JPH0769703A - セメント硬化物、これに適用される保護剤および保護方法 - Google Patents

セメント硬化物、これに適用される保護剤および保護方法

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JPH0769703A
JPH0769703A JP34704993A JP34704993A JPH0769703A JP H0769703 A JPH0769703 A JP H0769703A JP 34704993 A JP34704993 A JP 34704993A JP 34704993 A JP34704993 A JP 34704993A JP H0769703 A JPH0769703 A JP H0769703A
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cement
hardened
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Kenji Kashiwabara
健二 栢原
Shunsuke Shimada
俊介 島田
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Kyokado Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消波ブロック、土留ブロック、海中の打設
当、広範囲に使用されるセメント硬化物、これに適用さ
れる保護剤およびこの保護剤を用いた保護方法であっ
、耐久性が向上するとともに、アルカリ溶出による公
害が緩和され、かつ止水性の低下を防止し得る。 【構成】 前記セメント硬化物はセメント金属イオン封
鎖剤および/またはオルトリン酸系化合物からなる保護
剤を含んで構成される。さらに表面がこの保護剤被覆処
理されたものであってもよい。また、前記セメント硬化
物に適用される保護剤は金属イオン封鎖剤および/また
はオルトリン酸系化合物を含む水溶液、粘着性液、また
は硬化性液で構成される。さらに前記保護方法は地盤中
のセメント構造物(コンクリート構造物)を表面から削
孔し、この孔を通して前記保護剤を圧入浸透して構成さ
れ、これにより、保護剤は構造物背面側の土との境界面
に浸透され、背面が該保護際で被覆され、保護される。
特に、温泉土や腐食性の土中に構築されたコンクリート
構造物はこれらの土中成分によって腐食され、劣化が激
しいが、上述の圧入浸透による保護方法を実施すること
によりこの劣化は防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、例えば消波ブロック、土留ブロ
ック、海中への打設等、広範囲に使用されるセメント硬
化物およびこれに適用される保護剤に係り、特に耐久性
が向上するとともに、アルカリ溶出による公害が緩和さ
れ、さらに、止水性の低下を防止するセメント硬化物お
よびこれに適用される保護剤に関する。
【0002】
【従来の技術】セメントの硬化物は各種の自然力あるい
は人為作用をうけて経年とともに物理的、化学的に変
質、変状が進行する。すなわち、コンクリートをはじめ
多くのセメント硬化物は耐久性に優れていることが実証
されているにもかかわらず、近年、十分な耐久性をもた
ない事例が増えている。また、セメント硬化物から溶出
されるアルカリ分は環境を害する一方、セメント硬化物
の中性化の原因ともなり、さらに、セメント硬化物と水
ガラスグラウトとの接触面において水ガラスグラウトの
ゲルを溶かして劣化させる原因ともなっている。
【0003】このようなセメント硬化物の弊害に対し
て、従来、各種の補修、補強対策が講じられているが、
十分に満足のものはなく、今後さらに検討していかねば
ならない課題である。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】セメント硬化物は前
述の如く、各種の外的作用をうけて経年とともに変質、
変状が進行する。本発明はこの種々の外的作用のうち、
特に化学的浸食に対して耐性を示すようなセメント硬化
物を形成せしめ、かつアルカリを溶出しないセメント硬
化物を形成せしめるものである。
【0005】本発明者は金属イオン封鎖剤またはオルト
リン酸系化合物の保護剤がセメント成分中のCaイオン
