JPH0583620B2 - - Google Patents

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JPH0583620B2
JPH0583620B2 JP18404789A JP18404789A JPH0583620B2 JP H0583620 B2 JPH0583620 B2 JP H0583620B2 JP 18404789 A JP18404789 A JP 18404789A JP 18404789 A JP18404789 A JP 18404789A JP H0583620 B2 JPH0583620 B2 JP H0583620B2
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【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は高ゲーサイト鉱石を使用する高炉用焼
結鉱の製造法に関する。 (従来の技術) 高炉製銑法の主要原料である焼結鉱は、以下の
ようにして製造されるのが一般的である。まず、
約10mm以下の鉄鉱石粉に石灰石、ドロマイト、転
炉滓などの含CaO副原料粉、珪石、蛇紋岩などの
含SiO2副原料およびコークス粉、無煙炭粉など
の炭材、さらに適量の水分を加えて混合、造粒す
る。つぎに、この疑似粒子化した配合原料(疑似
粒子)を火格子移動式の焼結機パレツト上に500
mm前後の高さに充填し、この充填ベツド表層部の
炭材に点火し、下方に向けて空気を吸引しながら
コークスを燃焼させてそのときに発生する燃焼熱
によつて配合原料を焼結し、焼結ケーキを製造す
る。この焼結ケーキを破砕、整粒し、3〜5mm以
上の粒子を成品焼結鉱として高炉に装入する。な
お、高炉装入原料として不適な粉の焼結鉱は返鉱
と呼ばれ、焼結鉱の原料として戻される。 高炉を安定かつ高効率で操業するには高品質の
焼結鉱が要求され、冷間強度、被還元性、耐還元
粉化性などの品質が厳しく管理されている。ま
た、焼結鉱の製造コストの面から、歩留(成品焼
結鉱/焼結ケーキ)の高いことが要望されてい
る。 焼結鉱の原料鉱石は、従来磁鉄鉱(マグネタイ
ト、Fe3O4)と赤鉄鉱(ヘマタイト、Fe2O3)を
主体としたものであつたが、世界の良質鉄鉱石賦
存状態等の鉱石事情により次第にゲーサイト
(Fe2O3・H2O)を多く含む鉄鉱石の使用比率が
増大してきている。 (発明が解決しようとする課題) しかし、ゲーサイトはその化学式に示されるよ
うに結合水を含有しており、特に結合水/T.Fe
≧0.03のようなゲーサイトを多く含む鉱石(高ゲ
ーサイト鉱石)は、これを焼結原料として多量に
使用する場合、結合水を除去するために所要熱量
が増加するという問題だけでなく、以下に説明す
るように歩留および生産性の低下を引き起こす。 高ゲーサイト鉱石は焼結過程の250〜500℃前後
の温度で結合水が分解・脱水し、かつ亀裂も発生
して多孔質なものに変わる。 焼結過程では、ほぼ1200℃まで昇温するとCaO
とヘマタイトが反応して粘性の低い融液が生成さ
れる。ここで、鉄鉱石が多孔質のときには、その
融液は直ちに鉄鉱石中の気孔および亀裂の中へと
侵入する。その際、ヘマタイト粒子間は急速に分
断されて一部は融液に溶け込み(この現象を同化
という)、かつ融液の侵入は速いために気孔およ
び亀裂内にあつた気体が融液中に取り残される。
したがつて、これらが冷却された後の焼結鉱は多
量の粒状ヘマタイト粒子と、スラグあるいはカル
シウムフエライトとからなる少量の結合相、およ
び多量の100〜1000ミクロンの粗大気孔から構成
されるようになる。多量の粒状ヘマタイトと多量
の粗大気孔の存在によつて耐還元粉化性が、多量
の粗大気孔の存在によつて強度、歩留が低下する
ことになる。さらに、同化が速いために焼結ベツ
ド内の融液生成帯の空隙が急速に閉塞され、通気
性が悪化して、すなわち空気の通過が阻害されて
コークスなどの炭材の燃焼が遅れ、生産性が低下
する。 以上のように、高ゲーサイト鉱石は焼結ベツド
内で脱水して多孔質化し、歩留、強度、還元性状
