JPS6014160B2 - 紙用サイズ剤 - Google Patents
紙用サイズ剤Info
- Publication number
- JPS6014160B2 JPS6014160B2 JP10550976A JP10550976A JPS6014160B2 JP S6014160 B2 JPS6014160 B2 JP S6014160B2 JP 10550976 A JP10550976 A JP 10550976A JP 10550976 A JP10550976 A JP 10550976A JP S6014160 B2 JPS6014160 B2 JP S6014160B2
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- JP
- Japan
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- sizing agent
- group
- paper sizing
- penzothiazole
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- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な紙用サイズ剤に関する。
さらに詳しくは、2−(置換カルボニルメルカプト)ペ
ンゾチアゾール誘導体を有効成分とし、硫酸バンドなど
の定着剤を必要とせず、抄紙用水が中性〜アルカリ性の
pH領域のぱあし、でも良好なサイズ効果を発揮する紙
用サイズ剤に関する。紙はほとんどのぱあし、紙用サイ
ズ剤(以下、サイズ剤という)を添加して抄紙されるが
、えられる成紙は耐水性、耐インキにじみ性を有するこ
とが必要であるため、一般にロジン系アニオンサィズ剤
がすぐれたサイズ剤として汎用されている。
ンゾチアゾール誘導体を有効成分とし、硫酸バンドなど
の定着剤を必要とせず、抄紙用水が中性〜アルカリ性の
pH領域のぱあし、でも良好なサイズ効果を発揮する紙
用サイズ剤に関する。紙はほとんどのぱあし、紙用サイ
ズ剤(以下、サイズ剤という)を添加して抄紙されるが
、えられる成紙は耐水性、耐インキにじみ性を有するこ
とが必要であるため、一般にロジン系アニオンサィズ剤
がすぐれたサイズ剤として汎用されている。
しかしロジン系サイズ剤を使用する‘まあし、は、これ
を硫酸バンド尊こよってパルプに定着させ、ついで疎水
性化する必要があるので、該系のpHを酸性領域に保っ
て抄紙しなければならないという制約がある。一方、紙
は用途および加工性の面から中性領域で抄紙することが
必要であるぱあし、が多く、このような‘まあし、には
硫酸バンドのごとき酸性アルミニウム化合物を使用する
ことができないので、ロジン系サイズ剤はサイズ剤とし
てのすぐれた効果を発揮できない。また紙はその不透明
度、白色度などの紙質を向上させるためにクレー、タル
ク、酸化チタンなどの填料を内添する‘まあし、が多い
。さらに塩基性填料を必要とするぱあし、、あるいはク
レー、タルク、酸化チタンなどに代えて安価な填料を用
いるぱあし、には、炭酸カルシウムを使用することが多
いため、酸性領域で抄紙すると、炭酸カルシウムが分解
して炭酸ガスが発生するので抄紙に支障をきたす。した
がって填料として炭酸カルシウムを用いたぱあし、、中
性〜アルカリ性領域で抄紙しなければならないので、ロ
ジン系サイズ剤を使用することができず、中性サイジン
グが可能なサイズ剤が要望されている。本発明者らは、
かかる現状に鑑み鋭意研究を重ねた結果、2一(置換カ
ルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール誘導体をサイズ
剤として使用するときは、中性のpH領域できわめてす
ぐれたサイズ効果を発揮することができ、かつ該2−(
置換カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール誘導体を
水中に乳化してえられる水性ェマルジョンは調製後長期
間経過したのちに使用するぱあし、でも、調製直後と同
様にすぐれたサイズ効果を発揮することを見出し、本発
明を完成するにいたった。すなわち本発明は、一般式(
式中、RIおよびR2は水素原子または1〜3個の炭素
原子を有するアルキル基であり、Aは8〜40個の炭素
原子を有する疎水基である)で示される2一(置換カル
ボニルメルカプト)ペンゾチアゾール誘導体を有効成分
とすることを特徴とするサイズ剤にかかるものである。
を硫酸バンド尊こよってパルプに定着させ、ついで疎水
性化する必要があるので、該系のpHを酸性領域に保っ
て抄紙しなければならないという制約がある。一方、紙
は用途および加工性の面から中性領域で抄紙することが
必要であるぱあし、が多く、このような‘まあし、には
硫酸バンドのごとき酸性アルミニウム化合物を使用する
ことができないので、ロジン系サイズ剤はサイズ剤とし
てのすぐれた効果を発揮できない。また紙はその不透明
度、白色度などの紙質を向上させるためにクレー、タル
ク、酸化チタンなどの填料を内添する‘まあし、が多い
。さらに塩基性填料を必要とするぱあし、、あるいはク
レー、タルク、酸化チタンなどに代えて安価な填料を用
いるぱあし、には、炭酸カルシウムを使用することが多
いため、酸性領域で抄紙すると、炭酸カルシウムが分解
して炭酸ガスが発生するので抄紙に支障をきたす。した
がって填料として炭酸カルシウムを用いたぱあし、、中
性〜アルカリ性領域で抄紙しなければならないので、ロ
ジン系サイズ剤を使用することができず、中性サイジン
グが可能なサイズ剤が要望されている。本発明者らは、
かかる現状に鑑み鋭意研究を重ねた結果、2一(置換カ
ルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール誘導体をサイズ
剤として使用するときは、中性のpH領域できわめてす
ぐれたサイズ効果を発揮することができ、かつ該2−(
置換カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール誘導体を
水中に乳化してえられる水性ェマルジョンは調製後長期
間経過したのちに使用するぱあし、でも、調製直後と同
様にすぐれたサイズ効果を発揮することを見出し、本発
明を完成するにいたった。すなわち本発明は、一般式(
式中、RIおよびR2は水素原子または1〜3個の炭素
原子を有するアルキル基であり、Aは8〜40個の炭素
原子を有する疎水基である)で示される2一(置換カル
ボニルメルカプト)ペンゾチアゾール誘導体を有効成分
とすることを特徴とするサイズ剤にかかるものである。
本発明のサイズ剤は硫酸バンドが共存しなくてもパルプ
と反応してパルプを疎水性化するいわゆる反応性サイズ
剤である。
と反応してパルプを疎水性化するいわゆる反応性サイズ
剤である。
すなわち、本発明のサイズ剤は、その有効成分である2
−(置換カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール誘導
体のメルカプトベンゾチアゾール基によって活性化され
たカルポニル基が加熱乾燥時にパルプの水酸基と反応し
てパルプに疎水性を付与し、成紙にすぐれた耐水性を付
与するものである。パルプの水酸基との反応性が大きい
ということは、サイズ剤の周囲に存在する水との反応性
も大きいことを意味する。
−(置換カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール誘導
体のメルカプトベンゾチアゾール基によって活性化され
たカルポニル基が加熱乾燥時にパルプの水酸基と反応し
てパルプに疎水性を付与し、成紙にすぐれた耐水性を付
与するものである。パルプの水酸基との反応性が大きい
ということは、サイズ剤の周囲に存在する水との反応性
も大きいことを意味する。
従来より反応性サイズ剤として知られているものはいく
つかあるが、これらは水性ヱマルジョンとして貯蔵して
いる間に、水と反応して変性し、経時と共にサイズ効果
