JPS601368B2 - 焼結鉱の製造方法 - Google Patents

焼結鉱の製造方法

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JPS601368B2
JPS601368B2 JP13833281A JP13833281A JPS601368B2 JP S601368 B2 JPS601368 B2 JP S601368B2 JP 13833281 A JP13833281 A JP 13833281A JP 13833281 A JP13833281 A JP 13833281A JP S601368 B2 JPS601368 B2 JP S601368B2
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洋次郎 山崎
裕久 堀田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は糠結鉱の製造方法に係り、焼結鉱の生産性、コ
ークス原単位および品質を低下させることなしに高炉燃
料比および銑鉄中Siの低減を図り、しかも高温性状の
改善された暁結鉱を的確に製造することのできる方法を
得ようとするものである。
ドワィトロィド式のような暁給機における糠結過程は配
合原料を構成する鉄鉱石、雑原料、造律剤およびコーク
スなどを混合すると共に水分を添加し造粒した後焼綾機
に袋入し、点火炉で原料表層部に点火して下向きに空気
を吸引せしめること夕により原料中のコ」クスを燃焼さ
せ、その発熱により原料粒子相互の焼結反応ないし熔融
(半溶融)反応を図り、これを冷却することにより気孔
率が高く、原料の鉄鉱石とは全く異つた鉱物組成を形成
する.。
このような焼結操業の目標は品質基0準を満足し、生産
性を向上し、コークス原単位を低下することの3点であ
るから通常は暁結鉱の品質が維持できる範囲内で生産性
を向上させ且つコークス原単位を低減させるような操業
が指向されている。ところで従来の高炉装入原料(たと
えば夕焼縞滋、ベレットなど)についての性状を考える
場合に問題とされた温度城は1200つ0以下であり、
装入原料が軟化融着する以前の塊状帯での強度、被還元
性、還元粉化性および膨れ性などについて検討され品質
管理されて来たが、近時における具体的な高炉解体調査
の結果、融着層の存在が確認され、この融着帯が高炉内
のガス流れや通気性に大きな影響を及ぼすことが判明し
、それらの結果からして高炉装入原料の性状は上記した
従来の問題温度域よりも高温域(即ち120000以上
)での軟化、融着、溶融、滴下時の性状、即ち高温性状
の改善に重点がおかれるようになった。蓋し高炉装入原
料の高温性状(高温での被還元性、軟化熔融特性および
これに伴う通気性の変化)に関するより正確な測定、評
価を目的として荷重軟化溶融試験が行われるようになり
、焼結鉱の高温性状に差をもたらしている原因は、直接
的にはスラグの同化反応過程における融液生成量の大小
、間接的には100000以上の高温での被還元性およ
び還元前の脈石組成と量であることが判明し、これらの
中でも特に暁結鉱の脈石量の低減(Ca○/Si02一
定下ではSi02量の低減)は高温性状を大きく改善さ
せており、高炉でのスラグ量低減と共に高炉燃料比を大
幅に低減させ得ることが確認された。しかし焼結鉱の脈
石量を低減させたSi02が5.2%以下のような低S
j02の暁結鉱は高炉内の400〜60000の温度城
における還元雰囲気で粉化され易く、現在の品質管理項
目の1つである還元粉化指数(RDI:55000、3
粉ごの還元雰囲気で保持した焼結鉱をドラム中で900
回転後の−3肌の重量割合)が大きく悪化し、且つ焼結
時間が長くなって生産率の低下、又は生産率を一定に保
った場合の歩留および強度(SI)が低下するという不
利がある。然してこの低Sj○2焼結鉱の製造に関して
も田代氏等により若干の提案が重ねられてはいるが、こ
れらのものはSi02源を粉砕することにより1肌未満
の徴粉部分におけるSi02量を増加せしめ、この徴粉
部分のCa○/Si02又はCa○/(Si02一針2
03)をあるレベル以下にし、或いは該徴粉部分を55
%以上となし、又このように徴粉調整したものの原料子
熱を併用するものであって、要するに低S○2化に伴っ
て予想されるシリケートスラグボンド生成量の減少をそ
