JPS60139879A - 人工皮革シ−トの製造方法 - Google Patents

人工皮革シ−トの製造方法

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JPS60139879A
JPS60139879A JP58245468A JP24546883A JPS60139879A JP S60139879 A JPS60139879 A JP S60139879A JP 58245468 A JP58245468 A JP 58245468A JP 24546883 A JP24546883 A JP 24546883A JP S60139879 A JPS60139879 A JP S60139879A
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elastic
fibers
sheet
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田口 節男
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藤本 満雄
Minetaka Fushida
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は弾性繊維発生型の複合PJ雑と極細非弾性繊維
発生型の複合繊維を使用して得られる人工皮革シートの
製造方法に関するものである。
(従来技術) 従来から、繊維シートに高分子弾性体をイ1与した複合
シートの表面をパフィングすることにより得られる立毛
を有するスェード調人工皮革、あるいは複合シートに高
分子弾性体膜をイ」与して銀面を形成させた、いわゆる
銀何人工皮革を製造することはよく知られている。かか
る方法に基づき高級品扱いされている天然皮革に構造、
性質を近似ゼんとする人工皮革の製造方法が多数提案さ
れて゛、 いるが、いまだ満足しうる人工皮革は得られていない。
従来の方法が満足できな、い理由は、天然皮り一のもつ
微細コラーゲン繊維からなる繊維及び/又は繊維束の立
体的で緻密な構造が従来の方法では製造できなかったか
らである。すなわら、人工皮革も天然皮革のように微細
な繊維状物質のみで構成されるのが望ましいが、従来の
技術によって製造された繊維のみからケる人工皮革シー
トの場合、強伸度特性、引裂き強電、耐揉みなどの機械
向性11壮が著しく劣り、しかもその加工性が十分でな
く、極め(実用に即さないものになってしまうからであ
る。これらの欠点を補うためにl1ffシートに高分子
弾1!1体をイ」すすることがより1jなわれるが、か
かる方法(よ繊維及び/又は繊維京間に粗大な高分子弾
性体皮膜が介在するため、満足づべき機械的性能及び加
工性を有づる人工皮革を冑んとすれば、天然皮革に比べ
て風合←ゴム状□感を伴ない、トレーj性、表面の緻密
感1..感触などの感覚的性能が劣つ−(くることは避
り?れない。今まで、これら両方の性能を満足させる1
段として、多くの試みがなさね(おり、繊刺1シー1〜
の外部から高分子弾性体をイ」ちりる前述の方法の他に
、接看性繊射1を用いる方法が提案されている。すなわ
ち、非複合繊組からなるシーI−において、非弾性繊維
に弾性繊維を混合づること又は8j1点の異なる2種以
上のIIIを用いることは公知ぐある。また、複合1a
N11からなるシー1−においても、融点の異なる2種
以上の繊維発生型繊維を用いることは知られている。し
かし、これらは人工皮革シートの製造方法として有効な
手段に至っていない。そのため、従来の技術によって良
好な機械的性能と感覚的性能を併せもつ人工皮革を製造
することは極めて困難なこととされてきた。
(発明の目的) 本発iは上記欠点のない良好な機械的性能と感覚的性能
を有し、高級感に富んだ人工皮革シー]−の製造方法を