を低下させる問題を引き起こすため、使用量が増
えてきているとはいえ、まださほど多くはない。
前述のような鉄鉱石事情に鑑みれば、高ゲーサイ
ト鉱石の効果的使用の開発の意義は大きい。 特開昭59−197528号公報には、ゲーサイトを多
量に含有したリモナイト質鉱石の3mm以上のもの
を破砕して粒度調整することにより融液生成の促
進をはかり、元鉱として脆弱な鉱石が残留するの
を防止する方法が開示されているが、粗粒の破砕
は焼結原料の粒度低下による生産性の低下につな
がるという問題がある。 また、特開昭61−113729号公報には、高Al2O3
褐鉄鉱に高FeO鉱石および好ましくは高MgO鉱
石を加えて成分調整した予備混合造粒物を焼結原
料として使用することにより高Al2O3成分含有の
二次ヘマタイトの形成を抑制して耐還元粉化性の
向上をはかる方法が開示されているが、予備造粒
物のFeO含有量を確保するには多量の高FeO鉱石
が必要であるので高Al2O3褐鉄鉱自体の処理量が
限定され、また予備造粒物と他の原料との混合・
造粒の際に予備造粒物が崩壊して事前造粒効果が
薄れるという問題がある。 さらに、特開昭63−33525号公報には、褐鉄鉱
石に微粉砕化した含MgO−SiO2物質を配合して
焼結原料として使用する方法が開示されている。
この方法は、含MgO−SiO2物質の配合により褐
鉄鉱石の周囲でCaO−Fe2O3系融液温度よりも低
温度でCaO−MgO−SiO2系融液を生成させ、
CaO−Fe2O3系融液による通気性阻害を防止して
最高到達温度を低くすると同時に、含MgO−
SiO2物質の粘性の高い物質により褐鉄鉱石の表
面を覆つて粉コークス焼結時のCOガスによる還
元を遅らせ、FeO量を抑制するものである。しか
しながら、この方法は粒径(−)0.25mm以下の粒
子が20重量%以上30重量%未満に安定して調整す
ることが工業的には難しいという問題点がある。
また、FeO生成には+0.25mm以上の粒度分布も重
要であるが、何ら規定されていないのも問題であ
る。 このように、従来は高ゲーサイト鉱石から耐還
元粉化性が良い焼結鉱を生産性を低下させること
なく歩留よく製造することは困難であつた。今後
の鉱石事情を考えると高ゲーサイト鉱石の効果的
使用法の確立は重要な課題であり、本発明は高炉
用焼結鉱の原料として高ゲーサイト鉱石を使用す
る場合に、耐還元粉化性の良い焼結鉱を歩留よく
製造することのできる方法を提供する。 (課題を解決するための手段) 本発明は、結合水/T.Fe≧0.03の高ゲーサイ
ト鉱石を焼結原料の一部として使用するに際し
て、高ゲーサイト鉱石の全量あるいは一部と含
MgO−SiO2副原料粉および固体炭素粉とを−1
mm部混合条件が下記,式を満たすように配合
し、調湿、造粒した後、他の原料に配合すること
を特徴とする高炉用焼結原料の事前処理法であ
る。 1%+(−1mm部結合水%−8%)/15≦C重量%≦
3%+(−1mm部結合水%−8%)/15…… 0.12≦含MgO−SiO2副原料重量%(除結合水)/高ゲ
ーサイト鉱石重量%(除結合水)≦0.5…… (作用) 前述の通り、高ゲーサイト鉱石は多孔質とな
り、融液と同化しやすいため種々の問題を生じ
る。本発明は焼結原料として使用する前に高ゲー
サイト鉱石を予備造粒物とすることにより前記問
題点を解決する。すなわち、−1mmの微粒が疑似
粒子の付着粉となるため、−1mm部が,式を
満たすように配合するのである。 本発明の特徴を以下に疑似粒子の構造を模式図
化して説明する。本原料を調湿、造粒すると、第
1図に示すように、1mm超の粗粒高ゲーサイト鉱
石1の周囲に、高ゲーサイト鉱石粉、蛇紋岩など
の低CaO、高SiO2、高MgOの含MgO−SiO2副原
料粉、および微粉コークスなどの固体炭素粉より
なる被覆層2が形成される(同図a)。高炉用焼
結鉱のCaO/SiO2は1.4〜2.2が一般的であるの
で、この高ゲーサイト鉱石を主体とする予備造粒
物以外の原料は高CaO/SiO2となる。したがつ
て、この予備造粒物を残りの原料と混合すると被
覆層2の外側に高CaO/SiO2原料3が付着する
(同図b)。高CaO/SiO2原料3からは焼結過程