が低下するものが多い。はなはだしいぱあし、には、水
性ェマルジョンの調製後わずか1日で使用できなくなる
ものすらある。しかるに本発明で使用する2一(贋換カ
ルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール譲導体は、これ
を水性ェマルジョンとしたぱあし、に長期間、常温にお
いては少なくとも1カ月もの間、安定であり、かつ長期
間経過したのちにサイズ剤として使用したぱあし、でも
調製直後に使用した‘まあし、と同様のすぐれたサイズ
効果を発揮する。
つかあるが、これらは水性ヱマルジョンとして貯蔵して
いる間に、水と反応して変性し、経時と共にサイズ効果
が低下するものが多い。はなはだしいぱあし、には、水
性ェマルジョンの調製後わずか1日で使用できなくなる
ものすらある。しかるに本発明で使用する2一(贋換カ
ルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール譲導体は、これ
を水性ェマルジョンとしたぱあし、に長期間、常温にお
いては少なくとも1カ月もの間、安定であり、かつ長期
間経過したのちにサイズ剤として使用したぱあし、でも
調製直後に使用した‘まあし、と同様のすぐれたサイズ
効果を発揮する。
本発明のサイズ剤の有効成分として使用する2一(置換
カルポニルメルカプト)ペンゾチアゾ−ル誘導体は2ー
メルカプトベンゾチアゾール類とカルボン酸クロラィド
、カルバミン酸クロライド、クロルギ酸ェステル、クロ
ルギ酸チオェステルまたはィソシアン酸ェステルとの反
応によりえられる。
カルポニルメルカプト)ペンゾチアゾ−ル誘導体は2ー
メルカプトベンゾチアゾール類とカルボン酸クロラィド
、カルバミン酸クロライド、クロルギ酸ェステル、クロ
ルギ酸チオェステルまたはィソシアン酸ェステルとの反
応によりえられる。
本発明において2ーメルカプトベンゾチアゾール類とし
ては、2−メルカプトベンゾチアゾールそれ自体または
そのベンゼン環に炭素数1〜3のアルキル基を1〜2個
有する置換体が使用される。
ては、2−メルカプトベンゾチアゾールそれ自体または
そのベンゼン環に炭素数1〜3のアルキル基を1〜2個
有する置換体が使用される。
かかる2ーメルカプトベンゾチアゾールの低級アルキル
置換体としては、たとえば2ーメルカブト−4ーメチル
ベンゾチアゾール、2−メルカプトー5ーメチルベンゾ
チアゾール、2−メルカプトー6ーメチルベンゾチアゾ
ール、2−メルカプトー7−メチルベンゾチアゾール、
2−メルカプト−4・5ージメチルベンゾチアゾール、
2ーメルカプトー4・6ージメチルベンゾチアゾール、
2ーメルカプトー4・7ージメチルベンゾチアゾール、
2ーメルカプトー5・6−ジメチルベンゾチアゾール、
2ーメルカプトー6・7−ジメチルベンゾチアゾール、
2ーメルカプト−4ーエチルベンゾチアゾール、2ーメ
ルカプト−6ーエチルベンゾチアゾール、2ーメルカプ
ト−4ーメチルー6ーエチルベンゾチアゾール、2−メ
ルカプトー6一nープロピルベンゾチアゾール、2ーメ
ルカプトー6−イソプロピルベンゾチアゾールなどがあ
げられる。
置換体としては、たとえば2ーメルカブト−4ーメチル
ベンゾチアゾール、2−メルカプトー5ーメチルベンゾ
チアゾール、2−メルカプトー6ーメチルベンゾチアゾ
ール、2−メルカプトー7−メチルベンゾチアゾール、
2−メルカプト−4・5ージメチルベンゾチアゾール、
2ーメルカプトー4・6ージメチルベンゾチアゾール、
2ーメルカプトー4・7ージメチルベンゾチアゾール、
2ーメルカプトー5・6−ジメチルベンゾチアゾール、
2ーメルカプトー6・7−ジメチルベンゾチアゾール、
2ーメルカプト−4ーエチルベンゾチアゾール、2ーメ
ルカプト−6ーエチルベンゾチアゾール、2ーメルカプ
ト−4ーメチルー6ーエチルベンゾチアゾール、2−メ
ルカプトー6一nープロピルベンゾチアゾール、2ーメ
ルカプトー6−イソプロピルベンゾチアゾールなどがあ
げられる。
一方カルボン酸クロラィド、カルバミン酸クロラィド、
クロルギ酸ェステル、クロルギ酸チオェステル、ィソシ
アン酸ェステルなどは、それぞれ一般式R3COC1、
R4R5NCOC1、R60COC1、R7SCOC1
、R8NCOで示される。
クロルギ酸ェステル、クロルギ酸チオェステル、ィソシ
アン酸ェステルなどは、それぞれ一般式R3COC1、
R4R5NCOC1、R60COC1、R7SCOC1
、R8NCOで示される。
R3、R4、R6、R7およびR8は炭素数が8〜30
の炭化水素基であり、このようなものとしては、たとえ
ばオクチル、ノニル、デ′シル、ウンデJシル、ドデト
シル、トリデシル、テトラデシル、ベンタデシル、ヘキ
サデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、エイコシル、
ドコシル、テトラコシルなどのアルキル基;オクテニル
、ノネニル、デセニル、ドデセニル、トリデセニル、ベ
ンタデセニル、オクタデセニル、トリコセニルなどのア
ルケニル基;4一t−ブチルフエニル、オクチルフエニ
ル、ノニルフエニル、ドデシルフエニル、トリデシルフ
エニル、ペンタデシルフエニル、オクタデシルフエニル
などのアルカリル基;ノニルシクロプロピル、ドデシル
シクロブチル、ヘキシルシクロヘキシルなどのシクロア
ルキル基;p−ノニルフェニルェチルなどのアラルキル
基などを例示することができるが、なかんづく炭素数が
12〜20の炭化水素基が好ましい。またR5は水素原
子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ベン
チル基、ヘキシル基、ヘプチル基またはフェニル基のほ
か、R4で示される前記炭化水素基のうち炭素数が8〜
20のものである。ただし、R4およびR5で示される
炭化水素基のそれぞれの炭素数の合計が40を超えない
ように選ぶのが適当である。前記2ーメルカプトベンゾ
チアゾール類とカルポン酸クロラィド、カルバミン酸ク
ロラィド、クロルギ酸ェステルまたはクロルギ酸チオェ
ステルとの反応は、トリェチルアミン、N−メチルモル
ホリン、ピリジン、炭酸ナトリウム、酸化マグネシウム
などの脱塩化水素剤の存在下に−20〜十10び0、好
ましくは0〜3000の温度で10分〜5時間行なわれ
る。該反応はエーテル、ベンゼン、トルェン、酢酸エチ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどの不活性有機
溶媒中または水中で行なうことができる。2ーメルカプ
トベンゾチアゾール類と他の反応成分との使用割合はほ
ぼ等モル程度でよい。
の炭化水素基であり、このようなものとしては、たとえ
ばオクチル、ノニル、デ′シル、ウンデJシル、ドデト
シル、トリデシル、テトラデシル、ベンタデシル、ヘキ
サデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、エイコシル、
ドコシル、テトラコシルなどのアルキル基;オクテニル
、ノネニル、デセニル、ドデセニル、トリデセニル、ベ
ンタデセニル、オクタデセニル、トリコセニルなどのア
ルケニル基;4一t−ブチルフエニル、オクチルフエニ
ル、ノニルフエニル、ドデシルフエニル、トリデシルフ
エニル、ペンタデシルフエニル、オクタデシルフエニル
などのアルカリル基;ノニルシクロプロピル、ドデシル
シクロブチル、ヘキシルシクロヘキシルなどのシクロア
ルキル基;p−ノニルフェニルェチルなどのアラルキル
基などを例示することができるが、なかんづく炭素数が
12〜20の炭化水素基が好ましい。またR5は水素原
子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ベン
チル基、ヘキシル基、ヘプチル基またはフェニル基のほ
か、R4で示される前記炭化水素基のうち炭素数が8〜
20のものである。ただし、R4およびR5で示される
炭化水素基のそれぞれの炭素数の合計が40を超えない
ように選ぶのが適当である。前記2ーメルカプトベンゾ
チアゾール類とカルポン酸クロラィド、カルバミン酸ク
ロラィド、クロルギ酸ェステルまたはクロルギ酸チオェ
