JPS60145952A - ガラス状炭素材の製造法 - Google Patents
ガラス状炭素材の製造法Info
- Publication number
- JPS60145952A JPS60145952A JP59001677A JP167784A JPS60145952A JP S60145952 A JPS60145952 A JP S60145952A JP 59001677 A JP59001677 A JP 59001677A JP 167784 A JP167784 A JP 167784A JP S60145952 A JPS60145952 A JP S60145952A
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- JP
- Japan
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- paper
- carbon material
- glassy carbon
- firing
- resin
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気比抵抗、気体透過率の小さいガラス状炭素
材の製法に関する。
材の製法に関する。
従来、上記物性を有するガラス状炭素材は、フ:r−/
−ル11 脂−7ランm脂−ジフェニールベンゼン、
等の一種をそのまま、或いはこれに炭素フィラーを添加
して成形し、この成形体を非酸化性雰囲気で長時間かけ
て昇温、焼成してつくられている。しかし、上記方法は
長時間かけて昇温しても。
−ル11 脂−7ランm脂−ジフェニールベンゼン、
等の一種をそのまま、或いはこれに炭素フィラーを添加
して成形し、この成形体を非酸化性雰囲気で長時間かけ
て昇温、焼成してつくられている。しかし、上記方法は
長時間かけて昇温しても。
焼成過程において成形体に含まれる揮発分の放散が困難
なため、炭素材に亀裂が発生し易く、歩留りが低い欠点
があった。
なため、炭素材に亀裂が発生し易く、歩留りが低い欠点
があった。
このため、本発明者らは先にセルロース繊維に熱硬化性
樹脂を含浸させた複合材を硬化、焼成する方法を提案し
た(特願昭、5g−/、5θ36θ)、。
樹脂を含浸させた複合材を硬化、焼成する方法を提案し
た(特願昭、5g−/、5θ36θ)、。
この方法によって亀裂の生成は大幅に減少されたが、焼
成中における複合材成分の収縮率の差が大きく、これを
吸収するため樹脂の化学結合が切れ始め可塑性を呈する
温度域(2,5θ〜3jθ℃)の昇温に長時間を要する
不都合があった。
成中における複合材成分の収縮率の差が大きく、これを
吸収するため樹脂の化学結合が切れ始め可塑性を呈する
温度域(2,5θ〜3jθ℃)の昇温に長時間を要する
不都合があった。
本発明者等は上記の問題を解決すべく鋭意研究した結果
、セルロース質の紙が昇温初期において大幅に収縮しく
例えばリンター紙の場合、2jθ℃で5〜70%収縮す
る)、これが以後の複合材の昇温、焼成を困難としてム
ることを知見した。
、セルロース質の紙が昇温初期において大幅に収縮しく
例えばリンター紙の場合、2jθ℃で5〜70%収縮す
る)、これが以後の複合材の昇温、焼成を困難としてム
ることを知見した。
本発明はこの知見に基づいてなされたもので、その要旨
は、7.2θ〜2jθ℃で加熱処理したセルロース質の
紙に、熱硬化性樹脂を含浸し、硬化、焼成するガラス状
炭素材の製造法にある。
は、7.2θ〜2jθ℃で加熱処理したセルロース質の
紙に、熱硬化性樹脂を含浸し、硬化、焼成するガラス状
炭素材の製造法にある。
セルロースは焼成時に収縮するので、これに樹脂を含浸
し、焼成すれば全体が収縮し、成形体は緻密化する。し
かしセルロースそのままのものは収縮が大き過ぎて成形
体に亀裂が生ずる。反面完全に炭化して収縮が完了して
しまったものは上記緻密化の効果がなくなる。本発明は
成形体の亀裂が入らない範囲に収縮性を調整したセルロ
ース繊維を、用いるものであり、それには上記の温度範
囲で処理するのが適する。
し、焼成すれば全体が収縮し、成形体は緻密化する。し
かしセルロースそのままのものは収縮が大き過ぎて成形
体に亀裂が生ずる。反面完全に炭化して収縮が完了して
