JPS60123511A - 光硬化性樹脂組成物 - Google Patents

光硬化性樹脂組成物

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JPS60123511A
JPS60123511A JP23177783A JP23177783A JPS60123511A JP S60123511 A JPS60123511 A JP S60123511A JP 23177783 A JP23177783 A JP 23177783A JP 23177783 A JP23177783 A JP 23177783A JP S60123511 A JPS60123511 A JP S60123511A
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JP
Japan
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isocyanurate
caprolactone
tris
hydroxyalkyl
acrylic acid
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Application number
JP23177783A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kobayashi
明洋 小林
Hitoshi Goto
仁志 後藤
Takayuki Saito
斉藤 高之
Toshiyuki Fujita
藤田 利之
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光硬化性樹脂組成物に関し、さらにd′6しく
ば紫外線により容易に硬化し、高い表面硬度、耐熱性お
よび適度な可とぅ性を有する硬化物を与樹脂成型物等の
熱変形しゃすいものへのコーティングの必要性が増して
いること等から、光硬化性樹脂、特に紫外線硬化樹脂の
需要が増大している。
従来、紫外線により容易に硬化し、高い表面硬度を与え
る化合物としては、ジペンタエリスリト−ルヘキザ(ペ
ンタ)アクリレート、1−リス(2−ヒドロキシエチル
)イソシアヌレートの1−リアクリル酸エステル等が知
られている。
しかしながら、ジペンクエリスリト−ルヘキザ(ペンタ
)アクリレートから得られる硬化物は、非密に高い表面
硬度を有するが、極めて脆(、従ってその適用範囲が狭
いという欠点がある。
−万トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート
のトリアクリル酸エステルは、その硬化物力、シペンク
エリスリ1−−ルヘキザ(ペンタ)アクリレート程脆く
はないが、可とう性が不十分てあり、また1−リス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−1−のトリアクリ
ル酸エステルは、融点が約50〜60°C(」近と、常
温で固体であるため、他の重合性化合物に溶解したり、
光重合開始剤を加える際の取り扱いが困難であるという
欠点がある。
また、メタクリル酸エステルについても同様の問題があ
る。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除去して、紫外
線により容易に硬化し、高い表面硬度、耐熱性および適
度な可とう性を有する硬化物を与える光硬化性組成物を
提供することにある。
本発明者らは、この目的達成のため、1−リス(2−ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレートのトリアクリル酸エ
ステルの有する紫外線硬化性、表面硬度、耐熱性等の優
れた性質を保持しつつ、さらに可と・う性を伺与して脆
さを改善し、さらに當温で液状であり、取り扱いの容易
な光硬化性化合物を種々研究の結果、本発明に到達した
本発明は、トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレ
ートにε−カプロラク1−ンを開環付加せしめて得られ
る、カプロラクトン変性1−リス(ヒドロキシアルキル
)イソシアヌレートのアクリル酸エステル化合物および
光重合開始剤を含有してなる光硬化性樹脂組成物に関す
る。
本発明の組成物の一成分であるカプロラクトン変性トリ
ス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレートのアクリル
酸エステル化合物は、まずトリス(ヒドロキシアルキル
)イソシアヌレ−1・にε−カプロラクトンを開環付加
せしめてカプロラクトン変性トリス(ヒドロキシアルキ
ル)イソシアヌレート(以下、単に変性イソシアヌレー
トと称することがある)を製造し、次いでこの変性イソ
シアヌレートをアクリル酸またはメタクリル酸とエステ
ル化反応させることにより得られる。
本発明で原料として使用するトリス(ヒドロキシアルキ
ル)イソシアヌレートとしては、例えばトリス(2−ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレート、トリス (2−ヒ
