JP2001026617A - 活性エネルギー線硬化型組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型組成物

Info

Publication number
JP2001026617A
JP2001026617A JP11201715A JP20171599A JP2001026617A JP 2001026617 A JP2001026617 A JP 2001026617A JP 11201715 A JP11201715 A JP 11201715A JP 20171599 A JP20171599 A JP 20171599A JP 2001026617 A JP2001026617 A JP 2001026617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
acrylate
component
composition
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11201715A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Okazaki
栄一 岡崎
Tetsuji Jitsumatsu
徹司 実松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toagosei Co Ltd filed Critical Toagosei Co Ltd
Priority to JP11201715A priority Critical patent/JP2001026617A/ja
Publication of JP2001026617A publication Critical patent/JP2001026617A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F222/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical and containing at least one other carboxyl radical in the molecule; Salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof
    • C08F222/10Esters
    • C08F222/1006Esters of polyhydric alcohols or polyhydric phenols
    • C08F222/103Esters of polyhydric alcohols or polyhydric phenols of trialcohols, e.g. trimethylolpropane tri(meth)acrylate
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F222/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical and containing at least one other carboxyl radical in the molecule; Salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof
    • C08F222/10Esters
    • C08F222/1006Esters of polyhydric alcohols or polyhydric phenols
    • C08F222/102Esters of polyhydric alcohols or polyhydric phenols of dialcohols, e.g. ethylene glycol di(meth)acrylate or 1,4-butanediol dimethacrylate
    • C08F222/1025Esters of polyhydric alcohols or polyhydric phenols of dialcohols, e.g. ethylene glycol di(meth)acrylate or 1,4-butanediol dimethacrylate of aromatic dialcohols
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F222/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical and containing at least one other carboxyl radical in the molecule; Salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof
    • C08F222/10Esters
    • C08F222/1006Esters of polyhydric alcohols or polyhydric phenols
    • C08F222/106Esters of polycondensation macromers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】硬化性に優れ、硬化物の臭気がなく、又硬度及
