JPS60137390A - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機Info
- Publication number
- JPS60137390A JPS60137390A JP24626583A JP24626583A JPS60137390A JP S60137390 A JPS60137390 A JP S60137390A JP 24626583 A JP24626583 A JP 24626583A JP 24626583 A JP24626583 A JP 24626583A JP S60137390 A JPS60137390 A JP S60137390A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protrusion
- peripheral wall
- laundry
- washing
- height
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は洗い槽の周壁を固定周壁部と可動周壁部とから
構成してそれらにより効果的な洗浄作用を得る洗濯機に
関する。
構成してそれらにより効果的な洗浄作用を得る洗濯機に
関する。
(発明の技術的費用とその問題点〕
従来の洗濯機のうち、回転羽根により水流を生じさせて
洗浄作用を得る回転羽根方式のものは洗濯物を水流によ
り流動させることを本質とするから布量に対して大きな
洗い槽容積を必要とし、これは−回で洗濯し得る量が少
ないことを意味する。
洗浄作用を得る回転羽根方式のものは洗濯物を水流によ
り流動させることを本質とするから布量に対して大きな
洗い槽容積を必要とし、これは−回で洗濯し得る量が少
ないことを意味する。
また布帛が少ないとぎは水流が極端に強くなって過剰洗
浄気味になる一方、布量が増加するとこれに伴い水流速
度が低下して洗浄効果が急速に低下する傾向がある。更
に洗濯物と回転羽根との接触は偶発的でしかも部分的に
しか生じないので洗濯物の擦り洗い効果を期待すること
ができず、洗濯物の傷みも早い。
浄気味になる一方、布量が増加するとこれに伴い水流速
度が低下して洗浄効果が急速に低下する傾向がある。更
に洗濯物と回転羽根との接触は偶発的でしかも部分的に
しか生じないので洗濯物の擦り洗い効果を期待すること
ができず、洗濯物の傷みも早い。
一方最近になって回転羽根を除去した新しい方式のもの
として、洗い槽全体を水と洗濯物を収容したまま間欠的
に回転さけて水と洗濯物との間の速度差により洗浄作用
を得ようと覆るものが提案されているが、このものは洗
濯物を傷めない利点を有するものの洗濯物と水との間の
速度差が小さく且つ単純な動きとなって洗浄効果が低い
と云う難点がある。
として、洗い槽全体を水と洗濯物を収容したまま間欠的
に回転さけて水と洗濯物との間の速度差により洗浄作用
を得ようと覆るものが提案されているが、このものは洗
濯物を傷めない利点を有するものの洗濯物と水との間の
速度差が小さく且つ単純な動きとなって洗浄効果が低い
と云う難点がある。
本発明は上述の事情に鑑みなされたものであり、従って
その目的は、従来の回転羽根或いは洗い槽全体の回転に
J:らずとも従来以上の強力な洗浄効果及び布傷み防止
を期待できると共に一回で洗濯し得る量を多くでき、し
かも適切な洗浄効果を維持できる布量範囲を広くできて
、更にそれらを電力の消費量を少なく抑えつつ1qるこ
とのできる洗濯機を提供づることにある。
その目的は、従来の回転羽根或いは洗い槽全体の回転に
J:らずとも従来以上の強力な洗浄効果及び布傷み防止
を期待できると共に一回で洗濯し得る量を多くでき、し
かも適切な洗浄効果を維持できる布量範囲を広くできて
、更にそれらを電力の消費量を少なく抑えつつ1qるこ
とのできる洗濯機を提供づることにある。
本発明は、洗い槽の周壁を上方に位置する固定周壁部と
下方に位置する可動周壁部とで形成し、このような洗い
槽内に洗濯物を水と共に収容して、その洗濯物を、布量
が少ないとぎには主に前記可動周壁部ににり生起された
水流により流動させ、布量が多くなるにつれ可動周壁部
との接触摩擦力により流動させるようにすると共に上部
位における前記固定周壁部から受ける摩擦力との相乗作
用にJ:り洗濯するようにしたものであって、前記可動
周壁部の内底面に撹拌用の第一の突起を、内周側面に該