提供するものである。
(発明の構成) 本発明は融点の異なる2種以上の弾性Itl維発生型の
複合繊維と極細非弾性m雑光生型の複合繊維を混合した
lJ雑シートを湿式及び/又は乾式で熱収縮処理により
高密度mI(tシートとなすこと、該複合w!雑の細化
処理又は極細化処理すること、さらに2種以上の弾性繊
維のうら一部を熱処理により溶融して微細なバインダー
効果を付与づるととbに他の弾性I Ilfを゛繊維状
で残(Pさ口て人工戊午状シー1−に良好な伸縮性をイ
]与すること、の工程の絹み合Uを基本にしており、こ
の組み合せによらずして本発明は達、晟し11ない。か
かる工程の組み合Uにより、非弾性、1維及び/又は弾
性gi紺が複雑に緻密に絡合し、しかも溶融した弾性繊
維が微細な接着点を形ljc!るため従来の方法よりは
るかに天然皮革の4R造・性臀に近似したものにづ゛る
ことがでさる。しかるに良好な機械的性能と感覚的性能
を431せも、つ人工皮革シ′−1−の@遣方法を提I
JL Jることができるのである。
本発明による人工皮革シ、−トは融点の異なる′2種以
上の弾性IJi紺を、、発生させる複合1「と極細非弾
性繊維を発生させる複合繊維を含む混合S1組シートか
ら得られる。該混合シ【シートは′1京綿あるい(よ原
綿までの工程で繊維を混合Jる方法又は呂々の複合繊躬
1のつIブ及び/又は初期絡合シートを独立で形成さ、
味後、重、ね合せて二一ドルパンヂ及び/又は高速流体
処理し、1枚の繊維シー1〜とづる1)法があるが、い
ずれの方法も適用できる。
本発明に用いる複合繊維の形態としては特に限定はなく
、公知の方法によって1すられたものが適用できる。た
とえば、海島型の高分子配列体繊維、混合紡糸繊維、各
種分割型m紺などであり、特に高分子配列体繊維は本発
明に好ましい。
本発明に用いる弾性繊維を形成する重合体として゛は、
ポリニス゛チル、ボリレミド、ポリ□ウレタン、ジエン
系重合体及びその共重合体、ポリアクリル、弗素樹脂系
重合体等の弾性を有りる1種又は′24I以上で、かつ
融点□の異なる2種以上が用いられる。
融点の^なる2種以上の弾性繊維を含む複合繊維を1q
る方法としては、1本の複合IIi維゛中に2種以上で
しかもそれぞれの融点が異なる弾性体繊維□を含む複合
41i維を用いる方法、あるいは1種類のなる弾性m 
11fを′□金含有る2種以上の複合411ii[を選
び出して用いる方法などがあるが、いずれの方法を用い
てもかまわない。
デル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリ」ニブレンな
どのm IIc形成能を有する溶融性の線状高分子用合
体が好適Cあり、これらの1種又は21!I以上が適用
できる。特にポリエチレンテレフタレート、ノ゛−イ1
コンロ、ナイロン66は得られる製品の物性及び実用性
能の点から好ましい。また向島型繊紐のように複合11
を構成する一部の重合体を除去づることによっU、11
1化処理及び/又は極細化処理が達成されるものについ
ては除去成分として次の重合体が用いられる。たとえば
、ポリスチレン又は子の共重合体、ポリメヂルメタアク
リレ−1−、ポリビニルアルコール、ポリアミド、ポリ
エステル又はその共重合体などの1挿又(32種以上が
用いられる。
かかる重合体を用いて複合繊維として紡糸し、その後、
該複合繊維の白糸、液浴、スチームあるいは乾熱延伸、
捲縮61勺、カット、開繊などの1稈を行ない原綿を作
成づる。これらの方法は特に限定されず、知繊軒tを製
造する公知の7′j法が適用ぐきる。
本発明に用いる延伸後のIli雑の太さは、弾性繊維を
含む複合繊維にあっ−Cは複合繊維で10デニール以下
が好ましく、特に5デニール以下がI7ましい。非弾性
繊維を含む複合繊維にあっては複合11i1fflで0
.5〜10デニールであり、極細処理後の単[Cは0.
