JPS6013804A - 架橋性樹脂組成物 - Google Patents

架橋性樹脂組成物

Info

Publication number
JPS6013804A
JPS6013804A JP12029583A JP12029583A JPS6013804A JP S6013804 A JPS6013804 A JP S6013804A JP 12029583 A JP12029583 A JP 12029583A JP 12029583 A JP12029583 A JP 12029583A JP S6013804 A JPS6013804 A JP S6013804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyolefin
acid
modified polyolefin
water
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12029583A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS642606B2 (ja
Inventor
Tadashi Sezume
瀬詰 忠司
Hiroshi Inoue
寛 井上
Kazuo Sei
清 一夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Toa Nenryo Kogyyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Nenryo Kogyyo KK filed Critical Toa Nenryo Kogyyo KK
Priority to JP12029583A priority Critical patent/JPS6013804A/ja
Publication of JPS6013804A publication Critical patent/JPS6013804A/ja
Publication of JPS642606B2 publication Critical patent/JPS642606B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、架橋性樹脂組成物に関する。さらに詳細には
、ポリオレフィンに不飽和カルボン酸もしくはその誘導
体およびオレフィン性不飽和シラン化合物とを反応させ
てなる変性ポリオレフィンとシラノール縮合触媒とから
なる接着性および耐熱性に優れる架橋性樹脂組成物に関
する。
従来、耐食性、電気絶縁性、装飾効果の付与などを目的
に、金属管、金属板、ワイヤー、電線、ドラム缶、機械
器具などに合成樹脂を被覆積層したり、また各種合成樹
脂のもつ欠点を改善するために、他種の樹脂との貼り合
せによる積層物とすることが行われている。このような
合成樹脂の素材としては、例えば物理的、化学的特性に
優れ、低価格でもあるポリオレフィンが広く用いられて
いる。しかし、ポリオレフィンは、無極性であるために
金属あるいは各種樹脂と被覆、積層における接着性を改
善することが必要であシ、例えば無水マレイン酸のよう
な不飽和カルボン酸を反応をせた変性ポリオレフィンま
たはこれを介する金属とポリオレフィンとの積層物(特
公昭42−1’0757号公報)、あるいは不飽和カル
ボン酸またはその無水物によ9変性したポリオレフィン
とナイロンとを共押出して複層シートを得る方法(特公
昭51〜43055号公報)などが知られておシ、層間
接着性の高い積層物が得られている。
また、金属表面をポリオレフィンで被覆した場合に、ポ
リオレフィンが架橋されていないものであると耐熱性、
耐摩耗性、耐gs CR性、耐低温ぜい性などに問題が
あるために、ポリオレフィンを架橋したものが用いられ
ている。架橋ポリオレフィンの製造方法としては、例え
ば加水分解可能な有機基を有するシランが結合している
