JPS60145966A - セラミツク射出成形体の脱脂方法 - Google Patents
セラミツク射出成形体の脱脂方法Info
- Publication number
- JPS60145966A JPS60145966A JP59000540A JP54084A JPS60145966A JP S60145966 A JPS60145966 A JP S60145966A JP 59000540 A JP59000540 A JP 59000540A JP 54084 A JP54084 A JP 54084A JP S60145966 A JPS60145966 A JP S60145966A
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- JP
- Japan
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- degreasing
- resin
- atmosphere
- temperature
- formed body
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は射出成形体の脱脂方法に係り、特に窒化珪素、
炭化珪素等のセラミック射出成形体の脱脂方法に関する
ものである。
炭化珪素等のセラミック射出成形体の脱脂方法に関する
ものである。
従来技術
窒化珪素を始めとして炭化珪素、ジルコニア等のセラミ
ック焼結体は耐熱性や高温強度において優れているため
、自動車用エン゛ジン部品として応用が期待され、一部
その実用化もなされている。
ック焼結体は耐熱性や高温強度において優れているため
、自動車用エン゛ジン部品として応用が期待され、一部
その実用化もなされている。
このような複雑な形状を有するセラミック部品を量産化
するためには射出成形法が有利である。
するためには射出成形法が有利である。
すなわち上記射出成形法では、熱可塑性樹脂と、セラミ
ンク粉末からなる混練物に対して、加熱によって粘性や
流動性を与えることが出来るので所定形状の成形体を多
量に得ることが可能となる。
ンク粉末からなる混練物に対して、加熱によって粘性や
流動性を与えることが出来るので所定形状の成形体を多
量に得ることが可能となる。
しかしながら、射出成形法では多量の樹脂を用いるため
に焼結前に樹脂を除去しなければならない。
に焼結前に樹脂を除去しなければならない。
この樹脂の除去を目的とする脱脂は大気における熱分解
を利用することによって可能であるが、特に肉厚差を有
したり大型の製品では樹脂の熱分解と同時に酸化が起り
、その際Ｈ２０，ＣＯ２あるいは０２等の急激なガス発
生に伴って樹脂体にフクレや割れ等の欠陥が発生する。
を利用することによって可能であるが、特に肉厚差を有
したり大型の製品では樹脂の熱分解と同時に酸化が起り
、その際Ｈ２０，ＣＯ２あるいは０２等の急激なガス発
生に伴って樹脂体にフクレや割れ等の欠陥が発生する。
従って上記脱脂工程は不活性雰囲気でなされることが望
ましい。゛通常使用されている射出成形用樹脂は５００
℃程度で分解し得るが樹脂−セラミック系で樹脂を使用
した場合、大気中と比較して不活性雰囲気中では樹脂が
成形体表面に残留する。これらの残留樹脂は次工程の焼
成過程において炉内を汚染し、特に加熱用ヒータや断熱
材あるいは真空ポンプの劣化を早め設備管理上問題とな
る。また不活性雰囲気中で脱脂した成形体は生強度が低
く脆いため取り扱い時に製品のエツジ部、あるいは薄肉
部にカケや割れを生じ良品率を低下させることになる。
ましい。゛通常使用されている射出成形用樹脂は５００
℃程度で分解し得るが樹脂−セラミック系で樹脂を使用
した場合、大気中と比較して不活性雰囲気中では樹脂が
成形体表面に残留する。これらの残留樹脂は次工程の焼
成過程において炉内を汚染し、特に加熱用ヒータや断熱
材あるいは真空ポンプの劣化を早め設備管理上問題とな
る。また不活性雰囲気中で脱脂した成形体は生強度が低
く脆いため取り扱い時に製品のエツジ部、あるいは薄肉
部にカケや割れを生じ良品率を低下させることになる。
発明の目的
上記欠点を鑑み本発明は樹脂を完全に除去し、且つ脱脂
後の成形体の生強度を向上させるセラミック射出成形体
の脱脂方法を提供することを目的とする。
後の成形体の生強度を向上させるセラミック射出成形体
の脱脂方法を提供することを目的とする。
発明の構成
本発明の目的は不活性雰囲気あるいは減圧雰囲気中で予
備脱脂し、次に大気中で再脱脂することを特徴とするセ
ラミック射出成形体の脱脂方法によって達成される。
備脱脂し、次に大気中で再脱脂することを特徴とするセ
ラミック射出成形体の脱脂方法によって達成される。
本発明によれば上記不活性雰囲気はＮ２ガス、Ａｒガス
、又はＨｅガス等が好ましく、また減圧雰囲気は０．
Ｉ Ｔｏｒｒ以下の減圧雰囲気であるのが好ましい。
、又はＨｅガス等が好ましく、また減圧雰囲気は０．
Ｉ Ｔｏｒｒ以下の減圧雰囲気であるのが好ましい。
更に又、本発明によれば樹脂の分解温度は〜４５０℃で
あることから室温〜５００”Ｃが好ましく、再脱脂温度
は１０００℃以上になるとＳｉ３Ｎ４が酸化される理由
から室温〜１０００℃、特に室温〜８００°Ｃが望まし
い。
あることから室温〜５００”Ｃが好ましく、再脱脂温度
は１０００℃以上になるとＳｉ３Ｎ４が酸化される理由
から室温〜１０００℃、特に室温〜８００°Ｃが望まし
い。