と選択的に反応して不動態性の錯体を生成し、Caイオ
ンが保護剤と強固に結合されることを見出した。そこ
で、本発明の目的はこの事実をセメント硬化物に適用し
て、物理的、化学的に変質、変状することの極めて少な
いセメント硬化物およびこれに適用される保護剤を提供
しようとするものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上述の目的を達成する
ため、本発明のセメント硬化物によれば、硬化されたセ
メントに金属イオン封鎖剤および/またはオルトリン酸
系化合物からなる保護剤を含有せしめることを特徴とす
る。(発明A)
【0007】さらに、上述の目的を達成するため、本発
明のセメント硬化物によれば、硬化されたセメントの表
面を金属イオン封鎖剤および/またはオルトリン酸系化
合物からなる保護剤で被覆処理することを特徴とする。
(発明B)
【0008】さらにまた、上述の目的を達成するため、
本発明のセメント硬化物に適用される保護剤によれば、
金属イオン封鎖剤および/またはオルトリン酸系化合物
を含む水溶液、粘着性液または硬化性液からなることを
特徴とする。(発明C)
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明を具体的に詳述す
る。
【0010】本発明は上述のとおり、金属イオン封鎖
剤、オルトリン酸系化合物、またはこれらの混合物から
なる保護剤を硬化されたセメントに含有せしめて形成さ
れるセメント硬化物(発明A)、あるいは前記硬化され
たセメントの表面を該保護剤で被覆処理して形成される
セメント硬化物(発明B)であり、さらには、前記金属
イオン封鎖剤、オルトリン酸系化合物、またはこれらの
混合物を含む水溶液、粘着性液または硬化性液からな
る、前記セメント硬化物に適用される保護剤(発明C)
であって、具体的には以下のとおりである。
【0011】〔発明A〕前記保護剤を硬化されたセメン
トに含有せしめるには、セメントの硬化の際に、セメン
トを前記保護剤を含む水と均質に混練して硬化すること
により行われる。このとき、前記保護剤は水中に完全に
溶解せしめることが好ましい。
【0012】さらに、前記保護剤は硬化されたセメント
中に圧入浸透することにより硬化物中に含有される。例
えば、温泉土や腐食しやすい地盤中に存在するセメント
硬化物、例えばトンネル等のコンクリート構造物に対し
て、この表面から背面に向けて削孔し、この孔を通して
土との境界面に前記保護剤を圧入浸透し、コンクリート
構造物の背面側に前記保護剤を被覆する。
【0013】さらには、亀裂を有する劣化しつつあるコ
ンクリート構造物に、この亀裂から前記保護剤を圧入浸
透してコンクリート構造物の腐食の進行を防止する。
【0014】〔発明B〕硬化されたセメントの表面を前
記保護剤で被覆処理するには、型枠内表面を保護剤で塗
布あるいは噴霧等によって覆った後、前記型枠内にセメ
ントを打ち込み、硬化することにより行われる。
【0015】さらに、前述の被覆処理方法として、不織
布、水膨張性樹脂等の基材に前記保護剤を含浸等により
含ませ、これを含んだ基材を前記硬化されたセメントの
表面に、粘着材等を用いて付着する方法が採用され、ま
た、前記硬化されたセメントを保護剤中に浸漬したり、
前記硬化されたセメントの表面に前記保護剤を直接塗布
したり、噴霧したり等の手段も採用される。なお、シー
ト状の前記基材を、掘削地盤に布設した上でコンクリー
トを打設してトンネル等の地下構造物を構築し、これに
より、セメント硬化物の表面を前記保護剤で被覆処理す
ることもできる。
【0016】〔発明C〕セメント硬化物に適用される保
護剤は金属イオン封鎖剤、オルトリン酸系化合物、また
はこれらの混合物を含むそれぞれ、水溶液、粘着性液、
水吸収性合成樹脂または硬化性液である。
【0017】前記水溶液は前記金属イオン封鎖剤および
/またはオルトリン酸系化合物を水に均質に溶解するこ
とにより得られ、また、前記粘着性液は前記金属イオン
封鎖剤および/またはオルトリン酸系化合物を、粘着力
を有する物質、例えば、ポリビニルアルコール水溶液、
CMC水溶液、メチルセルローズ水溶液等に添加混合
し、溶解することにより得られ、また、前記水吸収性合
成樹脂は前記金属イオン封鎖剤および/またはオルトリ
