JPS60126089A - 抗生物質スピロカルディンaまたはb並びにその製造法 - Google Patents

抗生物質スピロカルディンaまたはb並びにその製造法

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JPS60126089A
JPS60126089A JP58234037A JP23403783A JPS60126089A JP S60126089 A JPS60126089 A JP S60126089A JP 58234037 A JP58234037 A JP 58234037A JP 23403783 A JP23403783 A JP 23403783A JP S60126089 A JPS60126089 A JP S60126089A
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spirocardin
ethyl acetate
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鳥潟 顕雄
Ryuzo Enokida
榎田 竜三
Mutsuo Nakajima
睦男 中島
Seigo Iwato
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新抗生物質スピロカルテイン(Spiro−c
ardiΩ)AおよびB並びにその製造法に関するもの
である。本発明者らは福島県耶麻郡で採取した土壌から
分離したノカルジア属に属する5ANK64282株が
ダラム陽性、グラム隘性細菌に対して有効な新抗生物質
スピロカルテインAおよびBを生産することを見出した
従って、スピロカルテインAおよびBはこれら細菌に起
因するヒト、動物または植物の疾病の予防または治療に
用いられる。
スピロカルディンAおよびBを生産する5ANK642
82株の菌学的性状は次の通りである。
1)形態学的特徴 ■SP [インターナショナル・ストレプトミセス・プ
ロジェクト(:IoternationatStrep
tomycesPrOjθCt)] ’ML定の培地お
よびワックスマン(13,A。
Waksman)らの勧告〔アクチノミセイテス(Th
6Act1nomycetes) 2巻〕の培地上で培
養する。培養は通常28℃で行う。5ANK 6428
2株の形態学的特徴は、接種培養の数日後に気菌糸およ
び栄養菌糸に明瞭な分断が観察されることである。
分断菌糸は球状ないし桿状を示す。その他、特殊器官の
形成は観察されない。
2)各種培養基上の諸性状 各珈培養基上で28℃、14日間培養したときの性状は
第1表に示す通りである。色調の表示は日本色彩研究所
板”標準色票”のカラーチップナンバーを表わす。
第1表 各種培地上の培養性状 G:生育 AM j気菌糸 R:裏面 SP:可治注色素 3)生理的性質 5ANK 64282株の生理学的性質を第2表に、炭
素源資化性を第3表に示す。
第 2 表 生理学的性質 * 培地1 : トリプトン・イーストエキスブロス(
ISPI)培地2:ペプトン・イーストエキス・鉄寒天
(ISP 15)培地3:チロ7ン寒天(工5P7) +:同化、±=弱く資化、−:同化せずり 菌体内成分
について 二ム・ビー・レジエバリヤー(M 、P 、LBche
valier)らの方法〔エイ・ディーラ(A、Dls
tz)ら著、放線菌の分類(Actinomycete
 taXooomy) 、 225頁11980年〕に
従い、菌体の酸加水分解物のペーパークロマトグラフィ
ーによる分析を行った結果、メンジアミノピメリン酸お
よびアラビノース、ガンクトースが認められ、細胞壁型
のタイプは■型であることが確認された。また全菌体糖
型はA型であった。さらにエッチ・モルダルスカ(H−
Mordarska)らの方法〔ジャーナル・オプ・ジ
ェネラル0マイクロバイオロジー(Journal O
fgec+eraIMicrob1o1ogy)、11
巻、7T頁、1972年〕に従い、菌体内の脂質を分析
した結果、 LCN−p。
(Lipids characteristic of
 Nocardia)が存在していた。
上記の如き5ANK 64282株の諸性状のうち特に
