JPS6012984B2 - セメント組成物 - Google Patents
セメント組成物Info
- Publication number
- JPS6012984B2 JPS6012984B2 JP55139299A JP13929980A JPS6012984B2 JP S6012984 B2 JPS6012984 B2 JP S6012984B2 JP 55139299 A JP55139299 A JP 55139299A JP 13929980 A JP13929980 A JP 13929980A JP S6012984 B2 JPS6012984 B2 JP S6012984B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement
- weight
- sodium silicate
- parts
- cement composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/10—Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はセメント組成物に関し、その目的とするところ
は長期強度の低下をみることなくセメントの硬化時間の
短縮および早強性を発現させることにある。
は長期強度の低下をみることなくセメントの硬化時間の
短縮および早強性を発現させることにある。
また他の目的は、硬化体のプリージングを抑制させるセ
メント組成物に関するものである。
メント組成物に関するものである。
セメントは周知の通り土木、建築の分野で大量に使用さ
れており、通常それはボルトランドセメントである。一
般に、セメントモルタルは硬化物の強度は大きいが、硬
化するまでの時間が比較的長く、換言すれば早強性に欠
け、一方、作業性を向上すべくW/Cを大きくすると強
度低下が著しくかつブリージンを起し不均質な硬化体と
なる欠点がある。
れており、通常それはボルトランドセメントである。一
般に、セメントモルタルは硬化物の強度は大きいが、硬
化するまでの時間が比較的長く、換言すれば早強性に欠
け、一方、作業性を向上すべくW/Cを大きくすると強
度低下が著しくかつブリージンを起し不均質な硬化体と
なる欠点がある。
アルミナセメントは、早強性に優れかつ高強度を発現す
るすぐれたセメントであるが、高価であるので特殊の用
途に限られ、汎用はできない。従って、これまでボルト
ランドセメントの硬化性能を向上すべく数多くのセメン
ト添加剤が提案され、かつ実施されてきた。例えばその
代表的なものとして石膏、塩化カルシウム、塩化アルミ
ニウムなどがあるが、長期強度の低下、鉄筋の腐蝕その
他の問題が生じる。
るすぐれたセメントであるが、高価であるので特殊の用
途に限られ、汎用はできない。従って、これまでボルト
ランドセメントの硬化性能を向上すべく数多くのセメン
ト添加剤が提案され、かつ実施されてきた。例えばその
代表的なものとして石膏、塩化カルシウム、塩化アルミ
ニウムなどがあるが、長期強度の低下、鉄筋の腐蝕その
他の問題が生じる。
一方他のセメント添加剤として水ガラスを早強剤として
使用することも知られているが、水ガラスのゲル化が早
いため、土質安定化を目的とするグラウト注入工法の如
き特殊な用途にのみ使用され汎用はされていない。一般
にセメント一水ガラス系は硬化の主体が蓮酸ゲルである
ため、乾燥するとヒビ割れを生じて長期強度はなく、水
中または湿潤士中でしか適用できない。本発明者らは、
叙上の事実に鑑み、セメント−水ガラス系を長年研究し
てきたところ、特殊なシリカ原料かち得られる粉末珪酸
ソーダがセメント添加剤として極めてセメントの硬化性
能を改善することの知見に基づいて本発明を完成した。
使用することも知られているが、水ガラスのゲル化が早
いため、土質安定化を目的とするグラウト注入工法の如
き特殊な用途にのみ使用され汎用はされていない。一般
にセメント一水ガラス系は硬化の主体が蓮酸ゲルである
ため、乾燥するとヒビ割れを生じて長期強度はなく、水
中または湿潤士中でしか適用できない。本発明者らは、
叙上の事実に鑑み、セメント−水ガラス系を長年研究し
てきたところ、特殊なシリカ原料かち得られる粉末珪酸
