JPS60127284A - 燃料電池用不浸透性炭素材の製造法 - Google Patents
燃料電池用不浸透性炭素材の製造法Info
- Publication number
- JPS60127284A JPS60127284A JP58237029A JP23702983A JPS60127284A JP S60127284 A JPS60127284 A JP S60127284A JP 58237029 A JP58237029 A JP 58237029A JP 23702983 A JP23702983 A JP 23702983A JP S60127284 A JPS60127284 A JP S60127284A
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- JP
- Japan
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- carbon material
- impermeable
- resin
- impermeable carbon
- expanded graphite
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
- Cell Separators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、不浸透性炭素材に関する。
不浸透性炭素材は、熱交換器用部材のほか電気伝導性を
有するので燃料電池用の隔壁板として使用され、最近で
は燃料電池の効率を上げる為に大型(例えば1m2)で
薄い(例えば1肛以下)材料が要求されている。従来の
不浸透性炭素材はコークスや人造黒鉛の粉末を骨材とし
、これに粘結材としてタールfピッチを配合及び捏合し
たものを成形し、これを約1000℃で一次焼成し、必
要に応じて2000℃以上の温度で二次焼成(黒鉛化)
して得られる炭素材の気孔にピッチf熱硬化性の樹脂を
含浸し硬化させたもの、又はとの含浸硬化した炭素材を
上記温度で焼成したものが用いられていた。しかしこの
炭素材は9通気率10−6cmV 需ec以下の不浸透
性とする為には、含浸及び硬化処理を5回以上繰返して
行なわねばならず工数が増加するほか、板厚1mm以下
の薄板の成形体は焼成時にそ9やねじれが生じ易く、薄
板製造には切削加工が必要となるなどの為に、薄板の不
浸透性炭素材は生産性が悪く高価格になる欠点がめった
。
有するので燃料電池用の隔壁板として使用され、最近で
は燃料電池の効率を上げる為に大型(例えば1m2)で
薄い(例えば1肛以下)材料が要求されている。従来の
不浸透性炭素材はコークスや人造黒鉛の粉末を骨材とし
、これに粘結材としてタールfピッチを配合及び捏合し
たものを成形し、これを約1000℃で一次焼成し、必
要に応じて2000℃以上の温度で二次焼成(黒鉛化)
して得られる炭素材の気孔にピッチf熱硬化性の樹脂を
含浸し硬化させたもの、又はとの含浸硬化した炭素材を
上記温度で焼成したものが用いられていた。しかしこの
炭素材は9通気率10−6cmV 需ec以下の不浸透
性とする為には、含浸及び硬化処理を5回以上繰返して
行なわねばならず工数が増加するほか、板厚1mm以下
の薄板の成形体は焼成時にそ9やねじれが生じ易く、薄
板製造には切削加工が必要となるなどの為に、薄板の不
浸透性炭素材は生産性が悪く高価格になる欠点がめった
。
一方、薄板で可撓性を有する不浸透黒鉛材として膨張黒
鉛成形体があげられる。これは天燃黒鉛などを濃硫酸と
1強酸化剤の混液で処理し黒鉛層間化合物を形成させ、
これを急激に加熱1発泡させて得られる高度に膨張した
黒鉛粒子をロールで押し出すか、型押ししてシート状に
加工したものである。本品は容易に薄板状となし得て可
撓性を有し、不浸透性も有するが、単なる膨張黒鉛粒子
の絡み合いによるものであるため1強度面が弱く。
鉛成形体があげられる。これは天燃黒鉛などを濃硫酸と
1強酸化剤の混液で処理し黒鉛層間化合物を形成させ、
これを急激に加熱1発泡させて得られる高度に膨張した
黒鉛粒子をロールで押し出すか、型押ししてシート状に
加工したものである。本品は容易に薄板状となし得て可
撓性を有し、不浸透性も有するが、単なる膨張黒鉛粒子
の絡み合いによるものであるため1強度面が弱く。
例えば200℃のリン酸を電解液とする燃料電池に利用
しようとすると膨潤、破壊するといった問題を有してい
た。
しようとすると膨潤、破壊するといった問題を有してい
た。
本発明は、上記した欠点を解消する不浸透性炭素材を提
供することを目的とする。
供することを目的とする。
本発明は、膨張黒鉛成形体表面に樹脂を塗布し。
