JPS6014615Y2 - 発音薄板 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は音声を発生するカードなどの音声薄板に関るも
のである。

従来より、音声を発生する玩具、書籍の類は多くある。

これらは例えば、人形に録音再生機を組込んで、人形が
喋るものであるとか、絵本に小さな笛を組込んで、表紙
の開閉に従って空気が送り込まれ、音が鳴るというもの
である。

これらの従来技術のうち、録音再生機を組込むものは形
状がある程度大きいものでないと実用化できず、シート
状、カード状のものを作ることは不可能である。

また、空気の流れを利用した笛を使用したものは、小さ
くはできるが音が非常に単純なものしか発生させられな
い。

本考案は絵、写真、文章等を片面あるいは両面に形成た
カード、シート、ディスクあるいはプレート状の薄板（
以下これらを本明細書ではカードと総称する）に薄形の
音声発生器を組込んだ発音カードを提供するものである
。

以下本考案の一実施例について図面を用いて詳細に説明
する。

第１図は本考案の一実施例の発音カードの分解図である
。

図において、１はカード基板で、プラスチック板などで
形成される。

このカード基板１上には発振回路２、発音器３、スイッ
チ４、電池５からなる音声発生器が形成される。

発振回路２はトランジスターを用いたマルチバイブレー
タあるいは弛張発振回路等で構威し、集積回路化するこ
とにより小形かつ薄形にすることができる。

この発振回路の発振周波数、発振間隔を調整したり、異
なる発振周波数、発振間隔の複数種の発振音を組合せた
りすることにより、小鳥や虫の鳴き声、水の流れる音、
波の音などの種々の音をつくることができる。

発音器３としては圧電形セラミック発音体のような厚さ
敷部の薄形発音体が使用され、電池５としてはペーパー
バッテリーのような薄形電池が使用される。

６は表面に写真や絵７が描かれた紙やプラスチックより
なる薄板で、音声発生器２．３． ４． ５の形成され
たカード基板１上に貼着され、発音カードが完成する。

第２図は音声発声器の回路構成を示すもので、各部の符
号は第１図の各部に対応する。

発振回路２からの発振出力を第３図のような波形とすれ
ば鳥の鳴き声に似せることができる。

いまカード上のスイッチ４に対応する部分を軽く押すと
、音声発生器が作動し、たとえば第３図に示すような出
力波形の音声を発する。

これはカード上に描かれている絵７の鳥があたかもさえ
ずつているようにきこえ、視聴覚的に一致し非常に効果
的である。

このような発音カードは、玩具、教育機器、グリーテイ
ングカード、音声ポートレートなど種々の用途に応用し
て実用的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における発音カードの分解斜
視図、第２図は本考案の発音カードに使用される音声発
音器の回路構成図の実施例、第３図は第２図の音声発音
器の発振出力波形の一例である。 １・・・・・・カード基板、２・・・・・・発振回路、
音響、４・・・・・・スイッチ、５・・・・・・電池、
板、７・・・・・・絵。 ３・・・・・・発 ６・・・・・・薄

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基板上に発振回路、発音体、電池およびスイッチから成
   る平面状の音声発音器を形成し、その全面を覆って表面
   に絵、写真または文章などを描いた紙または薄板を貼着
   した発音薄板。