JPS60123354A - ピルファ−プル−フ機能を備えたプラスチックキャップの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プラスチックキャップに関するもので、より
詳細にはピルファープルーフ機能を有し、開封に際して
、キャップを容器口部のあごに固定するための係合用突
起を内周面に備えた下方環状体がキャップ本体と共に容
器口部から取除かれるプラスチックキャップに関する。

従来、ネジ付プラスチックキャップ本体、ネジ部の下方
に設けられたミシン状切目の列、及びこの切目の列の下
方に橋絡部を介して一体に設けられた下方環状体から成
り、この下方環状体の内周面に内向きの係合用突起を一
定間隔をおいて設けたプラスチックキャップは既に知ら
れている（特公昭５Ｂ−３２１０５号公報）。

このプラスチックキャップにおし・ては、内向きの７ラ
ツプ片が容器口部のあご部と係合して、キャップの固定
が行われ、開封に際してはキャップを旋回することで、
キャップ本体と下方筒体との橋絡部が破断されて、キャ
ップ本体が容器口部から取除かれる。

しかしながら、このタイプのビルファーグルーフキャソ
フでは、下方環状体の係合用突起が容器口部のあごに係
合した状態で残留し、使用済容器の再利用という見地か
らは望ましくない。

従来、金属製のビルファーフルーフ方式キャップにお℃
・では、ミシン目より下側の下方環状体の外周面に垂（
白方向の弱化線を設け、開封に際してこの弱化線を破断
することにより、１方環状体がキャップ本体と共に容器
口部から取除かれるようにしたものが既に知られている
（実公昭６９−２４６８２号公報）。

本発明者等は、この方式を内向き係合用突起を備えたプ
ラスチックキャップに適用したが、下方筒体と一体に保
合用突起が設けられているため、開封時に下方環状体を
弱化線の部分で破断することが屡々困難であった。

従って、本発明の目的は、上述した従来のキャップの欠
点が解消されたビルファーブルーフ機能付プラスチック
キャップを提供するにある。

本発明の他の目的は、開封に際して、キャップを容器口
部のあごに固定するための係合用突起を内周面に備えた
下方環状体が、キャップ本体と共に容器口部から容易に
取除かれるようにしたプラスチックキャップを提供する
にｋ）る。

本発明によれば、大面と天面の周縁から垂下した筒状ス
カート部とを備え、該スカート部の内周面には容器口部
を係合するネジを有するキャップ本体；該ネジ部の下方
に、橋絡部を残して設けられたミシン状切目の周状の列
；及び該ミシン状切目の列の下方に橋絡部を介してキャ
ンプ本体と一体に設けられ、内周面に内向きの係合用突
起が一定間隔をおいて周状に一体に設けられた下方環状
体から成り、該下方環状体の外周面には複数個のほば垂
直の弱化線が設けられ、該弱化線の少なくとも１個は係
合用突起の付根と重ならない位置関係で下方環状体の外
周面に設けられていることを特徴とするピルファフルー
７機能を備えたプラスチックキャップが提供される。

本発明を小利図面に示す具体例に基づき以下に説明する
。

本発明のプラスチックキャップの断面構造を示す第１図
及び第２図において、このキャップは、プラスチックで
一体に形成されたキャップ本体１及び下方環状体２並び
にこれらの間に介在するミシン状切目６０周状の列から
成っている。

キャップ本体１は、天面４と大面の周縁から垂下した筒
状スカート部５とから成っており、このスカート部の内
周面には、容器口部（図示せず）のネジと係合するメネ
ジ６が設けられている。天面４の内面側には接着或いは
嵌込等の手段で設けられたライナー乃至バッキング７が
あり、容器口部との間に密封が行われるようになってい
る。

