JPS60143890A - 膜利用技術によるさらし排水の分離濃縮方法及びその装置 - Google Patents

膜利用技術によるさらし排水の分離濃縮方法及びその装置

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JPS60143890A
JPS60143890A JP25143883A JP25143883A JPS60143890A JP S60143890 A JPS60143890 A JP S60143890A JP 25143883 A JP25143883 A JP 25143883A JP 25143883 A JP25143883 A JP 25143883A JP S60143890 A JPS60143890 A JP S60143890A
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JP
Japan
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membrane
protein
wastewater
water
liquid
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JP25143883A
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Kyoji Ito
伊藤 協治
Toyoro Nakamura
豊郎 中村
Yuichi Yoshino
裕一 吉野
Tomoko Nagai
智子 永井
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SHOKUHIN SANGYO MAKU RIYOU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Original Assignee
SHOKUHIN SANGYO MAKU RIYOU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、脱刷用技術によるさらし排水の分離濃縮方法
及びその装置、特に食肉及び魚肉の水さらし工程から流
出されるさらし排水中に含まれる水溶性蛋白質を回収す
るための脱刷用技術によるさらし排水の分離濃縮方法及
びその装置に関するものである。
食肉加工品及び水産練製品製造の水さらし工程において
、食肉や魚肉から流出する水溶性蛋白は、第1表に示さ
れるようにさらし排水中に1.2〜2.4:チあシ、さ
らし排水・のB、0.Dは19000もあって制水処理
施設への負担が大きいことが知られている。したがって
この種の排水処理としてはB、O,D又けC,O,D 
’i環境基Sまでに下げる処理のみが検討され、例えば
すけとうすシみ製造工場において、さらし排出の逆浸透
模処理方法がすでに実用化されている。しかし排水処理
されてしまうさらし排第1表 (さらし排水の分析結果) 水中には食肉及び魚肉からの水溶性蛋白が存在し、これ
は第2表に示される通り、アミノ酸糾成の優れた栄養食
品である。
第2表 しかも水溶性蛋白は結着、保水、乳化などの機能性を有
し食品化工に適している。
そこでこの水溶性蛋白をさらし排水中から回収し、これ
を加工食品の副原料として利用する技術の開発が、資源
の有効利用の立場からめられていた。
しかし、さらし排水には食肉や魚肉の表面菌叢に由来す
る微生物が数多く浮遊していて食品用とするには殺菌又
は除笛が必要であシ、しかも食肉′□加工品や水産練製
品の副原料として用いるためには、製品の水分含量及び
テクスチャーの面から、食肉や魚肉なみの蛋白含量(i
o〜20%)まで、即ち、約io倍まで濃縮脱水する必
要がある。
そして、殺菌と濃縮とを一挙に達成するための通常の方
法として、煮沸や強酸性(pal 2 )によシ蛋白を
変性沈澱させることが考え・られるが、エネルギーや薬
剤のコストが大きいうえ、回収される変性蛋白は機能性
を失ってしまって用途が限定されてしまう欠点を有して
いる。又、蛋白変性を伴わない温和な沈澱法として遠心
分離とPI−1調節(等電点)を組合せて処理した場合
は、水溶性蛋白の大部分は溶存したままであって、沈澱
として回収できるのは蛋白全体の14%に過ぎず、した
がって回収率の面で問題がある。
本発明は上記問題点を解決することを目的としてなされ
たものであシ、水溶性蛋白を未変成のまま回収し得る腕
利用技術によるさらし排水の分離濃縮方法及びその装置
を提供することを目的としている。
そして本発明では水溶性蛋白を未変性のまま回収し、食
肉加工品や水産練製品の副原料として利用するには、逆
浸透法よシも低圧力で有効な脱水能率が得られる限外濾
過膜に着目し、精密r過膜による除菌と限外1過膜によ
る濃縮を基本的組合せとした腕利用技術によって達成し
ようとするものである。
以下図面を参照して実施例を説明する。第1図は本発明
による腕利用技術によるさらし排水の分離t;1縮装縮
装−実施例構成図である。
第1図において、■は20メツシーのストレイナーであ
シ、これにさらし排水の未処理原液が入れられて、比較
的大きな浮遊物が除去される。2は遠心分離機、3は同
じくストレイナーであり2007ツシーである。4はポ
ンプ、5.6は精密を過膜であシ、孔径は0.5ミクロ
ンのものが目づまシと除菌効果のバランスから選ばれた
。7はタンクであって冷却密封型でろシ、8はエアフィ
ルターである。9は可変速のポンプであシ、タンク7内
にある液体を流速計l O、/#イノ11,12゜13
.14,15を介して中空糸型・限外r過膜16に導入
する。17,18,1’9はノぐイブ、20は冷却装置
、21は冷媒入口、22は冷媒出口である。23.24
は平板型・限外濾過膜、25゜26はノぐイノ、27.