び屈折率に優れる活性エネルギー線硬化型組成物の提
供。 【解決手段】下記一般式(1)で表される(メタ)アクリ
レートを含有してなる活性エネルギー線硬化型組成物。 【化1】 〔但し、式(1)において、R1、R2及びR3は水素原子又
はメチル基であり、R4は水素原子又は炭素数9以下の
直鎖状若しくは分岐状アルキル基であり、nは1から6
の整数である。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の(メタ)ア
クリレートからなる活性エネルギー線硬化型組成物に関
するものであり、本発明の組成物は、コーティング剤、
接着剤、レジスト、電子材料及び成形材料等に使用する
ことができ、特にレンズ及びプリズム等の光学材料とし
て有用なものであり、これら技術分野で賞用され得るも
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】活性エ
ネルギー線硬化型組成物は、その速硬化性により、従来
の溶剤乾燥型樹脂組成物と比較して乾燥に要するエネル
ギーと時間を大幅に減らすことができるだけでなく、乾
燥装置等が不要なため省スペース化を図ることができ、
さらに該組成物は、溶剤の使用量が少なくて済むか又は
全く使用しないでも良いというものであるため、地球環
境にやさしい材料として年々使用量が増えてきている。
【0003】近年では、その硬化速度の速さを利用し、
少量多品種の製品にも対応するべく、さらにライン速度
を高速化させることが多くなってきている。しかしなが
ら、従来の活性エネルギー線硬化型組成物では、ライン
速度を上げると硬化が不十分になったり、又硬化が不充
分であると、未反応のモノマーに由来する皮膚刺激性や
臭気が問題になることがあり、さらに硬化性を向上させ
ることが望まれてきた。又、活性エネルギー線硬化型組
成物を光学材料の用途に使用する場合、特に速硬化性が
要求される上、硬化物の硬度及び高折率が要求される
が、従来の組成物では、性能が不充分なものであった。
【0004】本発明者らは、硬化性に優れ、硬化物の臭
気がなく、又硬度及び屈折率に優れる活性エネルギー線
硬化型組成物を見出すため鋭意検討を行ったのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するため鋭意検討した結果、特定構造の(メタ)
アクリレートからなる組成物が、硬化性に優れ、その硬
化物が臭気もなく、硬度に優れることを見出し、本発明
を完成した。以下、本発明を詳細に説明する。尚、本明
細書においては、アクリレート及び/又はメタクリレー
トを(メタ)アクリレートと、アクリロイル基及び/又
はメタクリロイル基を(メタ)アクリロイル基と、アク
リル酸及び/又はメタクリル酸を(メタ)アクリル酸と
表す。
【0006】
【発明の実施の形態】1.(A)成分 本発明の組成物は、下記一般式(1)で表される化合物
〔以下スルホンイミド(メタ)アクリレートという〕を
含有してなるものである。
【0007】
【化2】
【0008】〔但し、式(1)において、R1、R2及びR3
は水素原子又はメチル基であり、R4は水素原子又は炭
素数9以下の直鎖状若しくは分岐状アルキル基であり、
nは1から6の整数である。〕
【0009】スルホンイミド(メタ)アクリレートは、
種々の方法で製造されたものを使用できる。好ましい製
造方法としては、まず、加藤らの方法(日本化学雑誌第
83巻第4号501頁、1962年)に従い、o−スル
ファモイルフタルイミド塩とエチレンクロロヒドリンを
反応させ、下記一般式(2)で表される化合物を製造し、
当該化合物に、(メタ)アクリル酸をエステル化反応さ
せる方法等が挙げられる。
【0010】
【化3】
【0011】〔但し、式(2)において、R2、R3、R4
びnは式(1)と同様の意味である。〕 エステル化反応は、常法に従えば良く、好ましくは酸性
触媒の存在下に、上記一般式(2)で表される化合物及び
(メタ)アクリル酸を加熱攪拌する方法が挙げられる。
酸性触媒としては、硫酸、並びにメタンスルホン酸及び
パラトルエンスルホン酸等のスルホン酸等が挙げられ
る。反応温度としては、70℃〜140℃が好ましい。
反応温度が70℃に満たない場合は反応が遅くなり、一
方反応温度が140℃を超える場合は、反応系が不安定
になり、不純物が生成したり、ゲル化する場合がある。
反応に際しては、水との溶解度が低い有機溶剤を使用
し、共沸により反応で生成する水を除去しつつ反応を行
うことが好ましい。有機溶剤としてはベンゼン、トルエ
ン及びキシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサン及びヘプ
タン等の脂肪族炭化水素、並びにメチルエチルケトン及
びシクロヘキサノン等のケトン等が挙げられる。又、有
機溶剤は、反応後に減圧で留去しても良く、又組成物の
粘度調整のためにそのままにしておいても良い。更に
(メタ)アクリロイル基がラジカル重合することを抑制
するための、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチ
ルエーテル及びフェノチアジン等の重合防止剤を使用し
ても良い。
【0012】2.(B)成分 本発明の組成物においては、上記必須成分に加え、前記
(A)成分以外のラジカル重合性不飽和二重結合を有する
化合物を配合することが、塗工適性、硬化性、並びに塗