第−の突起より高さ寸法の小なる撹拌用の第二の突起を
夫々設け、その第二の突起の前記可動周壁部内底面から
最上部までの長さ寸法に対して該可動周壁部の内径寸法
をその約1.2乃至約8倍に設定し、且つその第二の突
起の長さ寸法を前記第一の突起の高さ寸法の約5乃至約
15倍に設定したものであり、以て電力を多く消費せぬ
形態にて、洗濯物の前記固定周壁部及び可動周壁部の間
、殊にその突部による摩擦及び洗濯物どうしの摩擦によ
る強力な擦り洗い効果と洗濯物が固定周壁部と可動周壁
部とから異方向の力を受【ブてもまれることによる所謂
もみ洗い効果とを期待でき、併せて洗濯物が少量であっ
た場合のより強力な水流洗いの効果をも期待できる様に
したことを特徴とするものである。
下方に位置する可動周壁部とで形成し、このような洗い
槽内に洗濯物を水と共に収容して、その洗濯物を、布量
が少ないとぎには主に前記可動周壁部ににり生起された
水流により流動させ、布量が多くなるにつれ可動周壁部
との接触摩擦力により流動させるようにすると共に上部
位における前記固定周壁部から受ける摩擦力との相乗作
用にJ:り洗濯するようにしたものであって、前記可動
周壁部の内底面に撹拌用の第一の突起を、内周側面に該
第−の突起より高さ寸法の小なる撹拌用の第二の突起を
夫々設け、その第二の突起の前記可動周壁部内底面から
最上部までの長さ寸法に対して該可動周壁部の内径寸法
をその約1.2乃至約8倍に設定し、且つその第二の突
起の長さ寸法を前記第一の突起の高さ寸法の約5乃至約
15倍に設定したものであり、以て電力を多く消費せぬ
形態にて、洗濯物の前記固定周壁部及び可動周壁部の間
、殊にその突部による摩擦及び洗濯物どうしの摩擦によ
る強力な擦り洗い効果と洗濯物が固定周壁部と可動周壁
部とから異方向の力を受【ブてもまれることによる所謂
もみ洗い効果とを期待でき、併せて洗濯物が少量であっ
た場合のより強力な水流洗いの効果をも期待できる様に
したことを特徴とするものである。
以下本発明を脱水兼用洗濯機に適用した一実施例につい
て第1図乃至第3図を参照しながら説明する。
て第1図乃至第3図を参照しながら説明する。
1は外箱であり、内部には水受槽2を配設して吊り棒機
構3により揺動自在に弾性支持している。
構3により揺動自在に弾性支持している。
4は洗い槽であり、これは本質的にはその周壁を固定周
壁部とこの固定周壁部の下方に位置する可動周壁部とに
より構成するものであるが、これをこの実施例では脱水
運転時に回転し洗い時に制止せられる固定槽5と浅底容
器状の攪拌体6との組み合せにより達成している。以下
このことを詳述するに、固定槽5は水受槽2内に配置し
て外底部を中空の脱水軸7に連結し、一方、容器状攪拌
体5− 6は固定槽5の内周壁面に沿うようにその内下部に配置
し外底部を洗い軸8に連結している。このとき特に容器
状攪拌体6はその周壁高さを固定槽5の略半分の高さ即
ち深さとして内外両面を下部から上部に行くに従い漸次
径大となる様に形成しており、そしてその内底面には撹
拌用の第一の突起9を夫々中心部から外方へ放射状に延
びる突条状に形成し、又、内周側面には撹拌用の第二の
突起10を夫々上記第一の突起9に連続して真直ぐ上方
に延びる突条状に形成していて、更にそれら撹拌用の第
−及び第二の突起9,10の各間の部位には摩擦用の第
三及び第四の突起11.12を夫々撹拌用の第−及び第
二の突起9.10同様に容器状撹拌体6の内底面から内
周側面にかけて放射状にそして真直ぐに延びる突条状に
形成している。而してこの場合、第一の突起9を高さ寸
法をA1第二の突起10の高さ寸法をBとすると、A〉
B即ち第一の突起9の高さ寸法Aを第二の突起10の高
さ寸法Bより大きく設定している。又、第二の突起10
の容器状撹拌体6内底面から最上6− 部(本実施例の場合容器状撹拌体6の上端と一致してい
る)までの長さ寸法をC1容器状撹拌体6の内径寸法特
に上端開口部の内径寸法をDとすると、約1.2≦D/
C≦約8即ち容器状撹拌体6の内径寸法りを第二の突起
10の長さ寸法Cの約1.2乃至約8倍に設定しており
、同時に約5≦C/A≦約15即ち第二の突起10の長
さ寸法Cを前記第一の突起9の高さ寸法Aの約5乃至約
15倍に設定している。そして更に第三及び第四の突起
11.12の高さ寸法をEとすると、AGE〈B即ちそ
れら第三及び第四の突起11.12の高さ寸法Eを前記
第−及び第二の突起9,10の高さ寸法A、Bの何れよ
りも小さく設定している。