ドロキシプロピル)イソシアヌレート、トリス(3−ヒ
ドロキシプロピル)イソシアヌレ−1−等か挙りられ、
特に1−リス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
トが好ましい。
トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレートのε−
カプロラクトンの開環付加反応に際しては、トリス(ヒ
ドロキシアルキル)イソシアヌレート1モルに対して、
ε−カプロラク1−ンを平均1〜3モル使用することが
好ましい。εカプロラフミーンの使用量が少なずぎると
可とう性および液状化の効果が低下し、一方、多ずぎる
場合は、紫外線硬化性、表面硬度、耐熱性等が低下する
該開環付加反応は好ましくは120〜230℃、特に好
ましくは130〜180℃で触媒の存在下に行なわれる
。温度が高すぎる場合は、ε−カプロラクトンの単独重
合物が生成するおそれがある。
触媒としては、中性のエステル交換反応に使用される触
媒が好ましく、例えばジブチルスズラウリレート、ジブ
チルスズオキシド、オクチル酸スズ、塩化第一スズ、臭
化第一スズ、ヨウ化第−スズ等のスズ系化合物、テI・
ラブチルチタネ−1−、テ1〜ラエチルチタネート、テ
トラプロピルチタネート、三塩化チタン、四塩化チタン
等のチタン系化合物が、反応速度、取り扱い等の点から
好ましく、生成物の着色の有無の点から前記スズ系化合
物が特に好ましい。
触媒の使用量はε−カプロラクI−ンに対して1〜1,
000ppm、特に好ましくは5〜300ppmである
。触媒量が多すぎると、最終生成物のエステル化合物中
に触媒が多く含まれることなり、貯蔵安定性、耐久性等
に悪影響を及はずことがある。
なお該反応は不活性カス、例えば窒素雰囲気下で行なう
ことが、反応物の着色を少なくする」二で好ましい。
また反応に不活性な溶媒、例えばキシレン、エチルヘン
ゼン、メシチレン、テI−ラリン等の存在下に該反応を
行なってもよい。
反応時間は条件により異なるが、ε−カプロラク1−ン
が実質的にほとんどなくなるまでで、前記条件の範囲内
では1〜20時間程度である。
このような条件下に1−リス(ヒドロキシアルキル)イ
ソシアヌレートにε−カプロラクトンを開環イ・]加さ
−Uると、I−リス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌ
レートのヒドロキシル基へのε−カプロラク1ヘンの開
環付加反応速度と、生成物のカプロラクトン末端のヒド
ロキシル基へのε−カプロラクトンの開環付加反応速度
とがはとんと変わらないため、反応生成物は、次の一般
式で表わされる化合物で、k=β=m=Qの未反応物か
ら、k=0.1,2,3.4・・・・・・、n=0.1
,2,3゜4・・・・・・、m=Q、i、2,3.4・
・・・・・の各種紐み合わせの高分子贋のものまで統計
的に分布したものとなる。
(式中Rはフルキレン基、k=o、1,2,3゜4・・
・・・・、β−0,1,2,3,4・・・・・・、m=
0゜1.2,3.4・・・・・・であり、k、AXmは
それぞれ同一でも異なっていてもよい) これらの化合物は分離精製する必要はなく、混合物のま
までアクリル酸またはメタクリル酸とのエステル化反応
に使用することができる。
次いでこのようにして得られたカプロラクトンi(’l
トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレートと、ア
クリル酸またはメタクリル酸とをエステル化触媒の存在
下に、副生ずる水を系外に除去しつつ、常圧または減圧
下に加熱してエステル化反応させるとカプロラクトン変
性1−リス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレートの
アクリル酸またはメタクリル酸のエステルが1写られる
エステル化に際しては、上記変性イソシアヌレート遂(
混合物)1モルに対してアクリル酸またはメタクリル酸
を通常2〜5モル用い、全ヒドロキシル基の60%以上
、すなわち変性イソシアスレートの1分子中3個のヒド
ロキシル基の平均1゜8個以上をエステル化させること
が、紫外線硬化性、表面硬度、耐熱性等の点から好まし
い。なお、アクリル酸またはメタクリル酸を5モルを越
えて使用してもよいが、反応液の中和精製の操作が繁雑
となる。なお、アクリル酸とメタクリル酸は併用しても
よい。
エステル化触媒としては、例えば硫酸、パラトルエンス
ルホン酸、ベンゼンスルホン酸、カチオン交換樹脂等を
使用することができ、これらは変性イソシアヌレートの
1〜20重量%の割合で使用される。触媒量が多ずぎる
と、反応液の中和、精製工程が繁雑となる。
溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化
水素系の溶媒が好ましく、これらは反応に供される化合
物を含む総重量の好ましくは10〜80重量%、特に好
ましくは20〜60重量%の割合で使用される。
重合禁止剤としては例えばハイドロキノン、ハイドロキ
ノンモノメチルエーテル、ターシャリ−ブチルハイドロ
