JPS6011919B2 - セスキテルペン誘導体の製造法 - Google Patents
セスキテルペン誘導体の製造法Info
- Publication number
- JPS6011919B2 JPS6011919B2 JP3557180A JP3557180A JPS6011919B2 JP S6011919 B2 JPS6011919 B2 JP S6011919B2 JP 3557180 A JP3557180 A JP 3557180A JP 3557180 A JP3557180 A JP 3557180A JP S6011919 B2 JPS6011919 B2 JP S6011919B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- structural formula
- compound represented
- acetic acid
- hydrazine hydrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、構造式:
で表わされる化合物を酢酸の存在下、ヒドラジンハィド
レートと反応せしめて構造式:で表わされる化合物を得
、該化合物をィミダゾ−ルの存在下、ジメチル−t−プ
チルシリルクロラィドと反応せしめて構造式: で表わされる化合物を得ることを特徴とするセスキテル
ベン譲導体の製造法に関するものである。
レートと反応せしめて構造式:で表わされる化合物を得
、該化合物をィミダゾ−ルの存在下、ジメチル−t−プ
チルシリルクロラィドと反応せしめて構造式: で表わされる化合物を得ることを特徴とするセスキテル
ベン譲導体の製造法に関するものである。
本発明の目的化合物は、夜盗蛾(armyworm)に
対して強力な摂食阻止物質(anti−fee船nt)
作用を示す天然物としてすでに単離されているバーバー
ガナール(Warburganal)〔〔Chem.C
omm.、P.1013(1976)〕に変換する際の
重要な中間体として有用なものである。上記バーバーガ
ナールは、すでに、本発明者らにより、8−ョノン(8
−Ionone)を出発物質として、インドリメニンを
経由して全合成が完成されている(侍願昭53−110
356号、同53−110357号、同53−1103
斑号、同53−110359号、同53−11036び
号、同54一42314号、同54一42316号参照
)本発明者らは、前記工程の改良につき更に鋭意研究を
行った結果、前記工程中、化合物(20)から化合物(
22)を得る工程において、従来より収率が極めて良好
で、且つ副生物が極めて少ない方法を見出し、本発明を
完成するに至った。
対して強力な摂食阻止物質(anti−fee船nt)
作用を示す天然物としてすでに単離されているバーバー
ガナール(Warburganal)〔〔Chem.C
omm.、P.1013(1976)〕に変換する際の
重要な中間体として有用なものである。上記バーバーガ
ナールは、すでに、本発明者らにより、8−ョノン(8
−Ionone)を出発物質として、インドリメニンを
経由して全合成が完成されている(侍願昭53−110
356号、同53−110357号、同53−1103
斑号、同53−110359号、同53−11036び
号、同54一42314号、同54一42316号参照
)本発明者らは、前記工程の改良につき更に鋭意研究を
行った結果、前記工程中、化合物(20)から化合物(
22)を得る工程において、従来より収率が極めて良好
で、且つ副生物が極めて少ない方法を見出し、本発明を
完成するに至った。
更に説明を加えると、従来例では、ェポキシ体(20)
を無溶媒で100%ヒドラジンハイドレートと加熱反応
せしめてトリオール体(21)を得、これをィミダゾー
ルの存在下、ジメチル−t−ブチルシリルクロラィドと
反応させてシリル体(22)を得ているが、この方法で
は、〔副生物の又は{Bー〕が大量に生成し、又(20
)から(22)への通算収率も高々約50%であった。
を無溶媒で100%ヒドラジンハイドレートと加熱反応
せしめてトリオール体(21)を得、これをィミダゾー
ルの存在下、ジメチル−t−ブチルシリルクロラィドと
反応させてシリル体(22)を得ているが、この方法で
は、〔副生物の又は{Bー〕が大量に生成し、又(20
)から(22)への通算収率も高々約50%であった。
そこで、本発明者らは、温和な条件下でこれらの副生成
物の生成をおさえ、更に収率を向上させる条件を鋭意探
索したところ、意外にもェポキシ体(20)を、酢酸存
在下でヒドラジンハイドレートと反応させることにより
上記目的が蓬せられることを見出したのである。以下に
、本発明を詳述する。
物の生成をおさえ、更に収率を向上させる条件を鋭意探
索したところ、意外にもェポキシ体(20)を、酢酸存
在下でヒドラジンハイドレートと反応させることにより
上記目的が蓬せられることを見出したのである。以下に
、本発明を詳述する。
まずェポキシ体(20)を酢酸に溶かし、100%ヒド
ラジンハィドレート中に氷冷下滴下して、滴下後室温に
戻し、蝿拝する。
ラジンハィドレート中に氷冷下滴下して、滴下後室温に
戻し、蝿拝する。
蝿梓後常法により抽出、洗浄、乾燥を行った後、溶媒留
去するとトリオール体(21)の粗結晶が得られる。こ
れは、精製せずにそのま)次の反応に用いる。この反応
において用いる酢酸の量は、ヒドラジンハィドレート1
に対して約1/2〜1/20(体*積比)の割合にする
と良好な結果が得られる。
去するとトリオール体(21)の粗結晶が得られる。こ
れは、精製せずにそのま)次の反応に用いる。この反応
において用いる酢酸の量は、ヒドラジンハィドレート1
に対して約1/2〜1/20(体*積比)の割合にする
と良好な結果が得られる。
又、反応時間は、約1〜4時間が適当である。次いで、
トリオール体(21)の粗結晶をジメチルホルムアミド
、ジメチルスルホキシド、酢酸ェステル等の溶媒に溶か
し、イミダゾール及びジメチル−t−プチルシリルクロ
ライドを加え、氷冷下櫨拝する。ひきつゞいて反応溶液
を常法により抽出、洗浄乾燥した後シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付すとシリル体(22)を高収率(
(20)からの通算収率80%以上)で得ることができ
る。
トリオール体(21)の粗結晶をジメチルホルムアミド
、ジメチルスルホキシド、酢酸ェステル等の溶媒に溶か
し、イミダゾール及びジメチル−t−プチルシリルクロ
ライドを加え、氷冷下櫨拝する。ひきつゞいて反応溶液
を常法により抽出、洗浄乾燥した後シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付すとシリル体(22)を高収率(
(20)からの通算収率80%以上)で得ることができ
る。
反応時間は、約1〜4時間が適当である。以下に、本発
明を実施例により説明する。
明を実施例により説明する。
実施例
化合物(20) 2.946夕を酢酸19の‘に溶かし
、100%ヒドラジン水和物100必中に氷冷下滴下し
、滴下後室塩に戻し1.5時間鷹梓後氷中にあげエーテ
ル抽出する。