において1200℃近傍の比較的低温からCaO−Fe2
O3系融液4を生成するが、被覆層2はCaO−Fe2
O3系融液4と、同化しやすい粗粒高ゲーサイト
鉱石1とが直接接触するのを防止する(同図c)。
すなわち、この被覆層2は低CaO、高SiO2、高
MgO組成であるため、CaO−Fe2O3系融液4が
この被覆層2に到達すると含MgO−SiO2副原料
と反応して融液の融点が大幅に上昇して(約1300
℃以上)流動性が低下し、融液4が予備造粒物の
内部へ侵入しにくいようになる。このようにし
て、粗粒高ゲーサイト鉱石1は焼結過程において
融液4とほとんど接触することなく加熱されるこ
ととなり、高ゲーサイト鉱石のみを単独で1300℃
近傍に予備加熱処理したのと同様に脱水して緻密
化する。粗粒高ゲーサイト鉱石1の表面に融液が
発生し始める1300℃以上の温度ではすでに粗粒高
ゲーサイト鉱石1自体の緻密化が進み、強固な組
織となつているので同化の心配はなくなり、冷却
すると緻密化した粗粒高ゲーサイト鉱石1をマグ
ネタイト+シリケート層5、およびカルシユウム
フエライト層6で被覆した焼結体7が得られる。 本発明における固体炭素粉の添加は、粗粒高ゲ
ーサイト鉱石の緻密化を促進することに効果があ
る。固体炭素粉を添加しない倍は、粗粒高ゲーサ
イト鉱石1の周囲に残留含MgO−SiO2粒子+マ
グネタイト+シリケート+気孔からなる脆弱層8
が生成され、かつ粗粒高ゲーサイト鉱石1は十分
緻密化されずにクラツク9が発生したまま残存す
る(第1図e)。逆に固体炭素粉を過度に含有す
ると、粗粒高ゲーサイト鉱石周囲は高温となり、
融液の粘度は低下して粗粒高ゲーサイト鉱石は急
速に同化して収縮し、周囲には粗大気孔10を含
むヘマタイト+マグネタイト+シリケートからな
る脆弱な層11が形成される(第1図f)。 固体炭素としては、コークス粉(CDQ粉等)、
無煙炭、一般炭等を使用することができる。ま
た、高炉ガス灰のようなこれらの炭材を含むダス
ト類でもよい。 第2図には、T.Fe57.1%、SiO25.7%、結合水
8.2%の高ゲーサイト鉱石(第1表の鉱石β)を
配合してSiO2=5.5%、CaO/SiO2=1.98の焼結
鉱を製造する際、全配合原料中T.C=2.93%と
し、予備造粒原料中の−1mm部のC%を変化させ
た場合の歩留(同図a)およびJIS法被還元性
(JIS−RI)(同図b)の変化を示した。歩留−1
mm粉中Cが1%未満では低く、また3%を越える
とシリケートおよび粗大気孔が増加するために少
し低下している。また、JIS−RIは、−1mm粉中
Cが3%を越えるとマグネタイト、シリケートが
増加するために低下している。なお、同図中、○
印は全配合原料中で20%を占める高ゲーサイト鉱
石を全量、−1mm部の結合水は8%でかつ含MgO
−SiO2副原料%(除結合水)/高ゲーサイト鉱
石%(除結合水)=0.5となるようにしたもの、×
印は全配合原料中の高ゲーサイト鉱石を70%とし
て、その全量を−1mm部の結合水は8%でかつ含
MgO−SiO2副原料%/高ゲーサイト鉱石%=
0.12としたものを示す。 高ゲーサイト鉱石および含MgO−SiO2副原料
は銘柄によつて結合水の量が変わる。そこで、こ
の適正C%に対する結合水補正について研究し
た。まず、ゲーサイトおよび含MgO−SiO2副原
料の加熱過程における吸熱量を示差熱天秤で測定
すると、結合水1g当り平均600calの吸熱量とな
ることが判つた。さらに、この熱量をコークス中
Cの発熱量で換算すると、結合水1重量%の増加
は[C重量%/15]の増量に置き換えられ、第2
図中○、×印の結果の適正C%範囲は−1mm中の
結合水が8%から変わつた場合にはその結合水%
で式のように補正すればよいことが明らかにな
つた。結合水の異なる高ゲーサイト鉱石および含
MgO−SiO2副原料を使つて式の妥当性を確認
した結果が第2図中の△および▲の結果である。
ここで、△は第1表中の鉱石α(全配合原料中で
60%)、結合水=0.8%の−1mmデユナイト(実施
例3参照)を使用し、▲は第1表中の−1mm%が
60.1%の鉱石γ(全配合原料中で30%)、結合水=
