JP2561745Y2 - 軒裏の換気構造 - Google Patents

軒裏の換気構造

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築物の換気構造に係
わり、特に軒出のとれない妻側屋根への換気を可能とさ
せる軒裏の換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より建物の軒裏換気には、軒先側付
け壁の側壁面や、外壁1の妻側の軒裏6に連設する軒出
妻壁7の下面の上げ裏に有孔板8を設け、換気量Vを確
保するものである(図4図示)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、北側斜
線制限にかかる建物で、北側壁面の妻側の壁に軒出が設
けられない場合、該外壁上部に母屋、桁、たるき等が覆
設されて、換気口取り付け用空所が得られず、事実上軒
裏に換気できない。この場合、小屋裏ないし軒裏(以
下、軒裏等という)に湿度や熱が籠もるという問題点が
あった。
【0004】本考案の目的は、従来技術の欠点に鑑み、
軒出の取れない妻側壁の換気不能の不具合を除去するだ
けでなく、北側斜線制限の条件を満たしながら、合理的
に軒裏へ換気可能の構造を作り出す、軒裏の換気構造を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、軒出のない屋
根の下側壁面に隣接し、屋根妻側の構造用部材の部材幅
以上に凹設させた壁面を形成して、前記部材内側に空所
を隣設し、該空所に小屋裏に通風可能の有孔板を取り付
けることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】かかる技術手段によれば、従来の軒出のない妻
側壁面に軒裏換気口を持たない建物と異なり、外気が、
少なくとも凹設壁の軒裏換気口を介して軒裏等へ流入可
能になるので、小屋裏の除湿、除熱ができ、建物の保全
を図ることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して例示的に、本考案の好
適な実施例を詳しく説明する。図1は、本考案の実施例
を示し、妻側の要部斜視図、図2は、図1のA−A矢視
図で、屋根2の下、妻側破風4の下方の外壁1に、内側
に引っ込んだ凹設壁5を設けている。該凹設壁5には、
少なくとも屋根2と接する軒裏の上げ裏部分に、棟木5
1、母屋52、たるき53などの屋内構造物50を避け
た空所9を設け、そこに換気口となる有孔板8を配設し
ている。なお、前記凹設壁5の下部には、外部10に向
け適宜に窓3を取り付ける。
【0008】図3は、本考案の軒裏換気口の換気状態を
説明する1実施例を示す部分断面図で、外壁1上部の凹
設壁5の上縁部と前記屋根2外側面の屋内構造物50間
の空所9に、有孔板8より軒裏等6への換気量Vを供給
している。
【0009】次に本考案の機能について説明する。前記
凹設壁5は、前記屋内構造物50を避けて前記空所9が
得られるまで、建物内側に引き込めて新設するので、前
記有孔板8を設置できるようになる。その結果、建物の
高さを変更したり、屋根2の形状や壁面1に重大変更す
ることなく、軒裏6等への換気作用を生じさせ得る。
【0010】
【考案の効果】以上記載したごとく本考案によれば、従
来技術によっては、軒出のない軒裏等の換気できない要
因を解析し、建物の基本形状を変更しない凹設壁を新設
し、換気のための軒出の上げ裏に、小屋裏に通ずる空所
を建物内側に向け作り出すものなので、降雨の際の雨水
吹き込みを受ける換気口となることもない。その結果と
して、小屋裏換気による除湿、除熱を良好にできるの
で、建物を良く保全するという優れた効果をもつ軒裏の
換気構造の提供が可能になり、その実用的価値は極めて
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示し妻側の要部斜視図であ
る。
【図2】本考案の実施例を示す図1のA−A矢視図であ
る。
【図3】本考案の軒裏換気口の換気状態を説明する一実
施例を示しその部分断面図である。
【図4】従来技術を説明するもので軒裏の要部側面図で
ある。
【符号の説明】
1 外壁 5 凹設壁 6 軒裏 8 有孔板 9 空所 50 屋内構造物

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒出のない屋根の下側壁面に隣接し、屋
    根妻側の構造用部材の部材幅以上に凹設させた壁面を形
    成して、前記部材内側に空所を隣設し、該空所に小屋裏
    に通風可能の有孔板を取り付けることを特徴とする軒裏
    の換気構造。
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