膜の強度、柔軟性及び密着性を調整できるため好まし
い。(B)成分としては、ラジカル重合性不飽和二重結合
を有する単量体及びオリゴマーが挙げられ、オリゴマー
としては、ウレタンアクリレート、ポリエステル(メ
タ)アクリレート及びエポキシ(メタ)アクリレートが
挙げられる。尚、本発明において、オリゴマーとは分子
量500〜1万のものをいう。
【0013】単量体としては、N−ビニルピロリドン、N
−ビニルカプロラクタム及び(メタ)アクリロイルモル
ホリン等のアミド化合物;ヘキサヒドロフタルイミドエ
チルアクリレート及びコハクイミドエチルアクリレート
等のイミドアクリレート;2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート及び2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル
アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ
ート;フェノキシエチル(メタ)アクリレート等のフェ
ノールのアルキレンオキシド付加物のアクリレート類及
びそのハロゲン核置換体;エチレングリコールのモノ又
はジ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコー
ルのモノ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコ
ールのモノ又はジ(メタ)アクリレート及びトリプロピ
レングリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレート等の
グリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレート;トリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサ(メタ)アクリレート等のポリオールポ
リ(メタ)アクリレート;前記ポリオールのアルキレン
オキサイド付加物の(メタ)アクリレート;イソシアヌ
ール酸アルキレンオキサイド変成ジ又はトリ(メタ)ア
クリレート;ビス〔4−(メタ)アクリロイルチオフェ
ニル〕スルフィド等が挙げられる。これらの中でも、ビ
ス〔4−(メタ)アクリロイルチオフェニル〕スルフィ
ドが、硬化物の屈折率を改善できるため好ましい。
【0014】ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー
としては、ポリオールと有機ポリイソシアネート反応物
に対して、さらにヒドロキシル基含有(メタ)アクリレ
ートを反応させた反応物等が挙げられる。ここで、ポリ
オールとしては、低分子量ポリオール、ポリエチレング
リコール及びポリエステルポリオール等があり、低分子
量ポリオールとしては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、シクロヘキサンジメタノール及び3−メ
チル−1,5−ペンタンジオール等が挙げられ、ポリエ
ーテルポリオールとしては、ポリエチレングリコール及
びポリプロピレングリコール等が挙げられ、ポリエステ
ルポリオールとしては、これら低分子量ポリオール又は
/及びポリエーテルポリオールと、アジピン酸、コハク
酸、フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸及びテレフタル酸
等の二塩基酸又はその無水物等の酸成分との反応物が挙
げられる。有機ポリイソシアネートとしては、トリレン
ジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート及びイソ
ホロンジイソシアネート等が挙げられる。ヒドロキシル
基含有(メタ)アクリレートとしては、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート及び2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0015】ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴ
マーとしては、ポリエステルポリオールと(メタ)アク
リル酸との脱水縮合物が挙げられる。ポリエステルポリ
オールとしては、エチレングリコール、ポリエチレング
リコール、シクロヘキサンジメタノール、3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、プロピレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール及
びトリメチロールプロパン等の低分子量ポリオール、並
びにこれらのアルキレンオキシド付加物等のポリオール
と、アジピン酸、コハク酸、フタル酸、ヘキサヒドロフ
タル酸及びテレフタル酸等の二塩基酸又はその無水物等
の酸成分とからの反応物等が挙げられる。
【0016】エポキシアクリレートは、エポキシ樹脂に
(メタ)アクリル酸等の不飽和カルボン酸を付加反応さ
せたもので、ビスフェノールA型エポキシ樹脂のエポキ
シ(メタ)アクリレート、フェノールあるいはクレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂のエポキシ(メタ)アクリ
レート、ポリエーテルのジグリシジルエーテルの(メ
タ)アクリル酸付加反応体等が挙げられる。