12%の−5mm蛇紋岩(実施例1参照)を配合し、
その他の焼結鉱目標SiO2、CaO/SiO2および全
配合原料中C%、さらに−1mm(除結合水)中含
MgO−SiO2%/高ゲーサイト鉱石%の比率は第
2図中×印と同一とした。なお、−1mm部中の結
合水は△印で5.7%、▲印で10.0%となつた。 第3図は、結合水11%の蛇紋岩と第1表中鉱石
βを使用したときの−1mm部の含MgO−SiO2
原料%(除結合水)/高ゲーサイト鉱石%(除結
合水)(=Y)が歩留(同図a)、日本鉄鋼協会製
銑部会法還元粉化指数(RDI)(同図b)および
JIS−RI(同図c)に与える影響を示す図である。
0.12未満では歩留が低い。また、RDIは−1mm部
の含MgO−SiO2副原料%/高ゲーサイト鉱石%
の増加に伴つて改善されるが、0.5を越えるとマ
グネタイト、シリケートの増加によりJIS−RIが
低下するので、0.12〜0.5と規定した。なお、同
図中、●印は高ゲーサイト鉱石β20%、−1mm部
のCを1.5%としたもの、○印は高ゲーサイト鉱
石β40%、−1mm部のCを1.5%としたもの、×印は
高ゲーサイト鉱石80%、−1mm部のCを3%とし
たものを示す。 含MgO−SiO2副原料としては蛇紋岩、ジユナ
イト、デレサイト、リビドライト、Mn−シヤモ
サイト等を使用することができる。含MgO−
SiO2副原料は細粒であるほど高ゲーサイト鉱石
の周囲に付着して被覆層を形成しやすく、効果が
大きい。高ゲーサイト鉱石は表面の凹凸が大き
く、副原料粉および固体炭素粉を容易に取り込ん
で被覆層を形成する。造粒に当たつてベントナイ
ト等のバインダーは必須ではないが、高MgO−
SiO2副原料の粒度が粗いときには使用するのが
好ましい。 造粒機としては、ドラム、デイスク、攪拌羽根
付ドラム、アジテーター内蔵のもの、さらにブリ
ケツト造粒機、ロールコンパクター等を使用する
ことができる。 予備造粒物を他の焼結原料と共に焼結機へ供給
するに当たつては、疑似粒子間の結合は第1図c
の融液4を介して行なわれるのでなるべく他の原
料と均一に分散させることが好ましい。 (実施例) 第1表に示す高ゲーサイト鉱石αおよびβを用
い、本発明法により焼結鉱を製造し、予備造粒せ
ずに均一に配合する従来法によるものと比較し
た。各実施例において、従来法に比較し、SI、
RDI、JIS−RIを維持したまま生産性および歩留
を改善することができた。 第4図には本実施例に用いた装置を示す。鉱ゲ
ーサイト鉱石Aは含MgO−SiO2副原料粉Bおよ
び固体炭素粉Cと共に造粒機12で造粒する。そ
して、予備造粒物を他の原料D〜Hと共に造粒機
14で造粒し、焼結機15へ送る。他の原料は造
粒せずに造粒機14に装入しても構わないが、造
粒機13で予備造粒すれば通気性が改善されるの
で好ましい。このとき、他の原料の造粒機13で
の造粒は、第1図bの高CaO/SiO2原料3が形
成するように一部−1mmの未造粒物が生じるやや
軽い造粒にする必要がある。
【表】 実施例 1 配合原料の主要構成(ドライベース) −10mm鉱石α=15.0%(全量予備造粒) −5mm蛇紋岩=4.7%(全量予備造粒) −5mmコークス=3.2% 焼結鉱中目標SiO2=5.1% 焼結鉱中目標CaO/SiO2=2.03 予備造粒原料の−1mm重量%と炭材中C重量
%等(ドライベース) −10mm鉱石α中の−1mm重量%=52.3% −5mm蛇紋岩中の−1mm重量%=53.6% −5mm蛇紋岩中の結合水重量%=11.7% −5mmコークスの−1mm重量%=71.2% −5mmコークスのC重量%=84.1% 予備造粒原料の構成(ドライベース) −10mm鉱石α=75.6% −5mm蛇紋岩=23.5% −5mmコークス=0.9% −1mmのC重量%=1.0% −1mm(除結合水)の蛇紋岩/鉄鋼石α=0.30 −1mmの結合水%=7.6% 焼結操業結果を第2表に示す。
【表】 実施例 2 配合原料の主要構成(ドライベース) −10mm鉱石β=50.0%(40%分を予備造粒) −3mm蛇紋岩=3.4%(3%分を予備造粒) −5mmコークス=2.3% −5mm無煙炭=1.0%(全量を予備造粒) 焼結鉱中目標SiO2=5.6% 焼結鉱中目標CaO/SiO2=1.96 予備造粒原料の−1mm重量%と炭材中C重量