ン酸系化合物をNa−CMC、Ca−CMC、水吸収性
ウレタン樹脂等に添加することにより得られ、さらに前
記硬化性液は前記金属イオン封鎖剤および/またはオル
トリン酸系化合物を、硬化力を有する物質、例えば、水
ガラスと反応剤の混合物、コロイダルシリカと反応剤の
混合物、硬化性樹脂、セメント等に添加混合し、均質に
溶解ないしは分散することにより得られる。なお、上述
の水吸収性合成樹脂からなる保護剤は特にコンクリート
目地に圧入等により充填して使用される。
【0018】上述の本発明では、前記保護剤に含まれる
金属イオン封鎖剤、オルトリン酸系化合物またはこれら
の混合物がセメント成分中のCaイオンと反応して不動
態性の錯体を生成し、この結果、Caイオンは保護剤と
強固に結合される。
【0019】金属イオン封鎖剤としては、テトラポリリ
ン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、トリポリリン酸塩、ピロ
リン酸塩、酸性ヘキサメタリン酸塩、酸性ピロリン酸塩
等の縮合リン酸塩類、エチレンジアミン四酢酸、ニトリ
ロトリ酢酸、グルコン酸、酒石酸またはこれらの塩類等
が挙げられ、実用的には縮合リン酸塩類が好ましい。ま
た、オルトリン酸系化合物としては、リン酸、リン酸塩
類、酸性リン酸塩類等が挙げられる。
【0020】本発明にかかるセメント硬化物はコンクリ
ート構造物を始め、各種モルタル、各種ブロック、軽量
コンクリート、発泡モルタル、植生用発泡ブロック、セ
メント系注入材、裏込材等であって、海水、地下水、工
業廃水、ボタ、雨水、水ガラス系注入薬液、シリカゾル
系薬液、超微粒子シリカグラウト(イオン交換樹脂を用
いて水ガラスのアルカリを除去して得られるシリカゾル
を用いたシリカゾルグラウト)等に影響されるセメント
硬化物である。具体的には、消波ブロック、魚礁、護岸
ブロック、岸壁等のセメント構造物、酸性土や腐食土と
接触するセメント構造物、海水や水中の打設コンクリー
ト等、広範囲のセメント硬化物があげられる。
【0021】なお、セメントからのアルカリは植生に好
ましくないため、従来では、セメント硬化物に植生をし
たり、セメント硬化物に接触して植生したり、あるいは
セメントと土をまぜて植生したり、等は困難であった
が、本発明によるセメント硬化物を用いれば植生が可能
になる。
【0022】
【作用】セメントの硬化物は通常、地下水中にアルカリ
を溶出して中性化が進行し、永年にわたって劣化する傾
向にある。一方、硫酸塩、炭酸ガス、酸、海水等の化学
物質がセメント硬化物に対して、劣化作用を及ぼすこと
も衆知の事実で、何れもセメント中のカルシウムイオン
が大きく関与している。
【0023】まず、本発明の金属イオン封鎖剤からなる
保護剤はこれをセメント硬化物中に均一に含有せしめる
ことにより、セメント中の主にカルシウムイオンをマス
キングしてセメント硬化物内に不動態性のリン酸カルシ
ウム系またはリン酸カルシウム・シリケート系化合物を
生成する。さらに、本発明では、前記セメントの硬化物
の表面に前記保護剤を被覆処理することにより、外部か
らの硫酸塩、炭酸ガス、酸、海水等の化学物質の侵入を
阻止するとともに、セメント中のアルカリ成分の溶出を
も抑制する。この結果、本発明では強固で、耐久性に優
れたセメント硬化物が得られるものと推察される。
【0024】また、オルトリン酸系化合物からなる保護
剤はそれ自体では金属イオンのマスキング作用はない
が、セメント成分によって縮合反応を起こして縮合リン
酸系に変移し、金属イオン封鎖剤に類似した挙動を示す
ようになるものと思われる。さらに、金属イオン封鎖
剤、特に縮合リン酸系化合物とオルトリン酸系化合物の
併用にかかる保護剤では両者間で多少の相乗効果が発揮
されるように思われる。
【0025】また、セメント系注入材を注入した地盤に
溶液型グラウト(水ガラスグラウト、シリカゾルグラウ
ト、超微粒子シリカグラウト)を注入した場合、セメン
ト硬化物と溶液型グラウトの境界面において、セメント
のアルカリによって溶液型グラウトのシリカが溶けて止
水性が低下しやすくなる。しかるに、本発明にかかる保
護剤をセメント系注入材に含有せしめれば、セメントか
らアルカリが溶出せず、溶液型グラウトの水密性は保持
される。一方、溶液型グラウトの成分によってもセメン
ト固化物が何ら悪影響を受けず、この結果、耐久性の優