のS02源を粉砕し有効Si02量を増大せしめること
によって補償しようとするものである。しかしこのよう
にして低S○2化を図ったとしてもボンドとしてシリケ
ートスラグを使用する以上は限度があり、従って焼縞鉱
に好ましい低Si02化を得るには配合する鉱石の銘柄
について相当の選択をしなければならないことになり、
又そのような意味から長期的に継続することは不可能で
あって安定した低Si02化操業を継続することが困難
となる。本発明は上記したような実情に鑑み検討を重ね
て創案されたものであって、配合原料における造樺剤と
してSi02を3%以上含有したS02系造蓬剤を全く
使用せず、ドロマィトや石灰石などのCa○、Mg○系
造建剤を2柳の分級点で筋則し、その筋上はそのままの
粒度状態で配合すると共にその筋下の全量を0.5脚未
満に粉砕して配合せしめ、しかもFe○を6%以上含有
した鉱石その他の鉄源の一部又は全部を0.5肋未満に
粉砕して配合夕することによりこの0.5肋未満の徴粉
部分におけるFe○/S02を0.8〜2.3に制御し
、又焼結鉱のS02含有量が4.6〜5.4%となるよ
うに配合原料のS02含有量を調整することとを特徴と
するものであり、それによって暁給鉱中のSi02量を
低減0して脈石量を低減し、生産性、コークス原単位を
悪化することなしにカルシウムフェライト系ボンド及び
シリケート系スラグボンドを強化して高温性状の優れた
焼結鉱を提供し、又斯かる暁結鉱を用いることにより高
炉スラグ比を低減して高炉燃タ料比を低下せしめ、又鉄
中Sjの低減を図ろうとするものである。
上記したような本発明において、そのFe○を6%以上
含有した鉱石その他の鉄源としてスケール、噴出律、転
炉連、筋下粉、ダスト類のようなOFe○を10%以上
含有した雑原料を用いることができ、又0.5側未満の
徴粉部分におけるCa○/Si02を3〜8に制御する
ことにより反応の有効化を図ることができる。
更にCaO・Mg○系造樺剤としてはドロマィト、石灰
石を一般的に用いるが、こ夕のようなドロマイト、石灰
石に代えて生石灰、消石灰、竪燈ドロマィト、水酸化マ
グネシウム、海水マグネシア、マグネシアクリンカーの
1種又は2種以上を用いることができる。上託したよう
な本発明について更に説明するひと、自漆性競絹鉱の暁
結反応は固相反応としての拡散結合は少く、大部分は溶
融相を介しての結合であるので融液の果す役割が極めて
重要である。
又その平衡的組織は酸化鉄粒子をスラグが結合する所謂
溶融結合型であり、このスラグポンド‘こより焼結鉱の
品質、生産性が大きく左右される。しかしドワィトロイ
ド式焼縞機を使用した現状のプロセスでは高温での反応
時間が極めて短く、しかも完全溶融状態になるまで加熱
されないので部分的に生成した融液を介して結合が進ん
で行くため如何にして脈石を迅速且つ均一にスラグ化し
生成せしめるかが重要な課題である。特に脈石量を少く
して低Si02の焼結鉱を製造する場合にはこのことが
極めて重要であり、脈石量、即ち造蓬量の減少を造律源
の有効率を高めるなど何等かの手段で補償することが必
要である。ところでこの造律源としては従来からCa○
系の石灰石、生石灰、消石灰、S02系の珪石、珪砂、
Mざ0系ではCa○系の生ドロマィト、軽焼ドロマィト
、S02系の蛇紋岩、Niスラグ或はCa○、Si02
、Mg○などの脈石成分を主成分とした鉱石類などが用
いられており、これらによってスラグ組成、量などの調
整が行われて来た。然し焼給過程は種々の化学組成の混
合粉体の中で融液の生成し易い粒子の組合わせ、即ち低
融点の化学組成領域に相当する粒子の組合わせのところ
から融液が生成し、昇温と共にその量が増加して拡がり
融液間の反応及び合体を通じて結合が進むが高温での滞
留時間が短いために粗粒原料又は淳化性の劣る原料は完
全溶融せず、未反応のまま残ることが多い。従来の焼結
鉱製造実機操業においては漣化性の悪い蛇紋岩、Niス
ラグ、珪右などのS02、M鮒系造連剤はその機能を果
すことなく未淫化のまま元鍵として残存することが多く
、添加造達剤はその効果を充分に発揮するものとなし難
い。本発明者等はこれらの点について種々実験、検討を
なしたる結果、樺化性の劣る前記のようなS〇2系造樺
剤を全く使用しないことによって焼結鉱中Si02の低
減をはかり、比較的淫化性のよいCa○、Mg○系造律
剤(ドロマイト、石灰石)のみを使用し、又これを0.