【0017】3.(C)光重合開始剤 本発明の組成物は、紫外線及び電子線等の活性エネルギ
ー線を照射することにより硬化させることができる。本
発明の組成物を紫外線により硬化させる場合には、光重
合開始剤〔以下(C)成分という〕を配合する。本発明に
おいては、組成物の厚膜硬化性が優れたものになるた
め、(C)成分を配合することが好ましい。(C)成分として
は、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイ
ンエチルエーテル及びベンゾインイソプロピルエーテル
等のベンゾインとそのアルキルエーテル;アセトフェノ
ン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、1,1−ジクロロアセトフェノン、1−ヒドロキシ
アセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニ
ルケトン及び2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フ
ェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン等の
アセトフェノン;2−メチルアントラキノン、2−エチ
ルアントラキノン、2−ターシャリ−ブチルアントラキ
ノン、1−クロロアントラキノン及び2−アミルアント
ラキノン等のアントラキノン;2,4−ジメチルチオキ
サントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロ
ロチオキサントン及び2,4−ジイソピルチオキサント
ン等のチオキサントン;アセトフェノンジメチルケター
ル及びベンジルジメチルケタール等のケタール;2,
4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオ
キシド等のモノアシルホスフィンオキシドあるいはビス
アシルホスフィンオキシド;ベンゾフェノン等のベンゾ
フェノン類;並びにキサントン類等が挙げられる。これ
らの(C)成分は単独で使用することも、安息香酸系及び
アミン系等の光重合開始促進剤と組み合わせて使用する
こともできる。
【0018】(C)成分の好ましい配合割合は、(A)成分及
び(B)成分の合計量100重量部に対して0.1〜10
重量部が好ましい、より好ましくは1〜8重量部であ
る。
【0019】4.製造方法 本発明の組成物において、(A)成分に、(B)成分及び/又
は(C)成分を配合する場合には、これらを常法に従い攪
拌混合すれば良い。(B)成分を配合する場合における(A)
成分及び(B)成分の割合としては、(A)成分5〜95重量
%及び(B)成分95〜5重量%が好ましく、より好まし
くは(A)成分20〜90重量%及び(B)成分80〜10重
量%である。(A)成分の割合が5重量%に満たない場合
は、得られる硬化物の強度や硬度が低下することがあ
り、他方95重量%を超えると、得られる硬化物の密着
性及び柔軟性が不充分となることがある。
【0020】より好ましい組成物は、(A)成分20〜9
0重量%及び(B)成分80〜10重量%からなり、屈折
率が1.55以上を有するものである。尚、本発明にお
いて屈折率とは、組成物の硬化前の液体において、25
℃でアッベ屈折計により測定した値をいう。屈折率が
1.55に満たない場合は、組成物をレンズに使用した
場合、硬化物の屈折率も不充分となるため、硬化物を薄
くすることができず、このため重量が重くなったり、成
形性が悪くなったり、硬化性が低下する場合がある。
尚、組成物とその硬化物において、屈折率には大差がな
い。
【0021】5.使用方法及び用途 本発明の組成物の使用方法としては、例えば適用される
基材に対して、通常の塗装法により塗布した後、紫外線
及び電子線等の活性エネルギー線を照射して硬化させる
等の一般的な方法を採用することができる。適用できる
基材としては、木材、金属及びプラスチック等の種々の
基材が可能である。又、本発明の組成物の用途として
は、コーティング剤、接着剤、レジスト剤、電子材料及
び成形材料等を挙げることができる。特に本発明の組成
物の硬化物は、透明性及び屈折率に優れているため、レ
ンズ及びプリズム等の光学材料に好適に使用することが
できる。レンズとしては、レンチキュラーレンズやフネ
レルレンズ等のレンズシート製造用の組成物として好ま
しく使用できる。
【0022】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示し、本発明をよ
り具体的に説明する。尚、以下において、「部」は重量
部を意味し、「%」は重量%を意味する。 ○製造例1(スルホンイミドアクリレートの製造) 攪拌器、冷却管を備えたフラスコに、o−スルファモイ
ルフタルイミドカリウム(サッカリン)241.2g
(1.0モル)及びエチレンクロロヒドリン80.5g
(1.0モル)を仕込み、150℃で10時間加熱攪拌
した。反応物にクロロホルム300g及び水300gを
加え、生成する塩化カリウムを除去し、クロロホルム層
を減圧で濃縮し、再結晶を行い、N−(2−オキシエチ
ル)−o−スルファモイルフタルイミド124g(白色
固体)を得た。次に、攪拌器、冷却管及びディーンスタ
ークトラップ(水分離器)を備えたフラスコに、N−(2
−オキシエチル)−o−スルファモイルフタルイミド4
5.4g(0.2モル)、アクリル酸15.1g(0.
