JPS60141546A - 多層構造合成樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

多層構造合成樹脂成形体の製造方法

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JPS60141546A
JPS60141546A JP58247789A JP24778983A JPS60141546A JP S60141546 A JPS60141546 A JP S60141546A JP 58247789 A JP58247789 A JP 58247789A JP 24778983 A JP24778983 A JP 24778983A JP S60141546 A JPS60141546 A JP S60141546A
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高春 吉見
茂樹 竹尾
良一 伊藤
西川 重生
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Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車のサイドモール、スポイラ、天井材等と
して有用な多層構造を有する樹脂成形体およびその製造
方法を提供するものである。
ナイドモール、天井材、スポイラは軽量、耐摩耗性に優
れることが要求される。更にサイドモール、スポイラは
耐候性に優れることも要求される。
軽量であるには素材として樹脂発泡体を用いるのがよい
が、耐摩耗性が悪い。そのため外皮層であるポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニルシートと発泡体との積層体とづる
ことが好ましい。
外皮シートと発泡体との積層方法として樹脂発泡体を真
空型内に配置し、ポリ塩化ビニル等の樹脂の軟化もしく
は溶融シートを真空型上に導き継いで真空型を減圧して
このシー1〜を賦型させるとともに発泡体とを接着させ
る方法が考えられる。
しかしながらこの方法を実施すると軟化もしくは溶融さ
れたシートの熱により発泡体表面が軟化し、発泡体セル
中に残存する揮発性発泡剤が気化または空気が膨張し、
賦型されたシート表面に凹凸が生じ、外観が損われるこ
とが判明した。
我々は、発泡体として表面を金型内で溶融固化させるこ
とにより非発泡としたスキン層を形成さUた発泡体(特
開昭57−96831号)や、表面がパウダーコーティ
ングされた発泡体(特開昭57−185124号)を用
いれば、発泡していないスキン層(パウダーコート層も
含むンが前記残存揮発性発泡剤および膨張空気のシート
側への移動を阻止することにより成形シート面に凹凸を
生じさけないことを見い出し、本発明に至った。
即ち、本発明の第1は、樹脂発泡成形体よりなる内層と
、該発泡成形体の表面を非発泡化して形成した肉厚が3
0〜2000ミクロンのスキン層と、該スキン層の外面
に形成した熱可塑性樹脂外皮層とより構成される多層構
造合成樹脂成形体を提供するものである。
本発明の第2は、見掛密度が0.03〜0.3Q/Cm
3の樹脂発泡成形体の表面を加熱溶融さけて表面を非発
泡化したスキン層を有する発泡成形体を得、ついで該ス
キン層および発泡成形体を貫通する真空孔を複数設けた
後、この真空孔を有する発泡成形体を真空型の型窩内に
発泡成形体のスキン層側が真空型の解放された側に位置
するように配置さけ、次いでこの真空型上に熱可塑性樹
脂の軟化もしくは溶融シートを導き、真空型を減圧して
該シートを賦型するとともにこの賦型したシートと発泡
成形体とを接着させることを特徴とする多層構造合成樹
脂成形体の製造方法を提供り−るものである。