■菌糸が分断すること、■細胞壁が■型で全菌体中の糖
型がA型であること、■菌体内に113N−Aが存在す
ること等から5本菌株は、放線菌の中でもノカルジアセ
アエ(N□card1aceaθ)科のノカルジア(N
ocard、ia)属に属する菌株であることが明らか
となシ、ノカルジア・エスピー(Nocardiasp
−) 5Ayx 64282と命名した。
本菌株は通産省工業技術院微生物工業技術研究夙に寄託
されておシその微生物受託番号は第6986号である。
以上、スピロカルディンAおよびBの生産菌について説
明したが、放線菌、特にノカルジア属の諸性質は一定し
たものでなく、自然的、人工的に容易に変化することは
周知の通シであp、本発明で使用しうる菌はノカルジア
属に属するスピロカルディンAおよびBを生産するすべ
ての菌株を包含するものである。
本発明における培養は、一般放w1菌における培養方法
に準じて行われ、液体培地中での振盪培養あるいは通気
攪拌培養によるのが好ましい。
培地成分としては、たとえば炭素源としてブドウ糖、マ
ルトース、シュクロース、マンニット、糖蜜、グリセリ
ン、テキストリン、澱粉、大豆油、綿実油などが、窒素
源として大豆粉、落花生粉、綿実粉、ファーマミン、魚
粉、コーン・スチープ・リカー、ペプトン、肉エキス、
イースト、イースト・エキス、硝酸ソーダ、硝酸アンモ
ニウム、硫酸アンモニウムなどが、また無機塩として食
塩、燐酸塩、炭酸カルシウム、微量金属塩などが必要に
応じて適宜添加される。
液体培養に際しては、シリコン油、植物油、界面活性剤
等が消泡剤として適宜使用される。
培地のpHは中性附近、培養温度は24℃から30℃、
特に28℃前後か好ましい。
培養の経過に伴って生産されるスピロカルディンAおよ
びBの力価の経時的変化は、スタフィロコッカス・アウ
レウス(8taphylococcus aureus
)FDA 209P JO−1を被検菌、としたベーパ
ーディスク(東洋科学産業■製、直径8 a、 Th1
ck )検定法によシ測定される。
通常72〜120時間の培養でスピロカルディンAおよ
びBの生産量は最高値に達する。主として培養液中の液
体部分に存在するスピロカルディンAおよびBは、培養
終了後、菌体その他の固型部分をけいそう土等をr過助
剤とするr過操作、あるいは遠心分離によって除去し、
そのr液あるいは上清中から抽出・精製す、ることによ
って得られる。
スピロカルディンAおよびBは、その物理化学的性状を
利用することによシ、たとえば吸着剤を用いて採取する
ことができる。吸着剤としてはたとえは活性炭、あるい
は吸着用樹脂であルア 7ハー ライ) XAD−2、
XAD−4、XAD−T等(ローム・アンド・ハース社
製)またはダイヤイオンHP 10 、 HP 20 
、 HP 2Q AG 、 HP50 等(三菱化成工
業■社製)が使用される。
スピロカルディンAおよびBはスピロカルディンAおよ
びBを含む液を上記の如き吸着剤の層を通過させて、ス
ピロカルディンAおよびBを含む液に含まれる不純物を
吸着させて取シのソ<カ、またはスピロカルディンAお
よびBを吸着させた後、メタノール水、アセトン杢、n
−ブタノール水などを用いて溶出することによって得ら
れる。また中性脂溶性物質を培養液から採取する方法、
たとえば水と混和しない有機、溶媒(たとえばクロロホ
ルム、酢酸エチル、Ω−フリノールなどの単独または〜
れらの組み合せ)によシ培養f液または水溶液から抽出
することも可能である。更に、スピロカルディンAおよ
びBを含む有機溶媒層を稀アルカリ水、稀酸注水などで
洗浄することによシ混在する酸性あるいは塩基性物質を
除去することも可能である。
このようにして得られたスピロカルディンAおよびBを
精製するためには、アビセル(旭化成工業■社製)など
のセルロースもしくハセファデツクスLH−20(ファ
ルマシア社製)などを用いた分配カラムクロマトグラフ
ィー;シリカゲル、アルミナ、フロリジルのような担体
を用いた吸着カラムクロマトグラフィー;逆相用担体を
用いた逆相カラムクロマトグラフィー;まエバスピロカ
ルディンAおよびBと混在する不純物との溶媒に対する
分配率の差を利用した抽出法、あるいは向流分配法など
が有効な方法といえる。以上の精製手段を単独あるいは