ソーダがセメント添加剤として極めてセメントの硬化性
能を改善することの知見に基づいて本発明を完成した。
すなわち、本発明は、セメントに、金属珪素やフェロシ
リコンなどの賊熱冶金工業から排出する微細シリカ含有
の副生物、苛性ソーダおよび水との反応生成物である含
水率15〜3の重量%の粉末珪酸ソーダを配合してなる
セメント組成物である。本発明におけるセメントはボル
トランドセメントであるが、他の高炉セメント、コロイ
ドセメント、シリカセメント、アルミナセメントなども
適宜併用されたものであってもよい。一方、本発明にお
いてセメント添加剤として使用する粉末珪酸ソ−外まフ
ェロシリコンダストの如き電熱冶金工業において集塵さ
れる副生物をシ*リカ原料としてこれに苛性ソーダおよ
び限られた水を加えて反応させて製造されるもので、新
規な珪酸ソーダである。
リコンなどの賊熱冶金工業から排出する微細シリカ含有
の副生物、苛性ソーダおよび水との反応生成物である含
水率15〜3の重量%の粉末珪酸ソーダを配合してなる
セメント組成物である。本発明におけるセメントはボル
トランドセメントであるが、他の高炉セメント、コロイ
ドセメント、シリカセメント、アルミナセメントなども
適宜併用されたものであってもよい。一方、本発明にお
いてセメント添加剤として使用する粉末珪酸ソ−外まフ
ェロシリコンダストの如き電熱冶金工業において集塵さ
れる副生物をシ*リカ原料としてこれに苛性ソーダおよ
び限られた水を加えて反応させて製造されるもので、新
規な珪酸ソーダである。
これは本発明者らが開発したもので、例えば特開昭52
−26515号、特開昭53−5229計戦こその製法
および物性を明らかにしてある。この粉末珪酸ソーダは
原料の性質上炭素を初めとして微細な不溶性成分が若干
量均一に混在したものであって重量であり、しかも外観
は灰色ないし黒色をしており、大体次の組成を有する。
−26515号、特開昭53−5229計戦こその製法
および物性を明らかにしてある。この粉末珪酸ソーダは
原料の性質上炭素を初めとして微細な不溶性成分が若干
量均一に混在したものであって重量であり、しかも外観
は灰色ないし黒色をしており、大体次の組成を有する。
(数値は重量%)前記において可溶性成分または不溶‘
性成分の値は、試料5夕を100夕の水で7000、1
時間渡洋した後に固液分離される溶解成分および不溶成
分をいう。
性成分の値は、試料5夕を100夕の水で7000、1
時間渡洋した後に固液分離される溶解成分および不溶成
分をいう。
このような粉末珪酸ソ−ダは原料のシリカ分のうち少な
くとも約8の重量%が瑳酸アルカリへ転化して可溶化し
たものであり、その可溶成分の水に対する溶解性が、一
般の珪酸アルカリ水溶液を頃霧乾燥した粉末品や無水珪
酸アルカリガラスの部分水和の粉末珪酸アルカリガラス
に比して良好なため、いわゆる“インスタント水ガラス
”となりうるもので、外観や物性の点から、他の粉末珪
酸ソーダとは明瞭に区別できる特徴的なものである。
くとも約8の重量%が瑳酸アルカリへ転化して可溶化し
たものであり、その可溶成分の水に対する溶解性が、一
般の珪酸アルカリ水溶液を頃霧乾燥した粉末品や無水珪
酸アルカリガラスの部分水和の粉末珪酸アルカリガラス
に比して良好なため、いわゆる“インスタント水ガラス
”となりうるもので、外観や物性の点から、他の粉末珪
酸ソーダとは明瞭に区別できる特徴的なものである。
本発明にかかるセメント組成物はセメントに前記粉末珪
酸ソーダを配合してなるものであるが、その使用目的に
従ってセメントや粉末珪酸ソーダの種類や配合量を適宜
選択設定される。
酸ソーダを配合してなるものであるが、その使用目的に
従ってセメントや粉末珪酸ソーダの種類や配合量を適宜
選択設定される。
しかも、多くの場合、セメント100重量部に対し、粉
末珪酸ソ−ダは多くとも2の重量%までであり、好適に
は2〜1の重量%の範囲にある。この理由は粉末珪酸ソ
ーダの添加量が約2重量%以下では添加により効果が小
さく、硬化時間初期強度などセメント自体の特性と実質
的に変らないからであり、一方約2の重量%を越えると
長期強度等が劣化してむしろセメント組成物の諸性能を
劣化する傾向にあるからである。
末珪酸ソ−ダは多くとも2の重量%までであり、好適に
は2〜1の重量%の範囲にある。この理由は粉末珪酸ソ