壁部とこの固定周壁部の下方に位置する可動周壁部とに
より構成するものであるが、これをこの実施例では脱水
運転時に回転し洗い時に制止せられる固定槽5と浅底容
器状の攪拌体6との組み合せにより達成している。以下
このことを詳述するに、固定槽5は水受槽2内に配置し
て外底部を中空の脱水軸7に連結し、一方、容器状攪拌
体5− 6は固定槽5の内周壁面に沿うようにその内下部に配置
し外底部を洗い軸8に連結している。このとき特に容器
状攪拌体6はその周壁高さを固定槽5の略半分の高さ即
ち深さとして内外両面を下部から上部に行くに従い漸次
径大となる様に形成しており、そしてその内底面には撹
拌用の第一の突起9を夫々中心部から外方へ放射状に延
びる突条状に形成し、又、内周側面には撹拌用の第二の
突起10を夫々上記第一の突起9に連続して真直ぐ上方
に延びる突条状に形成していて、更にそれら撹拌用の第
−及び第二の突起9,10の各間の部位には摩擦用の第
三及び第四の突起11.12を夫々撹拌用の第−及び第
二の突起9.10同様に容器状撹拌体6の内底面から内
周側面にかけて放射状にそして真直ぐに延びる突条状に
形成している。而してこの場合、第一の突起9を高さ寸
法をA1第二の突起10の高さ寸法をBとすると、A〉
B即ち第一の突起9の高さ寸法Aを第二の突起10の高
さ寸法Bより大きく設定している。又、第二の突起10
の容器状撹拌体6内底面から最上6− 部(本実施例の場合容器状撹拌体6の上端と一致してい
る)までの長さ寸法をC1容器状撹拌体6の内径寸法特
に上端開口部の内径寸法をDとすると、約1.2≦D/
C≦約8即ち容器状撹拌体6の内径寸法りを第二の突起
10の長さ寸法Cの約1.2乃至約8倍に設定しており
、同時に約5≦C/A≦約15即ち第二の突起10の長
さ寸法Cを前記第一の突起9の高さ寸法Aの約5乃至約
15倍に設定している。そして更に第三及び第四の突起
11.12の高さ寸法をEとすると、AGE〈B即ちそ
れら第三及び第四の突起11.12の高さ寸法Eを前記
第−及び第二の突起9,10の高さ寸法A、Bの何れよ
りも小さく設定している。
尚、この他、容器状撹拌体6の周側部には脱水孔13を
略全域にわたり多数穿設している。一方、固定槽5は槽
下部5aと槽上部5bとを別体で形成して螺子14等に
より結合せしめており、又、本実施例の場合には洗い槽
4が脱水槽を兼ねるようになっており、この関係士、上
記固定槽5の槽上部5bにはその上端部にバランサ15
を設け、周壁に脱水孔16を形成している。17は動力
制御機構であり、モータ18の回転力を洗い時には洗い
軸8に減速して且つ交互に反転するように伝え、また弱
水時には脱水軸7及び洗い軸8に伝えて固定槽5を容器
状撹拌体6と一体に回転させるために減速機構、クラッ
チ機構及びブレーキ機構等を内蔵している。19は排水
弁で、洗い槽4内の水を水受槽2の底部から排水ホース
20を介して機外に排出し得るようになっている。21
はタイマーであり、これによって洗いから最終脱水まで
の各行程を自動的に制御するようにしている。
略全域にわたり多数穿設している。一方、固定槽5は槽
下部5aと槽上部5bとを別体で形成して螺子14等に
より結合せしめており、又、本実施例の場合には洗い槽
4が脱水槽を兼ねるようになっており、この関係士、上
記固定槽5の槽上部5bにはその上端部にバランサ15
を設け、周壁に脱水孔16を形成している。17は動力
制御機構であり、モータ18の回転力を洗い時には洗い
軸8に減速して且つ交互に反転するように伝え、また弱
水時には脱水軸7及び洗い軸8に伝えて固定槽5を容器
状撹拌体6と一体に回転させるために減速機構、クラッ
チ機構及びブレーキ機構等を内蔵している。19は排水
弁で、洗い槽4内の水を水受槽2の底部から排水ホース
20を介して機外に排出し得るようになっている。21
はタイマーであり、これによって洗いから最終脱水まで
の各行程を自動的に制御するようにしている。
以上の構成において、洗い運転では固定槽5を回転しな
いようにブレーキ機構により拘束し容器状撹拌体6を正
逆回転させることから容器状撹拌体6の周壁から上方に
露出した固定槽5の上部(槽上部511)の周壁部分を
洗い槽4の周壁のうちの固定周壁部として機能させ、又
、容器状撹拌体6の周壁を可動周壁部として機能させる
こととしている。
いようにブレーキ機構により拘束し容器状撹拌体6を正
逆回転させることから容器状撹拌体6の周壁から上方に