適宜組み合せ、反復して用いることによシスピロカルデ
ィンAおよびBを精製することができる。あるいは、ス
ピロカルディンAおよびBは一般の脂溶性抗生物質と同
じく、培養条件によっては培養液中の菌体部分に存在す
る。この場合はアルコール類、アセトン等の親水性有機
溶媒な用いて抽出し、抽出液よシ溶媒を除去し、次いで
水溶液とした後、培養r液からと同様の方法で抽出・精
製することができる。
このようにして得られたスピロカルディンAは次の理化
学的および生物学的性状を有する。
1)物質の性状:中性の淡黄色粉末。
2)比旋光度:〔α〕甘せ52.7°(c 、 0.4
B 、 0HO23)3) 分 子 式=020H恥0
6(高分解能マススペクトル法によシ測定) 4)分子量: 36B (FD/MS)5) 紫外線吸
収スペクトル:λrrmz nm (E” )0I11 メタノール中で測定した紫外線吸収スペクトルは第1図
に示した通F) 280 (ah) am (E’%1
0)G に極大吸収を示す。
6) 赤外線吸収スペクトルニジmaxα−1液膜法で
測定した赤外線吸収スペクトルは第2図に示す通シであ
る。
7) 核磁気共鳴スペクトル: a : ppmクロロ
ホルム中、内部基準にTMS (テトラメチルシラン)
を使用して測定した核磁気共鳴スペクトル(400MH
2)は第3図に示す通シでるる。
8)溶解性:クロロホルム、酢酸エチル、ア( 七トン、エタノールおよびメタ ノールに可溶、水に不溶。
9)呈色反応:過マンガン酸カリウムおよび硫酸に陽性
10) 薄層クロマトグラフィー:Rf値 0.30吸
着剤;メルク社製シリカゲルプレー)A5715展り溶
媒;酢酸エチル:ベンゼン(1:1)11)抗菌スペク
トル 一般グラム陽性、グラム陰性細菌に対するスピロカルデ
ィンAの最小発育阻止濃度(MIO)は2%グリセリン
−添加感受性ディスク用寒天培地(白水製薬■製)、カ
ビ、酵母類に対しては0.2チイーストエキス添加サブ
ロー寒天培地、嫌気性菌に対してはGAM寒天培地(白
水製薬■製)、マイコプラズマに対してはフレッシュイ
ーストエキス、DNA、リン酸二カリウム、P(3−G
添加PPLO寒天培地を用いた寒天培地稀釈法によって
測る。
定した。その結果は第4〜6表に示す通り+)C′また
、スピロカルディンBは次の理化学的および生物学的性
状を有する。
1)物質の性状:中性の淡黄色粉末。
2)比旋光度:〔α]D −35,5’ (C,0,6
2゜CHCL3−) 3)分子式:C2oH3206(高分解能マススペクト
ル法により測定) 杓分子険:368(/M8) 5)紫外線吸収スペクトル:λ nm(11%)mar
 12 メタノール中で測定した紫外線吸収スペクトルは第4図
に示した通り2110(ah)nm(E1%5)に極大
吸収を示す。
cTn 6)赤外線吸収スペクトルニジ m eLX 液膜法で測定した赤外線吸収スペクトルは第5図に示す
通りである。
T)核磁気共鳴吸収スペクトル:δ6pm重クロロホル
ム中、内部基準にTM8(テトラメチルシラン)を使用
して測定した核磁気共鳴スペクトル(400MHz )
は第6゛′図に示す通りである。
8)溶解性:クロロホルム、酢酸エチル、アセトン、エ
タノールおよびメタノールに可溶、水に不溶。
9)呈色反応:過マンガン酸カリウムおよび硫酸に陽性
1o)i1層クり?)クラフィー : Rf値0.15
吸着剤:メルク社製シリカゲルプレート屋T15 展開溶媒:酢酸エチル:ベンゼン(1:1)11)抗菌
スペクトル 一般グラム陽性、グラム陰性細菌に対するスピロカルデ
ィンBの最小発育阻止濃度(MIC)は2%グリセリン
や添加感受性ディ(スフ用寒天培地(白水製薬(株)装
)、カビ、酵母類に対しては0.2%イーストエキス添
加サブロー寒天培地、嫌気性菌に対してはGAM寒天培
地(白水製薬(株)製)、マイコ1ラズマに対してはフ
レッシュイ−ストエキス、D N A N リン酸二カ
リウム、pc−a添加PPLO寒天培地を用いた寒天培
地稀釈法によって測定した。その結果は第4第4表 MIC(μ―) 被 検 菌 スピロカザインA スピジυz4 ンBス
タフィロコッカス・アウレウス FDA209P JC−16,2525スタフイ口コツ
力x−アウレウx8ANK70175 1.56 6.