7デニール以下、好ましくは0゜3デニール以下である
弾性重合体を含む複合繊維aと非弾性lIi紺を含む複
合!1紺すの混合は、原綿あるいは原綿までの]二枚で
混合する場合、紡糸II金ドでの引取り、合糸、延伸、
捲縮(d与、カット、開繊などの工程中又は工程間のい
ずれかにおいて行なうことがjり能であるが、かかる混
合工程は混合効果及び延伸効果を高めるために延伸工程
以前で行なうのが好ましい。a及びbの混合割合は製造
する人工皮革の用途、目的によって異なるが、実質残留
繊維の小量比が弾性楳輻/非弾性lli組−70/30
〜5/95が好マシク、特に5015o〜1o/90が
好ましい。さらに融点の異なる2種以上の弾性繊維は、
後の熱処理工程において溶11!する弾性繊維a×と溶
融しない弾性繊維ayとに分1プられる。すなわら、前
処I!I′I温麿以下の融点を′@づ“る弾性繊維a×
と熱処理温良より高い融点を有づる弾性繊維ayに分り
られ、その割合は実質残留繊維の重量比率でax/ay
= 10/90〜90/ 10になるように混合りるの
が々fましい。
かくして噌qられk a X”bあるい□はa/b川j
用綿を用いてウェブを作る。イの方法としてはカード、
り1」スラツパー、ランダムウニツバ−などによる方法
が適用ぐきる。かかる方法によって得られた甲層又(よ
複層つJツブをニードルバンブ及び、/又は^速流体流
処理して繊細□シートとする。二一ドルバンヂをf)な
う場合、層密度はL1的、用途に応じ(選択りれば良い
が、2’00〜7000木/dが好ましい。かかる二一
ドルパンヂは釦抵抗を小さくする、あるいはシートの密
度を高める1、」的のためにシー1〜化前及び/又はシ
ート化中に平+tl油剤をイ]与してから行なってもよ
い。高速流体処理を11なう場合、その方法は特に限定
されず、公知の方法が適用できるが、その中で高速噴出
流として細いAリフイスから高圧十で噴出された水を用
いるいわゆるウォータージエン1ヘパンチが一般的であ
り、本発明に好適な方法である。この場合、Aリフイス
径は0.05〜1.00mm、好ましくは0.05〜0
.5IIIIllが用いられる。水を押し出ず圧力は一
般的には10〜500 kv/cntてあり、好ましく
は30〜300 h/antが採用される。この噴出処
理はAリフイスを揺動しながら繰り返しシートの表裏両
面から行なうのが良い。更に、本発明の繊維シー1へは
主として不織布で構成されるが、人工皮革の目的、用途
によってa、b以外にs編物を1H用した構1とす□る
ことも可能である。
前述のa、b各々からな□るつ1ブ又は初期絡合シート
を混合する場合、該a、bウェブ又は初期絡合シートを
a /b 1a /b /a又はb /a /bのよう
に積層して二一ドルパンヂ及び/又は高速流体処理し混
合Il維シートとする。この時の混合割合は前述した原
綿あるいは原綿までの混合割合と同じであることが好ま
しい。ここで当然ではあるがaはa×及びayを含むも
のである。
従来、弾+1繊維を用いた場合、延伸状態にお(Jる楳
Il[のiJ法保持1よ熱処理等の処理を施ざhい限り
困難とされてさた。また、弾性繊維は仲良が極1燵に大
きく、ヤング率が極めて小さいため通常のカーディング
などの機械にか【)てウェブを製造づることも極めて困
難とされ(きIこ。しかしながら、本発明の用いる弾性
繊維は他の重合体と4)1用した複合11 Illとな
っているため、延伸、カーディング等の機械の通過性を
大幅に改善づることができる。
この機械通過性をよりよくするためには弾性繊維を含む
複合繊維中の弾性繊維の太さをより細く、弾性#A雛の
比率をより小さくするのが好ましい。
該ニードルパンチ及び/又は高速流体処理した繊維シー
]・は1111式及び/又は乾式によって収縮けじめ、
高密度の繊維シー1−とする。この時の収縮温度は弾性
繊維を含イjする複合繊維を形成している弾性重合体以
外の他の重合体の軟化点以上の温度で1段又は2段以上
で収縮uしめる。好ましくはa及び/又はbを構成する
各成分の軟化点以上(−収縮処理するのが良い。収縮処
理により、該繊維シー1〜を面積収縮率で50%以ヒ収
縮せしめることが可能であり、tIJAm va a 
