JPH0715579Y2 - 音の出るゲーム - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、音声を発生する薄形の音声発生器を利用した
ゲームに関する。

〔従来技術〕

最近は小型の音声発生器が開発され、音声が出るカー
ド、本、玩具等が市販され使用されている。パテント的
に見ると、特公昭60-39266号公報には、カード本体内に
薄形の電池と音声発生装置とを設け、この電池と音声発
生装置とを結ぶ回路を、扉の開閉によって閉じたり開い
たりするように構成した扉を開くと音が出るカードでク
リスマスカード、バレンタインカード、バースデーカー
ド、マリッジカード、グリーティングカード、引出物カ
ード、その他記念カード等に用いられるものが開示され
ている。これらはその発音のタイミングが扉を開くこと
により音声が出る意外性及び目と耳よりの立体的な効果
を楽しむものである。これは初めは意外性的効果はある
が何回も見る場合聞きたくない場合でも音声が出るので
煩わしくなる欠点がある。

また、実公昭60-14615号公報に見られるような、基板上
に発振回路、発音体、電池およびスイッチからなる平面
状の音声発音器を形成しその全面を覆って表面に絵、写
真または文章などを描いた紙または薄板を貼着した発音
板がある。これはスイッチを押すことにより、カード上
の絵に合った音声が聞こえ、視聴覚的に一致し非常に効
果的である。

以上の従来技術があるが、それらは音声発音体の組み込
まれている位置が固定しているのでゲーム等に使用する
場合、展開性に欠けている。すなわち発声するスイッチ
の位置が固定しているという欠点がある。

〔考案が解決しようとする課題〕

本考案は従来技術のスイッチの位置が固定でゲーム等に
使用するときに展開性がないという課題を解決しようと
するものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、本考案は薄形の音声発生器
を少なくとも一つ有する薄板に、該音声発生器が該薄板
内で表面の絵柄と関連し位置を変えることが可能なよう
に、凹状の溝または凹状の穴を複数設け、該音声発生器
を凹状の部分の中で移動可能とし、該音声発生器のスイ
ッチの位置を変更する。

〔作用〕

薄板の中で押すと音声が出る位置を変えることが可能な
ため、ゲームの当たりの位置を変えること等により、選
択巾が増し、より面白くなる。

〔実施例〕

本考案を実施例を用いて詳細に説明する。

第１図は、本考案の一実施例のアミダくじを示す斜視図
である。厚さ約3mmの薄板（カード）状のものの表面に
アミダくじを印刷したシートを貼り付け、アミダくじの
終点の所にICモジュールのスイッチ部を合わせる。

第２図は、ICモジュールを示す。ICモジュールは発音
器、ピエゾ10、基板,PBC11、電池（LR:1120）12、IC1
3、スイッチ部14からなる。

第３図は、第１図の裏側を示す説明図である。30はICモ
ジュールを入れる溝であり、この中で第２図のICモジュ
ールをスライドさせ位置を変える。ICモジュールは複数
でも良く、空いている所にはダミーを入れた方が良い。

〔考案の効果〕

本考案の音の出るゲームを使用することにより、音の出
る位置を変えられ、選択巾が広がり、より面白くなる。
例えば、アミダくじでは当たり，外れの声がでて、位置
も自由に変えられる。又、すごろく等でも、ICモジュー
ルの入る穴をポイントとなる位置に数カ所開けて、ICモ
ジュールをセットして、その場所に止まった時スイッチ
を押すと色々な音声が出る。さらに、該ICモジュールに
カラオケ曲を入れておき、そこに止まった人が歌を歌う
とか、ICモジュールのスイッチを磁気スイッチにして、
すごろくのコマに磁石を入れておき、該ICモジュールの
位置に止まると自動的に音声が出るようにする等考えら
れ、今まで以上にゲームのおもしろさが増す。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案のアミダくじの斜視図、第２図は、音
声を出すICモジュールの説明図、第３図は、第１図のア
ミダくじの裏面を示す説明図である。 １……アミダゲーム、２……ICモジュール ３……ICモジュールのプッシュ位置 10……発音器、11……基板、12……電池 13……IC、14……スイッチ部 30……ICモジュールを入れる溝

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】薄形の音声発生器を少なくとも一つ有する
   薄板に、該音声発生器が該薄板内で表面の絵柄と関連
   し、位置を変えることが可能なように凹状の溝または穴
   を複数設けたことを特徴とする音の出るゲーム。