ポリオレフィンをシラノール触媒の存在下に接触させる
方法(4dl−公昭48−1711号公報)などが知ら
れている。
しかしながら、ポリオレフィンに不飽和カルボン酸もし
くはその誘導体を反応させた変性ポリオレフィンまたは
それを接着材とする積層物は、高い層間接着性を有する
ものの使用される食付ポリオレフィン層の耐熱性が充分
ではないという欠点があった。一方、架橋ポリオレフィ
ンは、耐熱性、耐摩耗性、耐ESCR性、耐低温ぜい性
を有するが、対金属他の接着性が充分でないという欠点
があった。
本発明は、上記の欠点を改善し、対金属等の接着性と架
橋性とを兼ねそなえた樹脂組成物を得ることを目的とし
てなされたものであって、本発明の架橋性樹脂組成物は
、ポリオレフィンに不飽和カルボン酸もしくはその誘導
体およびオレフィン性不飽和シラン化合物とを反応させ
てなる変性ポリオレフィンとシラノール縮合触媒とから
なるものである。
本発F!Aにおいて使用されるポリオレフィンとしては
、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−−< ンf
ン、3−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メ
チル−1−ペンテノナトノα−オレフィンの単独重合体
もしくは上記1種のモノマーと10モモル以下、好まし
くd7モモル以下の他のα−オレフィンとの共重合体で
、X線分析による結晶化度が20%以上のもの、または
これらの混合物、または、上記のα−第1/ フィンと
アシロキシ、特にアセトキシ置換体、例えば酢酸ビニル
との共重合体あるいはこれらのけん化物、さらには炭化
水素系エラストマー、例えばポリインブチレンゴム(ブ
チルゴム)、エチレン−プロピレンゴム、エチレンープ
ロピレンージエンターポリマー、エチレン−1−ブテン
ゴム、ブタジェンゴム、スチレン−ブタジェンゴム、エ
チレン−ブタジェンゴム、スチレン−アクリロニトリル
−ブタジェン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−
エチレン−ジエン共重合体などがあげられる。これらの
うちでは、中低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン
、線状低密度ポリエチレン、エチレン−ff[ビニル共
重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレ
ン−プロピレンゴム、エチレン−1−ブテンゴム、エチ
レン−プロピレンターポリマーなどが好ましい。これら
ポリオレフィンは、単独または2種以上を混合物として
用いることができる。
本発明において用いられる不飽和カルボン酸またはその
誘導体としては、α、β〜不飽和カルボン酸、シス型二
重結合を環内に有する脂環式カルボン酸、その酸無水物
およびそのエステルなどがあげられる。例えば、アクリ
ル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレ
イン酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸、イタコン酸
、無水イタコン酸、エンドビシクロ〔2゜2、1 ) 
−1,4,5,6,7,7−へキサクロロ−5−へブテ
ン−2,5−ジカルボン酸、エンド−ビシクロ〔2,2
,1] −1μ、 5.6.7.7−へキサクロロ−5
−へブテン−2,3−無水ジカルボン酸、エンドビシク
ロ−C2,2,I E −5−ヘゲテン−2,3−ジカ
ルボン酸、エンドビシクa −(2,2,1:]−]5
−ヘプテンー2.3−無水ジカルボン酸シス−4−シク
ロヘキセン−1,2−無水ジカルボン酸、アクリル酸メ
チル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル
、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、マ
