JPS60139987A - チュ−ブ取付用パッキン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［分野］ 本発明は、チューブと相手部材との接続部のシールに関
する。

［従来技術］ 自動変速機のエクステンションハウジング軸受など潤滑
の必要な個所に潤滑油を送り込むためチューブを利用し
た潤滑装置では、潤滑油を有効に利用し、潤滑装置の機
能を十分に果すためにチューブと相手部材との間にシー
ル用パツキンを用いることが不可欠となる。しかるに従
来シールとチューブの保持および位置決めどはそれぞれ
別の方法でなされており、組付に手間がかかる欠点があ
った。またシールしようとする相接する二面をすり合せ
あるいはラッピングなどによって完全に合致する鏡面に
し、液体圧に抗して」−分な接触面圧が保てればシール
なしで接触部の洩れ止めができるがこの方法はコストが
高くなりすぎ経済的に引き合わない。

［発明の目的］ 本発明の目的は、接合部のシールと同時にチューブの保
持、位置決め（半径方向、前方方向に拘束）を行なうこ
との可能で組付工数が低減できるチューブ取付用パツキ
ンの提供にある。

［発明の構成］ 本発明のチューブ取付用パツキンは、第１の部材に形成
された流路と、該第１の一部に接合され　□る第２の部
材がわに設けられ前記流路に連結されるチューブとの接
合部とをシールするため、第２の部材に設けたパツキン
取付座に取付けられるパツキンにおいて、前記パツキン
は、前記チューブの外径より所定寸法だけ大きい筒部お
よび該筒部の端を前記チューブの外径より小径に絞り込
んだ側壁とを備えた金属筒と、該金属筒の内径側に固着
され側壁の少なくとも一部をチューブの外径より小径と
した内側シール部および前記金属筒の側壁外側に周設さ
れ前記第１の部材との間に圧縮代を有する外側シール部
を備えたゴムシールを構成とする。

［発明の効果］ 以上の構成により本発明のデユープ取付用パツキンは次
の効果を秦する。

接合部のシールと同時にチューブの保持、位置決め（半
径方向、前方方向に拘束）を行なうことが可能であり組
イ」工数が低減できる。

［実施例］ 本発明のチューブ取付用パツキンを第１図ないし第６図
に示す第１実施例に基づき説明する。

１は本発明のチューブ取付用パツキン、２は本発明のチ
ューブ取付用パツキンを組み込んだトランスミッション
ケース３、該トランスミッションケース３の下面に締結
された油圧制御装置３１、前記十ランスミッションケー
ス３に連結した］：クステンションハウジング（以乍ハ
ウジングと略す）４、該ハウジング４内に設けられた出
力軸５からなるオーバドライブ（ＯＤ）を含む前進４段
後進１段の車両用自動変速機である。

この車両用自動変速機２は、トルクコンバータ、オーバ
ードライブ（ＯＤ）装置、自動変速機の入力軸を内蔵し
たトルクコンバータハウジング（図示しない）と、前記
入力軸と連結した中間軸３２、遊星歯車変速機構、クラ
ッチおよびブレーキを備えた音道３段後進１段の変速装
置３３を内蔵したトランスミッションケース３と、娘ト
ランスミッションケース３の下面に締結きれ、どれら種
々の機能を持つ弁類を納め、変速信号に′よって油路番
切換えるシフト弁、変速信号を出すスロットル弁、油圧
の発生源である油ポンプ、バルブボディ３４を５− 有する油圧制御装置３１、該油圧制御装置３１を内蔵す
るオイルパン３５と、トランスミッションケース３の後
端に図示しないボルトににり連結され、前記中間軸３２
と連結した出力軸５、該出力軸５に取付けられ図示しな
いリードスイッチによりＯＮ。

ＯＦＦされる電子弐申速センサ５１、出力軸５に取付け
られ、出力軸５の回転数すなわち重速に対応したガバナ
圧を作るガバナ弁５２を内蔵するハウジング４と、前記
出力軸５とスプライン嵌合するよう配され軸受４１を介
して前記ハウジング４の軸受部６に支持されたスリーブ
ヨーク４２と、本実施例では前記ハウジング４の軸受部
６に安定した潤滑油量を供給し・、本発明のチューブ取
付用パツキン１を組み込んだエクステンションハウジン
グ軸受潤滑装置１とを備える。

