JPH10325222A - 屋根の構造 - Google Patents

屋根の構造

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JPH10325222A
JPH10325222A JP11988898A JP11988898A JPH10325222A JP H10325222 A JPH10325222 A JP H10325222A JP 11988898 A JP11988898 A JP 11988898A JP 11988898 A JP11988898 A JP 11988898A JP H10325222 A JPH10325222 A JP H10325222A
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roof
spacer member
plate
ventilation
gap
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JP11988898A
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Kunisuke Itou
邦祐 伊藤
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ITO KUNISUKE
ITO SUE
ITOU SUE
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ITO KUNISUKE
ITO SUE
ITOU SUE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金属板を葺いた屋根において、通気層を設け
て、従来最も腐食の早い屋根のを通気を潤滑にすること
で、小屋裏からの熱気や、湿気及び結露を従来より早く
排出するとともに、金属板や淀等の腐食防止して、耐久
性を高めることを課題とする。 【構成】 木造下地板に金属板を葺いた屋根において、
屋根下地に張設した防水シートの上面から屋根の金属板
全体を浮かして通気ができる間隙を設けた位置に、第1
のスペーサ部材を介在させて、通気層を形成するととも
に、淀と破風板との間隙及び、淀と鼻隠しとの間隙に第
2のスペーサを介在し通気口を形成して上記通気層と連
通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の屋根におい
て、金属板を葺いた屋根の通気構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、木製下地板に金属板を葺いた屋根
の構造は、屋根の下地板の上面に防水シートを張設した
り、板状断熱材を敷設した上に、直接、接合部を形成し
た金属板を葺いているが、上記の屋根で通気構造にする
には無理であった。
【0003】尚、以下の記述において、横葺きとは、屋
根勾配に対して長尺金属板を直交に葺くことであり、ま
た、縦葺きとは、屋根勾配に対して長尺金属板を並行に
葺くことを意味する用語として、用いたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】金属板屋根は、温度差
の影響を受けやすい材質であり、金属板屋根の下面と、
防水シート、または、板状断熱材との上面に、僅かな間
隙があっても金属板屋根の下面に結露が発生して、結露
水が付着して錆が発生する。特に、既存の横葺きの場合
は、本発明の図1でも示すように、金属板屋根の下面と
防水シートの上面とに間隙が大きく屋根全面に渡り形成
しているので、日中は間隙の空気は暖められ、夜から翌
朝にかけて冷え、間隙の湿った空気は結露水となり、金
属板屋根の下面に付着して錆を発生させ、木部は蒸れて
腐食する。さらに、横葺きの場合、暴風雨や大雨の後、
横葺き各々の水平に並行する繋ぎ目の接合部が全長に渡
り雨水が溜まることがあり、溜まった雨水の一部は、横
葺と防水シートとの間隙または、板状断熱材との間隙に
湿気となって放出して、横葺き金属板屋根の裏面に結露
水が付着して、濡れた状態が続き、やがて錆が発生し
て、その上、軒先の木製の淀は、結露水が集結する屋根
の最も低い位置にあり、しかも、淀全体が金属板に完全
に包囲される場合には、湿気や結露水は室外に放出され
ず、建物のうち最も早い時期に、表面に現れない隠れた
場所で腐食する。また、夏季の縦葺き、横葺きは、共に
屋根上面の熱気が下地板も貫通し移行して小屋裏や室内
に移行して、従来の通気口では、熱気が排出されにくか
った。
【0005】また、通気層を設けるために、屋根下地に
張設した防水材の上面から金属板屋根を浮かした間隙
に、スペーサ部材を配設して設置する場合、厚さが0.
