JPS60137816A - 極微細粒径a型ゼオライトの製造方法 - Google Patents

極微細粒径a型ゼオライトの製造方法

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JPS60137816A
JPS60137816A JP24975583A JP24975583A JPS60137816A JP S60137816 A JPS60137816 A JP S60137816A JP 24975583 A JP24975583 A JP 24975583A JP 24975583 A JP24975583 A JP 24975583A JP S60137816 A JPS60137816 A JP S60137816A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粒子径が小さく且つ均質なAftゼオライトの
製造方法に関する。
近年、洗剤用組成物のゼオライトビルグーとして、また
天然および合成ゴム組成物やプラスチック組成物等の詞
分子材料や各種紙類の充填剤として、ゼオライト類用途
は拡大されつつある。さらに顔料、−着剤、繊維等の分
野へのゼオライトの利用も企図されつつある。これらの
分野で使用されるゼオライト類は化学的に安定で、均質
且つ微粒子より構成されることが要求される。本発明に
より得られる微細なA型ゼオライトはそれの物性よりみ
て前記分野に使用好適である。
A型ゼオライトの製造法としては、例えばUSF2.8
82.243に記載されている如く、アルミン酸塩−珪
酸塩−アルカリ−水の混合物を使用する水熱合成法が一
般に知られている。この場合、上記の原料混合物は高温
下の反応を利用して、水に難溶性のA型ゼオライトへ結
晶化させるのが通例である。一方、上述のアルミン酸塩
の代りにアルミナ水和物(Act’s・xHt O)や
シリカ−アルミナ系の粘土鉱物を使用したり、また珪酸
塩の代りにシリカゲルや活性珪酸等の二酸化珪素を出発
原料として使用するA型ゼオライトの合成法も公表され
ている。これらの公知の方法で得られるA型ゼオライト
は、粒子の形状が大きくなりがちであり、微細粒子が要
求される前記分野への利用には難点がある。一方、微細
粒子よりなるA型ゼオライトを得る目的で、それの水熱
合成に際して、高速攪拌機を用いて3 、000〜5 
、00Orpmで攪拌したり、または反応生成物に剪断
力な与えて粒子を微細化する方法として、タービン攪拌
機、フェースギヤーディソルバー、分散ポンプ、渦巻ポ
ンプ、循環ポンプ等の使用も公表されている(特開昭5
0−70289号公報、特開昭51−84790号公@
i)。しかしながら、機械的手段にもとづく上述の微細
化法では、多くの電力を消耗するので経済的な方法とは
言い短く、またかかる方法では粒子の微細化の桿度にも
自ら限界がある。
本発明者は、上記特許に記載の発明について史に鋭意検
討の結果、使用する原料液の泊1成、スラリー液の生成
方法、該スラリー液の熟成工程、該スラリー液を構成す
る無定形アルミナ珪酸塩ゾルの結晶化のための該スラリ
ー液の昇温速度、製造工程中の水溶液相のアルカリ度、
特に全製造工程中のアルカリ度の変動が、最終的に得ら
れるA型ゼオライトの品質に著しく影響を与えることを
見出し、本発明を完成した。
本発明の目的は、平均−次粒子径が2.511m以下の
極微細粒径からなるA型ゼオライトを安価にして容易に
提供するにある。他の目的は、洗剤用のビルグーとして
、また尚分子材料の充填剤として有用なA型ゼオライト
を提供するにある。
即ち、本発明の極微細粒径A型ゼオライトの製造方法は
、 囚 アルカリ金属のアルミン酸塩とアルカリ金属の水酸
化物とが溶解してなる水溶液(以下a液と記す。)と、 アルカリ金属の珪211か溶解してなる水溶液(以下す
液と記す。)と、 アルカリ金属の水酸化物が溶解してなる水溶液(以下C
液と記す。) との3液を調製するに際し、 a液及びb液は、アルカリ金属のアルミン酸塩とアルカ
リ金属の珪tfR’inの含有量が、AI!tOaに対
