JP2558519Y2 - 電子式掛時計 - Google Patents

電子式掛時計

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JP2558519Y2
JP2558519Y2 JP7952692U JP7952692U JP2558519Y2 JP 2558519 Y2 JP2558519 Y2 JP 2558519Y2 JP 7952692 U JP7952692 U JP 7952692U JP 7952692 U JP7952692 U JP 7952692U JP 2558519 Y2 JP2558519 Y2 JP 2558519Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、デジタル式又はアナロ
グ式掛時計等の電子時計に関するものであり、尚詳しく
、掛時計等における時刻修正制御を行なう為の回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、指針を用いたアナログ時計におい
ても、水晶発振器を用いて発振回路から基準信号を出力
させ、該基準信号を分周回路により分周して1ヘルツの
基準周波数信号を形成し、この基準周波数信号によりス
テップモータを駆動し、輪列によりステップモータの回
転を減速して指針を駆動するものが多くなり、信号線に
より他の時計と接続される親子時計は免も角、通常のア
ナログ式壁掛時計は、指針による表示時刻の修正に際し
ては竜頭を回転させることにより指針を動かすものが多
い。
【0003】そして、デジタル式の電子時計では、早送
り操作ボタン又は早戻し操作ボタンを押すことにより表
示時刻を早送り又は早戻しするものが有り、例えば、図
8に示す様に、水晶発振器を用いた発振回路11からの
基準信号を分周回路12で分周し、数ヘルツの基準周波
数信号φ及び1ヘルツの基準周波数信号φを周波数
切換え回路15に送り、通常は1ヘルツの基準周波数信
号φを周波数切換え回路15から出力させ、このφ
基準周波数信号をアップダウンカウンタ26でカウント
し、このカウント値をドライバー27に送り、表示部2
8で時刻表示を行なうデジタル時計において、修正回路
30として早送り操作ボタン13及び早戻し操作ボタン
14を設け、早送り操作ボタン13を操作することによ
り周波数切換え回路15における第2アンド回路17を
閉じ、第1アンド回路16を開いてφ基準周波数信号
をアップダウンカウンタ26に出力し、カウント値の増
加を速くして表示部28の表示時刻を早送りし、又、早
戻し操作ボタン14を操作して第1アンド回路16を開
くと共にアップダウンカウンタ26をダウンカウントに
切り換え、アップダウンカウンタ26のカウント値を減
少させて表示時刻を早戻しするものが有り、又近年で
は、デジタル時計を中心としてリモートコントロールに
より時刻の修正を可能とするものも実用化され、例え
ば、別の時計体のカウント値を他の時計体のアップダウ
ンカウンタにプリセットするものもある(例えば特開昭
50−122961号)。
【0004】又、アナログ式電子時計では、前記した竜
頭によって指針を修正するもののみでなく、デジタル式
時計と同様に早送り操作ボタン又は早戻し操作ボタンを
押すことにより指針を早送り回転又は早戻し回転させる
ものもあり、更に近年では、アナログ時計においても赤
外線や超音波を用いることにより時計体から離れた位置
からの遠隔操作によって指針による表示を修正すること
が試みられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】掛時計においても、今
日では電子時計が多く用いられ、電池を駆動源とした長
寿命の掛時計が商品化されている。これらの掛時計など
は、極めて正確な駆動が可能な為、時刻修正を行なうこ
とは極めて少なくなっているも、時として表示時刻を修
正することが必要になることもある。
【0006】しかし、これら長寿命とされた掛時計は、
普段、時計体に触れる必要がない為、手の届き難い位置
に取り付けることも多く、時刻修正を行なう必要が生じ
たとき、台を用いて時計を壁から外した後に竜頭や操作
ボタンによって修正操作を行なわなければならない等の
不便があった。又、前述の様に超音波等のリモートコン