25スタフイロコツカス・アウレウxSANK7127
5 so、o :>100スタフイロコツカス・エビテ
九くティ7BANK71575 156 6.25スト
レプトコツカス・フェカリス5ANKフ1γアB 6.
25 25/9/1z2−ズi5−リスPCI219 
0.78 6.25ミコバクテリウム・スメク゛マチ2
ATCC8073,1312,5エツシエリキア・コリ
ーNIHJJC−2>100 >100クレブシェラ−
ニュウーE:ニエPCI602 0.39 、1.58
〜3.13シュート先ナス・アシトポランス5ANK7
2782 25 100シ:L−)”−E+2・−’−
44”/−4NCTC10490100100セラチア
−?7L−1zツセンス5ANK73060 50 、
)100プロテウス−ミラビリス5ANK70461 
100 >100キヤンデイダ・アルビカンスY11−
1200 >100 )100ビリキュラリ7−オリゼ
ヱ8ANK14758 〉100 )100第5表 MIC(μφ7) 被 検 菌 スヒbカルテインAスピロカルテインBバ
クテロイテ玄・ンラギリス 6.25 5(1ノヅテロ
イデX・フラギリス・サフジビー・フラギリス 6.2
5 50 ニー/ザテリウム・ネクロファシエンス 6.25 5
0フソノくクテリウム・ネクロホシム 100 )10
0ベグトストレプトコツカス・ミクロス 6.25 2
5ペグトストレ1トコツカス・バーブルス 25 )1
00グロビオニパクテリウム・アクネス 12.5 1
QQクロストリジウム・ボッリナム 50 100クロ
ストリジウム・ソAづどLリー so 〉to。
クロストリジウム・デイフインル 12.5 50第6
表 MIC(μ―) 被 検 菌 ストbかりAンAヌとbかりAンBマイコ
グラーズマ・ミコイデスPG1 12.5 50マイコ
プラズマ・アガラクテイアエPG2 50 >100マ
イコグラズマ・アースリテイデエスPG6 6t、25
 50マイコプラズマ・ボビグニタリウムPG11 5
0 >100マイコグラズマ・プルモニスPG22 ’
 3.13 50マイコプラズマ・ガリセプテイカムP
G31 50 、)100マイコプラズマ・カニメPC
)14 6.25 25マイコプラズマ・フエリスCo
 6:25 50マイコプラズマ・ホミニスPG2f 
25 100マイコプラズマ・ガリセプテイカム86 
6.25 50ウレアプラズマ・ウレアリテイカム(H
uman) 1.56 6.25上記の如きスピロカル
ディンAおよびBの特性を既知抗生物質の諸性状と比較
した結果、一致するものはなく新抗生物質と判定された
以上から、スピロカルディンAおよびBは各種細菌感染
性疾患を対照とする抗菌剤として使用される。その投与
形態としては皮下注射、静脈内注射、筋肉注射、坐剤な
どによる非経口投与法あるいは錠剤、カプセル剤、散剤
、顆粒剤などによる経口投与法があげられる。投与量は
対象疾患、投与経路および投与回数などによって異なる
が、例えば成人に対して通常は1日500■乃至200
019を1回または数回に分けて投与するのが好ましい
次に実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1 ノカルジアSP、5ANK64282株を培地組成−1
で示される培地80mQ含む500d容三角フラスコに
一白金耳接種し、220 rpmの回転振盪培養機によ
り28℃で96時間培養した。この培養液251!/’
It培地組成−2で示される培地500dを含む2を容
三角フラスコ4本に接種し、220rpmの回転振盪培
養機により28℃で24時間培養した。得られた培養液
を同一の培地151を含む30を容ジャーファーメンタ
ー2基に各々750−ずつ接種し、28℃、攪拌150