第3の発明は、金型の型窩内を加熱するとともにスキン
層形成用の帯電した熱可塑性合成樹脂粉体を噴射して型
窩内に熱可塑性合成樹脂粉体を溶融で」着させ、次いで
予備発泡樹脂粒子を金型内の型窩内に充填し、次いでス
チームを型窩内に導き予備発泡体粒子同志を融着させ、
その後冷却して得られる表面にスキン層を有する樹脂発
泡成形体を金型より取り出した後、この発泡成形体にス
キン層および発泡成形体を貫通する真空孔を複数設(〕
、この真空孔を有する発泡成形体を真空型の型窩内に発
泡成形体のスキン層側が真空型の解放された側に位置す
るように配置させ、次いでこの真空型上に熱可塑性樹脂
の軟化もしくは溶融シートを導き、真空型を減圧して該
シートを賦型するとともにこの賦型しlζシートと発泡
成形体とを接着させることを特徴とする多層構造合成樹
脂成形体の製造方法を提供するものである。
本発明の実施において、樹脂発泡体としては、ブテン、
ペンタン、ヘキセン、ジクロロジフルオロメタン、トリ
クロロモノクロロメタン等の沸点が80℃以下の揮発性
膨張剤を含有でる発泡性樹脂粒子をスチーム、熱水等に
より加熱して予備発泡させた予備発泡粒子をスチーム金
型内に充填し、これをスチーム加熱により予備発泡体粒
子を融着させて臂られるものがあげられる(特公昭51
−22951号、同57−53811号、特開昭56−
112944号、同57−90027号、同48−10
1457号、同52−32972号、同58−1412
19月)。
また、特公昭35−9640号公報に示されるように揮
発性膨張剤を含有する樹脂を押出機で溶融押出成形して
製造してもよい。一般には賦型の面から前者のスチーム
金型を用いる成形法による。
発泡成形体の樹脂の素材としては前述した公報群に示さ
れる如き、ポリスチレン、ポリエチレン、ボリア[lピ
レン、ポリエチレン・スチレン共重合体、エチレン・酢
酸ビニル共重合体、メチルメタクリレ−1〜・スチレン
(5〜20重量%)共重合体、α−メチルスチレン・ス
チレン(5〜20重M%)共重合体、スチレン・メチル
メタクリレ−1〜(1〜ε3重量%)共重合体等があげ
られる。
通常、発泡成形体としては見掛密度が0.03〜0.3
o/cm3のものが圧縮強度、軽量性の面1)日ら最適
に用いられる。
外皮用の樹脂、即ち、真空成形ま7jは圧空併用真空成
形されるシートと()ては、ポリプロピレン、高密度ポ
リエチレン、ポリ塩化ビニル、ハイインバクhボリスヂ
レン、スチレン・ポリエチレン共重合体、シラン変性ポ
リプロピレン、スチレン・ブタジェン・スチレンブロッ
ク共重合体等を単独で、または二種以上併用して用いる
この樹脂には耐候性をよくするためカーボンブラック、
酸化チタン、p−フェニルアゾジフェニルアミン、フェ
ニルサルチレート、2,6−t −ブチルクレゾール等
の耐候性改良剤を0.01〜5重量%配合してもよい。
成形用シートの肉厚は、0.15〜3mmである。
本発明において、樹脂発泡体はそのシー1へと接する面
側に非発泡のスキン層を有Jることが必要とされる。樹
脂発泡体にスキン層を形成させる方法としては、例えば
見掛密度が0.03〜0.3g/Cl113の発泡体表
面を型内でスチーム、ヒーター等で加熱処理して表面を
溶融させることにより表面の発泡セルを消滅(非発泡化
)させる方法、発泡体の表面に該発泡体の樹脂と同一ま
たは相溶性のある熱可塑性樹脂粒子を粉末コーティング
することにより得られる。その具体的な方法は特開昭5
7−96831号、同57−185124号公報に記載
されているのでここでは詳細な説明を省く。
パウダーコーティング用の熱可塑性樹脂粒子としては、
エチレン・酢酸ビニル共重合体、低密度ポリエチレン、
無水マレイン酸りラフトボリエチレン、スチレン・ブタ
ジェン・スチレンブロック共重合体、無水マレイン酸グ
ラフトエチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・くメ
タ)アクリル酸共重合体およびその金属塩(Li 、N
a 、Zll、K)等があげられる。
スキン層の肉厚は、30〜2000ミクロンであり、こ
れは真空成形時の温度、成形リイクルにより異なる。残
存発泡剤による真空成形用シート表面の凹凸の発生を防
ぐには少なくとも3oミク■コン必要であり、好ましく
は300〜2000ミクロンの肉厚で行なう。
スキン層を有する樹脂発泡体は、外皮シートとの接着を
強固とするため、必要によりスキン層の表面にプライマ
ーをコートする。プライマーとしては、東洋モー1ヘン
(株)製溶剤型つレタン系プ7 イマ” 7 トコh 
A D 506 F ” (商品名)、東洋インキ製造
(株)製“アンダーラッカーRビ(商品名)、BASF
社製ポリエチレンイミンパボリミンPパ (商品名)、
日本触媒化成(株)製ポリエチレンイミン゛エボミン 
P″(商品名)、バーキュレス社製ポリアミンポリアミ
ド・■ビクロルヒドリン付加物“カイメン 557 H
”(商品名)、下記(イ)〜(1月のエチレン製不飽和
基を有する含窒素単量体20−/10重量%(a成分)
、 R“ 0H2=C−GOOR’ テ示すttル1iji体80
〜60%(b成分)、他の疎水性ビニル七ツマ−例えば
ステシン0〜20重徂%(C成分)との共重合体、たと
えば三菱油化ファイン(株)製水溶性アクリル系プライ
マー″″5T−1000”、”5T−1100”、” 
S T−1300”および′“5T−3000”(いず
れも商品名)があげられる。
(イ)R1(ロ)R゛ 1 (ハ) R 1 (ニ) (ニ)″ RR 1 (ホ) RR 1 \ Cト1□c o oo (へ)−R1 (ト) RI又2 1 / CI−1= C−CON In A−N\ 2 (チ) R’ R2 11■ 。
CI−1,= C−CON +−1Δ−11−RHCO
O0 く ヂ ) ′ R゛ ■ 9x0 〈す) Cl−1,C8゜ ・ 11;I Cl−1,Cl−1゜ ここて、各式中でRは水素またはメチル基、R2J3よ
びR3はそれぞれ低級アルキル基(特に、C1へ”C/
+、就中C7へ−C,)、Rは炭素数1〜22の飽和J
:たは不飽和アルキル基もしくはベンジル基、Xoは四
級化されたN(f)の対う′ニオン(たとえば、ハライ
ド(特にり[」ライド))、八は炭素数2〜6のアルキ
レン基、R5はC1〜C13のアルキル基C′ある。
この最後の共重合体はまた、三級窒素含有単量体(イ)
、(ハ〉、(ホ)、(チ)を単独重合、もしくは他の単
量体と其重合させてからアルギルハライド、ジメヂル硫
酸、ベンジルハライドモノクロロ酢酸エステル等のカチ
Aン化剤により四級化又はモノクロル酢酸(塩〉、プロ
パンリルトン、プロピAラクトン等の両性化剤により両
性化Jることによっても1qられる。
そして、(C)成分の疎水性単量体どしては、スチレン
またはその核ないし側鎖置換体、アクリルないしメタク
リル酸ニスjル、ハロゲン化ビニル、その他がある。
以下、図面をもって本発明を更に詳細に説明する。
第1図は本発明の多層構造合成樹脂成形体(゛ある一例
のサイドモールの断面図である。図中。1は芯材である
樹脂発泡成形体、2はスキン層、3は外皮層、1aは発
泡成形体およびスキン層に穿孔された径が0.3〜2m
mの孔、1bは発泡成形体の底部に設(づられた凹部r
ある。1aの孔は外皮3を真空成形時、金型側よりの減
圧で゛吸収し、賦型するために設けられたものである。
発泡成形体の底部の四部1bは、金型よりの減圧が6孔
1a、1a・・・・・・にまんべん無く行き届りJ:う
に設けたものである。この四部i l)は、第2図に示
すように溝1b−であってもよい。
第3図は、外皮層である熱用塑性樹脂シート3を真空成