露出した固定槽5の上部(槽上部511)の周壁部分を
洗い槽4の周壁のうちの固定周壁部として機能させ、又
、容器状撹拌体6の周壁を可動周壁部として機能させる
こととしている。
次に上記構成の作用について説明する。洗い時には水受
槽2従って洗い槽4内に従来の回転羽根方式の洗濯機と
同程度の量の水を供給し且つ洗濯物を投入する。そして
洗い運転は固定槽5を回転しないようにブレーキ機構に
より拘束した状態で容器状撹拌体6のみを正逆回転駆動
することによって行なう。この実施例では容器状撹拌体
6の回転数を毎分120乃至180回転の範囲以内とし
且つ略2〜3回転毎に回転方向を反転させるようにして
いる。
槽2従って洗い槽4内に従来の回転羽根方式の洗濯機と
同程度の量の水を供給し且つ洗濯物を投入する。そして
洗い運転は固定槽5を回転しないようにブレーキ機構に
より拘束した状態で容器状撹拌体6のみを正逆回転駆動
することによって行なう。この実施例では容器状撹拌体
6の回転数を毎分120乃至180回転の範囲以内とし
且つ略2〜3回転毎に回転方向を反転させるようにして
いる。
さて、このような洗い運転において、洗濯物は容器状撹
拌体6の周壁と固定槽5の周壁とにわたって接触するた
め下方の部分では該撹拌体6からこれとの摩擦接触によ
り回転力があたえられ、上部位では固定槽5との摩擦接
触により拘束力を受け、こうした異方向摩擦力を同時に
受けることにより洗濯物にねじれ或いは圧迫作用を与え
しかもこれが容器状撹拌体6の回転方向の反転により繰
返し行なわれると共に容器状撹拌体6の回転に伴う遠心
力によって洗濯物が容器状撹拌体6の周壁方向に押され
その反作用を上部の固定槽5の周壁9− から内方に向けて受けることにより上下に反転する作用
をも生じ複雑な動きが与えられる。従って洗濯物は上述
の複雑な動きによる布どうしの大きな摩擦、並びに、固
定槽5及び容器状撹拌体6の周壁との大きな摩擦により
擦り洗い作用を受けるかたわら、ねじれや圧迫の繰返し
による一種のもみ洗い作用をも受けて洗われるものであ
り、特に本実施例の場合、容器状攪拌体6の内底面には
撹拌用の第一の突起9を、又、内周側面には撹拌用の第
二の突起10を夫々設けているので、洗濯物には一段と
強力な回転力が与えられ、よってその上下の反転やもみ
洗い等も一段と盛んに行なわれるものであり、加えて容
器状撹拌体6の上記撹拌用突起9,10の各間の部位に
は摩擦用の第三及び第四の突起11.12を設けている
ので、洗濯物に対する擦り洗い作用も増し、極めて良好
な洗浄効果を得ることができる。尚、本発明による洗浄
効果が優れていることは第2図に比較実験結果の一例と
して示した如くであり、即ち、第2図において夫々、曲
線Aは本発明による場合、Bは従10− 来の回転羽根方式による場合、Cはこの発明に先行して
考えられた洗い槽回転方式による場合の洗浄比特性を示
し、本発明による洗浄効果が高いことが判る。
拌体6の周壁と固定槽5の周壁とにわたって接触するた
め下方の部分では該撹拌体6からこれとの摩擦接触によ
り回転力があたえられ、上部位では固定槽5との摩擦接
触により拘束力を受け、こうした異方向摩擦力を同時に
受けることにより洗濯物にねじれ或いは圧迫作用を与え
しかもこれが容器状撹拌体6の回転方向の反転により繰
返し行なわれると共に容器状撹拌体6の回転に伴う遠心
力によって洗濯物が容器状撹拌体6の周壁方向に押され
その反作用を上部の固定槽5の周壁9− から内方に向けて受けることにより上下に反転する作用
をも生じ複雑な動きが与えられる。従って洗濯物は上述
の複雑な動きによる布どうしの大きな摩擦、並びに、固
定槽5及び容器状撹拌体6の周壁との大きな摩擦により
擦り洗い作用を受けるかたわら、ねじれや圧迫の繰返し
による一種のもみ洗い作用をも受けて洗われるものであ
り、特に本実施例の場合、容器状攪拌体6の内底面には
撹拌用の第一の突起9を、又、内周側面には撹拌用の第
二の突起10を夫々設けているので、洗濯物には一段と
強力な回転力が与えられ、よってその上下の反転やもみ
洗い等も一段と盛んに行なわれるものであり、加えて容
器状撹拌体6の上記撹拌用突起9,10の各間の部位に
は摩擦用の第三及び第四の突起11.12を設けている
ので、洗濯物に対する擦り洗い作用も増し、極めて良好
な洗浄効果を得ることができる。尚、本発明による洗浄
効果が優れていることは第2図に比較実験結果の一例と
して示した如くであり、即ち、第2図において夫々、曲