回転/分、通気量10t/分で6T時間通気攪拌培養し
た。得られた培養gsotvc濾過助剤としてセライト
545 (米国ジョンズ・マンビル・70ダクト・コー
ポレーション製)を15 kg加えてf遇すると、P液
301 (1)H7,f ) iE得う:hり。
この培養p液を15ノの酢酸エチルで2回抽出し、30
tの飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで脱水し
、減圧下で濃縮乾固すると1.21の油状物が得られた
。この油状物をベンゼンに溶解し、あらかじめベンゼン
で幽製したシリカゲルカラム(米国マリンクロット社製
、シリカゲル10f)に吸着させ、ベンゼンで洗浄後、
順次、ベンゼン:酢酸エチルの3:1.1:1.1:2
の混合溶媒で2Qrnlずつ分画し展開・溶出した。ス
ピロカルディンAHフラクション屋6〜9に溶出され、
スピロカルディンBはフラクションA10〜13に溶出
された。
それぞれを減圧下で濃縮乾固すると、スピロカルテイン
Aが油状物として260m9、スピロカルディンBが油
状物として235mg得られた。得られた相スピロカル
ディンAは再度シリカゲルカラム(10mg)に吸着さ
せ各々60dのベンゼン、クロロホルム、5%アセトン
−クロロホルムの混合溶媒で展開し、5mlずつ分画し
てフラクションA36まで溶出した。スピロカルディン
Aはフラクション扁15〜24に溶出された。
活性分画を併せ減圧下で濃縮乾固することにより27〜
のスピロカルディンAが得られた。一方、得られた粗ス
ピロカルディンBは再度シリカゲルカラム(1of)に
吸着させ各々5Qmjのベンゼン、ベンゼン:酢酸エチ
ルの3:1.2:1.1 :1.1 :2の混合溶媒で
展開し、7dずつ分画してフラクション扁43まテ溶出
した。スピロカルディンBはフラクション屋19〜31
に溶出された。活性分画を併せ減圧下で濃縮乾徊するこ
とにより80mgのスピロカルディンBが得られた。
培地組成−1 グルコース 1% グリセリン 1% シュクロース 1% 生イースト 1チ 大豆粉 2% オートミール05% カザミノ酸 0.5% 炭酸カル5シウム 0,1チ ニツサンデイスホーム CB−442(消泡剤) 001% pH7,0 培地組成−2 グルコース 2チ ラスターグンFK 1% 生イースト 0,9% 肉エキス 0.5% ポリペプトン 0.5チ 炭酸カルシウム 0.3% 塩化ナトリウム 0.5% ニラサンディスホーム as−442(消泡剤) 001% pH7,0 実施例2 ノカルジアBP、BANK64282株を培地組成−1
で示される培地80−を含む500d容三角フラスコに
一白金耳接種し、220 rpmの回転振盪培養機によ
り28’Cで96時間培養した。この培養液25111
7t−培地組成−2で示される培地50011u!を含
む2を容三角フラスコ2本に接種し、220rpmの回
転振盪培養機により28℃で48時間培養した。得られ
た培養液750IIdを培地組成−2で示される培地1
5tt含む307容ジャーファーメンタ−に接種し、2
8℃で24時間培養した。得られた培養915tを同一
培地300tf含む6001容タンクに接種し、28℃
、攪拌100回転/分、通気量aooz/分で115時
間通気攪拌培養した。得られた培養液5oozVC濾過
助剤としてセライト545’t15kg加えてf遇する
と、f液2110 tが得られた。この培養f液′t−
160tの酢酸エチルで2回抽出し、減圧下で濃縮乾固
すると439の油状物が得られた。この油状物をn−へ
キサンに溶解し、あらかじめn−ヘキサンで調製したシ
リカゲルカラム(米国マリンクロット社製、シリカゲル
2’!i”Of )に吸着させ、各々50ONの5j1