レイン酸モノエチルエステル、フマル酸モノメチルエス
テル、マレイン酸ジエチルエステル、フマル酸ジエチル
エステル、イタコン酸モノメチルエステル、イタコン酸
ジエチルエステル、アクリルアミド、メタクリルアミド
、マレイン酸モノアミドゞ、マレイン酸ジアミド、マレ
イン酸−N−モノエチルアミド、マレイン酸N、N、ジ
エチルアミド、マレイン酸N、Nジプチルアミド、フマ
ル酸モノアミド、フマル酸ジアミド、フマル酸−N−モ
ノエチルアミド、フマル酸−N、N−ジブチルアミド、
マレイミド、N−ブチルマレイミド、N−フェニルマレ
イミド、アクリル酸ナトリウム、メタクリル酸ナトリウ
ム、アクリル酸カリウム、メタクリル酸カリウム等をあ
げることができる0これらの中では無水マレイン酸、エ
ンド−ビシクロ(2,2,1) −5−へブテン−2,
3−無水ジカルボン酸が特に好ましい0このような不飽
和カルボン酸またはその誘導体は、1種または2種以上
を併用することができる0 不飽和カルボン酸またはその誘導体の配合量は、ポリオ
レフィンの種類、反応温度、得られる変性ポリオレフィ
ンの用途などによって適宜選択されるが、一般的にはポ
リオレフィン100重量部に対して0.01〜5重量部
、好ましくは0.05〜1重量部である0 本発明において使用されるオレフィン性不飽和シラン化
合物は、一般式R’ R” SiY’ Yl、HlXS
iYIY” t7’cViR’ 5iYI Y2Y3T
示dレルモノテある。式中R’、R2r/′iオレフィ
ン性不飽和結合を有し、要素、水素および任意の酸素か
らなシ、各々同一または相異なる基であり、ポリオレフ
ィン中に発生した遊離ラジカル部位と反応性を有する。
このような基としては、例えばビニル、アリル、ブテニ
ル、シクロペンタジェニル、シクロヘキセニルがあシ、
特に末端オレフィン性不飽和基が好ましい。その他の好
ましい例には末端不飽和酸のエステル結合を有する C
H2= C(CH3) Coo (CH2)3−1CH
2= C(CH3) Coo (CH2)2− O−(
CHz)x−1CHz = C(CHs ) COOC
H20CH2CH2(OH) CHx O(CHz )
s−などをあげることができる。
これらのうちではビニル基が特に好ましい。Xは、オレ
フィン性不飽和結合を有しない有機基であシ、例えば1
価の炭化水素基であるメチル、エチル、プロピル、テト
ラデシル、オクタデシル、フェニル、ベンジル、トリル
ナト(D−基カアシ、また塩素などの・・ロゲン基、・
・ロゲン置換炭化水素基も例示される。yl 、 Yl
、Y3 は、各各回−捷たけ相異なる加水分解可能な基
であり、例えばメトキシ、エトキシ、グロポキシ、ブト
キン、メトキシエトキシなどのようなアルコキシ基、ホ
ルミルオキシ、アセトキシ、プロピオニルオキシなどの
ようなアシルオキシ基、オキシム、例えば−ON = 
C(CHs )2、− ON = COCH2C2H5
および−ON = C(Cs H5)2または置換アミ
ン基、アリールアミノ基、例えば−NHCH,、−NH
C2H5および−NH(C6H6)などがあシ、その他
任意の加水分解し得る有機基などがあげられる0本発明
において好ましく使用されるシラン化合物は、一般式R
I Si yl y2 y3のYl、Yl、Y3が等し
いシラン化合物が適している0これらのウチでもビニル
トリアルコキシシラン、例えばビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(メトキ
シエトキシ)シランが最適である。しかし、ビニルメチ
ルジェトキシシラン、ビニルフェニルジメトキシシラン
なども同様に用いることができる0才レフイン性不飽和
シラン化合物の配合量は、ポリオレフィンの種類、反応
温度、架橋度によシ変化させることができるが、ポリオ
レフィン100重責部に対して0.1〜15重量部、好
ましく #’j 0.5〜5重量部である。