h、0.7(1/ad以上とすることもできる。このよ
うに本発明によれば、従来の方法では得られなかったよ
うな高密度繊維シートを得ることが可能である。高密麻
繊維シートになし得る理由は、各繊維成分自体の熱収縮
に加え、弾性a14を含有する複合lIA維の弾性量1
襲を規制している弾性重合体以外の重合体が熱処理によ
って軟化、し、この規制が解除されるため、弾(’l繊
維の回復によって収縮率が人となるものである。収縮後
の88組シートの密度は高い程、人工皮革にした場合、
充実感があるので一般に良々Iであるが、高密度にする
ための好ましい弾性繊維を含有する複合繊維を例示すれ
ば、弾性重合体としてはハード成分としてポリブチレン
テレフタレート、ラフ1−成分としてポリラトラメチレ
ングリコールからなるポリエステル弾性体、ハード成分
として各種ポリアミド類、ソフI−成分としてポリツー
トラメチレングリコールからなるポリアミド弾性体ある
いはポリエステルポリj7ミド弾性体などがあり、弾性
重合体以外の重合体としてはポリスブレン及びでの共重
合体などがある。
従来の弾性!l尉tを含有しない複合繊維を用いる方法
であれば、収縮処理によって1りられた繊維シーhは、
複合la維の細化及び/又は極細化処理の他に、後加工
の加工性をよくするためにポリビニルアルコール等の形
態固定剤イ1与、人工皮革の物性向上などのためにポリ
ウレタン客のバインダfり勺処理を(jなって人工皮革
シー1−となすh法が一般的である。しかるに水元11
11による収縮処理後の繊維シーI・は弾性1紺と極細
非弾性繊維が複雑に、かつ緻密に絡み合った状態で繊維
が高密度になっCいるため、シートが極めて強固である
。従って、形態固定剤イ」与、凸分子弾性体イ」与<k
どの]二枚を省略しても物性、品位、及び加工性の優れ
た人工皮革シートをつくることが可能である。寸なわら
、1〜は形態固定剤なしで細化及び、/又は極111繊
維化の処理を(j−なうことが可能である。極細化処理
は分割型複合IIJI IIIにあっては物理的、化学
的処理にJ、っ−【達成りる。1成分を除去することに
よって極細!i維東が顕在化する複合繊維にあっては溶
剤によって不要成分を除去Jるなどの方法で行なう。
しかる後又は前記細化/極細化処理と同時に、該シー1
−を熱処理し、シート中の細化及び/又は極細化処理さ
れた融点の異なる2種以上の弾I11繊籍群の一部の弾
性繊維を溶融せしめる。熱処理温風は使用する弾性11
群の中で最も低い融点をイjづる弾性繊維の融点以上で
、かつ最も高い融点を有りる弾性繊維の融点未満で11
ない、熱処理温度以下の融点を有する弾性ta維aXを
溶融uしめ、しかも熱処理温度以下の融点を有する弾性
繊維ayを繊維状で残存させる。かかる処理により、弾
性繊維の一部を溶融せしめ微細なバインダ効果をf」り
し、他の弾性繊維を繊維状で残存させて人工皮革シート
に良好な伸縮性を付与1−るのである。従来から行なわ
れているバインダf]!j工程は繊維シー1〜に外部か
ら高分子弾性体をm液、1マルジヨンあるいはデスパー
ジョンなどの形態で含浸、コートなどするのが一般的な
やりhであるが、かがる方法の場合、高分子弾性体の皮
膜が粗大な塊としてII IIC及び/又は繊維京間に
介在づるため、シートの柔軟(11、ドレープ性などの
感覚的性能が人さく損われる要因となっている。本発明
は、バインダ効果をイリ与づる高分子弾性体を複合繊維
から得られる細及び/又は極細繊維の形態で「めシート
中にIIC人し、熱処理を行なつ−(該弾性lJi紺を
溶融しくバインダ効果を発現せしめるために、シー1−
中のバインダのナイスが従来の方法により極めて小さく
なり、非弾性極細繊維及び7/又は溶融しないで残存し
た弾性IJiIllと微細な接盾点を形成するのである
。そのためシー1〜に良好な機械的性能と感覚的11能
の両方をもたらり−のである。特に溶融しないで残存し
た弾性繊維はシートに良好な伸縮性を?J”−j シ“
(残留歪を小さくすることができる。
このに′)に加]二された廖銭岸「シー1〜はこの81
階においても極め−C高密度で強固なljS造となり1
gるため、ポリウレタンのようなバインダーのイ」りな
しで、バノイング及び/又は染色などの従来公知のIノ