する全M20及びSt、2の各モル比で、それぞれ、M
vO/A(ltos = 1.1〜4.4S i 02
 /A(l tos = 1.2〜2.3(但し、Mは
アルカリ金属を示す。) を満足するように調製され、 且つ、a液及びbgのアルカリ度は、下記の第2工杼か
ら第4工程に至る全工程中に於いて、各工程中の水溶液
相のアルカリ度の表切がC液のアルカリ度に対して±0
.2Nの範囲に入るように調製され、 一方、C液のアルカリ度は1.4〜3.5になるように
、 各液を調製する第1工程と、 ■)それぞれの該調製液を55°C以下の液温にて、攪
拌下にあるC液に対して、注入開始から終了まで一貫し
て同時に、a液とb aとをそれぞれ独立の注入口から
注入し、無定形のアルミノ珪酸塩ゾルからなるスラリー
液を生成させる第2工杵と、 (0) 引続き55℃以下の液温を保持したままで、該
スラリー液を攪拌しながら熟成させる第3工程と、 (9)次いで、熟成させた該スラリー液を、攪拌しなが
ら、少なくとも70℃以上の温度まで昇温し、引続き該
温度で加熱ですることにより、生成したアルミノ珪酸塩
を結晶化させる第4工程と、田) 最後に、結晶化させ
た該アルミノ珪酸塩を分別し、水洗し、乾燥させる第5
工程 とからなることを特徴とする。
本発明にいつアルカリ度とは、水浴液相の一足量を採取
し、必要あればこれを水で薄めて、これにフェノールフ
タレインを指示薬として加え、塩酸標準液で中和滴定し
てめたアルカリの蜆定度■である。
先ず、本発明の第1工程について詳述する。a液は、ア
ルカリ金属のアルミン酸塩(MA#Oy)とアルカリ金
属の水酸化物(MOH)とが185’ffしてなる水溶
液であり、これらの両成分を水に溶1テtさぜるか、或
いはアルカリ金属の水酸化物、例えは水酸化ナトリウム
や水酸化カリウムの如き強アルカリが過剰に溶解してな
る水溶液に水酸化アルミニウムまたはアルミニウム塩類
を加えて脆j製する。アルカリ金属のアルミン酸塩とし
ては、アルミン酸ナトリウムやアルミン酸カリウムが例
示される。
本液は、A型ゼオライトの合成に必要なアルミナ(Ac
t’s)の、また一部のアルカリ(ルO)の供給源とな
る。
また、b液は、アルカリ金属の珪酸塩(M、0・n8x
Ot、一般にn = 0.5〜4 )が/8解してなる
水溶液であり、例えは珪酸ナトリウム、珪酸カリウム又
は水ガラスを水に溶解して調製する。この際、該水溶液
は加水分解してアルカリ性を呈する。尚、後述のアルカ
リ度変動を調整するために、アルカリ金属の水酸化物を
積極的に添加溶解して本液のアルカリ度を調整してもよ
い。本成は、A型ゼオライトの合成に必要とするシリカ
(Sin、)の、また一部のアルカIJ (M、O)の
供給源となっている。
一方、cgは、アルカリ度が1.4〜3.5の範囲に入
るように、アルカリ金属の水酸化物が溶解されてなる水
溶液であり、これの濃度即ちアルカリ度は後述のアルカ
リ度変動制御m整のために予め標定しておく必要がある
更に、これら3液の調製に際しては、先すa液及びbe
、は、それらに(811I¥されているアルカリ金属属
のアルミン巖楓及びアルカリ金属の珪酸塩の各含有量が
、IJbOsに対する全MtO及び5iftの各モル比
で、それぞれ MtO/AgtOs = 1.1〜4.4s iox 
/AgtOs = 1.2〜2.3(但し、Mはアルカ
リ金属を示す。ン を満足するように調製されると共に、a液とb液のアル
カリ度は、後述の第2工程(スラリー液生成工程)から
第4工程(結晶化工程)に至る全工程中に於いて、各工
程中の水溶液相のアルカリ度が、予め調製されたc欣の
アルカリの±0.2Nの範囲に入るように調製されなけ
れはならない。
尚、本発明に於けるアルカリ金属としては、上述の如く
、一般にナトリウム又はカリウムが強アルカリ性を呈す
るので好ましいものであるが、安価なる点でナトリウム
が更に好ましいものである。
かくして調製された各溶液は、そ2tぞtL 55”C
以下の液温に保持されて、本発明の第2工程で以下の如
くに混合され、無定形のアルミノ珪酸ゾルからなるスラ
リー液が生成される9、即ち、攪拌状態にあるC液に河