%等(ドライベース) −10mm鉱石β中の−1mm重量%=45.2% −3mm蛇紋岩中の−1mm重量%=74.2% −3mm蛇紋岩中の結合水重量%=10.4% −5mm無煙炭の−1mm重量%=75.1% −5mmコークスのC重量%=88.0% 予備造粒原料の構成(ドライベース) −10mm鉱石β=90.9% −3mm蛇紋岩=6.8% −5mm無煙炭=2.3% −1mmのC重量%=3.0% −1mm(除結合水)の蛇紋岩/鉄鉱石β=0.12 −1mmの結合水%=8.4% 焼結操業結果を第3表に示す。
【表】 実施例 3 配合原料の主要構成(ドライベース) −10mm鉱石α=40.0%(全量を予備造粒) −10mm鉱石β=30.0%(全量を予備造粒) −1mmデユナイト=3.9%(全量を予備造粒) −5mmコークス=2.3% −1mmCDQ粉=1.0%(全量を予備造粒) 焼結鉱中目標SiO2=5.2% 焼結鉱中目標CaO/SiO2=2.12 予備造粒原料の−1mm重量%と炭材中C重量
%等(ドライベース) −10mm鉱石α中の−1mm重量%=52.3% −10mm鉱石β中の1mm重量%=45.2% −1mmデユナイト中の結合水重量%=0.8% −1mmCDQ粉のC重量%=82.5% 予備造粒原料の構成(ドライベース) −10mm鉱石α=53.4% −10mm鉱石β=40.1% −1mmデユナイト=5.2% −1mmCDQ粉=1.3% −1mmのC重量%=2.0% −1mm(除結合水)の蛇紋岩/鉄鉱石β=0.12 −1mmの結合水%=6.4% 焼結操業結果を第4表に示す。
【表】 (発明の効果) 本発明によれば、従来焼結原料として有効に利
用することが困難であつた高ゲーサイト鉱石を利
用して、耐還元粉化性の良い焼結鉱を歩留、生産
性よく製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明法の原理を説明する図、第2図
は−1mm部のC重量%−(−1mm部結合水%−8
%)/15(=X)を変化させた場合の歩留(同図
a)およびJIS−RI(同図b)の変化を示す図、
第3図は−1mm部の含MgO−SiO2副原料重量%
(除結合水)/高ゲーサイト鉱石重量%(除結合
水)(=Y)が歩留(同図a)、RDI(同図b)お
よびJIS−RI(同図c)に与える影響を示す図、
第4図は実施例に用いた装置を示す図である。 1……粗粒高ゲーサイト鉱石、2……被覆層、
3……高CaO/SiO2原料、4……CaO−Fe2O3
融液、5……マグネタイト+シリケート層、6…
…カルシユウムフエライト層、7……焼結体、8
……脆弱層、9……クラツク、10……粗大気
孔、11……層、12〜14……造粒機、15…
…焼結機、A……高ゲーサイト鉱石、B……含
MgO−SiO2副原料粉、C……固体炭素粉、D…
…固体炭素粉、E……鉱石、F……石灰石、G…
…その他の副原料、H……返鉱。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 結合水/T.Fe≧0.03の高ゲーサイト鉱石を
    焼結原料の一部として使用するに際して、高ゲー
    サイト鉱石の全量あるいは一部と含MgO−SiO2
    副原料粉および固体炭素粉とを−1mm部混合条件
    が下記,式を満たすように配合し、調湿、造
    粒した後、他の原料に配合することを特徴とする
    高炉用焼結原料の事前処理法。 1%+(−1mm部結合水%−8%)/15≦C重量%≦
    3%+(−1mm部結合水%−8%)/15…… 0.12≦含MgO−SiO2副原料重量%(除結合水)/高ゲ
    ーサイト鉱石重量%(除結合水≦0.5……
JP18404789A 1989-07-17 1989-07-17 高炉用焼結原料の事前処理法 Granted JPH0347927A (ja)

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