キノン、ブチルヒドロキシトルエン、フェノチアジン、
メチレンブルー褌を使用することができ、これらと分子
状酸素との併用も好ましい。重合禁止剤の使用量は、ア
クリル酸に対し50〜3.oooppmが好ましい。重
合禁止剤の量が多ずぎると、最終生成物のエステル化合
物を硬化物にした場合、悪影響を及ぼずことがある。ま
た分子状酸素は、空気として使用することが好ましい。
反応温度は60〜130℃が好ましい。反応温度が高す
ぎる場合は重合物が生成するおそれがある。また常圧で
反応させる場合は、はぼ溶媒の沸点に近い反応温度とな
ることがあるが、反応温度をより低くする場合は反応系
全体を減圧にするとよい。
エステル化反応はこのような条件下で、通宙2〜20時
間程度で終了させることができる。
エステル化反応終了後、反応液を冷却し、アルカリ水溶
液、例えば水酸化ナトリウム水溶液、炭酸ナトリウム水
溶液、アンモニア水等で中和し、水で洗浄した後氷層を
分離し、残存する溶媒を減圧下に留去することにより、
本発明の光硬化性組成物の一成分として使用されるアク
リル酸またはメタクリル酸のエステルが得られる。中和
、水洗に際しては、適宜反応液を溶媒でさらに稀釈した
り、アルカリ水溶液または水に塩化す1−リウム、硫酸
アンモニウム等の中性塩を熔解させてもよい。
さらに酸化マグネシウム、水酸化リチウム等の固体塩基
で中和し、濾過等の方法で分離した後、減圧下に留去し
てもよい。
本発明の組成物の他の一成分である光重合開始剤として
は、例えばベンゾフェノン、4−4’ −ビスジメチル
アミノベンゾフェノン、キサントン、チオキザントン、
2−クロルチオキサントン、ベンジル、2−エチルアン
トラキノン、2−ヒトlクキシー2−メチル、プロピオ
フェノン、2−ヒドロキシ−47−イソプロビル−2−
メチルプロピオフェノン、メチルベンゾイルフォルノー
1〜等の芳香族ケ1−ン頻、ベンゾインエチルエーテル
、ヘンジインイソプロピルエーテル、ペンゾインイソブ
ヂルエーテル等のヘンジインエーテル類、アセトフェノ
ン、トリクロルアセトフェノン、2,2−ジェトキシア
セトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセ
トフェノン等のアセトフェノン類等が挙げられる。これ
らの光重合開始剤は、カプロラクトン変性トリス(ヒド
ロキシアルキル)イソシアヌレートのアクリル酸または
メタクリル酸のエステルと、所望により添加される後記
の他の重合性単量体、重合性ポリマー(オリゴマー)等
の重合性化合物との合計量の0.1〜10重量%の割合
で使用することが好ましい。
光重合開始剤の量が多ずぎると、硬化物の物性に悪影響
を与えることがある。
また本発明の組成物では、これらの光重合開始剤に助剤
を併用して、硬化時間を短縮することもできる。このよ
うな助剤としては、例えばブチルアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテl
−ラミン、テトラエチレンベンクミン、ペンクエチレン
へキサミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ジエチル
アミノプロピルアミン、アミノエチルエタノールアミン
、n−アミノピペラジン、m−フェニレンジアミン、ジ
アミノジフェニルメタン、モノエタノールアミン等の第
1級アミン類、ジエチルアミン、ジメチルアニリン、ジ
メチルパラトルイジン、ピリジン、N、N−ジメチルシ
クロヘキシルアミン、ジェタノールアミン、I−ジェタ
ノールアミン等の第2級または第3級のアミン類等のア
ミン類等が挙げられる。どれらの助剤は、例えば前記の
合計量の0゜1〜5.0重量%の割合で使用jすること
ができる。
さらに本発明の光硬化性組成物は、所望により他の重合
性単量体、重合性ポリマー(オリゴマー)等の重合性化
合物を添加含有していてもよい。
このような重合性単量体としては、例えばメチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
ブチルアクリレート、シクロへキシルアクリレート、2
−エチルへキシルアクリレート、ジシクロペンテニルア
クリレ−1・、テトラヒ(V ドロフルフリルアクリレート等のアクキルアクリレ−1
−11、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート
、プロピルメタクリレ−1・、プロルアクリレート、シ
クロヘキシルメタクリレ−1−12−エチルへキシルメ
タクリレ−1−、ジシクロペンテニルアクリレ−1〜、
テトラヒドロフルフリルメククリレ−1−等のアルキル
メタクリレート類、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール等の了ルキレンク゛I
Jコールもしくはポリアルキレングリコールのアク1ノ
ル酸またはメタクリル酸のモノエステルもしくしよジエ
ステル類、ヘキサンジオール、ブクンジメ゛−ル、トリ
メチロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセリ
