JPS60130584A - シツフ塩基型ベンゾクラウンエ−テル - Google Patents

シツフ塩基型ベンゾクラウンエ−テル

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JPS60130584A
JPS60130584A JP58237937A JP23793783A JPS60130584A JP S60130584 A JPS60130584 A JP S60130584A JP 58237937 A JP58237937 A JP 58237937A JP 23793783 A JP23793783 A JP 23793783A JP S60130584 A JPS60130584 A JP S60130584A
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緒方 隆之
Toshiji Shimamoto
島本 敏次
Toru Sakaki
榊 徹
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (ただし、mは3または4で、nは1〜5の整数で、X
は水素原子、ハpグン原子、フルキル基、アルコキシ基
、ニトロ基、フェニル基、7ゾフzニル基から選ばれた
原子または基である)で示されるシッフ塩基型ベンゾク
ラウンエーテルを提供するものである。
従来、カリウム塩に選択的忙配位する有機化合物が要求
されており、その代表的な研究は大環状ポリエーテル化
合物である。従来上記目的で大環状ポリエーテルの開発
に多数の検討がなされて来た。しかし、それらの大部分
は選択性が十分なものでなかった。わずかに、下記の一
般式で示される化合物が優れた選択性を示すことが報告
されているのみである。
0 0 1111 ・・・・・(A) (ただし、nは1以五の正の整数である)・・・・・(
B) (ただし、nは1以上の正の整数である)・・・・・(
C) (ただし、nは1以上の正の整数である)しかしながら
、上記(A) 、 (B) 、 (C)何れの化合物に
ついても、その製造に際しては多段階の反応操作を必要
とし、また各反応にっいて煩雑な精製操作を必要とする
欠点があった。更に<C>の化合物については、副反応
を避けるために極めて希薄な条件で合成反応を行う必要
があることが報告されている。
本発明者等は、カリウム塩に対して優れた選択的配位能
力を有する大環状ポリエーテル化合物を合成すべく種々
検討を重ねて来た。
その結果、前記一般式(A) r (B) r (c)
に比べてはるかに簡単な反応操作で、高いカリウム塩に
対する選択的配位能力に優れた大環状ポリエーテル化合
物を得るどとに成功し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は一般式 (ただし、mは3または4で、nは1〜5の整数で、A
は−N=CH−または一〇H=N−でXは水素原子、ハ
ロゲン原子、フルキル基シアルコキシ基、ニドp基、フ
ェニル基、7ゾフエニル基から選ばれた原子または基で
ある)で示されるシップ塩基型ベンゾクラウンエーテル
である。
本発明の前記一般式(1)で示されるシッフ塩基型ベン
ゾクラウンエーテルは新規化合物であり、通常次のよう
な測定によって該化合物であることを確認できる。
(1)赤外吸収スペクトル(IR) 環状ポリエーテル構造に基づ(吸収が 1270cm−1付近と1130cm−1付近に強く現
われる。−〇H=N−結合または−N=CH−結合に由
来する吸収ピークが164゜傭−1付近に現われる。
(2118C−核磁気共鳴スペクトル 重クロロホルムを溶媒及び標準物質として測定すると、
−N=CH−または−CH=N−結合の炭素に由来する
ピークが160 ppm付近に、クラウンエーテル環の
メチレン炭素に由来するピークが70 ppm付近に現
われる。
(3)質量分析 質量分析の手段として、電界脱離法(FDと略す)を用
いることにより、本発明の前記一般式(1)で示される
化合物の分子イオンピークが観測される。
(4) 元素分析 炭素、水素、窒素、・10グンの分析結果を前記一般式
(1)から算出される理論値と比較することKより確認
される。
本発明の前記一般式(1)で示される化合物の性状は、
後述する製造方法、用途等の説明あるいは実施例の結果
からも明らかであるが代表的な性状を示せば次のとおり
である。2(1)本発明のシック塩基型ベンゾクラウン
エーテルは一般に蒸留不可能で明確な沸点を得がたい。
(11)通常の製法では粉末状固体として得られ常温(
25℃)においては微黄色の固体である。
(III) 前記一般式(1)においてm=3の場合融
点が70〜190℃2m;4の場合融点が50〜180
℃である。また、m = 4のものはm==3のものに
比べ吸湿性が大きい。
(1v)前記一般式(1)で示されるシック塩基型ベン
ゾクラウンエーテルは種々の有機溶媒に溶解する。例え
ば塩化メチレン、りparホルム、ベンゼン、トルエン