ーダの添加量が約2重量%以下では添加により効果が小
さく、硬化時間初期強度などセメント自体の特性と実質
的に変らないからであり、一方約2の重量%を越えると
長期強度等が劣化してむしろセメント組成物の諸性能を
劣化する傾向にあるからである。
本発明にかかるセメント組成物は、使用に際して配合組
成を取ることは勿論できるが、予めワンパック型に調製
しておくこともできる。このようにセメント組成物はボ
ルトランドセメント自体に比較して硬化時間が著しく短
縮されて早強性を示す。さらに、可溶性の炭酸塩や燐酸
性を本発明に係るセメント組成物に少量添加配合すると
より一層に硬化時間の調整が可能となると同時に、ブリ
ージングの現象が著しく抑制されて好ましい相剰作用を
発揮するので、これらは必要に応じて補助的に配合する
ことができる。例えば炭酸塩としては炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムが代表的であり、一方、燐酸塩としては燐
酸二水素ナトリウム、トリポリ燐酸ナトリウムなどがあ
げられる。これらの塩類の添加量はセメント10の重量
部に対して0.2〜5重量部の範囲にある。その範囲を
越えるとむしろセメントの硬化を妨げ強度低下の原因と
なる。このように本発明にかかるセメント組成物は長期
強度を実質的に低下させることなく早強性を与えること
ができ、かつW/Cの高いセメントミルクであってもブ
リージングを起さないので、例えば注入ペーストとして
の利用、ヘドロの固化、軟弱地盤の安定化、ソィルセメ
ントやオイルウェルセメントへの用途、高炉スラグやフ
ライアッシュ混用の際の早強性の付与、発泡モルタル等
の泡安定剤などの特殊な使用目的に利用されることが可
能であり、更に汎用セメントモルタルの早強性付与に好
ましい効果を発揮させることができる。
成を取ることは勿論できるが、予めワンパック型に調製
しておくこともできる。このようにセメント組成物はボ
ルトランドセメント自体に比較して硬化時間が著しく短
縮されて早強性を示す。さらに、可溶性の炭酸塩や燐酸
性を本発明に係るセメント組成物に少量添加配合すると
より一層に硬化時間の調整が可能となると同時に、ブリ
ージングの現象が著しく抑制されて好ましい相剰作用を
発揮するので、これらは必要に応じて補助的に配合する
ことができる。例えば炭酸塩としては炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムが代表的であり、一方、燐酸塩としては燐
酸二水素ナトリウム、トリポリ燐酸ナトリウムなどがあ
げられる。これらの塩類の添加量はセメント10の重量
部に対して0.2〜5重量部の範囲にある。その範囲を
越えるとむしろセメントの硬化を妨げ強度低下の原因と
なる。このように本発明にかかるセメント組成物は長期
強度を実質的に低下させることなく早強性を与えること
ができ、かつW/Cの高いセメントミルクであってもブ
リージングを起さないので、例えば注入ペーストとして
の利用、ヘドロの固化、軟弱地盤の安定化、ソィルセメ
ントやオイルウェルセメントへの用途、高炉スラグやフ
ライアッシュ混用の際の早強性の付与、発泡モルタル等
の泡安定剤などの特殊な使用目的に利用されることが可
能であり、更に汎用セメントモルタルの早強性付与に好
ましい効果を発揮させることができる。
<粉末珪酸ソーダの調製> ** フ
エロシリコンダスト(Si02:92%、C:3%、そ
の他:1.5%)10畔部および50%液体苛性ソーダ
を所定量配合して均一に混合し、次いで短時間に加熱反
応させた後、次いで放冷した固化物を粉砕して500山
節を通過する程度の粉末珪酸ソーダを得、これを試料と
する、その特性は次の通りである。実施例 1 普通ボルトランドセメント10の重量部に第1表に示す
珪酸ソーダを5または1の重量部添加して各種のセメン
ト組成物を調製する。
エロシリコンダスト(Si02:92%、C:3%、そ
の他:1.5%)10畔部および50%液体苛性ソーダ
を所定量配合して均一に混合し、次いで短時間に加熱反
応させた後、次いで放冷した固化物を粉砕して500山
節を通過する程度の粉末珪酸ソーダを得、これを試料と
する、その特性は次の通りである。実施例 1 普通ボルトランドセメント10の重量部に第1表に示す
