JPS60122114A - 金属溶射のための離型剤 - Google Patents

金属溶射のための離型剤

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JPS60122114A
JPS60122114A JP58228544A JP22854483A JPS60122114A JP S60122114 A JPS60122114 A JP S60122114A JP 58228544 A JP58228544 A JP 58228544A JP 22854483 A JP22854483 A JP 22854483A JP S60122114 A JPS60122114 A JP S60122114A
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JP
Japan
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metal
polymer
mold
sprayed
film
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JP58228544A
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Nobuhiko Yugawa
伸彦 湯川
Yukiisa Ozaki
尾崎 行功
Chihiro Tani
谷 千尋
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属溶射用の離型剤に関する。さらに詳しくは
、金属溶射を行なった際に金属の付着性に優れ、かつ脱
型が容易である金属溶射用離型剤に関するも−のである
樹脂成形品を型を用いて成形する際に、該型に予め金属
溶射により金属皮膜を形成し、しかる後に樹脂成形材料
を用いて金属皮膜をバックアップして金属皮膜と樹脂成
形品とを一体化せしめ、次いで脱型することKより金属
皮膜と樹脂成形品とが一体となった金属−樹脂複合体を
製造する方法が提案されている。この方法に従、えば、
表面に強固に金属層が付着した金属−樹脂複合体を簡単
にしかも寸法精度良く製造出来。
樹脂成形品に耐摩耗性、電気伝導性、耐熱性等の諸物性
を付与できることがら非常に有用な方法であると考えら
れる。しかしながら、−型に対して金属溶射を行なう際
に、該型面に対して全く離型剤を使用しない場合には、
溶射された金属がtlとんど付着しないというトラブル
が発生しがちである。また、既に提案されているように
ポリビニルアルコールの溶液を離型剤として塗布した後
乾燥せしめ、しがる後に金属溶射を行なうようにすれば
、溶射された金属の付着性はやや改善されるものの、溶
射作業の途中で付着した金属皮膜がはがれ落ちたり、あ
るいは鏡面の型に対しては溶射された金属が付着しにく
い等の問題点を有しておシ、溶射された金属の付着が良
好でかつ脱型が簡単であるような離型剤の開発が待たれ
ているのが現状である。
本発明者等は、かかる現状に鑑み種々検討した結果1本
発明に至った。即ち本発明は1両性イオン性ポリマー(
4)を0.001重量−以上含み、残余は両性イオン性
ポリマー囚を溶解するかまたは分散させる溶媒(n)か
ら主としてなる金属溶射のための離型剤を提供するもの
である。
本発明で用いられる両性イオン性ポリマー囚は、両性イ
オン性水溶性ポリマー又は両性イオン性水分散性ポリマ
ーを指し、分子中に陽イオン性窒素と陰イオン性のカル
ボキシル基とを有する水溶性又は水分散性のポリマーで
あって、例えば次の0〜0項の各項に示したポリマーを
あげることができる。
■ 次に示す第0〜0項の陽イオン性ポリマーに公知の
方法で(1例としてクロル酢酸等を用いて)陰イオン性
基としてカルボキシル基を導入した樹脂。
■ ポリエチレンイミン、ポリエチレンイミン等のポリ
アルキレンポリアミンおよびその誘導体。
■ ポリカルボン酸とポリアミンとの縮合により生成す
るポリアミドポリアミンおよびその誘導体。
■ エポキシ樹脂等のポリグリシジル化合物とアミン及
び/又はポリアミンとの反応によって得られる陽イオン
性エポキシ系樹脂。
■ ウレタンプレポリマー等のポリイソシアネート化合
物とアミン及び/又はポリアミンとの反応によって得ら
れる陽イオン性尿素系樹脂。
■ ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート等
のアミンエステル基を含有するビニル化合物、ビニルピ
リジン、ビニルイミダゾールあるいはそれらの塩類等の
陽イオン性窒素含有ビニル化合物から選ばれた1種又は