、アセトン。
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルム7ミ
ド、メタノール等には常温で溶解する。またエタノール
、イソプルピルフルフール等には加温下に溶解し、更に
加熱されたベキサン、へブタン等には微量溶解する。
前記性状については極めて容易に確認出来るので、使用
に先きたち予め確認すればよい、。
本発明の前記一般式(1)で示されるシン7塩基戯ビス
クラウンエーテルの製造方法は特に限定されるものでな
く、如何なる方法を採用してもよい。工業的に好適な方
法の一例を具体的に例示すれば次のとおりである。
すなわち、一般式 (ただし、mは3または4である)で示されるホルミル
ベンゾクラウンエーテルと一般式(ただし、X及びnは
前記一般式(1)において説明したものと同様である)
で示される芳香族アミンを反応させる方法力;ある。
また、一般式 (ただし、mは3または4である)で示されるアミノベ
ンゾクラウンエーテルと一般式(ただし、X及びnは前
記一般式(1)で説明したものと同様である)で示され
る芳香族アルデヒドとを反応させる方法も好適である。
−これらの方法は目的化合物に応じて好適に選択して用
いられる。
前記一般式(1) 、 (1)及び(V)で示される構
造式中Xはそれぞれ、水素原子、ハpグン原子、フルキ
ル基、アルコキシ基、ニド−基。
フェニル基、アブフェニル基から選ばれた原子または基
である。該ハロゲン原子は塩素。
臭素、沃素または弗素が適宜選択して用いられ、またフ
ルキル基、アルコキシ基のフルキル基は特に限定されず
用い5るが、一般にはメチル基、エチル基、プロピル基
、ブチル基等の低級フルキル基が好適である。本発明に
おけるこれらの基は前記(II)〜ff)の原料化合物
とこれらの反応についての説明から明らかなように、原
料化合物のベンゼン鼻の水素原子が置換されたもので、
反応には不活性の基である。従って、前記フルキル基、
アルコキシ基、フェニル基、7ゾフエニル基等はこれら
の骨格が銹導されていればよ(、これらの基の水素原子
の少くとも1つが他の置換基で置換されていても前記反
応によって目的物を得ることが出来る。
前記一般式(It)で示される原料化合物は314ジヒ
ドーキシベンズアルデヒドと、テトラエチレングリコー
ルジクロリドまたはペンタエチレングリコールジクロリ
ドを反応させて得るか、またはカテコールとテトラエチ
レングリコールジクロリドまたはペンタエチレングリコ
ールジクロリドとを反応させて、一般式(Vl)で示さ
れる化合物 (ただし、mは3または4) を得た後にアルデヒド基を導入するかの何れかの公知の
方法によって得られる。
また、前記一般式(IV)で示される原料化合物は、一
般式(Vl)で示される化合物なニトロ化した後、白金
触媒等の存在下に水素還元する公知の方法によって容易
に得ることができる。
本発明の一般式(1)で示される化合物を得る反応態様
については特に限定されないが、一般に個々の反応原料
が有するアルデヒド基及びアミ7基に対して不活性な溶
媒中で溶液ないし懸濁状態において反応する方法が好適
に採用される。上記反応に好適1C用いられる溶媒を例
示すれば、へキサ/、へブタン、オクタン等の脂肪族炭
化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類;塩化メチレン、りppホルム、トリクI:I
pトリフロpエタン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類;
りpルベンゼン、プ[+ムベンゼン等のハロゲン化芳香
族炭化水素類;メタノール、エタノール、インプロパツ
ール、ブタ、)−ル。
エチレングリコール、ジェチンングリコール等の脂肪族
アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチル
インブチルケトン等のケトン類;7セトニトリル、ベン
ゾニトリル等のニトリ/し類;ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル
類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチル7
セト7ミド等の7ミド類等が挙げられる。
本発明の前記一般式(1)で示される化合物を得るには
、特別な触媒を用いずとも前記反応は進行するが、該反
応は三フッ化ホウ素エチルエーテル、パラトルエンスル
ホン酸、硫酸、リン酸等の酸触媒を微量添加することに
より著しく反応速度を増加せしめることができ工業的に
有利である。
本発明の一般式(1)で示される化合物を得るKあたっ
て採用される反応温度は特に限定的でないが、一般に0
℃〜150℃の間で行えば十分である。また反応時間は
反応温度。
反応溶媒、原料濃度、触媒の有無等により相違するが、
一般KIO分から50時間の範囲で適宜決定して採用す
ればよい。