して、注入開始からその終了まで一貫して同時に、a液
とb液とがそれぞれ独立した注入口から徐々に注入され
、その法人最に応じて無定形のアルミノ珪+’fR%ゾ
ルからなるスラリー液が生成される。かくすることによ
り、生成したスラリー粒子は、その平均−次粒子径が0
.5μm以下の極微細粒径のものが得られる。と共に、
その粒径分布の狭い、即ち、粒子径の揃った均質なもの
が得られる。このことが、結局、本発明の特徴とするA
型ゼオライト(最終製品)の極微細粒径に浜つながるの
である。a液とb液をC液に注入するに際しては、その
注入開始からその終了まで、連続して定速度(但し、a
液とb液とでは、その所定注入量に応じて、それぞれ注
入速度は異なる。)で注入することか奸才しく、生成す
るスラリーめ粒径分布がより狭くなるという傾向がある
。本工程で得られた無定形のアルミノ珪酸塩の、ti1
1成は、A型ゼ芽ライトの一般式 %式% の組成範囲にあることが6¥’i mされた。尚、55
°C以上の温度領域でスラリーを生成させると、温度の
上昇とともに一部の無定形物!■の結晶化が起り、その
結果無定形粒子と結晶粒子が混在した状態となり、粒子
の形状が不揃となる。かかるスラIJ−液を結晶化させ
ても得られるゼオライト粒子の形状分布はより広範にな
り、微細な均質粒子は得られない傾向にある。次に、生
成スラリー混合aのアルカリ度や原料物質のモル比を上
述したような範囲に保持させることは容易である。即ち
、aQ、b液及びC液の混合を前記の操作に従って終了
させた際に所定のアルカリ度および原料物質のモル比が
維持されるように、上述の3柿の原料液を別々に調製す
る際に、これらの液の組成やアルカリ度を予め調節して
おけはよいからである。また、本発明の原料液の添加法
によれば、スラ!j 111合物の生成は常にアルカリ
度をほぼ一定にした状態で行える利点がある。即ち、C
液を入れた攪拌上状態にある反応槽へ、afiとb液が
別々に、注入されて行くにつれて、スラリー混合物の生
成な5.は徐々に増大するが、反応槽内のアルカリ度は
スラリー生成の間はぼ一定に保たれ、これは予め調製さ
れたC液のアルカリ度とほぼ同一になるように本発明で
は調節されている。かかるアルカリ度を一定に保ってこ
れらの原料液を混合することにより、極めて微細で組成
変動の少ない均ノ貞な粒子を含むスラリー液が得られる
特徴かある。
上述したような本発明独特の原料l靭性の混合法を実施
することにより、生成する水ガtk性の無定形アルミノ
珪酸塩ゾルよりなるスラリー粒子の特徴を要約すれば、
下記の如くなる。
(1)本発明に於ては、アルカリ度を一定に保持した条
件下でスラリー粒子の生成を実施しているために、均質
で且つA型ゼオライトと同じ組成範囲を有する粒子が得
られる。
(10本法により得られる粒子は微細構造を付しており
、生成する粒子の形状や大きさも揃っており、−次粒子
の平均粒子径は0.5μm9J、下である。
(11) ’アルカリ度や温度を一定に保つことにより
、生成してくる粒子が均一になるよう、またそれの成長
も均一になるよう配慮されているために、粒子は極めて
微細1である。従って、それの表面積も大きく、且つ活
性度も大であり、hmゼオライトへの結晶化も極めて短
時間に行える利点がある。
(1v)本法により得られる1ift定形アルミノ珪酸
塩の化学甜成の変動は僅少である。本無定形物質はイオ
ン交換能を有しており、カルシウムまたはマグネシウム
結合能も町成り旨い値を示す(実施例1参照ン。
(V) 本法のスラリーから得られるAfiゼオライト
の純度は極めて高く、無定形物質や他のX型ゼオライト
、P型ゼオライト等の副生は最少限に抑えられる特徴が
ある。
次に、スラリー液の生成を終了後、本発明では、これの
熟成が実施される(第3工程)。熟成はスラリー液を攪
拌下に保持して液温を55°C以下に保って実施される
。熟成工程は生成粒子のより均質化を目的として実施さ
れるか、それの所要時間は数時間以内、例えば2時間以
内で充分である。
本熟成工程に於けるスラリー液のアルカリ度の変動は僅
少であり、それのアルカリ度は第1工程で調製されたa
