JPS61201673A - セラミツクス粉末又は金属粉末の射出成形体の脱脂方法 - Google Patents
セラミツクス粉末又は金属粉末の射出成形体の脱脂方法Info
- Publication number
- JPS61201673A JPS61201673A JP60040775A JP4077585A JPS61201673A JP S61201673 A JPS61201673 A JP S61201673A JP 60040775 A JP60040775 A JP 60040775A JP 4077585 A JP4077585 A JP 4077585A JP S61201673 A JPS61201673 A JP S61201673A
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- Japan
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- degreasing
- powder
- hydrogen
- metal powder
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、セラミックス粉末又は金属粉末と有機バイン
ダーとを混合し、これを射出成形して得た成形体より有
機バインダーを脱脂するセラミックス粉末又は金属粉末
の射出成形体の脱脂方法に関するものである。
ダーとを混合し、これを射出成形して得た成形体より有
機バインダーを脱脂するセラミックス粉末又は金属粉末
の射出成形体の脱脂方法に関するものである。
「従来の技術」
近年、セラミックス粉末又は金属粉末を射出成形法で成
形して、その焼結体を得る方法は、他の方法に比べると
、複雑な形状のものを多量的に生産することができるの
で、注目されるようになった。
形して、その焼結体を得る方法は、他の方法に比べると
、複雑な形状のものを多量的に生産することができるの
で、注目されるようになった。
この方法は、セラミックス粉末又は金属粉末を、各種ワ
ックスとかポリマーを組合わせた樹脂よりなる有機バイ
ンダーとともに加熱混練して得た混合材料を、通常のプ
ラスチック射出成形方法と同様の方法で射出成形し、そ
の後脱脂、焼成を行って、セラミックス又は金属の焼結
体を得るものである。
ックスとかポリマーを組合わせた樹脂よりなる有機バイ
ンダーとともに加熱混練して得た混合材料を、通常のプ
ラスチック射出成形方法と同様の方法で射出成形し、そ
の後脱脂、焼成を行って、セラミックス又は金属の焼結
体を得るものである。
この工程中脱脂とは、射出して得た成形体を焼結するに
先立って、有機バインダーを加熱分解し、成形体より有
機バインダーを除去することであるが、この分解を急激
に行うと、成形体にふくれとか割れなどの欠陥が生じる
。
先立って、有機バインダーを加熱分解し、成形体より有
機バインダーを除去することであるが、この分解を急激
に行うと、成形体にふくれとか割れなどの欠陥が生じる
。
このため、従来では、成形体を脱脂炉に入れ、大気中か
、あるいは、と（に非酸化物系のセラミックス又は金属
の場合には、窒素、アルゴンなどの不活性雰囲気中で、
例えば１〜ｂの速さで徐々に昇温して行っていた。
、あるいは、と（に非酸化物系のセラミックス又は金属
の場合には、窒素、アルゴンなどの不活性雰囲気中で、
例えば１〜ｂの速さで徐々に昇温して行っていた。
しかし、この従来法では、脱脂工程中の前記の欠陥を完
全に防ぐことは困難であって、成形体の肉厚が厚い場合
とか、形状が複雑な場合には、とくに、ふくれとか割れ
などが生じやすい。また、アルミナなどの酸化物系のセ
ラミックスの脱脂雰囲気には、通常、新鮮な空気が供給
されるが、有機バインダーの樹脂が空気中の酸素と反応
して発熱し、脱脂炉内の雰囲気を不安定なものとしてい
た。
全に防ぐことは困難であって、成形体の肉厚が厚い場合
とか、形状が複雑な場合には、とくに、ふくれとか割れ
などが生じやすい。また、アルミナなどの酸化物系のセ
ラミックスの脱脂雰囲気には、通常、新鮮な空気が供給
されるが、有機バインダーの樹脂が空気中の酸素と反応
して発熱し、脱脂炉内の雰囲気を不安定なものとしてい
た。
「発明が解決しようとする問題点」
本発明は、このように、従来の、有機バインダーの脱脂
方法では、とくに、射出して得た成形体の肉厚が厚い場
合とか、その形状が複雑な場合に、なお、成形体にふ（
れとか割れなどの脱脂欠陥が生じるのを防止し、健全な
成形体を得んとするものである。
方法では、とくに、射出して得た成形体の肉厚が厚い場
合とか、その形状が複雑な場合に、なお、成形体にふ（
れとか割れなどの脱脂欠陥が生じるのを防止し、健全な
成形体を得んとするものである。
「問題点を解決するための手段」
本発明は、セラミックス粉末又は金属粉末と有機バイン
ダーとを混合して得た混合材料を、通常のプラスチック
