるか、?8媒抽出など
の一般的な単離手段により単離されうる。溶媒抽出を行
う場合には2反応液を減圧濃縮もしくは限外濾過などの
温和な条件下で濃縮し2次いで、酢酸エチル、酢酸メチ
ルなとの溶媒により抽出を行う。この操作により未反応
の原料モノマーは、有機溶媒層に抽出される。この操作
番、数度行うことにより1反応液中の未反応モノマーは
ほとんど除去されうる。
質α−グルコシル化合物、α−グルコシル化合物の分解
生成物であるグルコースなどが含まれる。目的とするα
−グルコシルモノマーは活性炭やシリカケルを充填した
カラムクロマトクラフィーにかげるか、?8媒抽出など
の一般的な単離手段により単離されうる。溶媒抽出を行
う場合には2反応液を減圧濃縮もしくは限外濾過などの
温和な条件下で濃縮し2次いで、酢酸エチル、酢酸メチ
ルなとの溶媒により抽出を行う。この操作により未反応
の原料モノマーは、有機溶媒層に抽出される。この操作
番、数度行うことにより1反応液中の未反応モノマーは
ほとんど除去されうる。
水層を、プロパツール、ブタノール、ペンタノールなど
のアルコールにより抽出すると、アルコール層には目的
とするα−グルコシルモノマーか抽出される。α−グル
コシル化合物や、グルコースなどの他の反応化成物は水
層に残存する。このように二段階の抽出操作を行うこと
により容易に目的とするグルコシルモノマー る。
のアルコールにより抽出すると、アルコール層には目的
とするα−グルコシルモノマーか抽出される。α−グル
コシル化合物や、グルコースなどの他の反応化成物は水
層に残存する。このように二段階の抽出操作を行うこと
により容易に目的とするグルコシルモノマー る。
本発明方法により得られたグルコシルモノマーを用いて
親水性ポリマーを製造するには′,例えは。
親水性ポリマーを製造するには′,例えは。
スチレンモノマー、下記の構造を有する化合物。
本発明の方法により得られたα−グルコシルモノマーお
よび重合開始剤を水を溶媒として窒素気流下で反応させ
る。
よび重合開始剤を水を溶媒として窒素気流下で反応させ
る。
C112 = C11−C=OC112−CIl−CI
+20111 II I CIl.(1 011 重合開始剤としては,例えば、過硫酸カリウム。
+20111 II I CIl.(1 011 重合開始剤としては,例えば、過硫酸カリウム。
過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウムな哩がある。こ
−れらの過硫酸塩はスチレンモノマーに対し0、01〜
10重量%の割合で添加される。好ましくは0、05〜
7重量%である。反応温度や反応時間は各種組成物の仕
込量により異なるが,反応温度は50〜90℃,好まし
くは60〜80°Cである。反応時間は10〜70時間
が好ましい。
−れらの過硫酸塩はスチレンモノマーに対し0、01〜
10重量%の割合で添加される。好ましくは0、05〜
7重量%である。反応温度や反応時間は各種組成物の仕
込量により異なるが,反応温度は50〜90℃,好まし
くは60〜80°Cである。反応時間は10〜70時間
が好ましい。
大旌斑
・以下に本発明を実施例により説明する。
実施例1
(A)αーグルコシルダーセ粗酵素液の調製:マルトオ
リゴ糖4v+ / v%,ポリペプトン2n/v%。
リゴ糖4v+ / v%,ポリペプトン2n/v%。
酵母エキス0.5w/v%,硫酸アンモニウム0.6w
/v%,リン酸第1カリウム0.2w/v%,硫酸マグ
ネシウム0.9w/v%,塩化カルシウム0.03 w
/ν%からなる培地5βに,カンジダ・メチル・ヤボニ
カ(Candida var. Japonica )
IFO 0618を植菌し。
/v%,リン酸第1カリウム0.2w/v%,硫酸マグ
ネシウム0.9w/v%,塩化カルシウム0.03 w
/ν%からなる培地5βに,カンジダ・メチル・ヤボニ
カ(Candida var. Japonica )
IFO 0618を植菌し。
30°Cで72時間通気攪拌培養を行った。この培養液
を遠心分離し,得られた培養上澄液を,4°Cに冷却し
た。この冷却培養上澄液に一10℃以下のアセトン5β
を、培養液の温度を5℃以下に保ちながら少量ずつ加え
た。得られた沈澱を遠心分離により採取した。この沈澱
をp114の酢酸緩衝液に溶解し、これをα−グルコシ
ダーゼ粗酵素液とした。
を遠心分離し,得られた培養上澄液を,4°Cに冷却し
た。この冷却培養上澄液に一10℃以下のアセトン5β
を、培養液の温度を5℃以下に保ちながら少量ずつ加え
た。得られた沈澱を遠心分離により採取した。この沈澱
をp114の酢酸緩衝液に溶解し、これをα−グルコシ
ダーゼ粗酵素液とした。
(B)α−グルコシルモノマーの合成:クリセロールメ
タクリレート(日本油脂社製;ブレンマー)50gとマ
ルトース700gとを熱水1βに溶解した。これを40
°Cに冷却した後、 (A)項で得られたα−グルコシ
ダーセ祖酵素液を加え、 pH4・、0でかつ40’c
にて24時間反応させた。反応液の酵素を加熱失活させ
たのち、これを濾過し、得られた濾液を300mβに減
圧濃縮した。この濃縮液50rnnに酢酸エチル50m
j2を加え9分液ロートに入れて抽出を行った。この操
作を4回繰り返して酢酸エチル層を除去した。次いで、
水層にn−ブタノール59mj!を加え抽出を行った。
タクリレート(日本油脂社製;ブレンマー)50gとマ
ルトース700gとを熱水1βに溶解した。これを40
