JPS60131463A - 簡易判定具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は被検物の生物学的又は化学的検査例えば医学的
、薬学的、微生物学的、酵素化学的、分析化学的諸検査
のための簡易判定用具に関する、上記諸検査は医学的に
は健康診断、患者の検査。

化学的には食品、医薬品、鉱物、動物、植物などの諸試
料を採取した後にこれを小形化して簡便に保管したり、
或いはその場で検査試薬と反応せしめて判定する検査で
ある。これら諸検査の原理は基本的に化学反応であり、
一般的に加温することによって反応性が高まる訳であり
、２０℃付近、３　ｇ　”Ｃ付近、ｇθ℃付近、煮沸な
どの反応条件を規定する場合が多い。

云うまでもなく、出来るだけ低い温度で目的とする反応
が達成されればそれに越したことはないので反応系、反
応試薬、反応促進物質を工夫したり又、検出手段との組
合わせによって所望の検査を達成するが、多くの場合に
３！ｒ”Ｃ，近辺の加温であれば副反応などを伴うこと
なく迅速に、感度を損わずに検査を行うことが一般に可
能である。理想的には、検体の採取、保持、保存、反応
、検査、検査結果の保存などの全項目又はかなりの項目
が同一の用具の使用で遂行されることが望ましく。

すでに多くの型の用具が工夫され実用されている。

勿論経済的な理由もあるが簡便、確実で占有容積も少い
など多くの利点が既存の用具にも認められる。又、主と
して医化学の面では被検者、術者に対して用具使用時の
安全性の確保も重要である。

本発明の判定具は従来技術の判定用具を更に改良したも
のであって検査における反応系の全部又は一部を乾燥状
態で多孔性の小片に予め含浸させ、更に粘着面をもつ高
分子フィルムに該小片を粘着させ、該フィルムの粘着面
を使用時まで保睦するセ・等レート用シートには予め穴
をあけ、義人は該小片よシもやや太き目にあけられてい
るため、該小片は義人を貫通して露出しており、更に該
フィルムの粘着面は反応温度に保持されるように温体又
は温熱装置に貼付けられる役目を兼ねる。

次に本発明における代表的な例を添付図面によって少し
く詳細に説明する。

本発明の判定具は剥離可能の粘着シート１、七ノやレー
ト用シート２及び被挟物判定用試験小片８゜より成り、
該３部分を首ねて角形、円形又はその他の適宜の形状の
積１一体を形成する本のであり、更□に該３部分のすべ
てが透明であるか又は任意にいずれかが不透明であるか
、又は一部或いは全部に透明又は不透明の印刷が施され
ている。

粘着シート１はその内面の一部又は全部に粘着剤４を塗
布して有し、はぼ中央部或は中心よりも左′または右側
に偏した位置に試験小片８を粘着し、該粘着面のａ雛の
周辺のはみ出した部分が温熱装置又は温体に対する付着
部である。

セパレート用シートｓｌｄ粘着シート１の粘着剤層４の
面を覆うに足る大きさ乃至はやや太き目の薄片で、試験
小片８の形状に合わせ、この太きさよりもやや大きい形
に欠除又は貫通させた穴があけられており、試験小片８
はセル４レート用シート２を貫通する。粘着シート１は
一般に透明であって試験小片８を付着せしめた該透明粘
着シート１を、粘着剤層４の面を内面として折り曲げ箇
所６のところで折り曲げ、試験小片８を徨うように粘着
させた時、試験小片８を覆う側の粘着シートは好適態様
としてやや小型であって、該粘着シートの周辺には、試
験小片８を付着させた粘着シート１８部の周辺が露出し
、該露出部分が温体又は温熱装置に対する付着部である
。

試験小片８は無機質又は有機質の多孔体であって小紙片
であることが便利である。検査用試薬を試験小片に予め
含有させておくことが一般であるが使用目的に応じ予め
含有させない場合もあり得る。

第１〜３図において例示された粘着シート１は折シ曲げ
られると馬蹄形又はホタテ貝状、逆ツ？形、或は気球形
を呈するが第り〜Ｓ図に例示された粘着シート１は白字
型であって折り曲げられると四角形を呈する。かように
粘着シートｌ、の形状の選択は任意である。ａ部、ｂ部
の形状も任意であって円形、楕円形、多角形などのいず
れの形状であってもよく、これらの組合せも可能である
。