5脚未満に粒度調整して使用し、又この0.5肋未満の
徴粉部分におけるFe○/S02を0.8〜2.3に制
御することが低脈石量で焼結する際のキーポイントであ
ることを知った。又この0.5肋禾満の徴粉部分におけ
るCa○/Si02を3〜8とし、或いはこの徴粉部分
における(Ca○十Si02)量を7%以上とすると共
にCa○/Si02を3〜8とすることが好ましい。自
溶性焼結鉱の主要脈石成分を第1次近似としてCa○、
Si02とし、Ca○−Si02−酸化鉄系で暁結鉱に
おける融液の生成過程を考えると、酸素ポテンシャルが
高い場合にはCa○−Si02−Fe2Q系で取扱える
ため第1図に示すように130ぴ0以下の低タ融点化学
組成領域がA,Bの2カ所認められる。
つまり1300℃以下の比較的低温で融液が発生する粒
子の組合わせは化学成分的にシリケート領域Aとカルシ
ウムフェライト系領域Bの2種類存在するが、確率的に
考えると糠絹原料のように酸化鉄0の多い系ではCa○
−Si02一酸化鉄の組合わせよりもCa0一酸化鉄の
組合わせの方が融液化の確率が遥かに大きい。即ち競結
過程ではCa○と酸化鉄の薮点が固相反応により低融点
のカルシウムフェライトを生成し、それに伴って融液が
発生し反応し5て行く確率が高く、又次の第1表に示す
ようにその反応性も他の系に較べて極めてよいことから
、脈石量(S02量)が少くてもCa○と酸化鉄の反応
を促進させれば従来のシリケート系スラグボンドに代っ
てカルシウムフェライト系スラグボンドが0強化される
こととなり、暁結の品質、生産性は充分に維持され、向
上されることとなる。第1表 Fe203、Ca○、S
i02 及びAZ203の反応性 ○印:1250℃5分で溶融 ■EO:1400℃5分で溶融せず 但し固相拡散による反応は除く。
又上記のような場合において、焼給原料は一般にその混
合造粒過程で第2,3図に示すように1〜5肌の粗粒を
核とし、その周囲に0.5脚未満の徴粉を附着した擬似
粒子を形成し、スラグ融液の生成はこの附着した徴粉原
料を起点として始まり、次第に周りの粗粒原料を溶かし
込んで焼精が進行するため脈石量(S02量)を低減さ
せた場合にはこのスラグ融液が迅速に又ある程度以上の
量を生成させなければならない。
第1図にはカルシウムフェライト系の低融点領域B′を
併せて示したが、ドロマイト、石灰石などのCa○、M
g0系造連剤を微粉砕することにより脈石量の少し、原
料からでも好ましい生産性、コークス原単位、品質の暁
絹鉱を得ることができる。本発明では上記のように石灰
石(CaC03)、ドロマイト(MgC03・CaC0
3)を使用するが、他のCa○系造淫剤である生石灰(
Ca0)、消石灰(Ca(OH)2 )、軽焼ドロマィ
ト(Mg○・Ca○)なども0.5肌未満に紬粒化して
使用するならば同様の効果が得られることは勿論である
又Mg○の成分調整用として海水マグネシア、マグネシ
アクリンカー、水酸化マグネシウムなどを使用した場合
についても第5図に示すように0.5側未満にZ紬粒化
して使用するならばMg0と酸化鉄の反応によりマグネ
タィトーマグネシアフェライト固熔体(これはマグネタ
ィトとして回析される)を多量に生成し「本発明に準じ
た効果が得られる。従って本発明のCa○、Mg○系造
律剤とはSi02を3 J%以上含むことのない上記し
たような総べてのCa○系およびMg0系造連剤を意味
するものである。本発明によるものの具体的実施に当っ
ては前記したような造律剤を必要に応じて2肋の分級点
で節分けし、その2肌以上の筋上組粒は通気性確保のた
め該粒度のままで使用し、2柳以下のものを徴粉化して
用いる。
即ちこのように2肋の分級点で節分けした相粒分(2〜
5側)のものを配合した場合の焼緒ベッドにおける通気
曲ま第4図に示すように向上せしめられ、その生産性を
向上することができる。但し量的に2肋以下のものだけ
で目的の配合関係を調整できないときにはこの2脚以上
の粗粒分をその一部又は全部徴粉化し、スラグ融液の発
生源になると認められる0.5柳未満の徴粉原料におけ
る(Ca○十Si02)量を7%以上とし、且つそのC
a○/Si02を3〜8とする。
即ちこの(Ca0十S02)量と得られる焼給鉱の強度