ポリオレフィンに不飽和カルボン酸もしくはその誘導体
およびオレフィン性不飽和シラン化合物を反応させて変
性する方法としては、公知の種々の方法を採用すること
ができる。例えば、ポリオレフィンに不飽和カルボン酸
もしくはその誘導体またはオレフィン性不飽和シラン化
合物を配合し、溶媒の存在下または不存在下で反応開始
剤を添加してまたは添加せずに、ポリオレフィンの融点
以上に加熱して行われる。この場合にポリオレフィンを
加熱する装置としては、例えば−軸または二軸の押出機
、バンバリーミキサ−、ニーダ−、ロールなどが用いら
れるが、特に混線効果の大きい装置を用いることが好ま
しい。また、その反応温度は用いるポリオレフィンの融
点によシ異なるが、通常は樹脂の融点以上、好ましくは
150〜300℃の範囲とすることか好捷しい。
甘だ、上記のポリオレフィンの変性反応の順番は、ポリ
オレフィンに不飽和カルボン酸もしくはその誘導体を反
応させた後にオレフィン性不飽和シラン化合物を反応き
せる方法、またはその逆の方法のどちらであってもよい
0なお、上記のポリオレフィンの変性反応の際に用いら
れる反応開始剤としては、有機ペルオキシド、有機ペル
エステル、例えばベンゾイルペルオキシド、ジクロルベ
ンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ジ−t
−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(ペルオキシベンゾエート)ヘキシン−5,1,3−ビ
ス(1−プチルペルオキシイングロピル)ベンゼン、ラ
ウロイルペルオキシド、t−ブチルペルアセテート、2
.5−ジメチル−2,5−ジ(1−ブチルペルオキシ)
ヘキシン−3,2,5−ジメチル−2,5−ジ(1−ブ
チルペルオキシ)ヘキサン、t−ブチルペルベンゾエー
ト、t−ブチルペルフェニルアセテート、t−ブチルペ
ルインブチレート、t−ブチルペルー8f30−オクト
x−ト、t−プ+ルベルピバレート、クミルペルピバレ
ートおよびt−ブチルペルジエチルアセテート、その他
アゾ化合物、例えばアゾビス−インブチルニトリル、ジ
メチルアゾジインブチレートなどがあげられる。これら
のうちでは、ジクミルペルオキシドあるいはt−ブチル
ペルピバレートなどの5級炭素を有するペルエステルが
好ましい0これら反応開始剤の添加量は、ポリオレフィ
ンの種類、目的とする架橋度合および反応条件によ少量
なるが、ポリオレフィン100重量部に対して0.00
1〜5重量部、好ましくは0.01〜1重量部である0 次に、本発明で使用されるシラノール縮合触媒トしては
、シリコーンのシラノール間の脱水縮合を促進する触媒
として使用しうるもので、一般に錫、亜鉛、鉛、コバル
トなどの金属のカルボン酸塩、有機塩基、無機酸および
有機酸などがあげられる。具体的なものとしては、例え
ばジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、
ジブチル錫ジオクトエート、酢酸第一錫、カプリル酸第
−錫、カプリル酸亜鉛、2−エチルヘキサン酸鉄、ナフ
テン酸錫、ナフテン酸鉛、ナフテン酸コバルト、チタン
酸テトラブチルエステル、チタン酸テトラノニルエステ
ル、ビス(アセチルアセトニリル)ジーイングロビルチ
タネート、エチルアミン、ジブチルアミン、ヘキシルア
ミン、ピリジン、硫酸、塩酸、トルエンスルポン酸、酢
酸、ステアリン酸、マレイン酸などがあげられる。これ
らのうちでは有機錫化合物、特に錫カルボキシレート、
例えばジプチル錫ラウレート、ジブチル錫ジアセテート
、ジブチル錫ジオクテートが好ましい。
シラノール縮合触媒の配合量は、一般的には変性ポリオ
レフィン100重量部に対して0.001〜10重量部
、好ましくはo、oos〜5重量部である。
゛本発明の組成物を調製する方法としては・熱可塑性樹
脂に各種添加剤を配合するのに使用しうる種々の手段が
適用可能であるO例えば、押出機に変性ポリオレフィン