2’8.29は透過液出口、30はフラックスメーター
である。
第2図は動作説明のだめのフローチャートである。第2
図において、ステップ22は浮遊物質除去処理工程であ
り、比較的大きな浮遊物が除去されてステップ22へ移
る。ステップ22は同じく浮遊物質除去処理工程であり
、遠心分離機を800゜rpm、1分間の保持が必要で
あった。ステップ23は更に浮遊物質除去処理工程であ
シ、200メツシユのストレイナーを使用した。ステッ
プ24は精密r過膜5,6による処理であシ、これにて
除菌してタンク7内に留める。タンクは冷却密閉型であ
シ、この内部の液体はポンプ9、流速it 10、ノぐ
イノ11,12,13,14,15を介してステツノ2
5による中空糸型・限外濾過膜処理に移る。そして中空
糸型・限外r過膜においては分画分子量が3万であシ、
膜面流速が2 m/9”C、液温io℃、平均圧力1.
3 kg/crlにて膜面積1ぜ尚シ28〜181/h
 の透過流速を得た。そして中空糸型・限外濾過膜16
からは・母イブ17,18゜19を介して冷却装置20
に至シ、更にステツノ2Gにおいて、タンク7に蛋白溶
液が得られる。
μ上の一連の処理は中空糸型・限外濾過膜16′f:使
用したものであり、タンク7内に得られる蛋白溶液は5
倍までの濃縮しか得られない。したがって次にパルプを
切換え、平板型・限外r過膜23、パイプ25,26,
18..19、を介した一連の操作を行ない、タンク7
内の蛋白溶液全10倍にまで濃縮する。これがステツノ
24の精密r過膜処理からステップ2“7の平板型・限
外濾過膜処理への飛び操作である。要するに、蛋白溶液
5倍まではステップ21,22,23.24’、2’5
゜26.21を繰返し、その後はステップ21゜22’
、23,24,27,26,21を行なうことによって
タンク7内の蛋白溶液の濃度を10倍にまで高めるよう
操作する。ここで平板型・限外p過膜は分画分子量は1
0万、膜面流速1〜2m/SeG 、液温10℃、入口
圧2〜6kg/7 にて膜面積177+″当シ15〜4
1/h の透過流速を得た。
そして一連の操作中においては透過液出口27゜2’8
.29からは水及び塩分が排出されるが蛋白質は透過し
ない。
第3図は一連の処理種別に応じた成分変化結果を示すグ
ラフである。第3図において横軸は処理種別を、縦軸左
は対数目盛、縦軸布はチ目盛を示す。そして線Aは=般
生菌数を、Bは蛋白含量を、CはSSを夫々示している
。即ち、図かられかるように、一般生菌数は精密f口過
によって1 ml当シ2.5X1.06個から4.6×
102個に減少し、ssは遠心分離によって690 p
pmから185 ppmに減少し、更に蛋白含量は限外
f過によって1.2%から9.5チの約10倍i縮が達
成された。
上記結果として得られた蛋白溶液は次の如き組成と性質
のものであった。
即ち、蛋白含量14.4%、加熱グル強度622f/c
rl (75℃、45分)、100 ppm亜硝酸ナト
リウム及び500 ppmのL−アスコルビン酸ナトリ
ウムを加えて75℃、45分加熱し、明るい赤かっ色に
発生したrルを作った結果、異味、異臭を感じなかった
。そして冷凍して3ケ月間−25℃にて保存したが、物
性及び香味に著しい変化がなく、保存可能であることも
わかった。
更に、上記した蛋白を使用してノ・ンバーグ、ノー七−
ノを試作し、味と品質を確認した結果は次の通シである
■ −・ンバーグの試作 牛肉(50)、豚肉(10)、マトン(40)を混ぜ、
豚脂肪、たまねぎ、ノクン粉、卵、調味料、香味料、香
辛料を加えてつくるー・ンー々−グに対し、71−ンの
25〜75チを畜肉さらし排水よシ分離濃縮した蛋白溶
液で置きかえ(全体の4〜13%に相当)、フライ/?