0.20.30゜40.50%アセトンを含むn−ヘキ
サン溶液の混合溶媒で20−ずつ分画し展開・溶出した
スピロカルディンAはフラクションA54〜85に溶出
され、スピロカルディンBはフラクションA86〜10
0に溶出された。それぞれを減圧下で濃縮乾固するとス
ピロカルディンAが乙6t1スピロカルディンBが4.
5fそれぞれ油状物として得られた。得られた粗スピロ
カルディンA 7.6 tは再度シリカゲルカラム(s
ay)に吸着させ各々3001111/のベンゼン:酢
酸エチルの4:1.3:1.2:1.1 :1の混合溶
媒で展開し、20M1ずつ分画して溶出した。フラクシ
ョンAI4〜44をあつめ、減圧下で濃縮乾固すると、
スピロカルディンA 2.4 tの油状物が得られた。
一方、得られた粗スピロカルディンB 4.1 fも同
様に再度シリカゲルカラム(sof)によるクロマトに
付した。各々300dのベンゼン:酢酸エチルの3:1
.2:1゜1 :1.1 :2の混合溶媒で展開し20
dずつ分画して溶出した。フラクションA45〜60を
あつめ、減圧下で濃縮乾固すると、スピロカルディン8
470■の油状物が得られた。得られたスピロカルディ
ンAおよびBを逆相クロマトグラフィー(メにり社製、
ローバー・カラム噂すクログレツプRP−8(サイズB
))に付して更に精製した。スピロカルディンA2.4
r’i4Hのメタノールに溶解し、そのうち1肩l″f
tあらかじめ5Oqbメタノール水で調製したローパー
・力2ムリクログレッ1RP−s (サイズB)に吸着
後、屈折計を用いて溶出液の屈折率を調べながら60%
メタノール水で展開、溶出した。スピロカルディン、A
はサンプル吸着後30分より36分の間に溶出され、活
性分画として@Qmlが得られた。劇に残る3dのサン
プルについて同様の操作を3回くりかえすと、活性分画
として合計180mが得られた。得られた活性分画より
、減圧下でメタノールを留去し、100m+1jの酢酸
エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄後、芒硝で
脱水し濃縮乾固することにより黄色粉末のスピロカルデ
ィンAが17019得られた。
同様に、スピロカルディンB 4701nQを2 at
のメタノールに溶解しスピロカルディンAと同一条件で
同様の操作を行った。スピロカルディンBはサンプル吸
着後33分より43分の間に溶出され活性分画として1
10 wLlが得られた。残る1mlのサンプルについ
ても同様の操作をくりかえすと、活性分画として110
dが得られた。得られた活性分画より、減圧下でメタノ
ールを留去し、100mの酢酸エチルで抽出し、抽出液
を飽和食塩水で洗浄後、芒硝で脱水し濃縮乾固すること
により黄色粉末のスピロカルディンBが190IRg得
られた。
本実施例において使用された培地組成−1および2は、
実施例1で使用されたものと同じである。
【図面の簡単な説明】
第1図はスピロカルディンAの紫外線吸収スペクトルを
示し、第2図は同物質の赤−外線吸収スペクト/I/を
示し、第3図は同物質の核磁気共鳴スペクトルを示す。 第4図はスピロカルディンBの紫外線吸収スペクトルを
示し、第5図は同物質の赤外線吸収スペクトルを示し、
第6図は同物質の核磁気共鳴スペクトルを示す。 特許出願人 三共株式会社 代理人 弁理士樫山庄治 第1頁の続き ■Int、CI 、’ 識別記号 ■発明者中島 睦男 @発明者岩藤 誠吾 庁内整理番号 7138−4C 所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 下記の理化学的性状を有する抗生物質スピロカル
    テインA0 1)物質の性状:中性の淡黄色粉末。 2)比旋光度:〔α〕甘せ52.7°(C+0.48.
