JPS601436Y2 - キヤインジケーター付デジタル時計 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はデジタル表示によってギヤ位置及び時刻を同時
に検視出来るギヤインジケーター付デジタル時計に関す
るものである。

従来、自動車用デジタル時計やギヤインジケーターは周
知であり、各々に様々な技術が駆使されているが、元来
相互の関連がないため別扱いであり表示部の位置関連に
しても全く別思考の技術として考えられている。

また、デジタル時計の時表示のｍ単位桁表示部は常時使
用されておらず、１日の大半は消灯あるいは零表示を続
けているという状態である。

本考案はこの事実に着目し、表示機能の有効使用とそれ
による表示部の簡素化と伴に時刻表示及びギヤ表示を同
時に視認させることを目的とするものである。

以下添付図面に基き本考案に係る一実施例の構成及び動
作を詳述する。

第１図の１・２・３及び４に示す各７セグメントの発光
素子からなる数字表示部と５に示す発光ダイオードなど
の発光素子からなる表示部において、１は分の１位桁数
字を表示し、２は分の０位桁数字を表示する。

３は時の１位桁数字を表示し、５は時のｍ位桁表示の代
用として時刻が１（転）以上になった時、点灯し、分の
１位桁表示部１の右下に位置するよう構成配置される。

次に第２図に示す回路構成を順次説明する。

６は自動車用バッテリー、７はキースイッチ、８は公知
の定電圧回路でトランジスタ１４、抵抗１５、ツェナー
ダイオード１６から構成され、入力端はバッテリ６のプ
ラス側に接続されている。

９はＣＭＯ３ＩＣで図示しない分周回路・シフト回路・
デコーダー等を内積している。

１ｏは計時用の基準信号発生回路の一構成部を示し水晶
振動子２トコンデンサー２２．２３及び２４の外付素子
から構成されている。

１１は表示器で第１図に示した各７セグメントの発光素
子からなる数表示部を構成している。

１２はギヤセンサーでギヤ位置に連動して選択的に接合
する可動接点１ｂと固定接点１ａ・２ａ・３ａ・４ａ・
５ａ及び６ａから構成され、可動接点１ｂは定電圧プラ
スライン３１に接続されている。

１３は論理ＯＲ的動作と逆流防止の働きを供するダイオ
ードマトリクスで、ギヤセンサー１２の固定接点１ａ・
２ａ・３ａ・４ａ・５ａ・６ａに接続され、ギヤ位置の
移動と連動して可動接点１ｂと選択的に接合した１固定
接点からの信号を表示器１１のギヤ表示部４の各セグメ
ントへの入力端子ｆ・ａｄ−１）・Ｃ・Ｃ及びｇにギヤ
位置と対応した数字表示を行なわしめる信号と１−で入
力するよう構成接続されている。

ツェナーダイオード１７は定電圧プラスライン３１から
抵抗１８を通して接地され、ＣＭＯ３ＩＣ９の安定動作
電圧を設定している。

トランジスタ１９は発光ダイオード５を発光せしめるた
めのもので、ベースはＣＭＯ３ＩＣ９の時の１０位桁表
示用信号出力端子ｂ−ｃに接続され、コ１／クタは定電
圧プラスライン３１に接続されている。

２０は保護抵抗でトランジスタ１９・発光ダイオード５
に直列接続されＣいる。

２５はリセット用スイッチ、２６は時シフト用スイッチ
、２７は分シフト用スイッチで各々ＣＭＯ３ＩＣ９のリ
セット端子（Ｒ−３）・時シフト端子（Ｈ−Ｓ）・分シ
フト端子（Ｍ−５）に接続されている。

トランジスタ２３はＣＭＯ３ＩＣ９の表示器１１への出
力信号制御用で、コレクタはＣＭＯ３ＩＣ９のＢＲ端子
に接続され、ベースは抵抗３０を介してトランジスタ３
４のコレクタに接続されている。

トランジスタ３４のベースは抵抗３３を介してキースイ
ッチ７に接続され、コレクタは表示器のマイナス端子に
接続されている。

２９は逆電圧を吸収するトランジスタ２８の保護用ダイ
オードで、トランジスタ２８のベースーーエミッタ間に
逆極性に接続されている。

３５はデスプレイスイッチでトランジスタ３４のベース
ー−コレクタ間に並列に接続されている。

次に同回路図に従い回路動作を説明する。

先ず、ＣＭＯ３ＩＣ９には安定動作電圧設定用のツェナ
ーダイオード１７によって定電圧回路８の出力電圧を再
度設定した一定電圧が常時印加されており、刻時動作は
キースイッチ７の開閉に関係なく接続されている。