射出成形法と同様に、射出成形し、この成形体を脱脂炉
の中に入れ、同炉内で水素雰囲気、あるいは水素と不活
性ガスとの混合気雰囲気の下で加熱し、これより有機バ
インダーを除去してその脱脂を行い、もって成形体にふ
くれとか割れなどの欠陥が発生するのを防止したもので
ある。
ダーとを混合して得た混合材料を、通常のプラスチック
射出成形法と同様に、射出成形し、この成形体を脱脂炉
の中に入れ、同炉内で水素雰囲気、あるいは水素と不活
性ガスとの混合気雰囲気の下で加熱し、これより有機バ
インダーを除去してその脱脂を行い、もって成形体にふ
くれとか割れなどの欠陥が発生するのを防止したもので
ある。
「作 用」
本発明においては、脱脂炉の中の、真空引きを行って水
素あるいは水素と不活性ガスとの混合気体で炉内を置換
し、同値の水素雰囲気、あるいは水素と不活性ガスとの
混合気雰囲気の下で脱脂を行うが、その際、同炉内の残
存酸素が水素と反応してこれが除去されるので、これが
有機バインダーの分解ガスと反応することがなくなり、
同炉内の温度の均一化が図られる。
素あるいは水素と不活性ガスとの混合気体で炉内を置換
し、同値の水素雰囲気、あるいは水素と不活性ガスとの
混合気雰囲気の下で脱脂を行うが、その際、同炉内の残
存酸素が水素と反応してこれが除去されるので、これが
有機バインダーの分解ガスと反応することがなくなり、
同炉内の温度の均一化が図られる。
また、脱脂炉内を水素の還元雰囲気に保つということは
、酸化物の生成を防ぐため非酸化物系のセラミックス、
例えば炭化珪素、窒化珪素などや、金属の焼結性の向上
にも役立つことになる。
、酸化物の生成を防ぐため非酸化物系のセラミックス、
例えば炭化珪素、窒化珪素などや、金属の焼結性の向上
にも役立つことになる。
さらに、水素ガスは、窒素とかアルゴンなどの不活性ガ
スと比べると、成形体粉末粒子間に拡散しやすいため、
有機バインダーが加熱分解する際、射出成形体内部で発
生する酸素を分解し、加熱分解ガス成分の内Ｃ０１ＣＯ
□などのガス量が低減する効果がある。このため、加熱
分解ガスは高分子量の炭化水素のみとなり、分解ガス量
の低減によりふくれなどの欠陥発生を防止する。
スと比べると、成形体粉末粒子間に拡散しやすいため、
有機バインダーが加熱分解する際、射出成形体内部で発
生する酸素を分解し、加熱分解ガス成分の内Ｃ０１ＣＯ
□などのガス量が低減する効果がある。このため、加熱
分解ガスは高分子量の炭化水素のみとなり、分解ガス量
の低減によりふくれなどの欠陥発生を防止する。
「実 施 例」
本発明の実施例を記載する。
アルミナ粉末８５重量零と、ワックス、アクリル樹脂、
可塑剤１５重量零とよりなる有機バインダーとを、約１
５０℃で加熱混練する。
可塑剤１５重量零とよりなる有機バインダーとを、約１
５０℃で加熱混練する。
この混合物を粒状となして射出成形機で射出成形し、約
１０ｍｍ厚のブロック状の成形体を得る。
１０ｍｍ厚のブロック状の成形体を得る。
次いで、この成形体を密閉構造の脱脂炉の中に入れ、真
空引き後、水素ガスがガス量全体の１０３以上になるよ
うにコントロールされた水素と窒素ガスとの混合ガスで
炉内を置換する。そして、約１０℃／ｈｒの昇温速度で
約５００℃まで加熱し、水素ガス、の供給を断ち、窒素
ガスで熱分解ガスを炉外に放出する。
空引き後、水素ガスがガス量全体の１０３以上になるよ
うにコントロールされた水素と窒素ガスとの混合ガスで
炉内を置換する。そして、約１０℃／ｈｒの昇温速度で
約５００℃まで加熱し、水素ガス、の供給を断ち、窒素
ガスで熱分解ガスを炉外に放出する。
これで脱脂を完了する。
さらに、前記の水素と窒素ガスとの混合ガスの代わりに
、窒素ガスのみを用い、他の条件はすべて前記と同じで
、その脱脂を行ってみた。
、窒素ガスのみを用い、他の条件はすべて前記と同じで
、その脱脂を行ってみた。
その結果、この場合は成形体にふくれが生じたが、前記
の実施例では、このような欠陥は全く認められず健全な
脱脂がなされていた。
の実施例では、このような欠陥は全く認められず健全な
脱脂がなされていた。
「発明の効果」
本発明によれば、有機バインダーの脱脂に当って、脱脂
炉内で、水素雰囲気あるいは水素と不活性ガスとの混合
気雰囲気の中でこれを行うので、成形体にふくれとか割
れなどの脱脂欠陥の発生を完全に防止することができ、
セラミックス粉末又は金属粉末の射出成形における歩留
まりが向上する。
炉内で、水素雰囲気あるいは水素と不活性ガスとの混合
気雰囲気の中でこれを行うので、成形体にふくれとか割
れなどの脱脂欠陥の発生を完全に防止することができ、
セラミックス粉末又は金属粉末の射出成形における歩留
まりが向上する。
Claims (1)
- セラミックス粉末又は金属粉末と有機バインダーとの混
合材料を射出成形して得た成形体を脱脂炉内で、水素雰
囲気あるいは水素と不活性ガスとの混合気雰囲気の中で
加熱して有機バインダーの脱脂を行うセラミックス粉末