液のそれとほぼ同じに保たれる。
スラリー液の熟成工程を終了後、スラリー液を攪拌しな
がら昇温しで所定の温度に到着せしめて結晶化が実施さ
れる(第4工程)。スラリー液の昇温工程に於ては、昇
温の間反応槽内の温度分布が不均一になり粒子の成長が
不均一になることを最少限に防止するために急激な温度
上昇はさけた方がよい。昇温速度は80°C/hr以下
が望ましく、30〜b 次にA型ゼオライ7トの結晶化工程について述べる。
A型ゼオライトの結晶化はアルカj1度、温度、時間等
の因子により影響される。本結晶化工程に於ては、反応
槽の温度を少なくとも70゛C以上に保持し且つ水浴液
相のアルカリ度は第1工程で調製されたa液のそれとほ
ぼ同じに保持されて実施される。結晶化温度が70゛C
より低い温度域では、温度の低下とともに結晶化所要時
間が非常に長くなるため経済的でない。一方、液温か1
10℃以上になると、常圧下では液の沸騰現象が起るた
め、加圧下で実施する必要がある。結晶化温度域として
は、好ましくは75〜109℃であり、更に好ましくは
80−105℃である。結晶化を80〜105°Cの温
度域で実施した場合、それの所要時間は最大2時間であ
る。
かかる結晶化工程を経た後、スラリー液は冷却され、次
いで結晶化したアルミノ珪酸塊相(A型ゼオライト相)
と母液相とに、p過法或いは遠心分離法によって戸別さ
る。分離されたA型ゼオライト相は遊離アルカリを除去
するために温水洗され、次いで乾燥することによって、
目的とするA型ゼオライトが得られる。かくして得られ
るA型ゼオライトは、平均−次粒子径が2.5 pm以
下の極微細粒子よりなるものであって、イオン交換特性
や吸着特性にも優れており、洗/111用ビルダーとし
て或いは高分子材料用充填剤等として極めて有用なもの
である。
以下、実施例に基づき、本発明を更に具体的に説明する
が、本発明がこれに限定されるものではない。
実施例1 本発明の出発原料であるa液、b液及びa液を下記の如
くに調製した。
a液 水酸化アルミニウム[Ae(OHハ・xI120;Xγ
3〕32.3 K?ならびに49%水酸化すl−、’J
ウム欣39.1 即を採取して、これに水2加えて加熱
浴解し過剰のアルカリを含むアルミン酸ナトリウム液を
=1^j製した。水液の全液量は、さらに水を加えて、
最終的に72.51に保持された。調製されたa液のア
ルカリ度は717Nであった。
b液 JIS K 1408−1966にて3号品として物足
されている珪酸ナトリウム70に9を採取し、これに水
を加えて全液量を71 Nに保持した。調製されたb液
のアルカリ度は2.72 Nであった。
a液 49%水酸化ナトリウム液15.94に水を加えて全液
量を71.51に保持した。調製されたa液のアルカリ
度は2.73Nであった。
上記のa液を反応槽に入れて200 rpmの攪拌下に
保持しながら、これに対してa液及びb液を、個別的に
独立した注入口から、それぞれ連続的に定速度で注入し
て、同一時間内(70分)#こ両膜の注入を終了させ、
NatO−AZtOs −s i Ox −HxOより
なるスラリー液分生成させた。これらの3液は(:1ミ
入開始からその終了まで、液温は約40゛Cに保たれた
。引続き、得られたスラリー液は40〜42°Cの温度
下で、200 rpmの攪拌下に55分間保持して熟成
が行われた。熟成終了後、スラリー液は250 rpm
の攪拌下に、36°C/hrの昇温速度で昇温され、最
終的に100±2℃の温Jf下でA型ゼオライトの結晶
化が2時間にわたって実施された。
製造工程の途中で、水溶液相ならびに同相のサンプルを
採取し、これらの試験が行われた。結晶化終了後、反応
槽は水冷されて60℃以下に保持された。次に遠心分離
法によりA型ゼオライト相と母液の2相分離が行われた
。得られたA型ゼオライト相は約50”Cの温水にて洗
浄されてこの中の遊離アルカリが除去された。この場合
のA型ゼオライト相の温水洗浄はP液のpHか10付近
になるまで実施された。水洗を終了したA型ゼオライト
は100℃付近で乾燥後、粉砕されてAWゼオライトの
結晶微粉末50.71’fが得られた。