珪酸ソーダを5または1の重量部添加して各種のセメン
ト組成物を調製する。
これをそれぞれ水80重量部に加え10分間涙練しスラ
リー状にした、このスラリ‐を400×8皿側の型枠中
に流し込み静遣して硬化させた後脱型し供試体を得た、
供試体は湿気箱中で養生を行ない1、3、7、28日強
度を測定した。また供試体の高さを測定し、災型枠の高
さ80舷との差をプリージング量として(脇/8仇舷)
の単位で記録した、またプリージング部の水は供謎体の
W/Cに関与しないので、この水量を水の配合量8碇部
より除いた供謎体のW/Cを算出し記録した。また上記
濠練後のスラリーの入った容器を優けてもスラリーが全
く流動性を示めさなくなった時間を混練直後ゼロとして
測定し硬化時間とした、以上の配合と特性値を第1表に
示した。第1表 注.試料豚4の 酸ソーダはモル比Si02/Na20
3.15の無水 酸ソーダカレントガラスの粉砕品(
シルポン330:日本化学工業(株)社製)試料修5の
酸ソーダはJIS3号けい酸ソーダ水溶液上記の結果
から、本発明にかかる粉末珪酸ソーダはいずれもブリー
ジングを抑え、かつ硬化を促進する助剤として作用し、
好ましいセメント組成物を与えることがわかる。
リー状にした、このスラリ‐を400×8皿側の型枠中
に流し込み静遣して硬化させた後脱型し供試体を得た、
供試体は湿気箱中で養生を行ない1、3、7、28日強
度を測定した。また供試体の高さを測定し、災型枠の高
さ80舷との差をプリージング量として(脇/8仇舷)
の単位で記録した、またプリージング部の水は供謎体の
W/Cに関与しないので、この水量を水の配合量8碇部
より除いた供謎体のW/Cを算出し記録した。また上記
濠練後のスラリーの入った容器を優けてもスラリーが全
く流動性を示めさなくなった時間を混練直後ゼロとして
測定し硬化時間とした、以上の配合と特性値を第1表に
示した。第1表 注.試料豚4の 酸ソーダはモル比Si02/Na20
3.15の無水 酸ソーダカレントガラスの粉砕品(
シルポン330:日本化学工業(株)社製)試料修5の
酸ソーダはJIS3号けい酸ソーダ水溶液上記の結果
から、本発明にかかる粉末珪酸ソーダはいずれもブリー
ジングを抑え、かつ硬化を促進する助剤として作用し、
好ましいセメント組成物を与えることがわかる。
一方、比較として珪酸ソーダ水溶液および無水珪酸ソー
ダを用いたものをみたが、前者においては、少量では硬
化促進効果はなく、多量に使用すれば強度劣化を起し、
またスラリーの粘性が高すぎて作業性に欠ける。一方後
者はブリージングが大きく硬化時間も遅くいずれも不適
である。実施例 2 普通ボルトランドセメント100重量部に試料No.2
の粉末珪酸ソーダを0〜2の重量部混合したセメント組
成物を調製して、これを水60〜120重*量部に加え
10分間濠練しスラリー状にし実施例1と同様に測定し
て特性値を得た、ブリージングについての結果を第2表
に示した。
ダを用いたものをみたが、前者においては、少量では硬
化促進効果はなく、多量に使用すれば強度劣化を起し、
またスラリーの粘性が高すぎて作業性に欠ける。一方後
者はブリージングが大きく硬化時間も遅くいずれも不適
である。実施例 2 普通ボルトランドセメント100重量部に試料No.2
の粉末珪酸ソーダを0〜2の重量部混合したセメント組
成物を調製して、これを水60〜120重*量部に加え
10分間濠練しスラリー状にし実施例1と同様に測定し
て特性値を得た、ブリージングについての結果を第2表
に示した。
硬化時間の結果を第3表に示した。ブリージングを抑制
し適度の硬化時間を得るためには粉末珪酸ソーダの添加
量は水の配合量の1/20〜1/5が適当であった。ま
た、セメント組成物の1日強度は粉末達酸ソーダの添加
により向上し28日強度は供試体のW/Cによって一義
的に決まり粉末珪酸ソーダの添加による実質的な低下は
なかった。第 2 表 ブリージング
(のれ/80の彼)第 3 表 硬化時
間(時−分)実施例 3晋弾ボルトランドセメント10
0重量部、試料3No.2の粉末珪酸ソーダ5重量部、
炭酸ソーダまたはリン酸ソーダ0.5〜1の重量部を混
合してセメント組成物を調製する。
し適度の硬化時間を得るためには粉末珪酸ソーダの添加