トロール装置により遠隔操作によって修正することが提
案されているも、当該時計のみの為の専用リモートコン
トロール装置を掛時計等の電子時計の付属品とすること
は実用的でない欠点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、時計体の前面
の左右に分けて配置される2個の光検出器と、該2個の
光検出器の内第1光検出器の出力が第2光検出器の出力
よりも大きいときに第1検知信号を出力する第1比較回
路と、第2光検出器の出力が第1光検出器の出力よりも
大きいときに第2検知信号を出力する第2比較回路と
よる比較回路を設け、更に第1検知信号が断続すると入
力される第1検知信号を順方向の修正信号として通過さ
せる第1制御回路による制御回路と、第2検知信号が断
すると入力される第2検知信号を逆方向の修正信号と
して通過させる第2制御回路とを設け、この制御回路
らの修正信号に応答して修正用の周波数信号を出力する
周波数切換え回路と、前記制御回路からの修正信号と周
波数切換え回路からの信号に応答して表示時刻を換える
駆動回路とを設けた修正回路を備えた掛時計とする
【0008】
【作 用】本考案に係る時計体は、2個の光検出器を用
い、第1光検出器の出力が第2光検出器の出力よりも大
きいときに第1比較回路が検知信号を出力し、この検知
信号が数回断続すれば第1制御回路は第1比較回路から
の検知信号を早送り制御信号として通過させ、この第1
制御回路を通過した信号により周波数切換え回路に基準
信号の周波数を高くさせる故、第1光検出器の検出素子
を第2光検出器の検出素子よりも断続的に明るく照らす
ことにより表示時刻の早送りをさせることが可能であ
り、第2光検出器の出力が第1光検出器の出力よりも大
きいときに第2比較回路が検知信号を出力し、この検知
信号が数回断続すれば第2制御回路は第2比較回路から
の検知信号を通過させ、この第2制御回路を通過した信
号により周波数切換え回路に基準信号の周波数を高くさ
せると共に駆動回路の波形整形回路に逆転用の信号を出
させ、第2光検出器を第1光検出器よりも断続的に明
るく照らすことによりを時刻表示を早戻しさせることが
できる。
【0009】
【実施例】本考案に係る時計体の修正回路の実施例は、
図1に示す様に、アナログ時計に利用するものであり、
水晶発振器を用いた発振回路11からの基準信号を分周
回路12で分周し、周波数の異なる複数の基準周波数信
号を形成して数ヘルツの基準周波数信号φ及び1ヘル
ツの基準周波数信号φとを周波数切換え回路15に送
り、通常は1ヘルツの基準周波数信号φを周波数切換
え回路15から駆動波形整形回路21に運針基準信号と
して出力させ、駆動波形整形回路21ではこの運針基準
信号に基づき、分周回路12から直接入力される複数の
基準周波数信号により駆動基準信号のデューティー比を
整え、且つ、正転用波形または逆転用波形を形成してモ
ータ駆動回路23に該駆動基準信号を出力し、モータ駆
動回路23は駆動基準信号に基づいて駆動用モータ25
に電圧を印加して所定の速度で駆動用モータ25を回転
させ、以て指針を所定の速度で駆動するものであり、且
つ、CdSセル等を用いた光検出器31,35を図5に
示す様に文字板29の左右に分けて配置し、この両光検
出器31,35の各出力を各々第1比較回路41及び第
2比較回路45に入力し、第1比較回路41の出力を第
1制御回路51に、又、第2比較回路45の出力を第2
制御回路71に入力し、第1制御回路51の出力及び第
2制御回路71の出力を共に周波数切換え回路15に入
力すると共に、第2制御回路71の出力は駆動波形整形
回路21にも入力するものである。
【0010】この第1光検出器31は、図2に示す様
に、CdSセル等の検出素子32と検出抵抗器33とを
直列とするものであり、第2光検出器35も同様に検出
素子36と検出抵抗器37とを直列とし、第1光検出器
31の検出素子32と第2光検出器35の検出素子36
とは特性の近似した素子を用い、第1光検出器31の検
出抵抗器33と第2光検出器35の検出抵抗器37とは
抵抗値の等しい抵抗器を用い、両光検出器31,35に
照射される光の照度が等しいときは両検出器31,35
の出力値が等しくなる様にしている。
【0011】そして、この第1光検出器31及び第2光