ステルとの反応は、トリェチルアミン、N−メチルモル
ホリン、ピリジン、炭酸ナトリウム、酸化マグネシウム
などの脱塩化水素剤の存在下に−20〜十10び0、好
ましくは0〜3000の温度で10分〜5時間行なわれ
る。該反応はエーテル、ベンゼン、トルェン、酢酸エチ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどの不活性有機
溶媒中または水中で行なうことができる。2ーメルカプ
トベンゾチアゾール類と他の反応成分との使用割合はほ
ぼ等モル程度でよい。
反応終了後、反応溶媒、創生塩、未反応物などを蒸留ま
たは炉過などにより除去して反応生成物をうる。反応生
成物が固体であるときは、ベンゼン、酢酸エチル、クロ
ロホルム、四塩化炭素などを用いて再結晶を行ない精製
する。また2ーメルカプトベンゾチアゾール類とィソシ
アン酸ェステルとの反応は、無水条件下で0〜150o
o、好ましくは30〜10000の温度で10分〜5時
間縄梓下に行なわれる。該反応は好ましくは前記の不活
性溶媒中で行なわれる。2−メルカプトベンゾチアゾー
ル類とィソシアン酸ェステルとの便用割合はほぼ等モル
程度でよい。
たは炉過などにより除去して反応生成物をうる。反応生
成物が固体であるときは、ベンゼン、酢酸エチル、クロ
ロホルム、四塩化炭素などを用いて再結晶を行ない精製
する。また2ーメルカプトベンゾチアゾール類とィソシ
アン酸ェステルとの反応は、無水条件下で0〜150o
o、好ましくは30〜10000の温度で10分〜5時
間縄梓下に行なわれる。該反応は好ましくは前記の不活
性溶媒中で行なわれる。2−メルカプトベンゾチアゾー
ル類とィソシアン酸ェステルとの便用割合はほぼ等モル
程度でよい。
反応終了後の処理は前記と同様に行なえばよい。また本
発明において使用する2一(置換オキシカルボニルメル
カプト)ペンゾチアゾール誘導体の‘まあし、は、カル
ボン酸の低級アルキルェステルと2ーメルカプトベンゾ
チアゾール類とのェステル交換反応を利用することによ
ってもえられる。
発明において使用する2一(置換オキシカルボニルメル
カプト)ペンゾチアゾール誘導体の‘まあし、は、カル
ボン酸の低級アルキルェステルと2ーメルカプトベンゾ
チアゾール類とのェステル交換反応を利用することによ
ってもえられる。
この反応は硫酸、パラトルェンスルホン酸などの酸性触
媒の存在下20〜200℃で、好ましくはトルェン、テ
トラヒドロフランなどの有機溶媒中で、1〜24時間塊
拝することによって行なわれる。かくのごとくしてえら
れ、本発明のサイズ剤の有効成分として使用される2‐
(置換カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール誘導体
の具体例としては、たとえば2−(ラウロイルメルカプ
ト)ペンゾチアゾール、2一(ラウロイルメルカプト)
−6ーメチルベンゾチアゾール、2一(ミリストイルメ
ルカプト)ペンゾチアゾール、2一(ミリス,トイルメ
ルカプト)一6−メチルベンゾチアゾール「2一(パル
ミトイルメルカプト)ペンゾチアゾール、2一(パルミ
トイルメルカプト)−6−メチルベンゾチアゾール、2
一(ステアロイルメルカプト)ペンゾチアゾール、2−
(ステアロイルメルカプト)‐4−メチルベンゾチアゾ
ール、2−(ステアロイルメルカプト)−5−メチルベ
ンゾチアゾール、2−(ステアロイルメルカプト)一6
−メチルベンゾチアゾール、2一(ステアロイルメルカ
プト)一7ーメチルベンゾチアゾール、2−(ステアロ
イルメルカプト)一4・6ージメチルベンゾチアゾール
、2一(ステアロイルメルカプト)‐6−エチルベンゾ
チアゾール、2−(オレオイルメルカプト)ペンゾチア
ゾール、2一(オレオイルメルカプト)−6−メチルベ
ンゾチアゾール、2−(pーノニルフエニルカルボニル
メルカプト)ペンゾチアゾール、2−(p−ノニルフエ
ニルエチルカルボニルメルカプト)ペンゾチァゾールな
どの前記一般式におけるAが炭化水素基であるペンゾチ
アゾール誘導体;2−(ラウリルカルバモィルメルカプ
ト)ペンゾチアゾール、2−(ラウリルカルバモイルメ
ルカプト)−6ーメチルベンゾチアゾール、2一(ミリ
スチルカルバモイルメルカプト)ペンゾチアゾール、2
−(ミリスチルカルバモイルメルカプト)−6−メチル
ベンゾチアゾール、2一(パルミチルカルバモイルメル
カプト)ペンゾチアゾール、2−(パルミチルカルバモ
イルメルカプト)一6−メチルベンゾチアゾール、2−
(ステアリルカルバモイルメルカプト)ペンゾチアゾー
ル、2−(ステアリルカルバモイルメルカプト)−4ー
メチルベンゾチアゾール、2−(ステアリルカルバモイ
ルメルカプト)−5ーメチルベンゾチアゾール、2−(
ステアリルカルバモイルメルカプト)−6ーメチルベン
ゾチアゾール、2一(ステアリルカルバモイルメルカプ
ト)−7−メチルベソゾチアゾール、2−(ステアリル
カルバモイルメルカプト)−4・6−ジメチルベンゾチ
アゾール、2−(ステアリルカルバモイルメルカプト)
−6ーエチルベンゾチアゾール、2−(オレイルカルバ
モイルメルカプト)ペンゾチアゾール、2一(オレイル
カルバモイルメルカプト)一6−メチルベンゾチアゾー
ル、2−(p−ノニルフヱニルカルバモイルメルカプト
)ペンゾチアゾール、2−(pーノニルフエニルエチル
カルバモイルメルカプト)ペンゾチアゾール、2一(N
ーメチルーNーステアリルカルバモイルメルカプト)ペ
ンゾチアゾール、2−(N−ドデシル−Nーオクチルカ
ルバモイルメルカプト)ペンゾチアゾール、2−(N・
Nージステアリルカルバモイルメルカプト)ペンゾチア
ゾール、2−(N・N−ジオレイルカルバモイルメルカ
プト)ペンゾチアゾールなどの前記一般式におけるAが
置換アミノ基であるペンゾチァゾール誘導体;2−(ラ
ウロキシカルポニルメルカプト)ペンゾチアゾール、2
一(ラウロキシカルポニルメルカプト)一6ーメチルベ
ンゾチアゾール、2−(ミリストキシカルボニルメルカ
プト)ペンゾチアゾール、2−(ミリストキシカルボニ
ルメルカプト)−6ーメチルベンゾチアゾール、2−(
パルミトキシカルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール
、2一(パルミトキシカルボニルメルカプト)一6−メ
チルベンゾチアゾール、2−(ステアロキシカルボニル
メルカプト)ペンゾチアゾール、2一(ステアロキシカ
ルボニルメルカプト)−6ーメチルベンゾチアゾール、
2−(オレオキシカルボニルメルカプト)ペンゾチアゾ
ール、2−(オレオキシカルボニルメルカプト)一6−
メチルベソゾチアゾール、2−(p−ノニルフエニルオ
キシカルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール、2−(
pーノニルフエニルヱチルオキシカルボニルメルカプト
)ペンゾチアゾールなどの前記一般式におけるAが置換
オキシ基であるペンゾチァゾール誘導体:2−(ラウリ
ルチオカルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール、2−
(ラウリルチオカルボニルメルカプト)−6−メチルベ
ンゾチアゾ−ル、2−(ミリスチルチオカルボニルメル
カプト)ペンゾチアゾール、2−(ミリスチルチオカル
ボニルメルカブト)一6−メチルベンゾチアゾール、2
−(パルミチルチオカルボニルメルカプト)ペンゾチア
ゾール、2−(パルミチルチオカルボニルメルカプト)
一6−メチルベソゾチアゾ−ル、2−(ステアリルチオ
カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール、2一(ステ
アリルチオカルボニルメルカプト)−6−メチルベンゾ
チアゾール、2−(オレイルチオカルボニルメルカプト
)ペンゾチアゾール、2一(p−ノニルフエニルチオカ
ルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール、2一(p−ノ
ニルフエニルエチルチオカルボニルメルカプト)ペンゾ
