JPS601468B2 - 改装された建物 - Google Patents

改装された建物

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Publication number
JPS601468B2
JPS601468B2 JP6927879A JP6927879A JPS601468B2 JP S601468 B2 JPS601468 B2 JP S601468B2 JP 6927879 A JP6927879 A JP 6927879A JP 6927879 A JP6927879 A JP 6927879A JP S601468 B2 JPS601468 B2 JP S601468B2
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JP
Japan
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exterior wall
new
frame
old
building
Prior art date
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JP6927879A
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JPS55161160A (en
Inventor
勇 細井
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SHINKO ARUFURETSUSHU KK
Original Assignee
SHINKO ARUFURETSUSHU KK
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Publication date
Application filed by SHINKO ARUFURETSUSHU KK filed Critical SHINKO ARUFURETSUSHU KK
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Publication of JPS55161160A publication Critical patent/JPS55161160A/ja
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、既存の建物の外壁材を改装するにあたって旧
設の古い外壁材外側に新しい外壁材を辰装するようにし
た改装された建物に関する。
かなり以前に建築された建物では、長い年月と共にその
外壁材が風雨や振動および空気汚染で風化、腐食、割れ
および汚して建物外観の体裁が劣悪になると共に、外壁
材が剥がれ落ちる等の甚々危険な事態を生じることから
、外壁材を新しく取りかえる必要が生じるが、従来では
この改装にあたってまず古い外壁材を建物全面にわたり
剥ぎ落とし、その上に新しい外壁材を取りつける工法を
用いていたため、古い外壁材を剥ぎ落とす際に大きな騒
音を発したり、塵挨を周囲にまき散らす等の公害を生じ
せしめ、又改装に長期の日数を必要とする等の難点を生
じることとなっていた。そしてこの難点を解消するため
に、たとえば特開昭52一55225号公報に示される
ように、木製建物においてその古い外壁材を建造物躯体
より除去することなく残存せしめ、この上に適当な支持
金物を介して新しい外壁材を取付けるようにした施工例
が存在するが、木製建物にあってはその最頂部の瓦屋根
などによって水密性が確保されているため、上述の施工
例によって漏水の心配はないが、鉄筋コンクリート建物
物のように陸屋根タイプのものにあっては、建物の最頂
部たる笠木部分が最も多く風雨にさらされ、激しく風化
、腐食または汚染しているのが普通であり、上述の施工
方法だけでは充分に水密性を確保することはできない。
即ちこの種鉄筋または鉄骨コンクリート製建物において
従来のように古い外壁材を建造物躯体より除去し、これ
に伴って古い笠木部分を撤去し、この上に新しい外壁材
と新しい笠木を取付ける場合にはあまり問題はないが、
古い外壁材を建造物躯体より除去することなく残存せし
め、この上に新しい外壁材を展装する場合には、当然に
新しい外壁材が古い笠木部分より室外側への出張り量が
多いため、たとえ新規外壁材の最上端部と古い外壁材の
それとの間にコーキング材などのシール材によって水密
処理をしても、古い笠木部分から新旧両外壁材間に、あ
るいは新しい外壁材を支持する支持金物の取付個所から
建造物躯体に雨水が侵入し、短期間に室内への漏水の原
因となっていた。本発明はかかる点に鑑み、古い外壁材
を建物から除去することなく該古い外壁材を建物に残存
せしめたままその外側に新しい外壁材を該外壁材が古い
外壁材を包覆するように展装すると共に、外壁材最頂部
の雨仕舞いに独得の工夫をこらすことにより上記公害発
生をなくし、且つ改装作業日数の大幅な低減を図るもの
で、同時にこの改装を利用して老朽化した古い窓枠を例
えばアルミニウム製窓枠の如き耐蝕性、防音性に秀れた
二重窓枠に取換えようとするものである。
以下その一実施例を図面に基づき説明すると、第1図の
ように例えば外壁をタイル張りとした既存の建造物館体
Aの外壁材1を第2図のように新しい外壁材2、例えば
カーテンウオール、スパンドレル(商品名)の如き外壁
材2に取りかえるにあたり、本発明は第3図の如く建造
物躯体Aにおける古い外壁材1の頂壁部たる古い笠木部
分3に比較的長尺な支持金物である笠木取付部材4を頂
壁部長手方向に所要間隔おいて酉己設して基礎権込み村
(例えば商品名ホールインアンカー)5にて固着する。
この際、笠木取付部材4には予め長孔4aが穿設されて
おり、基礎檀込み村5にて固着する時に、該取付部材4
を長孔4aに沿って古い笠木部分3上を幅方向に移動さ
せて各取付部分4の両端に設けた取付部片4b,4cの
室内外への突出量を整正調整し、後述の笠木ユニット6
を取付ける時の位置決めを兼ねる。次に予め笠木板6a
に笠木受板6bを一体固着すると共に笠太受板6bの幅
方向両端をL字状に折曲して連結部片6c,6dを形成
し、且つ笠木受板6bの裏面長手方向に取付金具6eと
補強リブ6fを一体溶着したものを笠木ユニット6とし
て製作しておき、この笠大ユニット6を前記笠木取付部
材4に彼冠し、笠木ユニット6の取付金具6eと連結部
片6dとを、笠木取付部材4の取付部片4b,4cに溶
着し、なお適宜補強リブ6fと笠木取付部材4との間に
モルタル事を充填し笠木ユニット6の古い外壁材1に対
する支持を強固にする。又、建造物躯体Aの外側面にお
いて古い外壁材1に基礎楠込み村8を打込んでアングル
状の支持金物たる支持基台9を所要多数箇所位置に取付
け、この支持基台9間にわたって縦方向の支持金物たる
支持骨枠10を架設且つ落着し、更に縦支持骨枠10間
にわたって横方向の支持骨枠11を架設且つ溶着し、こ
れによって古い外壁材1の外面に格子状に縦横の外壁材
展装用支持骨枠10,11を配設固定する。一方、建造
物躯体Aの窓開□部12内において第4図および第5図
に示すように古い窓枠の枠主体13に対し不要な出張り