法にJ:り加工し、立毛を有するスェード調人工皮革又
は銀1111を4jする銀イ]人工皮革として提供Cき
る。
むお、非弾性繊維に比べて極めて低強力の弾性lli紐
を選ぶことによって、弾性繊維はパフ後の立毛部分に全
熱もしくはほとんど含まず、内層部のみに存在させるこ
とも可能である。この場合、立毛部はスムース゛タッヂ
で、染色後の立毛部ならびに染色斑は存在しないものに
なし得る。
本発明は上記簡略化された■稈が特徴の一つであるが、
勿論この一連の加工途中で必要に応じて熱プレス、ポリ
ビニルアルコールなどの形態固定剤のイ1与、ポリウレ
タンなどのバインダイ]与、スライス加工、6分子弾性
体膜の積層などのf1加1程を行イ1つでもよい。
かくして本発明により、従来の技術では得ることのでき
なかった天然皮革に酷似した緻密な構造を有し、良好な
機械的性能と感覚的性能を両立J−る人工皮革シートを
つくることができたのである。
(本発明の効果) 本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) 柔軟で充実□感のある人工皮革が得られる。
(2)トレーノ゛性に富lυだ人゛L皮吊シーI・が1
itられる。
(;3) 緻密(−/r:!1級感ある表面品位が1q
られる。
(4) 製造1稈が簡略化できる。
(ξJ) 伸縮性、耐しわ性、弾力性及び低残留歪をイ
1づる人工皮革が得られる。
次に本発明に係る実施例を示づ。
本発明におりる製品の、測定は以下の方法による。
引張強ツノ:JIS−L1079の5.12,1引裂強
ツノ:JIS−L1079の5,14のC法剛軟Ji 
:JIS−1107917)5.’+717)A法特に
説明のない限り1割合」及び1−%−1は全て重1i)
に基づく。
実施例1 19成分としてポリエステル弾性体(東洋ブUダクッ社
製゛ハイ]−レル″ト1 ’r C2551、敵心1G
9℃)、海成分としてポリスチレン系共重合体からなる
成分比50150、島数16、太さ9゜0デニールの海
島型高分子配列体繊維A、島成分としてポリエステル弾
性体(東洋プロダクツ社製“′ハイトレル”111G4
766、融点213℃)、海成分としてポリスチレン系
共重合体からなる成分比50150、島数16、太さ9
.0デニールの向島型^分子配列体tIA帷B及び島成
分としてポリエチレンテレフタレート、海成分としてポ
リスチレン系共重合体からなる成分比50 / 50 
、島数36、太さ9.0デニールの海島型高分子配列体
性Cを用いて、A/B/’C=、15/10/75にな
るように合糸して未延伸トウを作成した。この未延伸ト
ウを80℃の液浴で3.oイs延伸した後、クリンパ−
を通して13〜18山/インチの捲縮をか【ノた。しか
る俊、シリコーン系の油剤を付与して乾燥し、カット長
511Illllに切断してA、B及びCからなる混合
原綿を得た。この原綿をカード、クロスラッパーにかけ
て目イJ550(J /vn2のウェブを形成し、この
ウェブを!l密度3500本/dのニードルパンチを行
ない、目(J 561 (1/IT+2、見掛密度0.
24..09 /a&の繊維シーI−とした。しかる後
、この、tlilffシートを80℃の温水中に3分間
浸漬して収縮した。この時の而(^収縮率は61.7%
であった。この繊維シートをトリク1」ルエチレン中で
洗浄して海成分を除去しIこ。
この時のシー1への1」イ1は7320/m2、見掛密
度(よ0.542g/a+tであった。このシー1−を
熱風乾燥機により180℃、5分間の熱処理を行なった
後、面方向にスライスして2枚のシー1−を得た。
次いで、該シートをパフ機にか1)でスライス面及び非
スライス面の両表面に立毛を形成させた。しかる後、該
立毛シー1−を分散染料を用いて120℃、60分間液
流染色し、目M 263 (J / rn’、見掛密度
0.366i1/fflのスェード調人工皮革となした
。かくして得られたスェード調人工皮革は極めて柔軟性
に優れ、しかも良好な伸縮性をti するものであった
。なお、このスェード調人工皮革の引張強力はタテ7.
3ki/cm1ヨコ5.6h/am、引張仲良はタテ1
27%、ヨー1172%であり、引裂き強力はタデ3.