線Aは本発明による場合、Bは従10− 来の回転羽根方式による場合、Cはこの発明に先行して
考えられた洗い槽回転方式による場合の洗浄比特性を示
し、本発明による洗浄効果が高いことが判る。
更に前述のように洗濯物は固定槽5及び容器状撹拌体6
の周壁との摩擦接触によって動かされるので布量が多く
なるにつれN振力も大きくなり布量増加による洗濯物の
動ぎ度合の低下が少なく従って洗浄効果の低下率が小さ
い。しかも洗濯物は布量が少ないときは容器状撹拌体6
の周壁に対する接触頻度が低い上に接触摩擦力が極めて
小ざく主に表面積の大なる容器状撹拌体6の低速回転に
より洗い槽4内金体に生起された水流にJ:り流動され
て洗われることになるため、従来の回転羽根方式の場合
はど水流は過激に強くならないので過剰洗浄にはならず
、かといってその洗浄効果が不足する様なこともない。
の周壁との摩擦接触によって動かされるので布量が多く
なるにつれN振力も大きくなり布量増加による洗濯物の
動ぎ度合の低下が少なく従って洗浄効果の低下率が小さ
い。しかも洗濯物は布量が少ないときは容器状撹拌体6
の周壁に対する接触頻度が低い上に接触摩擦力が極めて
小ざく主に表面積の大なる容器状撹拌体6の低速回転に
より洗い槽4内金体に生起された水流にJ:り流動され
て洗われることになるため、従来の回転羽根方式の場合
はど水流は過激に強くならないので過剰洗浄にはならず
、かといってその洗浄効果が不足する様なこともない。
特に本実施例の場合、容器状撹拌体6の内底面及び内周
側面には前述の如く撹拌用の第−及び第二の突起9,1
0を設けているので、これにより比較的強力で効果的な
洗濯水流を生成し得、以て洗濯物を適磨に流動させ得て
必要なだけの洗浄効果を得ることができ、故に布量の多
少に拘らず、適切な洗浄度合に洗濯できる。これらのこ
とは適切な洗浄効果を維持できる布量の範囲が前述の先
行技術による場合よりも広いことを意味するものである
(第2図参照)。
側面には前述の如く撹拌用の第−及び第二の突起9,1
0を設けているので、これにより比較的強力で効果的な
洗濯水流を生成し得、以て洗濯物を適磨に流動させ得て
必要なだけの洗浄効果を得ることができ、故に布量の多
少に拘らず、適切な洗浄度合に洗濯できる。これらのこ
とは適切な洗浄効果を維持できる布量の範囲が前述の先
行技術による場合よりも広いことを意味するものである
(第2図参照)。
ところで、上述の様に容器状撹拌体6の内底面及び内周
側面に設りた撹拌用の第−及び第二の突起9,10は共
に洗浄効果を上げるのに有効なものであるが、その効果
はそれら第−及び第二の突起9,10の高ざ寸法A、B
の違いによって貨なるものであり、そこで本発明者に於
いてその高さ寸法A、Bの違うものにつき実験を重ねた
ところ第3図に示す結果を得ることができた。尚、第3
図では上記第−及び第二の突起9,10の高さ寸法A、
Bの違いを比B/Aで表わしている。而して上記実験結
果によれば、比B/Aの値が大きいほど洗浄比は高くな
るが、然し、その比B/Aの値が1を超える即ち第一の
突起9の高さ寸法Aより第二の突起10の高さ寸法Bが
大きくなると、洗浄比が上がらない割りに消費ミノJ量
が急増するというものであり、従ってその消費電力量と
の兼ね合いから比B/Aの値は1を超えない即ち第二の
突起10の高さ寸法Bより第一の突起9の高さ寸法Aが
大きい、換言すれば第一の突起9の高さ寸法Aより第二
の突起10の高さ寸法Bが小さい方が好ましいことが理
解される。
側面に設りた撹拌用の第−及び第二の突起9,10は共
に洗浄効果を上げるのに有効なものであるが、その効果
はそれら第−及び第二の突起9,10の高ざ寸法A、B
の違いによって貨なるものであり、そこで本発明者に於
いてその高さ寸法A、Bの違うものにつき実験を重ねた
ところ第3図に示す結果を得ることができた。尚、第3
図では上記第−及び第二の突起9,10の高さ寸法A、
Bの違いを比B/Aで表わしている。而して上記実験結
果によれば、比B/Aの値が大きいほど洗浄比は高くな
るが、然し、その比B/Aの値が1を超える即ち第一の
突起9の高さ寸法Aより第二の突起10の高さ寸法Bが
大きくなると、洗浄比が上がらない割りに消費ミノJ量
が急増するというものであり、従ってその消費電力量と
の兼ね合いから比B/Aの値は1を超えない即ち第二の
突起10の高さ寸法Bより第一の突起9の高さ寸法Aが
大きい、換言すれば第一の突起9の高さ寸法Aより第二