35mm〜0.40mm位の一般使用の厚さの屋根の鉄
製金属板で、人等や積雪の上からの重圧を支える為の、
スペーサ部材の各々の間隔が小さいと、通気作用を損な
い、反対に間隔が広いと、屋根の通気層や金属板屋根を
上から押し潰す事である。特開平7−42258の枠組
工法による建物の断熱通気構造において、金属板屋根に
する場合については、上述により問題がある。本発明は
上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、
その目的とする所は、金属板屋根の下面に、通気層を設
けられる屋根の構造にして、小屋裏や室内へ移行する熱
気や、金属板屋根下面に生じる結露を排出するととも
に、錆や木部の腐食を防止して、屋根全体の耐久性を高
めることを目的とする。
【0006】
【発明が解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため、金属板屋根3に、人等や積雪のによる上
面から押し潰す問題を解決しながら、金属板屋根3の下
面に、通気層5を設けて、屋根の全周に通気口12を形
成した屋根の通気構造である。すなわち、請求項1、請
求項2の金属板葺き屋根3は、横葺き及び、縦葺きであ
り、第1のスペーサ部材1と第2のスペーサ部材2の組
み合わせであり、金属板屋根3を下地板9に張設した防
水シート4、または、下地板9の上面から浮かして通気
が容易にできる間隙に、一方方向に並行した複数の棒体
1bの上面に、他方向に並行した複数の棒体1aの下面
が重ねて直交するように固着した形状に型成した第1の
スペーサ部材1を介在させて通気層5を設けると共に、
淀6と破風板8との間隙及び、淀6と鼻隠し7との間隙
に、第2のスペーサ部材を介在して、通気口12を形成
して、通気層5と通気口12とを連通したものである。
また、請求項1、請求項3は、主に横葺であり、第1a
のスペーサ部材11と第2のスペーサ部材2をの組み合
わせて、金属板屋根3を下地板9に張設した防水シート
4の上面から浮かして通気が容易にできる間隙に、上面
に複数の溝13を形成した第1aのスペーサ11の溝1
3を上向きで屋根勾配に並行して介在させて、第1aの
スペーサ部材11の上面と金属板屋根3の下面との間隙
に通気層5を形成すると共に、淀6と破風板8との間隙
及び、淀6と鼻隠し7との間隙に、第2のスペーサ部材
2を介在することにより形成する通気口12を、屋根の
通気層5に連通した屋根の通気構造であり、このような
構成である。ただし、防水シート4を張設せず、防水板
状断熱材の第1aのスペーサ部材11のみで、各々の側
辺を互いに密着して下地板9に直接に載設する場合もあ
る。
【0007】
【作用】上記のようにした本発明による請求項1、請求
項2では、第1のスペーサ部材1と第2のスペーサ部材
2を組み合わせた縦葺き、横葺きであり、下地板9の上
面に敷設した防水シート4の上面から、金属板屋根3を
浮かせた状態の位置に、一方方向に並行した複数の棒体
1bの上面に、他方向に並行した、複数の棒体1aの下
面が重ねて直交するように固着した形状に型成した第1
のスペーサ部材1を介在させたことで、金属板屋根3の
下面と防水シート4の間隙には、屋根勾配に並行した通
気層5と屋根勾配に直交する通気層ができて、淀6と破
風板8との間隙及び、淀6と鼻隠し7との間隙に、第2
のスペーサ部材を介在して、通気口12を形成して、上
記通気層5と通気口12とを連通したものである。又、
請求項1及び請求項3では、第1aのスペーサ部材11
と第2のスペーサ部材2を組み合わせた横葺きであり、
下地板9の上面に敷設した防水シート4の上面から、金
属板屋根3を浮かせた位置に、上面の溝13を、屋根勾
配に並行した第1aのスペーサ部材11を介在させたこ
とで、金属板屋根3の下面と第1aのスペーサ部材11
の上面には、屋根の勾配に並行した複数の通気層5が形
成して、横葺きの下面に既存する水平な間隙の複数の通
気層とが直交する事で、屋根全面の広さの通気層5を形
成して、さらに、淀6と破風板8との間隙及び、淀6と
鼻隠し7との間隙に、第2のスペーサ部材を介在して、
通気口12を形成して、上記通気層5と通気口12とを
連通したものである。上述により、第1のスペーサ部材
1、または、第1aのスペーサ部材11は、金属板屋根
3に人や、積雪による重圧等を防御しながら、通気口1
2が屋根の全周を鉢巻状に取り巻く事で、全方角の風向
きに対応する屋根の通気構造になり、通気口12に連通
する通気層5は、気圧、温度差、及び風向きを利用して
外気を通気層5に取り入れたり、廃熱及び、除湿をす
る。
【0008】
【実施例1】以下本発明の実地例1を図1〜図6に基
き、最も多く通常使用される厚さが0.35mm〜0.
