JPS6013689B2 - 湯沸し器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭において使用する湯沸し器で、沸騰
状況を笛などにより報知できるようにしたタイプのもの
に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来この種の湯沸し器における警笛装置は、笛部をバネ
体によって湯口面に強制的に押しつけるものが一般的で
あった。

しかしこの構成では、笛部を松支する位置と湯口面の関
係寸法が精度良く仕上っていないと湯口面に笛部を密着
させることが困難となり、蒸気漏れを発生し易い欠点が
あった。

また密着した場合でも過剰に内圧が高まった時湯口部が
バネ体により強圧されているためｔ笛穴よりの蒸気噴出
量が十分でなくなりトその結果菱部もしくは笛部より熱
湯がふきこぼれ、火傷等を生ずることがあった。

さらに湯を注ぎ出す場合、指で笛部を抑えて開成状態に
保持しておく必要があり極めて不便であつた。

発明の目的 本発明は、このような従来の問題を解消し、簡単な構造
によって性能、安全性、使用性の向上をはかった警笛装
置つきの湯沸し器を提供するものである。

発明の構成 本発明の湯沸し器は、湯口開□部の近傍に警笛ユニット
を回動自在に枢支し、上記警笛ユニットが沸口開□部を
関成して沸騰を報知できる状態になっているときは警笛
ユニットの自重のみで湯口関口部を覆蓋し、警笛ユニッ
トの開成時には弾性係合部材を係合させて開成状態を保
持させる構成にしたもので、沸口閉口部の警笛ユニット
による開閉が確実でかつ使用性も向上するものである。

実施例の説明以下添付図面にもとづいて本発明の−実施
例について説明する。

図面において、１は把手でボデー２にリベット３により
固着されている。

４は湯口で、その開□部５は警笛ユニット６より開閉自
在に覆蓋されている。

７はポデー２の底部に位置させたヒータで、底板８にか
しめにより固定され、ブッシュｇを通して下枠１０に固
定されている電源コード１１に接続されている。

１２はポデー２の上部関口を覆蓋する蓋、亀３は脚であ
る。

したがって通電を行なうとヒータ７が発熱してポデー２
内の水を加熱し、その水が沸騰すると発生した蒸気が湯
口４より警笛ユニット６内に入って笛を鳴らし、沸騰を
報知する。

つぎに警笛ユニット６の構成について述べる。

第２図において、１４は樹脂成形品よりなる笛カバーで
、方形の押圧部亀６と円形の菱体部翼６とがく字状に結
合されト蓋体部富８が湯口亀の開口部５を覆蓋する。蔓
７は蓋体部亀６内に収納された錘り、１８はコ字状のバ
ネ体でト笛カバー角４内に形成したリブ亀竪の支点とし
て弾性が発生する。露Ｑ‘まバネ体富穣の折曲部に回教
自在に挿入したローラｔ ２川ま中央部に透孔２２を有
する２枚の円板孝３からなる笛部で笛カバー鷲４内に鐘
り翼７を収納し「その上にバネ体竃黍「笛部舞１を順次
戦覆し ビス２４で一体として警笛ユニット６としてい
る。墓５は笛カバＷ亀４の両側に棺設した脚部で端部に
透孔芝亀を有する。 ２乳ま脚部２５間に設けたガイド
である。警笛ユニットＳを湯口３尊こ取付けるには第３
図に示すように、断面コ字状のサドル舞鱈を湯口母に固
着し、このサドル２８１と固着した軸２蔓の両端部に、
笛カバ一貫４の脚部２蚤の透孔芝銭を回動自在に支持し
て行なう。なお透孔蟹蟹の径は軸２９のそれよりも大に
して両者間にはガタを設けている。サドル２８の遊端は
も湯口３の閉口部５からボデー２に向かう方向に対し瓶
次上昇の傾斜状となっている。すなわちサドル２鯵の遊
端面の湯口亀の閉口部５に近い部分に凹部８３を設けも
これに隣接して凹部３３より高い位置に摺勢面３８、
これに隣接してこれより低い位置に凹部Ｓ量トこれに隣
接して凸部３２を形成している。

なおサドル２８１と警笛ユニット６を装着する場合トガ
ィド傘？がサドル２８内に位置するようにしもバネ体富
８のローラ２０がサドル２８の遊端面からずれないよう
にすれば良も、。次にその動作について第４図により説
明する。