の突起10の高さ寸法Bが小さい方が好ましいことが理
解される。
一方、上記第二の突起10の容器状撹拌体6(可動周壁
部)内底面から最上部までの長さ寸法Cに対する容器状
撹拌体6の内径寸法りの違いによっても洗浄比及び消費
電力量は変わるものであり、本発明者に於いてはそれに
ついても実験を重ね、第4図に示す実験結果を得ること
ができた。
部)内底面から最上部までの長さ寸法Cに対する容器状
撹拌体6の内径寸法りの違いによっても洗浄比及び消費
電力量は変わるものであり、本発明者に於いてはそれに
ついても実験を重ね、第4図に示す実験結果を得ること
ができた。
尚、この第4図に於いても上記第二の突起10の長さ寸
法Cに対する容器状撹拌体6の内径寸法Cに対する容器
状撹拌体6の内径寸法りの違いを比D/Cで表わしてい
る。而して上記実験結果によれば、比D/Cの値が約1
.2より小さいとき消費電力量が高い割りに洗浄比が下
がり、比D/Cの値が約8より大きいときに消費電力量
も減るが13− 洗浄比も激減するというものであり、従ってそれらから
比D/Cの値は約1.2乃至約8即ち容器状撹拌体6(
可動周壁部)の内径寸法りは第二の突起10の長さ寸法
Cの約1.2乃至約8倍に設定する方が好ましいことが
理解される。
法Cに対する容器状撹拌体6の内径寸法Cに対する容器
状撹拌体6の内径寸法りの違いを比D/Cで表わしてい
る。而して上記実験結果によれば、比D/Cの値が約1
.2より小さいとき消費電力量が高い割りに洗浄比が下
がり、比D/Cの値が約8より大きいときに消費電力量
も減るが13− 洗浄比も激減するというものであり、従ってそれらから
比D/Cの値は約1.2乃至約8即ち容器状撹拌体6(
可動周壁部)の内径寸法りは第二の突起10の長さ寸法
Cの約1.2乃至約8倍に設定する方が好ましいことが
理解される。
ぞして更に前記第二の突起10の長さ寸法Cに対する前
記第一の突起9の高さ寸法Aの違いによっても洗浄比及
び消費電力量は変わるものであり、本発明者に於いては
更にそれについても実験を重ね、第5図に示す実験結果
を得ることができた。
記第一の突起9の高さ寸法Aの違いによっても洗浄比及
び消費電力量は変わるものであり、本発明者に於いては
更にそれについても実験を重ね、第5図に示す実験結果
を得ることができた。
尚、この第5図に於いても上記第二の突起10の長さ寸
法Cに対する第一の突起9の高さ寸法Aの違いを比C/
Aで表わしている。而して上記実験結果によれば、比C
/Aの値が約5より小さいときは洗浄比は高いが消費電
力量が急増し、比C/Aの値が約15より大きいときに
は消費電力量も減るが洗浄比も激減するというものであ
り、従ってそれらから比C/Aの値は約5乃至約15即
ち第二の突起10の長さ寸法Cは第一の突起9の高さ寸
法Aの約5乃至約15倍に設定した方が好ま14− しいことが理解される。
法Cに対する第一の突起9の高さ寸法Aの違いを比C/
Aで表わしている。而して上記実験結果によれば、比C
/Aの値が約5より小さいときは洗浄比は高いが消費電
力量が急増し、比C/Aの値が約15より大きいときに
は消費電力量も減るが洗浄比も激減するというものであ
り、従ってそれらから比C/Aの値は約5乃至約15即
ち第二の突起10の長さ寸法Cは第一の突起9の高さ寸
法Aの約5乃至約15倍に設定した方が好ま14− しいことが理解される。
加えて特に本実施例の場合、容器状撹拌体6の上記撹拌
用の第−及び第二の突起9,10の各間の部位には摩擦
用の第三及び第四の突起11,12を設けていて、これ
により増される擦り洗い作用により洗浄効果も一段と高
く得られることは既述の如くであるが、これについても
その高さ寸法Fを第−及び第二の突起9,10の高さ寸
法A。
用の第−及び第二の突起9,10の各間の部位には摩擦
用の第三及び第四の突起11,12を設けていて、これ
により増される擦り洗い作用により洗浄効果も一段と高
く得られることは既述の如くであるが、これについても
その高さ寸法Fを第−及び第二の突起9,10の高さ寸
法A。
Bより小さく定めていることによって、消費電力量を少
なく抑えるという効果を奏するものである。
なく抑えるという効果を奏するものである。
本実施例の脱水運転は排水弁19の開放による排水後、
図示しないクラッチ機構等を作動させて固定槽5及び容
器状撹拌体6を一体に一方向へ高速回転せしめることに
より行なわれるものである。