40mmの鉄製金属板屋根3を使用した実施例を詳述す
る。第1のスペーサ部材1は、発泡製板状断熱材を使用
したもので、全体の大きさが1820mm×910mm
とする厚さ20mmの格子状の板体である。すなわち、
一方の方向に並行した複数の棒体1bの上面に、同じ断
面の複数の棒体1aの下面を直交して重ねて固着した形
状であり、棒体1aと棒体1bが段差をつけて、格子状
の第1スペーサ部材1に型成したものであり、棒体1a
及び棒体1bの切り口断面寸法はともに、高さ10mm
とし、巾20mmにして、各々に並設した複数の棒体1
a、又は、棒体1bの隙間の間隔は共に25mmであ
り、従って、鉄製金属板屋根3は、棒体1aと棒体1b
の交点の寸法20mm×20mmを多数の支点とする高
さ20mmの複数の柱で支える。そして、淀6と破風板
8及び鼻隠し7に介在した第2のスペーサ部材2は、防
腐性、通気性能、鳥類の侵入、及び台風時の風圧等を考
慮に入れて、防水性の合成樹脂材を使用して、淀6の高
さ寸法より10mm〜15mm小さくした直径にして、
厚さを15mmとした空気抵抗を和らげる円板状に形成
して、複数個設置したことにより、通気口12が形成さ
れたものである。なお、第2のスペーサ部材2の形態
は、円板状とは限られず、淀6の高さより小さい外径の
一定の厚さの防腐性の小片板材などでもよい。このよう
な構成の第2のスペーサ部材2及び、第1のスペーサ部
材1を用いて、縦葺き、または、横葺きに、厚さが0.
35mm〜0.40mmの鉄製金属板屋根3を使用した
ものである。
【0009】すなわち、実施例1の縦葺き及び、横葺き
の工事の通気工事工程は、既に取付けた破風板8及び鼻
隠し7の室外面全長に渡り、各々複数の第2のスペーサ
部材2の一方の平面を、200mm以下の間隔で、淀6
の下面より10mm位高くした位置に設置し、淀6を第
2のスペーサ部材2に重ねてビース等10で、第2のス
ペーサ部材2を貫通して設置した事により通気口12を
形成した。そして、下地板9の上面の防水シート4を張
設した上面に、各々の第1のスペーサ部材1の棒体1a
の全長が、縦葺き、又は、横葺き各々の全長に直交する
ように配置して、釘14で固着することで、上面からの
重圧に耐えるようにした。そして、横葺きは、厚さ0.
35mm〜0.40mmの鉄製金属板を、軒先下端の水
平位置から順次に、棟方向に葺き並べて行き、また、縦
葺きは、厚さ0.35mm〜0.40mmの鉄製金属板
を、屋根の一方の側端より順次に葺き並べていく、この
とき、鉄製金属板屋根3を下地板9に固着する釘14の
位置は、縦葺き、横葺き共に、台風時の風圧に対応し
て、従来例より各々の間隔を小さくする必要がある。ま
た、第2のスペーサ部材2を破風板8及び鼻隠し7に設
置するとき、淀6の下面位置より第2のスペーサ部材2
の下面の位置が、10mm位高くしたのは、雨水の水切
りをよくするためであり、また、破風板8や鼻隠し7を
金属板3aで包むときは、金属板3aの上端位置を、で
きるだけ上迄上げて、暴風雨の逆流を防ぐ必要がある、
しかし、屋根勾配の距離が長い場合や、水流が多い地方
では、鼻隠し7や淀6の高さを大きくしたり、鼻隠し7
を包む金属板3aの下側端に水きりをつけて暴風雨の侵
入を阻止する事が大事である。
【0010】
【実施例2】以下本発明の実地例2を、図6、図7、及
び図8に基き詳述する。第1aのスペーサ部材11は、
発泡製板状断熱材で、厚さ25mm、長さ1820mm
×巾910mm平に使用する板体であり、長辺、また
は、短辺に並行した溝13を、巾25mm×深さ15m
mにして、25mm間隔に並行して、上面に複数形成し
たものであり、第1aのスペーサ部材11の上面に並行
する溝13の長さを、屋根勾配に並行して防水シート4
の上面に設置する。そして、淀6と破風板8及び鼻隠し
7に介在した第2のスペーサ部材2は、防腐性、通気性
能、鳥類の侵入、及び台風時の風圧等を考慮に入れて、
防水性の合成樹胆材を使用して、淀6の高さ寸法より1
0mm〜15mm小さくした直径にして、厚さを15m
mとした空気抵抗を和らげる円板状に形成して各々複数
個設置したことにより、通気口12が形成されたもので
ある。尚、第2のスペーサ部材2は円板状に限らず、一
定厚さの小片板材でもよい。このような構成の第2のス
ペーサ部材2及び、第1aのスペーサ部材11を用い
て、横葺きに、厚さ0.35mm〜0.40mmの鉄製