およびシラノール縮合触媒、また必要に応じて配合する
添加剤を配合した配合物を供給して、これらの溶融する
温度で混練し、所望の成形品またはベレットとして押出
すことによって得られる。この場合に、シラノール縮合
触媒の配合量は、変性ポリオレフィンに比べて少量であ
るために、従来少量成分の配合にしばしば行われている
ように、シラノール縮合触媒をポリオレフィンなどの分
散媒に高濃度に配合したマスターバッチをつくり、これ
を所定濃度となるように変性ポリオレフィンに配合する
ことが便利である。
また、他の方法としては、変性ポリオレフィンを所望の
成形品に加工後、シラノール縮合触媒を含む溶液または
分散液に該成形品を浸漬して含浸させることによシ成形
された状態での組成物とすることもできる。さらには、
該触媒分散液に該成形品を浸漬して加熱し架橋、あるい
は加熱した該触媒分散液をパイプなどの該成形品に通水
して架橋することもできる。
1だ、本発明の組成物は、樹脂組成物に通常配合される
各種の補助資料を配合することができる1、このような
補助資料としては、混和可能な熱可塑性樹脂、安定剤、
滑剤、無機または有機の充填剤、着色剤、発泡剤、帯電
防止剤、可塑剤、プロセス油などかあけられる0 本発明の架橋性樹脂組成物は、通常の溶融成形法で成形
した後、水と接触させることによシ架橋処理が行表われ
る。また、得られる架橋成形物は、耐熱性、耐摩耗性、
耐ESCR性、耐低温ぜい性などに優れたものであシ種
々の用途に用いることができるが、対金属他の接着性と
水架橋性を兼ねた本組成物は、特に金属層との積層構造
物の水架橋物として用いる場合に有用である。架橋樹脂
と金属との積層構造物としては、電m被覆等で公知であ
り、例えばエチレンとオレフィン性不飽和シラン化合物
とからなる共重合体の水架橋物を含む樹脂と金属層との
複合体(特開昭56−11246号公報)などが知られ
ているが、この場合の対金属接着性は必ずしも充分とは
いえない。本発明の組成物は、ポリオレフィンを不飽和
カルボン酸もしくはその誘導体およびオレフィン性不飽
和シラン化合物で変性することによシ、対金属等の接着
性をさらに向上させることができるものである。
以下に本発明の組成物の水架橋物と金属との積層構造物
の製造方法を説明する。
積層構造物の製造方法としては、金属に合成樹脂を被覆
積層する任意の方法を採用することができる。例えば、
(1)本発明の組成物を押出機から金属管、棒または線
状物の外側に溶融押出被覆する方法または組成物を押出
成形法でシート状に成形し、このシートを金属管、棒せ
たは線状物に巻き付は熱融着する方法、(2)組成物を
金属の板または苗土に溶融押出して積層する方法または
金属の板脣たは箔と組成物からなるシートを積層して加
熱圧着する方法、(3)組成物を押出機に供給してパイ
プ状に押出成形したのち鋼管内に裏打ちする方法、また
は金属管もしくは棒状物の外径と同等ないし若干小さい
内径のパイプを成形したのち、該金属管もしくは棒状物
に装着して加熱膨張もしくは収縮して内面または外側に
密着きせる方法、または(4)組成物を溶媒に溶解した
ものを金属表面に塗布したのち溶媒を除去することによ
って被覆を形成さる方法などがあげられる。
この場合の扮層描造物を構成する金属としては、鉄、ア
ルミニウム、銅、錫、ニッケル、亜鉛など、およびこれ
らの1種または2種以上を主成分とする金属、例えばス
テンレススチールなどがあけられる。また、これら金属
の形状は、管、板、箔、棒、線などの各種形状のものが
あけ゛られる。これら金属は、通常脱脂酸洗い、あるい
は化成処理、例えばリン酸亜鉛処理などを施して用いら
れる。なお、層間の接着性をより向上させるために、プ
ライマー処理を行ってもよい。
積層構造物の製造に用いられる組成物の水架橋は、金属
との積層構造物を常温〜200℃、好ましくは70〜1
00℃の水(熱水または水蒸気)と10秒〜1週間、好
ましくは1〜24時間接媒させることによって行われる
