JPS5933112B2 - 発泡性熱接着シ−ト - Google Patents

発泡性熱接着シ−ト

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JPS5933112B2
JPS5933112B2 JP53091120A JP9112078A JPS5933112B2 JP S5933112 B2 JPS5933112 B2 JP S5933112B2 JP 53091120 A JP53091120 A JP 53091120A JP 9112078 A JP9112078 A JP 9112078A JP S5933112 B2 JPS5933112 B2 JP S5933112B2
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JP
Japan
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sheet
foamable
adhesive sheet
holes
foamed
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JP53091120A
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JPS5517561A (en
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孝志 富永
英志 阿蘇品
忠裕 六車
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は発泡性熱接着シートに関するものである。
発泡性ポリマーシートは、たとえば特公昭52−490
07号公報に記載されており、近時諸種の分野で使用さ
れつつある。
発泡性ポリマーシートは現在工業的には、ポリエチレン
、ポリ塩化ビニル等のポリマーに発泡剤を加え、該発泡
剤の分解温度以下で、溶融押出し成形、カレンダー成形
等によりシート成形される。
ところがこのようにして得られた発泡性ポリマーシート
は、押出し時、カレンダー成形時等に分子配向を受ける
。ところで本発明者達は、このような発泡性ポリマーシ
ートを用いて、二物体の接着シート、たとえばプラスチ
ック板、アルミニウム板等板状体相互を接着する接着シ
ートとして使用することを試みた。
即ち発泡性ポリマーシートの両面に板状体を設け、〃口
熱することにより、該ポリマーシートを発泡させて板状
体一発泡層一板状体の三層構造物を作ることを試みた。
ところが発泡性ポリマーシートは、上記の如〈分子配向
を受けているため、加野発泡時に収縮現象が生じ、接着
面積が減じると共に商品価値も下がるという欠陥を有し
ていた。
本発明においては、このような従来技術の欠陥は、シー
ト状補強基材の両面に上記の分子配向を受けている発泡
性ポリマーシート層を設けてなる発泡性熱接着シートと
することにより解決できた。
本発明の発泡性熱接着シートを製造するには、たとえば
予め作成しておいた分子配向を受けている発泡性ポリマ
ーシート(以下単に発泡性ポリマーシートという)とシ
ート状補強基材を熱圧着ラミネーターにより、ラミネー
トすることにより得ることができる。本発明において用
いられる上記の発泡性ポリマーシートはポリマーたとえ
ば熱可塑性ポリマーに発泡剤を所定発泡倍率になるよう
に配合し、さら)−に必要に応じて架橋剤、充填剤、着
色剤、老化防止剤などを添加してミキシングロールもし
くは押出機により混練りし、ベレタイザ一にてペレット
化を行ない、このペレツトを発泡剤が分解しない成形条
件(わずかに分解してもよい)で押出成形機によりシー
ト状に成形を行なうことにより得ることができる。
またミ午シンクロールにて熱町塑件ポリマーと発泡剤お
よび必要に応じて前述の任意成分を混練り後、カレンダ
ー成形機にてシート成形を行なつてもよい。シート成形
に使用される熱町塑性ポリマーとしては、ポリエチレン
、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニル ブチルゴム、エチレンープ
ロピレンターポリマ一、ニトリルゴム、γクリロニトリ
ルースチレンーブタジエンラバ一などがあげられる。
また発泡剤としては熱可塑性ポリマーの軟化温度とシー
ト成形温度により規制されるが、一般にγゾジカルボン
γミド、アゾビスイソブチロニトリルのようなアゾ系化
合物、ジニトロソベンタメチレンテトラミンのようなニ
トロソ化合物、パラトルエンスルホニルヒドラジツド、
4,4−オ午シベンゼンスルホニルヒドラジツドのよう
なヒドラジツド系化合物などを広く使用できる。これら
は単独または混合して場合によつては尿素、カルボン酸
の金属塩などの発泡助剤と共に用いてもよい。発泡剤は
使用する熱可塑性ポリマーの軟化温度以上で分解し、成
形時に発泡しないもの(わずかに発泡してもよい)を選