れた固結地盤を形成し得る。
【0026】
【実施例】セメント硬化物には各種のものがあるので、
そのうち比較的化学作用をうけやすいと思われるモルタ
ルについての実施例について、具体的に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではなく、セメントを使用
する硬化物にはすべて適用するものである。
【0027】1.使用材料 (1)セメント 最も汎用的な普通ポルトランドセメントを使用した。
【0028】(2)水ガラス 次の組成の3号水ガラスを使用した。 比重(20℃):1.399、 SiO2 : 28.36% Na2 O:9.45%、 モル比:3.10
【0029】(3)コロイダルシリカ 水ガラスをイオン交換樹脂で処理して、アルカリ分を除
去した超微粒子シリカであって、次の物性値をもつもの
を用いた。 SiO2 : 30.3%、 Na2 O:0.5% 比重:1.213、 pH:9.4 平均粒子径:10〜20mμ
【0030】(4)炭酸水素ナトリウム、硫酸水素ナト
リウム:試薬一級
【0031】(5)硫酸:75%工業用硫酸
【0032】(6)配合砂:豊浦標準砂
【0033】(7)金属イオン封鎖剤 次の4種の金属イオン封鎖剤を使用した。 (イ)酸性ピロリン酸ナトリウム(Na2 2 2 7) (ロ)ヘキサメタリン酸ナトリウム((NaPO4)6) (ハ)エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(C1014
2 Na2 8 ・2H2 O) (ニ)クエン酸ナトリウム:試薬一級(C6 5 7
3 ・2H2 O)
【0034】(8)オルトリン酸系化合物 次の2種類を使用した。 (イ)リン酸 75%工業用リン酸(H3 PO4) (ロ)リン酸一ナトリウム 試薬一級(NaH2 PO4 ・2H2 O)
【0035】2.金属イオン封鎖剤水溶液およびオルト
リン酸系化合物水溶液の調製。 50%の金属イオン封鎖剤水溶液および50%のオルトリン
酸系化合物水溶液を調製した。これらの水溶液は何れも
完全に溶解せしめることが必要で、金属イオン封鎖剤中
で溶解速度の遅いものは予め加温した水中に攪拌を続け
ながら分注し完全に溶解するのを確かめた。それぞれ調
製した50%水溶液を表1に表示する。
【0036】
【表1】
【0037】3.モルタルの配合 次の表2に示す成分配合によりモルタルを直径5cm、高
さ10cmの型枠中にて打設し、4週間水中養生後のものを
使用した。
【0038】
【表2】 4.塗布・噴霧・浸漬処理 金属イオン封鎖剤およびオルトリン酸系化合物のいずれ
をも含まないモルタル、すなわち表2のNo.13 の配合に
かかる水中養生前のモルタルを金属イオン封鎖剤および
オルトリン酸系化合物の水溶液中に浸漬し、あるいは該
水溶液を用いて前記モルタルについて塗布・噴霧等の処
理を行う。また、金属イオン封鎖剤およびオルトリン酸
系化合物を含んだ硬化前のモルタルを用いて、塗布・噴
霧の処理を行った。これら処理を施した後、4週間水中
養生したモルタルを使用した。実施した処理方法を表3
に示す。また、モルタル配合時に使用した直径5cm、高
さ10cmの型枠の内面にH液を十分塗布した後、その型枠
中にモルタルを打設し、4週間水中養生したモルタルを
供試体とした。(供試体No.18 とする)
【0040】
【表3】
【0041】6.養生試験 表2の配合にかかる供試モルタル(供試モルタルNo.1〜
13) 、表3の処理を施した供試モルタル、および供試体
No.18 の型枠内面をH液で十分塗布した後、型枠内で打
設したモルタルの各々について、それぞれ、供試体の2
倍容積の水中、3.0%食塩水溶液中、0.1%硫酸水溶液
中に養生し、3ケ月、6ケ月、1年経過後の養生液のp
Hを測定した。さらに1年経過後の供試体を水洗後、粉
砕して105℃で5時間乾燥した後のカルシウムを測定し
た。結果を表4に示す。
【0042】
【表4】
【0043】表4の結果から、次のことが明白となっ
た。 (1)養生水、養生水溶液のpH 対照として金属イオン封鎖剤、オルトリン酸系化合物の
いずれをも含まないモルタル供試体の場合(供試体No.1
3)は0.1%硫酸水溶液においてもpHが11台にまで上昇
し、また、水中、食塩水溶液中では12台にまで上昇して
いる。これに対して、本発明にかかる供試体の場合はい