本実施例で得られたA型ゼオライトは、真比重が2.2
0で、比表面積が669rd/fであり、その化学組成
は0.98 NatO”)/lx’s ” 1.91 
S t Ot ” XI(20を示し、またその平均−
次粒子径は1.8μmであった。
一方、原液物質の混合時に生成する無定形アルミノ珪酸
塩粒子の平均−次粒子の大きさは0.2μm第1表 A
型ゼオライト製造工程に於ける水溶液相のアルカリ度 以下であり、これは1.02 Na2O・人!、0.・
2.198i02・xH2Oの化学組成を有していた。
本製造工程に於ける水溶液相のアルカリ度を第1表に示
した。第1表より明らかな如く、本発明の各工程のアル
カリ度は何れも2.73〜2.83 Nの範囲内にあり
、アルカリ度の変動は僅少である。原′#4液の混合、
熟成、昇温、ならびに結晶化の全工程を通じて、水溶液
相の何れのアルカリ度も最初に調製した原料液のC液の
それとほぼ同じ値に保持されている。
全合成工程を通じてアルカリ度の変動を最少限に抑える
ことにより均質で、高純jWの極微細粒子径よりなるA
型ゼオライトの製造が可能である。
本発明により得られる極微細入型ゼオライトは、既述の
如く、洗剤ゼオライトビルグーとして、また高分子材料
等の充填剤として好適な物性を有している。第2表に、
本発明により得られたA型ゼオライトのカルシウムおよ
びマグネシウムに対する結合能を示した。カルシウム結
合能はlO分経第2表 カルシウムおよびマグネシウム
に対する結合能 過後にはほぼ一定値(1800aO’Q/i )に達す
ることが判明した。これは洗剤用のゼオライトビルグー
として好ましい値である。不漏のマグネシウム結合能は
表記の如く、10分経過時点では56 MyOVダであ
り、20分経過時点では77 MyOi確/yを示す。
一方、原料物質の混合終了時(第1工程終了時)に生成
する無定形のアルミノ珪酸塩は表記した如きカルシウム
結合能の値か得らnた。
特許出願人 萩 原 折 次 (自発) 手続補正書 1、事件の表示 昭和58年 特許願 第249755号2、発明の名称 極微細粒径A型ゼオライトの製造方法 3、補正をする者 4、代理人 8530 住 所 大阪市北区天神I#2丁目4番17号(1) 
明細書の「特許請求の範囲」の欄(2) 明細書の「発
明の詳細な説明」の欄6、補正の内容 (1) 明細書の特許請求の範囲を別紙の通り補正する
(2) 明細書第7頁の下3行目「・・・1.4〜3.
5に・・・」とあるを、「・・・1.4〜3.5Nに・
・・」に補正する。
2、特許請求の範囲 (1)(A)アルカリ金属のアル・ミン酸塩とアルカリ
金属の水酸化物とが溶解してなる水溶液(以下a液と記
す。)と。
アルカリ金属の珪酸塩が溶解してなる水溶液(以下す液
と記す。)と。
アルカリ金属の水酸化物が熔解してなる水溶液(以下C
液と記す。) との3液を調製するに際し。
a液及びb液は、アルカリ金属のアルミン酸塩とアルカ
リ金属の珪酸塩の含有量が、 AlzOgに対する全没
0及び5iOzの各モル比で、それぞれ。
MzO/A1z03= 1.1〜4.4SiOz、 /
AlzO:s = 1.2〜2.3(但し2Mはアルカ
リ金属を示す。) を満足するようにm製され。
且つ、a液及びb液のアルカリ度は、下記の第2工程か
ら第4工程に至る全工程中に於いて、各工程中の水溶液
相のアルカリ度の変動がC液のアルカリ度に対して±0
.2Nの範囲に入るように関製さ耽。
一方、C液のアルカリ度は1.4〜3.5Nになるよう
に。
各液を調製する第1工程と。
(B)それぞれのm調製液を55℃以下の液温にて、攪
拌下にあるC液に対して、注入開始から終了まで一貫し
て同時に、a液とb液とをそれぞれ独立の注入口から注
入し、無定形のアルミノ珪酸塩ゾルからなるスラリー液
を生成させる第2工程と。
(C)引続き55℃以下の液温を保持したままで、該ス
ラリー液を攪拌しながら熟成させる第3工程と。
(D)次いで、熟成させた該スラリー液を、攪拌しなが
ら、少なくとも70℃以上の温度まで昇温し、引続き該
温度で迦慾工ゑことにより、生成したアルミノ珪酸塩を
結晶化させる第4工程と。