形または圧空併用真空成形する直前の金型4a 、4b
が閉じた状態を示1断面図である。
=1aは真空型、41)は押え金型であり、4a、、は
減tX−室、/la2 は真空孔、483 は−1ンブ
レツリー〈図示されていない)に接続するバイブ、4b
は圧空導入用パイプで゛ある。
樹脂シーi〜3には発泡成形体1のスキン層2と接着づ
る側に前述したプライマーを塗布してもよい。この場合
は、スキン層側にプライマーを塗布りる必要はないが接
着性を高めるために塗布してもよい。プライマーの塗布
量は樹脂固形分で1へ・20す7m2 で充分ぐある。
成形に用いる樹脂シーi〜3は賦型を容易とするために
、累月樹脂の軟化点以上の高い温度に加熱され、軟化し
しくは溶融される。ポリ塩化ビニルの場合、120へ一
180℃が最適て゛ある。ホモプL1ピレン重合体の場
合は150〜190℃が最適rある。片線後、減圧(7
50nut+tl以下)により軟化もしくは溶融シー1
−3は賦型され、発泡成形体と接着し、一体成形物とな
る。真空成形の際、2=7Kg/am’ G(7)圧空
ヲ(Jt 用L タリ、リンクやプラグの補助手段を用
いてもよい。成形後、型開きし、一体成形物を1〜リミ
ング装置に移し、トリミングし、製品である]ノイド1
−−ルを1!Vる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明づ−る。な
お、間中の部、%は重量基準−(゛ある。
シートの製造例 例1 (1)光沢層に供づる樹脂:MF122.0(]/10
分、沸騰へブタン抽出残fi99重M%の結晶性プロピ
レン単独重合体97%にカーボンブラック3%を配合し
た組成物を用いlζ。
〈2〉深絞り層に供する樹脂:エチレン含量5重量%、
MFRo、5g/10分、沸騰へブタン抽出残ff19
81ffi%の結晶性プロピレン・エチレンブロック共
重合体40重量%と、密度0.950!J /cn+3
、MFRo、60 /10分のポリエチレン40重量%
、粒径1.5μのタルク20重量%よりなる組成物を押
出機で混練してストランド状に押出し、カッディングし
てペレッ1〜にした。
上記〈2)の深絞り層用樹脂べ(ノッ1〜を口径9Qm
mの押出機を用いT230℃で幅700 mmの2層マ
ルチマニホールドダイに供給し、また(1)の光沢層用
樹脂を[]径/10mmの押出機を用いて230℃で同
じダイに供給した。タイの温度は230℃であった。ダ
イかう押し出された溶融シー1〜は、幅700 mmの
3本のロールにて順次冷却固化し、次いて・二10ノ放
電処理して真空成形用シーi〜を百k。ロールの温度は
、ダイに近いロールがらε1)0℃、95°C1100
℃であり、[1−ルの回転スビー1〜L、L1.5m/
分であった。シー1−厚みは、全体−(:’ 1 、 
C3mmであり、光沢層は0.25mn+、深絞り層は
1.35mmであった。
例2 7菱油化(株)製ボリブ[−1ビ1ノン°゛三菱ノ一ブ
レンM△−8′′ (商品名)に紫外線吸収剤を0゜5
%配合した組成物を230 ’Cでシー1〜状に押出し
、次いで]ロナ放電処理して肉厚が1.6111111
のシー1〜を14だ。
例3 軟質ポリ塩化ビニルシートを220”Cでシート状に押
出し、肉厚が1.6mmのシー1へを得た。
例4 ボリスヂレン 35部 高密度ポリエチレン゛ユカロンハードl”: Y −4
0”25部 スチレン・ブタジェン・スチレン共重合体12部 タルク 24部 カーボンブラック 4部 上記樹脂組成物をポリプロピレンの代りに用いる他は例
2と同様にして肉厚1.(3mmのシー1〜を得た。
例5 (1〉光沢層に供する樹脂:MFR2,OIJ/10分
、沸騰へブタン抽出残量99重量%の結晶性プロピレン
単独重合体にカーボンブラックを3%配合した組成物を
用いた。