。この際、積層構造物のぬれをよくするために、水に湿
潤剤、界面活性、水溶性有機溶剤などを含ませてもよい
また、架橋は金属との積層構造物とした後はもちろんの
こと、積層被覆前または同時に行うこともできるが、金
属との接着をより強固とするためには積層構造物とした
後に架橋することが好ましい。この場合の架橋度は、耐
熱性その他の特性値から5チ以上とすることが好ましく
、また対金属との接着性のうえからは90%以下とする
ことが好ましく、最も好ましい架橋度は15〜85チで
ある。なお、上記の架橋度は、試料を沸とうキシレンで
抽出し不溶部分を示すゲル分率で表わされる。
以上、本発明の組成物は、未変性のポリオレフイ・ンと
同等の成形加工性および接着性、特に金属に対して優れ
た接着性を有し、がっ水架橋された成形品はゲル化度が
高く、耐熱性、耐Fii3c’u件、耐摩耗性、耐低温
脆性などに優れたものである。
以下に本発明を実施例で詳細に説明する。なお、実施例
における試験方法は次の通りである0(1) ゲル分率 沸騰キシレンにて20時間抽出を行ったときの不溶出物
を抽出前の重量に対する百分率として表わした。
(2) 加熱加圧変形率 試験片(2咽×15個×30叫)に先端がR−3で長さ
1811+++1の蒲鉾形の加圧治具をのギーて1ゆの
荷重をかけ、150℃のシリコンオイル浴中に1時間浸
漬し、変形量をダイアルゲージでめ、変形量(Mn)を
試験片の厚さく2調)に対する百分率で表わした0(3
)剥離強度 積層物の組成物の樹脂層を巾1clnの短冊形゛に切断
し、一端から接着層をはがし、5備/分の速度で90°
剥離試験を行った0 実施例1 線状低密度ポリエチレン(MI = 5.01710分
、密度= 0.934 f/cc以下LLDPgという
)10kgに無水マレイン酸302および2.5−ジメ
チル−2,5−ジ(1−ブチルペルオキシ)ヘキシン−
31,8fとを配合して予備混合を行った後、この混合
物を65簡ψの押出様に供給し、温度210℃で混練し
て押出し無水マレイン酸変性LLDPEを得た。この無
水マレイン酸変性LLDPE10kgにトリメトキシビ
ニルシラン2002および2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−s a、4rヲ
配合して予備混合を行った後、この混合物を65簡ψの
押出機に供給し、温度210℃で混練して押出し、無水
マレイン酸/トリメトキシビニルシランの変性しLDP
Kを得た。
この変性LLDPg 1o kgにジプチル錫ジラウレ
ートを含む触媒マスターバッチ(LLDPE810 k
g、ジブチル錫ジラウレー)1001Fおよび酸化防止
剤1002との混合物を55mmψの押出機で温度21
0℃で混練して押出したもの)5001とを予備混合し
て、この混合物を55mφの押出機によ多温度210℃
で混練して組成物をベレット化した。
ここで得られたペレットを圧縮成形機によシ190℃で
厚さ2簡のシートに成形した。このシートを90℃の熱
水に20時間浸漬して架橋させた。得られた架橋シート
を用いて、ゲル分率および加熱加圧変形率を測定し、そ
の結果を表−1に示した。
また、上記未架橋のシートを230℃に加熱し、エポキ
シ系プライマーを塗布して230℃に加熱した厚さ3.
2 tttmの鋼板上にのせて軽く圧着後水冷して積層
物を成形した。この積層物を90℃の熱水に20時間浸
漬して架橋させた。
この積層物の架橋前後の樹脂層の剥離強度を測、 定し
、その結果を表−1に併記した0実施例2〜4 実施例1において、LLDPEに代えて低密度ポリエチ
し・ン(MI= s、o y/1o分、密度=0、91
8 f/ac 、以下LD・PEという)、高密度ポリ
エチ1/7(M工= 5.Ot/1o分、密度=0、9
 s 9 v/aa、以下HDPEという)およびt、
Lopg t、 s 重量% トエチレンー1−ブテン
ゴム(MI 、−5a、o t/ 1o分、密度=0.