ン、ペンタエリスIJI−−)し、ジペンタエリスリト
ール等の多価アノ1ノコールのアク1ノル酸またばメタ
クリル酸の部分もしくは完全エステル化?/J LM、
ジエチルアミノエタノール、モル」スリノエタノール等
のアミノアルコールのアクIJ )し酸またはメタクリ
ル酸エステル化物類、スチレン、α−メチルスチレン、
り1コロスチレン、ジビニルヘンゼン、アクリロニトリ
ル、アクソノ1ノアミド等が挙げられる。
また重合ポリマー(オリゴマー)としてGよ、例えばエ
ポキシ樹脂とアクリル酸またはメタクリル酸とを反応さ
せて得られる、エポキシアクリレート類、ウレタンアク
リレート類、無水フクル酸とエチレングリコールとのポ
リエステ/IノHミリメ°−ルのアクリル酸またはメタ
クリル酸エステルでイ(表されるポリエステルアクリレ
ート類、不飽和ポリは、これらと本発明の上記アクリル
酸エステルまたはメタクリル酸エステルの統計に対して
0〜90重量%の範囲で使用するのが好ましい。
また本発明の光硬化性組成物には、保存安定剤として、
例えばハイドロキノン、ターシャリ−ブチルハイドロキ
ノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、カテコール
、クーシャリ−ブチルカテコール、ブチルヒドロキシト
ルエン、ニトロジフェニルアミン、フェノチアジン等を
含有させてもよ(、これらは光硬化性組成物の重合成分
に対して例えば10〜1. 000 p pmの割合で
使用することができる。
さらに本発明の光硬化性組成物には、各種添加剤、例え
ば紫外線吸収剤等の安定剤、顔料、螢光増白剤、ガラス
繊維等のフィラーを添加含有させてもよい。
本発明の光硬化性組成物を硬化させるに際して使用され
る光源としては、例えは紫外線蛍光灯、低圧水銀灯、高
圧水銀灯、キセノン灯、炭素アーク灯等が挙げられる。
本発明の光硬化性組成物は、従来公知のジペンタエリス
リトールへキザ(ペンタ)アクリレート若しくはトリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートのトリアク
リル酸エステル等または同様のメタクリル酸エステルを
用いる場合とほぼ同等の紫外線硬化性、表面硬度および
耐熱性を保持しつつ、大幅に可とう性がイ」与され、脆
さが改善された硬化物を与える。
またトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート
の1−リアクリル酸エステルまたはトリアクリル酸エス
テルが、’M ’/Lで固体であり、取り扱いが困難で
あったのに対し、本発明の組成物に使用される、カプロ
ラクトン変性トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌ
レートのアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステ
ルは、雷温で液状であり、取り扱いがはるかに容易とな
る。
本発明の光硬化性組成物は、金属、樹脂、木材、紙等の
基材のコーティング剤、印刷インキ、フィルム、注型板
の成形材料等多方面に利用できる。
以下の合成例および実施例により本発明を具体的に説明
する。
合成例1 攪拌機、温度計、N2ガス導入管および冷却管を備えた
フラスコに、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシア
ヌレート261g(1モル)、ε−カプロラクトン11
4g(1モル)およびジブチルススラウリレート0.0
2gを仕込み、少量のN2ガスを吹き込みながら、16
0°Cで12時間反応させた。この時点での反応物をH
LC(高速液体クロマトグラフィー)で分析したところ
、未反応のε−カプロラクトンは2%以下であった。
得られたカプロラクトン変性1−リス(2−ヒドロキシ
エチル)イソシアヌレ−1−375g(1モル)、アク
リル酸238g(3,3モル)、バラトルエンスルボン
酸40g1ハイドロキノンモノメチルエーテル0.25
 gおよび1−ルエン300gを攪拌機、温度計、空気
導入管および水分離器を備えたフラスコに仕込み、空気
を吹き込めながら、系内を300+n+aHgの減圧に
保ち、約80〜85℃で加熱還流させて、縮合水が生成
しなくなるまで(約8時間)反応を行なった。反応終了
後、反応液を冷却し、5重量%のアンモニアと20重量
%の硫酸アンモニウムとを含有する水溶液で、次いで2
0重量%の硫酸アンモニウムを含有する水溶液で反応液
を洗浄し、水層を分離して未反応のアクリル酸および触
媒を除去した後、減圧下にトルエンを留去して、カプロ
ラフI・ン変性トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシ
アヌレ−1〜のトリアクリル酸エステル520gを得た
。この生成物の主な物性値を以下に示す。
不揮発分:99.5%(110°Cx3hr)性状 :
液状(5°CX l w e e k、結晶析出せず) 粘度 :5−5ボイズ(25”C) 色相 ニガードナー2 NMR:δ(ppm) U 3・8〜4・5(−0冒(CH2>+−さ0−)1およ
び (、> N −(J4.− Cl−12−−0−)5.