°Cに冷却した後、 (A)項で得られたα−グルコシ
ダーセ祖酵素液を加え、 pH4・、0でかつ40’c
にて24時間反応させた。反応液の酵素を加熱失活させ
たのち、これを濾過し、得られた濾液を300mβに減
圧濃縮した。この濃縮液50rnnに酢酸エチル50m
j2を加え9分液ロートに入れて抽出を行った。この操
作を4回繰り返して酢酸エチル層を除去した。次いで、
水層にn−ブタノール59mj!を加え抽出を行った。
この操作を4回繰り返して、n−ブタノール液220m
j+を得た。このブタノール液を減圧濃縮しゾル状の
粘調な固体5gを得た。
j+を得た。このブタノール液を減圧濃縮しゾル状の
粘調な固体5gを得た。
(C)親水性ポリマーの合成:スチレンモノマ7100
g、(B )項で得られたα−グルコシルモノマー3g
、重合開始剤として過硫酸カリウム0.5gおよびイオ
ン交換水600gを反応容器に仕込んだ。容器を窒素ガ
スで置換したのち、70°Cにて24時間共重合させた
。重合反応終了後2反応液を東洋濾紙No、 2で濾過
し、その濾液をセルロースチューブにてイオン交換水で
透析した。このようにして得られた処理溶液10mj+
を5QmAのビーカーに入れ70°Cで8時間乾燥した
。精製固形分は12.4w/v%であった。
g、(B )項で得られたα−グルコシルモノマー3g
、重合開始剤として過硫酸カリウム0.5gおよびイオ
ン交換水600gを反応容器に仕込んだ。容器を窒素ガ
スで置換したのち、70°Cにて24時間共重合させた
。重合反応終了後2反応液を東洋濾紙No、 2で濾過
し、その濾液をセルロースチューブにてイオン交換水で
透析した。このようにして得られた処理溶液10mj+
を5QmAのビーカーに入れ70°Cで8時間乾燥した
。精製固形分は12.4w/v%であった。
(D)成形および性能評価:このようにして得られたポ
リマーを用い押出し成形した。金型温度は200〜21
0℃で池貝社製の40mm押出し機を用いインフレーシ
ョン法でフィルムを成形した。得うれた円筒状フィルム
(ri130cm・長さ6;′m)の5箇所からサンプ
ルを採取した。それぞれのフィルムの平均の厚みを測定
した。さらに、それぞれを7cm幅に切り離しそのヌレ
指数を測定した。ヌレ指数は、1留水を用いサンプルに
対するその液滴の接触角より表示される。結果を下表に
示す。
リマーを用い押出し成形した。金型温度は200〜21
0℃で池貝社製の40mm押出し機を用いインフレーシ
ョン法でフィルムを成形した。得うれた円筒状フィルム
(ri130cm・長さ6;′m)の5箇所からサンプ
ルを採取した。それぞれのフィルムの平均の厚みを測定
した。さらに、それぞれを7cm幅に切り離しそのヌレ
指数を測定した。ヌレ指数は、1留水を用いサンプルに
対するその液滴の接触角より表示される。結果を下表に
示す。
(E)t)!含有率の測定: (C)項で得られた乾燥
固形分10■を水1m4に懸濁し、5%フェノール水溶
液l m ftを加えた。これに、さらに+ ?+B硫
酸5 m Itを加え、しばらく放置した。透明層から
サンプリングを行い、吸光度計480吐にて測定した。
固形分10■を水1m4に懸濁し、5%フェノール水溶
液l m ftを加えた。これに、さらに+ ?+B硫
酸5 m Itを加え、しばらく放置した。透明層から
サンプリングを行い、吸光度計480吐にて測定した。
糖含有率はO,’h/w%であった。
比較例
スチレンモノマー10(f、グリセロールメタクリレ−
1−(日本油脂社製;ブレンマー)5g1重合・開始剤
として過硫酸カリウム0.5g、 イオン交換水600
gを反応容器に仕込んだ、容器を窒素カスで置換した後
、70°Cで30時間共重合反応させた。反応終了後1
反応液を東洋濾紙No、 2で濾過した。このようにし
て得られた処理溶液10rn#’を5’0inI2のヒ
ーカーに入れ70°Cで8時間乾燥した。得られた精製
固形分は13.5w/v’%であった。このポリマーを
用いて実施例と同様にフィルムの成形および性能評価を
行った。その結果を下表に示す。
1−(日本油脂社製;ブレンマー)5g1重合・開始剤
として過硫酸カリウム0.5g、 イオン交換水600
gを反応容器に仕込んだ、容器を窒素カスで置換した後
、70°Cで30時間共重合反応させた。反応終了後1
反応液を東洋濾紙No、 2で濾過した。このようにし
て得られた処理溶液10rn#’を5’0inI2のヒ
ーカーに入れ70°Cで8時間乾燥した。得られた精製
固形分は13.5w/v’%であった。このポリマーを
用いて実施例と同様にフィルムの成形および性能評価を
行った。その結果を下表に示す。
夫hl& i+lIλ
実施例1の(A)項で得たα−グルコシダーセat酵素
液をイオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過により精
製しディスク電気泳動的に単一の酵素を得た。これを用
いて実施例2と同様の反応を行ったところ、実施例2と
全く同様の反応性を示した。これにより、α−グルコシ
ルモノマーの生成にはα−グルコシダーゼが関与してい
ることが明らかである。
液をイオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過により精
製しディスク電気泳動的に単一の酵素を得た。これを用
いて実施例2と同様の反応を行ったところ、実施例2と
全く同様の反応性を示した。これにより、α−グルコシ