上記反応で得られる本発明の一般式(夏)で示される化
合物は、高分子量、高沸点であるため蒸留が困難である
。そのため、通常は抽出、再結晶等の手段によって精製
されるが、反応溶媒によっては目的生成物が反応の進行
に伴って選択的に沈澱し、特別な後処理操作を必要とせ
ず、単なる濾過操作のみによって十分な純度のものが得
られる場合もある。
本発明の一般式(1)の化合物は、カリウム塩に対して
高い選択的配位能力な有するためカリウム塩の選択的吸
収剤、あるいはカリウム選択性電極の成分として使用す
ることができる。抽出剤としての利用の態様は、カリウ
ム塩の存在状態により相違する。代表的な例を具体的に
示せば、水溶液中にす) IJウム塩と共存するカリウ
ム塩を選択的に抽出除去するに際し、本発明の式(1)
で示される化合物を水と混和しない有機溶媒に溶解し、
該有機溶媒な水相と接触せしめることにより該カリウム
塩を水相より選択的に有機溶媒中に抽出することが出来
る。
本発明の一般式(1)で示される化合物を1成分として
用いてカリウム選択性電極を構成する態様については%
に限定されず、例えばイオン選択性電極(共立出版19
77)第7章、 Ion−9elective Ele
ctrodesin Analytical Chem
jstry (P 1 e n u m P r e 
s s 1978 ) 93章及び第4章+Analy
tfcal Chemistry■、223B(197
5) 等に記載された種々の公知の方法が用いられる。
具体的に例示すれば、本発明の一般式(1)で示される
化合物をニトロベンゼン、ブロモベンゼン、ジフェニル
エーテル等の水に不溶性の有機化合物に溶解し、ガラス
ギヤピラリ−、セラミック多孔膜、高分子多孔膜忙保持
させる方法、シリコンゴム、可塑剤を含むポジ塩化ビニ
ル、可塑剤を含むポリメチルメタクリレート等と共に適
当な方法、例えば共通溶媒に溶解した後溶媒を蒸発せし
めて膜状物を一旦形成し、この膜状物を電極セルに取り
付けるか、あるいは銀線または白金線またはシリコン半
導体素子のゲート部上に直接薄膜を形成させる方法等に
より、カリウム選択性電極を構成することがで檜る。こ
こにおいて用いる可塑剤は公知のものが特に限定されず
用いられる。例示すれば、ジメチルフタレート、ジエチ
ルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレ
ート等の7タル酸エステル類;ジオクチルアジペート、
ジオクチルセバケート等の脂肪酸エステル類;リン酸ト
リクレジル等のリン酸エステル類;オルソニトロフェニ
ルオクチルエーテル等のオルンニトpフェニルフルキル
エーテル等が挙げられる。
前記本発明の化合物を電極用膜状物とする具体的な電極
の1例は、第5図及び第6図に示すとおりである。すな
わち、第5図は起電力を測定1−る装置の説明図であり
、第6図は第5図の電極に内蔵される各種構成要素な示
す説明図である。本発明の化合物から製造した膜状物は
、第6図の膜状物αQに設置してカリウム選択性電極の
構成部品として使用される。なお、第5図及び第6図中
、各数値は次ぎの内容を示す。
1 電極 2 測定溶液 3 磁気回転子 4 磁気攪拌機 5 酢酸リチウム塩橋 6 塩化カリウム飽和水溶液 7 飽和かんこ5電極 8 エレクトロメーター 11 アクリル製膜ホルダー 12 銀線 13 被榎ガラス管 14 銀−塩化銀線 15 塩化カリウム内部標準液 16膜 170−リング 以下に本発明を更に具体的に説明するために実施例を挙
げるが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
実施例 1 磁気回転子を入れた内容積100mA!の三角フラスコ
にエタノール4c)mt。
(以下、単に41−ホルミルベンゾ15クラウン5と略
記する。)を2.0.9 (6,76ミリモル)、アニ
リン0.63.9(6,フロミリモル)を仕込み、冷却
管を付して攪拌しなから油浴を用いて還流下で48時間
反応を行った。反応後エタノールを留去した。得られた
反応物をインブーパノールから再結晶し微黄色結晶L9
7iを得た。得られたものについて、以下の分析を行っ
た。
(1)融点 70〜72℃ (2)赤外吸収スペクトル(結果を第1図として添付す
る) −CH=N −1640cm−” 環状エーテル 1270Gl+−” + 1130砿−
1(3)C−核磁気共鳴スペクトル(結果を第2図とし
て添付する) 測定溶11.:宣りRpホルム 標準 二重クロロホルム a 120〜129 ppm b 149 ppm c 159ppm d 129 ppm e 112〜124 ppm f 152 ppm g 68〜71 ppm (4)質量分析スペクトル FD法 m / e = 371 (M+)(5)元素
分析 以上の測定結果より、生成物が目的物であることが確認
できた。
実施例 2〜22 冷却管、水分定量受器を付した内容積100dのナス形
フラスコに41−ホルミルベンゾ15クラウン5を2.