実施例
以下本発明を実施例に基づいて説明する。
助剤として８重量％のスピネルを添加した５ｊ３Ｎ＜粉
末（平均粒径０．９μ）にアククチンクボリプロピレン
ーパラフィン等からなる熱可塑性樹脂を２０重量％加え
２００°Ｃの温度で約３０分間混練した。これを通常の
射出成形機を用いて５Ｘ１０Ｘ５０龍の試料に成形した
。次に第１図に示すように不活性ガスであるＮ２を１０
ｐ／分の流量で炉内に流しながら約５００℃の温度で予
備脱脂を行なった。
末（平均粒径０．９μ）にアククチンクボリプロピレン
ーパラフィン等からなる熱可塑性樹脂を２０重量％加え
２００°Ｃの温度で約３０分間混練した。これを通常の
射出成形機を用いて５Ｘ１０Ｘ５０龍の試料に成形した
。次に第１図に示すように不活性ガスであるＮ２を１０
ｐ／分の流量で炉内に流しながら約５００℃の温度で予
備脱脂を行なった。
その後空気を炉内に５０ρ／分の流量で導入して６００
〜８００℃の温度迄加熱することによって再脱脂を行な
った。不活性ガス中での予備脱脂及び大気中での再脱脂
の脱脂前後の重量減から脱脂率をめ、更に脱脂された成
形体の強度を三点向げにより測定した。またＸ線撮影に
よって脱脂後の欠陥検査を行なった。これらの結果を第
１表に示す。
〜８００℃の温度迄加熱することによって再脱脂を行な
った。不活性ガス中での予備脱脂及び大気中での再脱脂
の脱脂前後の重量減から脱脂率をめ、更に脱脂された成
形体の強度を三点向げにより測定した。またＸ線撮影に
よって脱脂後の欠陥検査を行なった。これらの結果を第
１表に示す。
該第１表によればＮ２中５００℃の予備脱脂温度での脱
脂率は９６．５％であり、少量の樹脂が成形体に残留し
ており、また試料の生強度は５００ ｇ ／ ＋ａ＋ｉ
’であった。一方Ｎ２中５００°Ｃの温度で予備脱脂を
行なった後、大気中６００〜Ｂ００°Ｃで再脱脂したも
のは脱脂率９９．８％以上であり、実験誤差内で樹脂は
完全に除去されていた。
脂率は９６．５％であり、少量の樹脂が成形体に残留し
ており、また試料の生強度は５００ ｇ ／ ＋ａ＋ｉ
’であった。一方Ｎ２中５００°Ｃの温度で予備脱脂を
行なった後、大気中６００〜Ｂ００°Ｃで再脱脂したも
のは脱脂率９９．８％以上であり、実験誤差内で樹脂は
完全に除去されていた。
また脱脂後の成形体の生強度は再脱脂温度の上昇と共に
増大し、８００℃の再脱脂温度では１９００ ｇ／龍２
であり、Ｎ２中のみの脱脂後の成形体に比べ約４倍の値
であった。再脱脂温度が高過ぎると窒化珪素粉末が酸化
され、焼結後の特性に悪影響を及ばずため再脱脂温度は
１０００℃以下が望ましい。
増大し、８００℃の再脱脂温度では１９００ ｇ／龍２
であり、Ｎ２中のみの脱脂後の成形体に比べ約４倍の値
であった。再脱脂温度が高過ぎると窒化珪素粉末が酸化
され、焼結後の特性に悪影響を及ばずため再脱脂温度は
１０００℃以下が望ましい。
本実施例で得られた脱脂後の成形体にはＸ線撮影では割
れ、フクレ等の欠陥は認められず、大気中での再脱脂は
欠陥の発生を起さなかった。
れ、フクレ等の欠陥は認められず、大気中での再脱脂は
欠陥の発生を起さなかった。
以下余日
第１表
次に第２の例として上記例（以下第１例と記す）と同様
にして得られた成形体試料をＮ２雰囲気の代わりに１Ｏ
−１Ｔｏｒｒの減圧下で予備脱酸後、Ｋ施例１と同様の
バクーンで再脱脂し、脱脂率と脱脂後の試料の生強度を
測定した。その結果を第２表に示す。第２表に示すよう
にこの場合も脱脂率は９９．９％以上でほとんど樹脂の
残留はなくなり、生強度も再脱脂温度上昇と共に上昇し
た。
にして得られた成形体試料をＮ２雰囲気の代わりに１Ｏ
−１Ｔｏｒｒの減圧下で予備脱酸後、Ｋ施例１と同様の
バクーンで再脱脂し、脱脂率と脱脂後の試料の生強度を
測定した。その結果を第２表に示す。第２表に示すよう
にこの場合も脱脂率は９９．９％以上でほとんど樹脂の
残留はなくなり、生強度も再脱脂温度上昇と共に上昇し
た。
以下余白
第 ２ 表
次に第３の例として第１例と同様にして得られた成形体
試料をＮ２雰囲気中で４００°Ｃ迄予備脱脂後、第１例
と同様に大気中で再脱脂を行なった。
試料をＮ２雰囲気中で４００°Ｃ迄予備脱脂後、第１例
と同様に大気中で再脱脂を行なった。
この場合脱脂率９９．８％以上で、欠陥発生もなかった
。
。
発明の詳細
な説明したように、本発明によれば脱脂後の成形体の生
強度が向上するため製品の取り扱いが容易となり、作業
時の成形体の割れ、カケ等を防止することが出来、製品
の良品率２歩留が向上する。更に、残留樹脂とカーボン
発熱体との反応による該発熱体の劣化を防止することが
可能となり、発熱体の長期使用が可能とな゛る。
強度が向上するため製品の取り扱いが容易となり、作業
時の成形体の割れ、カケ等を防止することが出来、製品
の良品率２歩留が向上する。更に、残留樹脂とカーボン
発熱体との反応による該発熱体の劣化を防止することが
可能となり、発熱体の長期使用が可能とな゛る。
第１図は脱脂パターン（方法）を示すグラフである。
特許出願人
Ｉ−ヨタ自動車株式会社
特許出願代理人
弁理士 青 木 朗
弁理士西舘和之
弁理士内田幸男
弁理士 山 口 昭 之
弁理士 西 山 雅 也
Claims (1)
- １、不活性雰囲気あるいは減圧雰囲気中で予備脱脂し、
次に大気中で再説脂することを特徴とするセラミック射