890以下KBRという)35重重量上の混合物を用い
た以外は同様にして、組成物および積層物を製造して水
架橋を行い、その結果を表−1に併記した。
実施例5 実施例1において、トリメトキシビニルシランに代えて
トリメトキシビニルシランヲ用いた以外は同様にして、
組成物および積層物を製造して水架橋を行い、その結果
を表−1に併記した0 実施例6 実施例1において、無水マレイン酸に代えてエンド−ビ
シクロ(2,2,1) −5−へブテン−2,3−無水
ジカルボン酸(以下無水ハイミック酸という)50fを
用いた以外は同様にして、組成物および積層物を製造し
て水架橋を行い、その結果を表−1に併記した。
比較例1,2 実施例1において、トリメトキシビニルシランによる変
性を行わなかった場合(比較例1)または無水マレイン
酸による変性を行わなかった場合(比較例2)について
、同様に組成物および積層物を製造して水架橋を行い、
その結果を表−1に併記した。
比較例3〜5 実施例2.3および5において、無水マレイン酸による
変性を行わなかった場合について、同様に組成物および
積層物を製造して水架橋を行い、その結果を表−1に併
記した。
比較例6 実施例6において、トリメトキシビニルシランによる変
性を行わなかった場合について、同様に組成物および積
層物の製造して水架橋を行い、その結果を表−1に併記
した。
手続補正書 昭和58年10月ツメH 1寺許庁長止゛若杉和夫殿 1、゛1粁1の表示 11(イ和58 イロ:lI″許願第120295号2
・発明の名称 架橋性樹脂組成物 3、補正をする渚 小作との関係 特許出願人 代表者 松 山 彬 4、代理人 filili 東京都港区虎)門−丁1」16番2号5
、補止au令の日付 自発補正 Z補正の対象 (1) 明細書の「発明の詳細な説明」の欄。
a補正の内容 (1)明細書第10頁末行の「−−−−−1s。
〜300℃」の次に「で、反応時間は混線が十分できて
樹脂の劣化しな1時間、例えばα5分〜1時間」を挿入
する。
(2)同第11頁第6行目の[その逆の方法のどちらで
ちってもよい。Jを「その逆の方法、さらにはこれらを
同時に反応させる方法のいずれであってもよい。」と訂
正する。
(3)同第24頁表−1の次に、実施例7〜15および
表−2を追加する。
「実施例7〜13 実施例1〜4において用いたペース樹脂各10kg、無
水マレイン酸または無水パイミックス酸各30r、)リ
メトキシビニルシランまたはトリエトキシビニルシラン
各2002および2.5−ジメチル−2,5−ジ(t−
ブチルペルオキシ)ヘキシン−3t4yとを表−2に示
す組合せで同時に配合して予備混合を行った後、この混
合物を押出機(65蝉φ。
L/D 2 a、60回転)に供給して温度230℃で
混練して押出し、ベース樹脂に無水マレイン酸または無
水ハイミック酸およびビニルトリメトキシシランまたは
ビニルトリエトキシシランとを同時に反応させた共変性
物を得た。
との各共変性物を用いて実施例1と同様にして、組成物
および積層物を製造して水架橋を行い、その結果を表−
2に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリオレフィンに不飽和カルボン酸もしくはその誘導体
    およびオレフィン性不飽和シラン化合物とを反応させて
    なる変性ポリオレフィンとシラノール縮合触媒とからな
    ることを特徴とする架橋性樹脂組成物。
JP12029583A 1983-07-04 1983-07-04 架橋性樹脂組成物 Granted JPS6013804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12029583A JPS6013804A (ja) 1983-07-04 1983-07-04 架橋性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12029583A JPS6013804A (ja) 1983-07-04 1983-07-04 架橋性樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6013804A true JPS6013804A (ja) 1985-01-24
JPS642606B2 JPS642606B2 (ja) 1989-01-18

Family

ID=14782698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12029583A Granted JPS6013804A (ja) 1983-07-04 1983-07-04 架橋性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6013804A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5075382A (en) * 1986-06-11 1991-12-24 Sumitomo Chemical Co., Ltd. Adhesive for glass laminate comprising silane-modified ethylene copolymer
JP2013166857A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Hitachi Cable Ltd 架橋ゴム、それを用いたゴムケーブル、及び架橋ゴムの製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2642371B1 (fr) * 1989-01-27 1991-12-27 Hutchinson Chambre a air, notamment pour vehicule du type bicyclette ou cyclomoteur et son procede de fabrication

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50102633A (ja) * 1974-01-17 1975-08-14