、100%ヒドラジン水和物100必中に氷冷下滴下し
、滴下後室塩に戻し1.5時間鷹梓後氷中にあげエーテ
ル抽出する。
エーテル層を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾
燥後溶媒を蟹去すると化合物(21)の粗結晶が得られ
た。これを精製せずジメチルホルムアミド50肌に溶か
し、ィミダゾール2.244夕、ジメチルーt−ブチル
シリルクロライド1.658夕を加え氷冷下、2時間蝿
拝した。ひき続いて、反応溶液を氷水中にあげエーテル
抽出し、エーテル層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥後、得られた油状物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイーに付すと、ヘキサン:酢酸エチル(1
5:1)の溶出部から化合物(22)が3.40夕(収
率(20)から滋%)得られた。〔化合物(22)の物
理的性質〕1.R.入殻SI3肌‐1:3420 N.M.R.(CDC13、60MHz):65.81
(IH.m)物理的性質は標品と一致した。
燥後溶媒を蟹去すると化合物(21)の粗結晶が得られ
た。これを精製せずジメチルホルムアミド50肌に溶か
し、ィミダゾール2.244夕、ジメチルーt−ブチル
シリルクロライド1.658夕を加え氷冷下、2時間蝿
拝した。ひき続いて、反応溶液を氷水中にあげエーテル
抽出し、エーテル層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥後、得られた油状物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイーに付すと、ヘキサン:酢酸エチル(1
5:1)の溶出部から化合物(22)が3.40夕(収
率(20)から滋%)得られた。〔化合物(22)の物
理的性質〕1.R.入殻SI3肌‐1:3420 N.M.R.(CDC13、60MHz):65.81
(IH.m)物理的性質は標品と一致した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物を酢酸の存在下、ヒドラジンハイド
レートと反応せしめて構造式:▲数式、化学式、表等が
あります▼ で表わされる化合物を得、該化合物をイミダゾールの存
在下、ジメチル−t−ブチルシリルクロイドと反応せし
めて、構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物を得ることを特徴とするセスキテル
ペン誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3557180A JPS6011919B2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 | セスキテルペン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3557180A JPS6011919B2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 | セスキテルペン誘導体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56131593A JPS56131593A (en) | 1981-10-15 |
JPS6011919B2 true JPS6011919B2 (ja) | 1985-03-28 |
Family
ID=12445436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3557180A Expired JPS6011919B2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 | セスキテルペン誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011919B2 (ja) |
-
1980
- 1980-03-19 JP JP3557180A patent/JPS6011919B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56131593A (en) | 1981-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2079314A1 (fr) | Procede de preparation enantioselective de derives de la phenylisoserine | |
CN105646311B (zh) | 一种制备β‑阿朴‑8’‑胡萝卜醛的方法 | |
JPS6011919B2 (ja) | セスキテルペン誘導体の製造法 | |
Chaco et al. | Azo and Hydrazo Aliphatic Acid Derivatives. I. Alkylazoformic Acid Esters1 | |
JPS6044296B2 (ja) | オクテンニトリル誘導体の製法 | |
JP3495774B2 (ja) | 1−ヒドロキシインドール類の製法 | |
JPS63170335A (ja) | dl−cis−菊酸の先駆物質の合成法 | |
JP2736916B2 (ja) | シベトンの製造法 | |
JP3055273B2 (ja) | 5−メチレン−2−置換−2−シクロペンテン−1−オンの製造方法 | |
JP4480802B2 (ja) | 臭素化剤 | |
JPS585894B2 (ja) | β↓−ヨノン誘導体及びその製造法 | |
JP3071621B2 (ja) | (−)−8α,13−エポキシ−14,15,16−トリノルラブダ−12−エンの製法およびその新規中間体 | |
JPS6140669B2 (ja) | ||
CN116730892A (zh) | 一种米香味化合物及其制备方法 | |
JPS61243041A (ja) | (±)−シス−γ−イロンの製法 | |
JPS596310B2 (ja) | 新規なセスキテルペン誘導体及びその製造法 | |
JPH10182523A (ja) | 1位置換−2,2−ジフロロ−3−ブテン−1−オール類の製造法 | |
JPS63222164A (ja) | α,β−不飽和δ−ラクトン類の製法 | |
JPH0470295B2 (ja) | ||
JPS596311B2 (ja) | セスキテルペン誘導体の製造法 | |
JPH0465066B2 (ja) | ||
JPH066549B2 (ja) | 2−ヒドロキシメチル−2,5,12−トリヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタセン−6,11−ジオンの製造方法 | |
JPH0248594A (ja) | D−グルコフラノース又はd−キシロフラノース誘導体の製法 | |
JPS5826896B2 (ja) | セスキテルペン誘導体及びその製造法 | |
JPS647979B2 (ja) |