ずれも大凡10以下にまでしか上昇していない。特に、縮
合リン酸系を用いた場合(供試体No.1〜4、7〜10、14
〜18) はすべて9以下を示し、本発明にかかるセメント
硬化物はアルカリの溶出を抑制する効果のあることが明
らかになった。この事実はセメント硬化物の中性化防止
効果とともに、アルカリ公害の緩和効果をも期待し得
る。
【0044】(2)供試体のカルシウム 水中養生の1年経過後の供試体についてのカルシウムの
測定結果から、カルシウム分は大凡養生水のpHの上昇
に反比例して減少していることがわかる。すなわち、モ
ルタルの対照(供試体No.13)のカルシウム含有量6.9%
に対して、本発明にかかるモルタル(供試体No.1〜12、
14〜18) では、7.6〜11.0%と高い値を示している。こ
の事実は本発明にかかるセメント硬化物はカルシウムの
溶出が少なく、供試体中または供試体の表面でカルシウ
ムがマスキングされて不動態性の錯体を生成して強固に
結合されていることがうかがえ、耐久性の向上が期待で
きる。
【0045】(3)供試体の外観 すへでの供試体について、外観的にはあまり大差はみら
れないが、このうち対照No.13 に比べて、これ以外の供
試体では幾分全般に白色味を帯びていた。No.14〜18の
浸漬・噴霧・塗布処理をした例では、表面が明らかに白
色味を帯びていた。これらのうち、0.1%硫酸水溶液に
養生した場合は全般的に若干セメント色があせていた。
このことは特に、対照のNo.13 で明らかであった。
【0046】(4)以上から、金属イオン封鎖剤、オル
トリン酸系化合物をセメント硬化物中に均一に分散せし
めることにより、セメント硬化物は不溶性のカルシウム
を強固に結合した錯体を形成し、また、浸漬・塗布・噴
霧等の表面処理を施すことにより、セメント硬化物の表
面を不溶性の錯体で被覆し、いずれも本発明の上述効果
が充分発揮された。
【0047】7.水ガラス固結砂中における養生 水ガラス系グラウトによるサンドゲル500ml中にモルタ
ルを埋め込み、それを5倍量の水中に養生し、3ケ月後
に水中より取り出し、管内圧力1kgf/cm2で50cmの距離か
ら水を0.5l/min の速度でサンドゲルとモルタルの接触
部に噴射した。
【0048】(1)使用水ガラスグラウト 次の配合(1l当り)の4種類の水ガラス系グラウトを
使用し、サンドゲルを作成した。
【0049】
【0050】(c)水ガラス−炭酸ガス系 水ガラス300mlと水700mlの水ガラス水溶液に炭酸ガス
を吹き込んで、pHを10〜10.2に調製した。ゲル化時間
は約10分。
【0051】 (酸性シリカゾルは水ガラス270l、硫酸56l 、水674lを
含む。)
【0052】(2)使用供試モルタル 供試体モルタルとしては、本発明にかかる表2のNo.2、
4、10、表3の14、15、対照として金属イオン封鎖剤お
よびオルトリン酸系化合物のいずれも含まないモルタル
である表2のNo.13 を使用した。
【0053】(3)養生結果 対照の表2のNo.13 では、モルタルの周辺部のほぼ1cm
の厚さで、何れのサンドゲルも破壊されたが、本発明の
表2のNo.2、4、10、表3のNo.14 、15のモルタルで
は、何れのサンドゲルもすべて破壊されず、その周辺部
はむしろ強固であった。この結果から、セメントのアル
カリによって水ガラスグラウトのシリカが溶出してセメ
ントとの接触部にすき間ができ、止水性の低下を軽減で
きることがわかった。
【0054】
【発明の効果】本発明はセメントの硬化物中に金属イオ
ン封鎖剤、オルトリン酸系化合物またはこれらの混合物
の保護剤を含有せしめ、あるいは、セメントの硬化物を
前記保護剤中に浸漬せしめ、さらには、セメントの硬化
物表面に前記保護剤を塗布・噴霧等の処理を施したり、
また前記保護剤を塗布・噴霧等で処理した型枠内でセメ
ントを打設することにより、次の効果を奏する。
【0055】1.セメント硬化物から主として、カルシ
ウムの溶出を抑制してセメントの中性化を防止する。こ
の結果、セメント硬化物は強度劣化をきたすことが少な
く、耐久性に優れる。
【0056】2.セメント硬化物からのアルカリの溶出
が抑制でき、アルカリによる公害を緩和する。
【0057】3.水ガラス系グラウトと本発明にかかる
保護剤を含有したセメント系グラウトとを併用して地盤