チアゾールなどの前記一般式におけるAが置換メルカプ
ト基であるペンゾチアゾ−ル議導体などがあげられる。
本発明のサイズ剤は前記2−(置換カルボニルメルカプ
ト)ペンゾチアゾール譲導体を有効成分とするものであ
り、紙の抄造時にパルプスラリーに添加して使用するい
わゆる内添サイズ剤としてとくにすぐれた効果を発揮す
る。
媒の存在下20〜200℃で、好ましくはトルェン、テ
トラヒドロフランなどの有機溶媒中で、1〜24時間塊
拝することによって行なわれる。かくのごとくしてえら
れ、本発明のサイズ剤の有効成分として使用される2‐
(置換カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール誘導体
の具体例としては、たとえば2−(ラウロイルメルカプ
ト)ペンゾチアゾール、2一(ラウロイルメルカプト)
−6ーメチルベンゾチアゾール、2一(ミリストイルメ
ルカプト)ペンゾチアゾール、2一(ミリス,トイルメ
ルカプト)一6−メチルベンゾチアゾール「2一(パル
ミトイルメルカプト)ペンゾチアゾール、2一(パルミ
トイルメルカプト)−6−メチルベンゾチアゾール、2
一(ステアロイルメルカプト)ペンゾチアゾール、2−
(ステアロイルメルカプト)‐4−メチルベンゾチアゾ
ール、2−(ステアロイルメルカプト)−5−メチルベ
ンゾチアゾール、2−(ステアロイルメルカプト)一6
−メチルベンゾチアゾール、2一(ステアロイルメルカ
プト)一7ーメチルベンゾチアゾール、2−(ステアロ
イルメルカプト)一4・6ージメチルベンゾチアゾール
、2一(ステアロイルメルカプト)‐6−エチルベンゾ
チアゾール、2−(オレオイルメルカプト)ペンゾチア
ゾール、2一(オレオイルメルカプト)−6−メチルベ
ンゾチアゾール、2−(pーノニルフエニルカルボニル
メルカプト)ペンゾチアゾール、2−(p−ノニルフエ
ニルエチルカルボニルメルカプト)ペンゾチァゾールな
どの前記一般式におけるAが炭化水素基であるペンゾチ
アゾール誘導体;2−(ラウリルカルバモィルメルカプ
ト)ペンゾチアゾール、2−(ラウリルカルバモイルメ
ルカプト)−6ーメチルベンゾチアゾール、2一(ミリ
スチルカルバモイルメルカプト)ペンゾチアゾール、2
−(ミリスチルカルバモイルメルカプト)−6−メチル
ベンゾチアゾール、2一(パルミチルカルバモイルメル
カプト)ペンゾチアゾール、2−(パルミチルカルバモ
イルメルカプト)一6−メチルベンゾチアゾール、2−
(ステアリルカルバモイルメルカプト)ペンゾチアゾー
ル、2−(ステアリルカルバモイルメルカプト)−4ー
メチルベンゾチアゾール、2−(ステアリルカルバモイ
ルメルカプト)−5ーメチルベンゾチアゾール、2−(
ステアリルカルバモイルメルカプト)−6ーメチルベン
ゾチアゾール、2一(ステアリルカルバモイルメルカプ
ト)−7−メチルベソゾチアゾール、2−(ステアリル
カルバモイルメルカプト)−4・6−ジメチルベンゾチ
アゾール、2−(ステアリルカルバモイルメルカプト)
−6ーエチルベンゾチアゾール、2−(オレイルカルバ
モイルメルカプト)ペンゾチアゾール、2一(オレイル
カルバモイルメルカプト)一6−メチルベンゾチアゾー
ル、2−(p−ノニルフヱニルカルバモイルメルカプト
)ペンゾチアゾール、2−(pーノニルフエニルエチル
カルバモイルメルカプト)ペンゾチアゾール、2一(N
ーメチルーNーステアリルカルバモイルメルカプト)ペ
ンゾチアゾール、2−(N−ドデシル−Nーオクチルカ
ルバモイルメルカプト)ペンゾチアゾール、2−(N・
Nージステアリルカルバモイルメルカプト)ペンゾチア
ゾール、2−(N・N−ジオレイルカルバモイルメルカ
プト)ペンゾチアゾールなどの前記一般式におけるAが
置換アミノ基であるペンゾチァゾール誘導体;2−(ラ
ウロキシカルポニルメルカプト)ペンゾチアゾール、2
一(ラウロキシカルポニルメルカプト)一6ーメチルベ
ンゾチアゾール、2−(ミリストキシカルボニルメルカ
プト)ペンゾチアゾール、2−(ミリストキシカルボニ
ルメルカプト)−6ーメチルベンゾチアゾール、2−(
パルミトキシカルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール
、2一(パルミトキシカルボニルメルカプト)一6−メ
チルベンゾチアゾール、2−(ステアロキシカルボニル
メルカプト)ペンゾチアゾール、2一(ステアロキシカ
ルボニルメルカプト)−6ーメチルベンゾチアゾール、
2−(オレオキシカルボニルメルカプト)ペンゾチアゾ
ール、2−(オレオキシカルボニルメルカプト)一6−
メチルベソゾチアゾール、2−(p−ノニルフエニルオ
キシカルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール、2−(
pーノニルフエニルヱチルオキシカルボニルメルカプト
)ペンゾチアゾールなどの前記一般式におけるAが置換
オキシ基であるペンゾチァゾール誘導体:2−(ラウリ
ルチオカルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール、2−
(ラウリルチオカルボニルメルカプト)−6−メチルベ
ンゾチアゾ−ル、2−(ミリスチルチオカルボニルメル
カプト)ペンゾチアゾール、2−(ミリスチルチオカル
ボニルメルカブト)一6−メチルベンゾチアゾール、2
−(パルミチルチオカルボニルメルカプト)ペンゾチア
ゾール、2−(パルミチルチオカルボニルメルカプト)
一6−メチルベソゾチアゾ−ル、2−(ステアリルチオ
カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール、2一(ステ
アリルチオカルボニルメルカプト)−6−メチルベンゾ
チアゾール、2−(オレイルチオカルボニルメルカプト
)ペンゾチアゾール、2一(p−ノニルフエニルチオカ
ルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール、2一(p−ノ
ニルフエニルエチルチオカルボニルメルカプト)ペンゾ
チアゾールなどの前記一般式におけるAが置換メルカプ
ト基であるペンゾチアゾ−ル議導体などがあげられる。
本発明のサイズ剤は前記2−(置換カルボニルメルカプ
ト)ペンゾチアゾール譲導体を有効成分とするものであ
り、紙の抄造時にパルプスラリーに添加して使用するい
わゆる内添サイズ剤としてとくにすぐれた効果を発揮す
る。
2−(置換カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール誘
導体は、これをそのまま微粉末の状態でパルプスラリー
に添加することができるが、それを乳化剤により水中に
乳化して水性ェマルジョンにしたのち、パルプスラリー
に添加するのが好ましい。
導体は、これをそのまま微粉末の状態でパルプスラリー
に添加することができるが、それを乳化剤により水中に
乳化して水性ェマルジョンにしたのち、パルプスラリー
に添加するのが好ましい。
その際の乳化剤としては、アニオン性、ノニオン性また
はカチオン性の乳化剤が使用できるが、とくにポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフヱニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンブロックポリマー、ポリオキシェチレンソル
ビタン脂肪酸ェステル、ポリオキシェチレングリセリン
脂肪酸ェステル、ポリオキシェチレン脂肪族アミン、脂
肪酸モノグリセリド、ソルビタン脂肪酸ェステル、ベン
タェリスリトール脂肪酸ェステル、プロピレングリコー
ル脂肪酸ェステル、ショ糖脂肪酸ヱステル、ポリグリセ
リン脂肪酸ェステル、脂肪酸アルカノールアミド、アミ
ンオキシドなどのノニオン系界面活性剤;テトラアルキ
ルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム
塩、アルキルイミダゾリニウム塩などのカチオン系界面
活性剤;第1級、第2級、第3級または第4級ァミン変
性殿粉などのカチオン化殿粉、カチオン変性尿素ホルム