加熱硬化後焼成してなる不浸透性炭素材に関する。
本発明において膨張黒鉛成形体は可撓性及び不浸透性の
点で嵩比重が0.5〜1.8のものが好ましく、1.2
〜1.8であれば更に好ましい。
点で嵩比重が0.5〜1.8のものが好ましく、1.2
〜1.8であれば更に好ましい。
表面に塗布する樹脂は耐熱性のあるフェノール系、フラ
ン系、エポキシ系の熱硬化性樹脂、炭化収率の高いポリ
フェニレン樹脂、ポリイミド樹脂等が好ましい。樹脂の
塗布量は焼成後の炭素膜として10〜500μmになる
ように調整するのが好ましい。炭素膜は薄すぎると耐薬
品性が低下し。
ン系、エポキシ系の熱硬化性樹脂、炭化収率の高いポリ
フェニレン樹脂、ポリイミド樹脂等が好ましい。樹脂の
塗布量は焼成後の炭素膜として10〜500μmになる
ように調整するのが好ましい。炭素膜は薄すぎると耐薬
品性が低下し。
厚すぎると剛性が増して可撓性が低下してくる。
塗布した樹脂は、昇温速度を毎時20℃以下で加熱すれ
ば樹脂の発泡を防止できて好ましい。また焼成時の昇温
速度を毎時100℃以下で行なえば樹脂炭化物のクラッ
クを生ずることがなく好ましい。
ば樹脂の発泡を防止できて好ましい。また焼成時の昇温
速度を毎時100℃以下で行なえば樹脂炭化物のクラッ
クを生ずることがなく好ましい。
以下、実施例を説明する。
実施例1
嵩比重1.5.厚さ0.3 mmで1m角の膨張黒鉛成
形体(日立化成工業株式会社製、商品名カーボフィット
)の表面に、フルフリルアルコール初期縮合物(日立化
成工業株式会社製、商品名VF−303)40重量部を
アセトン60重量部に溶解した溶液をo、o s g/
cm2塗布したのち、毎時10℃で昇温加熱し200℃
で1時間保持し硬化させた。次にこれを焼成炉に入れ毎
時60℃で昇温し1100℃まで焼成し炭化させた。炭
素膜の厚さは30μmでそり、ねじれ等の変形はなかっ
た。
形体(日立化成工業株式会社製、商品名カーボフィット
)の表面に、フルフリルアルコール初期縮合物(日立化
成工業株式会社製、商品名VF−303)40重量部を
アセトン60重量部に溶解した溶液をo、o s g/
cm2塗布したのち、毎時10℃で昇温加熱し200℃
で1時間保持し硬化させた。次にこれを焼成炉に入れ毎
時60℃で昇温し1100℃まで焼成し炭化させた。炭
素膜の厚さは30μmでそり、ねじれ等の変形はなかっ
た。
実施例2
嵩比重1.0.厚さ0.5 mmで1m角の前記カーボ
ッイツトの表面にフェノール樹脂(日立化成工業株式会
社製、商品名VP−11N)30重量部をアセトン70
重量部に溶解した溶液をO,03g 7cm”塗布した
のち、毎時工O℃で昇温加熱し250’Cで1時間保持
し硬化させた。次にこれを実施例1と同一条件で炭化さ
せたのち、電気炉で2000℃まで毎時50℃で昇温し
二次焼成した。炭素膜の厚さは20μmであり、変形は
認められなかった。
ッイツトの表面にフェノール樹脂(日立化成工業株式会
社製、商品名VP−11N)30重量部をアセトン70
重量部に溶解した溶液をO,03g 7cm”塗布した
のち、毎時工O℃で昇温加熱し250’Cで1時間保持
し硬化させた。次にこれを実施例1と同一条件で炭化さ
せたのち、電気炉で2000℃まで毎時50℃で昇温し
二次焼成した。炭素膜の厚さは20μmであり、変形は
認められなかった。
上記実施例1及び実施例2の不浸透性炭素材。
比較例1として実施例1に用いた樹脂を塗布しない膨張
黒鉛成形体及び比較例2として膨張黒鉛を使用しないI
嵩比重1.70.厚さ1mmで400mm角のピッチコ
ークス系の人造黒鉛にフェノール樹脂を含浸し硬化させ
た不浸透性炭素材(日立化成工業株式会社製、商品名ヒ
タ〉イト)について。
黒鉛成形体及び比較例2として膨張黒鉛を使用しないI
嵩比重1.70.厚さ1mmで400mm角のピッチコ
ークス系の人造黒鉛にフェノール樹脂を含浸し硬化させ
た不浸透性炭素材(日立化成工業株式会社製、商品名ヒ
タ〉イト)について。
ガス通気率及び耐薬品性の試験を行なった。
ガス通気率は、50+mm角の試験片の片側に1にり/
cmZの空気圧をかけ水中置換法により空気の漏洩量を
測定し1次式により算出した。
cmZの空気圧をかけ水中置換法により空気の漏洩量を
測定し1次式により算出した。
通気率D=互・土
ΔtS
耐薬品性は150mm角の試験片を200℃のり5−
ン酸溶液中に浸漬したときの厚み増加率を測定した。
試験結果を第1表に示す。
第1表
第1表から明らかなように実施例の不浸透性炭素材は比
較例のものより低いガス通気率を示し。
較例のものより低いガス通気率を示し。
リン酸浸漬試験においても比較例1の膨張黒鉛単体のも
のより厚み増加は非常に小さい。
のより厚み増加は非常に小さい。