前記ハウジング４の軸受部６は、前記トランスミッショ
ンケース３方向（図示左方向）へ突設され、油＠６１を
形成し、先−〇３ａに円環板状の油溜堰６２を固着した
樋状突出部６３と、図示右方向へ突６− 設され突出部６５の内周側６６には外部からの出力軸５
への異物の侵入および潤滑油の洩れを防ぐオイルシール
６７を装着し、外周側６８にはオイルシール６７への外
部からの異物の侵入を防ぐダストカバー６９を装着して
いる。また軸受部６には油路穴６０Ａを形成し、軸受４
１には袖穴４１Ａを形成している。

前記ハウジング軸受潤滑装置７は、前記トランスミッシ
ョンケース３内に設けられ、バルブボディ３４よりライ
ン圧を油室７１を介して変速装置３３の油圧サーボ（図
示しない）へ供給するライン圧油路７２、該ライン圧油
路７２のバルブボディ３４と油室７１との間分岐するよ
うｌ−ランスミッションケース３の壁面３ａにドリル加
工、または鋳抜〆きにより形成された軸受潤滑油取出演
路１３と、該軸受潤滑油取出油路７３内に装着され、絞
り作用によって流量を制御する流量制御絞り（本実施例
の場合はオリフィス）７４と、前記軸受潤滑油取出油路
７３と潤滑油の洩れを防止するチューブ取付用パツキン
１に一方＠７７ａを嵌着され、前記ハウジング４の軸受
部６の油路穴６０Ａ１軸受４１の袖穴４１Ａと他方端７
７ｂで連結し、出力軸５、該出力軸５に取付けられた電
子式車速センサ５１、ガバナ弁５２、樋状突出部６３に
取付けられた油溜堰６２を迂回し、湾曲して配されたチ
ューブ１８とからなる。

この構成においてライン圧油路７２内の作動油（潤滑油
）はオリフィス７４によって補間を制御されながら軸受
潤滑油取出油路７３を通って、チューブ７８に入る。さ
らに潤滑油はチューブ７８の他方端７７ｂより噴出し軸
受部６へ供給され、油路穴ＢＯＡを介してオイルシール
６７、軸受４１を潤滑し、さらにオイルシール６７、軸
受４１を潤滑した潤滑油はスリーブヨーク４２、出力軸
５を潤滑して油溜６１へ供給される。また出力軸５の回
転によって拡散した潤滑油は、図示しないスピードメー
タギアなどに供給される。これによって出力軸５が円滑
に回転し、出力軸５を駆動するエンジン出力のロスを押
え、エンジン燃料の消費を低減できる。

本実施例ではライン圧油路７２の途中にドリル加工また
は鋳抜きにＪ：り軸受潤滑油取出油路７３を形成したが
、バルブボディ３４にドリル加工または鋳抜きにより軸
受潤滑油取出油路７３を形成しても良い。

またオリフィス７４を軸受潤滑油取出油路７３に設けた
がチューブ１８に設けても良い。

第３図ないし第５図は本発明のチューブ取付用パツキン
の第１実施例を示す。

本実施例ではチューブ取付用パツキン１は、軸受潤滑油
取出演路１３が形成された第１の部材であるトランスミ
ッションケース３と該１〜ランスミツシヨンケース３に
接合される第２の部材であるハウジング４に設けられ前
記軸受潤滑油取出油路７３に連絡されるチューブ１８と
前記軸受潤滑油取出油路７３とチューブ７８との接合部
２０とをシールするためハウジング４に設けたパツキン
取付座４０に取付【プられている。

チューブ取付用パツキン１は金属筒１１と、内側シール
部１２および該内側シール部１２と一体に設け９− た外側シール部１３からなるゴムシール１４とを備える
。

金属筒１１は、一端１１ａをチューブ７８の外径７８ａ
より小径に絞り込み、ゴムシール製造時一度の流し込み
により内側シール部と外側シール部とを一体的に形成す
るための円状のゴム流し込み孔１１１を４個形成した半
径方向側壁１１０と、該側壁１１０の他端１１ｂより９
０度チューブ１８方向へ折曲げられて延長され、チュー
ブ７８の外径より所定寸法だけ大きい筒部１１３とから
なる。また筒部１１３はゴムシール１４に剛性を付与す
る機能を有する。