このネジ部乙の下方に、橋絡部８を残してミシン状切目
６０周状の列が設けられ、下方環状体２はこの橋絡部８
を介してキャップ本体１と一体化されている。

下方環状体２の内周面拠は、内向きの可撓性フラップ片
の形の係合用突起９が一定間隔をおいて周状に設けられ
ている。添付図面に示す具体例においては、フラップ片
９は可撓性があるように、内方先端１０に向けて次第に
高さが小さくなる形状を有しており、上方端縁１１の傾
斜よりも小さくなるようになっている。また、この具体
例においては、フラップ片９の下方環状体２への付Ｕ−
根１６はほは垂直状であり、しかもキャップの締結旋回
方向に（矢印Ａ）に関して、付は根１６が先端１０より
も先行するように、下方環状体内面に対して、角度θの
傾斜をなしている。かくして、キャップの旋回締結に際
しては、フラップ片９か進行方向に沿って深く傾斜して
、容易に容器口部のあごの下に導入され、一方キャップ
の旋回開封に際してはフラップ片９があごに対してよく
係合して橋絡部８の破断による開封が容易に行われるこ
とが了解されよう。

本発明によれば、下方環状体２の外周面に、複数個のほ
ぼ垂直の弱化線１４ｄ、１１’を設ける。

本明細書において、弱化線とは、環状体の切断すべき予
定線に対して部分的に切断された線或いは環状体の厚み
方向の途中に達するように設けられた切込み線或いはこ
れらの組合せを意味する。本発明においては、これら複
数の弱化線１４α。

１４ｂの内少なくとも１個が、フラップ片９の付は根１
６と重ならない位置関係で設ける。

このために、フラップ片（係合用突起）９のピッチをＰ
、複数個の弱化線１４α、１４ｂ間の間隔をり、フラッ
プ片（係合用突起）９の伺は根１６の巾をｔとしたとき
、下記式 ％式％ を満足する位置関係で複数個の弱化線１４ａ。

１４ｂを設ける。

これらの式を満足するように、複数個の弱化線を設ける
ことにより、一方の弱化線がフラップ片９の付は根１６
０部分と重なり、従って開封に際して下方環状体２のこ
の部分での破断が困難になる場合でも、他方の弱化線が
フラップ片９の伺は根１６の部分と重なるのが防止され
、その結果として、開封に際して下方環状体２を弱化線
の位置で確実に破断し、下方環状体２をキャップ本体１
と共に容器口部から取外すことが可能となる。

これらの弱化線１４α、１４ｂは開封に際し、全ての橋
絡部８が破断されるよりも先に破断するものでなければ
ならない。とい５のは、先に全ての橋絡部８の破断が生
じれば、下方環状体２は弱化線１４ａ、１１’の所で破
断することなく、容器口部に残留するからである。この
ため、添付図面に示す具体例では、少なくとも１個の巾
の広い橋絡部１５と残りの巾の挟い橋絡部８とが設けら
れ、このｌ〕広橋絡部１５に近接するように２本の弱化
線１４α、１４ｂが設けられる。この巾広橋絡部１５の
破断強度は弱化線１４α、１４ｂの破断強度よりも大で
あり、しかも何れか一方の弱化線はフラップ片９の付は
根１６と重ならない位置関係で設けられているため弱化
線での破断が容易に行われる。弱化線１４ａ、１４ｂの
少なくとも一方は、中広橋絡部１５に近接していること
が望ましい。

本発明の別の態様を示す第４図において、フラップ片９
の付は根１６αは、下方環状体２に対して、垂ｉ白、方
向に対１−でやや傾斜した状態で設けられており、特に
キャップの締結旋回方向に対して付は根上部が伺は根下
部よりも先行するように設けられている。この構成では
、フラップ片９の付は根１６αの［１ｊは、付は根が垂
直である場合に比してかなり犬ぎ（なるが、本発明によ
れば、弱化線１４α、１４ｈの一方がこの付は根１３ａ
と重ならないよ５に弱化線１４α、１４ｈを設けること
が可能である。