(2)深絞り層に供Jる樹脂: ポリプロピレン゛三菱ノーブレンM l−1−6”25
部 高密IIボリエチレン゛ユカ0ンハードEx Y −4
0”15部 スチレン・ブタジェン・スチレン共重合体12部 炭酸カルシウム 40部 ポリスチレン 8部 上記(2)の深絞り層用樹脂を口径90mmの押出機を
用いて230℃で幅700mmの2層マルチマニ小−ル
ドダイに供給し、また(1)の光沢層用樹脂を口径4Q
mmの押出機を用いて230℃で同じタイに供給した。
ダイの温度は230℃であった。ダイから押し出された
溶融シートは、幅7001の3本ロールにて順次冷却固
化し、次いでコ[1す放電処即して真空成形用シートを
得た。ロールのli IIは、ダイに近いロールから8
0℃、95℃、100℃であり、ロールの回転スピード
は1.5111/分であった。シー1へ厚みは、全体で
1゜6mmであり、表面の光沢層は0,2n+m、深絞
り層は1.4mmであった。
N、N−ジメチルアミノエチルメタクリレート80部(
0,5モル)、メチルメタクリレ−1〜50部(0,5
モル)およびイソブI」ピルアルコール200部を撹拌
機、還流冷却管、温度計、滴下ロートを備えた四つ目フ
ラスコ内にイ1込み、窒素ガス置換t1.2.2”−ア
ゾビスイソブチロニ1〜リル0.9部を重合開始剤とし
て添加し、80℃にて4時間重合反応を行なった。
次いで、モノクロルIi隣ソータ60部を加え、80℃
にて6時間反応(両性化)を行なった後、イソプロピル
アルコールを留去しながら水を添加し、固型分が35%
の水溶液を得た。
このアクリル系ポリマー(以下、「Sl」と示す)は、 1−I CHCl−1゜ 11小 を分子鎖に含むものである。
例1 メチルメタクリレート693g、α−メヂルスヂレン1
35(1,スチレン54a及びアクリル酸1)・ブチル
8gの混合溶液にt−ブチルパーオキシベンゾニーi〜
を1.8g溶解した後、水1,000uの入った3L反
応器に30 Orpm撹拌下で混合溶液を投入し、つい
で該反応器内の雰囲気を窒素カスで置換した。
次いで、反応器を110℃までIM温し、同温度で4時
間加熱した後にポリビニルピロリドンの10ffi1i
%水溶液30(Iを添加し、更に110°Cで6時間及
び125℃で10時間加熱して共重合体粒子を得た。
この共重合体粒子を分散する反応器内にトルエン27g
とブタン6C)(Iを供給し、110℃で5時間、更に
加熱、撹拌後、冷却した。
このようにして得られた共重合体粒子を水性媒体より取
り出し、洗浄後1週間風乾して平均粒径0.83mm、
発泡剤含有量7.61%の光泡性共重合体粒子を得た。
この粒子を100℃のスチームで予備発泡さけて見掛密
度0.065(1/cm3の予備発泡粒子を得た。
例2 密閉容器内にて、エチレン成分を9モル%含有するエチ
レン−プロピレンランダム共重合体の無架橋粒子100
重量部及びジクロ【コシフロロメタン23重間部とを水
250重川部用分散させ、撹拌しながら135℃まで昇
温し、1時間保持した後、容器内の圧力を約30 k(
1/ cm’ Gに保持しながら、容器内の下部に設け
たバルブを聞き発泡性粒子と水との混合物を同時に常温
常圧の雰囲気に放出した。得られた予備発泡粒子は実質
的に独立気泡からなり見掛密度0.060/am3のも
のであった。
例1 特開昭57−96831号公報の第2図に示される金型
のキャビティ内に、前記例1で得たメチルメタクリレー
ト・α−メチルスチレン共重合体予備発泡粒子を過充填
し、クランキング状態のまま、雄金型のチャンバーに1
15〜125℃の水蒸気を5秒間導き、予備発泡粒子間
の空気を排出した後、雄金型のチャンバーには引き続き
115〜125℃の水蒸気を雌金型のチャンバーには1
45〜155℃の水蒸気を120秒間導き本加熱を行な
い予備発泡粒同志の融着を完全とした。その後、型締め