ルモノマーの生成にはα−グルコシダーゼが関与してい
ることが明らかである。
発明の効果
本発明方法によれば、生体適合性材料、アフィニティゲ
ル3分子ふるいなどの親水性ポリマーの原料として用い
られうる脂肪族不飽和結合とグルコシル基を有するモノ
マーを、複雑な工程を経ることなく、酵素反応により簡
単に得ることができる。酵素反応を用いるため反応条件
は温和で副反応が起こらない。しかも、目的とするモノ
マーが高収率で得られる。得られたモノマーを重合させ
ると親水性ポリマーが得られる。このモノマーをアクリ
ルアミド、ビニルピロリドン、アクリルなどと共重合さ
せればさらに親水性か向上する。またポリスチレンピー
スなどの表面にこのモノマーを結合させればアフィニテ
ィクロマトクラフィー用のゲルや高速液体クロマトグラ
フィー用の耐圧性のある親水性の高いゲルを製造するこ
とができる。さらに医薬用ポリマ〜の表面に結合ずれは
免疫性の低いポリマー暴利を製造することができる。
ル3分子ふるいなどの親水性ポリマーの原料として用い
られうる脂肪族不飽和結合とグルコシル基を有するモノ
マーを、複雑な工程を経ることなく、酵素反応により簡
単に得ることができる。酵素反応を用いるため反応条件
は温和で副反応が起こらない。しかも、目的とするモノ
マーが高収率で得られる。得られたモノマーを重合させ
ると親水性ポリマーが得られる。このモノマーをアクリ
ルアミド、ビニルピロリドン、アクリルなどと共重合さ
せればさらに親水性か向上する。またポリスチレンピー
スなどの表面にこのモノマーを結合させればアフィニテ
ィクロマトクラフィー用のゲルや高速液体クロマトグラ
フィー用の耐圧性のある親水性の高いゲルを製造するこ
とができる。さらに医薬用ポリマ〜の表面に結合ずれは
免疫性の低いポリマー暴利を製造することができる。
以上
出願人 積水化学工業株式会社
昭和59年5月lダ日
特許庁長官殿
■、事件の表示 昭和59年特許願第4161号2、発
明の名称 グルコシル基を有するモノマーの製造方法3、補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 530 住所 大阪市北区西天満二丁目4番4号特許部置東京(
03) 434−95524、補正命令の日付(発送日
)昭和59年4月24日5、補正の対象
明の名称 グルコシル基を有するモノマーの製造方法3、補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 530 住所 大阪市北区西天満二丁目4番4号特許部置東京(
03) 434−95524、補正命令の日付(発送日
)昭和59年4月24日5、補正の対象
Claims (1)
- 1、脂肪族不飽和結合およびヒドロキシメチル基を有す
る化合物と、α−グルコシル化合物とを含有する水溶液
に、α−グルコシル転移酵素を作用させることを包含す
るα−グルコシル基を有するモノマーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP416184A JPS60149395A (ja) | 1984-01-12 | 1984-01-12 | グルコシル基を有するモノマ−の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP416184A JPS60149395A (ja) | 1984-01-12 | 1984-01-12 | グルコシル基を有するモノマ−の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60149395A true JPS60149395A (ja) | 1985-08-06 |
Family
ID=11577014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP416184A Pending JPS60149395A (ja) | 1984-01-12 | 1984-01-12 | グルコシル基を有するモノマ−の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60149395A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08163994A (ja) * | 1994-12-15 | 1996-06-25 | Asahi Chem Ind Co Ltd | イソマルトシルフラクトシドの改良製造方法 |
-
1984
- 1984-01-12 JP JP416184A patent/JPS60149395A/ja active Pending
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
THE JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY=1662 * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08163994A (ja) * | 1994-12-15 | 1996-06-25 | Asahi Chem Ind Co Ltd | イソマルトシルフラクトシドの改良製造方法 |
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