JPS60145835A - 積層体 - Google Patents

積層体

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JPS60145835A
JPS60145835A JP114984A JP114984A JPS60145835A JP S60145835 A JPS60145835 A JP S60145835A JP 114984 A JP114984 A JP 114984A JP 114984 A JP114984 A JP 114984A JP S60145835 A JPS60145835 A JP S60145835A
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JP
Japan
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foam
resin film
laminate
styrene
resin
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JP114984A
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JPH0155988B2 (ja
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範夫 天野
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Sekisui Kaseihin Kogyo KK
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
Sekisui Kaseihin Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として寒冷地の住宅、工場等の建物その他
において断熱性の劣る窓ガラスや紙製障子等の代りに用
いられる採光性断熱板等として好適な発泡体を主材とす
る積層体に関する。
従来より、熱可塑性樹脂発泡体を基材とし、その表面に
非発泡の熱可塑性樹脂フィルムを補強層として積層した
発泡体主材の積層体は、採光性と断熱性を兼ね備えた所
謂採光性断熱板その他種々の用途に広く用いられている
上記熱可塑性樹脂発泡体の発泡剤には通常化学発泡剤と
物理発泡剤(揮発型等)があるが、化学発泡剤は分解残
渣等のために発泡体の透明度を低下させたり、着色され
ることがあり、また比較的高倍のものをつくるには混合
プロセスでも問題を起し易く不都合である。従って物理
発泡剤に頼らざるを得ないが、通常発泡剤として使用さ
れているものは発泡体中に長期間残留し、種々の不都合
をもたらすことになる。
例えば、上記積層体を採光性断熱板として用いた場合、
太陽光線の直射による加熱によりあるいは経口もしくは
それに伴なう加熱の繰返しにより発泡体が収縮するだけ
でなく、発泡体に含まれる残存揮発性発泡剤によって発
泡体層と樹脂フィルム層の間に気泡が発生してその結果
表面に2〜10I+Il++程度の膨みや凸部が多数生
じ、外観的体裁が悪くなる上、剥離するおそれが多分に
あり、耐久性に問題がある。また発泡体に対し樹脂フィ
ルムを熱融着により積層する工程においても熱風加熱に
より前記発泡体中の残存揮発性発泡剤が二次発泡を起し
、気泡による凸部が表面に生じることになる。
本発明は、上記に鑑みて、種々研究した結果、発泡剤と
して特にエーテル類を混合したスチレン系樹脂の発泡体
であると残存揮発性発泡剤が少なく、従って前記発泡体
を基材とし、これに樹脂フィルムを積層した場合には太
陽光の直射による加熱や経口によっても寸法変化がきわ
めて少なく、しかも表面に層間気泡による凸部も生じな
いことを知見したものであり、本発明はこの知見に基い
てなされたものである。
すなわち本発明の要旨とするところは、スチレン系樹脂
に発泡剤としてエーテル類の1種または2種以上を混合
したスチレン系樹脂発泡体を基材とし、その両面に熱可
塑性樹脂フィルムを積層してなることを特徴とする積層
体にある。
上記の本発明において用いられるエーテル類としては、
沸点10℃以下のもので、ジメチルエーテル、メチルエ
チルエーテル、メチルビニルエーテル等を挙げることが
できる。またスチレン系樹脂としては、ポリスチレンの
ほか、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−
エチレン共重合体等のスチレンを主体とする共重合体が
用いられる。このスチレン系樹脂に前記エーテル類の1
種または2種以上を混合したスチレン系樹脂発泡体は押
出し発泡成形によりシート状に製された所謂発泡シート
が好適に用いられる。また前記押出し発泡された筒状発
泡体の内面を融着した積層板として用いることもできる
。このほか発泡体の厚肉のスラブから所定の厚みの板状
にスライスして用いることができる。この発泡体は、本
考案積層体の用途によっても異なるが、例えば採光性断
熱板として用いる場合には厚み方向の平均気泡径0.5
 wn以上、全体厚み2〜50馴、発泡倍率3〜50倍
のものが好ましく選定される。
また上記本発明において用いる熱可塑性樹脂フィルムと
しては、アクリル系樹脂のほか、ポリスチレン系樹脂、
ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑
性樹脂フィルムを用いることもできるが、採光性断熱板
等としての用途上はそれ自体耐候性が良くてかつ紫外線
遮断機能をもたせた前記アクリル系樹脂フィルムが特に
好適に用いられる。このアクリル系樹脂フィルムは例え
ばポリメチルメタアクリレート樹脂、メチルメタアクリ
レートとメタアクリル酸やその他の重合性単量体との共
重合体等の樹脂フィルムが好適である。またこの熱可塑
性樹脂フィルムは通常厚みlO〜1000ミクロン程度
のもので採光性を要する場合光線透過率75%以上で、
波長330ミリミクロン以下の透過率10%以下のもの
が好適である。
次に本発明の実施例を図面に基いて説明する。
図において、(1)はスチレン系樹脂に発泡剤としてエ
ーテル類を混合し発゛泡成形してなるスチレン系樹脂発
泡体であり、(21f21は前記発泡体(1)を基材と
しその両面に熱融着手段により積層した熱可塑性樹脂フ
ィルムを示す。
実施例[I] 第3図に示すような押出機を用い、スチレン系樹脂とし
てポリスチレン1oo重1n部と夕/L。
り0.3重量部とをホッパ(3)より機内に供給して加
熱溶融するとともに、機内中央部に連結された発泡剤供