JPS51148740A (en) * 1975-06-16 1976-12-21 Dainichi Nippon Cables Ltd Method of crosslinking polymers
JPS5280334A (en) * 1975-12-27 1977-07-06 Mitsui Petrochem Ind Ltd Method of adhering polyolefin and polar substrate
JPS5314750A (en) * 1976-07-28 1978-02-09 Furukawa Electric Co Ltd:The Process of preparing silane-bridged polyolefin moldings
JPS5411154A (en) * 1977-06-28 1979-01-27 Furukawa Electric Co Ltd:The Production of crosslinked polyolefin molded product

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50102633A (ja) * 1974-01-17 1975-08-14
JPS51148740A (en) * 1975-06-16 1976-12-21 Dainichi Nippon Cables Ltd Method of crosslinking polymers
JPS5280334A (en) * 1975-12-27 1977-07-06 Mitsui Petrochem Ind Ltd Method of adhering polyolefin and polar substrate
JPS5314750A (en) * 1976-07-28 1978-02-09 Furukawa Electric Co Ltd:The Process of preparing silane-bridged polyolefin moldings
JPS5411154A (en) * 1977-06-28 1979-01-27 Furukawa Electric Co Ltd:The Production of crosslinked polyolefin molded product

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5075382A (en) * 1986-06-11 1991-12-24 Sumitomo Chemical Co., Ltd. Adhesive for glass laminate comprising silane-modified ethylene copolymer
JP2013166857A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Hitachi Cable Ltd 架橋ゴム、それを用いたゴムケーブル、及び架橋ゴムの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS642606B2 (ja) 1989-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6894115B2 (en) Dual-functionalized adhesive compositions
US5736610A (en) Adhesive fluorine-containing polymer and laminate employing it
US6177516B1 (en) Adhesives and composite structures formed therewith
US4440911A (en) Modified polyethylene and laminate thereof
US6306954B1 (en) Adhesive resin composition and heat-shrinkable articles made by using the same
EP0642921B1 (en) Multilayer structures of fluorinated and non-flurinated thermoplastic polymers
JPS6325006B2 (ja)
JP2005213509A (ja) メタロセン触媒を用いて得られるアイソタクチックポリピロピレンのグラフト化物
US4460646A (en) Adhesive resin composition and laminate thereof
JP2006521679A (ja) 剥離可能な接着用電力ケーブル組成物
US5536349A (en) Process for coating metal pipes with polyolefin materials
JPH07173447A (ja) 接着性含フッ素ポリマーおよびそれを用いた積層体
WO1985003511A1 (en) Polyolefin with good adhesion properties
KR0127886B1 (ko) 폴리에틸렌계수지 조성물
JPS6013804A (ja) 架橋性樹脂組成物
JPH07173230A (ja) 接着性含フッ素ポリマーおよびそれを用いた積層体
JPH0764962B2 (ja) 耐熱導電性接着性樹脂組成物
FI80893C (fi) Kemiskt modifierad polyolefin.
JP5647468B2 (ja) 異種材料との熱接着性を有するポリオレフィン系樹脂組成物フィルムと異種材料フィルムとの多層フィルム
JP2761547B2 (ja) 接着性樹脂組成物及びそれを用いた被覆鋼管
JP2600828B2 (ja) 積層体の製造方法
CN112048115B (zh) 金属与聚烯烃的复合材料及其制备方法和容器
JPH0628945B2 (ja) 鋼板とポリオレフインの積層体の製造方法
JPH1192600A (ja) 易剥離性半導電性樹脂組成物
JPS59202847A (ja) 積層物の製造方法