0 & (6,76ミリモル)、第れる芳容族アミン(
ただし、第1表の表示はアミ7基(NH,)を省略して
表示した)を6、フロミリモル、反応触媒として三フフ
化ホウ素エチルエーテルを20■及びベンゼン5゜dを
仕込み、磁気回転子で攪拌しながら、油浴で加熱しなが
ら4時間共沸脱水させた。反応後ベンゼンを留去し、生
成物をインプロパツールから再結晶し、黄色及び白色の
結晶を得た。反応物の収率、融点及び元素分析結果を第
1表Kまとめた。また目的生成物の確認は実施例1と同
様に行い、それぞれ確認した。
以下余白 実施例 23〜34 冷却管、水分定量受器を付した内容M io。
dのナス形フラスコに417ミノベンゾ15クラウン5
を2.0 g(9,85ミリモル)、第2表に示す一般
式(x ねハ回ヒCHOで示される一芳香族アルデヒド
(ただし、第2表の表示はフルグヒド基(CHO)を省
略して表示した)を9.85 ミリモル、反応触媒とし
て三フッ化ホウ素エチルエーテルを20111g及びベ
ンゼンを5one仕込み、磁気回転子で攪拌しながら、
油浴で加熱しながら、4時間共沸脱水させた。反応後ベ
ンゼンを留去し、生成物をイソプルパノールから再結晶
し、濾別した後減圧乾燥した。反応物の分析は実施例1
に述べたのと同様な方法によって行い、生成物が目的物
であることを確認した。結果を第2表に示す。
実施例 35〜56 冷却管、水分定量受器を付した内容積100m/17)
ナス形フラスコに41−ホルミルベンゾ18クラウン6
を2.0p(5,88ミリモル)、第3表に示す一般式
(X胎バ巨トNH2で示される芳香族アミン(ただし、
第3表の表示はアミ7基(NH,)を省略して表示した
)を5.88ミリモル、反応触媒として三フッ化ホウ素
エチルエーテルを2011g及びベンゼン50mを仕込
み、磁気回転子で攪拌しながら、油浴で加熱しながら4
時間共沸脱水させた。反応後ベンゼンを留去し、生成物
をインプロパツールから再結晶し、黄色及び白色の結晶
を得た。
反応物の分析は実施例1に述べたのと同様に行い、生成
物が目的物であることを確認した。
結果を第3表に示す。
実施例 57〜68 冷却管、水分定量受器を付した内容積100m1のナス
形フラスコlc4’7ミノベンゾ18クラウン6を2.
0 f/ (6,12ミリモル)、第4表に示す一般式
< X 刊−CHOで示される芳香族アルデヒド(ただ
し、第4表の表示はアルデヒド基(CHO)を省略して
表示した)を6.12ミリモル、反応触媒として三フッ
化ホウ素エチルエーテルを20’R9,及びベンゼンを
501仕込み、磁気回転子で撹拌しながら、油浴で加熱
しながら、4時間共沸脱水させた。反応後ベンゼンを留
去し、生成物をイソプルパノールから再結晶し、濾別し
た後減圧乾燥した。反応物の分析は実施例1に述べたの
と同様な方法によって行い、生成物が目的物であること
を確認した。結果を第4表に示す。
用途例 1 先の実施例1〜24で得られた本発明の化合物を用いて
、「クラウンエーテルとクリプタンドの化学」(化学同
人、1979年)第1章第1節に記載された方法に従い
、本発明の化合物を用いてカリウムピクレート及びナト
リウムビクレートの水相から有機相への抽出を行った。
本発明の化合物を3 X 10”M濃度で含む塩化メチ
レン溶液5ゴと、水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウ
ムを10−BM 、ピクリン酸を7×10 濃度で含む
水溶液5Nを混合し、23℃におい−C5分間激しく振
とうした後、静置して水相と有機相を分離せしめた。
有機相中に抽出されたカリウムピクレートあるいはナト
リウムビクレートの抽出率は、可視吸収スペクトルを用
いて374 nmの吸収によりめた。結果を第5表に示
す。
第 5 表 また比較のため、4′ホルミルベンゾ15クラウン5を
用いて同様な実験を行った結果、カリウムビクレート抽
出率は17.7%、ナトリウムビクレートの抽出率は5
.1%、カリウムピクレート/ナトリウムビクレート抽
出率比は3,5であった。
用途例 2 本発明の化合物のカリウム選択性電極への応用例を示す
。実施例1〜68において鳴られた本発明の化合物をI
OQ、ポリ塩化ビニル(重合度1300)200■、オ
ルソニド−オクチルフェニルエーテル400 mgを1
01のテトラヒドロフランに溶解した。この溶液を平滑
なガラス板−1−に流延した後、テトラヒドロフランを
蒸発せしめ【約100ミクロン厚の膜を得た。この膜を
第5図及び第6図に示す装着し、第5図及び第6図に示