し、雌金型のチャンバーには引続き145〜155°C
の水蒸気を雄金型のチャンバーには115〜125℃の
水蒸気を5秒間導入し加熱を終えた。
次いで各チ17ンバーに冷却水を40〜60秒間供給し
て冷却し、離型して表面のスキン層(非発泡層)の肉厚
が約300ミクロン、発泡成形体の肉厚がlQmm、幅
ioomm、長さiooommの発泡成形体を得た。こ
の発泡成形体の見掛密度は012g/Cm3であった。
この発泡成形体にスキン層より底部まで貫通する小孔(
径imm)を5Qmm間隔に多数穿孔した。
例2 特開昭57−185124号公報に図示された金型の加
熱用チャンバーのひとっである雌金型の第2ヂA7ンバ
ーのキャビテイ面の内壁温度が140℃になるよう4 
、 Oko/cm2Gの高圧スチームを30秒間導入し
、金型内面が予熱された。次いでランズバーグ式静電塗
装装置により、90Vで負電荷に帯電させた平均粒径1
35μのARSパウダーを粉体塗装用のガンにより正の
荷電下におかれた雌金型のキャビテイ面に吹き何り溶着
させた。次に金型の嵌合面を31111II開き、前記
内壁にABS樹脂が溶着し、軟化した状態で、見掛密度
が0.2g/cn+3になるように予備発泡させた発泡
性ポリスチレン粒子をキビテイに充填し、0.9k(1
101112Gの低圧蒸気を15秒間、雄雌金型の第1
チヤンバーに通じ、蒸気透過孔3からキャビティ内に導
入する。かくてキャビティ内の発泡性ポリスチレン粒子
を完全に融着させた後金型を閉じるとともに低圧蒸気弁
を閉じた。そして高圧蒸気のみで更に10秒間加熱を続
1)、その後高圧蒸気弁を閉じた。次いで全てのドレイ
ン弁を開き、第2ヂA7ンバーに90秒間注水して金型
を冷却した後、製品を取り出したく肉厚10nv、幅1
0Qmm、長さ1000100O、児掛密瓜0,1g/
cm3)。
このようにして得られた製品の外面は八BSの無発泡層
でコーiイング(肉厚400ミクロン)されたものであ
る。
この製品にも例1と同じく小孔を多数設けた。
例3 例2で得たポリプロピレン予備発泡体粒子を密閉室に入
れ、圧縮空気を供給してセル内の分圧を1 、 /I 
kg/am2Gとした発泡性粒子を、特開昭55−14
243号公報の第2図に示される金型のキャビテイ面に
充填し、以下、加熱温度を148℃とづる池は前記例1
と同様にしてスキン層の肉厚が約150ミクロンのポリ
プロピレン発泡成形体を得た。
この成形体にも例1と同じく多数の小孔を設けた。
例4(比較用) 例1で得たメチルメタクリレート・α−メチルスチレン
共重合体予備発泡粒子を通常のスチーム金型のキャビテ
ィ内に充填し、120℃のスチームで25秒加熱を行な
って、スキン層のない発泡成形体(見掛密度0.09+
1 /am3)を得た。
この成形体にも例1ど同じく多数の小孔を穿った。
実施例1.2 上記例1および例2で1qた樹脂発泡成形体を真空金型
の雌型のキャビティ内にスキン層が成形されるシート側
に対面するように配置した後、例5て得た真空成形用シ
ートの深絞り層側がスキン層と接するように外皮用のシ
ート(温度180”C)を雌金型上に導き、次いで65
0 mm1−I Qの負圧力下に真空成形を行なって外
皮と発泡成形体が強固に接着した多層構造の樹脂成形体
を得lζ。
これらの製品の外皮は平滑であり、光沢が侵くれるもの
であった。また、発泡成形体と外皮の接着強度も実用上
問題がなかった。
比較例1 発泡成形体として例4で得たものを用いる他は実施例1
ど同様にして真空成形を行なったところ、発泡体に第三
次光泡が見受けられ、外皮にふくらみのある外観の悪い
製品しか得られなかった。
実施例3.4 発泡成形体として例3で得たものを、外皮用樹脂シー1
〜として例1または例2で得たシー1〜を用いる伯は実
施例1ど同様にして多層構造の樹脂成形体を得た。