内側シール部１２は、前記金属筒１１の内径側１１５に
固着され中空部１２１を有した環状体であり、内周壁１
２２の一部１２３をチューブ７８の外径７８ａより小径
とし、チューブ７８挿入時圧縮代１２４を有し、前記金
属筒１１の側壁１１０の一部１１ａ内周側よりチューブ
７８の外径７８ａより小径とされたチューブ７８の位置
決め部１２５を形成し、ゴムシール１４製造時の前記金
属筒１１の押え溝１２６を後部１２７に形成し１０− ている。

外側シール部１３は、ゴム流し込み孔１１１に嵌着され
た嵌着部１３１により内側シール部１２と一体成形され
るとともに前記金属筒１１の側壁１１０外周側に設けら
れ、環状を呈し、テーパー状とした外径１３２、テーパ
ー状とした内径１３３、核内１！１３３と前記軸受＋１
！１８１油取出油路１３との間で圧縮部１３４を形成し
、前記トランスミッションケース３の接合部２０に当接
する接合部１３５からなる。

第６図は本発明のデユープ取付用パツキン１の第２実施
例を示す。

本実施例のチューブ取付用パツキン１は、チューブとの
接合面のシールに使用され、金属筒１１の側壁１１０の
一端１１ａを内側シール部１２から突出させてオリフィ
ス部１１７を形成し、該オリフィス部１１７の図示右壁
１１８をチューブ７８の位置決め部１１９としており、
内側シール部１２の内周壁１２２．２箇所の環状の凸部
１２６ａ、　１２６ｂを形成しており、外側シール部１
３の相手接合面との当接面を内径１３３で行ない相手接
合面と端面１３１との間で圧縮部１３６を形成する。本
実施例を前記潤滑装置１に使用する場合は、前記軸受１
１１１１滑油取出油路７３をチューブとしてトランスミ
ッションケース３より若干突出させて内径１３３で嵌着
すれば良く、また軸受潤滑油取出油路１３内のオリフィ
ス７４を廃止して金属筒１１のオリフィス部１１７によ
り潤滑油量の調節を行なうこともできる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明のチューブ取付用パツキンを組込んだ車
両用自動変速機の断面図、第２図は本発明のチューブ取
付用パツキンを組込んだ車両用自動変速機のエクステン
ションハウジングの側面図、第３図は本発明のチューブ
取付用パツキンの第１実施例の正面断面図、第４図は本
発明のチューブ取付用パツキンの第１実施例の右側面図
、第５図は本発明のチューブ取付用パツキンの第１実施
例の右側面図、第６図は本発明のチューブ取付用パツキ
ンの第２実施例の正面断面図である。 図中　１・・・チューブ取付用パツキン　２・・・車両
用自動変速機　３・・・トランスミッションケース４・
・・エクステンションハウジング５・・・出力軸６・・
・軸受部　１１・・・金属筒　１２・・・内側シール部
　１３・・・外側シール部　１４・・・ゴムシール　２
０・・・接合部４０・・・パツキン取付座 代理人　石黒健二 １３−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）第１の部材に形成された流路と、該第１の部材に接
   合される第２の部材がわに設けられ前記流路に連結され
   るチューブとの接合部とをシールするため、第２の部材
   に設けたパツキン取付座に取付けられるパツキンにおい
   て、 前記パツキンは、前記チューブの外径より所定寸法だけ
   大きい筒部および該筒部の端を前記チューブの外径より
   小径に絞り込んだ側壁とを備えた金属筒と、該金属筒の
   内径側に固着され内周壁の少なくとも一部をチューブの
   外径より小径とした内側シール部および前記金属筒の側
   壁外側に周設され前記第１の部材との間に圧縮代を有す
   る外側シール部を備えたゴムシールとからなることを特
   徴とするチューブ取付用パツキン。 ２）前記金属筒の側壁は、チューブ内径より小径に絞り
   込まれ、前記金属筒の側壁をオリフィスとしたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のチューブ取付用パ
   ツキン。 ３）前記金属筒の側壁は、ゴム流し込み孔を複数設けて
   なることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のチュ
   ーブ取付用パツキン。