ばなければならない。このようにしてつくられる発泡件
ポリマーシートの厚みは、通常は0.05〜5mm1好
ましくは0.1〜3mm程度のものがよい。また力H熱
後の発泡倍率は実用上2〜30倍とするのがよい。本発
明の発泡性熱接着シートを得るには、たとえは上記した
如くシート状補強基材の両面に発泡件ポリマーシートを
熱圧着し、積層一体化すればよい。
シート状補強基材と発泡件ポリマーシートを積層一体化
する方法としては、発泡件ポリマーシートの溶融押出直
後の軟化状態を留保している間に圧着ラミネートしたり
、あるいは予め製造しておいた発泡件ポリマーシートと
網状物を熱圧着ラミネーターにより発泡剤の分解温度以
下で積層一体化すること等により行なうことができる。
本発明に用いるシート状補強基材としてへ寒冷沙、各種
材質の粗目状シート、金網の如き網状物、各種材質の織
布もしくは不織布、金属製シート(銅箔、アルミニユー
ム箔等)、プラスチツクシート等を挙げることができる
次に本発明の発泡性熱接着シートの実例につき図面を用
いて説明する。
第1図において、1は発泡性ポリマーシート層2はシー
ト状補強基材である。
本発明の発抱件熱接着シートを用いて二物体を接着する
には、たとえば次のよう(こして行なう。
即ち2枚の板状体の間に発泡性熱接着シートを置き、こ
の状態で該接着シートを構成するポリマーが溶融し、し
かも発泡剤が発泡する所要温度および時間ブレス加熱、
遠赤外加熱、熱風加熱などの任意の手段で該接着シート
を加熱発泡させて発泡層を形成すると共にこの発泡層と
板状体を融着させて、板状体一発泡体層一板状体の3層
構造物とするのである。このカロ熱発泡時、発抱性ポリ
マーシートは収縮しようとするが、本発明ではシート状
補強基材が存在するから、これが収縮阻止部材として働
いて面積方向の寸法を安定させ、厚め方向にのみ発泡が
進むので寸法安定件に極めてすぐれるようになる。
さらに本発明の発泡件熱接着シートを用いて2物体を接
着するには、まず板状体表面上に発泡件熱接着シートを
置き、そのまま任意の賦熱手段で加熱発泡させ、生成し
た発泡ポリマー層が冷却されない溶融状態のときに、こ
のポリマー層上に別の板状体を積層し軽く押圧すること
によつても為されうる。
さらに本発明においては、上記発泡性熱接着シートある
いは発熱件熱接着シートを構成する発泡性ポリマーシー
トに、加熱発泡により閉塞される貫通孔を多数穿孔する
こともできる。
第2図および第3図にそれらの実例を示す。
図中3は貫通孔である。貫通孔を設けるには任意の穿孔
手段を採用すればよく、たとえば針、錐、ドリルなどを
用いて孔をあけてもよく、また裁縫用のミシンを使用し
てもよい。
この貫通孔は、加熱により発泡接着の際に、接着すべき
物体と発泡性熱接着シートとの間の空気をこの孔より外
へ逃がして両者の間に気泡が残らないようにするための
ものであるが、発泡体船着の目的である断熱、保温など
の点から考えると最終的lこは加熱発泡fこよつて閉塞
されるものでなければならないということである。
従つて、貫通孔の形状(こついてはとくに限定するとこ
ろはないが、その大きさと数については空気を完全に逃
がすことができる程度に大きく、かつ加熱発泡によつて
閉塞されうる程度に小さくする必要があり、これは発泡
性ポリマーシートの発泡倍率などによつても異なるが、
通常直径0.0103mm1好ましくは0.I−1mm
の円に相当する面積を有する貫通孔を100〜あたり通
常5〜500個、好ましくは20〜200個程度設ける
ことい。
貫通孔があまり小さすぎたり或いは数が少なすぎたりし
た場合には気泡抜けが不完全になることがあり、また逆
に貫通孔があまり大きすぎたり或いは数が多すぎると発
泡によつて孔が完全に閉塞されないおそれがあるので、
使用する樹脂の種類、発泡倍率、チユーブ肉厚などに応
じた孔の大きさと数を上記範囲より適宜選定すべきであ
る。さらに本発明においては、発泡件熱接着シートを構
成する発泡件ポリマーシート(貫通孔を穿孔たものを自
む)外表面に貫通孔がある場合はそれを塞がないように
配慮して機能件材料層を設けておくこともできる。
機能性材料層は、一般的に発泡件ポリマーシートの材質
との関係において、その材質が定められるが、普通には
接着附与機能を有する材料層としては、エチレン一酢酸
ビニル共重合体、エチレンーアタリル酸γイオノマ一・
エチレン−アクリル酸エチル共重合体などの接着性の良
い各種樹脂もしくはテルベン樹脂、ロジン系樹脂などの
粘着付与剤をカロえたものなどが用いられる。
以下本発明を実施例を用いて具体的に説明する。
なお実施例中の部は重量部である。実施例 1 ポリエチレン(住友化学社製、商品名、スミカセンL−
705)100部、発泡剤(永和化成社製、商品名、ネ
オセルホンP≠1000)10部および架橋剤(ジクミ
ルパーオ午サイド)1部をミ午シンク狛一ルにて混練り
した後、ペレタイザ一にてペレツト化し、押出成形(押