S.1との関係は、この−0.5柳の(Ca○十S02
)量が6〜7%部分より焼結鉱の強度が急激に上昇する
こととなり、好ましい製品を得ることができる。又この
場合においてそのCa○/Si02を3〜8のように保
持するならばカルシウムフェライト系融液を優先的に迅
速且つ大量に生成させることができ、脈石(SP2)量
の低い焼結原料からでも品質の優れた競結鉱を製造する
ことが可能となる。この間の事情については第1図に示
した120000以下における前記低融点領域Bを示す
通りであって、融液の起点となる0.5肋以下の徴粉部
分におけるCa○/S02を図示のように3〜8に制御
することにより競結過程におけるカルシウムフェライト
系融液の生成を促進し1200oo以下の低融点領域C
を適切に得しめる。なおFe○ノSi02の関係につい
ては第6図において示すように上記0.5肌以下の徴粉
部分のFe○/Si02を0.8〜2.3とすることに
より暁結過程におけるオリビン系融液の生成を促進させ
、115000以下の低融点領域Dを形成することがで
きる。更に本発明では焼綾鉱におけるSi02を4.6
〜5.4%とするものであって、この関係については別
に第7図に要約して示す通りである。
即ちSi02が4.6%以下となると生産率、強度が低
下し、RDIも悪化することは第7図の上段部分に示す
通りであり、一方このSi02が5.4%以上になると
Ca○系造連剤を破砕した場合においてRIが極端に悪
化する。従ってこれらの生産率、強度、RDIおよびR
Iを共に満足する範囲はSi02が4.6〜5.4%と
なる。何れにしても上記のようにしてCa○/Si02
およびSi02の配合率を調整せしめ、カルシウムフェ
ライト系融液を優先的に迅速且つ大量に生成させること
により脈石量(Sの2量)の低い競給源料からでも生産
性「 コークス原単位および品質の優れた凝結鉱を的確
に製造することができる。
つまり造蓬源配合量を減らしてもその反応率を高めるこ
とにより品質、生産性を維持向上した競結鉱が適切に得
られる。本発明において用いるFeOの高い鉱石とはF
e0を6%以上含有したマグネタィト系もしくはマグヘ
マタィト系鉱石および砂鉄を指すものであり、これらの
代りにFe06%以上を含む雑原料(たとえばスケール
、噴出連、転炉蓬など)を使用しても同様な効果を得る
ことができる。
又本発明では0.5肋未満の徴粉部分の(Ca○十S0
2)量を7%以上とするため、比較的Si02量の高い
総原料(S025%以上)および石灰石、ドロマィトな
どのCa0、Mg○系造漣剤を微粉砕して使用するが、
この内比較的Si02量の高い雑原料として転炉律以外
にも節下粉、噴出樺、ダスト類などを使用することもで
きる。
従来技術ではSi02系造樺剤を使用するものであるか
ら競結原料中のS02を低減させるためには鉱石銘柄を
かなり選択することが必要であり、又その意味からも例
えば半年〜1年以上のように長期的に継続することは不
可能であったが、本発明のSi02系造達剤を全く使用
しない方法によれば鉱石銘柄選択の必要はなくなり、S
02が5%前後の低Sj02競結鉱を長期的に継続して
製造することが可能となる。
更に鉱石銘柄の選択を組合わせれば、一時的にはSi0
2が4.6%前後ないしそれ以下のような極低Si02
暁絹鉱の製造も可能と**なる。本発明方法によるもの
の具体的な実施例を比較のための従来法および参考例と
共に示すと以下の通りである。
実施例 1 次の各銘柄の鉄鉱石、石灰石、ケィ石、ドロマィト、コ
ークス、返鉱などを準備し、これらを用いた従来例1に
よるものの具体的な配合は次の第2表に示す通りである
第 2 表 一0,5物Si。
2一1,94 −0,5物Fe。
エ1,24−0,5物Fe。
〆Si。2ニ〇.64 一0,5柳Ca。
ニ2,18即ちこの第2表のものはS02が5.9%の
ものであって、Si02源としてケィ石、Mg0源とし
てドロマイトを使用したものである。
この第2表に示すものを通常の方法でSi02源を低減
し、低SP2焼結鉱(S02:4.6〜5.4%)とな
るように配合したものは参考例として次の第3表に示す
通りである。
第 3. 表 〇.5の仇Si。