図示しないクラッチ機構等を作動させて固定槽5及び容
器状撹拌体6を一体に一方向へ高速回転せしめることに
より行なわれるものである。
但し、本発明は上記実施例のみに限定されるものではな
く、例えば脱水機能を有しない洗濯機に適用しても良く
、従って固定槽の周壁を無孔状にしてこれ自身に水を貯
えるようになし水受槽を除去した構成としても良いもの
で、その他、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実
施し得る。
く、例えば脱水機能を有しない洗濯機に適用しても良く
、従って固定槽の周壁を無孔状にしてこれ自身に水を貯
えるようになし水受槽を除去した構成としても良いもの
で、その他、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実
施し得る。
(発明の効果〕
以上にて明らかな様に本発明の洗濯機は、洗い槽の周壁
を上方に位置する固定周壁部と下方に位置されて正逆回
転駆動される可動周壁部とから構成し、該洗い槽内に洗
濯物を水と共に収容してその洗濯物を、布量が少ないと
きは主に前記可動周壁部により生起された水流により流
動させ、布量が多くなるにつれ可動周壁部との接触摩擦
力により流動させるようにすると共に上部位における前
記固定周壁部から受ける摩擦力との相乗作用により洗濯
するようにしたものであって、前記可動周壁部の内底面
に撹拌用の第一の突起を、内周側面に該第−の突起より
高さ寸法の小なる撹拌用の第二の突起を夫々設け、その
第二の突起の前記可動周壁部内底面から最上部までの長
さ寸法に対して該可動周壁部の内径寸法をその約1.2
乃至約8倍に設定し、口つその第二の突起の長さ寸法を
前記第一の突起の高さ寸法の約5乃至約15倍に設定し
たことを特徴とするものであり、以て従来の回転羽根或
いは槽全体の回転によらずとも従来以上の強力な洗浄効
果を期待できると共に一回で洗濯し得る量を多くでき、
しかも多量の洗濯物から少量の洗濯物まで適切な洗浄効
果を維持できる布量範囲を広くできて、更にそれらの効
果を電力の消費量を少なく抑えつつ得ることができる等
という数々の著効をを秦するものである。
を上方に位置する固定周壁部と下方に位置されて正逆回
転駆動される可動周壁部とから構成し、該洗い槽内に洗
濯物を水と共に収容してその洗濯物を、布量が少ないと
きは主に前記可動周壁部により生起された水流により流
動させ、布量が多くなるにつれ可動周壁部との接触摩擦
力により流動させるようにすると共に上部位における前
記固定周壁部から受ける摩擦力との相乗作用により洗濯
するようにしたものであって、前記可動周壁部の内底面
に撹拌用の第一の突起を、内周側面に該第−の突起より
高さ寸法の小なる撹拌用の第二の突起を夫々設け、その
第二の突起の前記可動周壁部内底面から最上部までの長
さ寸法に対して該可動周壁部の内径寸法をその約1.2
乃至約8倍に設定し、口つその第二の突起の長さ寸法を
前記第一の突起の高さ寸法の約5乃至約15倍に設定し
たことを特徴とするものであり、以て従来の回転羽根或
いは槽全体の回転によらずとも従来以上の強力な洗浄効
果を期待できると共に一回で洗濯し得る量を多くでき、
しかも多量の洗濯物から少量の洗濯物まで適切な洗浄効
果を維持できる布量範囲を広くできて、更にそれらの効
果を電力の消費量を少なく抑えつつ得ることができる等
という数々の著効をを秦するものである。
図面は本発明の一実施例を示したものにて、第1図は全
体の縦断側面図、第2図は洗濯物母と洗浄比との関係を
表わした図、第3図乃至第5図は異なる各部の寸法比と
洗浄比及び電力消費量との関係を表わした図である。 図中、4は洗い槽、5及び5bは固定槽及びその槽上部
(固定周壁部)、6は容器状撹拌体(可・ 動用壁部)
、9は第一の突起、10は第二の突起、11は第三の突
起、12は第四の突起、17は動力制御機構、18はモ
ータ、Aは第一の突起の高さ寸法、Bは第二の突起の高
さ寸法、Cは第二の突起の長さ寸法、Dは容器状撹拌体
く可動周壁部)の内径寸法、Eは第三及び第四の突起の
高さ寸法17− である。 出願人 東京芝浦電気株式会社 18− 第 1 図 21 第2図 洗濯物量□
体の縦断側面図、第2図は洗濯物母と洗浄比との関係を
表わした図、第3図乃至第5図は異なる各部の寸法比と
洗浄比及び電力消費量との関係を表わした図である。 図中、4は洗い槽、5及び5bは固定槽及びその槽上部