出温度120℃)にて発泡剤が分解しない条件で、厚さ
0.5muの発泡件ポリマーシートを得た。
次にこのシートを切断し、このシート間にガラスクロス
(ユニチカユーエムグラス社製、商品名EGM6OM)
を熱プレスにより100℃でラミネートし、本発明の発
泡件熱接着シートを得た。次に、この発泡性熱接着シー
トを2枚のアルミニウム板(厚さ0.5mm)の間隙に
介挿して積み重ねた。
この状態で200℃で6分間加熱し、該シートを加熱発
泡させたところ発泡体が接着層となつた複合物が得られ
た。
鋼板と発泡体の間に気泡を含み、接着していない部分は
あるが、補強材により面積方向の寸法の安定、発泡体層
の厚さの均一な複合物が得られた。
実施例 2実施例1で得た発泡件熱接着シートに金属製
針を用いて100C77iあたり100個の割合で直径
0.5mmの多数個の貫通孔をあけ、貫通孔を有する発
泡件熱接着シートを得た。
次に厚さ0.5mmの冷間圧延鋼板をアセトンを含浸し
たウエスで き表面を清浄にしてこの鋼板上へ上記発泡
件熱接着シートを置き、200℃で5分間カ口熱し、該
シートを加熱発泡させ鋼板へ接着させた。
発泡の際の多数の貫通孔により発泡体と鋼板の間(こ気
泡を倉まず、また、ラミネートした補強材により、寸法
安定性が非常に良かつた。次に該シートが発泡溶融状態
の時、その上に別に200℃に予熱した厚さ0.5m1
Lの冷間圧延鋼板を置き、軽く押圧し、室温まで冷却し
て鋼板一発泡体複合物を得た。貫通孔{こより、発泡性
ポリマーシートと鋼板の間に気泡を含まず、また、補強
材により寸法安定性のよい、鋼板とも接着件の良好な複
合物が得られた。比較例 1 実施例1で得た発泡件ポリマーシート(こ貫通孔を設け
ず、補強材も積層せずして以下実施例2と全く同様にし
て該シートを厚さ0.5能の冷間圧延鋼板上へ置き、2
00℃で5分間加熱発泡させ、鋼板へ接着させた。
補強材が積層していないため、力目熱溶融の際、押出方
向の収縮が非常に大で、発泡性ポリマーシートの面積が
小さくなり、また貫通孔がないため、鋼板と発泡体の間
に気泡を台み発泡の際これが凸状lこ脹れ、外観が悪か
つた。次に該シートが発泡溶融状態の時、別に200℃
に予熱した厚さ0.511の冷間圧延鋼板を置き軽く押
圧し、室温まで冷却して鋼板一発泡体複合物を得た。鋼
板と発泡体の間に気泡を含んでいるため発泡層が凸部が
あり、鋼板と発泡体が接着していない部分が存在した。
さらに発泡註ポリマーシートが寸法変化し、鋼板より面
積が小さくなり接着していない部分があつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の発泡性熱接着シートの実例を示す斜視
図、第2図および第3図は他の実例を示す一部切欠斜視
図である。 1・・・・・・発泡性ポリマーシート、2・・・・・・
シート状補強基材、3・・・・・・貫通孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シート状補強基材の両面に、分子配向を受けている
    発泡性ポリマーシート層を設けてなる発泡性熱接着シー
    ト。 2 シート状補強基材の両面に、加熱発抱により閉塞さ
    れる貫通孔を多数有し且つ分子配向を受けている発泡性
    ポリマーシート層を設けてなる発泡性熱接着シート。 3 シート状補強基材の両面に、分子配向を受けている
    発泡性ポリマーシート層を設けてなる接着シートであつ
    て、該接着シートは加熱発泡により閉塞される貫通孔を
    多数有してなる発泡性熱接着シート。
JP53091120A 1978-07-25 1978-07-25 発泡性熱接着シ−ト Expired JPS5933112B2 (ja)

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JPS5517561A JPS5517561A (en) 1980-02-07
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US4731279A (en) * 1986-03-20 1988-03-15 Rakkasan Company Ltd. Assembly block formed from a poly-olefin foam
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JPH09141771A (ja) * 1995-11-17 1997-06-03 Ikeda Bussan Co Ltd ホットメルトシート

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JPS4977988A (ja) * 1972-12-01 1974-07-26

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