給部(4)より発泡剤としてジメチルエーテルを前記溶
融樹脂中にポリスチレン1o。
重量部に対して3.7重量部相当を供給混合し、サーキ
ュラ−ダイを備えた押出口金(5)から円筒状に押出し
発泡成形し、これをカッター(6)で切開いてシート状
のスチレン系樹脂発泡体(1)を得た。なお前記押出機
は口径90 mmで流33: 92 K9/時、サーキ
ュラ−ダイの口径114mm、スリット幅1.2鶏のも
のを用いた。前記のようにして得られた発泡体(1)は
、厚み6rrvn、幅900mm、密度0.065p/
cc であり、略均−な気泡を有し、表面は平滑であっ
た。この発泡体中に残存するジメチルエーテル量をガス
クロマトグラフにそ測定したところ、押出発泡24時間
後では1.74重量%、10日後では0.07重量%で
あり、この10日経過後の発泡体の加熱寸法変化を測定
した。その結果を後記表−1に示す。
そして上記のごとくして得られた発泡体(1)を基材と
し、その両面に熱可塑性樹脂フィルム(2)としてアク
リル系樹脂フィルム(厚み75ミクロン)をエチレン−
酢酸ビニル共重合体系の接着剤を介して積層し、本発明
に係る積層体を得た。こうして得られた積層体を熱風加
熱して、中間の発泡体と両面の樹脂フィルムとの層間に
気泡が生じるか否かつまり積層性を試験した。
その結果を後記表−2に示す。
実施例[II) スチレン系樹脂として、無水マレイン酸含量8重最多の
スチレン−無水マレイン酸共重合体を用い、また発泡剤
としてメチルエチルエーテル4.6重量部を用い、上記
実施例(Ilの場合と同様の方法によりシート状の発泡
体を得た。こうして得られた発泡体は厚み6++111
11幅900m。
密度0.083 (/ / cc で、略均−な気泡を
有し、表面は平滑であった。この発泡体中に残存するメ
チルエーテルの量は押出発泡24時間後2.3重量部、
10日後0.15重用°係であり、この10日経過後の
発泡体の加熱寸法変化を測定した結果を後記表−1に示
す。
そして上記の発泡体の両面に上記実施例CI)の場合と
同様にアクリル系樹脂フィルムを積層し、本発明に係る
積層体を得た。この積層体を上記実施例〔工〕と同様に
積層性を試験した結果を後記表−2に示す。
なお、比較例としては、発泡剤としてジメチルエーテル
の代りに液化ブラフ5重附部を用い、その他は上記実施
例(I)の場合と同様にしてシート状発泡体を得た。こ
の発泡体は厚み6票、幅900mm、密度0.12f/
cc で、かなり不均一な気泡を有し、表面はそれほど
平滑でなく、またこの発泡体中に残存するブタン量は押
出発泡24時間後2.9重量%、10日後2.7重量%
であり、この10日経過後の発泡体の加熱寸法変化を表
−1に比較例として示す。さらに一部のサンプルを保存
し残存ブタン量の変化を追ったところ、40日経過後で
も2.6重量部ときわめて僅かの変化しか示さなかった
。すなわち、きわめて長い期間放置あるいは加熱熟成す
れば残存ブタン量が減少し品質改善が期待されるが、実
用上不都合なことは明らかである。また前記発泡体の両
面に実施例〔工〕と同様にアクリル系樹脂フィルムと積
層したものの積層性を表−2に比較例として示す。
表−1加熱寸法変化%(JIS K 6767)表−2
積層性テスト結果 上記から明らかなように、本発明において基材として用
いられるスチレン系樹脂発泡体は、発泡剤が特にエーテ
ル類よりなるものであるがために、残存揮発性発泡剤が
きわめて少なく、収縮等の加熱寸法変化が小さいもので
あり、断熱材として使用した場合の安定性に優れ、また
発泡体とこれに積層された樹脂フィルムとの層間に残層
揮発性発泡剤による気泡が生じず、積層性に非常に優れ
たものである。従って本発明の積層体は特に採光性断熱
板として用いたとき、経日や太陽光の直射による熱によ
っても気泡影れを生じず、外観的体裁が良好であるとと
もに、剥離のおそれなく耐久性に非常に優れ、長期に亘
って良好に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す一部欠截斜視図、第2図
は前図■−■線における一部の拡大断面図、第3図は発
泡体の製造法の一例を示す略示図である。 (1)・・・スチレン系樹脂発泡体、(2)・・・熱可
塑性樹脂フィルム。 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スチレン系樹脂に発泡剤としてエーテル類+7) 
    1 [f t tニーは2種以上を混合したスチレン系
    樹脂発泡体を基材とし、その両面に熱可塑性樹脂フィル
    ムを積層してなることを特徴とする積層体。 2 エーテル類が、沸点10’C以下のものからなる特
    許請求の範囲第1項記載の積層体。 3 エーテル類が、ジメチルエーテル、メチル44 熱
    可塑性樹脂フィルムが、アクリル系樹脂フィルムである
    特許請求の範囲第1項、第2項または第3項のいずれか
    1項に記載の積層体。
JP114984A 1984-01-07 1984-01-07 積層体 Granted JPS60145835A (ja)

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JP114984A JPS60145835A (ja) 1984-01-07 1984-01-07 積層体

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JP114984A JPS60145835A (ja) 1984-01-07 1984-01-07 積層体

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JPS60145835A true JPS60145835A (ja) 1985-08-01
JPH0155988B2 JPH0155988B2 (ja) 1989-11-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61201830U (ja) * 1985-06-10 1986-12-18

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JPS61201830U (ja) * 1985-06-10 1986-12-18

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JPH0155988B2 (ja) 1989-11-28

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