2モル)、トルエン60g、メトキシハイドロキノン
0.03g及び濃硫酸2.4gを仕込み、2時間還流さ
せながら攪拌した。この反応の間に、3.3gの水が留
出した。冷却後、反応液を分液ロートに移し、これに1
0%NaOH水溶液を30g加え振とうし、下層(水
層)を抜いて、触媒として使用した硫酸を除去した。さ
らに減圧で溶媒を留去し、下記式(3)で表される化合物
(以下A−1という)の淡黄色粘ちょう液体23.4g
を得た。この液体の25℃での屈折率は1.55であっ
た。
【0023】
【化4】
【0024】○製造例2 製造例1のアクリル酸をメタクリル酸(18.1g)に変
更した以外は製造例1と同様に反応を行い、下記式(4)
で表される化合物(以下A−2という)の淡黄色粘ちょ
う液体35.2gを得た。この液体の25℃での屈折率
は1.55であった。
【0025】
【化5】
【0026】○実施例1〜同4及び比較例1〜同2 表1に示すスルホンイミド(メタ)アクリレート及びそ
の他成分を、常法に従い攪拌混合し、コーティング剤に
適した活性エネルギー線硬化型組成物を製造した。得ら
れた組成物について、以下の方法に従い、硬化性、鉛筆
硬度及び臭気を評価した。それらの結果を、表1に示
す。
【0027】・硬化性 基材としてボンデライト鋼板(日本テストパネル社製P
B−144)を使用し、膜厚10μmで塗工し、80W
/cm集光型高圧水銀灯(1灯)下を10m/minの
コンベアスピードで通過させ、手で触れて表面のタック
が無くなるまでのパス回数で評価した。
【0028】・鉛筆硬度 JISK−5400の試験法に従って、手かき法で行っ
た。
【0029】・臭気 硬化直後の塗膜のにおいを直接評価した。 ○:臭気なし △:ほとんどなし ×:臭気あり
【0030】
【表1】
【0031】尚、表1における略号は、以下の意味を示
す。 1)M−305:ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、東亞合成(株)製、商品名;アロニックスM−30
5 2)M−400:ジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート、東亞合成(株)製、商品名;アロニックスM−
400 3)M−101:フェノキシエトキシエチルアクリレー
ト、東亞合成(株)製、商品名;アロニックスM−10
1 4)V190:エトキシエトキシエチルアクリレート、
大阪有機(株)製、商品名;ビスコート190 5)Irg651:ベンジルジメチルケタール、チバス
ペシャリティーケミカルズ(株)製、、商品名;イルガ
キュア651
【0032】○実施例5〜同7及び比較例3〜同4 表2に示す他成分を使用した以外は、実施例1と同様に
して、レンズ用に適した活性エネルギー線硬化型組成物
を製造した。得られた組成物について、硬化性及び鉛筆
硬度を実施例1と同様に評価した。又屈折率を以下に従
い評価した。それらの結果を表2に示す。
【0033】・屈折率 アッベ屈折計を用いて、室温における組成物の屈折率を
測定した。
【0034】
【表2】
【0035】尚、表2における略号において、下記以外
は、表1と同様の意味を示す。 6)MPSMA:ビス(4−メタクリロイルチオフェニ
ル)スルフィド、住友精化(株)製、商品名;MPSM
A 7)M−210:ビスフェノールAエチレンオキサイド
4モル変性ジアクリレート、東亞合成(株)製、商品
名;アロニックスM−210 8)M−5700:2−ヒドロキシ−3−フェノキシプ
ロピルアクリレート、東亞合成(株)製、商品名;アロ
ニックスM−5700
【0036】
【発明の効果】本発明の組成物は、速硬化性であり、そ
の硬化物は臭気もなく、硬度に優れるため、コーティン
グ、塗料、印刷インキ、接着剤、充填剤、成形材料、レ
ジスト等の各種用途に使用可能である。特に本発明の組
成物は、速硬化性でかつ高屈折率の硬化物を与えるた
め、レンズ及びプリズム等の光学材料に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J011 AA05 AC04 CA02 CA05 CC10 QA06 QA07 QA13 QA14 QA15 QA18 QA22 QA23 QA24 QA33 QA37 QA38 QA39 QA40 QA46 QB13 QB14 QB16 QB20 QB22 QB24 SA02 SA04 SA06 SA07 SA15 SA16 SA22 SA32 SA34 SA51 SA63 SA64 SA84 UA01 VA01 WA01 WA02 WA03 WA04 WA06 4J038 FA151 FA152 FA161 FA162 FA171 FA172 FA251 FA252 FA261 FA262 FA281 FA282 KA03 PA17 PB08 4J040 FA171 FA172 FA261 FA262 FA271 FA272 FA291 FA292 GA23 JB07 LA10 4J100 AL08P AL08Q AL09Q AL63Q AL66Q AL67Q AQ01Q AQ08Q BA05Q BA07Q BA08Q BA11P BA21Q BA39Q BA51Q BC04Q BC43Q BC54Q BC66Q BC79Q BC83P CA04 DA48 DA63 JA01 JA03 JA33 JA46

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1)で表される(メタ)アクリ
    レートを含有してなる活性エネルギー線硬化型組成物。 【化1】 〔但し、式(1)において、R1、R2及びR3は水素原子又
    はメチル基であり、R4は水素原子又は炭素数9以下の
    直鎖状若しくは分岐状アルキル基であり、nは1から6
    の整数である。〕
  2. 【請求項2】(A)上記一般式(1)で表される(メタ)アク
    リレートの5〜95重量%及び(B)(A)成分以外のラジカ
    ル重合性不飽和二重結合を有する化合物の95〜5重量