検出器35の各出力端子を各々第1比較回路41及び第
2比較回路45に接続するものであり、第1比較回路4
1は、図2に示した様に、ダイオードと比較器とで構成
し、例えば第1光検出器31の出力端子をダイオード4
2を介して第1比較器43の基準入力端子に接続し、第
2光検出器35の出力端子を直接第1比較器43の比較
入力端子に接続し、又、第2比較回路45も第1比較回
路41と同様にダイオードと比較器とで構成し、第1光
検出器31の出力端子を第2比較器47の比較入力端子
に、第2光検出器35の出力端子をダイオード46を介
して第2比較検出器47の基準入力端子に接続するもの
である。
【0012】従って、第1光検出器31及び第2光検出
器35が同じ明るさの光を受けていると、第1光検出器
31及び第2光検出器35は略等しい値の検出出力を各
々A信号及びB信号に出力し、第1比較回路41では第
1光検出器31からの第1検出出力はダイオードの順方
向電圧降下を受けて第1比較器43に入力される故、第
1比較回路41からの出力であるC信号はLレベルとさ
れ、第2比較回路45においては第2光検出器35から
の第2検出出力がダイオードの順方向電圧降下により僅
かに電位が低くなり第2比較回路45からの出力である
D信号もLレベルとされる。
【0013】そして、第1光検出器31への照度が第2
光検出器35への照度よりも大きくなると、A信号であ
る第1検出出力がB信号である第2検出出力よりも大き
くなり、この両信号の差がダイオードの順方向電圧降下
よりも大きくなると、図4に示す様に、第1比較回路4
1の出力であるC信号はHレベルとなって第1比較回路
41から検知信号が出力されることとなり、同様に第2
光検出器35への照度が第1光検出器31への照度より
も一定以上大きくなると第2比較回路45の出力である
D信号に第2比較回路45からHレベルの第2検知信号
が出力されるものである。
【0014】この第1検知信号が入力される第1制御回
路51は、図3に示す様に、3個のカウンタと4個のD
−フリップフロップ、更に4個のアンド回路と1個のオ
ア回路とで構成し、第1比較回路41の出力端子を第1
カウンタ52のリセット入力端子に、又、第1インバー
タ55を介して第2カウンタ53のリセット入力端子に
接続し、更に第4D−フリップフロップ59のクロック
入力端子と第6アンド回路65の入力端子とに接続し、
第1カウンタ52のキャリー出力端子を第1D−フリッ
プフロップ56のクロック入力端子と第4アンド回路6
2の入力端子とに接続し、第1D−フリップフロップ5
6のD入力端子はHレベル電源に、該第1D−フリップ
フロップ56のQ出力端子を第2D−フリップフロップ
57のD入力端子に、該第1D−フリップフロップ56
の反転Q出力端子を第5アンド回路63の入力端子と第
3カウンタ54のリセット入力端子とに接続し、第2D
−フリップフロップ57のQ出力端子を第4アンド回路
62の入力端子に、第4アンド回路62の出力端予を第
3D−フリップフロップ58のクロック入力端子に接続
し、該第3D−フリップフロップ58のD入力端子をH
レベル電源に、該第3D−フリップフロップ58のQ出
力端子を第4D−フリップフロップ59のD入力端子
に、第3D−フリップフロップ58の反転Q出力端子を
第3アンド回路61の入力端子に、該第3アンド回路6
1の出力端子を第3カウンタ54のクロック入力端子に
接続し、該第3カウンタ54のキャリー出力端予を第3
オア回路67と第2D−フリップフロップ57のリセッ
ト端子及び第4D−フリップフロップ59のリセット入
力端子とに接続し、第4D−フリップフロップ59のQ
出力端子を第6アンド回路65の入力端予に、又、第2
カウンタ53のキャリー出力端子を前記第5アンド回路
63の入力端子と第3D−フリップフロップ58のリセ
ット入力端子とに接続し、第5アンド回路63の出力端
子を第3オア回路67の入力端子に、第3オア回路67
の出力端子を第1D−フリップフロップ56のリセット
入力端子に接続し、第1カウンタ52及び第2カウンタ
53の各クロック入力端子と第3アンド回路61の残る
入力端子とを分周回路12の基準信号出力端子に接続す
ると共に、第6アンド回路65の出力端子を早送り制御
信号出力端子として周波数切換え回路15における第2
オア回路19の入力端子に接続するものである。
