JPH10317048A - 電気炉製鋼用フラックスおよびその製造方法 - Google Patents

電気炉製鋼用フラックスおよびその製造方法

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  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気炉製鋼において、主として酸化精錬工程
で精錬用スラグとともに使用するフラックスであって、
スラグの滓化が速く、かつマグネシア耐火物の寿命を長
くすることができるものを提供する。 【解決手段】 重量で、CaO:70〜90%、Mg
O:5〜15%およびAl23:10%以下からなり、
任意にCaF2 :10%以下を加えてなる組成に、バー
ミキュライト、パーライト、ゼオライトおよび膨脹頁岩
からえらんだ少なくとも1種の膨脹剤を5%以下添加し
たものを、ブリケットに成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気炉製鋼用フラ
ックスの改良に関し、滓化速度が速く精錬反応の効率が
高く、かつ炉壁耐火物の保護に役立つフラックスを提供
する。
【0002】
【従来の技術】転炉製鋼において、炉の内張りに用いた
マグネシア耐火物を保護するために、カルシア(Ca
O)スラグに対してマグネシア(MgO)を添加して使
用することが、古くから知られている(特公昭42−1
2327)。 精錬時の高温においては、耐火物中のM
gOがCaOを主成分とするスラグ中に溶出してくる
が、スラグ中にMgOが適量含まれていれば、平衡関係
により耐火物中のMgOの溶出が抑えられ、耐火物の溶
損が進まないという原理である。
【0003】スラグへのMgO供給源としては、CaO
とMgOの両方を含むドロマイトが好適であって、上記
特公昭42−12327では、MgO/CaO=1:1
5〜1:3とすることを提案している。 スラグ全体で
いえば、MgO:5〜10重量%が適切であり、焼成し
たドロマイトを全スラグ形成装入物の15〜20%使用
することが教示されている。
【0004】電気炉製鋼においてもマグネシア系の耐火
物が多用されているが、従前の操業では、転炉ほどには
炉の内容物が激しく流動しないため、カルシア系スラグ
へのMgOの溶出が起ってもスラグラインに局限され、
耐火物の溶損は溝状に生じていたから、マッド材のガン
ニングによる熱間補修が対策として効果的であり、あま
り問題は深刻でなかった。 しかし近年の高力率操業で
は、炉壁の耐火物がスラグで洗われて広い範囲に溶損が
及ぶため、熱間補修では対応しきれなくなってきた。
【0005】そこで、高温において速やかに滓化し、融
体となって溶鋼面をおおうフラックスを使用し、溶融し
たフラックスをもってスラグ成分の溶融を促すことが行
なわれている。 フラックス成分はスラグ成分と合体
し、最終的なスラグ組成は両者の組成と混合割合で決定
される。 電気炉製鋼におけるスラグは、CaO−Mg
O−SiO2 −Al23系状態図の中で低融点の組成域
に入るようにすべきであり、フラックスの組成は、この
ような観点から定めなければならない。
【0006】よく知られているように、電気炉製鋼の工
程は、スクラップの溶解にはじまって、酸化精錬と、そ
れに続く還元精錬とからなる。 酸化精錬も還元精錬も
スラグを利用して行なうが、それらスラグは塩基度を高
く保つ必要があり、組成上融点が高い。
【0007】一方、高炉−転炉の組み合わせによる製鋼
において、溶銑または溶鋼を生石灰系脱硫剤で脱硫する
に当り、生石灰フラックスとの混合物に熱崩壊剤を混合
して造粒したものを使用することが提案された(特開昭
59−159909)。 この造粒脱硫剤は、溶銑や溶
鋼上に投入されたとき、加熱された外殻部分から徐々に
崩壊して新鮮な面があらわれて脱硫を行なうため、使用
した生石灰のうち脱硫に利用される率が高いという利点
を有する。
【0008】発明者らは、電気炉製鋼において脱硫を主
目的とする精錬に使用するCaO系フラックスにMgO
を添加して、マグネシア耐火物の溶損を抑えることを意
図して研究を進め、上記した溶銑・溶鋼用の造粒脱硫剤
が採用した熱崩壊剤の利用を検討した。 その結果、最