しまったものは上記緻密化の効果がなくなる。本発明は
成形体の亀裂が入らない範囲に収縮性を調整したセルロ
ース繊維を、用いるものであり、それには上記の温度範
囲で処理するのが適する。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明に使用するセルロース質の紙は、アート紙等加工
されたものを除く通常の紙がいずれも使用可能であるが
、特に濾紙、クラフト紙、リンター紙等セルロース質の
含有量が20重量%以上のものが好ましいつ また、使用される熱硬化性樹脂としては、特にフェノー
ル樹脂、フラン樹脂が好ましく、これらは液状で使用さ
れるが、エタノール、アセトン等の溶剤で適度な粘度に
希釈して用いることが好ましい。
されたものを除く通常の紙がいずれも使用可能であるが
、特に濾紙、クラフト紙、リンター紙等セルロース質の
含有量が20重量%以上のものが好ましいつ また、使用される熱硬化性樹脂としては、特にフェノー
ル樹脂、フラン樹脂が好ましく、これらは液状で使用さ
れるが、エタノール、アセトン等の溶剤で適度な粘度に
希釈して用いることが好ましい。
上記セルロース質の紙ハ、/、:lθ〜、2jθ℃、好
ましくはコθθ〜Jjθ℃で熱処理される。熱処理温度
が/−0℃以下であると、予め収縮が充分に行なわれず
、繊維に樹脂を含浸させ、成形して焼成する際の収縮が
大きく、亀裂を生ずる。また、2jθ℃以上では、収縮
がかなり進んでしまうので成形後、焼成時の収縮があま
りなく、焼成後の成形体の緻密が充分でなく、さらに、
紙の柔軟性が低下し樹脂含浸等の操作が困難となる。
ましくはコθθ〜Jjθ℃で熱処理される。熱処理温度
が/−0℃以下であると、予め収縮が充分に行なわれず
、繊維に樹脂を含浸させ、成形して焼成する際の収縮が
大きく、亀裂を生ずる。また、2jθ℃以上では、収縮
がかなり進んでしまうので成形後、焼成時の収縮があま
りなく、焼成後の成形体の緻密が充分でなく、さらに、
紙の柔軟性が低下し樹脂含浸等の操作が困難となる。
上記の温度範囲で熱処理したセルロース質の紙に熱硬化
性樹脂を含浸させた複合材は、これを昇温、焼成する場
合、紙は熱処理によって予め収縮されているので、含浸
させた樹脂のぢ縮率に同調する状態となっており〜昇温
時に、おける複合材成分の収縮の差による亀裂等のトラ
ブルは発生せず、効率のよいガラス状炭素材の生産が可
能と17)。
性樹脂を含浸させた複合材は、これを昇温、焼成する場
合、紙は熱処理によって予め収縮されているので、含浸
させた樹脂のぢ縮率に同調する状態となっており〜昇温
時に、おける複合材成分の収縮の差による亀裂等のトラ
ブルは発生せず、効率のよいガラス状炭素材の生産が可
能と17)。
なお、上記複合成形体を製造する場合、小量のカーボン
ブラック、黒鉛粉末等の炭素フィラーを樹脂に添加して
成形し、硬化、焼成すれば、ガラス状炭素材の電気比抵
抗を小さくすることが出来る。また、最終到達熟成温度
は従来の方法と同じように95θ℃以上とすると強度の
高いものができる。
ブラック、黒鉛粉末等の炭素フィラーを樹脂に添加して
成形し、硬化、焼成すれば、ガラス状炭素材の電気比抵
抗を小さくすることが出来る。また、最終到達熟成温度
は従来の方法と同じように95θ℃以上とすると強度の
高いものができる。
次に実験例、比較例を示し本発明の方法をさらに詳しく
説明する。
説明する。
実験例、7〜j、
予め熱処理を施した紙に樹脂を含浸させ、常法によって
適宜枚数を圧縮成形し、厚さθJ+mXコθθ■角の複
合積層板を各条件下で各々76枚成形した。
適宜枚数を圧縮成形し、厚さθJ+mXコθθ■角の複
合積層板を各条件下で各々76枚成形した。
この複合積層板を、Arガス雰凹気中で一室温−,2,
3θ℃を/θ℃/hr、;i3θ’C−、5jθ℃をj
℃/hr−,5!;θ℃〜/θθθ℃を70℃/ h
rの速度で昇温しで焼成し、ガラス状炭素材をつくった
。
3θ℃を/θ℃/hr、;i3θ’C−、5jθ℃をj
℃/hr−,5!;θ℃〜/θθθ℃を70℃/ h
rの速度で昇温しで焼成し、ガラス状炭素材をつくった
。
各実験において使用した紙および樹脂の種類、紙の熱処
理条件、製品炭素材の焼成収率と各種物性値を第1表に
示した。
理条件、製品炭素材の焼成収率と各種物性値を第1表に
示した。
比較例/〜3