本発明の判定具は単数形で、或は複数形で販売され使用
される。複数形のものは多連式であってもよく、該多連
式（第３．５％５図）は集団検診などに使用され得る。

本発明の具体化の一例として粘着シー）１ｊ、ｊ？す塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン又はポリ
エチレン等の薄い、軟質のフィルムから成るシートであ
るがこのフィルムシートにおいて第１Ｂ図の折り曲げ部
から右方の８部及び左方のｂ部ともに一体のフィルムで
あっても、一体でないフィルムであってもよく、一体で
ない場合には材質が異ったり、厚みが違っているフィル
ムであることもある。即ち８部が硬質ポリ塩化ビニル、
ポリエステル、４リエチレンフタレートなどの「腰の強
い」フィルムであってもよい。このときｂ部は軟質の薄
いフィルムであることが好ましく％ｂ部の面積は好適態
様として８部の面積より小さい。粘着剤４は８部及びｂ
部の全面に密に又は１点状ないし線条のとと〈粗に塗付
され、場合によっては８部とｂ部の粘着剤の組成及び塗
付形状の異ることもある。

セ／４’レート用シート２は通常、片面にシリコン皮膜
を塗付した紙から成るものであ如、該塗付面を粘着剤層
４の面に当てて全面を覆い、該粘着剤の表面を保商する
。

該モノ４レート用シートには試験小片８が貫通して露出
するための穴が開けられてお９、該小片は８部に固定さ
れたまま該七ノ母し−ト用シートとは接触を持たない。

本発明においてセパレート用シート２が試験小片８と接
触して込ないことは重要な要件である。

試験小片８に被検物、例えば化学試薬、動、植、鉱物性
被検液、細菌の培養液、唾液、牛乳、などを接種する際
に、該セパレート用シートが付着したままで接種し得る
ようにするため粘着剤４が露出していないことが操作性
にとって都合がよい。

又セｔ４　Ｖ−卜用シート２に穴のない場合、換言すれ
ば粘着剤ｉ４＃４とセパレート用シート２との中間に試
験小片８を挾んだ状態の積層形成の場合には該粘着剤か
ら揮発する微量成分が該試験小片の試薬組成に慈影響を
与えることがある。しかし本発明比おいてはこのような
心配がない。

本発明の判定具を製品化する際には粘着シート１につい
ても七ツヤレート用シート２についても長い帯状の原反
が原材料であり、これらは夫々別個に加工機に供給され
るが、本発明によればセ・やレート用シートに試験小片
８の入るべき穴を一定の位置に一定間隔で打ち抜いた後
にとの有孔セパレート用シートを粘着シートｌと貼り合
わせる。この場合に該セ／４’レート用シートの穴の部
分は粘着剤４が露出しているのでこの露出した粘着部に
試験小片８を付着させ固定させる。もし仮９に粘着シー
ト１の粘着剤層４０面の所望の一定ケ所゛に試験小片８
を付着、固定せしめる場合を想定すると試験小片を１枚
、１枚、正確な位置にしかも工業的に満足する速度で付
着させねばならず、その要求精度は本発明よシ数段高く
、このザに哀れた判定用具の１栗化の困難さは想像に難
くガい。

これに対し１本発明の判定具の場合には前記の如きセパ
レート用シートの穴に試験片を落し込めばよいのである
から、この工程を極めて容易かつ能率的に進行せしめる
ことができる。

かくして得られる簡易判定具は例えば一定数を金属箔製
の袋の中に密封して需要者に提供される。′需要者、即
ち試験実施者は開時この判定具の試験小片８に例えば被
験唾液を滲み込ませたのち直ちに七ツヤレート用シート
２をはぎとり、粘着シートに設定されている折り曲げ箇
所６で粘着面を内側にして折シ曲げ、内面〔１のａ及び
ｂ部を密に接着させる。この際ａ、ｂの面積の差で生じ
た粘着面を加温体に貼着せしめて３５℃附近に加温すれ
ば試験者は１５分程度の短時間内に試験片の色謂の変化
を読みとることによシ例えば唾液中の生菌数の多少を判
定することができる。反応促進の目的で使用する加温体
は生菌細胞の試薬に対する反応を促進せしめるに必要な
恒温体であればよく、例えば人体上の皮膚に直接貼着せ
しめても良い結果が得らる。一方試験片は粘着シートの
間に挾まれ、空気から遮断された状態で、生菌をばらま
く危険を除いた状態で加温されるので常に一定の反応環
境に置かれ、再現性のある結果を与える。このように本
発明による簡易判定具は　学童の集団検診のような場合
でも特別の装置を要せず、簡便かつ短時間の検診の目的
を達することができるばかりで力くその工業的製造を容
易かつ能率的に行うことができる。