2種以上から導かれた重合体あるいはこれらの陽イオン
性窒素含有ビニル化合物と共重合可能な他の単量体との
多成分共重合体。
■ ジアリルアミンおよびその塩類からなる群から選ば
れた1種又は2種以上の単量体から導かれた重合体ある
いはこれらの単量体と共重合可能な他の単量体との共重
合体。
■ クロルメチル基及び/又輪ヒドロキシメチル基含有
重合体とアミン及び/又はポリアミンとの反応によって
得られるアミノメチル基含有樹脂。
■ ポリハロアルカン及び/又はエピノ・ロヒドリン及
び/又はボリエピノーロヒドリンとアミン及び/又はポ
リアミンとの重縮合物。
■ (メタ)アクリル系樹脂、アルキッド系樹脂あるい
はマレイン化ポリブタジェン等のカルボキシル基含有樹
脂とエチレンイミン、プロピレンイミン、ヒドロキシエ
チルエチレンイミン、1,6−ヘキサメチレンジエチレ
ンウレア、ジフェニルメタン、1,6−ジニチレンウレ
ア等のアジリジン化合物やグリシジルアミンまだはその
塩等の塩基性窒素含有アルキル化剤との反応によって得
られる両性イオン基を有する樹脂。
■ ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート、
ビニルピリジン、ビニルイミダゾールあるいはそれらの
塩類等の塩基性窒素含有ビニル化合物から選ばれた1種
又は2種以上と、(メタ)アクリル酸、クロトン酸ある
いはマレイン酸等のカルボキシル基含有ビニル化合物の
1種又は2種以上との共重合体あるいは共重合可能な他
の単量体との多成分共重合体。
これらのポリマーは、いずれも通常の方法で ′合成し
たものを用いることができる。そしてこれらのポリマー
を本発明で用(りる1(際してはそのまま用いてもよく
、あるいはこれらのポリマーの有する陽イオン性窒素の
1部又は全部を塩酸、硝酸、リン酸、ギ酸、酢酸等の有
機酸あるいは無機酸の塩又は第4級アンモニウム塩とし
て用いる事が出来る。
両性イオン性ポリマー囚は5これ等のポリマーの中から
1種または2種以上を用いることが出来る。
溶媒(B)は両性イオン性ポリマー(4)を完全にある
いは大部分を、溶解するかもしくは分散せしめることが
できる溶媒で、かつ離型剤を型に塗布した後、室温また
は加熱された温度で蒸散するものである。したがって溶
媒(B)は、塗布される型の温度に応じて適宜選択すれ
ばよい。例えハ、 水、メチルアルコール、エチルアル
コール。
イングロビルアルコール、アセトン、酢酸エチルエステ
ル、BF酸フチルエステル、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジエチレングリコール、メチルセロ
ソルブ、ジメチルスルホキシド等の中から単独であるい
は2つ以上の溶媒を混合して用いることができ、低17
1Aの型を使用する場合は低沸点の溶媒を、高温の型を
使用する場合は高沸点の溶媒を用いることが望ましい。
両性イオン性ポリマー(ト)の量は、得られる離型剤中
で0.001重−i%以上である。両性イオン性ポリマ
ー囚の量が0.001重量−未満の場合は。
溶射された金属の付着性が悪く、はとんど金属皮膜を形
成しなかったり、あるいは溶射作業中に金属皮膜がはが
れ落ちる等のトラブルが発生し易く好ましくない。両性
イオン性ポリマー囚の使用量の上限についても特に制限
はなく、使用量の増大にともなう増粘により作業が困難
になるまでの範囲で用いられる。
両性イオン性ポリマー■および溶媒(B)とから本発明
の金属溶射用離型剤を得るには、これら各成分を通常の
混合方法および装置により混合すればよく、その混合順
序に特に限定はない。
また、本発明の金属溶射用離型剤には、必要に応じて他
の添加剤を用いることができる。例えば水溶性の着色剤
を加えて着色することも可能である。
本発明の金属溶射用離型剤の使用にあたっては、ハケ、
スポンジあるいはスプレー等の手段により型面上に該離
型剤を塗布し、その後乾燥させて型面上に皮膜を形成せ
しめれば良い。また、型面上に均一に該離型剤が塗布し
易いように、予め型面に一般に樹脂成形品の離型用に用
いられる離型剤を塗布しておくことも可能である。この
ようにして型面上に本発明による金属溶射用離型剤の皮
膜を形成せしめた後に該皮膜上に金属溶射を行なえば、
溶射された金属の付着性が良く、溶射の途中ではがれた
りあるいは脱落したりするトラブルは発生せず、良好な
金属膜を形成することが可能である。また、このように
して得られた全組皮膜を樹脂成形材料でバックアップし
、金属皮膜と樹脂成形品とを一体化せしめ、しかる後に
得られた金属−樹脂複合体を型よシ脱型する作業は簡単
に行なうことができる。
脱型した後に型面あるいは金属−樹脂複合体の金属面に
