JPS60141950A - 屋上外断熱構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は屋上外断熱構造に関し、特に、建物の躯体上面
に断熱材ボードを縦横に配列して敷きつめるとともに該
断熱材ボードの上側に空間を設けてルーフ用ノソネルを
縦横に配列して敷きつめる形式の屋上外断熱構造の改良
に関する。

室内における体感温度は室温の他に天井面からの輻射熱
によって影響を受ける。このため、特に、コンクリート
製建物では、その屋上上面に断熱材が−ドを敷きつめる
形式の屋上外断熱構造が提案されている。この断熱構造
によれば、建物全体を保温し、特に早朝の冷込みを緩和
するとともに、真夏には直射日光を遮り適度な換気と日
陰効果を利用して屋根スラブの蓄熱を防ぎ、はてりによ
る夜間のむし暑さを解消することができる。

この屋上外断熱構造は、一般に、取付は及び撤去を容易
化するとともに新築の建物のみならず既存の建物にも容
易に施工できるようユニット化構造を有し、建物躯体上
面に空間（下部空気層）を設けて断熱材ボードを縦横に
配列して敷きつめるとともに該断熱材が−ドの上側に空
間（上部空気層）を設けてルーフ用ノ４ネルを縦横に配
列して敷き、隣接する／４’ネルの角隅部をセンタ・−
ジョイナ−及びジョイナ−キャップで締結するとともに
該・ぐネルの層の周辺部にはエンドブロックを設けて組
立てる構造を有している。

このような屋上外断熱構造では、建物躯体上面に空間を
設けて断熱材ボードを敷きつめるので、空気層と断熱材
が一ドからなる二重断熱構造により断熱効果を高めるこ
とができ、又、雨や雪等で断熱材・げ−ドに水が浸入し
た場合でも前記空気層の存在により自然換気で乾燥回復
させ断熱性能を冬期間にわたって高く維持できるという
利点がある。

しかし、従来のこの種の屋上外断熱構造にあっては、断
熱材ボードの上側に敷きつめる各ルーフ用パネル（通常
コンクリートで作られる）は、台風等強い風が生じた場
合、・ぐネル上下に生じる圧力差すなわち上面の高速気
流によって生じる負圧吸引力により上方へ吸引され剥が
れたシ飛散するというおそれがある。このようなパネル
の剥がれは、安全性の見地からも確実に防止する必要が
ある。

本発明の目的は、強風時における・ぐネル上下間の圧力
差を低減することにより、パネルの剥がれ或は飛散の可
能性をなくしうる屋上外断熱構造を提供することである
。

本発明の特徴は、ルーフ用パネルの層の周辺部に設けら
れたエンドブロックに、・母ネル下側の空間と外部とを
連通する開口を形成し、強風時におけるパネル上下の圧
力差の低減を図ることにより上記目的を達成するととで
ある。

すなわち、本発明によれば、建物躯体上面に断熱材が一
ドを縦横に配列して敷くとともに該断熱材ボードの上側
に空間を設けてルーフ用ノｅネルを縦横に配列して敷き
、隣接するパネルの角隅部をセンタージョイナ−および
ジョイナ−キャップで締結するとともに該パネルの層の
周辺部にエンドブロックを設けて構成される屋上外断熱
構造において、前記エンドブロックに前記ルーフ用ノ＋
ネル下側の空間と外部とを連通する開口を形成すること
により、強風時におけるルーフ用パネル上下の圧力差の
低減を図ることを特徴とする屋上外断熱構造が提供され
る。

以下第１図〜第４図を参照して本発明の詳細な説明する
。

第１図〜第３図は本発明の一実施例を示す図でおる。

これらの図面において、コンクリート建物の屋上スラブ
を形成する建物躯体１の上面には防水層２が設けられ、
この防水層の上側には空間（下部空気層）３を設けて複
数枚の断熱材？−ド４が縦横に配列して敷きつめられ、
さらにその上側に空間（上部空気層）５を設けて複数枚
のルーフ用／４’ネル６が縦横に配列して敷きつめられ
ている。

前記断熱材ボード４は例えば硬質ウレタンフオーム等の
グラスチック発泡体で作られ、その寸法は例えば縦横８
０副で厚みが２〜５０のユニットメートとして形成され
る。

前記ルーフ用パネル６は、例えば、縦横４０ｏｎで厚み
が４〜６ａｎ程度のコンクリートで作られる。

ただし、図示の例では前記断熱材ボード４としてこのパ
ネル６と同じ縦横寸法（広さ）のものが使用されている
。

各断熱材ボード４はその角隅部（ルーフ用パネルよシ広
い場合は中央部においても）をセンタージョイナ−７（
第２図参照）で支持され、この断熱層（断熱材？−ド４
を敷きつめた層）の周辺部はコンクリート製のエンドブ
ロック８で支持されている。

各ルーフ用パネル６は、その角隅部で隣接するルーフ用
パネルとともに前記センタージョイナ＝７およびジョイ
ナ−キャップ９によｐ相互に結合され、この層（ルーフ
用パネル６を敷きつめた層）の周辺部にはエンドブロッ
ク８が設けられ、該エンドブロックによ）上側から押え
付けた状態または浮上阻止の状態で支持されている。