温熱装置又は温体として詳卵器を用いてよいが例えば白
熱電球、赤外線ランプなどで温められた金属壁、ガラス
面、温水入り容器壁でもよく、八本の皮膚面でもよい。

−燃ノー 以下に本発明の判定具をう蝕（むしｍ）活動性試験用具
としてう蝕の診断に応用する例を述べる。

ｆＱ明者らは特願昭！；７−１０乙３ｇ９号明細書にお
いてう蝕簡易判別方法及び用具について開示したが、そ
の発明の要旨を概述すれば、この先行発明は一定薬物組
成物液を含ましめ乾燥した試験小片に対しう蝕発生原因
微生物を含んだ供試液例えば唾液の一定容轍を滴下し、
これを２枚の透明粘着シートの中央部に密に重ね被板し
、収納して３７℃の定温で少くとも、ｌＳ分間保持する
ことにより試験小片の色調の変色度合に応じ唾液中のう
蝕発生原因微生物の含有度合を見て、う蝕の進行状態を
簡易に判定する方法および用具である。

この先行発明の場合の薬物組成物はレサズリン、トリフ
ェニルテトラゾリウム、ネオテトラゾリウム、コツ６−
シクロルフエノールインドフエノール又はメチルオレン
ジ或はこれらの塩類のＯ，ＯＳ−０，００３重を係とシ
ヨ糖１０重ｆ係とから成る。

本発明において本例に使用した薬物組成物はレサズリン
θ、θ５係、シヨ糖ＩＯ係とから成るものであり、この
水溶液の中に厚さθ、ｆｆｍ％直径ｇｔｍの堅込円形の
戸紙片を潰した後に乾燥して試験小片とした。

セル４’レート用シートは茶色のクラフト紙で、粘着剤
と接する面をシリコン樹脂でコーディングしＳθｇＨ×
／ＱＯｔｒａｒの長方形とし、粘着シートのａ部のほぼ
中央部に対応する箇所に直径９簡の穴を開けた。粘着シ
ートの寸法はａ部が直径Ｑ　！ｒ　ｍ　。

ｂ部が３０ｍｍであり、粘着シー）ａ部のほぼ中央がセ
・母レート用シートに明けられた穴と一致するように粘
着シートとセパレート用シートとを密に粘着させた。七
ツクレート用シートの穴から露出した粘着シートの粘着
剤の面（直径９　ｍ　）に、先に製した試験小片を貼付
し固定した。同粘着シート１は厚さコθμの透明度の高
いプリ塩化ビニル製であって＠ｌＢ図のａ部は全面が白
色に塗装されておりｂ部は透明である。

、術者はヒトの唾液−滴を採取し、試験小片８の上に滴
下し、直ちにセ・母レート用シート２をはぎ゛　とり、
粘着シートのｂ部（第１Ｂ図）を粘着剤面を内側にして
折り曲は部６よシ折り曲げ、できるだけ空気を排除した
状態になるように試験小片を粘層シートｂ部で覆いｂ部
とａ部とを密に粘着せしめると、ａ部の周縁には巾７ｔ
ｍｎ程の馬蹄型又は逆Ｕ字型の粘着面が露出する（第２
図）。速やかにこの粘着面を温体例えば人の上腕部内側
面に粘着させて載置する。約ｌＳ分間保持すると試験小
片は色調が変化するので色調の変化度に応じてう蝕原因
薗の概略の菌数が判定される。

即ち本発明は用具の構造が単純で、製造が簡単である上
火披生並が可能であって従って安価に供給出来ること、
用具が板状で容積をとらないこと、反応用具であると同
時に温体又は温熱装置への固定が可能な、被加熱処理用
具であること、温体或は温熱装置への適用が人又は動物
の肌を利用するとき、あたかも絆創膏を貼るように安全
かつ簡便であること、反り物はフィルムの内部に包まれ
た積１ｉｊ体であるので焼却までの環境汚染対策が要ら
ないことなどの利点がある。

以上の利点は集団検診など多人数を短時間に検診してふ
るい分けする際に検診費用を低減させることと相まって
その有用性は著しく高い。

−雁 本発明の判定具の他の態様として粘着シートを角形に形
成したもの（第４図）及びその多連式のもの（第Ｓ図）
ｆｔ例／に準じて製造した。

氾 本発明の判定具の別箇様として粘着シートとセパレート
用シートとを同形同大として円形（第６図）％角形（第
７図）及び多連式（第５図）のものを例／に葦じて製造
した。