金属板屋根3を使用したものである。
【0011】実施例2の通気工事工程は、既に取付けた
破風板8及び鼻隠し7の室外面全長に渡り、各々複数個
の第2のスペーサ部材2の一方の平面を、200mm以
下の間隔に、淀6の下面より10mm位上げた位置に設
置し、淀6を第2のスペーサ部材2の上に重ねてビース
等15で、第2のスペーサ部材2を貫通して設置して、
通気口12を形成して、下地板9の上面に、防水シート
4を、屋根全面に張設した上に、各々の第1aのスペー
サ部材11の上面の溝13を屋根勾配に並行して、各
々、上、下の段の溝13が直通するように設置して、釘
14で固着して、接合部を設けた厚さ0.35mm〜
0.4mmの金属板を軒先の水平位置から順次に棟方向
に横葺きに並べて行く、このとき、鉄製金属板屋根3を
下地板9に固着する各々の釘14の間隔は、台風時の風
圧に対応し、従来よりも小さくする。また、第2のスペ
ーサ部材2を破風板8及び鼻隠し7に設置するとき、淀
6の下面位置より第2のスペーサ部材2の下面の位置
が、10mm位高くしたのは、雨水の水切りをよくする
ためであり、また、破風板8や鼻隠し7を金属板3aで
包むときは、金属板3aの上端位置をできるだけ上まで
上げて、暴風雨の逆流を防ぐ必要があり、しかし、屋根
勾配の距離が長い場合や、水流が多い地方では、鼻隠し
7や淀6の高さを大きくしたり、鼻隠し7を包む金属板
3aの下側端に水きりをつけて、暴風雨の侵入を阻止す
る事が大事である。
【0012】
【実施例3】図示はないが、上面全面に、交わる溝を複
数形成した板状スペーサ部材を上記実施例2の第1aの
スペーサ部材に変わり採用すると、通気作用のを一層高
める。従い、第1のスペーサ部材1、第1aのスペーサ
部材11の形状に限定されず、金属板屋根3を浮かして
支持でき、しかも、通気層5が、通気口12にも連通し
て、さらに、金属板屋根3の上面に、積雪や人等の重圧
等で、金属板3の上面や、通気層5が潰れを防御するも
のであれば、他の形状のものであってもよく、第2のス
ペーサ部材2も、各々が一定の厚さで、ビース等10が
容易に貫通できて、淀6を取付けるときの圧着に耐え
て、さらに、防腐性の材料であればよい。
【0013】その他の実施例として、淀6の腐食を防止
する施工法として、図示はないが、腐食に対応性がある
木材や合成樹脂等を用いた淀6の部材で、破風板8や鼻
隠し7と接する側面の所要位置に、複数個の凸部を長手
方向の全長にわたり設けた特性の淀を使用すれば、凸部
は、第2のスペーサ部材2と同じ役目をして通気口12
が形成されて、通気層5に連通する。
【0014】また、その他の実施例として、屋根の形態
により通気作用が異なる場合があり、方形や寄せ棟等の
屋根で、急傾斜になるにつれ、屋根の棟の位置からの通
気口12の位置が下がり、通気作用は弱くなるので、図
示はないが、屋根の棟部分に、通気層5に連通する小屋
根に通気口を別に設けたり、外壁等に強制換気扇を設置
し、接続ダクトで通気層5を繋ぎ、通気作用を高める事
も必要である。
【0015】特に、連携実施例として、図示はないが、
本発明の屋根の構造の通気層5と、既に一般公知の構造
の、北日本で多く実施している外壁通気構造の通気層の
上端位置との交わる位置を、建物全周に渡り開口部を設
けて、各々を連結、連通した事で、外壁通気構造の通気
と屋根の通気層5とを一体の通気構造となった。
【0016】また、第1aのスペーサ部材11を使用す
る場合、屋根面が急勾配であったり、勾配の長さが短い
場合には、第1aのスペーサ部材11の各々を互いに密
接して使用して、防水シート4の張設を省いてもよい。
【0017】
【発明の効果】上述の実施例1、実施例2、実施例3、
その他の実施例、外壁通気層との連携実施例は、共に下
記のようにな効果がある。
【0018】木造小屋組以外の工法でも、木製下地板9
を使用の屋根なら、全て応用できて、その上、急勾配屋
根、片流れ屋根の外、陸屋根にも適応できる。
【0019】また、第1のスペーサ部材1、特に、第1
aのスベーサ部材11は、鉄製金属板屋根3を貫通して
小屋裏に移行する熱気を防止すると共に、金属板屋根3
に人等が載ったり、積雪等による重圧により、屋根の通
気層5や、金属板屋根3の潰れを防御する。
【0020】さらに、本発明の屋根の構造は、工事費が
廉価で、施工が簡単であり、また、金属板屋根3を葺く
屋根と、防水シート4との間の結露や湿気が排出しやす