終的に適切なスラグ組成を与えるよう適切にえらんだ成
分組成のフラックスを粉末混合物として用意し、その中
へ比較的多量の熱崩壊剤を混合してブリケット化してお
くことにより、電気炉製鋼においてブリケットが短時間
で崩壊して粉末が湯面上に拡散し、共存するスラグを容
易に滓化することを見出した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した発明者らの知見を活用し、マグネシア系耐火物を使
用した電気炉で行なう製鋼に使用するフラックスであっ
て、滓化により表面に保護被膜を形成するとともに耐火
物の溶損とくにMgOの溶出を抑え、それによって耐火
物の使用寿命を長くし、かつ精錬用スラグの滓化が速や
かであって脱硫効率を高く得ることができ、さらに電極
の保護にも役立つような電気炉製鋼用のフラックスを提
供することにある。 そのようなフラックスの製造方法
を提供することも、本発明の目的に含まれる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電気炉製鋼用フ
ラックスは、基本的には、CaO:70〜90%(重量
%、以下同じ)、MgO:5〜15%およびAl23
10%以下からなるフラックス成分に、バーミキュライ
ト、パーライト、ゼオライトおよび膨脹頁岩からえらん
だ少なくとも1種の粉末を5%以下添加したものを、圧
縮ブリケット化してなる熱崩壊性の電気炉製鋼用フラッ
クスである。
【0011】変更態様としては、上記組成に対してさら
に、CaF2 :10%以下を加えた組成のフラックス成
分を使用する。
【0012】上記の電気炉製鋼用フラックスの製造方法
は、ひとつの代表的態様においては、上記いずれかの組
成を有する粉末混合物を、2本のロールからなりそれぞ
れの対向する位置に凹みを設けた成形機に供給し、圧縮
してブリケットに成形することからなる。
【0013】いまひとつの代表的な態様は、やはり上記
いずれかの組成を有する粉末混合物を、2本のロールの
間に供給し、圧縮して板状に成形したものを破砕・整粒
してブリケットを得ることからなる。
【0014】いずれの態様により製造したブリケットで
あっても、その表面に油の被膜を設けて内部を保護し、
保存性を高めることが好ましい。
【0015】
【作用】フラックスの成分組成を上記のように限定した
理由は、もちろん前述のように、最終スラグ組成が精錬
に適したものとなるように意図したからであるが、個々
の成分について説明すれば、つぎのとおりである。
【0016】CaO:70〜90%、好ましくは80%
前後 脱硫の主剤となるもので、他の成分とともに比較的低融
点のフラックスを形成させる上で、70〜90%の範囲
内の量であることを要する。 とくに、80%の範囲が
好適である。
【0017】MgO:5〜15%、好ましくは10%前
後 フラックスの融点を低くするために、5%以上の添加を
必要とする。 マグネシア耐火物中のMgOの溶出をフ
ラックス中のMgOとの平衡関係を利用して抑えようと
する観点からは、できるだけフラックスにMgOを添加
したいが、10%を超える量、たとえば12%を添加し
てみても、フラックス中に溶けきれなくなって析出して
来ることがあり、そうなるとフラックスの見掛けの溶融
粘度を高めて好ましくないから、通常は10%前後にす
べきである。
【0018】Al23:10%以下、好ましくは5%以
下 やはりフラックスの融点を低くする上で、10%以下の
範囲内で適量添加するとよい。 製鋼原料とくにスクラ
ップが多量のAlを含有する場合、それがAl23とな
ってフラックス中に移行するから、積極的に添加しなく
てもよいことが多く、また添加するにしても、5%以下
にしておいた方が無難なことがある。
【0019】CaF2:10%以下 必要により任意に添加する成分である。 よく知られて
いるとおり、フラックスの融点と粘度を低下させる上で
効果的な添加剤であり、また脱硫剤としても有用である
から、適量使用することは賢明な策といえる。 ただし
CaF2 の使用は有害物質の発生を招き環境上好ましく
ないことと、耐火物の寿命にとっても不利な存在である
から、できれば使用は控えたい。
【0020】各成分の粉末は、ブリケットが崩壊したの
ち容易に反応して低融点化合物を生成し滓化するよう、