本発明の不浸透性炭素材は、不浸透性、耐薬品性、可撓
性に優れ、変形のない薄い大型のものを効率よく得られ
、特に燃料電池用隔壁板等に用いて効果的である。
性に優れ、変形のない薄い大型のものを効率よく得られ
、特に燃料電池用隔壁板等に用いて効果的である。
6−
Claims (1)
- 1、膨張黒鉛成形体表面に樹脂を塗布し、加熱硬化後、
焼成してなる不浸透性炭素材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58237029A JPS60127284A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 燃料電池用不浸透性炭素材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58237029A JPS60127284A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 燃料電池用不浸透性炭素材の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60127284A true JPS60127284A (ja) | 1985-07-06 |
JPH0127030B2 JPH0127030B2 (ja) | 1989-05-26 |
Family
ID=17009333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58237029A Granted JPS60127284A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 燃料電池用不浸透性炭素材の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60127284A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6330385A (ja) * | 1986-07-21 | 1988-02-09 | 東洋炭素株式会社 | 加熱用保護炭素質材料 |
JPH0272943A (ja) * | 1988-09-09 | 1990-03-13 | Agency Of Ind Science & Technol | 耐熱パッキン及びその製造法 |
JPWO2015008867A1 (ja) * | 2013-07-18 | 2017-03-02 | 東洋炭素株式会社 | シート状積層体、シート状積層体の製造方法及びシート状複合体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5491507A (en) * | 1977-12-28 | 1979-07-20 | Nippon Carbon Co Ltd | Method of making flexible graphite product |
-
1983
- 1983-12-14 JP JP58237029A patent/JPS60127284A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5491507A (en) * | 1977-12-28 | 1979-07-20 | Nippon Carbon Co Ltd | Method of making flexible graphite product |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6330385A (ja) * | 1986-07-21 | 1988-02-09 | 東洋炭素株式会社 | 加熱用保護炭素質材料 |
JPH0272943A (ja) * | 1988-09-09 | 1990-03-13 | Agency Of Ind Science & Technol | 耐熱パッキン及びその製造法 |
JPWO2015008867A1 (ja) * | 2013-07-18 | 2017-03-02 | 東洋炭素株式会社 | シート状積層体、シート状積層体の製造方法及びシート状複合体 |
CN108970943A (zh) * | 2013-07-18 | 2018-12-11 | 东洋炭素株式会社 | 片状叠层体、片状叠层体的制造方法和片状复合体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0127030B2 (ja) | 1989-05-26 |
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