く、金属板屋根3の下面は、常に乾燥状態であり、金属
板屋根3の裏面や金属板3aの接合部の切り口から発生
する錆を防御するとともに、木造建物のうち最も腐食の
早い軒先の木製の淀6を、湿気や結露水や、腐食から守
ることができる。
【0021】また、瓦葺き屋根に替えて、横葺きにする
ために、厚さ50mm以上の板状断熱材の第1aのスペ
ーサ部材11を使用すると、屋根から小屋裏、室内えの
熱移行を防ぎ断熱効果は一層向上して、さらに、屋根全
体が軽くなるので、建物の耐震効果が大きく、その上、
工事費が瓦葺き工事に競べて非常に廉価になる。
【0022】特に、外壁通気層との連携実施例は、本発
明の屋根の構造と、従来の外壁通気構造の各々の通気層
の連通したことにより、外気の温度差による室外の建物
の土台下からの冷気は、外壁の通気層を通過し、さらに
暖かい屋根の通気層5に誘導されて室外に放出されるた
めに、外壁通気構造と、屋根の通気構造は、各々単独の
通気構造よりも、極めて通気効率が高くなり、建物の屋
根全体と外壁全体が、一体の通気層5に包囲されて、従
来以上の通気効果を高めることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す鼻隠し7に第1のスペー
サ部材1と、第2のスペーサ部材2を使用した要部断面
【図2】本発明の実施例を示す破風板8に第1のスペー
サ部材1と、第2のスペーサ部材を使用した要部断面図
【図3】本発明の実施例を示す急勾配屋根に第1のスペ
ーサ部材1と、第2のスペーサ部材を使用した要部断面
【図4】本発明の実施例を示す片流れ屋根に第1のスペ
ーサ部材1と、第2のスペーサ部材を使用の要部断面図
【図5】本発明の実施例を示す第1のスペーサ部材1の
斜視図
【図6】本発明の実施例を示す第2のスペーサ部材2の
斜視図
【図7】本発明の実施例を示す第1aのスペーサ部材1
1と、第2のスペーサ部材を使用した斜視図
【図8】本発明の実施例を示す第1aのスペーサ部材1
1の斜視図
【符号の説明】
1 第1のスペーサ部材 1a 棒体 1b 棒体 2 第2のスペーサ部材 3 金属板屋根 3a 金属板 4 防水シート 5 通気層 6 淀 7 鼻隠し 8 破風板 9 下地板 10 ビース等 11 第1aのスペーサ部材 12 通気口 13 溝 14 釘

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板を葺いた屋根において、屋根下地材
    に張設した防水材の上面から屋根の金属板全体を浮かし
    てできる間隙を設けた位置に、第1のスペーサ部材を介
    在して通気層を形成するとともに、淀と破風板との間隙
    及び、淀と鼻隠しとの間隙の適宜な間隔に第2のスペー
    サ部材を介在して通気口を形成し、上記の通気層と通気
    口とを連通したことを特徴とする屋根の構造。
  2. 【請求項2】一方方向に並行した複数の棒体の上面に他
    方向に並行した複数の棒体の下面を重ねて固着した形状
    に成型した第1のスペーサ部材と板状の第2のスペーサ
    部材を使用した請求項1の屋根の構造。
  3. 【請求項3】板体の上面に複数の溝を屋根勾配に並行し
    て形成した第1aのスペーサ部材と、板状の第2のスペ
    ーサ部材を使用した請求項1の屋根の構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006083639A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Daiwa House Ind Co Ltd 無落雪屋根の構造
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JP2013068073A (ja) * 2011-09-06 2013-04-18 Takahashi Kazumi 平板金属瓦、この平板金属瓦を用いた屋根構造、およびその設置方法

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JP2012087618A (ja) * 2012-02-06 2012-05-10 Shinsei:Kk 換気棟構造及び換気屋根構造

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