量は水の配合量の1/20〜1/5が適当であった。ま
た、セメント組成物の1日強度は粉末達酸ソーダの添加
により向上し28日強度は供試体のW/Cによって一義
的に決まり粉末珪酸ソーダの添加による実質的な低下は
なかった。第 2 表 ブリージング
(のれ/80の彼)第 3 表 硬化時
間(時−分)実施例 3晋弾ボルトランドセメント10
0重量部、試料3No.2の粉末珪酸ソーダ5重量部、
炭酸ソーダまたはリン酸ソーダ0.5〜1の重量部を混
合してセメント組成物を調製する。
これを水60〜120重量部に加えて1び分間混練し、
実施例1と同様に測定を行なった。比較のため粉末珪酸
ソーダを添加しな3‐‐Y、もの及び粉末珪酸ソーダと
炭酸ソーダまたはリン酸ソーダを添加しないものについ
ても同様に測定した。それらの結果を第4表(ブリージ
ング)および第5表(硬化時間)に示した。炭酸ソーダ
またはリン酸ソーダの添加はソルティ−の効果を助長し
特に水の多い配合で改善が顕著であった。第 4
表 ブリージング(のの/80の彼)第 5
表 硬化時間(時‐分)セメント組成物の1
日強度は試料No.1ふ16のものよりも、17一1、
18−1の方がより高くなった。また、28日強度では
リン酸ソーダを添加した試験No.18−1の場合は高
くなった。なお炭酸ソーダやリン酸ソーダの添加量はボ
ルトランドセメントの1%以上が適当であった。実施例
4 普通ボルトランドセメント100重量部に試料NO.2
の粉末達酸ソーダ5重量部、炭酸ソーダ1重量部を添加
混合してセメント組成物を調製し**た。
実施例1と同様に測定を行なった。比較のため粉末珪酸
ソーダを添加しな3‐‐Y、もの及び粉末珪酸ソーダと
炭酸ソーダまたはリン酸ソーダを添加しないものについ
ても同様に測定した。それらの結果を第4表(ブリージ
ング)および第5表(硬化時間)に示した。炭酸ソーダ
またはリン酸ソーダの添加はソルティ−の効果を助長し
特に水の多い配合で改善が顕著であった。第 4
表 ブリージング(のの/80の彼)第 5
表 硬化時間(時‐分)セメント組成物の1
日強度は試料No.1ふ16のものよりも、17一1、
18−1の方がより高くなった。また、28日強度では
リン酸ソーダを添加した試験No.18−1の場合は高
くなった。なお炭酸ソーダやリン酸ソーダの添加量はボ
ルトランドセメントの1%以上が適当であった。実施例
4 普通ボルトランドセメント100重量部に試料NO.2
の粉末達酸ソーダ5重量部、炭酸ソーダ1重量部を添加
混合してセメント組成物を調製し**た。
これを水8匹重量部に加え10分間濠練し、実施例1と
同機に測定を行なった、初期強度の比較のためセメント
に炭酸ナトリウムだけを加えたもの、及び粉末珪酸ソー
ダと炭酸ソーダの代りに半水石膏5重量部加えたものも
同様供試体を作成した。その結果を第6表に示した。第
6表より明らかなように粉末珪酸ソーダと炭酸ソーダを
加えたものだけが良好な早強性を示し、半水石膏や炭酸
ソーダでは早強性を与えることはできなかった。
同機に測定を行なった、初期強度の比較のためセメント
に炭酸ナトリウムだけを加えたもの、及び粉末珪酸ソー
ダと炭酸ソーダの代りに半水石膏5重量部加えたものも
同様供試体を作成した。その結果を第6表に示した。第
6表より明らかなように粉末珪酸ソーダと炭酸ソーダを
加えたものだけが良好な早強性を示し、半水石膏や炭酸
ソーダでは早強性を与えることはできなかった。
第6表
実施例 5
普通ボルトランドセメント100重量部に試料No.2
の粉末珪酸ソーダ5部、炭酸ソーダ1部を添加混合して
セメント組成物を調製した。
の粉末珪酸ソーダ5部、炭酸ソーダ1部を添加混合して
セメント組成物を調製した。
これを水80重量部に加え、次いで砂28の重量部を加
えて1粉ご間混練し、実施例1と同様に測定を行った。
早期強度の比較のため粉末珪酸ソーダと炭酸ソーダを添
加しないものも供藷体を作成した。その結果を第7表に
早期強度のデータを示した。第7表で明らかなように粉
末珪酸ソーダと炭酸ソーダを添加したセメントは良好な
早強性を示した。第7表実施例 6 普通ボルトランドセメント5の重量部、フライアッシュ
5の重量部、試料No.2の粉末珪酸ソーダ5 Z重量
部または/及び炭酸ソーダ0.5重量部を混合してセメ