に注入した場合、セメントからのアルカリ溶出が防止さ
れ、この結果、水ガラスグラウトからのシリカの溶出を
防止してセメントとの接触面にすき間を起こさず、止水
性が低下を防止する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月2日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 セメント硬化物、これに適用される保
護剤および保護方法
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項14】 請求項9の硬化性液が前記金属イオン
封鎖剤および/またはオルトリン酸系化合物を硬化力を
有する物質に添加することにより得られる請求項9の保
護剤。
【請求項15】 請求項14の硬化力を有する物質が水
ガラスと反応剤の混合物、コロイダルシリカと反応剤の
混合物、硬化性樹脂またはセメントである請求項14の
保護剤。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】 本発明は、例えば消波ブロック、土留ブ
ロック、海中への打設等、広範囲に使用されるセメント
硬化物、これに適用される保護剤およびこの保護剤を用
いた保護方法に係り、特に耐久性が向上するとともに、
アルカリ溶出による公害が緩和され、さらに、止水性の
低下を防止するセメント硬化物、これに適用される保護
剤および保護方法に関する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】 セメント硬化物は
前述の如く、各種の外的作用をうけて経年とともに変
質、変状が進行する。本発明はこの種々の外的作用のう
ち、特に化学的浸食に対して耐性を示すようなセメント
硬化物を形成せしめ、かつアルカリを溶出しないセメン
ト硬化物を形成せしめるものである。さらに、本発明は
上述の耐性を示すような保護剤あるいは保護方法を得る
ものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 本発明者は金属イオン封鎖剤またはオル
トリン酸系化合物の保護剤がセメント成分中のCaイオ
ンと選択的に反応して不動態性の錯体を生成し、Caイ
オンが保護剤と強固に結合することを見出した。そこ
で、本発明の目的はこの事実をセメント硬化物に適用し
て、物理的、化学的に変質、変状することの極めて少な
セメント硬化物、これに適用される保護剤および保護
方法を提供しようとするものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 さらにまた、上述の目的を達成するた
め、本発明のセメント硬化物に適用される保護剤によれ
ば、金属イオン封鎖剤および/またはオルトリン酸系化
合物を含む水溶液、粘着性液または硬化性液からなるこ
とを特徴とする。(発明C)さらに、上述の目的を達成するため、本発明のセメント
硬化物の保護方法によれば、地盤中のセメント構造物か
らなるセメント硬化物に、金属イオン封鎖剤および/ま
たはオルトリン酸系化合物からなる保護剤を圧入浸透せ
しめ、これにより該構造物の背面側を前記保護剤で被覆
することを特徴とする。(発明D)
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 本発明は上述のとおり、金属イオン封鎖
剤、オルトリン酸系化合物、またはこれらの混合物から
なる保護剤を硬化されたセメントに含有せしめて形成さ
れるセメント硬化物(発明A)、あるいは前記硬化され
たセメントの表面を該保護剤で被覆処理して形成される
セメント硬化物(発明B)であり、さらには、前記金属
イオン封鎖剤、オルトリン酸系化合物、またはこれらの
混合物を含む水溶液、粘着性液、水吸収性樹脂または硬
化性液からなる、前記セメント硬化物に適用される保護
剤(発明C)、さらには地盤中のセメント構造物からな
るセメント硬化物に前記保護剤を圧入浸透せしめるセメ
ント硬化物の保護方法(発明D)であって、具体的には
以下のとおりである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】〔発明D〕 地盤中のセメント構造物(コ
ンクリート構造物)を表面から削孔し、この孔を通して
前記保護剤を圧入浸透することにより、保護剤は構造物