2=1.85 −〇.5の肌Fe。
〆Si。2〒〇.670.5の仇Feo =1.24
−〇.5の仇Ca。
=1.99なおこの第3表に示したものの具体的なSi
02は5.4%のものである。これらのものに対し本発
明によるものの具体的な配合例は次の第4表に示す通り
であり、そのCa○源である石灰石、ドロマィトを2側
の分級点で節分けし、2肋以上の粒度のものはそのまま
配合し、2柳禾満のものは粉砕し、全量を0.5柳末満
に紬粒化せしめ、0.5側未満のCa○量を増加させ、
同時にFe○の高い鉱石及び雑原料の一部又は全部を0
.5柳未満に粉砕することにより0.5側未満の徴粉部
分におけるFe○/Si02を0.8〜2.3に制御し
、更に焼結鉱中Sj02量を低減させるためケィ石、蛇
紋岩をカットし、ドロマィト、石灰石の配合を調整した
ものである。
第 4 表 (Si02:5.4%)
一〇.5ののSi。
2〒2.02 −〇.5ののCa。
=5.23−〇.5ののFe。=2.29−〇.5の肌
Feo〆Si。
2:1.13 然して上記したような第2表から第4表に示した配合原
料は夫々水を添加して造粒し、これらを2何れも50k
g試験鍋によって負圧130仇吻Aqで吸引し、鍋焼結
鉱を製造した。
※R 得られた各焼結鉱についての
生産率、強度(SI)、成品歩留、還元粉化率(RDI
)およびRI値を要約して示すと次の第5表の通りであ
る。第5表即ち従来例1のものに対し参考例1のものは
そのSi02量の低減に伴い、生産率、強度、成品歩留
が悪化し、その焼結操業および暁結鉱性状が大きく劣化
する。
これらのものに対し本発明の実施例1のものは生産率を
悪化しないで強度、成品歩留、RDIおよびRIを夫々
大幅に改善することができた。即ち高温性状の評価基準
として通気性、軟化ないし溶けおちの温度幅を考えて評
価したが、本発明によるものは頗る好ましいものであっ
た。実施例 2蛇紋岩をも使用した従来例2の配合は次
の第6表に示す通りである。
第 6 表 : 従来例2(Si02:6.0
%)−〇.5仇のSiQ=1.88 −
〇.5の肌。
a。=2.22一〇.5の肌Feo =1.23
−〇.5の肌Ca。〆SiQ=1.18−〇
.5肌Fe。〆Si。2=〇.65 又これを常法によりSi02量を低減させ、低S○2焼
給鉱を製造するようにした参考例2のも※※のは次の第
7表に示すような配合になる。
第 7 表 : 参考例2(Si02:4
.6%)−〇.5机のSi。2−−1.62
−〇.5の仇 e 1 2−一〇.5の
肌Fe。
=1.27 一0.5の仇Ca。=1
.79更に本発明に従い、実施例1の場合におけると同
様にそのCa○源である石灰石、ドロマィトを2肌で分
級し、2肌以上はそのままとし、2側以下を粉砕し、全
量を0.5肌未満の紬粒として、この0.5肌未満の粒
度城におけるCa○量増加を図り、**又Fe○の高い
鉱石で0.5側未満部分のFe○/Si02を0.8〜
2.3に制御し、更に実施例1と同様に調整した本発明
実施例2の配合は次の第8表に示す通りである。第
8 表 : 実施例2(Si02:4.6%
)−〇.5鰍の 1 −
一〇.5ののFe Si 2=1.28−〇.5の
狐Fe。
=2.29 一〇.5の肌Ca。二
4.64然してこれら第6〜第8表に示す各配合のもの
について実施例1におけると同様に焼結鉱を製造し、そ
の生産率、強度、成品歩蟹りなどを測定した結果を要約
して示すと次の第9表の通りであ※・り、実施例1につ
いて述べた同様に参考例2のものは生産率、強度、成品
歩蟹及びRDIが悪化しているのに対し、本発明の実施
例2によるものはそれらを大幅に改善することが確認さ
れた。第9表 実施例 3 前記した実施例1のものにおいて、その第4表と同じ配
合のものにおいて、そのドロマイトおよび石灰の粒度を
2側の分級点で節別せず5側以下のそれらの造連剤全量
について0.5肌未満に微粉砕して配合した。
即ちこの場合の本発明実施例による配合例は次の第1項
歳こ示す通りである。第 10 表
(Si02=5.4%)−〇.5の仇Si。2±2
.05 −〇.5仇のCa。
=6.97−0.5の仇Fe○ =2.69
−0.5仇のCao〆Si○2工3.40【〇.