ァルデヒド樹脂、カチオン性尿素メラミン樹脂、マンニ
ッヒ反応、ホフマン転位反応またはポリエチレンィミン
などとの脱アンモニア縮合反応などでカチオン性に変性
されたポリアクリルアミドまたはアクリルアミドと他の
ビーニルモノマ−との共重合体、ポリアミドポリアミン
樹脂、ポリアミドポリアミンポリェステルポリェーテル
樹脂、ポリエチレンイミン、N・N−ジアルキルアミノ
アルキルアクリレート、N・N−ジアルキルアミノアル
キルメタアクリレートなどのカチオン性モノマーの重合
体またはこれらと他のビニルモノマーとの共重合体、シ
クロベンタジェンとアリルアミンなどのカチオン性モノ
マーとの熱共重合体および前記のカチオン性重合体をェ
ピクロルヒドリンで変性したり、ハロゲン化アルキルで
4級化したものなどの種々の平均分子量1000以上の
水浴性カチオン性高分子保護コロイド;ポリビニルアル
コ−ル、ポリアクリルアミド、殿粉およびその誘導体な
どの平均分子量1000以上の水溶性非イオン性高分子
保護コロイドを使用するのが好ましく、これらは単独で
または混合して使用される。なかんづくノニオン系界面
活性剤および水綾性カチオン性高分子保護コロイドを使
用するのが好ましい。かかる乳化剤の使用量は、2−(
置換カルボニルメルカプト)ペンゾチァゾール誘導体に
対して、界面活性剤のぱあいは0.5〜20%(重量%
、以下同様)、好ましくは1〜10%であり、水溶性高
分子保護コロイドのぱあし、は10〜300%、好まし
くは20〜250%の範囲である。前述のごとく、本発
明のサイズ剤は2−(置換カルボニルメルカプト)ペン
ゾチアゾール誘導体を必須成分とするものであるが、必
要に応じてワックス類を併用することができる。
はカチオン性の乳化剤が使用できるが、とくにポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフヱニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンブロックポリマー、ポリオキシェチレンソル
ビタン脂肪酸ェステル、ポリオキシェチレングリセリン
脂肪酸ェステル、ポリオキシェチレン脂肪族アミン、脂
肪酸モノグリセリド、ソルビタン脂肪酸ェステル、ベン
タェリスリトール脂肪酸ェステル、プロピレングリコー
ル脂肪酸ェステル、ショ糖脂肪酸ヱステル、ポリグリセ
リン脂肪酸ェステル、脂肪酸アルカノールアミド、アミ
ンオキシドなどのノニオン系界面活性剤;テトラアルキ
ルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム
塩、アルキルイミダゾリニウム塩などのカチオン系界面
活性剤;第1級、第2級、第3級または第4級ァミン変
性殿粉などのカチオン化殿粉、カチオン変性尿素ホルム
ァルデヒド樹脂、カチオン性尿素メラミン樹脂、マンニ
ッヒ反応、ホフマン転位反応またはポリエチレンィミン
などとの脱アンモニア縮合反応などでカチオン性に変性
されたポリアクリルアミドまたはアクリルアミドと他の
ビーニルモノマ−との共重合体、ポリアミドポリアミン
樹脂、ポリアミドポリアミンポリェステルポリェーテル
樹脂、ポリエチレンイミン、N・N−ジアルキルアミノ
アルキルアクリレート、N・N−ジアルキルアミノアル
キルメタアクリレートなどのカチオン性モノマーの重合
体またはこれらと他のビニルモノマーとの共重合体、シ
クロベンタジェンとアリルアミンなどのカチオン性モノ
マーとの熱共重合体および前記のカチオン性重合体をェ
ピクロルヒドリンで変性したり、ハロゲン化アルキルで
4級化したものなどの種々の平均分子量1000以上の
水浴性カチオン性高分子保護コロイド;ポリビニルアル
コ−ル、ポリアクリルアミド、殿粉およびその誘導体な
どの平均分子量1000以上の水溶性非イオン性高分子
保護コロイドを使用するのが好ましく、これらは単独で
または混合して使用される。なかんづくノニオン系界面
活性剤および水綾性カチオン性高分子保護コロイドを使
用するのが好ましい。かかる乳化剤の使用量は、2−(
置換カルボニルメルカプト)ペンゾチァゾール誘導体に
対して、界面活性剤のぱあいは0.5〜20%(重量%
、以下同様)、好ましくは1〜10%であり、水溶性高
分子保護コロイドのぱあし、は10〜300%、好まし
くは20〜250%の範囲である。前述のごとく、本発
明のサイズ剤は2−(置換カルボニルメルカプト)ペン
ゾチアゾール誘導体を必須成分とするものであるが、必
要に応じてワックス類を併用することができる。
とくに2−(置換カルボニルメルカプト)ペンゾチァゾ
ール誘導体の融点が80二0を超えるようなぱあし、に
は、ワックス類の併用はえられる混合物の融点を低下さ
せ該混合物の乳化を容易にするので好ましい。かかるワ
ックス類としては、たとえばポリエチレンワックス、ポ
リプロピレンワックス、パラフインワツクス、マイクロ
クリスタリンワツクスなどの鉱物性ワックスのほか、動
物性ワックス、植物性ワックスがあげられ、融点100
午0以下とくに40〜80qoのものが好ましく使用さ
れる。ワックス類の使用量は2一(置換カルボニルメル
カブト)ペンゾチアゾール誘導体に対して10〜100
%、なかんづく20〜50%の範囲とするのが好ましい
。なおワックス類を併用する‘まあし、には、前記乳化
剤の使用量をワックス類の使用量に応じて増量すればよ
い。乳化の方法は従来より公知の方法でよく、乳化剤を
含む水溶液中に2−(置換カルボニルメルカプト)ペン
ゾチアゾール誘導体またはこれとワックス類との混合物
を加え、乳化機たとえばニーダー、ホモミキサー、高速
ホモジナィザー、高圧乳化機などで乳化する。
ール誘導体の融点が80二0を超えるようなぱあし、に
は、ワックス類の併用はえられる混合物の融点を低下さ
せ該混合物の乳化を容易にするので好ましい。かかるワ
ックス類としては、たとえばポリエチレンワックス、ポ
リプロピレンワックス、パラフインワツクス、マイクロ
クリスタリンワツクスなどの鉱物性ワックスのほか、動
物性ワックス、植物性ワックスがあげられ、融点100
午0以下とくに40〜80qoのものが好ましく使用さ
れる。ワックス類の使用量は2一(置換カルボニルメル
カブト)ペンゾチアゾール誘導体に対して10〜100
%、なかんづく20〜50%の範囲とするのが好ましい
。なおワックス類を併用する‘まあし、には、前記乳化
剤の使用量をワックス類の使用量に応じて増量すればよ
い。乳化の方法は従来より公知の方法でよく、乳化剤を
含む水溶液中に2−(置換カルボニルメルカプト)ペン
ゾチアゾール誘導体またはこれとワックス類との混合物
を加え、乳化機たとえばニーダー、ホモミキサー、高速
ホモジナィザー、高圧乳化機などで乳化する。
乳化するにあたっては総固形分濃度を1〜40%にし、
温度20〜100℃で数分〜30分程度処理すればよい
。また2−(置換カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾ
ール誘導体またはこれとワックス類との混合物をベンゼ
ン、トルェン、シクロヘキサン、四塩化炭素などの疎水
性有機溶媒に溶解して溶液としたのち常法にしたがって
乳化するようにしてもよい。なお疎水性有機溶媒を用い
てえられる水性ェマルジョンは、そのままサイズ剤とし
て使用することができるが、乳化後減圧蒸留などにより
有機溶媒を除去するのが好ましい。かくして2一(置換
カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール誘導体の水性
ェマルジョンがえられ、その粒子径は通常2仏以下であ
る。本発明のサイズ剤を使用するにあたっては、従来の
中性サィジングの方法がそのまま適用できる。界面活性
剤または水溶性非イオン性の高分子保護コロィドドを使
用してえられる水性ェマルジョンのぱあし・は、該ェマ
ルジョンをパルプに定着させるために前記の水溶性カチ
オン性高分子保護コロイドと共にパルプスラリーに添加
すればよく、その際の水性ェマルジョンおよび水溶性カ
チオン性高分子保護コロイドの使用量はパルプの乾燥重