5−、ヨコ2.7klと良りfな機械的性11シを有し
、剛軟痘はタデ31’1lll11、El =+ 24
 ll1mと優れた柔軟性を4j−51’るものであっ
た。
実施例2 島成分のうちの1成分がポリニスデル弾1’4体X(東
洋プ1」ダクツ社製゛ハイ1〜レル” l−I T O
2551、融点169℃)と他の1成分がポリ」−スー
iル弾性体Y(東洋プロダクツ礼装“°ハイ1−レル″
1−I T C4766、融点213℃)であり、海成
分がポリスチレン共重合体Zかうなる成分比X/Y/ 
Z = 25 / 25 / 50 、島数16、太さ
9.0デニールの向島型高分子配列体繊帷1〕と実施例
1のCを用いてD/C’=20−/80になるように合
糸して未延伸トウを作成した。以下実施例1と同じ処理
を(jなったところ、実施例1と同様反光1りが小さく
、伸縮性良好なスェード調人工皮革をf′することがで
さた。
実施例3 実施例1で得られたスェード調人工皮革を基(Δとして
用い、一方シボ模様を有する離型紙に顔料を含有した非
反応型ポリウレタン調合液をコートして約5μの乾式塗
膜をつくり、更にその上に架橋剤と顔料を含イjした反
応型ポリウレタン調合液を可1−1− L、約20μの
乾式塗膜を積層しで、曲名を銀面層とし、後者を暴利と
接着させるための接?′l贋どりる1Ili層塗膜を形
成さびた。かかる積層塗II9とl(材を70℃の熱ロ
ールに通して貼り合μ、しかる後11」間熟成して接着
層のポリウレタンを架橋反応uしめた。次いで、離型紙
を剥11jして銀fり人工皮革をつくった。得られた銀
付人工皮草は従来の方法によるものより、極めて柔軟で
あり、トレー1性に富み、表部に緻密なシボ及びJli
れじわを有りる天然皮革に酷似したもの工あった。
比較例1 1;)成分としくポリJプレンデレノタレ−1〜、゛海
成分としてポリスチレンかうなる成分比50150、人
さ9.0デニール、島数36の向島型高分子配列体11
維と同士成分で島数16の海Xt−型高分子配列体織卸
を用い(、前者/後者が8’O/ 2 ’0となるよ)
に作製した。この未延伸トウを80 ℃の液浴中で3.
0倍に延伸し、クリンパ−に通しく133〜20山/イ
ンヂの捲縮をイ1与した。しかる題、シリ−1−ン系の
油剤をイ」勺して乾燥し、カット長51mmに切断して
原綿を作製した。この原綿をカード、クロスラッパーに
通して目4=J−620g/Tl12のウェブをつくっ
た。次いで該つ1プを4密113000本/dのニード
ルパンチを施し、目f4640 Q / m2、見掛密
raO,182a /aiノtt81維シー]へを得た
この繊維シートを95℃の熱水に通して収縮乾燥した。
この時の面積収縮率は32%であった。
次いでポリビニルアルコールの10%水溶液を含浸して
乾燥し、繊維シートに対して固形分でポリビニルアル」
−ルを22%付与した。該シーI−をトリクレンで洗浄
して、海成分を除去して乾燥した。次いでポリウレタン
の12%ジメヂルホルムアミド溶液を含浸し、次いで湿
式で凝固して80℃の熱水でポリビニルアルコールを除
去し乾燥した。この時のポリウレタンのイ1与聞はポリ
1ゾレンj−レフタレ−t−aamに対し−(37%で
あった。
しかる後に、得られたシートをスライスして2枚とし、
パフ機にか【)て非スライス面及びスライス面の両表面
に立毛を形成uしめた。次いで該立毛シートを分散染料
を用いて、120℃、60分間液流染色し、目付210
g/TlI2、見掛密度0.247(+/Q(のスェー
ド調人工皮革を得た。ごのスェード調人工皮革は反発性
が強く、ゴムライクな風合を示し、実施例1及び2に比
べてドレープ性しなやかさ、表面品位の緻密性は明らか
に劣るものであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 人工皮革シートの、製湾方、竺、において、■
     異なった融点を有づる一少なくとも2゛種以上の弾性
    usm発生型複合411i雑(、aと総称する)と、I
    ll繊輔が0.7デニール以1下の非弾性極細繊維発生
    型複合繊維(b)を使用し、弾性繊維と非pti繊維と
    の実質残存比率が重量で5/95〜70/30になるよ
    うに不織布絡合シートを形、成し、その後。 ■ シー1〜を熱収縮づる工程、 ■ 該複合繊維a11)を、細化及び/又は極細化ジる
    工程、 ■ 2pl!以」−の弾性繊維の中で最も低い融点をイ
    jする弾性繊維の融点以上、で、かつ最も高い融点を右
    する弾性繊維の融点未満で熱感即する工程、 の絹み合Uを施すことを特徴とJる人工皮革シートの製
    造方法。
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