【0015】尚、第3カウンタ54のカウント時間は第
1カウンタ52の設定時間と第2カウンタ53の設定時
間との和よりも大きいカウント時間として設定し、且
つ、第1カウンタ52及び第2カウンタ53はLレベル
のリセット信号によりリセット状態とされ、第3カウン
タ54はHレベルのリセット信号によりリセット状態と
されるカウンタを用い、また、第1D−フリップフロッ
プ56のQ出力端子を第5オア回路91を介して第1パ
イロットドライバー95に、第2D−フリップフロップ
57のQ出力端子を第6オア回路92を介して第2パイ
ロットドライバー96に、第3D−フリップフロップ5
8のQ出力端子を第7オア回路93を介して第3パイロ
ットドライバー97に接続している。
【0016】従って、第1光検出器31に第2光検出器
35よりも強い光が照射され、図4に示す様に、A信号
の第1検出出力がB信号の第2検出出力よりも大きくな
るとC信号にHレベルの第1検知信号が出力され、第1
カウンタ52のリセット状態が解除される。そして、第
1検知信号の出力が一定時間継続された場合は、第1カ
ウンタ52はE信号にキャリー信号を出力し、第1D−
フリップフロップ56はそのQ出力であるF信号をHレ
ベルに且つ反転Q出力であるG信号をLレベルとし、第
3カウンタ54のリセット状態を解除すると共に第5ア
ンド回路63を閉じる。
【0017】次に第1光検出器31と第2光検出器35
とへの照度が等しくなり、第1比較回路41からの第1
検知信号の出力が停止されると、第1カウンタ52がリ
セット状態とされると共に第2カウンタ53のリセット
状態が解除され、第2カウンタ53に設定された所要時
間後に第2カウンタ53からキャリー信号がI信号に出
力されると第2D−フリップフロップ57のQ出力であ
るJ信号がHレベルとなり第4アンド回路62が開かれ
る。
【0018】この状態で再度第1光検出器31への照度
のみが高くなると第1検知信号により再度第1カウンタ
52のリセット状態が解除され、第1カウンタ52から
キャリー信号が出力されると、このキャリー信号は第4
アンド回路62が開かれている為に第3D−フリップフ
ロップ58のQ出力であるM信号をHレベルとし、反転
Q出力であるN信号をLレベルとして第3アンド回路6
1を閉じ、第3カウンタ54のカウントを中止させる。
【0019】そして、一旦第1光検出器31と第2光検
出器35との照度差が無くなった後、再度、第1光検出
器31への照度が大きくなると第1比較回路41から出
力される第1検知信号により第4D−フリップフロップ
59のQ出力であるO信号がHレベルとなり、第6アン
ド回路65が開かれて該検知信号は第6アンド回路65
から早送り制御信号として周波数切換え回路15に送ら
れることとなり、周波数切換え回路15における第1ア
ンド回路16を開いて分周回路12からのφ基準周波
数信号を通過させ、駆動波形整形回路21に入力する運
針基準信号の周波数を高めて駆動用モータ25の回転ひ
いては指針の速度を早くすることになる。
【0020】尚、早送り制御信号が第1制御回路51か
ら出力されていないときは、第1オア回路16が閉じら
れると共に第2アンド回路17が開かれ、通常の運針基
準信号として1ヘルツの基準周波数信号φが第1オア
回路18を通って周波数切換え回路15から出力される
ことになる。そして、第1光検出器31及び第2光検出
器35の照度差がなく、第1比較回路41からの第1検
知信号の出力が停止された状態が一定時間持続すると、
第2カウンタ53からI信号にキャリー信号が出力さ
れ、第3D−フリップフロップ58がリセットされてN
信号がHレベルとなり、第3アンド回路61が開いて第
3カウンタ54がカウントを再開し、第3カウンタ54
がキャリー信号を出力すると第1D−フリップフロップ
56や第2D−フリップフロップ57及び第4D−フリ
ップフロップ59がリセットされて当該第1制御回路5
1は初期状態に戻る。
【0021】この様に、第1制御回路51は、第1光検
出器31への照度が大きくなる様に両光検出器31,3
5への照度差が生じて第1比較回路41から第1検知信
号が出力され、この状態が一定時間持続した後、両光検
出器31,35への照度差がなくなって第1検知信号が
出力されない時間が所定時間断続し、再度照度差による