ンで焼いて試食した結果、テクスチャーはごくわずか軟
らかめとなるが、香味。
色調の面では対照よシも良好との評価を得た。
■ ソーセージの、試作 豚肉(50)、牛肉(10)、マトン(40)金主原料
とし、豚脂肪、植物性蛋白、食塩、調味料、香辛料、発
色剤、抗酸化剤を配合してつくるソーセージに対し、マ
トンの25〜75v8を畜肉さらし排水よシ分離濃縮し
た蛋白溶液で置きかえ(全体の6〜17%に相当)、ケ
ーシングに詰め、ボイルして試食した結果、テクスチャ
ーは置きかえの割合にしたがって少しずつ低下するが、
色調は逆に置きかえ割合が高いほど濃くなって、香味の
点でも独特の風味があって良好と評価された。
以上説明した如く、本発明によれば食肉加工品及び水産
練製品の水さらし工程から排出されるさらし排水を精密
r過膜及び限外r過膜によって水溶性蛋白を回収するよ
うにしたので、除菌とともに、高品質、高濃度の蛋白溶
液が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による脱刷用技術によるさらし排水の分
離濃縮装置の一実施例構成図、第2図は動作説明のため
のフローチャート、第3図は一連の処理種別に応じた成
分変化結果を示すグラフである。 1.3 ストレイナ−2・・・遠心分離機/I、9・・
・ポンプ 5,6・・・精密?J″S過膜7・・・タン
ク 8・・・エア・フィルター10・・流速側 】l〜
15・・・ノぐイノ1()・・・中空糸型・限外濾過膜 」7〜19 、25 、26・・・パイプ20・・冷却
装置 21・冷媒入口 22・・・冷媒出口 23 、24・・平板型・限外沢過膜 27〜29・・・透過液出口 特許出願人 食品産業膜利用技術研究組合代理人弁理土
石井紀男 范1図 手続補正書(自発) 昭和59年 2月6日 特許庁長官 若杉和夫 殿 1、事件の表示 昭和58年 特許願 第251438号−2・発明 0
名称、、□1□□技術、よい’、、+l、JJ1.よ。 、4、代理人 理事長 7E1イ”’IN ソ住 所 
〒106 東京都港区麻イII台1丁目1番20号5、
補正命令の1」付(自発) 6、補正の対象 発明の詳細な説明の欄 −、゛、 別 紙 補正の内容 (1)明細書第2頁第14行目に記載された[1900
0もあって」をr19000PPmもあって」と訂正す
る。 (2)明細書第2頁第19行目に記載された「さらし排
出の逆浸透膜処理方法・・・」を「さらし排水の逆浸透
膜処理方法・・・」と訂正する。 (3)明細書筒1表3行目に記載された「固形分(10
0水分)」を[固形分(10〇−水分)」と訂正する。 (4)明細書第4頁第2表の下から2行目に記載された
「食品化工」を「食品加工」と訂正する。 (5)明細書第5頁第17行目に記載された「未変成」
を「未変性」と訂正する。 (6)明細書第6頁第18行目に記載された「冷却密封
型」を「冷却密閉型」と訂正する。 (7)明細書第7頁第8行目に記載された「ステップ2
2」を「ステップ21」と訂正する。 (8)明細書第10頁第13行目に記載された「香味料
」を削除する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)食肉及び魚肉からのさらし排水を浮遊物質除去処
    理し、次いで除菌のための精密e過膜処理及び濃縮のた
    めの限外r過膜処理を介して水溶性蛋白を回収すること
    を特徴とする脱刷用技術によるさらし排水の分離濃縮方
    法。
  2. (2)食肉及び魚肉からのさらし排水から水溶性蛋白を
    回収する脱刷用技術によるさらし排水の分離濃縮装置1
    ffiにおいて、原液からの浮遊物質を除去するストレ
    イナーと、前記したストレイナーを経由した液体を導入
    し更に浮遊物質を分離する遠心分離機と、前記遠心分離
    後の液体中の除菌を行なう精密d」過膜と、前記除菌後
    の液体が導入される中空糸型限外p過膜及び平板型限外
    f過膜を夫々そなえ、精密d″過膜中空糸型限外濾過膜
    とを介して一旦回収された液体を、再度平板型限外濾過
    膜を介して循環せしめることによシ、水溶性蛋白を分離
    濃縮することを特徴とする脱刷用技術によるさらし排水
    の分離濃縮装置。
JP25143883A 1983-12-29 1983-12-29 膜利用技術によるさらし排水の分離濃縮方法及びその装置 Pending JPS60143890A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51124054A (en) * 1975-04-23 1976-10-29 Daicel Chem Ind Ltd Improved method of pretreating water solutions containing thermal coag ulation protein by the film separation method
JPS5271862A (en) * 1975-12-10 1977-06-15 Daicel Chem Ind Ltd Process for treating organic waste water by membrane separation

Patent Citations (2)

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