    %からなる請求項1記載の活性エネルギー線硬化型組成
    物。
  3. 【請求項3】(A)成分の20〜90重量%及び(B)成分の
    80〜10重量%からなり、かつ屈折率が1.55以上
    を有する請求項2記載の活性エネルギー線硬化型組成
    物。
JP11201715A 1999-07-15 1999-07-15 活性エネルギー線硬化型組成物 Pending JP2001026617A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11201715A JP2001026617A (ja) 1999-07-15 1999-07-15 活性エネルギー線硬化型組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11201715A JP2001026617A (ja) 1999-07-15 1999-07-15 活性エネルギー線硬化型組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001026617A true JP2001026617A (ja) 2001-01-30

Family

ID=16445740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11201715A Pending JP2001026617A (ja) 1999-07-15 1999-07-15 活性エネルギー線硬化型組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001026617A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007517130A (ja) * 2003-12-30 2007-06-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー アミン捕捉剤としての可溶性ポリマーおよび方法
JP2013041266A (ja) * 2011-07-19 2013-02-28 Sumitomo Chemical Co Ltd レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
JP2014029514A (ja) * 2012-07-03 2014-02-13 Sumitomo Chemical Co Ltd レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007517130A (ja) * 2003-12-30 2007-06-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー アミン捕捉剤としての可溶性ポリマーおよび方法
JP2013041266A (ja) * 2011-07-19 2013-02-28 Sumitomo Chemical Co Ltd レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
JP2014029514A (ja) * 2012-07-03 2014-02-13 Sumitomo Chemical Co Ltd レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09272707A (ja) 活性エネルギー線硬化型(メタ)アクリレート組成物
JP4042163B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型組成物
JP3409595B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型組成物
JP2000327724A (ja) 活性エネルギー線硬化型組成物
JP3807035B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型被覆用組成物
JP4253977B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型組成物
JP2001172336A (ja) 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物
JP2003002919A (ja) 新規ジ(メタ)アクリレート及びこれを含有してなる硬化性組成物
JP2001026617A (ja) 活性エネルギー線硬化型組成物
JP3680705B2 (ja) 架橋性樹脂組成物
JP3653781B2 (ja) 反応性樹脂の製造方法
JP2001187806A (ja) 活性エネルギー線硬化型組成物
JP2004323557A (ja) 硬化型組成物及びその硬化物
JP2003089707A (ja) 新規ジ(メタ)アクリレート及びこれを含有する硬化性組成物
JPH01123805A (ja) 光硬化性樹脂組成物
JP4320952B2 (ja) 硬化型組成物
JP3374471B2 (ja) 液状重合性(メタ)アクリレートの製造方法
JP3817649B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型プラスチック用水性コーティング剤組成物
JP4374171B2 (ja) 新規連鎖移動剤及びこれを使用する重合体の製造方法
JPS63152604A (ja) 光硬化可能な樹脂組成物
JPH1072404A (ja) ソルビトールの(メタ)アクリル酸エステル及びその製法
JP2001064327A (ja) 新規なマレイミド化合物からなる活性エネルギー線硬化型樹脂組成物
JP2000234045A (ja) 反応性共重合体の水性組成物
JP4973072B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型組成物
JP2001310916A (ja) 重合性樹脂組成物、その製造方法及びその硬化物