第1検知信号の出力状態が一定時間持続すると第1検知
信号が通過可能な状態となり、その後は、第1検知信号
を早送り制御信号として周波数切換え回路15に出力す
るものである。
【0022】尚、第1光検出器31と第2光検出器35
との照度差が偶発的に生じ、第1検知信号が単発的に出
力される等、特定の時間内に検知信号が断続して2回出
力されないときは、第1D−フリップフロップ56のQ
出力がHレベルとなったり、更に第2D−フリップフロ
ップ57のQ出力がHレベルに例え変化したとしても、
第3カウンタ54のキャリー信号により第1D−フリッ
プフロップ56や第2D−フリップフロップ57がリセ
ットされて第1制御回路51は早送り制御信号を出力す
ることはない。
【0023】そして、第2制御回路71も第1制御回路
51と同一の回路構成としておけば、第2光検出器35
の照度が大きくなる様に第1光検出器31と第2光検出
器35とに照度差が生じたて第2比較回路45が第2検
知信号を出力したとき、D信号に出力される第2検知信
号が第1検知信号と同様に断続すれば、第4カウンタ7
2及び第5カウンタ73が前記第1カウンタ52や第2
カウンタ53と同様に働き、第5D−フリップフロップ
76、第6D−フリップフロップ77、第7D−フリッ
プフロップ78、及び第8D−フリップフロップ79が
順次作動して第7アンド回路81乃至第9アンド回路8
3が適宜開閉されると共に、第10アンド回路85が開
いて第2検知信号を通過させ、第2制御回路71は第2
検知信号をR信号に早戻し制御信号として出力すること
となり、周波数切換え回路15の第1アンド回路16が
開かれ、且つ、第2アンド回路17が閉じられて運針基
準信号の周波数が高まると同時に、駆動波形整形回路2
1及びモータ駆動回路23と駆動用モータ25で形成し
た駆動回路における駆動波形整形回路21から出力され
る駆動基準信号が逆転用の信号とされ、駆動用モータ2
5を逆回転させて時刻表示を行う指針を早戻しさせるこ
とができる。
【0024】尚、第1光検出器31と第2光検出器35
との照度差が偶発的に生じ、第2検知信号が単発的に出
力される等、特定の時間内に検知信号が断続して2回出
力されないときは、第6カウンタ74のキャリー信号に
より第5D−フリップフロップ76や第6D−フリップ
フロップ77がリセットされて第2制御回路71におい
ても第7カウンタ74の作用によって同様に早戻し制御
信号を出力することがなく、該動作は生じない。
【0025】更に図3に示した様に、第2制御回路71
における第5D−フリップフロップ76のQ出力端子、
第6D−フリップフロップ77のQ出力端子、第7D−
フリップフロップ78のQ出力端子を各々第5オア回路
91、第6オア回路92、第7オア回路93にも接続
し、第1パイロットランプ101乃至第3パイロットラ
ンプ103を図5に示した様に文字板29に配置してお
けば、第1光検出器31または第2光検出器35を明る
くする様に両光検出器31,35に照度差を設けたと
き、最初の一定時間が経過すると第1パイロットランプ
101が点灯して時間経過を知らせ、照度差をなくして
特定時間が経過すると第2パイロットランプ102が点
灯して一方の光検出器を明るくすることをうながし、再
度照度差を設けると一定時間後に第3パイロットランプ
103が点灯して指針の修正が可能であることを示し、
光照射の断続を極めて容易に行なうことができる。
【0026】又、デジタル時計に利用する場合は、図6
に示す様に、アナログ時計の場合と同様に、第1制御回
路51及び第2制御回路71の出力端子を周波数切換え
回路15に接続すると共に、第2制御回路71の出力端
子を駆動波形整形回路21に換えてアップダウンカウン
タ26のアップカウントダウンカウント切換制御端子に
接続するものであり、アップダウンカウンタ26及びド
ライバー27と表示部28による駆動回路におけるアッ
プダウンカウンタ26のカウント値を変更し、表示部2
8の表示時刻を変更するものであって、第1光検出器3
1と第2光検出器35とを図7に示す様に、時計前面の
両側適宜位置に設けるものである。
【0027】この様に、本実施例は時計体の前面に設け
た第1光検出器31と第2光検出器35との一方を明る
くする様に両検出器31,35への照度差を設けること
により指針等による表示時刻の修正を行なうことができ