(E)最後に、結晶化させた該アルミノ珪酸塩を分別し
、水洗し、乾燥させる第5工程とからなることを特徴と
する極微細粒径A型ゼオライトの製造方法。
(2) 第1工程のアルカリ金属がナトリウムである特
許請求の範囲第1項記載の極微細粒径A形ゼオライトの
製造方法。
(3) 第2工程に於いて、a液をC液に注入する際、
注入開始から終了まで、連続的に定速度で注入する特許
請求の範囲第1項記載の極微細粒径A型ゼオライトの製
造方法。
(4)第2工程に於いて、b液をC液に注入する際、注
′入開始から終了まで、連続的に定速度で注入する特許
請求の範囲第1項記載の極微細粒径A型ゼオライトの製
造方法。
(5) 第4工程に於いて、スラリー液の昇温を30〜
b 1項記載の極微細粒径A型ゼオライトの製造方法。
(6) 第4工程に於いて、スラリー液の昇温を75〜
109℃の温度まで行う特許請求の範囲第1項又は第5
項記載の極微細粒径A型ゼオライトの製造方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) (4) アルカリ金属のアルミン1侠塩とアル
    カリ金属の水酸化物とが溶解してなる水M1f1以下a
    液と記す。)と、 アルカリ金属の珪酸塩が溶解してなる水浴液(以下す液
    と記す。)と、 アルカリ金属の水酸化物かl&FJ?iしてなる水溶i
    <* (以下C液と記す。) との3液を調製するに際し、 a液及びb液は、アルカリ金属のアルミンrXE ’I
    Kとアルカリ金属の珪酸塩の含倚責か、h(ltOsに
    対する全MtO及び8i01の各モル比で、それぞれ、
    MtO/AA’tOs = 1.1〜4.4SiO,/
    A603 = 1.2〜2,3(但し、Mはアルカリ金
    属をボす。) を満足するように調製され、 且つ、a液及びbgのアルカリIJは、下記の第2工程
    から第4工程に至る全工程中に於いて、各工程中の水溶
    液相のアルカリ度の変動がC液のアルカリ度に対して±
    0.2Nの範囲に入るように調製され、 一方、C液のアルカリ度は1.4〜3.5になるように
    、 各液を調製する第1工桿と、 ■〕 それぞれの該調製液を55“C以下の液温にて、
    攪拌下にあるC液に対して、注入開始から終了まで一貫
    して同時に、a Wfとbrl&とをそれぞれ独立の注
    入口から注入し、無定形のアルミノ珪酸塩ゾルからなる
    スラリー液を生成させる第2工程と、 (0) 引続き55°C以丁の散温を保持したままで、
    該スラリー液を撹拌しながら熟成させる第3工程と、 ■〕 次いで、熟成させた該スラリー液を、攪拌しなが
    ら、少なくとも70″c以上の温度まで昇温し、引続き
    該温度で加熱ですることにより、生成したアルミノ珪酸
    塩を結晶化させる第4ニオにと、田)最後に、結晶化さ
    せた該アルミノ珪酸塩を分別し、水洗し、乾燥させる第
    5工程とからなることを特徴とする極微細粒径A型ゼオ
    ライトの製造方法。 (2+i1工程のアルカリ金属がナトリウムである特許
    請求の範囲第1項記載の極微細粒径A型ゼオライトの製
    造方法。 (3) 第2工程に於いて、a液をa液にY:1ミ入す
    る際、注入開始から終了まで、連続的に定速度で注入す
    る特許請求の範囲第1項記載の極微細粒径A型ゼオライ
    トの製造方法。 (4)第2工程に於いて、b液をa液に注入する際、注
    入開始から終了まで、連続的に定速度で注入する特許請
    求の範囲第1項記載の極微細粒径A型ゼオライトの製造
    方法。 (5) 第4工程に於いて、スラリー液の昇温を30〜
    b 1項記載の極微細粒径A型ゼオライトの製造方法。 +61第4工程に於いて、スラリー1Ltの昇温を75
    〜109°Cの温度まで行う特許請求の範囲第1項又は
    第5項記載の極微細粒径A型ゼオライトの製造方法。
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