6〜6.6 (C’−=CH−C−0−>981 合成例2 合成例1と同様にして、]・トリス2−ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレート261g(1モル)、ε−カプロ
ラクトン228g(2モル)およびジブチルスズオキシ
ド0.03 gを反応させて得られたカプロラクトン変
性1−リス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート
48”’9g(1モル)と、アクリル酸238g(3,
3モル)とをエステル化反応させてカプロラクトン変性
トリス(2−ヒドロキシエチル)インシアヌレートのi
−リアクリル酸エステル635gを得た。この生成物の
主な物性値を以下に示す。
H不揮発分:99.6%(110”cx3hr)性状 
:液状(5℃X l w e e k、結晶析出4Hせ
ず) 粘度 =30ポイズ(25℃) 色相 ニガードナー 1 NMR:δ(ppm) 1.2〜1.9 12H 2,0〜2.4 41( 3,8〜4.5 16 H 5,6〜6.6 9H 合成例3 合成例1と同様にして、トリス(2−ヒドロキシエチル
)イソシアヌレ−1−261g(1モル)、ε−カプロ
ラクトン342g(1モル)および塩化第−スズ0.0
2 gを反応させて得られたカプロラクトン変性トリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート603g 
(1モル)と、アクリルffff1238 g (3,
3モル)とをエステル化反応させてカプロラクトン変性
トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−1−の
トリアクリル酸エステル748gを得た。この生成物の
主な物性値を以下に示す。
不揮発分:99.5%(110℃X’ 3 h r )
性状 :液状(5℃x1week、結晶析出せず) 粘度 :24ボイズ(25°C) 色相 ニガードナー I NMR:δ(ppm) 1.2〜1.9 18H 2、0〜2.4 6H 3,8〜4.5 18 H 5,6〜6.6 9H 実施例 合成例1〜3で合成したカプロラクトン変性トリス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−1−のトリアクリ
ル酸エステル、光硬化性組成物としてのトリス(2−ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレートのトリアクリル酸エ
ステル(8立化成工業社製、商品名FA−731A、融
点50〜54°C)およびジペンタエリスリト−ルヘキ
ザ(ペンタ)アクリレート(日本化薬社製、商品名D 
P HA)を用い、それぞれ各アクリル酸エステル10
0重量部およびベンゾインエチルエーテル3重量部を混
合熔解した。これを処理鋼板(ボンデライト#144)
上に、厚さ30μとなるように、アプリケータを用いて
塗布し、80 W / cmランプ長の高圧水銀灯(有
効照射幅12Cm)を用いて、照射距離10cmで、ラ
ンプの下を2m/minで動くコンベアに載せて、塗膜
の表面がクッククリ−になるまでランプの下を通過させ
て各アクリル酸エステルを硬化させた。硬化までの通し
回数、硬化物の表面鉛筆硬さ、折曲げ試験、エリクセン
試験および5%加熱減M温度の試験結果を第1表に示す
(試験方法) (1)硬化までの通し回数二指で塗膜に触れて、指紋か
残らない塗膜 の硬さとなるまで、 水銀ランプの下を通 過させた回数。
(2)鉛筆硬さ:JIS K−54−Ooによる。
(3)折曲げ試験:マンドレル試験器(1/2インチφ
)で折曲げた時、クラ ツクの生じる折曲角度(全く 折曲げない時を〈180℃と する)。
(4)エクリセン試験:エリクセン試験器に試験片をは
さzノ、裏側からポ ンチで押していき、塗膜 に亀裂の入った時の押し 出し距離。
(5)5%加熱減量温度:示差熱天秤測定器で、ザンブ
ル10■を空気 中、昇温速度10°C/ 分で昇温し、重量が初 期の5%減少した時の 温度。
以下余白 第1表 *硬化時にクランクが発生ずるため測定不能第1表の結
果から明らかなように、本発明の組成物は、得られる硬
化物が、優れた紫外線硬化性、表面硬度および耐熱性と
、適度な可とう性を有し、脆さも比較例に比して格段に
改善されていることが分かる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ■、トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレートに
    ε−カプロラクトンを開環付加せしめて得られるカプロ
    ラクトン変性トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌ
    レートのアクリル酸またはメタクリル酸のエステル化合
    物および光重合開始剤を含有してなる光硬化性樹脂組成
    物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61207419A (ja) * 1985-03-12 1986-09-13 Daicel Chem Ind Ltd 硬化性樹脂組成物

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JPS61207419A (ja) * 1985-03-12 1986-09-13 Daicel Chem Ind Ltd 硬化性樹脂組成物

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