又は金属粉末の射出成形体の脱脂方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60040775A JPS61201673A (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | セラミツクス粉末又は金属粉末の射出成形体の脱脂方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60040775A JPS61201673A (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | セラミツクス粉末又は金属粉末の射出成形体の脱脂方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61201673A true JPS61201673A (ja) | 1986-09-06 |
Family
ID=12589998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60040775A Pending JPS61201673A (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | セラミツクス粉末又は金属粉末の射出成形体の脱脂方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61201673A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63107686U (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-11 | ||
| JPH03257101A (ja) * | 1990-03-08 | 1991-11-15 | Kawasaki Steel Corp | 粉末成形体の脱脂方法 |
| CN1085192C (zh) * | 1995-11-08 | 2002-05-22 | 松下电器产业株式会社 | 陶瓷压型体的脱脂方法和脱脂装置 |
| WO2019167753A1 (ja) * | 2018-03-01 | 2019-09-06 | 日本碍子株式会社 | セラミック成形体の脱脂方法及びセラミック焼成体の製法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55113676A (en) * | 1979-02-19 | 1980-09-02 | Tokyo Shibaura Electric Co | Manufacture of ceramic product |
-
1985
- 1985-03-01 JP JP60040775A patent/JPS61201673A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55113676A (en) * | 1979-02-19 | 1980-09-02 | Tokyo Shibaura Electric Co | Manufacture of ceramic product |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63107686U (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-11 | ||
| JPH03257101A (ja) * | 1990-03-08 | 1991-11-15 | Kawasaki Steel Corp | 粉末成形体の脱脂方法 |
| CN1085192C (zh) * | 1995-11-08 | 2002-05-22 | 松下电器产业株式会社 | 陶瓷压型体的脱脂方法和脱脂装置 |
| WO2019167753A1 (ja) * | 2018-03-01 | 2019-09-06 | 日本碍子株式会社 | セラミック成形体の脱脂方法及びセラミック焼成体の製法 |
| CN111417612A (zh) * | 2018-03-01 | 2020-07-14 | 日本碍子株式会社 | 陶瓷成形体的脱脂方法和陶瓷烧成体的制造方法 |
| KR20200111785A (ko) * | 2018-03-01 | 2020-09-29 | 엔지케이 인슐레이터 엘티디 | 세라믹 성형체의 탈지 방법 및 세라믹 소성체의 제법 |
| JPWO2019167753A1 (ja) * | 2018-03-01 | 2021-02-25 | 日本碍子株式会社 | セラミック成形体の脱脂方法及びセラミック焼成体の製法 |
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