残存する本発明の離型剤は水洗することによシ簡単に取
り除くことが可能である。
以下、実施例、比較例により本発明をさらに詳しく説明
する。なお、例中の部はすべて重量部を示すものとする
実施例1 メチルメタアクリレート40部、ブチルアクリレート5
0部及びアクリル酸10部よりなる分子量約20万のア
クリル系三元共重合体にエチレンイミンを反応させたの
ち、リン酸で中和することによって1両性イオン性水分
散性ポリマー(陽イオン性窒素を1.2ミリモル/f及
びカルボキシル基を02ミリモル/を含有)を得た。
これを固形分として10部とり、水100部及び酢酸エ
チル50部からなる溶媒に溶解せしめ、金属溶射用離型
剤(以下、離型剤(1)と称す。)を得た。この離型剤
(1)を平板状のFRP型の表面にハケを用いて薄く塗
布し、常温で30分放置して乾燥せしめた。次いでアー
ク溶射機(米ii T A F A社製、375BF8
)を用いて亜鉛を約100ミクロンの厚さに溶射したと
ころ。
良好な金属皮膜を得た。次に、得た溶射皮膜上に不飽和
ポリエステル樹脂(日本触媒化学工業(株製、エボラツ
クG −773PTMY)100部にメチルエチルケト
ンパーオキサイドの55%ジメチルフタレート溶液1.
0部を添加混合した樹脂組成物及びガラスマット(日東
紡績■製、MC−45OA)を用い、前記の金属皮膜上
に通常の手法に従い、ハンドレイアップ法で約5nの厚
さに積層し、その後常温で放置して硬化せしめた。次い
で前記金属層を硬化したFRPとともに脱型したところ
、容易に脱型することができ1表面状態は良好であった
比較例1 実施例1で用いたのと同じ平板状のFRP型に、離型剤
を用いず直接実施例1と同様の条件で亜鉛を溶射したと
ころ、溶射された亜鉛が付着しなかった。
比較例2 ポリビニルアルコール(日本合成化学工業■fR,ゴー
セノールGH−23)50部を90℃の水400部に溶
解した後常温まで冷却し、メタノール200部および酢
酸エチル50部を混合し、離型剤(以下、m型剤(2)
と称す。)を得た。離型剤(2)を実施例1で用いたの
と同じ型に、実施例1と同様の条件で塗布した後乾燥せ
しめ。
次いで実施例1と同様の条件で亜鉛を溶射したところ、
溶射作業の途中で溶射された金属皮膜が型より剥離した
特許出願人 日本触媒化学工業株式会社代理人 山 口
 剛 男

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、 両性イオン性ポリマー(4)を0.001重を一
    以上含み、残余は両性イオン性ポリマー囚を溶解するか
    または分散させる溶媒(n)から主としてなる金属溶射
    のだめの離型剤。
JP58228544A 1983-12-05 1983-12-05 金属溶射のための離型剤 Granted JPS60122114A (ja)

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JP58228544A JPS60122114A (ja) 1983-12-05 1983-12-05 金属溶射のための離型剤

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JPS60122114A true JPS60122114A (ja) 1985-06-29
JPH0356526B2 JPH0356526B2 (ja) 1991-08-28

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JP58228544A Granted JPS60122114A (ja) 1983-12-05 1983-12-05 金属溶射のための離型剤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61132307A (ja) * 1984-12-03 1986-06-19 Inoue Mtp Co Ltd 金属膜を有するプラスチツクス成形品の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61132307A (ja) * 1984-12-03 1986-06-19 Inoue Mtp Co Ltd 金属膜を有するプラスチツクス成形品の製造方法

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JPH0356526B2 (ja) 1991-08-28

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