下方環状体２の容器口部からの取外しを容易にするため
、断面図によ（示されるように、下方環状体２はキャン
プ本体１よりもかなり薄肉に形成されており、一方これ
らの中間に位置するミシン状切目の設ける部分１６は下
方環状体２よりも厚肉に設けらλじＣいる。また、下方
環状体２の内径はキャップ本体１の内径よりも犬であっ
て、キャップの旋回締結に際し、フラップ片９がこの段
差部空間内に納まるようになっている。

キャップ本体１及びフラッグ片付き下方環状体２の成形
は、プラスチックス、特にポリブロヒレン、ポリエチレ
ン、スチレン系共重合体、アセタール樹脂、塩化ビニル
系樹脂等の射出成形又は圧縮成形等により一体に形成さ
れ、一方ミシン状切目及び弱化線の該設は成形キャンプ
をカッターと噛み合せることにより行うことができる。

本発明の更に別の態様を示す第５図においては、係合用
突起として前述した可撓性のフラッグ片に代えて、可撓
性のない突起９ａが設けられており、この場合には薄肉
の下方環状体２が可撓性であり、キャップの締結時に変
形することで、突起９αと容器口部のあごとの係合が行
われる。この具体例では、係合用突起９ａの下側テーパ
ー面１７のテーパー角度を小さくして締結時に容器あご
部への挿入を容易にし、−力士側テーバー面１８のテー
ノ＜−角度を大きくして、開封時にあご部からのスツボ
抜けを防止するようにしている。

本発明のプラスチックキャップは、優れたピルファープ
ルーフ機能を有し、しかもキャップの全ての部を容器口
部から取外し得るため、使用済み容器の角刈用も可能で
あるという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のキャップの１例の断面図であり、 第２図は、第１図のキャップの下面図であり、第６図は
第１図のギャップの下方環状体を拡大して示す部分展開
図であり、 第４図は本発明の他のキャップの例を示す断面図である
。 １はキャップ本体、２は下方環状体、６はミシン状切目
、４は天面、５は筒状スカート部、６はネジ部、８は橋
絡部、９はフラップ片、１６はイ寸は根、１４ｍ、１４
ｂは弱化線を示す。 特許出願人　日本クラウンユルク株式会社＃／　閏 氷２図 素３　図 手続補正書（方式） 昭和５９年３月２８日 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 １、・バ件の表示 特願昭５８−２２０７９０号 ２、　発明の名称 プラスチックキャップ ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 ４、代理人〒１０５ ５、補正命令の日付 昭和５９年２月２８日（発送日） ６、　補正の対象 明細書の図面の簡単な説明の欄 ７、補正の内容 （１）明細書第１１頁１１乃至１２行に１第４図は本発
明の・・・・・・・・・である。」とあるな、「　第４
図及び第５図は本発明の他のキャップの例を示す断面図
である。」 と訂正する。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　天面と天面の周縁から垂下した筒状スカート部
   とを備え、該スカート部の内周面には容器口部を係合す
   るネジを有するキャップ本体；該ネジ部の下方に橋絡部
   を残して設けられたミシン状切目の周状の列；及び該ミ
   シン状切目の列の下方に橋絡部を介してキャップ本体と
   一体に設けられ、内周面に内向きの係合用突起が一定間
   隔をおいて周状に一体に設けられた下方環状体から成り
   、該下方環状体の外周面には複数個のほぼ垂直の弱化線
   が設けられ、該弱化線の少な（とも１個は停会用突起部
   の伺根と重ならない位置関係で下方環状体外周面に設け
   られていることを特徴とするピルファプルーフ機能を備
   えたプラスチックキャップ。
2. （２）係合用突起のピッチをＰ１弱化線間の間隔をＤと
   したとぎ、複数個の弱化線は式 ％式％ 式中、ルはゼロ及び正の整数であり、ｔは係合用突起の
   付根の巾を表わす を満足する位置関係で設けられている特許請求の範囲第
   １項記載のキャップ。
3. （３）係合用突起が可撓性の７ラツグ片である特許請求
   の範囲第１項又は第２項記載のキーヤツブ。