これらの外皮は平滑で、光沢に優れるものであった。
実施例5 シートとじで例4で得たシートを用いる伯は実施例1と
同様にして平滑な外皮を有する多層構造の樹脂成形体を
得た。
実施例6.7 例1で得た発泡成形体のスキン層側に東洋モートン(株
)製プライマーを5iJ/−の割合で塗布し1cものを
用い、シートどして例2または例3で得たシートを用い
るが、シー1〜の加熱温度を180℃または140℃と
する池は実施例1と同様にして平面が平滑な外皮を有づ
る多層構造の樹脂成形体を得た。
実施例8 シートとして、例1で得た3層構造のシートの表裏面に
、前記例で得たプライマー11 S T I+と日本触
媒化成(株)製ポリ■チレンイミン゛′lボミン p 
−i o o o ”の1:1混合物(固形分比)の1
%水溶液を固形分換算で2Q/m” の量となるように
塗布し、乾燥したシー1〜を用いる他は実施例1と同様
にして多層構造の樹脂成形体を得た。
この成形体の外皮は平滑であり、光沢の優れるものであ
った。また、外皮と発泡体との接着も良好であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の多層構造合成樹脂成形体の一例である
サイドモールの断面図、第2図は芯材である樹脂発泡体
の斜視図、第3図は本発明の一実施例の態様を説明する
に用いた金型の断面図である。 1・・・・・・・・・樹脂発泡成形体 2・・・・・・・・・スキン層 3・・・・・・・・・外皮層 4a・・・・・・雌金型 4b・・・・・・押え金型 第1図 ] 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂発泡成形体よりなる内層と、該発泡成形体の
    表面を非発泡化して形成した肉厚が30〜2000ミク
    ロンのスキン層と、該スキン層の外面に形成した熱可塑
    製樹脂外皮圓とより構成される多層構造合成樹脂成形体
  2. (2)児11F密度が0.03〜0.3(1/cm3の
    樹脂発泡成形体の表面を加熱溶融させて表面を非発泡化
    したスキン層を有づる発泡成形体を得、次いで該スキン
    層および発泡成形体を肖通覆る真空孔を複数設(プた後
    、この真空孔を有ターる発泡成形体を真空型の形窩内に
    発泡成形体のスキン層側が真空型の解放された側に位置
    するように配置させ、次いでこの真空型上に熱可塑製樹
    脂の軟化もしくは溶融シートを導き、真空型を減圧して
    該シートを賦型するとともにこの賦型したシートと発泡
    成形体とを接着させることを特徴とする多層構造合成樹
    脂成形体の製造方法。
  3. (3)金型の型窩面を加熱するとともにスキン層形成用
    の帯電した熱可塑性合成樹脂粉体を噴射して型窩面に熱
    可塑性合成樹脂粉体を溶融イ」肴させ、次いで予備発泡
    樹脂粒子を金型内の型窩内に充填し、次いでスチームを
    型窩ないに導き予備発泡体粒子同志を融着ざけ、その後
    冷却して得られる表面にスキン層を有する樹脂発泡成形
    体を金型より取り出した後、この発泡成形体にスキン層
    および発泡成形体を貫通ずる真空孔を複数設け、この真
    空孔を有する発泡成形体を真空型の型窩内に発泡成形体
    のスキン層側が真空型の解放された側に位置するように
    配置させ、次いでこの真空型上に熱可塑性樹脂の軟化も
    しくは溶融シーi〜を導き、真空型を減圧して該シート
    を賦型するとともにこの賦型したシー1〜と発泡成形体
    とを接着させることを特徴とする多層構造合成樹脂成形
    体の製造方法。
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