なるべく微粉(100メッシュ以下)とし、緊密に混合
しておくことが望ましい。
【0021】バーミキュライト、パーライト、ゼオライ
トおよび膨脹頁岩からえらんだ熱膨脹剤:5%以下、好
ましくは2〜3% 前記の溶銑処理に用いる熱崩壊型造粒脱硫剤は、徐々に
崩壊して粒の新鮮な表面を露出させる、という見地で崩
壊剤を使用していたので、その添加量も0.5〜1%程
度と少量であったが、本発明においては、最大5%、通
常は2〜3%を添加して、熱による膨脹が、強力に行な
われるようにする。 それにより、フラックスのブリケ
ットが溶鋼に触れたとき爆発的に砕け、フラックス成分
の粉末が飛散して溶鋼に触れるため、短時間で滓化が進
む。 この成分は、粒径1mm以下の範囲で適度の大きさ
であることが、膨脹による崩壊作用を発揮させる上で効
果的である。
【0022】上記のフラックス組成を選択することによ
って、常用の酸化精錬用スラグと合体したとき、最終的
に下記の組成範囲のスラグが形成され、 CaO:40〜60% MgO:5〜15% SiO2:20〜40% Al23:30%以下 低融点の、従って低溶融粘度のスラグが得られる。
【0023】最終スラグ組成中で、酸性成分であるSi
2 は、脱硫剤としては役立たないが、組成物の融点を
低くする上で、20〜40%の範囲内の量が存在する必
要がある。
【0024】なお、酸化スラグ中には上記各成分のほか
FeOも含まれていて、その量は10〜30%の範囲で
変動する。 FeO生成量の多小によりスラグ融点は影
響を受けるが、FeOの生成量は精錬時の操業によって
左右される(従ってコントロールできない)ため、本発
明ではFeOを除いた最終スラグ組成にもとづいて検討
を行なった。
【0025】ブリケットの製造に当っては、粉末をプレ
スして、たとえばアーモンド形のブリケットをつくる機
械が知られており、本発明においてもそれが好適に使用
できる。 ブリケットのカサ密度は、要するに冷時の取
扱いにおいて砕けない程度の強度があり、一方で高温に
さらされたときに容易に崩壊して瞬時に粉末が飛散する
程度に、粉末の結合度合はゆるやかである方が好まし
い。 こうした見地からすれば、適切なカサ密度は、お
およそ1.5〜2.5g/cm3である。
【0026】本発明の電気炉製鋼用フラックスの使用法
は、つぎのとおりである。 すなわち、このフラックス
を酸化精錬用スラグとともに使用するときは、全部また
は一部をスクラップおよびスラグとともに電気炉中に装
入しておく。 アーク加熱によりスクラップが溶けて溶
鋼面が形成されて行く過程で、フラックスも溶解して溶
鋼面上に存在する。 液面の上昇に伴って、炉壁に接し
たフラックスは、炉壁の耐火物に付着して保護被膜を形
成して行く。 溶融したフラックスは、精錬用スラグを
溶かし込む形で滓化し、スクラップの溶け落ち時には、
溶融スラグが溶鋼面を覆っている。 還元精錬において
は、通常酸化精錬に用いたスラグを除去してから還元精
錬用スラグを装入するから、それとともに、またはそれ
に先立って、本発明のフラックスを投入することによ
り、還元スラグの滓化も速やかに行なわれる。
【0027】
【実施例】
[ブリケットの製造]下記の組成(重量%)の粉末混合
物を用意した。 MgOの量は、生石灰CaOと軽焼ド
ロマイトCaO・MgOとを種々の比率で混合すること
によって調整した。
【0028】 No. (区分) CaO MgO Al23 CaF2 熱膨脹剤 1 (実施例) 90 10 − − 3 2 (実施例) 85 10 5 − 3 3 (実施例) 80 10 10 − 2 4 (実施例) 80 10 − 5 2 5 (比較例) 90 10 − − − 6 (比較例) 80 10 10 − − 各粉末は、いずれも粒度100メッシュ以下。
【0029】上記No.1〜6の各粉末混合物をブリケッ
ティングマシンにかけ、長さ20mm×幅10mm×厚さ1
0mmの小型アーモンド状または長さ35mm×幅20mm×
厚さ10mmの大型アーモンド状のブリケットに成形し
た。 カサ密度は、前者が2.2g/cm3、後者が2.
3g/cm3であった。 このブリケットの硬度を木屋式
硬度計で測定し、30〜40kgの値を得た。
【0030】No.1およびNo.5の粉末混合物は、1.