     aHol、>3) 分 子 式: 020Hso06
    (高分解能マススペクトル法によシ測定) り分子量: 366 (FD/MS) 5)紫外線吸収スペクトル:λmax ”’ (弓工)
    メタノール中で測定した紫外線吸収スペクトルは第1図
    に示した通り280 (ah) am(E 1チ10)
    に極大吸収を示す。 cIn 6)赤外線吸収スペクトルニジmaxcIL−1液膜法
    で測定した赤外線吸収スペクトルは第2図に示す通シで
    ある。 T)核磁気共鳴吸収スペクトル:δ: ppmクロロホ
    ルム中、内部基準[TMS (テトラメチルシラン)を
    使用して測定した核磁気共鳴スペクト# (400MH
    2) I/″i第3図に示す通シである。 8)溶解性:クロロホルム、酢酸エチル、アセトン、エ
    タノールおよびメタ ノールに可溶、水に不溶。 9)呈色反応8過マンガン酸カリウムおよび硫酸に陽性
    。 10)薄層クロマトグラフィー:Of値 0.30吸着
    剤;メルク社製シリカゲルプレート 5715 展開溶媒;酢酸エチル:ベンゼン(1:1)2、 下記
    の理化学的性状を有する抗生物質スピロカルディンB0 1)物質の性状:中性の淡黄色粉末。 2) 比旋光度: C(Of −35,5’ (0,0
    ,62、(3HO4)3) 分子式: 02aHs20
    tr (高分解能マススペクトル法によシ測定) リ 分子量736B (FD/MS) 5)紫外線吸収スペクトル:λmax nm(、に’チ
    )1σ メタノール中で測定した紫外線吸収スペクトルは紀4図
    に示した通り280 (sh) n+y+1チ (E、(、n5 )に極太吸収を示す。 6)赤外線吸収スペクトルニジrnaXcIn−1液脱
    法で測定した赤外線吸収スペクトルは第5図に示す通シ
    である。 7)核磁気共鳴吸収スペクトル:δ: ppm重クロロ
    ホルム中、内部基準にTMS (テトラメチルシラン)
    を使用して測定した核磁気共鳴吸収スペクトル(40o
     111)iz)は第6図に示す通シである。 8)溶解性:クロロホルム、酢酸エチル、アセトン、エ
    タノールおよびメタノールに可溶、水に不溶。 9)呈色反応:過マンガン酸カリウムおよび硫酸に陽性
    。 10)薄層クロマトグラフィー:Rf値 0.15吸着
    剤:メルク社製シリカゲルプレート屋 5T15 展開溶媒;酢酸エチル:ベンゼン(1:1)3 ノカル
    ジア属VC属するスピロカルテインAおよびB生産菌を
    培養してその培養物よりスピロカルテインAおよびBを
    採取することよシなるスピロカルディンAおよびBの製
    造法。 4、 ノカルジア属に属するスピロカルテインAおよび
    生産菌がノカルジアsp、 5ANK 64282株(
    機工研菌寄第6986号)である特許請求の範囲第3項
    記載の製造法。
JP58234037A 1983-12-12 1983-12-12 抗生物質スピロカルディンaまたはb並びにその製造法 Granted JPS60126089A (ja)

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