した装置を用いて電極性能を評価した。すべての測定は
25℃で行った。
ナトリウムイオンに対するカリウムイオンの選択倍率の
決定は、「イオン選択性電極J(共立出版1977)第
2章第3節に記載された混合溶液法によってめた。具体
的には塩化カリウムと塩化ナトリウムを含む水溶液にお
いて、塩化カリウムを一定濃度(10−’M)とし、塩
化ナトリウムの濃度を変化させて起電力を測定した。そ
して、起電力と塩化ナトリウム濃度の関係をプロットし
、その屈曲点における塩化ナトリウムの濃度を塩化カリ
ウムの濃度で除去した値をもって選択倍率とした。この
値は太なるほどカリウム選択性電極として優れている。
また、塩化カリウムのみを10−1〜10−5Mの濃度
範囲で含む水溶液の起電力を測定して、起電力と塩化カ
リウム濃度との関係より勾配を塩化カリウム濃度が10
倍変化するについての起電力の変化量としてm v/ 
d e c a d eの単位でめた。結果を第6表に
示す。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ実施例1で得た化合物の赤
外吸収スペクトル及び18c−核磁気共鳴スペクトルで
ある。第3図及び第4図はそれぞれ実施例11で得た化
合物の赤外吸収スペクトル及び180〜核磁気共鳴スペ
クトルである。第5図は起電力を測定する装置の説明図
で、第6図は第5図の電極(1)に内蔵される各種構成
要素を示す説明図である。 第5図及び第6図の各数値は次ぎの内容を示す。 1 電極 2 測定溶液 3 磁気回転子 4 磁気攪拌機 5 酢酸リチウム塩橋 6 塩化カリウム飽和水溶液 7 飽和かんこう電極 8 エレクトロメーター 11 7クリル製膜ホルダー 12 銀線 13 被覆ガラス管 14 銀−塩化鎖線 1510M塩化カリウム内部標準液 16 膜状物 170−リング 特許出願人 徳山盲違株式会社 第5凹 1b 司6図 手続補正層− 昭和59年7月βO日 特許庁長官若杉和夫 殿 /事件の表示 %願昭タg−:137q37号 λ1発明の名称 シッフ[Mmベンゾクラウンエーテル 3補正をする者 事件との間作 特許出願人 住所 山口県徳山市御影町/番/号 j補正命令の日付 自発 左補正により増加する発明の数 なし 左補正の対象 明細書の[発明の詳細な説明」の欄 2補正の内容 +11 明維誉第グ貞り行目 1/1−[高いj全削除
する。 し2:、〕・ (2) 同第7頁77行目 「ビスクラウン」ヲ「ベンゾクラウン」に補正する。 (3)同第23頁λ行目 「内容製」ヲ「内容積」に補正する。 (4) 同第3q頁72行目 「7 X / 0−5Jを「7×70−5M」に補正す
る。 (5) 同第32頁72行目 「オルソニトロオクチルフェニルエーテル」全1オルン
ニトロフェニルオクチルx −f /I/ Jに補正す
る。 二33頁70行目 三去した」f;C[除した」に補正する。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 (ただし、mは3または4で、nは1〜5の整数で、A
    は−N=CH−または−CH=N−でXは水素原子、・
    ・pグン原子、アルキル基。 アルコキシ基、ニトロ基、フェニル基、7ゾフエニル基
    から選ばれた原子または基である)で示されるシッフ塩
    基塵ミンゾクラウンエーテル。
JP58237937A 1983-12-19 1983-12-19 シツフ塩基型ベンゾクラウンエ−テル Granted JPS60130584A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114702635A (zh) * 2022-03-28 2022-07-05 辽宁石油化工大学 席夫碱冠醚聚合物制备方法及其在阴离子交换膜中的应用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114702635A (zh) * 2022-03-28 2022-07-05 辽宁石油化工大学 席夫碱冠醚聚合物制备方法及其在阴离子交换膜中的应用
CN114702635B (zh) * 2022-03-28 2023-04-07 辽宁石油化工大学 席夫碱冠醚聚合物制备方法及其在阴离子交换膜中的应用

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JPH0326192B2 (ja) 1991-04-10

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