部分を適当に切除する作業を施してその基体部分をコン
クリート壁に残存させ、且つこの古い枠主体13の上枠
13aおよび図示していないが側枠に支持部材14の一
端を落着すると共に、この支持部村14の他端を窓開□
部12から建造物躯体Aの外方に突出させて該突出端に
連結部材15を熔着し、更にこの連結部材15を縦支持
骨枠10に溶着させて固定する。又、上記古い枠主体1
3のの下枠13bに支持部材16の一端を落着すると共
に、この支持部村16の他端を窓閉口部12から外方に
突出させてこの突出端に逆L字状の補強部村17を溶着
する。更に該補強部村17を窓開□部12よりも下側の
縦支持骨枠101こ漆着すると共に、この補強部村17
に受部材18を取付ける。19は新に取付けられるアル
ミニウム製窓枠であって、該窓枠19にはアンカー部分
に係止用金句形突条20a,20a(第4図)が対向形
成され、下枠19bを除く上枠19aおよび側枠におい
てアンカー用補助金物21がその二又状侠持片部21a
,21aを利用して前記係止用釣形突条20a,20a
に取付けられ、この状態から窓枠19を古い外壁材1り
も外部位置で且つ窓関口部12を挟む上下の支持骨枠1
0,11、10,11間に舷装して受部材18上に敷遣
し、この新しい窓枠19の下枠19bを受部材18にピ
ース止めすると共に、上枠19aおよび側枠をアンカー
用補助金物21と連結部材15とにわたって溶着した取
付金具22によって固定する。
このように窓枠19を古い外壁材1よりも外側に出た位
置に配置しても、連結部材15および受部材18が支持
骨枠101こ固着されると共に支持部材14,16によ
って古い窓枠の枠主体13に連結されているから、強度
上なんの不安も生じない。次に第4図に見られるように
新しい窓枠19の上枠19aと横支持骨枠11との間に
わたって水切り板23aを取付けると共に、第5図に見
られるように新しい窓枠19の下枠19bに水切り板2
3bを取付ける。更に古い枠主体13内に別の新しいア
ルミニウム製窓枠24を鉄装し、この窓枠24のアンカ
ー部分を古い枠主体13に固着する。この固着のために
は、窓枠24のアンカー部分に係止用銅形突条25a,
25aが対向形成され、下枠24bを除く上枠24aお
よび側枠においてアンカー用補助金物26がその二又状
挟持片部26a,26aを利用して前記係止用錦形突条
25a,25aに取付けられる。また、古い枠主体13
の下枠13bに第5図に見られるような鞍型の補強部材
27を固着し、この補強部材27上に窓枠24が教導さ
れるように該窓枠24を古い窓枠の枠主体13内に鉄袋
し、新しい窓枠24の下枠24bを補強部材27にビス
止めすると共に、上枠24aおよび側枠をアンカー用補
助金物26と古い枠主体13とにわたって落着した取付
金具28によって固定する。これによって窓開□部12
に内外二重の新しい窓枠19,24が配置されるので、
両窓枠19,24間にわたって覆板29a,29bを架
設して支持部材14,16、連結部材15、受部材18
を閉塞すると共に、窓枠24の室内側部全周にわたり額
縁30を取付け、この額縁30とコンクリート面との間
にコーキング材31を充填する。しかして前記した縦横
の支持骨枠10,11を利用してその外側に新しい外壁
材2を当てつけ、この外壁材2の所要部を機支持骨枠1
1にビス止めして固定し、これによって古い外壁材1の
外側に取付基台9、縦横の支持骨枠10,11を介在さ
せた空間をおいて新しい外壁材2を貼装固定する。この
新しい外壁材2の最上端部は建造物躯体Aの古い笠木部
分3において前述の笠木板6aの外壁側先端部を凸凹状
に連続折曲して形成した凹部32に突入するようにして
覆われ、この凹部24において笠木ユニット6と外壁材
2の最上端部とがシール材34によって水郷結合される
。なお窓開□部12の直下において水切り板23bに設
けた凹部33に新しい外壁材2の上端部を突入させ、シ
ール材によって水密結合する。これによって古い外壁材
1と新しい外壁材2との間の空間を笠木板6、水切り板
23bのそれぞれによって閉塞する。以上のように本発
明は古い外壁材を除去することなく該古い外壁材に支持
金物を介して新しい外壁材を展装するものであるから、
外壁材の取りかえにあたって古い外壁材の剥ぎ落としを
不要とする分だけ改装作業の手間を省き、且つ建物の改
装に要する作業日数を大幅に短縮して比較的短期間によ
る改装を可能とできると共に、古い外壁材を剥ぎ落とす
際の騒音公害、塵挨倭害の発生をなくするのに有益であ
る。
又、建物の改装にあたってはこの建物に近接して作業足
場を組立てる必要があるが、本発明では古い外壁材を除
去する必要がないために、この古い外壁材に適当な支持
部材を打込んでこれに足場を取付けることができ、旧来
のように地表面から足場を独立して組立る必要がなくな
り、それだけ足場設置作業が簡略化され、ひいては改装
作業日数を短縮できる。更に本発明においては外壁材の
改装と併行して新しい外壁材に形成した窓閉口部に新し
い外側窓枠を配装すると共に、建造物躯体に固着されて
いる古い窓枠の枠主体を建造物躯体より除去することな
く残存せしめ、この状態で古い枠主体に新しい内側窓枠
を被覆固着するものであるから、結局本発明においては
古い外壁材とを建造物躯体からなんら除去しないで外観
上体教の良い新しい建物に改装することができ、その改
装費用及び作業日数を格段に軽減することが可能となり
、而も新しい外装材側装窓閉口部に外側窓枠を、また古
い窓枠の枠主体を利用してこのスペースに内側窓枠を夫
々酉己装して内外二重の新しい窓枠を装備するものであ
るから、防音、断熱等に秀れた窓構造を有する新しい建
物に改装することができる。
タ また本発明によれば、新しい窓枠は新しい外壁材に
よって形成された窓閉口部を利用して、これに取付けら
れるのであるから、新窓枠は新外壁材にほぼ沿って整正
形成され、外観上の体裁が極めて良好である。
0 特に、本発明にあっては、鉄筋または鉄骨コンクリ
ート製建物のように陸屋根タイプの建物において、その
建造物躯体最頂部に突設される古い笠木部分を建造物躯
体より除去することなく残存せしめ、これに新しい笠木
を取付けるようにしたため、外壁材の展装と同機、施工
が簡単であり、しかもこの新しい笠木は、古い笠木部の
全面と新しい外壁材の最上端部とにかけて両者を覆うよ
うにして取付けられ、この状態で新しい笠木と新しい外
壁材とを水密結合するようにしたため、新旧両外壁材間
、および新しい外壁材と古い笠木部分との間の雨仕舞い
を一挙にしかも確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は改装される前の建物の外観を示す正面Z図、第
2図は改装された建物の外観を示す正面図、第3図は改
装された建物の頂壁部分を示す拡大縦断側面図、第4図
は改装された建物の窓部上枠部分を示す拡大縦断側面図
、第5図は改装された建物の窓部下枠部分を示す拡大縦
断側面図である。 1・・・・・・古い外壁材、2・・・・・・新しい外壁
材、3・・・・・・古い笠木部分、6…・・・新しい笠
木、9,10,11・・・…支持金物、13・・・・・
・古い窓枠の枠主体、19,24・・・・・・新しい窓
枠、34・・・・・・シール材。 多雛公炭漁 ※燭 多額 象灘