まずボデー２１こ水を入れ〜 ヒータ７に通電して水を
加熱する場合は、湯口亀の関口部裏を警笛ユニット６に
より覆議する。この場合、バネ体１８のローラ２Ｑ‘ま
ｔ凹部３３内に位置し、かつ透孔２６と藤蟹９との間に
はガタがあるので、警笛ユニット８‘ま、錘り１７等の
作用により自重で第４図Ａのように関口部５１と密着し
、沸騰時に発生する蒸気が笛部２貫１こ導かれて音を発
生する。

なお過沸騰時には、過圧蒸気により警笛ユニット６がも
ち上げられ、関口部５との闇に隙間を生じ、そこから蒸
気が漏れて吹きこぼれを防止している。

次に沸騰したのち、押圧部１５を押して警笛ユニット６
を開けると「バネ体１８のローラ２０は第４図Ｂのよう
に摺敷面３８上に移動し「 この面上をころがろ過程で
バネ体１８に弾性を畜力しながら第４図Ｃのようにロー
ラ２０が凹部３亀内におさまり、警笛の開放状態が維持
される。

なお凸部３２を設けているのは、警笛ユニット蟹を押し
すぎた場合にバネ体量蟹が笛カバー翼４に当ってバネ体
軍轟が過程に変形するのを防止するためである。

またローラ２塁を設けているのは「摩擦を小さくして摩
耗を減少させ、寿命の延長をはかるためである。

さらに警笛ユニット榊こより開口部５を閉める場合は、
蓋体部１６を押すことによりローラ２０の部分が凹部３
亀より外れ、バネ体亀８の弾力によって第亀図Ａの状態
にもどる。

したがって湯口４の開口部５を警笛ユニット６により閥
蓋するときは〜その自重により行なうようにしているの
で〜湯口亀との密着性が良く、また過沸騰時にはち蒸気
を適当に逸数させることができる。

さらに湯口亀を開放するときは「バネ体亀８のローラ２
肌こより平滑な動作と摩耗が少なくなる上に「 ロ〜ラ
２鶴の部分と凹部３貫との鉄合により開放状態が維持で
きる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、湯口関口部を開閉し、か
つ錘りを内蔵した警笛ユニットを、湯口に固着したサド
ルに「軸と透孔を遊隊状態にして回敷自在に松着し、か
つ前記サドルには〜前記警笛ユニットの開放時に、警笛
ユニットに取付けたバネ体のローラが係合してその開放
状態を保持する凹部を設けた構成としているもので、湯
口開□部を閉塞する場合、錘りを含む警笛ユニットの自
重のみで湯口の開□部を閉塞するようにしているためも
警笛ユニットを回動自在に橘支する軸＆贋に多少のずれ
が生じていても、警笛ユニットと湯口との密着性は極め
て良く、また過沸騰時には誓笛ユニット全体が蒸気圧に
より浮き上がるため、蒸気の逃げ量も多くなり、その結
果、吹きこぼれ等による危険をなくすることができ、ま
た警笛ユニットの開放時には「警笛ユニット取付けたバ
ネ体のローラーをサドルに設けた凹部に係合してその開
放状態を保持するようにしているため、サドルとバネ体
との接触はローラーの存在により点援触となり、かつこ
れはころがり摩擦となるため、摩耗度は極めて小さく、
したがって寿命的にも長く、かつ信頼性の高いものを得
ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における湯沸し器の要部欠戦
正面図、第２図は同湯沸し器における警笛ユニットの分
解斜視図、第３図は同湯沸し器の湯口部の側面図、第４
図Ａ， Ｂ，Ｃは同警笛ユニットの動作説明図である。 ４…・・・湯口、５・・…・関口部、６・…・・警笛ユ
ニット、１８……バネ体、２８……サドル、３１……凹
部。第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 湯口開口部を開閉し、かつ錘りを内蔵した警笛ユニ
   ツトを、湯口に固着したサドルに、軸と透孔を遊嵌状態
   にして回動自在に枢着し、かつ前記サドルには、前記警
   笛ユニツトの開放時に、警笛ユニツトに取付けたバネ体
   のローラーが係合してその開放状態を保持する凹部を設
   けてなる湯沸し器。