5ののFeo〆Si。2=1.31 なお前記した第2表のものの−0.5側のCa○/S0
2は1.12であり、第3表のそれは1.08であった
齢結鉱の製造についての条件は実施例1に記載したとこ
ろと同様である。
実施例 4 実施例2と同じに蛇紋岩を使用せず、その配合割合も同
じのものにおいて実施例3と同様にその造盤剤の全量を
0.5肌以下に微粉砕した場合の配合例は次の第11表
に示す通りである。
第 11 表 SiQ:4.6%
−〇.5の肌Si。
2 〒1.82 −〇.5の肌Fe
・ −−〇.5の肌Fe。
=2.29 −〇.5ののCa。三6.
18−〇,5の狐Ca。〆SiQ;3,40なお前記し
た第6表のものの0.5側未満徴粉部分におけるCa○
/Si02は1.18であり、第7表のものにおけるC
a0/Si02は1.10であった。
又暁結鉱の製造は実施例1と同じである。 2然して
これら実施例3、4によるものについての具体的な生産
率、強度、成品歩蟹り、還元粉化指数およびRIを前記
した実施例1、2の場合と同様に測定し、併せて示すと
次の第12長の通りである。第 12 表 即ちこれらの実施例3、4によるものにおいて4も実施
例1、2のものと同様であり強度、製品歩蟹においては
更に好ましいものであることを知つた。
以上説明したような本発明によるときは生産性を害する
ことないこ強度、成品歩図り、還元粉化性などにおいて
何れも好ましい改善を図り、高炉操業における燃料比お
よび銑鉄中Siの各低減を図ることのできる有利な焼結
鉱を的確に製造することができるものであって、工業的
にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の技術的内容を示すものであって、第1図
はCa○−Si02−Fe203系における低融点領域
を示した説明図、第2図と第3図は着粉率と粒度分布の
関係を示した図表、第4図は暁結ベッドの通気性と2〜
5側の粗粉分配含率の関係を示した図表、第5図はMや
とマグネタィトーマグネシオフェラィト固溶体の生成量
関係を示した図表、第6図は焼結鉱強度と0.5側以下
の徴粉中脈石量の関係を示した図表、第7図はCa○−
Si02一Fe03系の120000以下の低融点領域
説明図である。 第1図 第2図 第3図 第4図 第6図 第5図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 配合原料における造滓剤としてSiO_2を3%以
    上含有したSiO_2系造滓剤を全く使用せず、ドロマ
    イトや石灰石などのCaO、MgO系造滓剤を2mmの
    分級点で篩別し、その篩上はそのままの粒度状態で配合
    すると共にその篩下の全量を0.5mm未満に粉砕して
    配合せしめ、しかもFeOを6%以上含有した鉱石その
    他の鉄源の一部又は全部を0.5mm未満に粉砕して配
    合することによりこの0.5mm未満の微粉部分におけ
    るFeO/SiO_2を0.8〜2.3に制御し、又焼
    結鉱のSiO_2含有量が4.6〜5.4%となるよう
    に配合原料のSiO_2含有量を調整することとを特徴
    とし、該配合原料を焼結することより成る焼結鉱の製造
    方法。 2 FeOを6%以上含有した鉱石その他の鉄源として
    スケール、噴出滓、転炉滓、篩下粉、ダスト類のような
    FeOを10%以上含有した雑原料を用いる特許請求の
    範囲第1項に記載の焼結鉱の製造方法。 3 0.5mm未満の微粉部分におけるCaO/SiO
    _2を3〜8に制御する特許請求の範囲第1項又は第2
    項に記載の焼結鉱の製造方法。 4 CaO、MgO系造滓剤として生石灰(CaO)、
    消石灰(Ca(OH_2))、軽焼ドロマイト(CaO
    ・MgO)、水酸化マグネシウム(Mg(OH)_2)
    、海水マグネシア、マグネシアクリンカーの1種又は2
    種以上をドロマイト、石灰石の一部又は全部に置換して
    用いる特許請求の範囲第1項〜第3項の何れかに記載の
    焼結鉱の製造方法。
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