背面側の土との境界面に浸透され、これにより、背面は
該保護剤で被覆され、保護される。特に、温泉土や腐食
性の土中に構築されたコンクリート構造物はこれらの土
中成分によって腐食され、劣化が激しいが、上述の圧入
浸透による保護方法を実施することにより、この劣化は
防止される。さらに、上述の保護方法は次の実施態様を
有する。例えば、亀裂を有する劣化しつつあるセメント
構造物に、この亀裂から前記保護剤を圧入浸透すること
により、該構造物の腐食の進行を防止する。また、セメ
ント硬化物の目地に前記保護剤を圧入浸透せしめること
により該目地を該保護剤で充填する。上述の本発明で
は、前記保護剤に含まれる金属イオン封鎖剤、オルトリ
ン酸系化合物またはこれらの混合物がセメント成分中の
Caイオンと反応して不動態性の錯体を生成し、この結
果、Caイオンは保護剤と強固に結合される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 22:16 Z 24:04)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬化されたセメントに金属イオン封鎖剤
    および/またはオルトリン酸系化合物からなる保護剤を
    含有せしめてなるセメント硬化物。
  2. 【請求項2】 セメントを、前記保護剤を含む水と混練
    し、硬化することにより、前記硬化されたセメントに前
    記保護剤を含有せしめる請求項1のセメント硬化物。
  3. 【請求項3】 前記硬化されたセメントに前記保護剤を
    圧入浸透することにより、前記硬化されたセメントに前
    記保護剤を含有せしめる請求項1のセメント硬化物。
  4. 【請求項4】 硬化されたセメントの表面を金属イオン
    封鎖剤および/またはオルトリン酸系化合物からなる保
    護剤で被覆処理してなるセメント硬化物。
  5. 【請求項5】 型枠内面を前記保護剤で被覆の後、前記
    型枠内にセメントを打ち込み、硬化することにより、前
    記硬化されたセメントの表面を前記保護剤で被覆処理す
    る請求項4のセメント硬化物。
  6. 【請求項6】 前記保護剤を含んだ基材を前記硬化され
    たセメントの表面に付着せしめることにより、前記硬化
    されたセメントの表面を前記保護剤で被覆処理する請求
    項4のセメント硬化物。
  7. 【請求項7】 前記硬化されたセメントを前記保護剤中
    に浸漬することにより、前記硬化されたセメントの表面
    を前記保護剤で被覆処理する請求項4のセメント硬化
    物。
  8. 【請求項8】 前記硬化されたセメントの表面に前記保
    護剤を直接塗布または噴霧することより、前記硬化され
    たセメントの表面を前記保護剤で被覆処理する請求項4
    のセメント硬化物。
  9. 【請求項9】 金属イオン封鎖剤および/またはオルト
    リン酸系化合物を含む水溶液、粘着性液、水吸収性合成
    樹脂または硬化性液からなるセメント硬化物に適用され
    る保護剤。
  10. 【請求項10】 請求項9の水溶液が前記金属イオン封
    鎖剤および/またはオルトリン酸系化合物を水に溶解す
    ることにより得られる請求項9の保護剤。
  11. 【請求項11】 請求項9の粘着性液が前記金属イオン
    封鎖剤および/またはオルトリン酸系化合物を粘着力を
    有する物質に添加することにより得られる請求項9の保
    護剤。
  12. 【請求項12】 請求項11の粘着力を有する物質がポリ
    ビニルアルコール水溶液、CMC水溶液、またはメチル
    セルローズ水溶液である請求項11の保護剤。
  13. 【請求項13】 請求項9の硬化性液が前記金属イオン
    封鎖剤および/またはオルトリン酸系化合物を硬化力を
    有する物質に添加することにより得られる請求項9の保
    護剤。
  14. 【請求項14】 請求項13の硬化力を有する物質が水ガ
    ラスと反応剤の混合物、コロイダルシリカと反応剤の混
    合物、硬化性樹脂またはセメントである請求項13の保護
    剤。
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