出成形体の脱脂方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59000540A JPS60145966A (ja) | 1984-01-07 | 1984-01-07 | セラミツク射出成形体の脱脂方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59000540A JPS60145966A (ja) | 1984-01-07 | 1984-01-07 | セラミツク射出成形体の脱脂方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60145966A true JPS60145966A (ja) | 1985-08-01 |
Family
ID=11476572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59000540A Pending JPS60145966A (ja) | 1984-01-07 | 1984-01-07 | セラミツク射出成形体の脱脂方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60145966A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61117166A (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-04 | トヨタ自動車株式会社 | セラミック射出成形体の脱脂方法 |
| JPS6278165A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-10 | 株式会社東芝 | セラミックス成形体の脱脂方法 |
| JPS6287464A (ja) * | 1985-10-12 | 1987-04-21 | トヨタ自動車株式会社 | セラミツク成形体の脱脂方法 |
| JPS62202873A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-07 | 株式会社 リケン | セラミツクス焼結体の製造方法 |
| JPS63182262A (ja) * | 1987-01-20 | 1988-07-27 | 株式会社日本製鋼所 | 酸化物系セラミツクス成形品の製造方法 |
| JPS645980A (en) * | 1987-06-29 | 1989-01-10 | Toshiba Corp | Production of nonoxide ceramic sintered body |
| JP2007331565A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Advics:Kk | 電動ステアリング制御装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4974705A (ja) * | 1972-11-20 | 1974-07-18 | ||
| JPS5716104A (en) * | 1980-01-14 | 1982-01-27 | Uitetsuku Keiman Patentsu Ltd | Method and apparatus for removing binder from green body |
-
1984
- 1984-01-07 JP JP59000540A patent/JPS60145966A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4974705A (ja) * | 1972-11-20 | 1974-07-18 | ||
| JPS5716104A (en) * | 1980-01-14 | 1982-01-27 | Uitetsuku Keiman Patentsu Ltd | Method and apparatus for removing binder from green body |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61117166A (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-04 | トヨタ自動車株式会社 | セラミック射出成形体の脱脂方法 |
| JPH0454632B2 (ja) * | 1984-11-12 | 1992-08-31 | Toyota Motor Co Ltd | |
| JPS6278165A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-10 | 株式会社東芝 | セラミックス成形体の脱脂方法 |
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| JPS645980A (en) * | 1987-06-29 | 1989-01-10 | Toshiba Corp | Production of nonoxide ceramic sintered body |
| JP2007331565A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Advics:Kk | 電動ステアリング制御装置 |
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