第１状態としてキースイッチ７を閉じた時には抵抗３３
を通してトランジスタ３４が導通し、表示部１・２・３
・４を発光させるに至る電力を供給する働きをする。

同時に該トランジスタ３４のエミッター−コレクタ間電
圧が低下するためトランジスタ２８を遮断状態にし、Ｃ
ＭＯ３ＩＣ９の図示しないデコーダーの出力信号を表示
器１１の対応する入力端子に印加する。

こうして、その時の時刻を表示部１・２・３及び発光ダ
イオード５によって表示する。

こ）で、０待以降にはＣＭＯ５ＩＣ９の出力端子ｂ・Ｃ
から時のｗ位桁出力信号がトランジスタ１９のベースに
加わり、導通した結果、発光ダイオード５を発光させて
時の１位桁表示部３と共に時刻を表示する。

ギヤセンサー１２の可動接点１ｂはギヤ位置の移動と連
動して選択的に常時固定接点１ａ・２ａ・３ａ・４ａ・
５ａ及び６ａのいずれかに接合しており、ダイオードマ
スリクス１３を介して表示部１１の入力端子ｆ−ａｄ−
ｂ−ｃ・ｅ−ｇに選択的に定電圧プラスライン３１から
の電圧が印加され、ギヤ表示部４はギヤ位置と対応した
数字を表示する。

例えは、今、時刻が１１時３０分でギヤ位置がギヤセン
サー１２の固定接点３ａに対応する位置にあったとすれ
は時の１位桁表示部３は１を表示し、分の１晩桁表示部
２は３を表示腰分の１位桁表示部１は０を表示する。

同時に発光ダイオード５が発光して時刻が１１時３吋で
あることを知らせる。

同時にギヤ表示部４は３を表示し、ギヤ位置を知らせる
。

次に第２状態として、キースイッチ７の開放時にはトラ
ンジスタ３４はバイアスされず表示器１１にはトランジ
スタ２８のベース電流のみ流れるが、発光せしめるだけ
の電流量に達せず、表示部１・２・３及び４は発光しな
い。

同時にＣＭＯ３ＩＣ９の出力制御用トランジスタ２８の
ベース電位が上昇し、導通状態となるためＣＭＯ５ＩＣ
９の出力は接地されることになり、表示器１１への出力
信号及びトランジスタ１９のベースへの出力信号はカッ
トオフされ、発光ダイオード５は発光しない。

キースイッチ７の開放時にデスプレイスイッチ３５を閉
じるとトランジスタ３４は定電圧プラスライン３１から
抵抗３２及び表示部を通してバイアスされ導通状態とな
り、キースイッチ７を閉じた第１状態と同様の動作で時
刻及びギヤ位置の表示を行なわせしめる。

従ってキースイッチ開放時においても時刻あるいはギヤ
位置を知りたい時にはデスプレイスイッチ３５を入れる
ことによって任意時に容易に知ることが可能である。

すなわち、従来のデジタル時計針において、１日の大半
は消灯状態あるいは零表示状態を続けている時のＷ位桁
表示部として使用することにより表示機能の無駄をなく
すことが出来、同時に表示部のスペース的なコンパクト
化も計れ、ギヤ表示部を別個に設ける必要がないため経
費的な面においても向上させることが可能である。

尚、該実施例では時の１Ｃ粒桁表示を別に設けた発光ダ
イオードによって代用させているが、その表示方法は他
の簡易な方法によっても可能であり、該実施例の限りで
はない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るギヤ位置表示及び時刻表示部の一
実施例を示し、第２図は該表示部を表示させるためのギ
アセンサー・０ＭＯ３ＩＣを含む回路構成を示している
。 １・・・・・・時の１位桁表示部、２・３・・・・・・
分表示部、４・・・・・・ギヤ表示部、５・・・・・・
時のＷ位桁表示用発光ダイオード、１１・・・・・・表
示器、１２・・・・・・ギヤセンサー、１３・・・・・
・ダイオードマトリクス、３５・・・・・・デスプレイ
スイッチを示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車載電源に接続されて、刻時動作する金時回路部と、計
   時回路部の出力で時刻指示する時刻表示部と、車輌の変
   速ギヤ操作に連動してギヤ位置と対応した電気信号を選
   択出力するギヤセンサーと、ギヤセンサーの出力信号を
   上記時刻表示部の時の１晩桁表示セグメント付勢信号に
   変換し、上記ギヤ位置と対応した数字を表示可能に印加
   しするマトリクス回路と、上記計時回路部に接続され、
   時のｌＣｅ１桁を表示する発光素子とから構成上たギヤ
   インジケーター付デジタル時計。