量に対し、固形分換算でそれぞれ0.05〜3%および
0.01〜1%の範囲とされる。一方水溶性カチオン性
高分子保護コロイドを使用してえられる水性ェマルジョ
ンのぱあし、には、それをそのままパルプスラIJ一に
添加すればよく、その使用量はパルプの乾燥重量に対し
て2−(置換カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール
誘導体またはこれとワックス類との混合物が0.05〜
3%となる範囲とされる。本発明のサイズ剤を用いるぱ
あし、、サイズ剤と填料、染料、紙力剤、定着助剤など
の紙用薬品を併用することができ、これらとサイズ剤と
の添加順序は任意であって、しかも抄紙できるpH領域
も酸性からアルカリ性にわたって広く、かつクレー、タ
ルク、酸化チタン、炭酸カルシウムなどの種々の填料が
使用できる。
温度20〜100℃で数分〜30分程度処理すればよい
。また2−(置換カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾ
ール誘導体またはこれとワックス類との混合物をベンゼ
ン、トルェン、シクロヘキサン、四塩化炭素などの疎水
性有機溶媒に溶解して溶液としたのち常法にしたがって
乳化するようにしてもよい。なお疎水性有機溶媒を用い
てえられる水性ェマルジョンは、そのままサイズ剤とし
て使用することができるが、乳化後減圧蒸留などにより
有機溶媒を除去するのが好ましい。かくして2一(置換
カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール誘導体の水性
ェマルジョンがえられ、その粒子径は通常2仏以下であ
る。本発明のサイズ剤を使用するにあたっては、従来の
中性サィジングの方法がそのまま適用できる。界面活性
剤または水溶性非イオン性の高分子保護コロィドドを使
用してえられる水性ェマルジョンのぱあし・は、該ェマ
ルジョンをパルプに定着させるために前記の水溶性カチ
オン性高分子保護コロイドと共にパルプスラリーに添加
すればよく、その際の水性ェマルジョンおよび水溶性カ
チオン性高分子保護コロイドの使用量はパルプの乾燥重
量に対し、固形分換算でそれぞれ0.05〜3%および
0.01〜1%の範囲とされる。一方水溶性カチオン性
高分子保護コロイドを使用してえられる水性ェマルジョ
ンのぱあし、には、それをそのままパルプスラIJ一に
添加すればよく、その使用量はパルプの乾燥重量に対し
て2−(置換カルボニルメルカプト)ペンゾチアゾール
誘導体またはこれとワックス類との混合物が0.05〜
3%となる範囲とされる。本発明のサイズ剤を用いるぱ
あし、、サイズ剤と填料、染料、紙力剤、定着助剤など
の紙用薬品を併用することができ、これらとサイズ剤と
の添加順序は任意であって、しかも抄紙できるpH領域
も酸性からアルカリ性にわたって広く、かつクレー、タ
ルク、酸化チタン、炭酸カルシウムなどの種々の填料が
使用できる。
また本発明のサイズ剤は表面サイズ剤としても使用する
ことができる。しかして表面サイズ剤として使用する‘
まあいは、あらかじめ抄造された湿紙に前記の水性ェマ
ルジョンを、あるいは乾燥紙に2−(置換カルボニルメ
ルカプト)ペンゾチアゾール誘導体の有機溶媒溶液を噴
髪、浸債、塗布などの慣用の方法で適用すればよい。つ
ぎに実施例をあげて本発明のサイズ剤を説明する。
ことができる。しかして表面サイズ剤として使用する‘
まあいは、あらかじめ抄造された湿紙に前記の水性ェマ
ルジョンを、あるいは乾燥紙に2−(置換カルボニルメ
ルカプト)ペンゾチアゾール誘導体の有機溶媒溶液を噴
髪、浸債、塗布などの慣用の方法で適用すればよい。つ
ぎに実施例をあげて本発明のサイズ剤を説明する。
参考例 1
濃梓機、還流冷却器、滴下ロートおよび温度計を付した
4ツロフラスコに、テトラヒドロフラン150の‘、2
−メルカプトベンゾチアゾール16.7#およびトリェ
チルアミン10.0夕を仕込み、損辞して溶解した。
4ツロフラスコに、テトラヒドロフラン150の‘、2
−メルカプトベンゾチアゾール16.7#およびトリェ
チルアミン10.0夕を仕込み、損辞して溶解した。
ついでステアリン酸クロラィド30.3夕を反応系の温
度を1〜5℃に保ちながら1時間で滴下した。滴下終了
後、室温でさらに3時間縄梓を続けた。反応終了後、富
8生したトリェチルアミンの塩酸塩を炉別し、炉液より
テトラヒドロフランを減圧下で留去して40.1夕の淡
黄色結晶をえた。ついでこの粗生成物をクロロホルムか
ら再結晶して無色針状鼠の2−(ステアロィルメルカプ
ト)ペンゾチアゾールをえた。このものの融点は55〜
570であり、赤外線吸収スペクトルは740肌170
0肌‐1(しCニ○)、1650仇‐1(しC=N)で
あった。
度を1〜5℃に保ちながら1時間で滴下した。滴下終了
後、室温でさらに3時間縄梓を続けた。反応終了後、富
8生したトリェチルアミンの塩酸塩を炉別し、炉液より
テトラヒドロフランを減圧下で留去して40.1夕の淡
黄色結晶をえた。ついでこの粗生成物をクロロホルムか
ら再結晶して無色針状鼠の2−(ステアロィルメルカプ
ト)ペンゾチアゾールをえた。このものの融点は55〜
570であり、赤外線吸収スペクトルは740肌170
0肌‐1(しCニ○)、1650仇‐1(しC=N)で
あった。
元素分析値:C25日3ぶOS2として理論値(%):
C69.22日9.07N3.23実測値(%):C6
9.02日9.10N3.21なお前記のごとくしてえ
た2一(ステアロイルメルカプト)ペンゾチアゾールの
ゲルパーミユエーションクロマトグラフを第1図に示す
。
C69.22日9.07N3.23実測値(%):C6
9.02日9.10N3.21なお前記のごとくしてえ
た2一(ステアロイルメルカプト)ペンゾチアゾールの
ゲルパーミユエーションクロマトグラフを第1図に示す
。
測定条件:
東洋曹達工業■製高速液体クロマトグラフィーHCL8
01A型カラム:ポリスチレンゲルG一2000日8十
G−1000日8(2フイート×2フイート)流速:1
の【/分 圧力:35k9/地 溶媒:アトラヒドロフラン 考例 2 参考例1と同様の4ッロフラスコに、テトラヒドロフラ
ン150肌、2ーメルカプトベンゾチアゾール16.7
夕およびトリェチルアミン10.0夕を仕込み、テトラ
ヒドロフランの還流温度で燈拝して溶解し、ついでィソ
シアン酸ステアリル29.5夕を1時間で滴下した。
01A型カラム:ポリスチレンゲルG一2000日8十
G−1000日8(2フイート×2フイート)流速:1
の【/分 圧力:35k9/地 溶媒:アトラヒドロフラン 考例 2 参考例1と同様の4ッロフラスコに、テトラヒドロフラ
ン150肌、2ーメルカプトベンゾチアゾール16.7
夕およびトリェチルアミン10.0夕を仕込み、テトラ
ヒドロフランの還流温度で燈拝して溶解し、ついでィソ
シアン酸ステアリル29.5夕を1時間で滴下した。
滴下終了後、同温度でさらに縄梓を3時間続けた。反応
終了後、反応液よりトリェチルアミンおよびテトラヒド
ロフランを減圧下で蟹去して46.0夕の淡黄色結晶を
えた。つぎにこの粗生成物を酢酸エチルから再結晶して
2一(ステアリルカルバモイルメルカプト)ペンゾチア
ゾールをえた。このものの融点は80〜81.5ooで
あり、赤外線吸収スペクトルは740肌‐11720の
‐1(yC=0)、 1650仇‐1(しC=N)であった。
終了後、反応液よりトリェチルアミンおよびテトラヒド
ロフランを減圧下で蟹去して46.0夕の淡黄色結晶を
えた。つぎにこの粗生成物を酢酸エチルから再結晶して
2一(ステアリルカルバモイルメルカプト)ペンゾチア
ゾールをえた。このものの融点は80〜81.5ooで
あり、赤外線吸収スペクトルは740肌‐11720の
‐1(yC=0)、 1650仇‐1(しC=N)であった。
元素分析値:C26日42N20S2として理論値(%
):C69.64日9.43N6.24実測値(%):
C69.80日9.44N6.12なお前記のごとくし
てえた2一(ステアリルカルバモイルメルカプト)ペン
ゾチアゾールのゲルパーミュェーションクロマトグラフ