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 建造物躯体より除去することなく残存せしめた古い
    外壁材に支持金物を固着し、新しい外壁材を支持金物を
    介して古い外壁材に包覆展装すると共に、新しい外壁材
    に形成した窓開口部に新しい外側窓枠を配装し、且つ建
    造物躯体より除去することなく残存せしめた古い窓枠の
    枠主体に新しい内側窓枠を被覆固着し、もつて内外二重
    窓枠に構成し、さらにまた建造物躯体より除去すること
    なく残存せしめた最頂部の古い笠木部に、該笠木部の全
    面と新しい外壁材の最上端部とを覆うようにして新しい
    笠木を取付け、かつ新しい笠木と新しい外壁材とを水密
    結合してなることを特徴とする改装された建物。
JP6927879A 1979-06-02 1979-06-02 改装された建物 Expired JPS601468B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6927879A JPS601468B2 (ja) 1979-06-02 1979-06-02 改装された建物

Applications Claiming Priority (1)

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JP6927879A JPS601468B2 (ja) 1979-06-02 1979-06-02 改装された建物

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Publication Number Publication Date
JPS55161160A JPS55161160A (en) 1980-12-15
JPS601468B2 true JPS601468B2 (ja) 1985-01-14

Family

ID=13398011

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6927879A Expired JPS601468B2 (ja) 1979-06-02 1979-06-02 改装された建物

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JP (1) JPS601468B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0212472U (ja) * 1988-07-08 1990-01-25

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0212472U (ja) * 1988-07-08 1990-01-25

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JPS55161160A (en) 1980-12-15

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