る故、離れた場所から適宜の照明道具等を用いて文字板
29等の時計体前面における半面を照らすことを断続し
て繰り返せば表示時刻を修正することができ、手の届か
ない場所に置いた時計の時刻修正を容易に行なうことが
できるものである。
【0028】
【考案の効果】本考案に係る電子式の掛時計は、時計体
前面の左右に分けて配置された2個の光検出器を有し、
一方の光検出器の照度が他方の光検出器の照度よりも大
きくなったときに検知信号を出力する第1比較回路と、
他方の光検出器への照度が前記一方の光検出器の照度よ
りも大きくなったときに検知信号を出力する第2比較回
路とによる比較回路を有し、更に、第1比較回路からの
検知信号が所定の条件で断続した後は第1比較回路から
の検知信号を早送り制御信号として出力する第1制御回
と、第2比較回路からの検知信号が所定の条件で断続
した後は第2比較回路からの検知信号を早戻し制御信号
として出力する第2制御回路との制御回路を有し、第1
制御回路の早送り制御信号出力端子を周波数切換え回路
に接続することにより早送り制御信号により周波数切換
え回路からの基準周波数信号の周波数を高くし、以て表
示時刻の早送り可能とし、又、第2制御回路の早戻し制
御信号出力端子を周波数切換え回路と駆動波形整形回路
とに接続し、早戻し制御信号により周波数切換え回路か
ら出力される基準周波数信号の周波数を高くさせ、且
つ、駆動回路の駆動波形整形回路から出力される駆動基
準信号を逆転用の信号に切換えて表示時刻を早戻し可能
とするものである故、時計の半面を明るくするように操
作することによって早送りまたは早戻し修正を行なうこ
とができる時計であり、適宜の照明器具等、専用の操
作器具を用いることなく、離れた位置から時刻修正を行
なうことができる電子時計とし、手の届かない位置等に
配置しても必要な場合には容易に時刻修正を可能とする
は掛時計である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る修正回路を組み込んだアナログ式
電子時計の回路ブロック図。
【図2】本考案に係る修正回路中の光検出器及び比較回
路の具体例を示す図。
【図3】本考案に係る修正回路中の制御回路の具体例を
示す図。
【図4】本考案に係る修正回路中の制御回路における各
信号を示すタイムチャート図。
【図5】本考案に係る修正回路を組み込んだアナログ式
電子時計の外観を示す図。
【図6】本考案に係る修正回路を組み込んだデジタル式
電子時計の回路ブロック図。
【図7】本考案に係る修正回路を組み込んだデジタル式
電子時計の外観を示す図。
【図8】従来のデジタル式電子時計の回路ブロック図。
【符号の説明】
11 発振回路 12 分周回路 15 周波数切換え回路 21 駆動波形
整形回路 23 モータ駆動回路 25 駆動用モ
ータ 31 第1光検出器 35 第2光検
出器 41 第1比較回路 45 第2比較
回路 51 第1制御回路 71 第2制御
回路 101、102、103 パイロットランプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計体の前面の左右に分けて配置される
    2個の光検出器と、該2個の光検出器の出力を比較して
    第1光検出器の出力が大きいときに第1検知信号を出力
    し、第2光検出器の出力が大きいときに第2検知信号を
    出力する比較回路と、 前記 第1検知信号が断続的に所定の条件で入力されたと
    きに該第1検知信号を順方向の修正信号として出力し、
    前記第2検知信号が断続的に所定の条件で入力されたと
    きに該第2検知信号を逆方向の修正信号として出力する
    制御回路と、前記制御回路からの修正信号に応答して修正用の周波数
    信号を出力する 周波数切換え回路と、 前記制御回路からの修正信号と前記周波数切換え回路か
    らの周波数信号に応答して表示時刻を換える駆動回路
    と、 を有する修正回路を備えたことを特徴とする電子式掛時
JP7952692U 1992-11-18 1992-11-18 電子式掛時計 Expired - Lifetime JP2558519Y2 (ja)

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