を第2図に示す(測定条件は前記参考例1のぱあし、と
同じである)。
):C69.64日9.43N6.24実測値(%):
C69.80日9.44N6.12なお前記のごとくし
てえた2一(ステアリルカルバモイルメルカプト)ペン
ゾチアゾールのゲルパーミュェーションクロマトグラフ
を第2図に示す(測定条件は前記参考例1のぱあし、と
同じである)。
参考例 3
ステアリン酸クロラィド‘こ代えてN−メチル−Nース
テアリルカルバモィル酸クロラィド34.5夕を用いた
ほかは参考例1と同様にして淡黄色の粗生成物42.8
夕をえた。
テアリルカルバモィル酸クロラィド34.5夕を用いた
ほかは参考例1と同様にして淡黄色の粗生成物42.8
夕をえた。
ついでこの粗生成物を酢酸エチルから再結晶して無色の
針状鼠をえた。このものは元素分析値、核磁気共鳴スペ
クトルおよび赤外線吸収スペクトルにより、2−(N−
メチル−Nーステアリルカルバモイルメルカプト)ペン
ゾチアゾールであることが確認された。参考例 4 ステァリン酸クロラィド‘こ代えてクロルギ酸ステアリ
ル333夕を用いたほかは参考例1と同様にして淡黄色
の粗生成物39.4夕をえた。
針状鼠をえた。このものは元素分析値、核磁気共鳴スペ
クトルおよび赤外線吸収スペクトルにより、2−(N−
メチル−Nーステアリルカルバモイルメルカプト)ペン
ゾチアゾールであることが確認された。参考例 4 ステァリン酸クロラィド‘こ代えてクロルギ酸ステアリ
ル333夕を用いたほかは参考例1と同様にして淡黄色
の粗生成物39.4夕をえた。
ついでこれをクロロホルムから再結晶して無色の針状晶
をえた。このものは元素分析値、核磁気共鳴スペクトル
および赤外線吸収スペクトルにより、2−(ステアロキ
シカルボニルメルカプト)ペンゾチアゾールであること
が確認された。参考例 5 ステアリン酸クロラィドに代えてクロルチオギ酸Sース
テアリル34「9夕を用いたほかは参考例1と同様にし
て淡黄色の粗生成物43.3夕をえた。
をえた。このものは元素分析値、核磁気共鳴スペクトル
および赤外線吸収スペクトルにより、2−(ステアロキ
シカルボニルメルカプト)ペンゾチアゾールであること
が確認された。参考例 5 ステアリン酸クロラィドに代えてクロルチオギ酸Sース
テアリル34「9夕を用いたほかは参考例1と同様にし
て淡黄色の粗生成物43.3夕をえた。
ついでこれをクロロホルムから再結晶して無色の針状晶
をえた。このものは元素分析値、核磁気共鳴スペクトル
および赤外線吸収スペクトルにより、2−(ステアリル
チオカルボニルメルカプト)ペンゾチアゾールであるこ
とが確認された。実施例 1 前記参考例1〜5でえた2一(置換カルボニルメルカプ
ト)ペンゾチアゾール譲導体ならびに比較のためのステ
アリン酸クロラィド、ステアリルカルバミン酸クロラィ
ドおよびィソシアン酸ステアリルにつき、それぞれの水
性ェマルジョンを調製し、内添サイズ剤として使用した
。
をえた。このものは元素分析値、核磁気共鳴スペクトル
および赤外線吸収スペクトルにより、2−(ステアリル
チオカルボニルメルカプト)ペンゾチアゾールであるこ
とが確認された。実施例 1 前記参考例1〜5でえた2一(置換カルボニルメルカプ
ト)ペンゾチアゾール譲導体ならびに比較のためのステ
アリン酸クロラィド、ステアリルカルバミン酸クロラィ
ドおよびィソシアン酸ステアリルにつき、それぞれの水
性ェマルジョンを調製し、内添サイズ剤として使用した
。
すなわち、前記の化合物をそれぞれ2夕および「ノイゲ
ンEA−120」(ポリオキシエチレンノニルフェニル
ェーテルの商品名、第一工業製薬■製)0.2夕を加熱
熔融し、温水(60〜65午C)1聡夕を加えたのち、
2分間高速ホモジナィザーを用いて乳化し、水性ェマル
ジョンをえた。
ンEA−120」(ポリオキシエチレンノニルフェニル
ェーテルの商品名、第一工業製薬■製)0.2夕を加熱
熔融し、温水(60〜65午C)1聡夕を加えたのち、
2分間高速ホモジナィザーを用いて乳化し、水性ェマル
ジョンをえた。
ただし参考例2および3の化合物については、該化合物
をベンゼンに溶解し、濃度50%の溶液にしたのち、該
50%ベンゼン溶液4夕を前記と同様に乳化し、えられ
た乳化物中のベンゼンをェバポレーを用いて減圧下に4
0〜50ooの温度で蟹去して水性ェマルジョンをえた
。つぎに叩解度300SRのパルプ(L−BKP)の1
%水性スラリーに前記のごとくしてえた8種類の水性ェ
マルジョンを対パルプ0.5%(有効成分の乾燥重量基
準、以下同様)添加し15分間燭拝し、ついで「アラフ
ィックス200」(固形分20%のポリアミドポリアミ
ンェピクロルヒドリン樹脂水溶液の商品名、荒川林産化
学工業■製)を対パルプ0.5%添加し、15分間縄拝
したのちタツピ・スタンダード、シート・マシンで沙紙
した。
をベンゼンに溶解し、濃度50%の溶液にしたのち、該
50%ベンゼン溶液4夕を前記と同様に乳化し、えられ
た乳化物中のベンゼンをェバポレーを用いて減圧下に4
0〜50ooの温度で蟹去して水性ェマルジョンをえた
。つぎに叩解度300SRのパルプ(L−BKP)の1
%水性スラリーに前記のごとくしてえた8種類の水性ェ
マルジョンを対パルプ0.5%(有効成分の乾燥重量基
準、以下同様)添加し15分間燭拝し、ついで「アラフ
ィックス200」(固形分20%のポリアミドポリアミ
ンェピクロルヒドリン樹脂水溶液の商品名、荒川林産化
学工業■製)を対パルプ0.5%添加し、15分間縄拝
したのちタツピ・スタンダード、シート・マシンで沙紙
した。
えられた湿紙を圧力3k9/めで圧縮脱水したのち80
00で5分間乾燥した。ついでえられた成紙を20oo
、65%RHの条件下で1昼夜調溢し、坪量60±1夕
/従のものを試験紙料とした。この紙料につき、ステキ
ヒト法(JISP 8122)によりサイズ度を測定し
た。その結果を第1表に示す。第 1表 サイズ効果 (注)表中の数字の単位は秒である。
00で5分間乾燥した。ついでえられた成紙を20oo
、65%RHの条件下で1昼夜調溢し、坪量60±1夕
/従のものを試験紙料とした。この紙料につき、ステキ
ヒト法(JISP 8122)によりサイズ度を測定し
た。その結果を第1表に示す。第 1表 サイズ効果 (注)表中の数字の単位は秒である。
実施例 2
参考例1〜5でえた2一(置換カルボニルメルカプト)
ペンゾチアゾールおよびィソシアン酸ステアリルにつき
、それぞれの水性ェマルジ,ョンを調製し、内添サイズ
剤として使用した。
ペンゾチアゾールおよびィソシアン酸ステアリルにつき
、それぞれの水性ェマルジ,ョンを調製し、内添サイズ
剤として使用した。
すなわち、前記化合物のベンゼン溶液(50%溶液)5
.4夕を250私のステンレスカップに入れ、あらかじ
め加熱可溶化した「ケィト(Cab)−2」(カチオン
化殿粉の商品名、ナショナル・スターチ・アンド・ケミ
カル・コーポレーション製)の8.9%水溶液60.4
夕および水19.7夕を加えて室温で5分間高速ホモジ
ナィザーを用いて乳化した。
.4夕を250私のステンレスカップに入れ、あらかじ
め加熱可溶化した「ケィト(Cab)−2」(カチオン
化殿粉の商品名、ナショナル・スターチ・アンド・ケミ
カル・コーポレーション製)の8.9%水溶液60.4
夕および水19.7夕を加えて室温で5分間高速ホモジ
ナィザーを用いて乳化した。
えられた乳化物中のベンゼンをェバポレータ−を用いて
減圧下に40〜5000の温度で蟹去して乳白色の水性
ェマルジョンをえた。つぎに叩解度30oSRのパルプ
(L−BKP)の1%水性スラリーに前記のごとくして
えた6種類の水性ェマルジョンを対パルプ0.5%添加
し15分間樫拝したのち抄紙した。
減圧下に40〜5000の温度で蟹去して乳白色の水性
ェマルジョンをえた。つぎに叩解度30oSRのパルプ
(L−BKP)の1%水性スラリーに前記のごとくして
えた6種類の水性ェマルジョンを対パルプ0.5%添加
し15分間樫拝したのち抄紙した。
以下実施例1と同様にしてサイズ度を測定した。その結
果を第2表に示す。第 2 表 サイズ効果 (注)表中の数字の単位は秒である。