(固定周壁部)、6は容器状撹拌体(可・ 動用壁部)
、9は第一の突起、10は第二の突起、11は第三の突
起、12は第四の突起、17は動力制御機構、18はモ
ータ、Aは第一の突起の高さ寸法、Bは第二の突起の高
さ寸法、Cは第二の突起の長さ寸法、Dは容器状撹拌体
く可動周壁部)の内径寸法、Eは第三及び第四の突起の
高さ寸法17− である。 出願人 東京芝浦電気株式会社 18− 第 1 図 21 第2図 洗濯物量□
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、洗い槽の周壁を上方に位置する固定周壁部と下方に
位置されて正逆回転駆動される可動周壁部とから構成し
、該洗い槽内に洗濯物を水と共に収容してその洗濯物を
、布量が少ないときは主に前記可動周壁部により生起さ
れた水流により流動させ、布量が多くなるにつれ可動周
壁部との接触摩擦力により流動させるようにすると共に
上部位における前記固定周壁部から受ける摩擦力との相
乗作用により洗濯するようにしたものであって、前記可
動周壁部の内底面に撹拌用の第一の突起を、内周側面に
該第−の突起より高さ寸法の小なる撹拌用の第二の突起
を夫々設け、その第二の突起の前記可動周壁部内底面か
ら最上部までの長さ寸法に対して該可動周壁部の内径寸
法をその約1.2乃至約8倍に設定し、且つその第二の
突起の長さ寸法を前記第一の突起の高さ寸法の約5乃至
約15倍に設定したことを特徴とする洗濯機。 2、可動周壁部は撹拌用突起間の部位に該撹拌用突起よ
り高さ寸法の小なる摩擦用の突起を有することを特徴と
する特許請求の範囲第1項に記載の洗許機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24626583A JPS60137390A (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24626583A JPS60137390A (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | 洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60137390A true JPS60137390A (ja) | 1985-07-20 |
Family
ID=17145947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24626583A Pending JPS60137390A (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60137390A (ja) |
-
1983
- 1983-12-27 JP JP24626583A patent/JPS60137390A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0255076B2 (ja) | ||
JPH0332396B2 (ja) | ||
JPS60158895A (ja) | 脱水兼用洗濯機 | |
JPS60137390A (ja) | 洗濯機 | |
JPH0141413Y2 (ja) | ||
JPH0256915B2 (ja) | ||
JPS6316394Y2 (ja) | ||
JPS6036094A (ja) | 洗濯機 | |
JPS6316395Y2 (ja) | ||
JPH0255075B2 (ja) | ||
JPH0221011Y2 (ja) | ||
JPS6063090A (ja) | 洗濯機 | |
JPH0226460Y2 (ja) | ||
KR900002272B1 (ko) | 탈수겸용 세탁기 | |
JPH0332397B2 (ja) | ||
JPS6316396Y2 (ja) | ||
JPS6063092A (ja) | 洗濯方法 | |
JPH0141414Y2 (ja) | ||
JPH0141416Y2 (ja) | ||
JPS6164286A (ja) | 洗濯機 | |
JPH0141412Y2 (ja) | ||
JPS61203996A (ja) | 洗濯機 | |
JPS6045394A (ja) | 洗濯機 | |
JPH0141415Y2 (ja) | ||
JPS60156490A (ja) | 脱水兼用洗濯機 |