ント組成物を調製した、これを水8の重量部に加え、1
び分間泥練して実施例1と同様に特性値を測定した。
えて1粉ご間混練し、実施例1と同様に測定を行った。
早期強度の比較のため粉末珪酸ソーダと炭酸ソーダを添
加しないものも供藷体を作成した。その結果を第7表に
早期強度のデータを示した。第7表で明らかなように粉
末珪酸ソーダと炭酸ソーダを添加したセメントは良好な
早強性を示した。第7表実施例 6 普通ボルトランドセメント5の重量部、フライアッシュ
5の重量部、試料No.2の粉末珪酸ソーダ5 Z重量
部または/及び炭酸ソーダ0.5重量部を混合してセメ
ント組成物を調製した、これを水8の重量部に加え、1
び分間泥練して実施例1と同様に特性値を測定した。
比較のため粉末珪酸ソーダと炭酸ソーダを加えないもの
も供謎体を作成し、その結果を第8表に示した。第8表
より明らかなように粉末珪酸ソーダと炭酸ソーダの添加
によりボルトランドセメントの半豊をフライアッシュに
代替したために起こる早期強度の低下をみることなく良
好な強度を発現した。
も供謎体を作成し、その結果を第8表に示した。第8表
より明らかなように粉末珪酸ソーダと炭酸ソーダの添加
によりボルトランドセメントの半豊をフライアッシュに
代替したために起こる早期強度の低下をみることなく良
好な強度を発現した。
第8表
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 セメントに、金属珪素やフエロシリコンなどの電熱
冶金工業から排出する微細シリカ含有の副生物、苛性ソ
ーダおよび水との反応生成物である含水率15〜30重
量%の粉末珪酸ソーダを配合してなるセメント組成物。 2 セメント100重量部に対して多くとも粉末珪酸ソ
ーダが20重量部である特許請求の範囲第1項記載のセ
メント組成物。3 炭酸アルカリまたは燐酸アルカリを
少量配合してなる特許請求の範囲第1項記載のセメント
組成物。 4 セメントがポルトランドセメントである特許請求の
範囲第1〜3項のいずれか記載のセメント組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55139299A JPS6012984B2 (ja) | 1980-10-07 | 1980-10-07 | セメント組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55139299A JPS6012984B2 (ja) | 1980-10-07 | 1980-10-07 | セメント組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5767053A JPS5767053A (en) | 1982-04-23 |
JPS6012984B2 true JPS6012984B2 (ja) | 1985-04-04 |
Family
ID=15242040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55139299A Expired JPS6012984B2 (ja) | 1980-10-07 | 1980-10-07 | セメント組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6012984B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0769703A (ja) * | 1993-06-29 | 1995-03-14 | Kyokado Eng Co Ltd | セメント硬化物、これに適用される保護剤および保護方法 |
JP4739545B2 (ja) * | 2001-02-22 | 2011-08-03 | 電気化学工業株式会社 | 吹付工法 |
-
1980
- 1980-10-07 JP JP55139299A patent/JPS6012984B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5767053A (en) | 1982-04-23 |
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