例ダ 本発明の判定具の更に他の態様として粘着シート８部と
ｂ部とを非連続とし、ａ部は角形、ｂ部は円形として（
第ｑＡ及び９８図）例１に準じて製造した。

本例の判定具は％願昭ｊｓ；’ｌ−１０１，３ｇ９号開
示の図の用具と異りセパレート用シート２には予め穴が
開けられており　、この穴より６の粘着面が露出してい
るのでここに試験小片８を載瞳する、ｂはｂと同一の原
反から切断されて作られて因るが、元来すは試験小片８
を稜う目的のものであるので必ずしも粘着面を持つフィ
ルムで女〈てよい。

例Ｓ 本発明の判定具の史に別の態様として粘着シートの形状
を上記諸例のものより本簡単゛にした。即ち第１ＯＡ及
び１０８図の判定具はその形状が単純である。粘着シー
トは両端に丸味を取った帯状のフィルムでよいから製造
に除し粘着シートの載断〈ヤが少く経済的である。温体
又は温熱装置への粘着面はａの端部の丸味を帯びた部分
に三日月状乃至は親指の爪状に形成されるため、他の図
の用具のように試験小片の周囲（三方面）にはな込が、
簡易な温体を用いるとしても、加温を可及的完全にする
ために何らかの扱いをかけるので、本図のように／ケ所
のみの粘着面を設けることにより初期の目的を達成する
ことができる。

例６ 本発明の判定具の基本的態様として第１／Ａ、第１／Ｂ
及び第１／Ｃ図に示されるものを例１に漁じて製造した
。透明シートａ部及びｂ部を重ね合せたときにほぼ円形
を呈する。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明の判定具の例示であって第１Ａ図は断
面図、第７８図は平面図、第２図はこの判定具を判定に
供するため判定具からセノぐレート用シートを除き゛去
って粘着シート中央部を折シ曲げて重ねこれを温熱装置
へ貼り付ける直前の状態を示す。第３図は判定具の多連
型の形状例を示す。 第グ及び５図は本発明の判定具の他の形状（角形ンを示
し、該第Ｓ図は多連型の例を示し、第６〜ｇ図はセパレ
ート用シート・２と粘着シート１とが同形同大の場合を
示し、＃第６図は円形、第７図は角形、第Ｓ図は多連型
を示し、第デＡ、９Ｂ、第７ＯＡ、／θＢ図は更に他の
態様を示し、第１／Ａ、／／ＢＸ　７７０図は本発明の
基本型の判定具であって夫々その平面図、断面図及び泥
体又μ温熱熱装置へ適用される直前の状態図を示す。 １・・・粘着シート、２・・・モノ９レート用シート、
８・・・試験小片、４・・・粘着剤又は粘着剤層、６・
・・セ・臂レート用シートに明けられた穴、６・・・粘
着シートの折り曲げ部分、ａ・・・折曲は部分から片側
の部第１Ａ図 第１Ｂ図 第２図 第３図 第９Ａ図 第１１Ａ図 第１１Ｃ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １１１　大面積の円形、角形又は他の任意形状のａ部と
   、小面積の円形、角形又は他の任意形状のｂ部とから成
   り該の部とｂ部との境界に折り曲げ□箇所６を有する粘
   着シート１：この粘着シート１の全面を覆って粘着して
   いる粘着剤層４：粘着剤ノ葡４の上に粘着していて粘着
   シート１のｅ蔀のおよそ中央部に位置する試験小片８；
   及びこの試験小片の全面積を露出させるに光分な大きさ
   をもち折り曲げ箇所６で粘着シート１が折り曲げられａ
   部とｂ部と重なったと話に試験小片８を露出させ得る位
   置に存在する穴５を有し粘着剤層４の全面にわたって粘
   着剤１ｉ１１４を覆っている剥離可能のセ・母レート用
   シート２から成り、上記の粘着シート１のａ部の大部分
   又は一部分が温熱装置或は温体に対する粘着部を構成し
   ている簡易判定具。 （２１粘着シートが無色透明又は有色透明或は不透明で
   ある特許請求の範囲第（１１項記載の判定具。 （３）　試験小片８′が無機質又は有機質の多孔体であ
   る特許請求の範囲第口）項記載の判定具。 ＋４１　試験小片８が検査用試薬を予め合有し又は予め
   含有していない小紙片である特許請求の範囲第（１１又
   は＋２１項記載の判定具。 （５）　セ／ＩＰレート用シートｚの上に複数の試験小
   片８、粘着剤層４及び透明粘着シート】の重層物が存在
   して多連式判定具を形成している特許請求の範囲第…、
   ＋２１、＜３１項のいずれか一項記＃Ｑ判定具。 （６）　セ／４レート用シート２が無色半又は不透明或
   は有色中又は不透明である特許請求の範囲第（１１又は
   ＋５１項記載の判定具。