0トン/cm2 の圧力で成形し、タブレット(直径40mm
×厚さ5mm)状のブリケットにもした。
【0031】[熱崩壊性試験1]上記のNo.1およびN
o.5のタブレット状ブリケットを、1200℃に保持し
た試験用電気炉(炭化珪素発熱体)に入れて観察した。
No.1のブリケットは5分間で崩壊し、1〜5mmの粒
子の集まりに変ったが、No.5のブリケットは、10分
経過後も形状に変化がなかった。
【0032】同じ試料を1000℃で溶融している鉄の
上に落したところ、No.1のタブレットはおよそ10秒
で完全に崩壊したが、熱膨脹剤を含まないNo.5のタブ
レットは形状が変らなかった。
【0033】[熱崩壊性試験2]No.3およびNo.6の
アーモンド状ブリケットについて、上記と同じ試験を行
なった。 1200℃の電気炉中で、No.3のブリケッ
トは、No.1と同様に5分間で完全に崩壊したが、No.
6のブリケットは、No.5と同様に形状が変化しなかっ
た。
【0034】1600℃ の溶融した鉄の上で、No. 3
のブリケットは10秒以内に崩壊した。 これに対しN
o.6のブリケットは、約1分後に軟化傾向を示した。
【0035】
【発明の効果】本発明のフラックスを使用して電気炉製
鋼を行なえば、スクラップの溶け落ちる間に、溶融した
フラックスが炉壁に付着して保護被膜を形成し、かつ炉
壁のマグネシア耐火物とフラックスとの間でMgOに関
する平衡関係から耐火物中のMgOの溶出が抑えられ
て、耐火物の寿命が長くなる。 溶融したフラックスが
精錬用スラグ原料を速やかに溶融させることにより、溶
鋼上で速やかな精錬用スラグが形成される。 形成させ
たスラグの溶融粘度が低いため、スラグフォーミングが
好調であり、スラグフォームでアークが包み込まれ、炉
壁への直接放熱が減少することによる熱経済と炉壁の保
護、および電極の酸化損耗と応力からの保護が期待でき
る。 出鋼時には、溶融したスラグが炉壁および炉底の
耐火物を被覆して保護するはたらきも期待できる。
【0036】本発明のフラックスはブリケット状で適度
の強度を有するから、取扱いが容易で粉塵の発生はな
く、使用時には溶鋼上で短時間で崩壊し粉末を溶湯面に
飛散させる。 各成分が微細な粉末であって緊密に混合
してあるから、溶湯の熱で直ちに反応して低融点物質を
形成し、スラグを速やかに滓化させる。 滓化の速度が
速いことは、電気炉製鋼の操業時間の短縮につながり、
電力原単位の改善と生産性の向上をもたらす。
【0037】ブリケットに成形してあることは、空気中
の水分や炭酸ガスを吸収して変質する速度を低くするの
に役立ち、本発明のフラックスは比較的保存性がよい。
とくに、好ましい態様に従って表面に油の被膜を与え
たものは、いっそう保存性がよい。 この油は、もちろ
ん使用時に容易に燃焼し去って、製鋼作業には何ら支障
を与えない。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CaO:70〜90%(重量%、以下同
    じ)、MgO:5〜15%およびAl23:10%以下
    からなるフラックス成分に、バーミキュライト、パーラ
    イト、ゼオライトおよび膨脹頁岩からえらんだ少なくと
    も1種の粉末を5%以下添加したものを、圧縮ブリケッ
    ト化してなる熱崩壊性の電気炉製鋼用フラックス。
  2. 【請求項2】 CaO:70〜90%、MgO:5〜1
    5%、Al23:10%以下およびCaF2 :10%以
    下からなるフラックス成分に、バーミキュライト、パー
    ライト、ゼオライトおよび膨脹頁岩からえらんだ少なく
    とも1種の粉末を5%以下添加したものを、圧縮ブリケ
    ット化してなる熱崩壊性の電気炉製鋼用フラックス。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の組成を有する
    粉末混合物を、2本のロールからなりそれぞれの対向す
    る位置に凹みを設けた成形機に供給し、圧縮してブリケ
    ットに成形することからなる電気炉製鋼用フラックスの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の組成を有する
    粉末混合物を、2本のロールの間に供給し、圧縮して板
    状に成形したものを破砕・整粒してブリケットを得るこ
    とからなる電気炉製鋼用フラックスの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4の製造方法により製造
    したブリケットであって、表面に油の被膜を設けて保存
    性を高めた電気炉製鋼用フラックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6143050A (en) * 1999-06-09 2000-11-07 W. R. Grace & Co.- Conn. Modifying slag for smelting steel in electric arc furnaces
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