果を第2表に示す。第 2 表 サイズ効果 (注)表中の数字の単位は秒である。
実施例 3
参考例1〜5でえた2一(置換カルボニルメルカプト)
ペンゾチアゾール20夕とパラフインワツクス(融点5
7.20)6夕を溶融混合した。
ペンゾチアゾール20夕とパラフインワツクス(融点5
7.20)6夕を溶融混合した。
この混合物2夕を溶融し、これに温水(65〜7000
)194夕および「ポリストロン705」(固形分10
%のカチオン変性ポリアクリルアミド水溶液の商品名、
荒川林産化学工業■製)4夕を加え、ついで2分間ホモ
ジナィザーを用いて乳化して乳白色の水性ェマルジヨン
をえた。つぎに叩解度30oSRのパルプ(L−BKP
)の1%水性スラリーに炭酸カルシウムを対パルプ20
%添加し18分間燈拝して分散させ、ついで前記のごと
くしてえた5種類の水性ェマルジョンを対パルプ0.5
%(有効成分とワックスとの合計の乾燥重量基準)添加
し15分間渡洋したのち抄紙した。
)194夕および「ポリストロン705」(固形分10
%のカチオン変性ポリアクリルアミド水溶液の商品名、
荒川林産化学工業■製)4夕を加え、ついで2分間ホモ
ジナィザーを用いて乳化して乳白色の水性ェマルジヨン
をえた。つぎに叩解度30oSRのパルプ(L−BKP
)の1%水性スラリーに炭酸カルシウムを対パルプ20
%添加し18分間燈拝して分散させ、ついで前記のごと
くしてえた5種類の水性ェマルジョンを対パルプ0.5
%(有効成分とワックスとの合計の乾燥重量基準)添加
し15分間渡洋したのち抄紙した。
以下実施例1と同機にしてサイズ度を測定した。ただし
、本実施例においては坪量65土1夕/〆のものを試験
紙料とした。試験結果を第3表に示す。
、本実施例においては坪量65土1夕/〆のものを試験
紙料とした。試験結果を第3表に示す。
第 3 表 サイズ効果
(注)表中の数字の単位は秒である。
実施例 4
市販の上質紙(強化ロジンサィズ剤0.2%、硫酸バン
ド1%、クレ−10%を含む、サイズ度0秒、坪量60
夕/力)を所定濃度の水性ェマルジョン(実施例1で調
製した当日もの)中を一定速度で通過させ、ただちにロ
ール絞りを行なって一日風乾後、80℃で2分間熱風乾
燥したのち、20oo、65%RHの条件で1昼夜調湿
した。
ド1%、クレ−10%を含む、サイズ度0秒、坪量60
夕/力)を所定濃度の水性ェマルジョン(実施例1で調
製した当日もの)中を一定速度で通過させ、ただちにロ
ール絞りを行なって一日風乾後、80℃で2分間熱風乾
燥したのち、20oo、65%RHの条件で1昼夜調湿
した。
この紙料につきステキヒト法によるサイズ度および筆記
性(J.TAPPI式パルプ試験方法No.12)を測
定した。その結果を第4表に示す。第4表
性(J.TAPPI式パルプ試験方法No.12)を測
定した。その結果を第4表に示す。第4表
第1図は2−(ステアロイルメルカプト)ペンゾチアゾ
ールのゲルパーミユヱーシヨンクロマトグラフ、第2図
は2一(ステアリルカルバモィルメルカプト)ペンゾチ
アゾールのゲルパーミユヱーションクロマトグラフであ
る。 〕rl図 フr2図
ールのゲルパーミユヱーシヨンクロマトグラフ、第2図
は2一(ステアリルカルバモィルメルカプト)ペンゾチ
アゾールのゲルパーミユヱーションクロマトグラフであ
る。 〕rl図 フr2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1およびR^2は水素原子または1〜3個
の炭素原子を有するアルキル基であり、Aは8〜40個
の炭素原子を有する疎水基である)で示される2−(置
換カルボニルメルカプト)ベンゾチアゾール誘導体を有
効成分とすることを特徴とする紙用サイズ剤。 2 R^1およびR^2が水素原子である特許請求の範
囲第1項記載の紙用サイズ剤。 3 疎水基が炭化水素基である特許請求の範囲第1項記
載の紙用サイズ剤。 4 炭化水素基が12〜20個の炭素原子を有するアル
キル基である特許請求の範囲第3項記載の紙用サイズ剤
。 5 疎水基が置換アミノ基である特許請求の範囲第1項
記載の紙用サイズ剤。 6 置換アミノ基が12〜20個の炭素原子を有するモ
ノアルキルアミノ基である特許請求の範囲第5項記載の
紙用サイズ剤。 7 置換アミノ基がジアルキルアミノ基であって、かつ
少なくとも一方のアルキル基が12〜20個の炭素原子
を有する特許請求の範囲第5項記載の紙用サイズ剤。 8 疎水基が置換オキシ基である特許請求の範囲第1項
記載の紙用サイズ剤。 9 置換オキシ基が12〜20個の炭素原子を有するア
ルコキシ基である特許請求の範囲第8項記載の紙用サイ
ズ剤。 10 疎水基が置換メルカプト基である特許請求の範囲
第1項記載の紙用サイズ剤。 11 置換メルカプト基が12〜20個の炭素原子を有
するアルキルメルカプト基である特許請求の範囲第10
項記載の紙用サイズ剤。 12 2−(置換カルボニルメルカプト)ベンゾチアゾ
ール誘導体が乳化剤により水中に乳化されている特許請
求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第5項、第
6項、第7項、第8項、第9項、第10項または第11
項記載の紙用サイズ剤。 13 乳化剤がノニオン系界面活性剤である特許請求の
範囲第12項記載の紙用サイズ剤。 14 乳化剤が水溶性カチオン性高分子保護コロイドで
ある特許請求の範囲第12項記載の紙用サイズ剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10550976A JPS6014160B2 (ja) | 1976-09-02 | 1976-09-02 | 紙用サイズ剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10550976A JPS6014160B2 (ja) | 1976-09-02 | 1976-09-02 | 紙用サイズ剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5331808A JPS5331808A (en) | 1978-03-25 |
JPS6014160B2 true JPS6014160B2 (ja) | 1985-04-11 |
Family
ID=14409559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10550976A Expired JPS6014160B2 (ja) | 1976-09-02 | 1976-09-02 | 紙用サイズ剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014160B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0096654B1 (de) * | 1982-05-28 | 1987-10-28 | Ciba-Geigy Ag | Verfahren zum Leimen von Papier mit anionischen, hydrophoben Leimungsmitteln und kationischen Retentionsmitteln |
EP0123763A3 (de) * | 1983-03-30 | 1986-03-19 | Ciba-Geigy Ag | Verfahren zum Leimen von Papier mit anionischen, hydrophoben Leimungsmitteln und kationischen Retentionsmitteln |
-
1976
- 1976-09-02 JP JP10550976A patent/JPS6014160B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5331808A (en) | 1978-03-25 |
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