JPS6012069Y2 - 建具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアルミ等よりなる型材を骨組に用いた襖等の建
具に関するものである。

鴨居または敷居の摺動溝の巾は関東、関西あるいは地方
によって６分巾あるいは７分巾のものというように異な
るためその地方に合わせて建具を用意しなければならず
、それだけコスト高となったり在庫管理が面倒なもので
あった。

本考案はかかる事情を鑑み考案されたもので、その目的
は２種類の摺動溝巾に合わせられて従来よりも安価にか
つ在庫管理がやりやすい建具を提供することにある。

以下、その実施例を図面により説明すると、建具１の横
框２はその左右側壁３間の下方に開口した溝部４と、−
側壁３の両端部において該溝部４の上下方向はぼ中央に
位置するよう穿設された正方形等の係合孔５を有してお
り、このような横框２の両端部の溝部４にはブロック取
付部材６が嵌合している。

このブロック取付部材６は上下端部にリップ溝形断面の
ブロック保持部７，８を有し、またこれらブロック保持
部７，８をその側面より引込んで連結し凹溝部９を構成
する左右の連結壁１０を有し、一方の連結壁１０にはビ
ス通し孔１１を有するものである。

そして前記ブロック保持部７，８にはそれぞれ敷居溝１
２に係合する巾でたとえば７分巾のものの合成樹脂製摺
動ブロック１３と、該摺動ブロック１３より狭い巾ｌま
たとえば６分巾のものの合成樹脂製摺動ブロック１４が
長さ方向一端側から嵌合されかつ図示しない方法でその
抜止めがされ、また、ブロック保持部８及び連結壁１０
．１０で囲まれた溝部１５にはビス孔１６を有する合成
樹脂製ビス固定ブロック１７が嵌合され、該ビス孔１６
は連結壁１０に設けたビス通し孔１１に合致している。

そして、該ブロック取付部材６の凹溝部９と前記横框２
の係合孔にはそれぞれ取付具１８の凹溝部９の溝巾と回
出の軸部１８ａと係合孔５に嵌合する正方形状の頭部１
８ｂとが嵌合されると共に、該取付具１８及びビス通し
孔１１を通してビス固定ブロック１７のビス孔１６にビ
ス１９が螺入され、前記ブロック取付部材６は横框２内
に横框下端に下端を合致させて取付けられている。

この場合、下側には摺動ブロック１３が来ている。

以上の構成において、建具１の摺動ブロックの巾をかえ
るには、建具１を外し、次いでビス１９を取付具１８と
ともに外した後、ブロック取付部材６を上下逆にしてビ
ス１９及び取付具１８により付は直せば、摺動ブロック
１４が下側に来る（図面に示す状態）。

本考案は以上の通り２種類の摺動溝巾に合わせた摺動ブ
ロックがあるため、建具は従来よりも安価にかつ在庫管
理のやりやすいものとなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示す断面図である。 １・・・・・・建具、２・・・・・・横框、３・・・・
・・側壁、４・・・・・・溝部、５・・・・・・係合孔
、６・・・・・・ブロック取付部材、７．８・・・・・
・ブロック保持部材、９・・・・・・凹溝部、１０・・
・・・・連結壁、１１・・・・・・ビス通し孔、１２・
・曲敷居溝、１３．１４・・・・・・摺動ブロック、１
５・・曲溝部、１６・・・・・・ビス孔、１７・曲・ビ
ス固定ブロック、１８・・・・・・取付具、１８ａ・・
曲軸部、１８ｂ・・・・・・頭部、１９・・・・・・ビ
ス。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 横框内に摺動ブロックを備え、該摺動ブロックにより鴨
   居溝または敷居溝に係合するようにした建具において、
   前記横框内に、上下にブロック保持部を有するブロック
   取付部材を上下逆に取付は可能に設け、該ブロック取付
   部材の上下ブロック保持部にはそれぞれ巾を異にする摺
   動ブロックを装着したことを特徴とする建具。