前記センター・クヨイナ−７は建物躯体（図示の例では
建物躯体上面に設けられた防水層２）１の上面に載置さ
れ、そのパネル支持面は上下調節可能になっておシ、建
物躯体１の上面に凹凸がある場合でも各パネル６を同一
高さに敷きつめうるようになっている。

前記エンドブロック６は、図示の例では、パネル６０辺
の長さと略一致する長さのものを鉄筋１０で連結した構
造を有し、このエンドブロックには、前記・ぞネル６の
下側の空間すなわち上部空気層５と外部とを連通ずる開
口１１が形成されている。なお、前記鉄筋１０は、場合
によってはこれを省略してエンドブロック８を設置する
こともできる。

この開口１１娘、強風時に風がルーフ用ノ♀ネル６の上
面のみならず下面にも流通させうるよう配置されるもの
であり、図示の例では周囲のエンドブロック８の所定間
隔ごとの位置に窓状に形成されている。開口１１の外側
開口周辺は彎曲形状としラップ状にすることもできる。

ルーフ用・やネル６の上面を強い風が通過すると、高速
気流で生じる負圧吸引力により該ノソネル６が上方へ吸
引され剥がれたり飛散したシする可能性が生じるが、図
示の構造によればエンドブロック８に開口１１を形成す
ることにより強風時におけるパネル６の上下面間の圧力
差を低減させることができ、これによってパネルの剥れ
や飛散を確実に防止することができる。開口１１の総面
積、形状および配列などは、前記圧力差の解消捷たは低
減の程度を考慮して適正に決められる。

なお、第１図中の符号１２は、防水層２（または建物躯
体１の上面）上に溜った水を排出するための排水口を示
す。

以上説明した実施例によれば、エンドブロック８に外部
とルーフ用・母ネル下側の空間とを連通ずる開口１１を
設けたので、強風時においてもノ♀ネル上下の圧力差を
なくすか小さくすることができ、これによって台風など
の場合の・ぐ坏ル６の浮き上がり、剥がれあるいは飛散
を防止することができ、信頼性および安全性にすぐれた
屋上外断熱構造が得られる。

涼４図は本発明の他の実施例を示す図である。

この実施例では、エンドブロック８として１７１面が略
Ｕ字状のものを使用し、その内側壁ｆｌ１５に開口１１
が形成されている。すなわち、エンドブロック８の形状
および構造が前述の実施例のものと相異しており、その
他の部分は実質上同じである。

したがって、対応する部分をそれぞれ同一符号で表示し
、その詳細な説明を省略する。

本実施例によれば、パネル６の下側の空間（上部空気層
）５はエンドブロック８の開口１１および上端開放溝部
を介して外部に連通されているので、前述の実施例の場
合と同様、強風時におけるノ５ネル上下面間の圧力差を
低減することができる。

したがって、前述の実施例の場合と同様、パネル６の浮
上がシ、剥がれあるいは飛散を防止することができ、信
頼性および安全性にすぐれた屋上外断熱構造を得ること
ができる。

本実施例における開口１１においても、その数・総面積
、形状および配置等は、圧力差の解消または低減の程度
を考慮して適正に決定出来る。

なお、以上の各実施例では、エンドブロック８として比
較的短かいユニットを鉄筋１０で連結した構造のものを
使用したが、これは長くて比較的重いものを使用するこ
ともでき、その場合は鉄筋１０を省略することもできる
。

以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、ルー
フ用パネルの剥がれや飛散を防止するととができ、信頼
性および安全性にすぐれた屋上外断熱構造を得ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による屋上外断熱構造の一実施例を示す
部分断面斜視図、第２図は第１図中の線■−Ｈに沿った
縦断面図、第３図は第１図中のルーフ用ノ４ネルを示す
斜視図、第４図は本発明による屋上外断熱構造の他の実
施例を示す部分断面斜視図である。 ｌ・・・建物躯体（コンクリート建物の屋上スラブ）、
２・・・防水層、３・・・空間（下部空気層）、４・・
・断熱材？−ド、５・・・空間（上部空気層）、６・・
・ルーフ用パネル、７・・・センターノヨイナー、８・
・・エンドブロック、９・・・ジョイナ−キャップ、１
０・・・鉄筋、１１・・・開口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）建物躯体上面に断熱材が−ドを縦横に配列して敷
   くとともに該断熱材ボードの上側に空間を設けてルーフ
   用・ぐネルを縦横に配列して敷き隣接するパネルの角隅
   部をセンターソヨイナーおよびジョイナ−キャップで締
   結するとともに該パネルの層の周辺部にエンドブロック
   を配置して構成される屋上外断熱構造において、前記エ
   ンドブロックに前記ルーフ用ｉｅネル下側の空間と外部
   とを連通ずる開口を形成することにより、強風時におけ
   るルーフ用ｉ４ネル上下の圧力差の低減を図ることを特
   徴とする屋上外断熱構造。