紙の前処理をしない外は、実験例と同じ操作、条件によ
ってガラス状炭素材をつくった。結果を第3表に示す。
ってガラス状炭素材をつくった。結果を第3表に示す。
表↓り明かな↓うに亀裂による大幅な収率低下が認めら
れる。
れる。
以上述べたように本発明に係るガラス状炭素材の製造法
は、焼成する複合材の各材料の熱収縮率を調整して焼成
するので、亀裂の発生などのトラブルなく焼成収率を大
幅に向上出来るので、容易かつ能率のよい生産を可能と
するものである。
は、焼成する複合材の各材料の熱収縮率を調整して焼成
するので、亀裂の発生などのトラブルなく焼成収率を大
幅に向上出来るので、容易かつ能率のよい生産を可能と
するものである。
出願人昭和電工株式会社
Claims (3)
- (1)/、20〜2jθ℃で加熱処理したセルロース質
の紙に熱硬化性樹脂を含浸し、硬化、焼成することを特
徴とするガラス状炭素材の製造法。 - (2) セルロース質の紙が濾紙、クラフト紙、リンタ
ー紙等20重量%以上のセルロース成分を含有する紙で
ある特許請求の範囲第7項記載のガラス状炭素材の製造
法。 - (3)熱硬化性樹脂がフェノール樹脂、フラン樹脂。 である特許請求の範囲第1項記載のガラス状炭素材の製
造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59001677A JPS60145952A (ja) | 1984-01-09 | 1984-01-09 | ガラス状炭素材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59001677A JPS60145952A (ja) | 1984-01-09 | 1984-01-09 | ガラス状炭素材の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60145952A true JPS60145952A (ja) | 1985-08-01 |
Family
ID=11508139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59001677A Pending JPS60145952A (ja) | 1984-01-09 | 1984-01-09 | ガラス状炭素材の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60145952A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6311568A (ja) * | 1986-03-10 | 1988-01-19 | 花王株式会社 | ガラス状カ−ボン複合材料の製造方法 |
JPH0226817A (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-29 | Showa Denko Kk | 炭素材の製造法 |
JPH04182307A (ja) * | 1990-11-16 | 1992-06-29 | Tokai Carbon Co Ltd | ガラス状カーボン材の製造方法 |
-
1984
- 1984-01-09 JP JP59001677A patent/JPS60145952A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6311568A (ja) * | 1986-03-10 | 1988-01-19 | 花王株式会社 | ガラス状カ−ボン複合材料の製造方法 |
JPH0226817A (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-29 | Showa Denko Kk | 炭素材の製造法 |
JPH04182307A (ja) * | 1990-11-16 | 1992-06-29 | Tokai Carbon Co Ltd | ガラス状カーボン材の製造方法 |
JPH0825817B2 (ja) * | 1990-11-16 | 1996-03-13 | 東海カーボン株式会社 | ガラス状カーボン材の製造方法 |
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