JPS6012758Y2 - トラツク荷台ガ−ドフレ−ムのストツパ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トラック荷台ガードフレームに載架された長
尺貨物の荷くずれを防止するためにガードフレームの上
部両隅部に設けるストッパ装置に関する・ものである。

トラック荷台には運転室の後部位置に、運転室を保護す
るためのガードフレームが設けられている。

このガードフレームは長尺貨物の運搬のためにも利用さ
れ、その上部両隅部にはガードフレーム上に載架された
貨物の荷くずれを防止するためのストッパが設けられて
いる。

このストッパとしては一般に、第１図に示すような固定
式のものと、第２図に示すような折たたみ式のものとが
あるが、固定式のものではガードフレーム１に固定され
たストッパ２ａが邪魔ニナって幌がかけに＜＜、また折
たたみ式のものでは、起立使用時に貨物側の側縁２１ｂ
がエツジとなるために貨物に傷がつくという欠点がある
。

またこれ等いずれのものも、ローブフックとしては使え
ないためにガードフレーム上に載架された貨物の固定に
苦慮する場合が多い。

本考案はこれ等の問題を解決し、使用時にはガードフレ
ームより突出せしめてストッパの役割を果し、不使用時
には幌かけなどの邪魔にならない位置に移動させること
ができ、またロープ掛は用のフックとしても使用できる
ストッパ装置を提供するものである。

以下、本考案の詳細を第３図および第４図により説明す
れば、ガードフレーム１の上部両隅部ニはストッパ２が
設置しである。

このストッパ２は金属丸棒材で、その上端を屈曲せしめ
てフック２１が形成してあり、その軸部２２はガードフ
レー１、１に設けた穴に上下可能に挿通しである。

上記フック２１はこれをガードフレーム１の外側方向に
指向せしめたときにガードフレーム１に沿って重ね合さ
れる形状に形成しである。

ガードフレーム１にはその内面に、一端に筒状部３１を
有する門型の支持部材３が固着してあり、筒状部３１に
ストッパ２の軸部２２が摺動可能に挿置しである。

上記支持部材３にはピン４により、ストッパ２の軸部２
２に係合するための突起部５１を有する係止部材たるレ
バー５が枢支しである。

そして、このレバー５とガードフレーム１との間にはス
プリング６が架設してあり、これにより上記レバー５を
第３図時計方向、すなわちストッパ２の軸部２２方向へ
の回転力を付勢している。

ストッパ２の軸部２２にはフック２１の側に縦方向の溝
２４が設けてあり、これにレバー５の上部側縁が挿入さ
れている。

また上記溝２４の下方の軸部２２には上下３個所に、上
記レバー５の突起部５１との係合部たる切欠き２３ａ、
２３ｂ。

２３ｃが設けてあり、突起部５１は上記スプリング６の
付勢力により切欠き２３ａ、２３ｂ、２３Ｃのいずれか
と係合する。

上記ストッパ装置において、不使用時には第３図に示す
ようにストッパ２をそのフック２１がガードフレーム１
と重なる位置へ下げた状態とする。

このときレバー５の突起部５１は切欠き２３ａと係合し
、ストッパ２は係止される。

この状態ではフック２１はガードフレーム１から僅かに
突出するのみであり、かつフック２１は丸棒であるため
、幌かけの邪魔になることもなく、また、かけられた幌
を傷つけることもない。

次に使用時には、レバー５を引いてストッパ２の切欠き
２３ａとの係合を解き、ストッパ２を持ち上げ、載架さ
れた貨物の高さに応じて切欠き２３ｂ、２３ｃのいずれ
かとレバー５とを係合せしめる。

なお、切欠き２３ａから２３ｂへの移動は、切欠き２３
ａの下部が湾曲案内面を形成しているので、レバー５を
必ずしも引く必要はなく、レバー５の突起部５１は摺動
して切欠き２３ｂへ移ることができる。

上記の如く、本考案のストッパ装置では、ストッパ２が
上下移動可能としてあり、かつ適宜の位置で固定し得る
ようにしであるので、不使用時にはストッパ２をそのフ
ック２１がガードフレーム１と重なる位置まで降ろせば
、幌かけの邪魔になることもなく、また幌を傷つけるこ
ともない。

また使用時には、ストッパ２の上端に形成したフック２
１にロープを掛けることができるので、載架された貨物
の固定が容易となる。

更に、上記実施例の場合には、貨物の大きさ、数量に応
じてストッパ２の高さを適宜調節することができる。

また、レバー５はストッパ２の軸部２２の縦溝２４に挿
入されているのでストッパ２は回転するコトがなく、フ
ック２１の方向を安定して保持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のストッパ装置の要部正面図、第２図Ａは
従来の他のストッパ装置の要部正面図、第２図Ｂは第２
図ＡのＢ−Ｂ線に沿う矢視断面図、第３図は本考案によ
る実施例の正面図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿
う断面矢視図である。 １・・・・・・ガードフレーム、２・・・・・・ストッ
パ、２１・・・・・・ストッパのフック、２２・・・・
・・ストッパの軸部、２３ ａｔ ２３ ｂｔ ２３
Ｃ−−−−、、ストッパの係合部、３・・・・・・支持
部材、５・・・・・・係止部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. トラック荷台ガードフレームの上部両隅部に設けるスト
   ッパ装置であって、金属棒の先端を屈曲せしめてガード
   フレームの上記隅部に沿う形状のフックを形成したスト
   ッパの軸部をガードフレームの上記隅部に縦方向に移動
   可能に挿通し、ガードフレームに固定した支持部材には
   上記ストッパと係合する係止部材を支持せしめるととも
   に、上記ストッパの軸部には上記係止部材との保合部を
   形成し、上記係止部材とストッパの係合部との係合によ
   り上記ストッパを適宜の上下位置で固定せしめるように
   なしたことを特徴とするトラック荷台ガードフレームの
   ストッパ装置。